元スレ和「宮永さん、私のリー棒も受け取ってください」咲「う、うんっ!」
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101 = 2 :
実況『先鋒戦から目を見張るほどの活躍を見せている初出場・鶴賀学園。しかしこの中堅戦……ここまで劣勢の前回優勝校・龍門渕からついにあの選手が登場します!
鶴賀は果たしてリードを守りきることができるのか……引き続き目が離せません!!』
中堅戦前半
東:竹井久(清澄) 南:天江衣(龍門渕)
西:妹尾佳織(鶴賀) 北:深堀純代(風越)
衣「よろしく」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
久「(出てきたわね……龍門渕の天江衣。全国区の魔物……私の力でどこまでやれるか……勝負よっ!)よろしく」
かおりん「(三つずつ……三つずつです! えっと……他に加治木先輩が言っていたのはなんでしたっけ……)よ、よろしくお願いします!」
深堀「(龍門渕の天江……私のやるべきことはこの点棒をできる限り守ってこの半荘二回を終わらせること。
飛ばされなければ……キャプテンと池田さんがなんとかしてくれる……!)……よろしくお願いします……」
中堅戦前半――開始!!
102 :
超楽しみ
103 = 2 :
東一局親久
誰もが天江衣に注目する中、最初の和了りは、風越・深堀。
深堀「あ……ロンです。東混一……5200」
かおりん「はっ、はい!?」
久(鶴賀の子……あんな見え見えの染め手に普通振り込む?
先鋒と次鋒はかなり強い人だったけれど、新設校で部員が少ないらしいから……選手の力にはバラツキがあるのかしら)
衣(わーい衣の親番だー)
そうして……地獄が始まる。
久:92800 衣:80800 ド:100400 か:126000
104 = 24 :
良いペースだ
105 :
ぶっちゃけ月出てないから部長の圧勝+妹尾のワンチャンだろコレ……
哀れドム
106 :
月が出てないと全力出せないってだけで、全力出さなくても部長たちには勝てるだろ
107 = 2 :
東二局親衣、東一局は様子見だったといわんばかりに、衣、御戸開き。
衣()ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
放たれる魔物の気配。久と深堀が震える。
久(うっわー……これはうちの咲より性質が悪そうね……!)
深堀(これが……池田さんの言っていた天江の力……耐える!)
数巡後。
かおりん()タンッ
衣「ポン」タンッ
久(天江の鳴き……? これはもしかして……)
深堀(噂の海底コースってやつか……止めなければ……)
しかし、久も深堀も成す術もなく、ただ見ていることしかできない。底無しの地獄が行き着く先は――魔の海底……。
衣「ツモ……海底撈月。ダブ東ドラドラ。4000オール」
久(あらあら、好き勝手暴れてくれるわね)
深堀(くっ……どうにかしないと……!)
久:88800 衣:92800 ド:96400 か:122000
108 = 2 :
東二局一本場親衣
深堀(天江の親を流さなければ……このまま嬲り殺される。どうにかして……)
かおりん()タンッ
深堀「チー!」タンッ
深堀(よし……これでイーシャンテン!)
久(風越……和了ることに気を取られているわね……危険だわ)タンッ
衣()タンッ
深堀「それ、ポン!」タンッ
久(ああ、もう……それを鳴いちゃったら……!)タンッ
深堀(これでテンパイっ! ……えっ……待て……私、今なんてことを……!)
久(これで天江が海底コース!)
深堀(しまった……!)
衣()ニヤッ
109 = 2 :
十七巡目。
衣「……リーチ」スチャ
かおりん(んー、なんだかずっと手が進まないですね……)タンッ
深堀(くっ……テンパイしてるのに……最後の一枚が出てこない!)タンッ
久(天江……今のツモ切りリーチは……そういうことなのよね。お願い、誰かこれで鳴いて!)タンッ
深堀(それじゃない……!)
重く冷たい水底に溺れる三者。
その中で悠々と月を掴み取る魔物が一人。
それは神か悪魔か――。
衣「ツモ。リーチ一発ツモ断ヤオ海底撈月……裏三。8000は8100オール」
魔物・天江衣――降臨!!
久(ひゃー……天江衣……本当に信じられない打ち手ね……!
中堅戦が始まって早々、二度の海底ツモで最下位から一気に独走トップだった鶴賀を抜き去るなんて……これが全国区の魔物……!)
深堀(くそっ、まだだ……できることはあるはずだ!)
久:80700 衣:117100 ド:88300 か:113900
110 = 2 :
東二局二本場親衣
久(天江衣……この異常な海底ツモは明らかに狙ったもの。
となれば……咲が嶺上を連発するように、天江の能力は海底ツモだってことでいいのかしら……? いや……)タンッ
久(違う……天江の牌譜……むしろ出和了りのほうが多い。
他家の手をまとめて抑えつつの海底……その力を見せつけておいて……焦って和了ろうとする相手の不用意な一手を出和了り。そういうケースもあった……)タンッ
久(かと言って……天江の出和了りを警戒しながら手を作っていたのでは……結局はテンパイが間に合わず、天江が海底で和了って連荘……その無限連鎖。
なんていうか、本当に魔物って感じだわ)タンッ
久(でもね、天江衣。あなたが強ければ強いほど……この場がどうしようもなければないほど……私はわくわくしてくるのよねっ!
逆境が何? 相手が魔物だから何? そんなピンチこそ……私は望むところっ!)タンッ
111 :
まだ読んでないけど面白そうだから昼寝してから読む支援
112 = 111 :
さるよけもう1回支援
113 = 2 :
久「(さーて、なんだかんだでテンパイしちゃったわ。さっきまでイーシャンテンが限度だったのに。それとも……これも天江の思い通りなのかしらね。
普通に打つなら……ここは浮いている端っこを切って手広く構えるのが自然。それなら断ヤオもつくし、運がよければドラも乗る……。
ただ……私にとっての自然は……残念ながらそっちじゃないのよ!)……リーチ!」タンッ
衣(ん……? 清澄の……わざわざ自ら点を下げた? 振り込んで来ると思ったが……しかし、ならばこちらが先に和了るまで)タンッ
かおりん()タンッ
久「ロン! リーチ一発……裏二。8000は8600よ!」
かおりん「は、はいぃぃ!」
衣(……!? 衣の親が流された!! 清澄の悪待ち……それと……先程から妙な捨て方ばかりする鶴賀……小賢しいっ!!)
久(ふう……なんとか和了れたわ……。ただ、結果的に龍門渕を浮かせてしまった……。できればツモりたかったのだけれど。
ただ……今の感じだとツモは無理だったかもしれないわね。私が和了れたのは鶴賀の無警戒な振り込みのおかげって気がするわ。
天江の力に対抗するためには……私一人じゃダメ……他の協力が不可欠。ただ……どうもあの鶴賀の人の打ち筋が安定しないのよね……どうしたものかしら)
深堀(清澄……! 有難い。これで天江の親はひとまず終了だ)
衣(許さない! 衣は子供より親やるほうが好きなのに!!)
久:89300 衣:117100 ド:88300 か:105300
114 = 2 :
東三局親かおりん
深堀(う、この感じは……)タンッ
久(あっちゃー……調子に乗って鶴賀のを鳴いちゃったのは失敗だったかな。でも、白のみだけどテンパイ……。
お願い、鶴賀でも風越でもいいから差し込んで……!)タンッ
十七巡目――海底を目前にして、天江衣、ツモってきた九筒を見もせずに河に叩きつけ、二度目の海底直前リーチ。
衣「……リーチ」スチャ
と、衣のリーチを受けて、鶴賀・妹尾、手が止まる。
衣「……どうした、鶴賀。鳴かないのなら早くツモれ」
かおりん「あ……えっと、その……すいません! ……ちょっと整理するので待ってください」アセアセ
久(鶴賀……?)
深堀(鶴賀……整理するって……なんて雀頭以外を一つずつ区切って数える必要が……)
このとき、鶴賀の異常にいち早く気付いたのは――魔物・天江衣。
衣(!? ……まさか……そんな……清澄ばかりまばっていたら……!?)
かおりん「あっ、よかった、ちゃんと揃ってる! ロン、です! えっと、なんだったっけ……これは……」パラパラパパラ
115 = 2 :
倒された鶴賀・妹尾の手牌を見て、卓を囲んでいた全員が絶句する。
それは一・九・字牌だけで構成される、最も出易い役満の一つ。
かおりん「よくわからないけどとにかくすごいやつです!!」
深堀(親の役満……!)
久(信じられない……)
衣(………………!!)
かおりん「えっと……これ、何点でしょうか……?」
国士無双――親の役満は、48000点!!
久:89300 衣:69100 ド:88300 か:153300
116 = 106 :
衣が役満に振り込むなんて…
117 = 2 :
――――鶴賀控え室
蒲原「ワハハ。佳織のやつ、やってくれたなー」
睦月「佳織さん……いつの間に国士無双なんて覚えていたんですか? まだ役満は教えてなかったはずですが」
モモ「先輩、何か知ってますか?」
かじゅ「いや……妹尾が天江とぶつかると知ってな、私が念のためにと思って国士だけは教えておいたんだ」
睦月「なぜ……?」
かじゅ「天江の牌譜を研究したんだが……天江が連続和了をするとき、他家はイーシャンテンからずっと動けなくなる。
ぎりぎり他家と協力して鳴きが成立すればまだいいほう。たった一人で手を作るのはほぼ不可能な状態に陥るんだ。ただ……」
モモ「ただ……なんすか?」
118 = 2 :
かじゅ「一人で手を作ろうと思ったときに、テンパイできる可能性が僅かだがあった。それが、国士無双。
初心者の妹尾が実力で全国トップクラスの力を持つ天江衣を下すのはどう贔屓目に見ても不可能だ。
だから妹尾には……なんだか手が進まないと思ったらとにかく一・九・字牌を一つずつ揃えろと言っておいた。
そのうちのどれかが雀頭になっていればとにかくすごいやつが和了れるから、とな。まさか本当に和了ってしまうとは思っていなかったが……」
蒲原「けど、和了っちゃたわけかー。しかも親の役満を天江に直撃とは。さすがは佳織だー!」
モモ「さすがは先輩っすねっ! ちなみに、他には天江対策で何か言ってあるんですか……?」
かじゅ「そうだな……あとは、どうしようもないくらい手が悪いときでも、七対子なら最速で七回ツモれば和了れると吹き込んでおいたくらいだが……」
蒲原「確かに。国士は十四回ツモらなくちゃいけないからなー」ワハハ
――――――
119 = 2 :
東三局一本場親かおりん
深堀(あれ……? 鳴けるぞ……手が進む)
久(さっきの役満直撃で天江衣の力が弱まった……? そんな可愛らしい性格だとは思えないけど……でも、今なら和了れる!)
かおりん()タンッ
深堀「ろ、ロンです! 断ヤオ赤二、3900の一本場は4200!」
久(風越……鶴賀の下家は鳴きやすそうで羨ましいわ)
久:89300 衣:69100 ド:92500 か:149100
121 = 2 :
東四局親深堀
天江()ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
深堀(ぐ……手……手が進まない……)タンッ
久(うーん……天江衣……一回休んでさっきよりもさらに元気になった感じね。役満直撃も火に油だったかしら)タンッ
久(このまま黙っていれば天江は海底コースには乗らない。ただ、乗らないなら乗らないで、天江自ら強引に鳴いて自分に海底をもってくる……。
けど、現実として、どう見ても初心者の鶴賀が、マグレだかなんだかわからないけどあの天江衣を叩き落としたのは事実。
ここでこっちが引く理由はないわ……どうせ天江に海底を持っていかれるくらいなら……ここはちょっと無理してみましょうか!)
久手牌(二二四四[五]五六七七八九九西・ドラ九)
ここで、深堀が打、三萬
久「チー!」タンッ
久手牌(二四[五]五六七七八九九/二三四・ドラ九)
これを見た衣、打、七萬
久「ポンっ!」
久手牌(二四[五]五六八九九/七七七/二三四・ドラ九)
久(これで萬子の清一が見えてきた……さて、私はここで何を切る……?)
122 = 24 :
いいゾ~
123 = 2 :
そして、久、打、赤五萬
衣(その手で五萬……しかも赤? 清澄、何を考えている……?)
かおりん「そ、それポンです!」タンッ
衣(鶴賀……!? く、わかっているのか、その鳴きでは役無しのはず……反射的に赤ドラに飛びついたのか……?
まさか清澄はそれを狙って……!?)
深堀()タンッ
久(ツモ……はいはい最後の七萬。待ってました――さて、ここで二萬を切れば三面張の清一。高めで倍満……となれば、当然切るのはここよねっ!)タンッ
久手牌(二四五六八九九/七七七/二三四・ツモ七・ドラ九)
ここから、久、打、九萬。
衣(なっ……! 九萬切り? 清澄、倍満ほどになっただろう手をわざわざ安くして……なんのつもりだ……?)
かおりん「それもポンですっ!」
衣(この――初心者……!? また安易にドラを鳴いて……それじゃ役無しだというのがわからないのか!!)
124 :
支援せざるをえない
125 = 2 :
その次巡、久の手に八萬が入る。
久手牌(二四五六七八九/七七七/二三四・ツモ八・ドラ九)
久(おっと、ここで八萬……? その意味はなんなのかしらね……。よし……決めた。これでどう!)
久、打九萬。三萬カンチャン待ちテンパイ。
衣(清澄……!! くっ……なんてこと……)ツモッ
衣手牌(一二三三六ⅤⅥⅥⅦⅧ④[⑤]⑥・ツモ六)
衣(清澄の……まさかここまで狙っていたのか? これでは三萬が切れない……!
本来ならばさっさと捨てるはずだったものを……二度もツモ順を飛ばされたことで結果的に当たり牌を掴まされるなんて……! 悔しいが……ここはツモ切りか……)タンッ
久(ん、天江が睨んできてる? なんかよくわからないけど、うまくいったみたいね!)
126 = 2 :
次巡、久の切った四索を衣がチー。ツモ巡がズレる。
このまま行けば海底牌をツモるのは天江衣。
二人の和了り牌はともに残り一枚の三萬!
久(こんなふざけたことして和了れなかったら……あとで和に何を言われるかわからないわね……!)
そして――海底の一歩手前、久、自らのラスヅモに手を伸ばす。
盲牌、久、微笑。
ツモ牌が宙に舞い上がる!
久、それを右手で掴み――そのまま卓上に叩き付け、手牌を倒す。
久「ツモ! 清一、2000・4000!!」
久(いける……! やり方次第では私もあなたに勝てる……まだまだ戦えるわ、天江衣!)
衣(清澄……!!)
128 = 2 :
南一局親久
久(ってまたまた……これは火に油どころの騒ぎじゃないわよ……イーシャンテンどころかリャンシャンテンにも持っていけないなんて。……風越、これは鳴ける?)タンッ
深堀(それじゃない……! しかし、清澄の……天江を抑えてくれるのは嬉しいが……できればもっと穏便にやってほしかったような……)
痛いほどにピリピリと冷えた空気。静かに進行していく場。一つの鳴きすら許さない衣の支配。
そしてやってくる――魔の十七巡目。
衣「リーチ……」スチャ
かおりん(またこんなところでリーチ……天江衣さん……まるで初心者みたい!!)タンッ
深堀(今回は鶴賀も鳴けるものを出してくれない……く、清澄!)タンッ
久(残念……もうこれしかないわ、風越)タンッ
深堀(ぐ……ダメだ……!)
衣、海底に手を伸ばし、月を掬う!
衣「リーチ一発ツモ、ダブ南ドラドラ海底撈月……裏三! 6000・12000!!」
久(ひゃあ……さっきの満貫で持ち直した分を一瞬でパーにされたわ。天江衣……本当に楽しませてくれるじゃない! 燃えるわっ!!)
深堀(天江……役満直撃からもう復帰した……ああ……逃げ出したい)
久:85300 衣:91100 ド:82500 か:141100
129 = 111 :
ゴクリ
132 = 2 :
南二局親衣
この局も配牌から衣の支配のすさまじさが伺える。
久(何よこれ……九種九牌ならぬ八種八牌かしら……これじゃ流せもしない。私も国士とか狙っちゃおうかな)タンッ
深堀(なんか……天江衣の力……どんどん強くなってないか……? ぐう……こんなの……私には荷が重いですよ……)タンッ
十五巡目、衣、鶴賀の打牌をポン。
これで衣は海底コース!
久(ここで連荘を許したら、たぶん今度こそ殺される……! 風越っ!)タンッ
深堀(清澄……ダメだ……。こんな……二人がかりでも止まらないなんて……!)
十七巡目、衣、打西。
かおりん「あっ……! それポ――なんでもないですっ!!」
深堀(鶴賀!!? 役無しでもいいから鳴けるなら鳴いてっ!!)
久(今……鳴けたの……? 天江の支配下にあるこの状況で……?)
衣(鶴賀……? 妙だ。さっきは役無しでも鳴きを入れていたのに……いや、あれはドラだったからか……?)
133 = 2 :
衣、この時点ではまだ気付かない。
鶴賀・妹尾が自風でもドラでもない西をこの終局間際まで二枚抱えていたことの意味……。
そしてテンパイを崩さないためとは言え、自ら海底がズレるような打牌をしてしまったという……その計算の食い違いに……。
衣の西切り。直後の、妹尾のツモ。
かおりん「あ……ツモですっ!」パラパラパラパラ
深堀(え………………?)
久(は………………?)
衣(鶴賀……そんな……!!?)
134 = 130 :
ま…まさか
135 = 124 :
久×ドム……そういうのもあるのか
136 = 2 :
晒された妹尾の手牌。
かおりん「ツモ、七対子。役牌……はつかないんですよね。ドラはないので800・1600です!」
深堀(鶴賀……そんな……実戦では初めて見る……!)
久(確かに七対子ツモは800・1600。けど、鶴賀……あなたのそれは桁が違うわよ……)
衣(こんなの……こんなのは――衣の知っている麻雀ではないっ!!)
かおりん「えっ……どうしました?」
妹尾の手牌。確かに対子が七つ揃った、紛れもない七対子!
ただし……その全てが字牌であるとき、対子は煌く巨星となる!!
大七星――字一色七対子!!!
800・1600改め、8000・16000!!
鶴賀・妹尾、二度目の役満ッ!!
久:77300 衣:75100 ド:74500 か:173100
138 = 2 :
しかし、二度の役満を目の前にしても、その程度で戦意を喪失するような天江衣ではなかった。
全国区の魔物。
去年のインターハイの最多獲得点数記録保持者。
牌に愛された子――天照大神の一人――龍門渕の天江衣!
その後の南三局、南四局をきっちりと海底ハネ満ツモで締めくくり、その底知れぬ強さを見せ付け、中堅戦前半戦終了!!!
中堅戦前半終了
一位:かおりん+32900(164100)
二位:衣+18300(99100)
三位:久-21500(71300)
四位:深堀-29700(65500)
139 = 130 :
これだけ差を付けても鶴賀が勝つ未来が見えない
140 = 124 :
>>137
場合によっては大七星自体をW役満
字一色とあわせてT役満とするバケモノ役
141 :
ともきーはよ
142 = 2 :
――――――対局終了後・対局室
久(ふう……なんだか心臓に悪い半荘だったわね。
けど……全国大会で三校を同時にトバすなんて離れ業をやらかす天江衣と対戦して、半荘一回の失点が二万点と少しなら安いものなのかしら……。
にしてもあの鶴賀の子がなぁ……いや……彼女にはむしろ感謝すべきなのかもしれないけれど……完っ全に予測不能なのよね……困ったわ。
でも……私もこのままでは終われない。……後半は足掻いてみせる!)
深堀(さすがの天江衣……鶴賀と清澄がいなければどんなことになっていたか。残るは後半戦のみ……いや……しかし……この面子を相手に私は本当に耐え切れるのか……?)
衣(鶴賀の……こんな相手は初めてだ。まるっきりの素人……初心者、か。そう言えば衣は初心者と麻雀を打ったのはこれが初めて。
理解不能な手作り……捨て牌が不規則で計算が狂う……鳴きも無茶苦茶……。しかもなぜかテンパイ気配や手の高さが読めない……。
まさか……本人がテンパイや点数の高さを自覚していないから……?
原因はわからないが……とにかく……本当にこんな相手は初めてだ……。
衣がいつものようにやっても勝てない相手……か……)
かおりん(嘘……私、かかか、勝っちゃいました……!? あの天江衣さんに!?)
ここが決勝戦の折り返し!!
中堅戦後半へ――続く!!
143 = 2 :
>>2です。
申し訳ありません。ご飯を食べてくるので、三時半くらいまで止まります。
もしよろしければ保守お願いします。
今夜のあちが放送までには終わらせたいと思っています。
本当にすいません(汗)
144 = 86 :
>>143
乙、続き期待してるぜ
>>139
むっきーが頑張ってくれる
しかし龍門渕で一番やばいのは覚醒とーかだからなあ
145 :
面白い
146 = 105 :
ワンチャンどころじゃない無双ワロタwwwww
147 :
これは何かの歴史に残りそうな良SS。
一方で良SS=レスが多く付く、という訳じゃないのをを証明してるなぁ。
頑張れー
148 = 124 :
残りのメンツは
龍門渕:モンプチ、ともきー
風越:キャプテン、池田ァ!
鶴賀:ワハハ、むっきーか
これはむっきー大将もありえるで……
149 = 111 :
ここまで真面目に麻雀やってるSSを見たことがない
150 = 105 :
>>148
もう(鶴賀に勝ち目)ないじゃん・・・
みんなの評価 : ★★
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