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    元スレハルヒ「黒の騎士団に入るわよ!」

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    みんなの評価 :
    タグ : - クロスオーバー + - コードギアス + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + - 長門 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    ハルヒ「みくるちゃんは大丈夫よねぇ?」

    みくる「む、むむむ無理ですぅ~!!」

    ハルヒ「うーん、まぁ仕方ないわね!今回は相手が相手だし
    いいわ、みくるちゃんは外しましょう!」

    みくる「よ、良かったぁ~」

    ハルヒ「一応聞くけど、有希は大丈夫よね?」

    長門「・・・」コクリッ

    ハルヒ「決まりね、じゃあ私、キョン、古泉くんに有希の四人でやりましょう!」

    古泉「個人的にはルルーシュさんも入れたほうが良いと思うのですが」

    ハルヒ「あいつは駄目よ!」

    キョン「何でだ?」

    ハルヒ「私ね、実はルルーシュって黒の騎士団の関係者じゃないかって思ってるの!」

    キョン「何を根拠に言ってるんだ?」

    ハルヒ「根拠なんてないわ!勘よ、勘!!最近いつも出かけてるし
    朝帰りばかりしてるのよ?だから私達が中に潜り込んでその真意を確かめるの!!
    これは生徒会の仲間を更正させる為の活動でもあるのよ!」

    キョン「もし本当にそうだったらの話だろうが」

    52 = 1 :

    ハルヒ「違うならそれにこしたことはないんだし、別に良いじゃないの!」

    キョン「それはいいが、どうやってゼロの正体を暴こうっていうんだ?」

    ハルヒ「さっき説明したじゃない!」

    キョン「俺達が黒の騎士団の内部に入り込むってあれか?んなもん無理に決まってるだろ
    だいたいどうやったら黒の騎士団なんぞに入ることができるんだ?」

    ハルヒ「心配ないわ、もう応募してあるから!」

    キョン「・・・・は?」

    ハルヒ「もうここにいるメンバー分の書類を送ってあるの!
    審査が通れば後日連絡をくれるらしいわ!」

    キョン「そんな話初めて聞いたぞ!だいたいんなもん何処に送ったんだ?」

    ハルヒ「何処って黒の騎士団の関係者に決まってるじゃないの」

    キョン「何でお前がその関係者とやらの連絡先を知ってるんだ?」

    ハルヒ「調べたからに決まってるじゃないの、ゲットーに行けば
    その手の情報はゴロゴロ転がってるわよ!」

    キョン「ゲットーって・・・あの後もお前一人で行ってたのか?」

    ハルヒ「そうよ!」

    キョン「はぁ・・・」

    53 :

    ドラえもんとのコラボ書いてた人か?

    54 = 1 :

    古泉「ブリタニアが血眼になって探している黒の騎士団の人員確保のルートを
    こうも簡単に見つけてしまうとは、流石涼宮さんですね」

    キョン「ハルヒが流石というより、黒の騎士団が甘いんじゃないのか?」

    古泉「あのゼロのことですから、そういったところからは決して足がつかないように
    かなり警戒してるはずです。それを見つけてしまうんですから
    やはり涼宮さんを流石と評するのが的確ですよ」

    ハルヒ「確かに警戒心はかなり強いわね、入手した情報の9割はトラップかガセ
    みたいだったし!」

    キョン「よくもまぁ正解の1割にたどり着いたもんだな」

    ハルヒ「当たり前じゃない!私に不可能はないの!」

    みくる「あ、あのぉ~」

    ハルヒ「何?みくるちゃん」

    みくる「さっき全員の書類を送ったって言ってましたけど・・・
    私に関する書類も送ったんですかぁ?」

    ハルヒ「えぇ、勿論送ったわよ!」

    みくる「こ、困りますぅぅ!」

    キョン「朝比奈さんは外すとさっき決めただろ!どうするんだ?」

    ハウヒ「そんなの適当に誤魔化せば大丈夫よ!みくるちゃん、心配しなくていいのよ」

    55 = 1 :

    みくる「はい・・・」

    ハルヒ「まずは黒の騎士団の内部に入り込んでゼロの信用を得るの!
    そしてゼロが油断した瞬間を狙って仮面を剥ぎ取る!完璧な作戦だわ!」

    キョン「完璧かどうかはさておき、まず書類審査とやらが通らないと話にならないぞ?
    そこら中にいるただの高校生をテロリストが欲しがるとは思えん」

    ハルヒ「大丈夫、きっと通るわ!私を信じなさい!」

    キョン「どこから湧いてくるんだその自信は・・・」

    古泉「何やら面白くなってきましたね」

    キョン「何処がだ」

    みくる「あの、みなさん気をつけてくださいね・・・」


    ------------
    -------
    ---
    -

    ルルーシュの部屋

    C.C「ルルーシュ、腹が減ったぞ。ピザを頼め」

    ルルーシュ「俺は今忙しいんだ、食べたいなら自分で電話して頼め」

    56 = 1 :

    >>53
    そうです

    58 = 1 :

    C.C「さっきからお前は何をしてるんだ?ずっとパソコンの画面ばかり見ているが」

    ルルーシュ「入団希望者のリストを見てるんだ、そろそろ人員を補充する必要があるのでな」

    C.C「まだ団員を増やすのか?組織というのは大きくなりすぎると
    統率がとれにくくなるものだぞ」

    ルルーシュ「無能な人間が上に立ってる場合はな。俺は違う」

    C.C「ふふ、そうだといいがな」

    ルルーシュ「きたるべき東京決戦を迎えるには、もう少し駒がいる
    シュナイゼルが動き出した以上、もうあまり時間が無い
    これが最後の補充だ、だからできるだけ有能な人材が欲しい」

    C.C「それで自ら選別してると言うわけか、ご苦労なことだ」

    ルルーシュ「ん?これは・・・」

    C.C「どうかしたのか?」

    ルルーシュ「・・・入団希望者の中に、生徒会メンバーの名前がある」

    C.C「ほう」

    ルルーシュ「ありえない・・・租界に住むただの一般人がどうやって書類を・・・
    あれほど入り組んだダミーやトラップを全て見破ったとでも言うのか・・・」

    C.C「租界に住む一般人が黒の騎士団に入団を希望する事とはそんなに
    難しいことなのか?」

    59 = 53 :

    >>56
    懐かしいね まだうっすら覚えてるわ
    面白かったよ

    60 = 1 :

    ルルーシュ「あぁ、ブリタニアに情報が漏れたり、スパイ等が潜入しないよう
    様々なトラップを幾重にも張り巡らせてある。租界からの希望者は
    やはり念入りに振るいにかける必要があるからな」

    C.C「ほう、ではそれを突破したそいつらは相当優秀なようだな」

    ルルーシュ「(涼宮がこれらのトラップを突破したなど考えられない
    となると、やはり古泉か)」

    C.C「で?どうするんだ?前は生徒会の人間は出来るだけ巻き込みたくないと言っていたが」

    ルルーシュ「(あの五人はイレヴンだ、ブリタニアと戦う理由はある
    それにこれはゼロの正体を暴く為の策に基づいての行動
    向こうの目的がはっきりしてる以上、スパイだと疑う必要もない)」

    C.C「おい、聞いてるのか?」

    ルルーシュ「(相手の懐に入って油断したところを、とあいつは言ってたな
    その為にはまずゼロの信用を得る事が第一。表では忠誠を近い
    裏では常に俺の仮面を狙っているというわけか)」

    ルルーシュ「フフフ、面白い。入れてみよう!」

    C.C「ほう、意外な判断だな」

    ルルーシュ「確かに出来る事なら友人は巻き込みたくはない!が、あのトラップを
    掻い潜った知力、そして行動力は賞賛に値する!逃すには惜しい人材だ」

    C.C「やれやれ、カレンといいお前といい、生徒会の殆どがテロリストとは
    学園の行く末が心配になるな」

    61 = 53 :

    62 = 1 :

    -----数日が経過したある日(ゲットー)

    ハルヒ「ちょっとキョン、アンタちゃんと地図見てたんでしょうね!」

    キョン「穴が空くほど見てただろ!!ここが指定された場所で間違いない」

    ハルヒ「でもアジトどころかなーんにもないただの更地じゃないの!!」

    キョン「確かに・・・・まさかガセだったのか?」

    ハルヒ「何よアンタ、私が掴んだ情報を疑うわけ!」

    キョン「そうは言わんが・・・」

    古泉「指定された場所だからと言ってそこに黒の騎士団の施設があるとは考えにくいでしょう
    恐らくここに出迎えが来て、そこから移動という手順だと思いますよ」

    ハルヒ「なるほど!流石古泉くんだわ!!や~い、キョンのアホ~!」

    キョン「はぁ・・・」

    古泉「と、言っていたら来ましたよ」

    黒塗りの車がハルヒ達の近くで停車し
    中から大柄な男が降りてきた

    「君達が新入団員だな?」

    ハルヒ「そうよ!!」

    63 = 1 :

    「ん?話には5人だと聞いていたが、後1人はどうした?」

    キョン「え?いやそれはその・・・」

    ハルヒ「途中で怖くなって逃げ出しちゃったのよ!だから私達だけで来ました!」

    「そうか・・・まぁいい、取り敢えず車に乗りなさい。アジトまで案内する」

    ハルヒ「はーい♪行くわよ有希!」

    長門の手を引っ張ってハルヒは勢いよく車に乗り込んだ

    「はは、元気な子だな」

    キョン「騒がしくてすいません」

    「気にしなくていいさ、暗いご時世にはあのぐらい元気なくらいが丁度良い
    さ、君達も早く乗りなさい」

    キョン「あ、はい」



    ハルヒ達を乗せ車は黒の騎士団のアジトへと走り出した

    64 = 1 :

    ----------黒の騎士団アジト

    カレン「え?新しい団員ですか?」

    ゼロ「あぁ、今日ここへ来る予定になっている」

    カレン「ここへですか?でもここは黒の騎士団の中でも初期のメンバーや
    上層部の人達しか入れない場所ですよね?
    入ったばかりの団員を入れるのは危険では・・・」

    ゼロ「問題ない、スパイの類でない事は既に確認済みだからな
    それに、これからここへ来る連中はただの一般団員とは違う」

    カレン「どう違うんですか?」

    ゼロ「即戦力になりうる人材だ、だから最初からアジトに入ってもらう事にした」

    カレン「そうなんですか・・・あの、ナイトメアのパイロットもいるんですか?」

    ゼロ「経験者はいないだろうが、何人かはナイトメアにも乗ってもらう予定だ」

    カレン「え?経験者はいないんですか?」

    ゼロ「あぁ、即戦力というのは何も戦闘においての意味だけじゃないぞカレン」

    カレン「そ、そうですよね、すいません!」

    ゼロ「心配しなくても紅蓮二式は君の専用機だ。これから来る連中や
    藤堂や四聖剣にパイロットを替える予定はないから安心しろ」

    65 = 1 :

    カレン「は、はい!ありがとうございます!」

    コンコン

    「ゼロ、俺だ。新入団員を連れてきた」

    ゼロ「そうか、入れ」

    ガチャッ

    カレン「えっ・・・・・ええ!?」

    「この子達が新しく入団する」

    ハルヒ「カ、カレン!?何であなたがこんな所にいるのよ!?」

    カレン「それはこっちの台詞よぉ・・・」

    キョン「カレン・・・・本当だ、雰囲気は違うが確かにあのカレンだ!」

    「何だ、お前達知り合いだったのか?」

    カレン「学園の友達なの」

    「そうだったのか・・・じゃあカレンがここにいて驚くのは無理もないな」

    ハルヒ「ど、どういう事なのカレン!?何で病弱なアンタが!」

    カレン「これが私の本当の姿よ、シュタットフェルトじゃなく
    紅月カレンとしての私」

    66 = 46 :

    もしかして、長門や古泉って異世界だからとかいう理由で能力を使えない?

    67 :

    >>66
    小泉はともかく長門が制限なく能力使ったらブリタニアなんて話にならんぞ

    68 :

    猿です。
    最後まで書き溜めあります。出来れば支援お願いします

    70 :

    71 :

    しえんしとくか

    72 :

    ここまで違和感なし

    73 = 1 :

    キョン「紅月カレン?」

    カレン「私はブリタニア人と日本人のハーフなの、紅月が日本名で、私の本当の名前よ」

    キョン「そうだったのか・・・」

    ハルヒ「全く気付かなかったわ!まさかカレンに日本人の血が流れてるなんて!
    何か嬉しいわね!!」

    カレン「ありがとう、そう言ってくれると助かるわ」

    古泉「病弱な名家の御嬢様というのは世を忍ぶ仮の姿だったというわけですか」

    カレン「そっ、驚いた?」

    キョン「そりゃもう・・・」

    ハルヒ「全然見破れなかったわ・・・何か悔しいわね」

    「ちなみにカレンは紅蓮二式のパイロット、つまり黒の騎士団のエースだ」

    キョン「なんですと!?」

    ハルヒ「あの赤いののパイロットなの!?凄いじゃないカレン!!」

    古泉「という事は、いつぞや新宿ゲットーで我々を助けてくださったのは
    カレンさんだったというわけですか」

    カレン「そうよ、感謝してちょうだよね!正直ビックリしたわよ
    まさかあなた達がゲットーをうろついてるなんて思わなかったし」

    74 = 1 :

    ハルヒ「そうだったの、御礼を言うわ!あの時は助けてくれてありがとうカレン!」

    カレン「別にそんな、照れるから言わなくていいわよ」

    ゼロ「盛り上がってるところ申し訳ないが、そろそろ話してもいいかな?」

    キョン「うわっ、ゼロ!!」

    ハルヒ「ちょ、ちょっと急に出てこないでよ!ビックリするじゃない!!」

    古泉「いえ、彼はずっと部屋の中にいましたよ」

    ゼロ「一つの事に夢中になると回りが見えなくなるタイプのようだな
    まぁいい、ところで人数が足りないようだが?もう1人はどうした?」

    「それがどうやら直前になって一人辞退したそうだ」

    ゼロ「そうか・・・(朝比奈みくるは自重したわけか)」

    キョン「(これがゼロか・・・実際に会ってみると、威圧感というかオーラが凄いな
    本当にこんな奴の仮面を剥がす事なんて出来るんだろうか・・・)」

    ゼロ「君達の資料は読ませてもらった、それを踏まえた上で所属する部隊を分けたので発表する
    以降は配属された部隊での活動となる。涼宮ハルヒ、君には零番隊でナイトメアに乗ってもらう!」

    ハルヒ「本当!?やったわ!!私ずっと前からナイトメアに乗ってみたいって思ってたのよねぇ!!」

    カレン「零番隊って事は私と同じか」

    75 = 1 :

    ハルヒ「カレンも零番隊って所なの?」

    ゼロ「カレンは零番隊の隊長だ、ナイトメアの操縦方法など指導を受けるといい」

    ハルヒ「隊長!?黒の騎士団のエースであり隊長でもあるなんて
    あなたって本当に全然学園でのキャラと違うのね!」

    カレン「まぁね、嫌いになった?」

    ハルヒ「いいえ、個人的には今のカレンの方が断然好感が持てるわ!」

    カレン「そう、ありがと」

    ゼロ「続いて長門有希、お前もナイトメアに乗ってもらう
    所属するのは壱番隊だ」

    キョン「長門もパイロットか・・・」

    ゼロ「そして次は」

    ハルヒ「キョンよ!」

    ゼロ「・・・・何だ?」

    ハルヒ「こいつはキョンって読んでくれればいいわ!
    みんなそう読んでるし、呼びやすいでしょ?」

    キョン「おい、それがいちいちカットインしてまで言う事か!」

    ハルヒ「アンタだって本名で呼ばれるよりこっちの方が良いでしょ?」

    77 = 1 :

    キョン「いや、できれば名前か苗字の方が・・・」

    ゼロ「フン、まぁいい。では私もキョンと呼ばせてもらう事にする
    キョン、お前には私の側近として雑務などをこなしてもらいたい」

    キョン「側近?俺がですか?」

    「ゼロ、いくらなんでも入ったばかりの彼では」

    ゼロ「問題ない、やってくれるな?」

    キョン「え、えぇ」

    ハルヒ「(ナイスよキョン!ゼロの側近なんて、仮面を剥がすチャンスが広がるわ!)」

    ゼロ「そして古泉一樹、君には媒体情報管理の方を担当してもらいたい」

    古泉「媒体情報管理?」

    ゼロ「情報全般の整理及び管理は勿論、広報、諜報、渉外など様々な点で
    黒の騎士団を支える部署だ、励んでくれたまえ」

    古泉「なかなか大変そうですね」

    ゼロ「では早速研修といこう。扇、藤堂達の準備はできてるな?」

    「あぁ、問題ない」

    カレン「?これから何かやるんですか?」

    78 = 1 :

    ゼロ「パイロットに命じられた二名はこれから模擬戦を行う!
    相手は藤堂と四聖剣だ」

    キョン「なっ・・・・」

    ハルヒ「なになに、いきなりナイトメアで戦えるの?最高だわ!!」

    カレン「い、いきなり模擬戦だなんて無茶です!この二人はナイトメアの騎乗経験すら
    ないんですよ?まずは基礎からみっちり教えるべきじゃないでしょうか?」

    ゼロ「模擬戦の中で基礎を学んでもらう。実際に戦ってみての経験こそが一番貴重だ
    それにゆっくり教えるほどの時間もない、多少荒っぽいかもしれんが
    この二人をいち早く戦えるパイロットにする為の判断だ」

    ハルヒ「素晴らしい判断だわゼロ!心配しなくても私と有希ならすぐに
    即戦力になってみせるから安心しなさい!」

    キョン「毎度の事ながら何処から湧いて出るんだその自信は・・・」

    ゼロ「フン、それは心強い。カレン、二人のサポートは君に任せる
    君がいるからこそこのような判断が出来たんだ。頼むぞ」

    カレン「はっ、はい!!頑張ります!!」

    「じゃあ三人は俺についてきてくれ!模擬戦をやる場所まで案内する」

    ハルヒ「はーい♪行きましょう有希、カレン!」

    キョン「お、おいハルヒ!あんまり無茶はするなよ!」

    79 = 1 :

    カレンとハルヒ、長門と扇が部屋を出て行った


    ゼロ「古泉一樹、君は下の会議室に行け。そこにディートハルトという男がいるから
    彼の指示に従って行動してくれ」

    古泉「承知しました、ではまた後で」


    キョンを横目で見て古泉も部屋を後にした


    ゼロ「さて、後はお前だけだな」

    キョン「あの、側近のする雑務って具体的にどんな事なんです?」

    ゼロ「実は私には君の他にもう一人側近がいてな。君にはその者の身の回りの世話を任せたい」

    キョン「・・・・・えーっと、つまりは側近の世話係ですか?」

    ゼロ「まぁ簡単に言うとそういう事になる。だが気を抜かない事だ
    ある意味では涼宮ハルヒや古泉一樹よりも、仕事に関してはお前のほうがキツイかもしれん」

    キョン「・・・・・その側近とやらはどんな奴なんです?」

    ゼロ「会ってみれば分かる」

    キョン「はあ・・・」

    80 = 1 :

    ---------ゼロの部屋

    ウィーン

    C.C「遅かったな、ん?そいつは誰だ?」

    ゼロ「さっき話した新入団員だ」

    キョン「ど、どうも・・・(この人がゼロのもう一人の側近で
    俺がこれから世話を焼かなにゃならん人か、まさか女だとはな)」

    C.C「そうか、では何故その新入団員をこの部屋に連れてきた?」

    ゼロ「彼をお前の世話係に任命した、欲しがっていただろ?
    身の回りの世話をしてくれる人間を」

    C.C「ほう、気が利くではないか。しかしいいのか、こいつがここにいると
    お前はアジトの中で仮面を外せる場所がなくなるぞ?」

    キョン「(!?ゼロはこの人の前では素顔を晒しているのか・・・・)」

    ゼロ「別に構わん」

    C.C「そうか、ならばありがたくいただいておこう。おいお前、名前は何て言う?」

    キョン「あっ・・・えっと」

    ゼロ「キョンだ」

    C.C「キョン?変わった名前だな」

    81 = 76 :


    完走期待せざるを得ない

    82 = 1 :

    キョン「あ、それはあだ名です」

    ゼロ「みんなそう読んでいるそうだ」

    C.C「そうか、では私もそう呼ぶとしよう。おいキョン!」

    キョン「何でしょう?」

    C.C「さっそくで悪いが、肩を揉んでくれ」

    キョン「・・・へ?」

    C.C「聞こえなかったのか?肩だ肩、最近疲れが溜まっていてな
    それが終わったら私の服の洗濯、部屋の掃除、一階トイレの電球の取替えを頼む」

    キョン「・・・・・・」

    ゼロ「だから言っただろう、ある意味ではお前が一番キツイと」



    --------ゲットー(外)

    「ここで模擬戦を行う」

    ハルヒ「広いところねぇ、サッカー場か何か?」

    カレン「そうよ、今ではただの廃墟だけどね。誰も近づかないから
    ナイトメアの訓練をする時はいつもここでやってるの」

    84 = 1 :

    ハルヒ「へー、でもまぁ確かにここなら好きなだけ暴れられそうだわ!ね、有希!」

    長門「・・・・・」

    「二人にはこれからあそこにいる四聖剣の四人と戦ってもらう
    とは言え流石にいきなりじゃナイトメアを動かす事さえできないだろうし
    最初に一時間程度操縦方法などを学んでから」

    ハルヒ「あ、それいらない!今すぐ戦わせて!」

    「な、何言ってるんだ?騎乗経験もないのにいきなりナイトメアを動かせるわけがないだろ!」

    カレン「そうよハルヒ!」

    ハルヒ「ゼロも言ってたじゃない、模擬戦の中で基礎を学べばいいって!
    だから面倒な事は省いちゃっていいわ!今すぐ戦わせてちょうだい!」

    「確かにゼロはそう言ったが、操縦方法や起動の仕方なんかは
    基礎以前の問題だ、流石にそれくらいは理解してからじゃないと
    模擬戦なんて到底不可能だ」

    ハルヒ「大丈夫よ、ここに移動するまでの間車の中でカレンがくれたマニュアル読んだし!」

    「いや、しかしだな・・・」

    ハルヒ「有希も大丈夫よね?」

    長門「・・・・」コクッ

    藤堂「ここまで言ってる事だし、いいじゃないか扇」

    85 = 1 :

    「藤堂さん!」

    ハルヒ「藤堂?この人があの藤堂将軍なの?」

    藤堂「教本を読んでいるなら起動の仕方くらいは分かるだろうし
    後は模擬戦の中で学ばせてやればいい」

    「わ、分かりました」

    ハルヒ「なかなか話の分かる人みたいね!私涼宮ハルヒよ!よろしくね!」

    カレン「ちょ、ちょっとハルヒ!!敬語使いなさい」

    藤堂「ははは、構わんさ!なかなか面白い娘だ。しかし、我々は手加減せんぞ?」

    ハルヒ「望む所だわ、私が即戦力になれる逸材だってところを見せてあげる!」

    藤堂「ふむ、楽しみにしているぞ」

    藤堂は自分のナイトメアがある場所へ向かって歩き出した

    カレン「ちょ、ちょっとアンタあんな事言って・・・・知らないわよ!藤堂さんって
    物凄く強いんだからね!勿論四聖剣の人達も!」

    ハルヒ「大丈夫よ、まぁ見てなさい!・・・ていうか、私たちが乗る機体はどれなの?」

    「あそこに置いてある無頼という機体だ」

    ハルヒ「旧型ね・・・・まぁいいわ、乗れるんだったらなんでも」

    88 = 76 :


    さるか?

    89 = 76 :


    91 :

    92 = 76 :


    94 :

    95 = 1 :

    「装備はスタントンファーにアサルトライフル、スラッシュハーケンの三つだ
    ライフルの中に入っているのは勿論実弾ではなく着色弾だから安心しろ」

    ハルヒ「え?そうなの?なーんだ」

    カレン「アンタに実弾入りのライフルなんて撃たせたら死人が出る恐れがあるしね」

    ハルヒ「確かに出るわね、向こうにいるシセイケンとかいう連中の中から♪」

    カレン「・・・・・相変わらず凄い自信ね」

    「模擬戦は涼宮と長門の二機VS四聖剣だ。四聖剣のナイトメアが縦一列に並び
    それを前から順番に戦っていくという内容だ。つまり二対一になるわけだな
    まぁ無いと思うが、四機突破したら最後に藤堂さんと戦えるぞ」

    ハルヒ「面白そうね!」

    「お前達は相手に一打でも攻撃を命中させる事ができれば勝ちだ
    攻撃が当たった段階で受けた側は戦闘を中止することになっているから
    そしたら君達は次の敵に向かっていけ」

    ハルヒ「何だ、楽勝じゃないの!」

    「君達の敗北条件は操縦不能になった場合のみとする
    まぁ胸をかりるつもりでぶつかっていけ、初めての騎乗なら
    勝敗はともかく得るものも多いだろうからな」

    ハルヒ「だからさっきから負けないって何度も言ってるじゃないの、全く!」

    「説明は以上だ。まもなく模擬戦を開始する、ナイトメアに乗ってくれ」

    96 = 1 :

    --------会議室

    ウィーーン

    古泉「失礼します」

    ディートハルト「ん?君がゼロの言っていた新入か」

    古泉「はい、古泉一樹といいます」

    ディートハルト「ディートハルト・リートだ。ここがどういった事をする部署かは
    ゼロに説明を受けたかい?」

    古泉「えぇ、だいたいのことは」

    ディートハルト「ならば今更私が説明すべき事は何もないか
    何か質問があるなら聞くが?」

    古泉「では一つだけよろしいでしょうか?」

    ディートハルト「言ってみたまえ」

    古泉「見たところあなたはブリタニア人のようですが、どうして黒の騎士団に入ったんです?」

    ディートハルト「ブリタニアを良く思ってないのは何もナンバーズだけではないという事だ
    ブリタニア人でありながら黒の騎士団に所属している者は私以外にも沢山いる
    それにつまらんだろ?」

    97 = 1 :

    古泉「何がです?」

    ディートハルト「ブリタニアは既に完成された素材だ、そんなものを見ていても
    何の面白味もない。だがゼロや黒の騎士団は違う、まだまだ未完成であり
    だからこそ面白い!私はゼロによって引き起こされる世界の変化を
    一番近いところで見ていたいのだよ」

    古泉「なるほど、ブリタニア人というのはみな祖国への忠誠心が高い
    国民だと思っていましたが、全員が全員そうというわけではないんですね」

    ディートハルト「それはそうさ。国への忠誠ほど馬鹿らしいものはない」

    古泉「では組織や個人への忠誠はどうです?」

    ディートハルト「ん?」

    古泉「黒の騎士団という組織と、ゼロという個人への忠誠ですよ、どう思いますか?」

    ディートハルト「どちらも組織をまとめる上では必要なことだ
    私個人には忠誠という言葉自体が無縁だが」

    古泉「ではアナタはゼロや黒の騎士団への忠誠心はないと?」

    ディートハルト「私が黒の騎士団に入ったのはさっきも言ったがゼロに興味を持ったからだ
    ここでの行動の原理は全てがそれであり、忠誠などという気持ちは微塵もない
    つまらん存在に成り果てるような事があれば、次の素材に乗り換える、それだけだ」

    古泉「実に分かりやすい回答です。ありがとうございました」

    98 = 1 :

    ディートハルト「質問は終わりか?」

    古泉「えぇ、もう結構です」

    ディートハルト「そうか、ではこれから静岡へ行くから君もついて来なさい」

    古泉「静岡?」

    ディートハルト「他の団員にはまだ発表していないが、近いうちに大きな作戦があるのだよ」

    古泉「その作戦予定地が静岡というわけですか?」

    ディートハルト「あぁ、今回はその下見というわけだ。別に私一人でも構わんがどうする?」

    古泉「行かせていただきます」


    -------
    ---
    -

    -----ゼロの部屋

    バリンッ

    キョン「うわっ・・・・あ~あ、やっちまった」

    C.C「どうした?皿でも割ったのか?」

    キョン「えぇ、すいません」

    99 = 1 :

    C.C「気にするな、皿など何枚でもある。それよりも早くご飯を作れ」

    キョン「わ、分かりました(どんだけこき使うんだこの女は・・・)」

    C.C「ん?おい、手から血が出てるぞ」

    キョン「え?・・・あっ、本当だ!ちきしょー皿の破片か」

    C.C「仕方ない、医務室で絆創膏でも貰ってきてやるか」

    キョン「え?ありがとうございます(何だ、意外と良いところもあるんじゃないか)」

    ウィーーン

    ゼロ「ん?何処へ行くんだC.C?」

    C.C「キョンが手を切ってしまったようでな、医務室に絆創膏をとりに行こうとしていた所だ」

    ゼロ「ほう、珍しく優しいじゃないか。だが残念だがそれは後だ
    これから格納庫で集会を行う、他の団員はもう集まっている。お前達も早く来い」

    C.C「だそうだだが、血は大丈夫か?」

    キョン「えぇ、これくらいなら何とか」

    ゼロ「では格納庫へ」

    100 = 1 :

    ----------格納庫

    ハルヒ「あっ、キョーーン!!こっちよこっち!!」

    キョン「んなでかい声を出さんでも聞こえてるよ
    しかし凄い数だなこれ・・・何人くらいいるんだ?」

    カレン「団員の殆どが来てるからね!ちょっと前までは
    これの10分の1にも満たない人数しかいなかったのよ?」

    キョン「へー、それが今ではこの大所帯か。凄いもんだな
    それよりハルヒ、お前ナイトメアでの模擬戦はどうだったんだ?」

    ハルヒ「フフーン♪よくぞ聞いてくれたわねキョン!!」

    キョン「何だその顔は?まさか勝ったんじゃないだろうな?」

    ハルヒ「そのまさかよ!四聖剣の四人も藤堂将軍も完膚なきまでに叩きのめしてやったわ!」

    キョン「どうして今日始めて操縦桿を握った奴が軍人相手に勝てるんだ・・・」

    カレン「本当に凄かったのよハルヒと長門さんの動き!とても初めてとは思えなかったわ
    特に藤堂さんの三段突きを交わした時の反応なんて、ラウンズクラスよ!」

    ハルヒ「あ~あの攻撃ね、割と簡単に回避できたわよ?ねぇ有希」

    長門「・・・・」コクッ

    カレン「味方なんだし頼もしい限りだけど、エースとして私も負けてらんないわね!」


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