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元スレ見崎「榊原くんが私以上にミステリアスだった」恒一「ククク……」
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~見崎の客室~
恒一「――ほう、緑柱石のオッドアイか」
見崎「そういえば見せるのは初めてだっけ」
恒一「嗚呼、これは……義眼だな?」
見崎「そう。4歳の頃に病気で」
「普通の義眼は可愛くないからって霧果が……お母さんが作ってくれたの」
恒一「貴様の母親は類い稀なセンスと確かな技術を持っているな」
「俺が片目を失くした際には是非依頼をさせてもらおう」
見崎「うん、お母さんもきっと榊原くんのこと気に入ると思う」
「……本当の娘じゃない私よりもしかしたら、ね」チラッ
恒一「……」
恒一「――ほう、緑柱石のオッドアイか」
見崎「そういえば見せるのは初めてだっけ」
恒一「嗚呼、これは……義眼だな?」
見崎「そう。4歳の頃に病気で」
「普通の義眼は可愛くないからって霧果が……お母さんが作ってくれたの」
恒一「貴様の母親は類い稀なセンスと確かな技術を持っているな」
「俺が片目を失くした際には是非依頼をさせてもらおう」
見崎「うん、お母さんもきっと榊原くんのこと気に入ると思う」
「……本当の娘じゃない私よりもしかしたら、ね」チラッ
恒一「……」
見崎「榊原くん、霊安室に人形を持っていくの見てたんだよね」
恒一「そういえばそんなこともあったな」
見崎「あれはね……私の実の妹、未咲に届けに行ってたの」
「物心付く前に養子に出されたから戸籍上は従妹だけど、血を分けた私の半身」
恒一「……二親等以内、か」
見崎「……」
恒一「貴様の妹が今年最初の犠牲者であり、すでに4月から災厄は始まっていたわけだな」
見崎「……そういうこと」
恒一「そういえばそんなこともあったな」
見崎「あれはね……私の実の妹、未咲に届けに行ってたの」
「物心付く前に養子に出されたから戸籍上は従妹だけど、血を分けた私の半身」
恒一「……二親等以内、か」
見崎「……」
恒一「貴様の妹が今年最初の犠牲者であり、すでに4月から災厄は始まっていたわけだな」
見崎「……そういうこと」
>>255
さんをつけろよデコ助野郎!
さんをつけろよデコ助野郎!
見崎「……話が逸れたね」
恒一「そうだな、貴様が持つ秘められしチカラについて聞かせてもらおうか」
見崎「あのね……この人形の目は、見えなくていいものを見せてしまうの」
「それは――死の色」
「死のそばにあるものの色」
恒一「ほう……興味深いな」
「死者のみなのか? その色が現れるのは」
見崎「死んでる場合ははっきり、重病とか重傷の人はうっすら」
恒一「つまり死に近しいものを視る魔眼、というわけか」ククク
恒一「そうだな、貴様が持つ秘められしチカラについて聞かせてもらおうか」
見崎「あのね……この人形の目は、見えなくていいものを見せてしまうの」
「それは――死の色」
「死のそばにあるものの色」
恒一「ほう……興味深いな」
「死者のみなのか? その色が現れるのは」
見崎「死んでる場合ははっきり、重病とか重傷の人はうっすら」
恒一「つまり死に近しいものを視る魔眼、というわけか」ククク
見崎「どうしてそんなものが見えるのか、不思議に思うでしょ?」チラッ
恒一「否、そうでもない」
見崎「でも受け入れるしか――え?」
恒一「古来より人とは違う形質を持つ者は神に近しい存在として捉えられてきた」
「現在においてもその信仰は根強く、奇形児を神の生まれ変わりとして敬う地域も珍しくない」
「シャーマンの埋葬されたとされる遺跡を発掘すると、異常に変形した頭蓋などが出土することもままあるそうだ」
「そうした特徴的な頭蓋には先天的なものだけでなく、幼少時に過度な圧迫を施して後天的に変形させたと見られるものもある」
「そしてそうした例と同様に、霊媒には視力障害者が多かったと聞く」
「神に仕える司祭たる者としてあえて片目を潰すことさえしたそうだ」
「この世を見る視力はあちら側を視る妨げになるのかもしれんな」
「これは創作になるが、北欧神話の主神オージンもその片目を代償として知識と魔術を得たという」
「見崎鳴よ、貴様がその能力を得たのは必然と言っても過言ではないのかもしれんな」ククク
見崎「そ、そう」
(なんかよく分からないけど榊原くんがすごい饒舌でうれしい)
恒一「否、そうでもない」
見崎「でも受け入れるしか――え?」
恒一「古来より人とは違う形質を持つ者は神に近しい存在として捉えられてきた」
「現在においてもその信仰は根強く、奇形児を神の生まれ変わりとして敬う地域も珍しくない」
「シャーマンの埋葬されたとされる遺跡を発掘すると、異常に変形した頭蓋などが出土することもままあるそうだ」
「そうした特徴的な頭蓋には先天的なものだけでなく、幼少時に過度な圧迫を施して後天的に変形させたと見られるものもある」
「そしてそうした例と同様に、霊媒には視力障害者が多かったと聞く」
「神に仕える司祭たる者としてあえて片目を潰すことさえしたそうだ」
「この世を見る視力はあちら側を視る妨げになるのかもしれんな」
「これは創作になるが、北欧神話の主神オージンもその片目を代償として知識と魔術を得たという」
「見崎鳴よ、貴様がその能力を得たのは必然と言っても過言ではないのかもしれんな」ククク
見崎「そ、そう」
(なんかよく分からないけど榊原くんがすごい饒舌でうれしい)
やっと追いついた
このSSなんか疲れるわwwww
面白いけどな
④
このSSなんか疲れるわwwww
面白いけどな
④
恒一「ちなみに俺にその色は視えるのか?」
見崎「……ううん、榊原くんからは死の色が見えない」
「あなたは死者じゃない」
恒一「そうか、自ら命を絶つ必要はこれでなくなったな」ククク
見崎「え?」
恒一「嗚呼、貴様はテープを聴いていないんだったな」
「災厄を止める方法が先日判明してな」
「これが実に単純なんだが、死者を死に返す――つまり死者の命を絶てば良いのだよ」ククク
見崎「それで勅使河原くんたちと死者の見分け方について話してたの」
恒一「そういうことだ」ククク
「――手札は全て揃った、これより狩りを行う!」
見崎「……ううん、榊原くんからは死の色が見えない」
「あなたは死者じゃない」
恒一「そうか、自ら命を絶つ必要はこれでなくなったな」ククク
見崎「え?」
恒一「嗚呼、貴様はテープを聴いていないんだったな」
「災厄を止める方法が先日判明してな」
「これが実に単純なんだが、死者を死に返す――つまり死者の命を絶てば良いのだよ」ククク
見崎「それで勅使河原くんたちと死者の見分け方について話してたの」
恒一「そういうことだ」ククク
「――手札は全て揃った、これより狩りを行う!」
恒一「そういうわけで見崎鳴よ、貴様にはこれより存分に働いてもらうぞ」
見崎「合宿参加者をこの義眼で見ればいいのね」
恒一「実に物分りが良くて助かる」ククク
「確か皆は食堂で遊戯に興じているのだったな」
見崎「うん」ワクワク
恒一「では、往くぞ」
テクテクテクテク
恒一「……ところで見崎鳴よ」
見崎「なに?」
恒一「血の繋がりなど、些細なことだ」
見崎「?」
恒一「想いがある、それだけで充分ではないか」
見崎「……」
恒一「親子とは、母とは、きっとそう云うものだと俺は思う」
見崎「……うん」
見崎「合宿参加者をこの義眼で見ればいいのね」
恒一「実に物分りが良くて助かる」ククク
「確か皆は食堂で遊戯に興じているのだったな」
見崎「うん」ワクワク
恒一「では、往くぞ」
テクテクテクテク
恒一「……ところで見崎鳴よ」
見崎「なに?」
恒一「血の繋がりなど、些細なことだ」
見崎「?」
恒一「想いがある、それだけで充分ではないか」
見崎「……」
恒一「親子とは、母とは、きっとそう云うものだと俺は思う」
見崎「……うん」
恒一「む、久保寺と千曳が通路の向こうからやってきたぞ」
「一応こやつらも確認しておく必要があるな」
「――おい貴様ら、そこで止まれ」
千曳「なんだい? 尋常じゃないね」
久保寺「もうその横柄な態度にも慣れました」
恒一「黙ってじっとしてろ……やれ」
見崎「……鳴ちゃんさーち」キュピーン
千曳「……?」
見崎「……」ジー
久保寺「」ビクンビクン
見崎「……ちがう」
恒一「そうか。よし貴様ら、もう行っていいぞ」
千曳「よく分からないが、消灯時間までには部屋に戻るよう頼むよ」
久保寺(義眼鳴ちゃんマジ天使」
千曳「久保寺先生、心の声が」
「一応こやつらも確認しておく必要があるな」
「――おい貴様ら、そこで止まれ」
千曳「なんだい? 尋常じゃないね」
久保寺「もうその横柄な態度にも慣れました」
恒一「黙ってじっとしてろ……やれ」
見崎「……鳴ちゃんさーち」キュピーン
千曳「……?」
見崎「……」ジー
久保寺「」ビクンビクン
見崎「……ちがう」
恒一「そうか。よし貴様ら、もう行っていいぞ」
千曳「よく分からないが、消灯時間までには部屋に戻るよう頼むよ」
久保寺(義眼鳴ちゃんマジ天使」
千曳「久保寺先生、心の声が」
>>273
恒一(鳴がかわいい)
恒一(鳴がかわいい)
恒一「さて、食堂についたぞ」ククク
見崎「みんなでウノしてるね」
恒一「ふむ、全員この場にいるようだな……これは好都合だ、一網打尽にしろ」ククク
見崎「了解……鳴ちゃんさーち」キュピーン
・
・
エイ ドロツーダ!
ヘヘーン ドロフォーダヨ!
ジャアワタシモ ドロツーネ
コンナノフェアジャナイヨ…
リバースハマカセロー
・
・
見崎「……そんな、どうして」
恒一「どうした見崎鳴よ」
見崎「そんなはずは……」
恒一「……どんな信じられない結果でも良い、言ってみろ」
見崎「……」
「……死の色が見えない」
「……この場に死者は、いない」
見崎「みんなでウノしてるね」
恒一「ふむ、全員この場にいるようだな……これは好都合だ、一網打尽にしろ」ククク
見崎「了解……鳴ちゃんさーち」キュピーン
・
・
エイ ドロツーダ!
ヘヘーン ドロフォーダヨ!
ジャアワタシモ ドロツーネ
コンナノフェアジャナイヨ…
リバースハマカセロー
・
・
見崎「……そんな、どうして」
恒一「どうした見崎鳴よ」
見崎「そんなはずは……」
恒一「……どんな信じられない結果でも良い、言ってみろ」
見崎「……」
「……死の色が見えない」
「……この場に死者は、いない」
恒一「……それは本当か?」
見崎「」コクリ
恒一「今年は『ない年』だった、そういうことなのか……?」
見崎「わからない……けど見えないってことは、そうなのかも……」
恒一「――否、違う」
見崎「……どうして?」
恒一「レイ・チャンが災厄により命を散らしているからだ」
見崎「」ビクッ
恒一「『どうして!』 が口癖のアイツは、いつ何時も問うことを止めなかった」
「そう……思考を止めるのは愚者の行いだからだ」
「誇り高き使い魔の遺志を継ぎ、俺も真実を問い続けねばなるまい」
「災厄は在った、ならば必ず死者も存在する」
「きっと何か落とし穴があるに違いない」
「巧妙に隠された、魔眼を欺くような何かが……」
見崎「そ、そう……」ビクビク
見崎「」コクリ
恒一「今年は『ない年』だった、そういうことなのか……?」
見崎「わからない……けど見えないってことは、そうなのかも……」
恒一「――否、違う」
見崎「……どうして?」
恒一「レイ・チャンが災厄により命を散らしているからだ」
見崎「」ビクッ
恒一「『どうして!』 が口癖のアイツは、いつ何時も問うことを止めなかった」
「そう……思考を止めるのは愚者の行いだからだ」
「誇り高き使い魔の遺志を継ぎ、俺も真実を問い続けねばなるまい」
「災厄は在った、ならば必ず死者も存在する」
「きっと何か落とし穴があるに違いない」
「巧妙に隠された、魔眼を欺くような何かが……」
見崎「そ、そう……」ビクビク
勅使河原「ふぃー楽しかったぜー、あとで組み分けシャッフルしてもっかいやろうぜ!」
望月「勅使河原くんウノ言い忘れすぎて全然上がれてなかったけどね」
勅使河原「う、うっせー!」
桜木「くすくす」
赤沢「みんな気を抜き過ぎよ、対策係として看過できないわ」
杉浦「そんなこと言って泉美ったらもの凄く楽しんでたじゃない」
綾野「あっれー? 榊原さんたちも食堂にいたんだ、参加すりゃ良かったのにー」
恒一「……色々あって、な」
見崎「……」
望月「勅使河原くんウノ言い忘れすぎて全然上がれてなかったけどね」
勅使河原「う、うっせー!」
桜木「くすくす」
赤沢「みんな気を抜き過ぎよ、対策係として看過できないわ」
杉浦「そんなこと言って泉美ったらもの凄く楽しんでたじゃない」
綾野「あっれー? 榊原さんたちも食堂にいたんだ、参加すりゃ良かったのにー」
恒一「……色々あって、な」
見崎「……」
勅使河原「なんだよー、辛気くさい顔しちゃって」
「あ……もしかしてやっぱ死者についてか?」コソコソ
恒一「望月によると遊戯のルールついて貴様は記憶が改竄されてるらしいな」
「貴様が死者の可能性が高まったぞ」
勅使河原「ちっげーよただのうっかりだっつーの!」
「そんなことより白熱したら汗かいちまった、フロ入ろうぜフロ」
高林「ここは大浴場だからね、気持ちがいいよ」
恒一「……そうだな、悪くない提案だ」
中尾「よし、一番風呂はまかせろー!」ダダダ
「あ……もしかしてやっぱ死者についてか?」コソコソ
恒一「望月によると遊戯のルールついて貴様は記憶が改竄されてるらしいな」
「貴様が死者の可能性が高まったぞ」
勅使河原「ちっげーよただのうっかりだっつーの!」
「そんなことより白熱したら汗かいちまった、フロ入ろうぜフロ」
高林「ここは大浴場だからね、気持ちがいいよ」
恒一「……そうだな、悪くない提案だ」
中尾「よし、一番風呂はまかせろー!」ダダダ
~女子大浴場~
カポーン
杉浦「ふぅ……良い湯……」チャプチャプ
綾野「いやーごくらくですなあ」
赤沢「こんな広々としたお風呂だと、なんか開放的になるわねー……」
綾野「ほうほう、それは心がですかな? それともそのわがままボディがですかな?」ムフフ
赤沢「ば……! 心よこころ!」
小椋「へぇー……じゃさ、ぶっちゃけトークでもしちゃう?」
綾野「いいねー合宿ってカンジで」
杉浦「あー……わたしはパスー……」
綾野「もーつれないなあ」
「それにしてもさ、榊原さんは独特な魅力があるよねー?」
赤沢「……まあ、独特なのだけは認めてあげるわ」
カポーン
杉浦「ふぅ……良い湯……」チャプチャプ
綾野「いやーごくらくですなあ」
赤沢「こんな広々としたお風呂だと、なんか開放的になるわねー……」
綾野「ほうほう、それは心がですかな? それともそのわがままボディがですかな?」ムフフ
赤沢「ば……! 心よこころ!」
小椋「へぇー……じゃさ、ぶっちゃけトークでもしちゃう?」
綾野「いいねー合宿ってカンジで」
杉浦「あー……わたしはパスー……」
綾野「もーつれないなあ」
「それにしてもさ、榊原さんは独特な魅力があるよねー?」
赤沢「……まあ、独特なのだけは認めてあげるわ」
この>>1かなり出来る
桜木「確かにちょっと変わった方ですけど、悪い人じゃないんですよ?」
赤沢「へぇ、随分と肩持つじゃない?」
桜木「ふふ、ウチの母から聞いた話なんですけどね」
綾野「おかーさん?」
桜木「はい、買い物の帰り道、荷物が重くて難義をしてたそうなんです」
「それを通りすがりの男子生徒が見かねて、わざわざ家まで運ぶって申し出てくれたらしいんですけど」
小椋「うんうん」
桜木「それが夜見北の制服を着た、ぶっきらぼうでちょっと変わった口調の、左腕に包帯巻いた子だったんですって」
多々良「あら」フフ
杉浦「ふぅん……」
小椋「けっこう良いトコあんのね」
綾野「でしょでしょー!」
赤沢「……ふん」チャプン
見崎「……」プクプク
赤沢「へぇ、随分と肩持つじゃない?」
桜木「ふふ、ウチの母から聞いた話なんですけどね」
綾野「おかーさん?」
桜木「はい、買い物の帰り道、荷物が重くて難義をしてたそうなんです」
「それを通りすがりの男子生徒が見かねて、わざわざ家まで運ぶって申し出てくれたらしいんですけど」
小椋「うんうん」
桜木「それが夜見北の制服を着た、ぶっきらぼうでちょっと変わった口調の、左腕に包帯巻いた子だったんですって」
多々良「あら」フフ
杉浦「ふぅん……」
小椋「けっこう良いトコあんのね」
綾野「でしょでしょー!」
赤沢「……ふん」チャプン
見崎「……」プクプク
~男子大浴場~
勅使河原「お、流石の榊原センセイもフロでは包帯取んのか」
恒一「水はそれ自体が魔を封ずる性質を持つからな」
王子「へえ、初めて聞いたなそんなこと」
恒一「吸血鬼は流水を渡れない、という話を聞いたことはないか?」
風見「あ、それなら分かるよ」
恒一「ふむ、あとは有名どころだと一人かくれんぼだな」
「これは生命力の象徴である米と自身の一部である髪や爪を仕込んだ人形を用いた一種の魔術だ」
「同様の呪いであるこっくりさん等と大きく異なるのは、漂う霊を降ろすというよりは新たな霊を生み出すといった側面が強いことだろうな」
「そしてこの一人かくれんぼという儀式では水の存在が大きく関わってくる」
「まず一つは件の人形を水を溜めた浴槽に沈めて行うということ」
「そしてもう一つが、この儀式を終了するためには口に含んだ塩水を人形に吹きかけねばならない、ということだな」
「ちなみに俺がこの儀式を行った際には――
勅使河原「すまん、話を振った俺が悪かった」
望月「榊原さんの手、すごく綺麗……」ポー
水野「最近姉貴がやたら怖い話したがるのはこいつの影響か……」
勅使河原「お、流石の榊原センセイもフロでは包帯取んのか」
恒一「水はそれ自体が魔を封ずる性質を持つからな」
王子「へえ、初めて聞いたなそんなこと」
恒一「吸血鬼は流水を渡れない、という話を聞いたことはないか?」
風見「あ、それなら分かるよ」
恒一「ふむ、あとは有名どころだと一人かくれんぼだな」
「これは生命力の象徴である米と自身の一部である髪や爪を仕込んだ人形を用いた一種の魔術だ」
「同様の呪いであるこっくりさん等と大きく異なるのは、漂う霊を降ろすというよりは新たな霊を生み出すといった側面が強いことだろうな」
「そしてこの一人かくれんぼという儀式では水の存在が大きく関わってくる」
「まず一つは件の人形を水を溜めた浴槽に沈めて行うということ」
「そしてもう一つが、この儀式を終了するためには口に含んだ塩水を人形に吹きかけねばならない、ということだな」
「ちなみに俺がこの儀式を行った際には――
勅使河原「すまん、話を振った俺が悪かった」
望月「榊原さんの手、すごく綺麗……」ポー
水野「最近姉貴がやたら怖い話したがるのはこいつの影響か……」
~脱衣所~
恒一「……ない! ないぞ!」
勅使河原「ど、どうした榊原センセイ?」
恒一「俺の布切れがないのだ! これでは隠せないではないか!」
望月「ぶっ」
勅使河原「パンツならそこにあんじゃねーか」
恒一「そんなモノどうでも良い!」
「俺の包帯が失くなっているのだ……まさかこれも現象の仕業か……ッ!」
猿田「それは違うと思うぞな」
望月「なんだ包帯かあ」
高林「あ、もしかしたらウチの婆ちゃんが洗濯しちゃったのかも……」
「みんなの服はまとめて洗ってもらうことになってるから、きっと包帯もフェアに洗ったんだよ」
恒一「……ない! ないぞ!」
勅使河原「ど、どうした榊原センセイ?」
恒一「俺の布切れがないのだ! これでは隠せないではないか!」
望月「ぶっ」
勅使河原「パンツならそこにあんじゃねーか」
恒一「そんなモノどうでも良い!」
「俺の包帯が失くなっているのだ……まさかこれも現象の仕業か……ッ!」
猿田「それは違うと思うぞな」
望月「なんだ包帯かあ」
高林「あ、もしかしたらウチの婆ちゃんが洗濯しちゃったのかも……」
「みんなの服はまとめて洗ってもらうことになってるから、きっと包帯もフェアに洗ったんだよ」
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