元スレお嬢様「ちょっと、そこの貴方」男「え?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
201 :
いいよいいよ
202 :
執事たるこの私が幼様を洗面所までお連れします。
デュフフフwwwwwww
203 = 195 :
男「行ったか……」
嬢「実際広いですから……私も越した時には迷いそうになりましたわ」
男「ふーん」
嬢「……ずいぶん、顔色が良くなりましたわ」
男「え、俺?」
嬢「他に誰がいるんですか?」
男「自分じゃ良くわからないけど……うーん」
嬢「ちゃんと食べてますか?」
男「食べてるよ」
嬢「夜はぐっすり寝てまして?」
男「寝てる……ってかお母さんか、君は」
嬢「あら、心配されるのは嫌ですか……?」
男「嫌じゃ無いけど……なんだかな」
204 = 195 :
嬢「事故で、ご両親を亡くされたんでしたわね」
男「うん。残念ながら」
嬢「そう……本当に残念ですわね」
男「まぁ、仕方ないよ……死んじゃったものは」
嬢「えぇ、本当に……」
男「お父さんとお母さん、大事にしたほうがいいよホント」
嬢「あら、私にご忠告ですか?くすくす……」
男「いやほんと。言うこと聞いとけばよかったなぁって後悔するもん」
嬢「お母様の言うことは聞けませんわ、残念ながら」
男「なんだよ、反抗期?」
嬢「お母様、亡くなってしまいましたから」
男「…………そ、そう」
206 :
この>>1やるじゃん
207 = 195 :
嬢「だから、少しはあなたの気持ちもわかる気持ちでいるんですのよ?」
男「えーと、なんていうか……ごめん」
嬢「どうして謝るんですか?」
男「いや、なんでだろ……パターンかな」
嬢「パターンですわね、くす」
男「でも、なんでそんなこと教えてくれるの?」
嬢「隠すことでもないでしょう?それに、私の事もいろいろ知ってほしいですから……」
男「えっ……」ドキ
嬢「……」
男「そ、そうだなぁ……友達だもんな」ドキドキ
嬢「友達……」
208 = 195 :
嬢「……友達……」
男「(う……なんか露骨に機嫌悪くなったような)」
嬢「そうですわね、友達ですからっ」
男「あ、あのー」
嬢「なんですか?友達っ」
男「い、その呼び方変じゃね?」
嬢「変じゃありませんっ!」
男「ちょ、ちょっとトイレに行きたいから執事さんを……」
嬢「勝手に行けばいいでしょう」
男「迷ったらどうすんだよ」
嬢「その辺に漏らしなさい」
男「すごいこと言うな……」
211 :
いいぞ
212 = 195 :
~屋敷・廊下~
男「おいおいおい、案の定迷ったじゃねーか」
男「明らかにトイレってわかるドアとかねーし、どうなってんだこの屋敷は」
男「や、やばい……マジでやばいんじゃないかこれ」ヨロロ
男「もはやまっすぐ歩くこともままならないほど膀胱が……」
男「メイドとか執事さんどっかにいないかな……うぅ」
男「って、中庭にいるじゃないか、おーいおーい」
213 = 195 :
男「あのー、ちょっとすみません」
庭師「ん?なんだお前は」
男「えっと……ここのお嬢様の友達なんですが……」
庭師「ほぉ……」
男「トイレの場所がわからなくて困ってるんです」
庭師「トイレ?」
男「えぇ、ちょっと迅速な対応をお願いしたいんですが」
庭師「ふむ、ついて来い」
男「た、助かった……」
215 :
ホモ展開
216 = 195 :
~裏庭~
庭師「さぁ、ここで思う存分するがいい」
男「ちょっと、ここ裏庭じゃないですか」
庭師「構わん、儂はいつもここでしておるぞ?」
男「いや、怒られますって」
庭師「気の小さい奴だ……儂も一緒にしてやるから気にするな」ボロン
男「うは」
庭師「ほら、はやくせんか!」ジョロロロロ
男「くぅ……仕方ないか」ジョロロロロ
庭師「小便が2ウェイになってるぞ。包茎か?」ジョボボボボ
男「見ないでくださいよ……」
217 :
この展開はwww
218 :
・・・・っえ?
222 = 195 :
男「ふぅ……すっきりした」
庭師「ははは、なかなかいいだろう」
男「まぁ、否定はしませんが……」
庭師「お、つくしが生えてるな。少し持っていくか」ブチブチ
男「へぇ、おじさん食べるんですか?」
庭師「小さいころはよく食べてたがな。お前も食うか?」
男「いや、ていうかおじさんのトイレなんですよねここ……」
223 :
安定のお父さん
225 = 195 :
庭師「しかし、お嬢様の友達だと?」
男「えぇまぁ」
庭師「それで今朝からそわそわしておったのか……」
男「え?そうなんですか?」
庭師「はっは、あちこち家の掃除をさせたり、良い紅茶を取り寄せたり頑張ってたな」
男「へぇー……」
庭師「お嬢様を小さい頃から見てきたが、友達の少ない子だったからな」
男「あ、そうなんですか(なんとなく納得)」
庭師「ちょっと気難しいところがあるからな……」
男「え、えーとでも……とってもいい子だと思いますよ?」
庭師「なんだ、君はああいうのが好みか?」
男「そ、そういう訳じゃないですけど」
226 = 195 :
庭師「しかし、この屋敷は広すぎてかなわん」
男「ちょっと広すぎますね」
庭師「金持ちっていうのはどうしてこうなのかと思わんかね?」
男「まぁ、ちょっぴり」
庭師「クレイジーな金持ちのやることはわからんなぁ」
男「ははは、まったくイカれてますよ、この家を建てた人は」
嬢「お父様?また庭いじりですか?」
庭師「なんだ、娘よ」
男「がちょーん」
227 = 199 :
がちょーんwwwwww
228 :
これはいいwww
229 = 224 :
面白いぞ
支援
231 = 195 :
嬢「……二人で何を話していたんですの?」
父「いや、お前の噂話をちょっとな」
男「どうもすんませんしたーっ!」ドゲザァ
父「うぉ」ビク
嬢「な、何してらっしゃいますのっ」
男「いや、その、だって」
父「ちょっとからかってみただけだ、そんなに気にすることはない」
男「はぁ……」
嬢「もう……本当に何を話してたのかしら」
父「はっはっは」
男「(か、変わったお父さんだな……)」
嬢「幼馴染さんが戻ってますから、はやく部屋に戻ってきてくださいな」
男「わ、わかった。今行くから」
233 :
いいぞ しえん
234 = 195 :
男「そ、それじゃあまた……」
父「まぁ、少し待ちなさい」
男「えっあの、庭におしっこしてすみませんでした……」
父「そりゃどうでもいいが、娘の事でな」
男「えっ……」
父「最近、娘が変わってきたような気がしてな」
男「そうなんですか」
父「うまく言えんが、前より柔らかくなった気がする」
男「(しょっぱなの発言からすると……とっつきやすくなったかな?)」
父「もしかしたら、君たちのおかげかもしれんと思ってな……ありがとう」ペコ
男「や、そんな……恐縮です……」ペコ
235 :
例の漫画を思い出した
236 = 230 :
>>235
kwsk
237 = 224 :
>>236やめろ
238 = 195 :
父「アレも早くに母親を亡くしているからか、甘やかして育ててしまった」
男「えーっと、はい。聞いてます」
父「ほー……随分信用されとるな」
男「でも、すごくしっかりしていると思いますよ」
父「無理に公立の学校にやってよかったかも知れんな」
男「本当は違うところに行く予定だったんですか?」
父「自分と同じような人間ばかりが集まるところに行っても、成長できんからな」
男「はぁ……」
240 = 195 :
父「まぁ、今後も娘をよろしく頼むぞ」
男「は、はい……こちらこそ」
父「……で、もうやったか?」
男「はい?」
父「正直に言え、もうやったのか」
男「やった、とは」
父「ほぅ、とぼけるのがうまいな。末は大物になるんじゃないか?」シュッシュ
男「どうして鎌を素振りしてるんです?」
父「質問に質問で返すなと教わらなかったか?」シュッシュ
男「いやちょっと待って……くださいっ」ダッ
父「なぜ逃げる!まさかやったのかっ!貴様ーーッ!」
男「アッー!」
241 = 195 :
嬢「遅いですわね……」
幼「遅いねー」
嬢「お父様と一体何を話してるのかしら……」
幼「ふふ、何だろうねー」
嬢「何ですの?」
幼「『お嬢さんを僕にください!』とかだったり」
嬢「なっ……!そ、そんな……」
幼「顔真っ赤だよ、ふふ」
嬢「か、風邪気味で……ごほごほ」
243 = 195 :
嬢「紅茶でも飲んで待ってましょう」ズズ
幼「ひとつ聞いていい?」
嬢「何ですか?」ズズズ
幼「男くんのこと……好き」
嬢「ぶはっ!」
幼「あ、噴いた」
嬢「い、いきなり変なこというから……げほげほ」
幼「それで、好きなの?」
嬢「……」
幼「そうなのかなぁって最近思って見てたんだけど」
嬢「……よく……わかりませんわ」
244 :
また幼がかませになってしまうのか
245 :
幼馴染にはまだ友がいるだろ
246 = 195 :
幼「そっか……」
嬢「今まで、だれかを好きになったこともないですし……」
幼「……」
嬢「だからまだ……よくわかりませんわ」
幼「じゃあ、私とおんなじだね」
嬢「……同じ?」
幼「そう……同じ」
嬢「……あなたも、物好きな人なんですわ……」
幼「えへへ」
友「やっとたどり着いたぜー!」ガチャッ
嬢「きゃっ!」
247 = 244 :
>>245
余った人で班作るなんて残酷だろ
248 = 195 :
嬢「ちょっと、レディの部屋にノックもなしに入るなんて、失礼ですわよっ」
友「oh……」
嬢「肩をすくめてなんとなく納得させようとしてもダメですわ」
幼「外人さんが良くやるよね、その技」
友「いろいろ徘徊してようやくたどりついたんだから、もっと暖かく迎えてくれ」
嬢「正直今の今まであなたが来ていることすら忘れていましたわ」
幼「私も」
249 = 195 :
友「まぁまぁ、面白いもの見せるからさ」
幼「面白いもの?」
友「うむ、屋敷を徘徊中にちょっとしたスキャンダルを激写した」
嬢「人の家に来て何をしてるんですか、貴方という人はっ」
幼「メイドさんと執事さんのオフィスラブとか?」
嬢「そ、それはちょっと興味ありますわ……」
幼「えっちー」
友「これなんだけど、はい」
嬢「……」ドキドキ
幼「ん……これは男くんと……」
嬢「お、お父様っ……な、何してるんですかっ!!」
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