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元スレ魔王「おら!勇者出て来い!!」勇者「ひぃ!!」
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勇者宅
魔王「城から来てやったぞ!!早く我を倒さんかぁ!!」
勇者「もう帰ってください!!」
魔王「ばかやろう!!お前が我を倒さないとこの世界に平和は来ないぞ!!」
勇者「僕は痛いのは嫌です!!」
魔王「あのなぁ!我と勇者の戦いはもう1000年前から決定事項なんだ!!」
勇者「知りません!!」
魔王「お前が我を倒すことも予言でちゃんと記されている!!だから、ある程度戦ったらわざと負けてやる!!」
勇者「じゃあ、戦わないでこの場で負けを認めてください!!」
魔王「それは……駄目だ。予言では勇者と魔王は壮絶な戦いを繰り広げることになっておる」
勇者「じゃあ、もう帰ってください!!僕は戦いません!!」
魔王「城から来てやったぞ!!早く我を倒さんかぁ!!」
勇者「もう帰ってください!!」
魔王「ばかやろう!!お前が我を倒さないとこの世界に平和は来ないぞ!!」
勇者「僕は痛いのは嫌です!!」
魔王「あのなぁ!我と勇者の戦いはもう1000年前から決定事項なんだ!!」
勇者「知りません!!」
魔王「お前が我を倒すことも予言でちゃんと記されている!!だから、ある程度戦ったらわざと負けてやる!!」
勇者「じゃあ、戦わないでこの場で負けを認めてください!!」
魔王「それは……駄目だ。予言では勇者と魔王は壮絶な戦いを繰り広げることになっておる」
勇者「じゃあ、もう帰ってください!!僕は戦いません!!」
魔王「おい!!いいから顔を見せろ!!」
勇者「僕は勇者の一族ですけど、普通の16歳です!別に特別強いとか、魔法が使えるとか、ないですから!!」
魔王「それでも戦え!!」
勇者「お断りです!!」
魔王「おのれ……では、世界は我のものになるぞ!!」
勇者「税金を安くしてくれるなら、どーぞ!!」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「もうよい!!またくる!!」
勇者「もう来ないでください!!!」
勇者「僕は勇者の一族ですけど、普通の16歳です!別に特別強いとか、魔法が使えるとか、ないですから!!」
魔王「それでも戦え!!」
勇者「お断りです!!」
魔王「おのれ……では、世界は我のものになるぞ!!」
勇者「税金を安くしてくれるなら、どーぞ!!」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「もうよい!!またくる!!」
勇者「もう来ないでください!!!」
魔王「全く……」
勇者母「すいません……わざわざ遠いところから来てくださったのに」
魔王「いや、気にしないでもらいたい。これは我にとっても大事なことだからな」
勇者母「そういっていただけると助かります」
魔王「母上殿、顔を上げてくれ」
勇者母「ですが……」
魔王「また来る」
勇者母「私のほうからも説得してみます」
魔王「ああ、よろくし頼む」
勇者母「……あの」
魔王「ん?」
勇者母「お、お茶でもどうでしょうか?」
魔王「いや、失礼する。これ以上、母上殿に迷惑は掛けられない」
勇者母「そんなこと……」
魔王「では、これで」
勇者母「すいません……わざわざ遠いところから来てくださったのに」
魔王「いや、気にしないでもらいたい。これは我にとっても大事なことだからな」
勇者母「そういっていただけると助かります」
魔王「母上殿、顔を上げてくれ」
勇者母「ですが……」
魔王「また来る」
勇者母「私のほうからも説得してみます」
魔王「ああ、よろくし頼む」
勇者母「……あの」
魔王「ん?」
勇者母「お、お茶でもどうでしょうか?」
魔王「いや、失礼する。これ以上、母上殿に迷惑は掛けられない」
勇者母「そんなこと……」
魔王「では、これで」
街
「あ、魔王だ」
「また来たの?」
魔王「うるさい」
「またスライムちゃん貸してー」
魔王「気が向いたらな」
魔王「はぁ……」
魔王「しかし……早く勇者に倒されないと、一年もせんうちに世界を征服してしまうぞ」
魔王「世界など統治しても正直、面倒ばかりだからな……」
魔王「部族間の格差や地域格差などもあるし……」
魔王「統治したら絶対に民から不平不満をぶつけられるし……」
魔王「早く手を打たんとな……」
「あ、魔王だ」
「また来たの?」
魔王「うるさい」
「またスライムちゃん貸してー」
魔王「気が向いたらな」
魔王「はぁ……」
魔王「しかし……早く勇者に倒されないと、一年もせんうちに世界を征服してしまうぞ」
魔王「世界など統治しても正直、面倒ばかりだからな……」
魔王「部族間の格差や地域格差などもあるし……」
魔王「統治したら絶対に民から不平不満をぶつけられるし……」
魔王「早く手を打たんとな……」
酒場
魔王「マスター、いつもの」
マスター「はい」
魔王「……」
魔王「ん……?」
魔王「……」ペラッ
マスター「お、どうしたんです?」
魔王「これは?」
マスター「ああ、新しく傭兵登録所ができるみたいで」
魔王「傭兵登録所?」
マスター「なんでも屈強な傭兵を簡単な手続きで雇えるところらしいですよ」
魔王「ほぅ……」
魔王「……これだ」
魔王「マスター、いつもの」
マスター「はい」
魔王「……」
魔王「ん……?」
魔王「……」ペラッ
マスター「お、どうしたんです?」
魔王「これは?」
マスター「ああ、新しく傭兵登録所ができるみたいで」
魔王「傭兵登録所?」
マスター「なんでも屈強な傭兵を簡単な手続きで雇えるところらしいですよ」
魔王「ほぅ……」
魔王「……これだ」
数日後 傭兵登録所
魔王「失礼する」
「はい?」
魔王「ここで傭兵を雇えるそうだな」
「ええ」
魔王「リストを見せてくれ」
「どうぞ」
魔王「……」
「もしかして……魔王?」
魔王「そうだが?」
「あはは、魔王が傭兵雇うんですか?」
魔王「違う。勇者がだ」
「はい?」
魔王「失礼する」
「はい?」
魔王「ここで傭兵を雇えるそうだな」
「ええ」
魔王「リストを見せてくれ」
「どうぞ」
魔王「……」
「もしかして……魔王?」
魔王「そうだが?」
「あはは、魔王が傭兵雇うんですか?」
魔王「違う。勇者がだ」
「はい?」
>>11
ようバラモス
ようバラモス
魔王「―――うむ」
戦士「魔王だ」
僧侶「わぁ……おっきい……」
魔法使い「肩車してもよろしいです?」
魔王「今から勇者のところにいってくれ」
戦士「勇者?」
魔王「ああ。で、皆で我を倒せ」
僧侶「え……?」
魔王「勇者は引きこもりでな。まぁ、大変だと思うががんばってくれ」
魔法使い「あの……お金は?」
魔王「我が全額負担する。心配するな」
戦士「はぁ……」
魔王「では、頼んだ」
戦士「魔王だ」
僧侶「わぁ……おっきい……」
魔法使い「肩車してもよろしいです?」
魔王「今から勇者のところにいってくれ」
戦士「勇者?」
魔王「ああ。で、皆で我を倒せ」
僧侶「え……?」
魔王「勇者は引きこもりでな。まぁ、大変だと思うががんばってくれ」
魔法使い「あの……お金は?」
魔王「我が全額負担する。心配するな」
戦士「はぁ……」
魔王「では、頼んだ」
勇者宅
僧侶「ごめんくださーい」
勇者母「はいはい」
僧侶「あ、どうも」
勇者母「どちら様ですか?」
僧侶「魔王様に雇われた勇者様の傭兵です」
勇者母「???」
僧侶「あの、上がらせてもらっても?」
勇者母「ど、どうぞ」
僧侶「お邪魔します」
戦士「失礼しまーす」
魔法使い「ごめんください」
勇者母「……」
僧侶「ごめんくださーい」
勇者母「はいはい」
僧侶「あ、どうも」
勇者母「どちら様ですか?」
僧侶「魔王様に雇われた勇者様の傭兵です」
勇者母「???」
僧侶「あの、上がらせてもらっても?」
勇者母「ど、どうぞ」
僧侶「お邪魔します」
戦士「失礼しまーす」
魔法使い「ごめんください」
勇者母「……」
僧侶「勇者さまー」トントン
勇者「誰ですか?」
僧侶「魔王様に雇われた勇者様の傭兵部隊です」
戦士「かおみせてくれー」
魔法使い「ドアをぶちやぶってもいいんです?」
勇者「か、かえってください!!僕は戦いません!!」
僧侶「どうしてですか?」
勇者「だって……僕は弱いから!!」
戦士「そんなの戦ってるうちに強くなるって」
魔法使い「れべるあっぷで筋肉つくんです?」
勇者「僕は戦いません!!帰ってください!!」
僧侶「……困りましたね」
戦士「そうだな」
魔法使い「扉を燃やしてもいいんです?」
勇者「誰ですか?」
僧侶「魔王様に雇われた勇者様の傭兵部隊です」
戦士「かおみせてくれー」
魔法使い「ドアをぶちやぶってもいいんです?」
勇者「か、かえってください!!僕は戦いません!!」
僧侶「どうしてですか?」
勇者「だって……僕は弱いから!!」
戦士「そんなの戦ってるうちに強くなるって」
魔法使い「れべるあっぷで筋肉つくんです?」
勇者「僕は戦いません!!帰ってください!!」
僧侶「……困りましたね」
戦士「そうだな」
魔法使い「扉を燃やしてもいいんです?」
僧侶「魔王様の頼みでもあるので、一緒に旅をしていただかないと困ります」
勇者「しりません!!」
戦士「お前と旅しないとお給料もらえないだろ」
魔法使い「お腹ペコペコになっちゃいます」
勇者「じゃあ、他の仕事してください!!」
戦士「正論だな」
僧侶「ですね……傭兵なんてつぶしがききませんし」
魔法使い「ケーキ屋でもやるんです?」
戦士「でも、今の仕事は傭兵だ!とりあえず顔だけでもみせろー」
僧侶「お願いします」
魔法使い「いい加減にしないと地獄の業火で灰になるんです?」
勇者「僕は絶対に戦いません!!!ほっといてください!!!」
僧侶「むー……」
勇者「しりません!!」
戦士「お前と旅しないとお給料もらえないだろ」
魔法使い「お腹ペコペコになっちゃいます」
勇者「じゃあ、他の仕事してください!!」
戦士「正論だな」
僧侶「ですね……傭兵なんてつぶしがききませんし」
魔法使い「ケーキ屋でもやるんです?」
戦士「でも、今の仕事は傭兵だ!とりあえず顔だけでもみせろー」
僧侶「お願いします」
魔法使い「いい加減にしないと地獄の業火で灰になるんです?」
勇者「僕は絶対に戦いません!!!ほっといてください!!!」
僧侶「むー……」
僧侶「はぁ……」
勇者母「すいません……うちの子は極度の怖がりで」
戦士「そっか……」
魔法使い「お腹がすいたんです。何かください」
勇者母「ああ、ごめんなさい。気が利かなくて。いま、お菓子を用意しますね」
魔法使い「うれしいです」
僧侶「これからどうしましょうか?」
戦士「そうだな……とりあえずこの三人で魔王の城にいってみるか?」
僧侶「それでどうするんですか?」
戦士「あれだよ、勇者の指示によって魔王に勝ったってことにすればいいんじゃないか?」
僧侶「現状ではその手しかないですね」
戦士「よし。お菓子くったら、出発だ」
僧侶「はい」
魔法使い「紅茶がおいしいんです?」
勇者母「すいません……うちの子は極度の怖がりで」
戦士「そっか……」
魔法使い「お腹がすいたんです。何かください」
勇者母「ああ、ごめんなさい。気が利かなくて。いま、お菓子を用意しますね」
魔法使い「うれしいです」
僧侶「これからどうしましょうか?」
戦士「そうだな……とりあえずこの三人で魔王の城にいってみるか?」
僧侶「それでどうするんですか?」
戦士「あれだよ、勇者の指示によって魔王に勝ったってことにすればいいんじゃないか?」
僧侶「現状ではその手しかないですね」
戦士「よし。お菓子くったら、出発だ」
僧侶「はい」
魔法使い「紅茶がおいしいんです?」
魔王城
魔王「勇者はまだか……」イライラ
側近「落ち着いてください」
魔王「しかしだなぁ……着実に世界を征服していっておるのだぞ?」
側近「魔王様が育てた魔物部隊が優秀すぎるのですよ」
魔王「もっと腑抜けにするべきだったか」
側近「魔王様は真面目ですからね」
魔王「失策だな」
戦士「魔王ー」
魔王「ん?どうした?」
僧侶「あの、戦ってもらえませんか?」
魔王「どういうことだ?」
魔法使い「勇者様の指示で戦ったことにしちゃうんです?」
魔王「ならん!!」
戦士「ど、どうして?」
魔王「勇者はまだか……」イライラ
側近「落ち着いてください」
魔王「しかしだなぁ……着実に世界を征服していっておるのだぞ?」
側近「魔王様が育てた魔物部隊が優秀すぎるのですよ」
魔王「もっと腑抜けにするべきだったか」
側近「魔王様は真面目ですからね」
魔王「失策だな」
戦士「魔王ー」
魔王「ん?どうした?」
僧侶「あの、戦ってもらえませんか?」
魔王「どういうことだ?」
魔法使い「勇者様の指示で戦ったことにしちゃうんです?」
魔王「ならん!!」
戦士「ど、どうして?」
側近「予言では魔王様と勇者様が直接刃を交わしたとあるのです」
戦士「そうなのか……」
魔王「うむ。だから、我と勇者は直接戦わなければならん」
僧侶「その預言書、みせてください」
魔王「よいぞ、ほれ」
僧侶「どうも」
魔法使い「ボロボロの本なんです?」
魔王「1000年前に書かれたものだからな」
戦士「この予言、守らないとだめなのか?」
魔王「無論だ」
僧侶「どうして?」
魔王「予言だからだ」
戦士「……?」
魔法使い「魔王さま、占いとか大好きなんです?」
魔王「うむ」
戦士「そうなのか……」
魔王「うむ。だから、我と勇者は直接戦わなければならん」
僧侶「その預言書、みせてください」
魔王「よいぞ、ほれ」
僧侶「どうも」
魔法使い「ボロボロの本なんです?」
魔王「1000年前に書かれたものだからな」
戦士「この予言、守らないとだめなのか?」
魔王「無論だ」
僧侶「どうして?」
魔王「予言だからだ」
戦士「……?」
魔法使い「魔王さま、占いとか大好きなんです?」
魔王「うむ」
僧侶「ちょっと、まってください」
魔王「なんだ?」
戦士「別にこれ、外れても問題なんじゃ……」
魔王「予言が外れたらあとが怖いだろう」
僧侶「あと?」
魔王「そこに書かれている未来が実現しないかもしれんのだぞ?」
魔法使い「魔王さま、予言まもってるんです?」
魔王「うむ。我はその予言の通りに行動してきた」
僧侶「じゃあ、現在、世界を支配しようとしているのも……」
魔王「予言にあったからだ。魔王が世界を支配しようとする。とな」
戦士「ふーん……」
魔王「だが、支配したわけではない。志半ばで勇者に倒されるからな」
魔法使い「魔王さま、死んじゃうんです?」
魔王「そうだな。だが、魔王が倒されたあと、この世界は未来永劫の平和が訪れるとある。そのために死ねるなら本望だ。我はもう何百年も生きてきたしな」
戦士「……」
魔王「なんだ?」
戦士「別にこれ、外れても問題なんじゃ……」
魔王「予言が外れたらあとが怖いだろう」
僧侶「あと?」
魔王「そこに書かれている未来が実現しないかもしれんのだぞ?」
魔法使い「魔王さま、予言まもってるんです?」
魔王「うむ。我はその予言の通りに行動してきた」
僧侶「じゃあ、現在、世界を支配しようとしているのも……」
魔王「予言にあったからだ。魔王が世界を支配しようとする。とな」
戦士「ふーん……」
魔王「だが、支配したわけではない。志半ばで勇者に倒されるからな」
魔法使い「魔王さま、死んじゃうんです?」
魔王「そうだな。だが、魔王が倒されたあと、この世界は未来永劫の平和が訪れるとある。そのために死ねるなら本望だ。我はもう何百年も生きてきたしな」
戦士「……」
魔法使い「魔王さま、すてきむてきなんです」
魔王「予言を遵守しておるだけだ」
戦士「平和が訪れるためには勇者が魔王を倒さないといけないのか」
魔王「その通りだ」
僧侶「魔王様……」
魔王「だから、早く勇者をつれてこんかぁ」
戦士「そういわれても……」
僧侶「勇者様は外に出ませんしね」
魔法使い「勇者様の部屋、燃やせばいいんです?」
魔王「お前らでも駄目か」
戦士「悪い」
魔王「よかろう。もう一度、我がいく」
僧侶「お供します」
戦士「ああ」
魔法使い「三時のおやつはクッキーです?」
魔王「予言を遵守しておるだけだ」
戦士「平和が訪れるためには勇者が魔王を倒さないといけないのか」
魔王「その通りだ」
僧侶「魔王様……」
魔王「だから、早く勇者をつれてこんかぁ」
戦士「そういわれても……」
僧侶「勇者様は外に出ませんしね」
魔法使い「勇者様の部屋、燃やせばいいんです?」
魔王「お前らでも駄目か」
戦士「悪い」
魔王「よかろう。もう一度、我がいく」
僧侶「お供します」
戦士「ああ」
魔法使い「三時のおやつはクッキーです?」
勇者宅
魔王「勇者!!でてこい!!」ドンドン
勇者「もうこないでください!!なんど言えばわかってくれるんですかぁ!!」
魔王「いいから、出てくるだけでてこい!!」
戦士「一回、ゆっくり話そうぜ」
僧侶「はい。一度、卓を囲んで会議でもしましょう」
魔法使い「ドーナツがおいしいんです?」
勇者「そんなこといって、僕を無理やり戦わせる気なんですね!!」
魔王「そんなこと考えておらんわぁ」
勇者「騙されませんよ!!!」
魔王「いい加減にせんか!!」
僧侶「勇者様!!」
戦士「でてこーい」
魔法使い「灼熱の火炎で消し炭になりたいんです?」
勇者「帰ってください!!僕は何があっても戦いませんから!!!」
魔王「勇者!!でてこい!!」ドンドン
勇者「もうこないでください!!なんど言えばわかってくれるんですかぁ!!」
魔王「いいから、出てくるだけでてこい!!」
戦士「一回、ゆっくり話そうぜ」
僧侶「はい。一度、卓を囲んで会議でもしましょう」
魔法使い「ドーナツがおいしいんです?」
勇者「そんなこといって、僕を無理やり戦わせる気なんですね!!」
魔王「そんなこと考えておらんわぁ」
勇者「騙されませんよ!!!」
魔王「いい加減にせんか!!」
僧侶「勇者様!!」
戦士「でてこーい」
魔法使い「灼熱の火炎で消し炭になりたいんです?」
勇者「帰ってください!!僕は何があっても戦いませんから!!!」
魔王「勇者……」
僧侶「はぁ……」
戦士「鉄壁だな」
魔法使い「ボディががらあきです?」
魔王「むう……どうにかできんものか……これではいつまでたっても平行線だ」
僧侶「そうですね」
戦士「こっちも金をもらってるだけに働かないのもなぁ」
魔法使い「タダ働きはお腹がすくんです?」
魔王「心配するな。我が倒れるときまで金は払おう」
戦士「魔王……」
魔法使い「漢なんです?」
僧侶「ですね。かっこいいです」
魔王「それよりも勇者だ。はやくせんと、我の部隊がこの街まできてしまうかもしれん」
戦士「命令でとめられないのか?」
魔王「とめてもよいが、恐らく不満がでる。フラストレーションが溜まった我の部隊は同士討ちをしかねんのでな。血の気が多くて困る」
僧侶「はぁ……」
戦士「鉄壁だな」
魔法使い「ボディががらあきです?」
魔王「むう……どうにかできんものか……これではいつまでたっても平行線だ」
僧侶「そうですね」
戦士「こっちも金をもらってるだけに働かないのもなぁ」
魔法使い「タダ働きはお腹がすくんです?」
魔王「心配するな。我が倒れるときまで金は払おう」
戦士「魔王……」
魔法使い「漢なんです?」
僧侶「ですね。かっこいいです」
魔王「それよりも勇者だ。はやくせんと、我の部隊がこの街まできてしまうかもしれん」
戦士「命令でとめられないのか?」
魔王「とめてもよいが、恐らく不満がでる。フラストレーションが溜まった我の部隊は同士討ちをしかねんのでな。血の気が多くて困る」
僧侶「勇者様……」
魔王「勇者、どうすれば部屋から出てきてくれる?」
勇者「出ません」
魔王「それでは困るのだ」
勇者「どうしてそんなに倒されたいんですか」
魔王「予言でそうなっておる」
勇者「そんなの無視して征服したらいいじゃないですか」
魔王「それを実行したあと、もし世界が大混乱になったらどうする?」
勇者「大混乱?」
魔王「例えば……謎の疫病が大流行してしまうとか、大飢饉が発生するとか」
勇者「そんなの起きませんよ」
魔王「予言が外れたあとの未来は誰にも予測がつかんということだ」
勇者「……」
魔王「だから、部屋から出て来い。そして激闘の末に我を倒すが良い」
勇者「野蛮なことは大嫌いです!!」
魔王「勇者、どうすれば部屋から出てきてくれる?」
勇者「出ません」
魔王「それでは困るのだ」
勇者「どうしてそんなに倒されたいんですか」
魔王「予言でそうなっておる」
勇者「そんなの無視して征服したらいいじゃないですか」
魔王「それを実行したあと、もし世界が大混乱になったらどうする?」
勇者「大混乱?」
魔王「例えば……謎の疫病が大流行してしまうとか、大飢饉が発生するとか」
勇者「そんなの起きませんよ」
魔王「予言が外れたあとの未来は誰にも予測がつかんということだ」
勇者「……」
魔王「だから、部屋から出て来い。そして激闘の末に我を倒すが良い」
勇者「野蛮なことは大嫌いです!!」
魔法使い「魔王さま魔王さま」
魔王「なんだ?」
魔法使い「予言ではどんな戦いになってるんです?」
魔王「うむ。勇者と魔王が刃を交え、激闘を繰り広げることになっておる」
魔法使い「具体的にはどんな激闘なんです?」
魔王「大地は荒廃し、氷河すらも溶ける激闘だ」
戦士「あつそうだな」
僧侶「ですね」
魔法使い「獄炎に焼かれるんです?」
魔王「そうかもな」
勇者「そんなのしたくないです!!!」
魔王「……」
戦士「はぁ……埒があかないな。とりあえず、今日は帰ろう」
魔王「またくるぞ、勇者よ」
勇者「もうやめて!!」
魔王「なんだ?」
魔法使い「予言ではどんな戦いになってるんです?」
魔王「うむ。勇者と魔王が刃を交え、激闘を繰り広げることになっておる」
魔法使い「具体的にはどんな激闘なんです?」
魔王「大地は荒廃し、氷河すらも溶ける激闘だ」
戦士「あつそうだな」
僧侶「ですね」
魔法使い「獄炎に焼かれるんです?」
魔王「そうかもな」
勇者「そんなのしたくないです!!!」
魔王「……」
戦士「はぁ……埒があかないな。とりあえず、今日は帰ろう」
魔王「またくるぞ、勇者よ」
勇者「もうやめて!!」
魔王城
側近「おかえりなさい」
魔王「うむ」
側近「先発部隊がまたひとつ、街を陥落させたと報告がございました」
魔王「そうか……なるべく手荒なことはするなと伝えろ」
側近「ははっ」
魔王「勇者め……どうすれば……」
側近「もう無理やり部屋から出してしませばどうでしょうか?」
魔王「無理やりか……だが、それでは少し可哀想な気も……」
側近「そんなことを言っていてはいつまでたっても勇者たちに倒してもらえませんよ?」
魔王「それもそうだな……我が直接出向くようになってからはや半月。そろそろ強硬手段をとらざるを得んな」
側近「ええ」
魔王「……」
側近「おかえりなさい」
魔王「うむ」
側近「先発部隊がまたひとつ、街を陥落させたと報告がございました」
魔王「そうか……なるべく手荒なことはするなと伝えろ」
側近「ははっ」
魔王「勇者め……どうすれば……」
側近「もう無理やり部屋から出してしませばどうでしょうか?」
魔王「無理やりか……だが、それでは少し可哀想な気も……」
側近「そんなことを言っていてはいつまでたっても勇者たちに倒してもらえませんよ?」
魔王「それもそうだな……我が直接出向くようになってからはや半月。そろそろ強硬手段をとらざるを得んな」
側近「ええ」
魔王「……」
魔王(だが、勇者も多感な年頃だ)
魔王(平和になった世界で勇者の心だけが荒んでしまっているのは……)
魔王「難しいな……」
ドラゴン「あ、魔王様、ごきげんうるわしゅう」
魔王「うむ」
ドラゴン「……」ドスドス
魔王「あ、待て」
ドラゴン「なんですか?」
魔王「お前、明日暇か?」
ドラゴン「ええ、まあ」
魔王「よし、我に付き合え」
ドラゴン「何をするんですか?」
魔王「いいから」
ドラゴン「……?」
魔王(平和になった世界で勇者の心だけが荒んでしまっているのは……)
魔王「難しいな……」
ドラゴン「あ、魔王様、ごきげんうるわしゅう」
魔王「うむ」
ドラゴン「……」ドスドス
魔王「あ、待て」
ドラゴン「なんですか?」
魔王「お前、明日暇か?」
ドラゴン「ええ、まあ」
魔王「よし、我に付き合え」
ドラゴン「何をするんですか?」
魔王「いいから」
ドラゴン「……?」
>>47
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