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元スレハルヒ「すっごいこと考えたわ!」

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1 :

毎度毎度いつものことだ…こいつのすっごいことは、俺や朝比奈さんにすっごい迷惑なことにきまっている

ハルヒ「いっつも考えてたんだけど、うちの高校ってやたら坂道が長いじゃない?」

キョン「仕方ないさ…そういう立地の学校なんだからな」

ハルヒ「でね、この間家から学校に瞬時にワープできないか考えていたわけ」

キョン「物理的に不可能なものは無理だろーが」

ハルヒ「くっくっくっく~…できちゃったんだよそれが」


一度医者に行くことを勧める


ハルヒ「どうやって通るってきたと思う?」

キョン「知るかそんなもん」

ハルヒ「それは…」


少しは俺の意見も聞いてくれ

じつは、これがまた後々抱え込まされる厄介事の序章だなんていい加減俺も気づいて…なかった

2 = 1 :

ハルヒ「鏡よ!」

キョン「何がだ」

ハルヒ「移動の方法!鏡通ってきたの…すごいでしょ~。これはわたしの功績によるものなんだから、明日から使うときはわたしに感謝しながら使いなさい」

…何を言うのかこいつは

寒さで頭の中まで凍っちまったんか??


ハルヒ「帰りに見せてやるわ!」


はっきり言って…少し興味はある

3 = 1 :

その日は部活中に何も起きなかった

…ありがたいねぇ~何も起きないってだけど、朝比奈さんの入れてくれるお茶は何倍もおいしく感じるものさ


長門が本を閉じてその日の部活は終わりを告げた

4 :

ほぅ

5 = 1 :

帰り支度をしてるとハルヒがニヤニヤしていて気色悪いので


キョン「なんかあったんか?」


聞いてみた


ハルヒ「見てなさい、キョン!」


どこから持ってきたのか、身の丈ほどの鏡がそこにあった

まさか…こいつ


古泉「どうしましたか?」

キョン「こいつが鏡使って家に帰るんだとよ…バカらしい」

朝比奈「できるんですかぁ?」

キョン「できるわけないじゃいですか…どう考えたって」

8 = 1 :

長門はすでに帰っていていなかった


俺、朝比奈さん、古泉が見守る中ハルヒは


ハルヒ「行くわよ~」

あぁどこへでも行くがいいさ

二週間ほど帰ってくるな


そんな考えが一瞬で消えた

9 = 1 :

ハルヒの半身が鏡の中へ吸い込まれて消えていく

ハルヒ「ほら!やっぱり通れるわ!!」


ついに、ハルヒは消えていた

朝比奈さんは腰をぬかし古泉は何やら考えている

そうだな、とりあえずほほをつねるか、うん痛い

10 = 1 :

次の日の朝、俺は身支度を済ませ、学校に行く準備を終えて鏡の前に立っていた

…うん。物は試しだ


ゆっくり右手をのばす



……人差し指が触れた

触れて、鏡の表面に波模様が立った


うそだろ?

12 :

よし早速wktkさせていただこう

13 = 1 :

怖くなって手を引っ込め、結局いつも通りの手段で学校に行くことにした

ハルヒは教室でご機嫌な顔をしている


ハルヒ「あの鏡は速いし、楽でいいわね」

おまえの物怖じしない性格がうらやましい


キョン「今日もそうやって来たのか…絶対怪しいんだがな」

ハルヒ「誰が出てきてもとっ捕まえてSOS団に強制入部させてやるから安心しなさい」

こいつならやりかねない

そんなことを考えてたら一時間目が始まった

14 = 1 :

2時間目が終わり次の授業が体育なので、着替えていると、いつものように谷口がしょうもない話をしてくるもんだからさっさと靴を履き換えに行った

この時期のサッカーは…つらい

げた箱を開けると、朝なかったはずの妙な封筒があった


キョン「なんだこりゃ?」


とりあえず、その封筒をげた箱に入れたまま放置して体育の授業へ向かった

15 :

巻きますか
巻かれませんか

これだったっけ?

16 = 12 :

>>1
今回は書き貯めしてたりする?

17 = 1 :

その日の俺は調子がすこぶる良かったらしくハットトリックなんてのを決めたもんだから、封筒の存在を忘却の彼方へ運んでいた

げた箱を見て思い出す


キョン「まさか…また朝倉?」

あて名が書いてない


キョン「だがもし朝比奈さんだったら…う~む」

悩んだ挙句、昼休みにこっそり開けることにした

18 :

ハルヒ「どすっこい!」って読んじゃってごめんなさい

19 = 1 :

>>16
時間的に無理だったけど、脳内で完結してるwww

昼休み

弁当も食わず、いつかハルヒに拉致されていった階段の踊り場へ向かった

周囲にだれもいないことを確認し中を見ると、おそらくパソコンの字体で内容が書いてあった


最初の一文が―――

20 :

>>18
ハルヒ「すっとこどっこい!」

21 = 12 :

>>19お前は凄いなwwwktk

22 = 1 :

「いきなりこんな手紙を渡されて混乱していると思うがまずは自己紹介しておこう」

「僕の名前は桜田ジュン。中学二年生だ」

「何であなたがこの手紙を持っているか何か理由があるはずだけど、今はどうでもいい」

「助けてほしい」


そこまで読んでおれは焼却炉の場所を探し始めた

23 :

よくこんなポンポン書けるなあ支援

24 = 12 :

キョンwwwwww

25 = 1 :

焼却炉は一階にある

そこに着くまで読んでやろうじゃないか。よかったなせめて内容を知られてから燃えカスになれて


そんなことを思いつつ続きを読んだ

「ローゼンメイデンっていう言葉を知っているか?知らなきゃググレ」

中二の癖にタメ口って


「君には選んでもらいたい問がある」

ただでさえ数学の補修が近いってのに嫌なっこった


「まきますか  まきませんか」

28 = 1 :

こんなもん答えるまでもないね

悪いね桜田ジュンくんとやら

見ず知らずの手紙にサインしたら、じつは谷口ジュンだった…なんて実にくだらないオチはごめんする


俺は手紙を焼却炉に捨て弁当を食べに教室に戻った

29 = 1 :

教室に着くころにはそんな手紙は忘却の彼方へ消えており、このときばかりは自分の脳細胞の単純さを喜んだ

弁当を書き込み、午後の授業の準備をしようとしたら机の中に何か入っていた


…げ

わずか15分程度まえに捨てた手紙が机の中に封筒と一緒に入っていた


キョン「谷口…しつこいぞ」

谷口「何が?」

キョン「この手紙…おまえだろ?」

谷口「なんだそりゃ?新種のボケか?」

30 = 1 :

その谷口の顔を見て俺は質問をやめた

この顔は…そう、ハルヒが消えたときに俺の質問に対して全くわけがわからない…そう言っていた時の顔だからだ


じゃぁあとイタヅラしそうなのは…

二人浮かんだ

32 = 1 :

放課後

部室で問題の封筒を古泉に見せた

古泉「何ですか?これ」


しらを切っている可能性もある

だが古泉は

古泉「僕はそういうことあまり好きじゃないですね」


そう言って会話は終わってしまった

あとは、あいつか


この珍妙な団の長

――――涼宮ハルヒ

33 :

ハルヒとローゼンのコラボと聞いて

34 = 1 :

まだ来ていないようだから、パソコンを開く

Googleで、『ローゼンメイデン』

打ち込んで検索結果を見たらあるわあるわ

胡散臭いサイトが…全部見れるわけもなく、とりあえず俺は『ローゼンメイデン』が存在していることだけを確認してハルヒが来るのを待っていた

ハルヒに谷口と古泉と同じ質問をぶつけた


返答は

ハルヒ「知らないわよそんなの。わたしそんな趣味ないし」


じゃぁ誰が…?

そういえばこっちのほうはまだ中身を見ていなかった

封を切り中を見る

35 :

見たこと無い

36 = 1 :

「たいていの人間はこんなこと信じそうにないから念のためもう一度送ることにした」

「答えるまで延々に送る」

最近の架空請求よりもたちが悪い


キョン「う~む…」

俺が悩んでると、ハルヒが背後から忍び寄ってきた


ハルヒ「何見てんの?貸しなさい!!」

手紙を取り上げられ、少し考えたのちに事もあろうか


ハルヒ「まきま~す」

勝手にまきますに丸を付けていた…しかもボールペン

37 = 33 :

第何ドールが来るのかwktk

38 = 1 :

キョン「何してんだ!」

ハルヒ「いいじゃない。別に…」

キョン「な…おまえなぁ」

ハルヒ「面白そうだったし…何か起きてないかなぁ?」

俺はもう言葉が出ない

たぶんこの手紙の効力(あればの話だが)は俺が受けることになっているの違いない


受取人も差出人も書いていないがそんな悪寒がしていた

40 = 1 :

長門が本を閉じた

部活動終了である

ハルヒは昨日と同じように鏡を使うそうだ


俺たちは…やめといた

家に着くと妹が


キョン「おっかえり~」


出迎えてくれた

シャミセンも元気そうで何より

41 = 1 :

部屋を開けて電気を点けた

そこまでは良い…いつもの日常だ

だが、制服を脱ぐ前に何かに躓いた


キョン「痛っ」

小さく声をあげ、目の前を見ると信じられない光景が広がっていた

44 = 1 :

見るからにアンティーク製で高額そうな厳かなカバンが一つ…二つ…六つ

キョン「何の嫌がらせだ?」

意味が分からず俺はしばらく立ちつくしたが、妹の声で我に帰った

「キョンく~ん!ご飯だよ~~!!」

急いで着替えて夕食に向かった



そうさ、これは幻覚に決まってる

45 = 1 :

夕食ついでに風呂にも入った

血行が良くなれば幻覚など見るまい

そんなことを考え、風呂から上がった


しかし、俺の読みは砂上の楼閣が如く崩れ去っていくのだ

46 :

続けなさぁ~い
待ってるからね

47 = 1 :

鞄以外に、俺の布団にまた手紙が乗っていた

見たくないが、見ないと何も始まらん

封を開けた


「ありがとう―――まく、を選んで」

選んだのはハルヒだ

「そこに六つのカバンがあるはずだ」

あるとも

「中には人形が入っている」

そんな趣味はないが…?

「まずは、ねじを巻いて起こせ」

なんで??

「巻けばわかる」

いやな予感がするなぁ…

48 :

ハーレムかよ

49 = 1 :

「一つ注意」

「黒いのは最後に巻け」

なんじゃそりゃ?


とりあえず、一つカバンを開けてみた


キョン「うぉ」

中には確かに人形が入ってるなぁ


キョン「悪いが俺に幼女趣味はないぜ」

最初に開けた人形には黄色の服を着ていた


悪いが何の服かなんてわかるまい

そんな趣味はない―――朝比奈さんなら別だが

50 = 46 :

さぁ これを期にローゼンメーデン読むとするか


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