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元スレ姉「……駄目よ、まだイっちゃ駄目」
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男>4「話すのか??」
弟「……あーーーー、いつかね」
女>1「えーーーっ」
男>3「えっ??そこでやじ飛ばす人違くね??」
女>2「ふははは!!実は一番聞きたかったのは間違いなくこの子よ!!」
男>4「さっきから笑い方おかしいぞ??」
女>2「わざとだ」
女>1「わざとよ」
弟「あっ、チャイム鳴った」
女>1「えーーーーーーーーーーーっ」
女>2「ちっ」
男>3「食いつきいいな……」
男>4「あぁ……俺も驚いてる……」
女教師「はいはい、出欠取るわよ」
弟「じゃあ、またあとで」
弟「……あーーーー、いつかね」
女>1「えーーーっ」
男>3「えっ??そこでやじ飛ばす人違くね??」
女>2「ふははは!!実は一番聞きたかったのは間違いなくこの子よ!!」
男>4「さっきから笑い方おかしいぞ??」
女>2「わざとだ」
女>1「わざとよ」
弟「あっ、チャイム鳴った」
女>1「えーーーーーーーーーーーっ」
女>2「ちっ」
男>3「食いつきいいな……」
男>4「あぁ……俺も驚いてる……」
女教師「はいはい、出欠取るわよ」
弟「じゃあ、またあとで」
~昼 廊下~
男>3「結局の所、どうなん??」
男>4「……まぁ、俺も気にしてないと言ったら嘘になるしな」
弟「あぁ……」
男>4「『あぁ……』って……」
弟「だから、家族」
男>3「……いや、彼女なんだろ??」
弟「僕そんなこと言ったっけ??」
男>4「……言ってないな」
男>3「いやいや、よく思い出してみろよ、な??」
男>4「うん、お前がな」
男>3「え??あー、いや、待て……」
男>3「結局の所、どうなん??」
男>4「……まぁ、俺も気にしてないと言ったら嘘になるしな」
弟「あぁ……」
男>4「『あぁ……』って……」
弟「だから、家族」
男>3「……いや、彼女なんだろ??」
弟「僕そんなこと言ったっけ??」
男>4「……言ってないな」
男>3「いやいや、よく思い出してみろよ、な??」
男>4「うん、お前がな」
男>3「え??あー、いや、待て……」
弟「思い出した??」
男>3「……言ってないな」
弟「ほら」
男>3「いや、でも『紹介する』って」
男>4「それは言ったな」
弟「うん、家族をね」
男>3「いや、家族紹介されても」
男>4「まぁ、困るな」
弟「実は超売れっ子アイドルなんだ」
男>3「うっそ!?マジ??それは紹介してほしいわ」
男>4「確かに、ホントなら見てみたい」
弟「でしょ??」
男>4「ホントならな」
男>3「まぁ、嘘だろうな」
男>3「……言ってないな」
弟「ほら」
男>3「いや、でも『紹介する』って」
男>4「それは言ったな」
弟「うん、家族をね」
男>3「いや、家族紹介されても」
男>4「まぁ、困るな」
弟「実は超売れっ子アイドルなんだ」
男>3「うっそ!?マジ??それは紹介してほしいわ」
男>4「確かに、ホントなら見てみたい」
弟「でしょ??」
男>4「ホントならな」
男>3「まぁ、嘘だろうな」
弟「マジで嘘じゃない!!……と思う」
男>4「微妙だな」
男>3「実は売れてないのか??」
弟「いや、熱心なファンはいるのは間違いない(それも目の前に)」
男>3「ほー、ちょっと興味出てきたぞ」
男>4「あぁ、同意見だ」
弟「だろー??」
男>4「微妙だな」
男>3「実は売れてないのか??」
弟「いや、熱心なファンはいるのは間違いない(それも目の前に)」
男>3「ほー、ちょっと興味出てきたぞ」
男>4「あぁ、同意見だ」
弟「だろー??」
~購買~
男>4「安心しろ、いないみたいだ」
男>3「別に安心してない」
弟「いないね(家で引きこもってるし)」
男>3「で、アイドルの件だ」
弟「うんうん」
男>4「アイドルっても、最近色々あるからな……歌手とか役者とか、ニュースキャスターやってる人もいるしな??」
弟「そこはー、うーん……」
男>3「え??歌手じゃないの??CD出してないの??」
弟「……局地的引きこもり系アイドル」
男>4「……なんだそれ」
男>3「……一気に期待度下がるわー」
弟「まぁ、アイドルって言っても、最近色々あるじゃん??」
男>4「それは俺が言った」
男>4「安心しろ、いないみたいだ」
男>3「別に安心してない」
弟「いないね(家で引きこもってるし)」
男>3「で、アイドルの件だ」
弟「うんうん」
男>4「アイドルっても、最近色々あるからな……歌手とか役者とか、ニュースキャスターやってる人もいるしな??」
弟「そこはー、うーん……」
男>3「え??歌手じゃないの??CD出してないの??」
弟「……局地的引きこもり系アイドル」
男>4「……なんだそれ」
男>3「……一気に期待度下がるわー」
弟「まぁ、アイドルって言っても、最近色々あるじゃん??」
男>4「それは俺が言った」
男>3「……本当にアイドルなのか??」
弟「いつか分かる」
男>4「言う気ないだろ??」
弟「そうとも言う」
男>4「……期待せずに待つか」
男>3「そうだな」
弟「あ、そうそう」
男>4「何だ??」
弟「他言は無用に願いたい」
男>3「女2人組は??教室帰ったら質問攻めだぞ??」
男>4「だろうな、目の輝きが違ったからな……」
弟「男の約束」
男>3「それを言われちゃあ、漏らせねえな」
男>4「……なんか上手く収束させやがった」
弟「気のせい気のせい」
弟「いつか分かる」
男>4「言う気ないだろ??」
弟「そうとも言う」
男>4「……期待せずに待つか」
男>3「そうだな」
弟「あ、そうそう」
男>4「何だ??」
弟「他言は無用に願いたい」
男>3「女2人組は??教室帰ったら質問攻めだぞ??」
男>4「だろうな、目の輝きが違ったからな……」
弟「男の約束」
男>3「それを言われちゃあ、漏らせねえな」
男>4「……なんか上手く収束させやがった」
弟「気のせい気のせい」
~教室~
女>2「来たっ!」
女>1「来たねっ!!」
男>3「それは朝やっただろ」
男>4「あぁ、やったな」
弟「いただきまーす」
男>4「相変わらず神経太いな……まぁ、食うか」
男>3「そうだな」
女>2「さぁ、話せ!!手より先に口を動かせ!!」
女>1「うんうん」
弟「まだ内緒」
女>1「そんな殺生なー」
女>2「来たっ!」
女>1「来たねっ!!」
男>3「それは朝やっただろ」
男>4「あぁ、やったな」
弟「いただきまーす」
男>4「相変わらず神経太いな……まぁ、食うか」
男>3「そうだな」
女>2「さぁ、話せ!!手より先に口を動かせ!!」
女>1「うんうん」
弟「まだ内緒」
女>1「そんな殺生なー」
弟「だが2人には話した」
女>2「何!?」
男>3「まぁ、聞いたな」
女>2「話して??」
男>3「可愛く言うな」
女>1「ずるーい」
男>4「肝心なところは全く話して貰ってないし、ぶっちゃけ嘘か本当かも分からん」
女>2「それ、なにも話してないのと一緒じゃん」
弟「あ、バレた……」
男>4「話す気ないみたいだしな」
弟「そのうちね」
女>2「何!?」
男>3「まぁ、聞いたな」
女>2「話して??」
男>3「可愛く言うな」
女>1「ずるーい」
男>4「肝心なところは全く話して貰ってないし、ぶっちゃけ嘘か本当かも分からん」
女>2「それ、なにも話してないのと一緒じゃん」
弟「あ、バレた……」
男>4「話す気ないみたいだしな」
弟「そのうちね」
支援
あとどれぐらいで終わるよ?このペースじゃ間違いなくまたさるさん食らう
かと言って支援ガンガンすると余裕でスレ埋まる
あとどれぐらいで終わるよ?このペースじゃ間違いなくまたさるさん食らう
かと言って支援ガンガンすると余裕でスレ埋まる
女>1「期待して損したかも……」
女>2「なら期待させること言わないでよ」
弟「え??僕が悪いの??」
男>3「どうなんだろうな」
男>4「まぁ、人の恋愛を根堀り葉掘り聞こうとする方もどうかと思うけどな」
男>3「……つまんねー意見」
男>4「……間違ってないと思うのに」
女>2「盛り上がるからいいんだよ、こういうのは!!」
女>1「その通り!!」
弟「……無茶苦茶じゃないか」
男>4「理屈が通じん……」
女>2「なら期待させること言わないでよ」
弟「え??僕が悪いの??」
男>3「どうなんだろうな」
男>4「まぁ、人の恋愛を根堀り葉掘り聞こうとする方もどうかと思うけどな」
男>3「……つまんねー意見」
男>4「……間違ってないと思うのに」
女>2「盛り上がるからいいんだよ、こういうのは!!」
女>1「その通り!!」
弟「……無茶苦茶じゃないか」
男>4「理屈が通じん……」
~廊下 姉の部屋の前~
弟「ただいま姉さん」
弟「帰ったよ~」
弟「ごはんちゃんと食べてる??」
弟「うーん……」
弟「この話かけるのって逆効果か??」
弟「……姉さんの分の夕飯も作るから、しばらくしたら居間に来てよ??」
弟「待ってるからね」
弟「ただいま姉さん」
弟「帰ったよ~」
弟「ごはんちゃんと食べてる??」
弟「うーん……」
弟「この話かけるのって逆効果か??」
弟「……姉さんの分の夕飯も作るから、しばらくしたら居間に来てよ??」
弟「待ってるからね」
~夜 居間~
弟「……来ない」
弟「こうなったら無理やり引っ張りだすか……」
弟「よし、そうしよう」
弟「……昔の説教でも使うか」
弟「……来ない」
弟「こうなったら無理やり引っ張りだすか……」
弟「よし、そうしよう」
弟「……昔の説教でも使うか」
・・・姉さん死んだら>>1許さん!
支援
支援
~深夜 姉の部屋の前~
弟「姉さん、姉さん」
弟「あのさ、姉さん」
弟「その……別に僕は、怒ってもないし、姉さんを責める気も無いんだ」
弟「いや……まぁ悲しくなかったって言ったら嘘にはなるけどさ」
弟「それでも姉さんに避けられる方が悲しいしさ」
弟「……僕はもう姉さん以外に無条件で信じられる人とか、何の疑いもなく依存出来る人とか、支えてあげたいと思える人とか……」
弟「そういうの、もう無いんだよ」
弟「互いにとって、もう『世界中に、たった二人だけ』ってやつじゃないか、僕たちは」
弟「今まで、ずっと、どうしようもないくらい遠くに居て、お互い本当に覚えてるかも曖昧だったけど」
弟「それでも……それでもさ、僕は戻って来たじゃないか」
弟「ちゃんと、戻って来たじゃないか」
弟「姉さん、姉さん」
弟「あのさ、姉さん」
弟「その……別に僕は、怒ってもないし、姉さんを責める気も無いんだ」
弟「いや……まぁ悲しくなかったって言ったら嘘にはなるけどさ」
弟「それでも姉さんに避けられる方が悲しいしさ」
弟「……僕はもう姉さん以外に無条件で信じられる人とか、何の疑いもなく依存出来る人とか、支えてあげたいと思える人とか……」
弟「そういうの、もう無いんだよ」
弟「互いにとって、もう『世界中に、たった二人だけ』ってやつじゃないか、僕たちは」
弟「今まで、ずっと、どうしようもないくらい遠くに居て、お互い本当に覚えてるかも曖昧だったけど」
弟「それでも……それでもさ、僕は戻って来たじゃないか」
弟「ちゃんと、戻って来たじゃないか」
弟「姉さんと離ればなれになって、母さんの愛は何か違和感があって……」
弟「でも母さん以外には他人しかいなくて……」
弟「窒息しそうになった時もあったけど、でも姉さんのおかげで、何とかやって来たんだよ」
弟「離ればなれになる前に、姉さんの弟だったから、そこそこ器用にやって来たと思うんだ」
弟「6年前、僕がこの家を出る時にさ……」
弟「お互い、泣きそうなのを必死に堪えてさ……」
弟「でも、最後にお互いの顔を覚えてられるようにちゃんと向かい合ってさ……」
弟「姉さんは言ってくれたじゃないか……」
弟「でも母さん以外には他人しかいなくて……」
弟「窒息しそうになった時もあったけど、でも姉さんのおかげで、何とかやって来たんだよ」
弟「離ればなれになる前に、姉さんの弟だったから、そこそこ器用にやって来たと思うんだ」
弟「6年前、僕がこの家を出る時にさ……」
弟「お互い、泣きそうなのを必死に堪えてさ……」
弟「でも、最後にお互いの顔を覚えてられるようにちゃんと向かい合ってさ……」
弟「姉さんは言ってくれたじゃないか……」
弟「『私はもう、あなたの傍には居られない』」
弟「『世の中は思うようにはなってくれないから』」
弟「『これから、幾つも辛いことがあなたを待ってると思う』」
弟「『色んなしがらみに捉えられて、心がすさんでしまう時も』」
弟「『自分は何も悪くないのに幾人もの人から虐げられて、俯いて泣く時も』」
弟「『独りぼっちで誰も信じられなくて、何もかもを見失う時も』」
弟「『いつかまた、前を向いて歩こうとする意志を持つこと』」
弟「『弱さを内包したままでも、強くあろうとすること』」
弟「『強く生きようと願うこと』」
弟「『それだけは忘れては駄目』」
弟「『誰かがあなた悪く言う時もあるでしょう』」
弟「『自分の愚かさや、自分の至らなさや愚かさを呪う時もあるかもしれない』」
弟「『それでも強くあろうと願いなさい』」
弟「『強く生きたいと願いなさい』」
弟「『難しいことだけど、それができれば、ほんの少しだけ、胸を張って生きていられると思う』」
弟「『世の中は思うようにはなってくれないから』」
弟「『これから、幾つも辛いことがあなたを待ってると思う』」
弟「『色んなしがらみに捉えられて、心がすさんでしまう時も』」
弟「『自分は何も悪くないのに幾人もの人から虐げられて、俯いて泣く時も』」
弟「『独りぼっちで誰も信じられなくて、何もかもを見失う時も』」
弟「『いつかまた、前を向いて歩こうとする意志を持つこと』」
弟「『弱さを内包したままでも、強くあろうとすること』」
弟「『強く生きようと願うこと』」
弟「『それだけは忘れては駄目』」
弟「『誰かがあなた悪く言う時もあるでしょう』」
弟「『自分の愚かさや、自分の至らなさや愚かさを呪う時もあるかもしれない』」
弟「『それでも強くあろうと願いなさい』」
弟「『強く生きたいと願いなさい』」
弟「『難しいことだけど、それができれば、ほんの少しだけ、胸を張って生きていられると思う』」
~6年前~
父「忘れ物は」
母「無いわ、あっても全部処分してくれていいから」
父「……分かった」
母「……じゃあね、体には気をつけて」
父「あぁ、お前もな」
母「えぇ……そうするわ」
父「まぁ、何だ……お前も……元気でな」
弟「うん……父さんもね……」
姉「母さんも……お元気で……」
母「……あなたもね」
父「忘れ物は」
母「無いわ、あっても全部処分してくれていいから」
父「……分かった」
母「……じゃあね、体には気をつけて」
父「あぁ、お前もな」
母「えぇ……そうするわ」
父「まぁ、何だ……お前も……元気でな」
弟「うん……父さんもね……」
姉「母さんも……お元気で……」
母「……あなたもね」
母「……行くわよ、これ以上ここに居ても仕方ないわ」
弟「いや……そんな……」
母「何??」
弟「……何でもない」
弟「姉さん……」
姉「えぇ……」
弟「……」
姉「……」
母「ちょっと!!」
父「やめろ」
母「もぅ……」
弟「いや……そんな……」
母「何??」
弟「……何でもない」
弟「姉さん……」
姉「えぇ……」
弟「……」
姉「……」
母「ちょっと!!」
父「やめろ」
母「もぅ……」
弟「姉さん……」
姉「そんなに呼ばなくても、聞こえてるわよ」
弟「……分かった」
姉「……」
弟「……姉さん??」
姉「……本当に最後かもしれないのね」
弟「……そうだね」
姉「悔しいわ……」
弟「……うん、僕も」
姉「……駄目よ、下を向いちゃ、ちゃんと私を見なさい」
弟「……姉さん」
姉「大丈夫……分かってるわ」
弟「本当に……今までありがとう、姉さん」
姉「やめなさい。そういうのは……もう会えないみたいじゃない」
弟「……うん」
姉「そんなに呼ばなくても、聞こえてるわよ」
弟「……分かった」
姉「……」
弟「……姉さん??」
姉「……本当に最後かもしれないのね」
弟「……そうだね」
姉「悔しいわ……」
弟「……うん、僕も」
姉「……駄目よ、下を向いちゃ、ちゃんと私を見なさい」
弟「……姉さん」
姉「大丈夫……分かってるわ」
弟「本当に……今までありがとう、姉さん」
姉「やめなさい。そういうのは……もう会えないみたいじゃない」
弟「……うん」
弟「姉さん……」
姉「分かってるから……いい??今から言うことをよく聞きなさい」
弟「……分かった……ちゃんと聞く」
姉「私はもうあなたのそばには居られないわ」
姉「いい??世の中というのは、思い通りにはなってくれないから、きっとこれから幾つも辛いことがあると思うわ」
姉「それでも、きっと忘れちゃだめなことがあるの」
姉「色んないやなことばかりで、いらいらしちゃうときも」
姉「自分は何も悪いことしてないのに、皆に悪く言われて、泣きそうになるときも」
姉「一人ぼっちで誰も信じられなくて、目の前が真っ暗になっちゃうときも」
姉「涙が止まったら、それをふいてまた前に進もうとすること」
姉「弱いままでもいいから、強くなろうとすること」
弟「うん……うんっ」
姉「強く生きようと願うこと」
姉「それだけは忘れちゃだめだから」
弟「うんっ……っ……うんっ!!」
姉「分かってるから……いい??今から言うことをよく聞きなさい」
弟「……分かった……ちゃんと聞く」
姉「私はもうあなたのそばには居られないわ」
姉「いい??世の中というのは、思い通りにはなってくれないから、きっとこれから幾つも辛いことがあると思うわ」
姉「それでも、きっと忘れちゃだめなことがあるの」
姉「色んないやなことばかりで、いらいらしちゃうときも」
姉「自分は何も悪いことしてないのに、皆に悪く言われて、泣きそうになるときも」
姉「一人ぼっちで誰も信じられなくて、目の前が真っ暗になっちゃうときも」
姉「涙が止まったら、それをふいてまた前に進もうとすること」
姉「弱いままでもいいから、強くなろうとすること」
弟「うん……うんっ」
姉「強く生きようと願うこと」
姉「それだけは忘れちゃだめだから」
弟「うんっ……っ……うんっ!!」
姉「誰かがあなたの悪口を言うときもあるわ」
弟「っ……うん」
姉「自分自身が嫌いになることもあるかもしれないわ」
弟「……ぐすっ、うんっ」
姉「それでも強くなろうと願いなさい」
姉「強く生きたいと願いなさい」
弟「うんっ!!……ぐすっ、ひっく……うんっ!!」
姉「とても難しいけど、それが出来れば、ほんの少しだけ、胸を張って生きていられるから」
弟「わかった……つよく生きるよ、僕っ……」
姉「えぇ、それでいいのよ……」
弟「元気でねっ、姉さんっ!!」
姉「えぇ、あなたも……またね……愛してるわ」
弟「っ!!またねっ!!姉さん」
姉「バイバイ」
弟「バイバイっ、姉さん!!」
弟「っ……うん」
姉「自分自身が嫌いになることもあるかもしれないわ」
弟「……ぐすっ、うんっ」
姉「それでも強くなろうと願いなさい」
姉「強く生きたいと願いなさい」
弟「うんっ!!……ぐすっ、ひっく……うんっ!!」
姉「とても難しいけど、それが出来れば、ほんの少しだけ、胸を張って生きていられるから」
弟「わかった……つよく生きるよ、僕っ……」
姉「えぇ、それでいいのよ……」
弟「元気でねっ、姉さんっ!!」
姉「えぇ、あなたも……またね……愛してるわ」
弟「っ!!またねっ!!姉さん」
姉「バイバイ」
弟「バイバイっ、姉さん!!」
~12日目 金曜日~
~朝 廊下 姉の部屋の前~
弟「ん……寒っ……朝か、あれから寝ちゃったのか……懐かしい夢を見たな」
姉「いつの夢??」
弟「あ……姉さん……」
姉「……馬鹿ね、まだ冬じゃなくても、こんな時期にそんな格好で廊下で寝たら、寒いに決まってるじゃない」
弟「誰のせいだと思ってるんだよ……」
姉「……悪かったと思ってるわ」
弟「いや、別にいいよ、姉弟だろ??」
姉「ありがとう……ところで、どんな夢を見たの??」
弟「6年前、ここから居なくなる時の夢」
姉「……あんな昔話するからよ」
弟「ははは」
姉「今思えば、我ながら別れ際に何を言っていいか分からなくて言った事にしては上出来だわ」
~朝 廊下 姉の部屋の前~
弟「ん……寒っ……朝か、あれから寝ちゃったのか……懐かしい夢を見たな」
姉「いつの夢??」
弟「あ……姉さん……」
姉「……馬鹿ね、まだ冬じゃなくても、こんな時期にそんな格好で廊下で寝たら、寒いに決まってるじゃない」
弟「誰のせいだと思ってるんだよ……」
姉「……悪かったと思ってるわ」
弟「いや、別にいいよ、姉弟だろ??」
姉「ありがとう……ところで、どんな夢を見たの??」
弟「6年前、ここから居なくなる時の夢」
姉「……あんな昔話するからよ」
弟「ははは」
姉「今思えば、我ながら別れ際に何を言っていいか分からなくて言った事にしては上出来だわ」
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