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元スレ魔王「魔王軍再興をしないか?」勇者「なにそれこわい」
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勇者「鎧を脱ぐたびに俺が更に強くなってる気がする」
魔王「あんな重い鎧を毎日着てるからね」
勇者「それでここが僧侶国なんだが……」
魔王「国っていうより街だね」
勇者「宗教大国だからな 精霊を信仰している」
魔王「実際に精霊もいるから馬鹿には出来ないんだけど」
魔王「それで今日は僧侶ちゃんの家に泊まるのかい?」
勇者「人を頼りにすんな ってか俺は出来ればあれには関わりたくない」
魔王「そんなに恐ろしい人なのかい?」
勇者「そういうわけじゃないんだが……」
僧侶「勇者様! あなたは勇者様ではありませんか!!」
勇者「げっ! 僧侶!?」
僧侶「その目はどうなさったのですか!?」
勇者「いやこれは……」
僧侶「毎日精霊様への祈りは欠かしませんでしたか? いえ! 勇者様のことですので欠かしたに違いありません!!」
僧侶「さあ! 身を清めてもらいに行きましょう!!」ガシッ
勇者「いや だからな……」ズルズル
門番「僧侶様! 検査をしない人を通すわけには……」
僧侶「この人は私の知り合いです! 今すぐ精霊様への祈りをしないと……」ブツブツ
魔王「困ったな ボクには彼女の言っていることが何一つ理解できないんだが」
勇者「よかったな これからお前の知らない世界を存分に堪能できるぞ」
僧侶「それではそちらの方も こちらに膝をついて祈ってください」
魔王「えっと……」
勇者「やった方がいいぞ」
僧侶「精霊の名において……」
勇者「精霊の名において……」
魔王「えっ? これを言うのかい」
僧侶「早く言ってください!!」パチンッ
魔王「……はい 精霊の名において……」ヒリヒリ
僧侶「…………」
勇者「…………」
魔王「…………」ムズムズ
僧侶「あなた 心の中で祈っていますか?」
魔王「あぁ 祈ってるよ」
僧侶「では聖典2章30ページを読んでください」
魔王「えっと……」
僧侶「勇者様……」ギロッ
勇者「はい こいつ聖典を読んでないです」
僧侶「それはいけません! 今すぐ私の家へ行き聖典を読みましょう!!」タタッ
勇者「お前 探求も魔王なら聖典ぐらい読んどけ」
魔王「無茶言うなよ ボクが宗教なんて信じるわけないだろ」
魔王「それにしても 彼女はいつもあんな感じなのかい?」
勇者「凄いだろ なに言ってるのかわけわかんねーもん」
僧侶「お二方とも早く!!」
魔王「はいはい」
勇者「おう」
魔王「ねぇ 夜中の内に逃げ出してきて良かったのかな」グッタリ
勇者「言っておくが あんな場所にこれ以上いたら精神崩壊するからな」グッタリ
魔王「改めて人間は駆除する対象だってことが分かったよ」
勇者「次は侍国だな」
魔王「今度はマトモな国なんだろうね?」ジロッ
勇者「大丈夫だ ちょっと変わった国だが人は普通だ」
門番「侍国へようこそでござる」
魔王「へぇ 木造の家か 文明もどこか他の国と違うね」
勇者「服装なんかも独特だろ 着物っていうらしい」
魔王「ふむ なぜあのような機能製の悪い服を着てるんだい?」
勇者「綺麗だからじゃないのか?」
魔王「……?」
勇者「お前にはそういうのが分からないんだな」ハァ
魔王「ここではボクたちの格好は結構浮いてるね」
勇者「仕方ないだろ それとあいつの家はこっちにあったと思うんだが」
侍「……」
勇者「おぅ! 侍じゃないか! 元気にしてたか?」
侍「」コクリ
勇者「しばらくお前の家に泊めて欲しいんだが……」
侍「」スタスタ
勇者「ついて来いだって」スタスタ
魔王「失礼だが彼は……」
勇者「喋れないんじゃなくて喋らないだけだからな 理由は俺も知らん」
魔王「……そうか」スタスタ
侍「」スッ
勇者「茶だって 飲めよ」ゴクゴク
魔王「では頂こう……って苦いなこれは」ウゲ
勇者「緑茶っていうらしい 慣れてない人間には苦いだけだろう」ズズッ
侍「」スッ
魔王「あぁ このお菓子も貰っていいのかな?」
侍「」コクコク
魔王「では頂こう」ムシャムシャ
侍「」スッ
勇者「あそこを寝床にしろって?」
侍「」コクコク
勇者「ありがとな」
勇者「お前今なにしてるんだよ」
侍「」スッ
勇者「砥石? あぁ刃物を研ぐ人か」
侍「」コクコク
勇者「元勇者パーティの人間がやる仕事じゃないな」
侍「」ジッ
勇者「あぁ やりたくてやってる仕事なんだな」
侍「」コクコク
勇者「そういえばお前 僧侶と仲良かったんだっけ」
侍「」
十年前
僧侶「つまり精霊様万歳というわけです」バンザーイ
侍「」ブンブン
僧侶「そうですか! 侍さんは物分りがよくて嬉しいです」
勇者「俺には嫌がってるように見えるが」
僧侶「いいえ 私たちは生まれつき精霊様に尽くす運命が決められているのです」
僧侶「そして侍さんは魂でそれを理解している……」
侍「」ブンブンブンブンブン
勇者「魂でそれを理解している(笑)」
僧侶「勇者さんは後で説法です」ニコリ
勇者「ニコリじゃねーよやらねーよ」
僧侶「そうですか 侍さんも一緒にやるんですか」
侍「」ブンブンブンブンブンブン
勇者「そういえばあんまり仲良くなかったな」
侍「」ブンブンブン
勇者「そうだな あの頃は毎日生きるか死ぬかだったのに どこか楽しかったよな」
侍「」コクコク
勇者「でも人は日々変わっていく」
侍「」
勇者「あの頃の俺たちの仲良しパーティも表面上だけだったのかもしれないぞ」
侍「」ブンブン
勇者「そうだな んなわけないか 変なこと聞いてすまんな」
勇者「俺たちは明日にでもここを出るから」
侍「」コクコク
>>370殺されて犯されて食べられちゃいましたよ
魔王城
魔王「それでは今回の作戦だが まずは僧侶国に黒騎士が入り結界を張っている装置を破壊」
魔王「その後 淫魔軍が侵攻して侵略 その後に竜の魔物に黒騎士を乗せて侍国を竜軍が強襲」
竜王「余はそれで構わん」
淫王「え~~ 黒騎士くん直ぐに行っちゃうの~~?」
黒騎士「誰が糞ビッチと同じ場所に長いこといなきゃならんのだ」
魔王「今回はボクも淫魔たちと一緒に前線に立って戦うつもりだ なにか質問は?」
魔王「ないみたいだから解散だ」バタン
黒騎士「それでどういうことだよ お前が前線で戦うって」
魔王「前線で戦うっていたってボクはメイドに守られながらヌクヌクしてるだけさ」
メイド「どこかの木偶と違って私は優秀なので」
黒騎士「言ってろ」フン
魔王「それよりも君もミスらないでね」
黒騎士「問題ねーよ」
淫王「それじゃあ 信心深い童貞処女諸君をみんなで食べちゃってくださ~い!!」バッ
淫魔たち「「は~~~い!!」」
アンッアンッワイワイ
陸戦騎「黒騎士殿 そちらは……」
黒騎士「終わったよ」ガチャガチャ
僧侶「」シカバネー
陸戦騎「その遺体 笑って死んでいるな」
黒騎士「死ぬ時まで笑ってるなんて稀有な奴だ」
陸戦騎「次は侍国に走る 早くワシの竜に乗れ」
黒騎士「了解」
???「」スッ
僧侶「」ズルズル
黒騎士「侍国か……案の定まだ結界石辺りの警備は緩いな」
黒騎士「次はこうはいかないんだろうが なあ侍」
侍「」チャキ
黒騎士「お前は昔から喋らない癖に変に鋭いところがあったからな」
侍「」ジリッ
黒騎士「どうしてこんなことをするかって? 人間が憎いからだよ それ以外に理由があるか?」
侍「」バッ
黒騎士「もう語ることなしね いいぞ!!」ブォン
侍「」バッバッ
黒騎士「流石に速いな しかも鎧を紙みたいに切るって……」
侍「」ブンッ
黒騎士「その距離なら俺の命ごと取れるぞ!!」ブォン
グシャ!!
黒騎士「おいおい! どうして刃を止めたんだよ!!」
侍「」ググッ
黒騎士「余計なお世話だ!!」
侍「」ニコリ
黒騎士「お前が犠牲になったところで俺は復讐を止めんぞ!!」
侍「」バタリ
黒騎士「……チッ とっとと結界壊して竜族の連中に任すか」
戦士「待て!!」
黒騎士「あぁ?」
戦士「キサマ――っ! よくも侍を!!」
黒騎士「空気が読めない奴だな 俺は今機嫌が悪いんだ このまま……」
???「はいはい ちょっとストップ」
魔王「これ以上時間をかけると竜族の人たちが痺れを切らすだろ」
黒騎士「魔王……だからってこいつが逃がしてくれるとは限らんぞ」
戦士「キサマが魔王か!?」チャキ
魔王「如何にも ふむ 確かに黒騎士くんが負けることはないだろうけど 無傷ってわけにはいかないね」
魔王「だから彼女に足止めをしてもらおう!!」パチン
黒槍「」チャキ
黒騎士「なんだあいつ……」
戦士「魔物……いや魔族か!? でもどうして結界の中に」
魔王「これこそボクが作り出した人造魔族黒槍だ 結界突破型というべきかな」
戦士「こんな奴にアタシが負けるとでも?」
魔王「黒槍はそう甘くないよ やりなさい」
黒槍「■■■■―――――ッ!!」ブンッ
戦士「速い!? 槍捌きなら商人並みか おもしれぇ!!」ブンッ
黒槍「■■■■――――ッ!!」ガキンッ
魔王「この間に結界石を破壊してと ボクたちもとっとと帰ろうか」
黒騎士「黒槍は置いておいていいのか?」
魔王「しばらくしたら戻って来るように命令してあるから大丈夫だよ」
魔王「黒槍は君のサポートにと作ったんだ 君は1人で突っ走る癖があるからね」
黒騎士「余計なお世話だ」
魔王「これでも心配してるつもりなんだけどね」
黒騎士「……チッ」
魔王「それと戦士だっけ? これからここに竜族が雪崩れ込むけど」
黒騎士「あれは死なねぇよ 馬鹿に運の強い奴だしな」
>>382
あ?
あ?
>>382
い?
い?
魔王城
魔王「これでボクたちが落とした国は3つ 残りは4つか」
黒騎士「王国に武の国 魔法国に勇者国か どこも一筋縄じゃいかんな」
メイド「ならばお次は王国がよろしいかと」
黒騎士「どうしてだ?」
メイド「唯一 10年前に勇者パーティで戦った人間がいないからです」
黒騎士「確かにな 軍力はそれなりにあるが他ほどじゃないし」
魔王「じゃあ次は王国ってことで」
狼娘「黒騎士様!!」
黒騎士「様付けすんな なんだ? それと狼娘って感じで書くとどっちも似てて混乱する」
狼娘「それはどうでもいいんですけど そちらの方は……?」
黒槍「」
黒騎士「知らん 俺の傍から離れんしな」
狼娘「おいおい! 黒騎士様の右腕はアタシだぞこら」
黒槍「」
魔王「これでボクたちが落とした国は3つ 残りは4つか」
黒騎士「王国に武の国 魔法国に勇者国か どこも一筋縄じゃいかんな」
メイド「ならばお次は王国がよろしいかと」
黒騎士「どうしてだ?」
メイド「唯一 10年前に勇者パーティで戦った人間がいないからです」
黒騎士「確かにな 軍力はそれなりにあるが他ほどじゃないし」
魔王「じゃあ次は王国ってことで」
狼娘「黒騎士様!!」
黒騎士「様付けすんな なんだ? それと狼娘って感じで書くとどっちも似てて混乱する」
狼娘「それはどうでもいいんですけど そちらの方は……?」
黒槍「」
黒騎士「知らん 俺の傍から離れんしな」
狼娘「おいおい! 黒騎士様の右腕はアタシだぞこら」
黒槍「」
狼娘「聞いてんのか!?」
黒槍「」
狼娘「黒騎士様~~!!」
黒騎士「そいつは喋らないから諦めろ」
侍国跡
戦士「おぅ 魔法使いか」ボロボロ
魔法「おや戦士さん どうやら手酷くやられたらしいですね」
戦士「気付いたら竜族に囲まれててよ 目を覚ましたら侍国は潰れてるし」グッ
魔法「魔王軍最強の竜族に出会ってそれですんだのですから」
魔法「それに悔しいのなら死んだ人間の分まで魔族を殺すべきでは?」
戦士「そうか……そうだな!! ありがとよ魔法使い!!」バンバン
魔法「いえいえ それで本題なんですが 魔王が現れたというのは本当ですか?」
戦士「あぁ 本物かはわからねぇけど 自分で魔王って名乗ってた」
魔法「まあ軍団を編成していた以上 魔王ないしそれに順ずる指導者が出たと考えるべきですか」フム
魔法「それに結界を通り抜ける魔族ですか これは早急に対策を講じるべきかもしれませんね」
戦士「あぁ! それと前の商人国と同じように今回も2人の王様の右目が抉られてたって」
魔法「怨恨の線が強いですね まあ魔族に恨まれる覚えなら幾らでもあるんですけど」
戦士「もう1つ 僧侶と侍の遺体が見つからないらしい」ギリギリ
魔法「遺体が? 侍くんはともかく 僧侶さんはおかしいですね」
戦士「僧侶国は淫魔が襲ったらしくて 精は吸われても遺体は残ってるのにだ!!」ドンッ
魔法「遺体を回収ですか どちらにせよロクでもないことになりそうですね」
>>393
それ以上いけない
それ以上いけない
黒騎士「おい魔王 なにしてんだ?」ガチャガチャ
魔王「なに 黒槍の新しい兄弟作りさ」
黒杖「」
黒刀「」
黒騎士「ふ~ん 黒槍もマトモに喋らないし こいつらも喋らないのか?」
魔王「人間を殺すっていう本能以外は全部カットしたからね」
黒騎士「おい 聞こえるか」
黒杖「」ボソボソ
黒騎士「おっ! なんか喋ったぞ」
黒杖「ゅぅしゃさん……」
黒騎士「」ガシッ
魔王「ん? ボクの胸を掴んでどうかしたのかな?」
黒騎士「どういうことだこれは?」
魔王「君が倒した仲間の死体を使って魔族を作った これで満足かい?」ニヘラ
>>394
既に遅いのだ
既に遅いのだ
魔王「最初に言っただろう ボクは人間と魔族の関係を調べたいんだ」
魔王「その素材に彼らは役立ってくれたよ」
黒騎士「」
魔王「少し弄るだけで魔族のような皮膚を持ち 魔族のような強さを持つ生物が出来たんだからね」
黒騎士「おい!」グイッ
魔王「怒ってるのかな? まさかボクが善人だとでも思ってたならそれは勘違いだ」
黒騎士「俺は怒ってるけどな お前が仲間の死体を使ったことを怒ってるんじゃないんだよ」
魔王「……だったらなにで怒ってるんだ?」
黒騎士「お前が勝手に死体を弄ったことに対してだ!!」
魔王「どう違うのさ」
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