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    元スレ和「宮永さん、私のリー棒も受け取ってください」咲「う、うんっ!」

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    みんなの評価 : ★★
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    451 = 435 :

    >>448
    四槓子は裸単騎のみ

    452 = 2 :

    福路「あれは……あれが……私たちの――風越の麻雀です!!」

    久保「テメェ……福路――!!」

     久保、手を上げる! 池田、飛び出せず! 福路、覚悟は出来ている!

     しかし、振り上げられた久保の手はそのままそっと福路の頭の上に置かれ――、

    久保「……よくわかってんじゃねえか……」

     久保、そう言って福路を自らの胸に抱き寄せる。

    福路「!! は……はい……! ありがとうございます……コーチ……!!」ウルウル

     福路、必死に涙を堪える。久保、そんな福路を見て、溜息。

    久保「いいから……泣きたいなら泣けよ。キャプテンであるテメェの涙を受け止めるのは、監督である私の仕事だ」

    福路「で……でも……! それではコーチのお召し物が汚れてしまいます……!!」ウルウル

    久保「バカ野郎!!」

     久保、福路の目を見つめる。

    久保「テメェのその綺麗な瞳から零れた涙が……汚ねえわけねえだろうが!」

    福路「コ……コーチ……!!!」ポロポロッ

    池・み・文・深(コーチやっべええええええええええええ……!!!)

    453 = 431 :

    このコーチになら掘られてもいい

    454 = 222 :

    コーチかっけぇ

    455 = 323 :

    コーチに惚れそう

    456 :

    >>453
    掘られ…え?

    457 = 2 :

    久保「おい池田ァァァァァァ!!!」

    池田「は、はいぃぃ!!?」

    久保「なに羨ましそうにこっち見てんだ池田ァァ!!」

    池田「は、はい!! すいませんっ!!」

    久保「そんなに羨ましいならテメェが来年風越を優勝させればいいだろうが池田ァァァ!!!」

    池田「は、はい!! は……え……?」

    久保「テメェが来年風越のキャプテンとして県予選決勝の大将戦で龍門渕の天江と清澄の宮永を同時にトバして優勝決めろっつってんだよ池田ァァァァァ!!!」

    池田「は、はいいいい!!」

    久保「そしたら観客席からこいつが泣きながらテメェに抱きつきにくるだろうがそれくらいわかれよ池田ァァァァァァ!!」

    池田「わ……!! わかりましたっ……!!!! 来年こそ……!! 来年こそ絶対にうちが優勝して全国に行きます!!!!」

     久保、微笑。

    久保「今の言葉は忘れねえからな! そうと決まれば、テメェらァ!」

    全員「はいぃぃ!!」

    久保「ホテルを連泊できるようにしておいたから、今日は全員ゆっくり休みやがれ!!」

    全員(今日のコーチマジやべええええええええええ!!!)

    458 = 365 :

    池田ァァァァァァ!

    460 :

    調子のんな池田ァァ!

    461 = 2 :

    ――――――鶴賀・控え室

     蒲原、帰還。

    モモ「お疲れ様っす!!」

    「お疲れ様!!」

    蒲原「おお、モモに佳織。出迎えご苦労。いやーまいったまいった勝てなかったー。いやー本当にメンボクないー」

    睦月「蒲原……先輩……!!」

    蒲原「おー、むっきー。取り返せなかったよ。悪かったなー」

    睦月「いえ……そんなことは……いいんです……!」

    蒲原「そっかー。じゃあまー、むっきー。来年の鶴賀をよろしく頼んだぞー」

     蒲原、そう言って睦月の肩に手を置く。

    蒲原「今年はこうやって決勝まで来れたんだ。きっと来年は新入生がわんさか入ってくるからなー。自分だけじゃなく後輩もみっちり鍛えてやるんだぞー?
     そんで来年……むっきーたちの全国応援に行くの、私もユミちんも楽しみにしてるからなー!」

    睦月「はいっ! 先輩……! 私……頑張ります……!」

    蒲原「おー。その意気があれば大丈夫そうだなー。なあ、ユミちん?」

     加治木、小さく溜息をついて、無言で蒲原の元に歩み寄る。蒲原の首に腕を回す加治木。二人はそのまま控え室の外へと出て行く。

    モ・・睦「え?」

    462 = 251 :

    おいハネマンに振り込んだぞ糞が……

    463 = 2 :

    ――――――鶴賀・控え室・外

    かじゅ「あのなぁ、蒲原」

    蒲原「なんだよー、ユミちん」

    かじゅ「負けたときくらいは泣いてもいいんだぞ」

    蒲原「さすがユミちんは男前だなー。モモじゃなくても惚れそうだー」

    かじゅ「心配するな。みんなには黙っといてやるから」

     加治木、強引に蒲原を抱き寄せる。

     蒲原、諦めたように加治木の肩にもたれる。

     加治木の肩は、震えていた。

     蒲原と、同じように。

     たった二人の三年生。

     部の始まりからここまでを。

     共に歩んできた仲間。

     その二人の間に。

     見栄や意地は――不要。

    464 = 460 :

    やっぱかじゅは男前だな

    465 = 2 :

    蒲原「……なあ……ユミちん……」

    かじゅ「……なんだ……蒲原……」

    蒲原「……負けちったよー……」

    かじゅ「……そうだな……」

    蒲原「……私たち……みんなで戦うのはこれで最後かー……」

    かじゅ「……ああ…………そうだな……」

    蒲原「……ワハハ……ワハハハ…………」

    かじゅ「…………蒲原……何を……笑っている……」

    蒲原「……おいおい……ユミちん…………これが……笑ってるように見えるのかー……?」

    かじゅ「……わかってるだろ…………お前と同じだ…………今の私は何も見えん……」

    蒲原「……ワハハ……だーよなー……ワハハハハハハ………………」

    466 = 2 :

    ――――――龍門渕・控え室

     龍門渕透華、帰還。

    井上「よう、帰ってきたな」

    ともき「……お疲れ様……」

    「おかえり、透華」

    「うむ。いい半荘であったな」

     透華を暖かく迎える四人。透華、少し目が潤む。しかし、そこは龍門渕透華、笑顔で胸を張る。

    透華「残念ながら優勝はできませんでしたわ!」

    井上「おう、そうだな」

    透華「これは来年リベンジするしかないですわね!」

    ともき「うん……わかってる」

    透華「それまでにまた強くなるんですわ!」

    「そうだね。またみんなで頑張ろう」

    透華「そうと決まれば特訓! 特訓ですわ!!」

    「ちょ、ちょっと待って……とーか……」

    467 = 266 :

    今更気づいた、うまくからめやがった・・・。
    このSS主すげー。
    1と別人なはずなのに・・。

    468 = 102 :

    いやいやwww

    469 = 251 :

    >>467
    代理ってのが読めないのかよ

    470 = 365 :

    ワハハってなんか5巻だか6巻の巻末の様子から見て
    命に関わる重病わずらってる気がするんだが
    杞憂かな・・・

    もう夏が来なくてもいいってくらいめいいっぱい遊ぼうやとか
    なんとかいってたじゃん

    なんかあのセリフ気になってるんだよね・・・ずっと・・・

    471 = 2 :

    透華「衣……。なんですの?」

    「来年……それが終わったら、そのあとはどうなるのだ……?」

     不安げな表情で尋ねる衣。しかし、衣以外の四人は、微笑っている。

    井上「お前は何を言ってんだよ、衣」

    ともき「……そんなのわかりきったこと……」

    「もちろん決まってるよ。ね、透華」

    透華「ええ。来年も再来年もそのあともみんな一緒ですわ!! わたくしたちはもうただの友達じゃない――家族みたいなものなのですわよ?
     家族なら……これからもずっと一緒に決まってますわっ!!」

    「か……ぞく……!」

     衣、感極まって透華に飛びつく。一、井上、ともき、それを見守る。

    「とーか……みんな――ありがとう……!!」

    473 = 266 :

    すみません・・・ID変わっているから別かと。

    476 = 365 :

    嫁くらい英語にしたらどうだ

    477 = 102 :

    久ちゃんまじかわいい

    480 = 365 :

    一方そのころ千曲東は----

    481 = 324 :

    マイ・ヨーム・プレイヤーってなんだろなって辞書持ち出した自分が恥ずかしい

    482 :

    いい英語だ

    483 = 435 :

    部長は渡さないぞ!

    484 = 365 :

    つーか役満多過ぎwww
    四暗刻の聴牌くらいはそこそこあるけど

    485 = 2 :

    ――――――対局室

     対局が終わっても、戦いの跡はまだ卓上に残っていた。

    『嶺上に――咲くは五輪の――赤い花』

     この決勝――後にその記事を書くことになった誰かが……そんな見出しを提案したとかしないとか。

     その花を咲かせた当の本人は、しかし、眼下の花ではなく、対局室の高い天井を見上げて呆然としていた。

    (……勝った……)ボー

    「宮永さん……!!」

    「は、原村さん……!! みんなもっ!!」

    タコス「咲ちゃんなかなか帰ってこないから迎えにきたじぇー」

    まこ「お疲れ様じゃ。わりゃあ本当にようやってくれたのう」

    「それで、咲。どうだった、大将戦は?」

    「大将戦は……すごく、楽しかったです……!」

    「そう。それはよかった」

    「あ……宮永さん、そのリー棒……」

    486 = 86 :

    久保コーチは相変わらず女神やで

    >>428
    流局になったら、キャプテン以外得しないから誰も槓せんだろ
    明槓は翻数下がる可能性もあるし
    そもそも槓自体普通あんなに出来ねーよwww

    487 = 147 :

    ラストはダブロンで逆転?とか思ってたけど、それだともう一人も和了った方が勝つのか
    点数調整が凄いなぁ

    488 = 2 :

    「あ、これね。風越さんと、龍門渕さんと、鶴賀さんからもらったんだ」

    「またえらいものを受け取ってしまったわねえ」

    「はい。でも……これで、全国で戦う理由が増えました!」

    「そうね。県の代表として精一杯戦いましょう」

    「はいっ!」

     和、リー棒を持つ咲の手を、両手で包む。

    「宮永さん、勝ってくれると信じてましたよ」

    「ありがとう。私もね、最後の嶺上、絶対引けるって思ったよ」

     和、咲、少し見つめ合って、同時に笑い出す。

    「そんなオカルトありえません」

    「あ、それ言われると思った」

     その後、清澄の五人は表彰式の前に一枚の写真を撮った。

     そこに写っていたのは五輪の大花。

     美しい――笑顔の花が――咲いていた。

    <槓>

    489 = 282 :

    乙!麻雀描写と点数計算がすごかった!

    490 = 435 :

    >>486
    点数的には咲以外みんなチャンスになるんじゃね

    491 = 106 :


    それにしてもかなり凄かったな
    ここまで考えれるのは相当だぞ

    492 = 435 :

    乙 楽しませてもらった
    こんな麻雀打ってみたいわ

    493 = 318 :

    乙彼!
    本編読んでるみたいだった

    494 = 102 :

    乙!
    本当に楽しませてもらった

    495 = 266 :

    すごく面白かった、最高。

    496 = 398 :

    乙、素晴らしかった
    これだけ考えるのは大変な時間がかかっただろうな

    498 = 222 :

    おもしろかった!乙!

    499 = 182 :

    乙でした
    こんな楽しいSSはじめて見た

    500 :

    超乙!最高の咲SSだった!


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