私的良スレ書庫
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元スレ見崎「榊原くんが私以上にミステリアスだった」恒一「ククク……」

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恒一「――ッ!!!」
見崎「大丈夫、血は出てない」
恒一「く――ぁ――」
見崎「大丈夫、大丈夫だから」
恒一「――――――」
・
・
・
恒一(これは、離別の悲哀か)
(胸に穴が開いたような喪失感)
(空っぽだ)
(さみしい)
(いや――だ)
(いかないでくれ―――)
(かあ――さ――――)
『――おかえりなさい』
見崎「大丈夫、血は出てない」
恒一「く――ぁ――」
見崎「大丈夫、大丈夫だから」
恒一「――――――」
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恒一(これは、離別の悲哀か)
(胸に穴が開いたような喪失感)
(空っぽだ)
(さみしい)
(いや――だ)
(いかないでくれ―――)
(かあ――さ――――)
『――おかえりなさい』
>>351
くっそwwこんなのでwwww
くっそwwこんなのでwwww
ギャグ作品だと思ったらなんでこんなに切なくなってるの…
くそう
くそう
見崎「お帰りなさい」
恒一「……」
「……」ゴシゴシ
「……ふん」
見崎「気分はどう?」
恒一「最高の気分だ……」ククク
「貴様の母親に義手を依頼するのが今から愉しみでしようがない」
見崎「つよがり」
恒一「強がりなんかじゃないさ」
「腕は失ったが、大事なことを取り戻せた」
見崎「大事なこと……改竄されていた記憶?」
恒一「相変わらず察しが良いな」ククク
「俺の左腕だった死者は……今から1年半前に逝った俺の叔母だ」
「名を、三神怜子という」
見崎「!」
恒一「……」
「……」ゴシゴシ
「……ふん」
見崎「気分はどう?」
恒一「最高の気分だ……」ククク
「貴様の母親に義手を依頼するのが今から愉しみでしようがない」
見崎「つよがり」
恒一「強がりなんかじゃないさ」
「腕は失ったが、大事なことを取り戻せた」
見崎「大事なこと……改竄されていた記憶?」
恒一「相変わらず察しが良いな」ククク
「俺の左腕だった死者は……今から1年半前に逝った俺の叔母だ」
「名を、三神怜子という」
見崎「!」
恒一「怜子さんは教師をしていてな――そう、お察しの通り夜見北中の教師だった」
「何年何組の担任だったのか、なんて聞いたこともなかったが、今なら分かる」
「当時、彼女は3年3組の担任だった」
「それは今年の死者として現れたからではない」
「生前彼女の口から現象についての因縁を聞いていたからだ」
「俺の母が15年前に夜見山で死んでいる、ということは話したか?」
見崎「」フルフル
恒一「……母は単なる事故で死んだんじゃない」
「当時3年3組に生徒として在籍していた怜子さんを介した現象により、死に引き摺られたのだ」
「それ以来怜子さんはオカルトに傾倒するようになり、敢えて教師として夜見北に戻って現象と対峙したのさ」
「母を間接的に殺してしまった罪悪感からだろう、物心付く頃には現象を含む詳しい事情を俺に話してくれたよ」
「しかし俺は怜子さんを恨まなかったし、むしろ実の母のように敬愛さえしていた」
「俺が今こうしてオカルトにのめり込んでいるのも、彼女の存在が大きく影響しているだろうな」
「何年何組の担任だったのか、なんて聞いたこともなかったが、今なら分かる」
「当時、彼女は3年3組の担任だった」
「それは今年の死者として現れたからではない」
「生前彼女の口から現象についての因縁を聞いていたからだ」
「俺の母が15年前に夜見山で死んでいる、ということは話したか?」
見崎「」フルフル
恒一「……母は単なる事故で死んだんじゃない」
「当時3年3組に生徒として在籍していた怜子さんを介した現象により、死に引き摺られたのだ」
「それ以来怜子さんはオカルトに傾倒するようになり、敢えて教師として夜見北に戻って現象と対峙したのさ」
「母を間接的に殺してしまった罪悪感からだろう、物心付く頃には現象を含む詳しい事情を俺に話してくれたよ」
「しかし俺は怜子さんを恨まなかったし、むしろ実の母のように敬愛さえしていた」
「俺が今こうしてオカルトにのめり込んでいるのも、彼女の存在が大きく影響しているだろうな」
>>366
榊原「呼んでいる…哀しき我が半身が…な」
榊原「呼んでいる…哀しき我が半身が…な」
恒一「……すまん、閑話休題だ」
「とにかく一年半前のことだ」
「親父の仕事の都合で夜見山に遊びにきていた俺を、怜子さんはドライブに連れて行ってくれた」
「よく晴れた日だった」
「見通しの良い直線道路」
「何がどうしてあんな事故になったのかは今でも分からない」
「……気がつくと俺は横倒しになった車の中、焼け付くような疼きを左腕があるべき場所に感じていた」
「後部座席から首を回して運転席を見ようとした」
「しかしどこをどう捻じ曲げたらこうなるのだろう、ひしゃげた車体は怜子さんを完全に覆い隠していて――」
「とにかく一年半前のことだ」
「親父の仕事の都合で夜見山に遊びにきていた俺を、怜子さんはドライブに連れて行ってくれた」
「よく晴れた日だった」
「見通しの良い直線道路」
「何がどうしてあんな事故になったのかは今でも分からない」
「……気がつくと俺は横倒しになった車の中、焼け付くような疼きを左腕があるべき場所に感じていた」
「後部座席から首を回して運転席を見ようとした」
「しかしどこをどう捻じ曲げたらこうなるのだろう、ひしゃげた車体は怜子さんを完全に覆い隠していて――」
>>367
俺のリプトン返せよこらww
俺のリプトン返せよこらww
恒一「次に目を覚ましたときは病院だった」
「左腕切断という重傷だったものの、命だけは助かった」
「叔母と甥という関係だったから、災厄の力が及ばなかったんだろうな」
「しかし、俺にとってあの人は、怜子さんは……母親のような人だったんだ」
「血の繋がりなんかじゃない」
「もっと確かなもので、俺はあの人と通じていたと信じている」
見崎「確かな、繋がり……」
恒一「だが皮肉なものだな」ククク
「現象により、俺は怜子さんと文字通り繋がっていたというのに」
「何よりも大事な心の繋がりを忘れさせられていたなんて――!」
「……俺は決して現象を、災厄を――赦しはしない」
「左腕切断という重傷だったものの、命だけは助かった」
「叔母と甥という関係だったから、災厄の力が及ばなかったんだろうな」
「しかし、俺にとってあの人は、怜子さんは……母親のような人だったんだ」
「血の繋がりなんかじゃない」
「もっと確かなもので、俺はあの人と通じていたと信じている」
見崎「確かな、繋がり……」
恒一「だが皮肉なものだな」ククク
「現象により、俺は怜子さんと文字通り繋がっていたというのに」
「何よりも大事な心の繋がりを忘れさせられていたなんて――!」
「……俺は決して現象を、災厄を――赦しはしない」
和やかな世界線に見えたから怜子さん関連の話が更にキツくなるな
見崎「けど、もう災厄は終わった」
「榊原くんのおかげで現象は止まった」
恒一「確かに今年はこれで災厄が起こることはなくなっただろう」
「しかしそれも一時凌ぎに過ぎん」
「来年からはまた何事もなかったように死者が紛れ込み、命を、記憶を、想いを弄ぶのだろう」
見崎「……」
恒一「俺はそれが我慢ならんのだ」
「榊原くんのおかげで現象は止まった」
恒一「確かに今年はこれで災厄が起こることはなくなっただろう」
「しかしそれも一時凌ぎに過ぎん」
「来年からはまた何事もなかったように死者が紛れ込み、命を、記憶を、想いを弄ぶのだろう」
見崎「……」
恒一「俺はそれが我慢ならんのだ」
恒一「見崎鳴よ、現象はこの夜見北中学特有のものだと思うか?」
見崎「……他にも、もしかしたら?」
恒一「嗚呼、むしろ世界中でこの中学だけなどと考える方がおこがましい」
「世の中にはまだまだこうした災厄が、理不尽が蔓延っていると考えてまず間違いない」
見崎「」コクリ
恒一「俺は夜見北だけでなく、世界中のそうした理不尽に立ち向かい、駆逐したいと考えているのだ」
見崎「荒唐無稽な話ね」
恒一「嗚呼、困難なのは重々承知している」
「だがそれも俺独りならば、な」
見崎「どういうこと?」
恒一「単刀直入に言おう――見崎鳴、俺と共に来い」
見崎「……他にも、もしかしたら?」
恒一「嗚呼、むしろ世界中でこの中学だけなどと考える方がおこがましい」
「世の中にはまだまだこうした災厄が、理不尽が蔓延っていると考えてまず間違いない」
見崎「」コクリ
恒一「俺は夜見北だけでなく、世界中のそうした理不尽に立ち向かい、駆逐したいと考えているのだ」
見崎「荒唐無稽な話ね」
恒一「嗚呼、困難なのは重々承知している」
「だがそれも俺独りならば、な」
見崎「どういうこと?」
恒一「単刀直入に言おう――見崎鳴、俺と共に来い」
>>385
メイ・チャン ってなんか中国人ぽいね
メイ・チャン ってなんか中国人ぽいね
なんだ、こんな気持ちになるSSは初めてだ。
ありがとう、すれ主さん。
ありがとう、レイ=チャン
2012年、四月22日。
今日は良い日になりそうだな。
なぁ、メイ=チャンよ
ありがとう、すれ主さん。
ありがとう、レイ=チャン
2012年、四月22日。
今日は良い日になりそうだな。
なぁ、メイ=チャンよ
恒一「お前のその魔眼は無論魅力だが、それだけじゃない」
「怪異への順応性、好奇心、俺の腕を躊躇なく切り落としてみせた冷静さ」
「そして何よりもお前という魂に触れ、思ったのだ」
「俺はお前をパートナーにしたい」
「共にこの世界を跳梁跋扈する魑魅魍魎を打ち滅ぼそう」
見崎「」ポカーン
恒一「……嗚呼、返事はすぐにとは言わん」
「そうだな――卒業までに決めてくれ」
「それまでは……」
見崎「……それまでは?」
恒一「せっかく現象を打ち負かして勝ち取ったひと時の休息だ」
「――存分に愉しむとしようじゃないか!」ククク
「怪異への順応性、好奇心、俺の腕を躊躇なく切り落としてみせた冷静さ」
「そして何よりもお前という魂に触れ、思ったのだ」
「俺はお前をパートナーにしたい」
「共にこの世界を跳梁跋扈する魑魅魍魎を打ち滅ぼそう」
見崎「」ポカーン
恒一「……嗚呼、返事はすぐにとは言わん」
「そうだな――卒業までに決めてくれ」
「それまでは……」
見崎「……それまでは?」
恒一「せっかく現象を打ち負かして勝ち取ったひと時の休息だ」
「――存分に愉しむとしようじゃないか!」ククク
>>389
お前いい加減臭いからレス控えろよゴミ
お前いい加減臭いからレス控えろよゴミ
さぁ、エンディングまであと少しだよ。
このまま行こうぜ。メイ=チャン
このまま行こうぜ。メイ=チャン
恒一「……さて、まずは合宿からだな」
「俺は一足先に皆の下へ帰還するぞ」
「前々からウノなる遊戯に興じてみたいと思っていたのだ……」ククク
スタスタスタ……――バタン
ドコイッテタンダヨー
イイカラ ウノヤロウゼ!
ヤリカタ ワカリマスカ?
ウソデモ ワカルッテ イイナサイヨ!
ムチャゾナ…
ボクガトナリデ カードモツネ?
コレデフェアダネ
シャッフルハ マカセロー
ヤンヤヤンヤ
見崎「……」
「……」
「……チーム名、なににしよう」ドキドキ
――隻腕ドールマスターと隻眼魔女のコンビが歴史の裏舞台で活躍するのは、もう少し先のお話である。
おしまい
「俺は一足先に皆の下へ帰還するぞ」
「前々からウノなる遊戯に興じてみたいと思っていたのだ……」ククク
スタスタスタ……――バタン
ドコイッテタンダヨー
イイカラ ウノヤロウゼ!
ヤリカタ ワカリマスカ?
ウソデモ ワカルッテ イイナサイヨ!
ムチャゾナ…
ボクガトナリデ カードモツネ?
コレデフェアダネ
シャッフルハ マカセロー
ヤンヤヤンヤ
見崎「……」
「……」
「……チーム名、なににしよう」ドキドキ
――隻腕ドールマスターと隻眼魔女のコンビが歴史の裏舞台で活躍するのは、もう少し先のお話である。
おしまい
>>399
記憶が改竄されたんじゃね?
記憶が改竄されたんじゃね?
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