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    元スレ橘「よし!女の子たちに決闘を申し込もう!」

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    151 :

    …なんぞこれ

    153 = 1 :

    棚町「…梅原くん、あいつから色々聞いたわけね……で、今は誰と闘おうとしているの?」

    梅原「…絢辻さんだ」

    棚町「!?」

    梅原「絢辻さんと…次の歴史のテストの点数を勝負するらしい」

    棚町「はぁ!?…そんなの…負けるに決まってるじゃない!!…やっぱり私が殴ったから…頭が…」

    梅原「い、いやだから…」

    田中「薫~!ど、どういうこと~?」

    棚町「…恵子、いろいろあって絢辻さんと純一が、次の歴史のテストで勝負するらしいの…」

    田中「えっ…うん、梅原くんと同じこと言ってる気がするけど?…」

    棚町「あたしにも詳しくはわからないのよ!」

    田中「そ、そうなんだ…絢辻さんと橘くんがね~」

    154 = 1 :

    梅原「『男として負けられない!』とあいつは言ってたよ。それと…『女の子になっても親友だからな…?』だってさ…」

    棚町「…どういう意味かしら…」

    梅原「…俺にもわからねぇよ………まぁ橘が必ずしも負けるとは限らないしな」

    棚町「ほー、その根拠は?」

    梅原「…棚町、俺らの代の入学試験……誰が一位だったか、わかるか?」

    棚町「え?…そりゃ、入学式で新入生代表の挨拶をした絢辻さんでしょ?」

    梅原「ああ、その通りだ。………じゃあ、二位は?」

    棚町「えっ?……そんなの知らないわよ。試験の点数が公表されたわけでもないし」

    梅原「………入学試験二位は…橘だ」

    棚町「なっ…!?」

    田中「えっ!?ええぇぇぇぇ!?」

    棚町「な、何よそれ!!そんなの聞いてないわよ!?」

    155 = 1 :

    梅原「俺も奴が中三の冬から勉強してたのは知ってたが、まさかそこまでとは思ってなかったよ……」

    棚町「勉強してた?だ、だってあいつ、中学三年の三学期は一人でエロ本ばっか読んでたじゃない!!」

    梅原「ああ、それか………逆カバーだよ」

    田中「逆カバー?」

    梅原「よく教科書のカバーを漫画に被せて、授業中に読んだりするだろ?それの逆版だ…」

    棚町「…つまりエロ本を読んでるように見せかけて、教科書を読んでたと…」

    田中「どうしてそんなこと…」

    梅原「…それは俺にもわからねぇ…あいつの思考は常人の斜め上を行ってるからな…」

    棚町「…あいつがそんなに勉強してたとは…なんでそこまで…」

    梅原「…棚町は橘がこの学校を志望した理由…知ってるか?」

    棚町「え?それは、前に聞いたことあるわ。家が近いからでしょ?」

    梅原「それもあるが………じゃあ、本当の理由を知らないんだな…?」

    田中「本当の…理由…」

    156 = 1 :

    梅原「…この高校はこの地域で唯一、屋内プールがある学校…」

    棚町「?それがどうかしたの?」

    田中「もしかして、高校では水泳がしたかったからとか?」

    梅原「…屋内プールがあるということはつまり…『一年中水着女子が拝める!!』…それが本当の理由だ」

    棚町「………」

    田中「………」

    棚町「…まぁ、なんか納得しちゃったわ…」

    田中「…橘くんが用もなしにプールのほうに行くの、ときどき見かけるしね…」

    梅原「…あいつを動かすのはいつでもエロだからな」

    田中「そういえば梅原くん、なんで橘くんが入学試験二位だってこと知ってるの?」

    棚町「そうよ。公表なんてされなかったでしょ?」

    梅原「ああ、それは…橘と高橋先生が話しているのを偶然聞いたんだ」

    梅原「『橘くん、もっとしっかり授業聞きなさい!…あなた入学試験では二番目に成績がよかったのよ?やれば出来る人間なんだから!』ってさ」

    棚町「…そういや、高橋先生はよくあいつに『期待してるんだから』って言ってたわね」

    157 = 1 :

    田中「でも、中間試験や期末試験ではそんなすごい成績でもなかったよね?」

    梅原「…高橋先生との会話を聞いたあと、俺は橘に問い詰めたんだ」

    梅原「入学して最初の1ヶ月間は教室で勉強してたらしい。小テストではかなりの高得点だったんだとか」

    梅原「しかし奴はその時気付いたんだと。『あれ?…女の子たちがちょっと引いてるぞ?…もしかして、僕が気持ち悪いくらいに高得点を出すから!?』ってな…」

    田中「………それはきっと、逆カバーのせいだよね…」

    棚町「…あいつもつくづくアホな男ね…」

    梅原「そんで、それ以降は定期テストや小テストも普通くらいの点数をとることにしたらしいぜ」

    梅原「…まぁそんなわけで、橘は勉強に関してはやれば出来る男ってことだ」

    棚町「…あいつ、とんでもない奴だったのね…いろんな意味で」

    田中「でも相手はあの絢辻さんでしょ?いくら橘くんがすごいからって学年トップに勝てるかどうか…」

    梅原「ああ、だから俺もこの勝負…どうなるのか、まったくわからねぇ…」

    棚町「…さて、勝利の女神はどちらに微笑むのかしら……」

    158 = 1 :

    キーンコーンカーンコーン

    ガラリ

    高橋「はーい、午後の授業を始めるわよー!…っと、今日はこの前予告した小テストをします!みんな、勉強してきたわね?」

    「高橋先生!…その小テストなんですが、僕と絢辻さんの分は、授業が終わったあとすぐに
    採点してくれませんか?」

    高橋「え?…橘くん、それはなぜかしら?」

    「…理由は言えません。でも…どうしてもすぐに結果が知りたいんです!」

    絢辻「高橋先生、私からもお願いします」

    高橋「絢辻さんまで………わかったわ。何か意味があることなのね?…橘くんもやっとやる気を出したみたいだし」

    「ありがとうございます!」

    ザワザワ
    タチバナトアヤツジサンガ?
    ナンダナンダ?ドウイウコトダ?

    高橋「はーい!静かに!…みんなの分もすぐに採点してもいいのよ?」

    シーン

    高橋「…はぁ…みんなも橘くんと絢辻さんのようにやる気を出してくれればいいんだけど…さて、小テストを始めるわよ!」

    159 = 1 :

    ー小テスト開始ー

    「………」カリカリカリ

    絢辻「………」カリカリカリ

    田中「あっ!この問題、進研ゼミでやったことある!」タンポッ

    高橋「田中さん、ちょっと黙りなさい」

    「………」カリカリカリ

    絢辻「………」カリカリカリ

    ー小テスト終了ー

    キーンコーンカーンコーン

    高橋「はい!おしまい!今日解けなかった問題は必ず復習しておくように!」

    「…ふぅ」

    絢辻「………」

    高橋「…橘くん、と絢辻さん…少し待っててね?すぐ採点してくるから」

    ガララ

    161 = 1 :

    絢辻「ふふふ、橘くん、手応えはどうだったかしら」

    「………それなりにできたつもりだけど……一問だけ問題文の意味が掴めなかったよ」

    絢辻「あらあら、私は全問解けたわよ?ふふふっ、これは決まったかしらね?」

    「…まだわからないよ。ケアレスミスしてる場合もあるんじゃない?」

    絢辻「ふん、あたしに限ってそんなことはありえないわよ」

    10分後

    ガラッ

    高橋「…採点、終わったわ。で、どうしましょうか?公表したほうがいいの?」

    「…はい」

    絢辻「お願いします」

    高橋「…じゃあ出席番号順でいくわね。まず、絢辻さんから…」

    162 = 1 :

    行ってきます

    昼か夕方にまた

    165 :

    捕手

    169 = 59 :

    死んでもおとすな

    170 = 42 :

    171 :

     

    172 :

    >>9
    田中「あはは。あっ待ってよ薫~」タンポッ

    タンポッ…?

    173 = 172 :

    どうなってんだよおい
    中途半端な投下はやめてくれ

    174 :

    続きが気になるところで……!



    これが連載作家か……

    175 :

    デュエルじゃなかた

    176 = 133 :

    いいとこで中断かよ
    視聴率稼ぎのB級テレビ番組のCM入りくらいたちわりーぜ

    ほす

    177 = 171 :

    アニメでの田中さんと田中Bの競演は泣けるでー

    178 = 171 :

     

    183 = 181 :

    185 :

    梨穂子は

    186 :

    可愛いなあ!!!

    188 = 42 :

    189 :

    192 = 1 :

    ただいまです
    猿がトラウマになったので5分ペースでいきます

    193 = 1 :

    高橋「…絢辻さんの点数は………」

    高橋「100点よ!さすがね」

    絢辻「ふふっ、ありがとうございます」

    ザワザワ

    梅原「…ひゃー…さすがは絢辻さんだぜ…こりゃあ……」

    棚町「…万が一、純一が100点でも、同点か…」

    田中「その場合はどうなるの?」

    梅原「…わからん。仕切り直しとか?」

    絢辻「いえ、その必要はないわ」

    棚町「…絢辻さん…」

    絢辻「だって彼、一問解けてないもの。ふっ、ふふふっ、名前決めてあげないとね?純子ちゃんとかいいかも。ぷっ、くくくっ」

    田中「?」

    梅原「…大将、今回ばかりは相手が悪かったようだな…」

    「………」

    194 = 1 :

    高橋「…さて、次は橘くんね…」

    高橋「…橘くんの点数は…」

    高橋「120点よ!!…ここまで出来る子とは思わなかったわ…」

    絢辻「はぁ!!?」

    ザワザワ!

    絢辻「ちょ、ちょっと待ってくださいっ!!この小テストは100点満点のはずですよね!?なんで120点なんか…!!」

    高橋「…それについては、先に謝っておくわ…ごめんなさい…」

    高橋「…一問だけね、問題文が少しおかしいところがあったの…普通に読めば答えは一つなんだけど、深く考えるともう一つ答えが出てきちゃうの…私のミスよ…みんな本当にごめんなさい!」

    絢辻「…そ、そんな!でも、橘くん、あなた一問解答できなかったって……!」

    「…絢辻さん、僕は『解けなかった』とは一言も言ってないよ。『問題文の意味が掴めなかった』と言ったんだ」

    絢辻「!!!」

    高橋「…橘くんはその問題を絢辻さんと同様に解答して、私のミスを指摘し、さらにもう一つの答えまで導いていたわ…だから120点は妥当な点数だと思うの」

    絢辻「…くっ…」

    196 = 1 :

    絢辻「………ふぅ」

    絢辻「このダメ教師がっ!!!(そうですか…まぁ先生でもミスすることはありますよ)」

    高橋「!?」

    「あ、絢辻さん!逆、逆!」

    絢辻「えっ?…あ………う、うふふ…」

    高橋「………」

    「絢辻さん、約束通り僕のあの言葉、認めてくれるんだよね?」

    絢辻「………この勝負、『高橋先生のたまーにある仕方のないミスのおかげ』で勝敗が決まっちゃったわけだけど………運も実力の内っていうしね。…いいわ、認めてあげる」

    「ありがとう!」

    高橋「」

    絢辻「あ、それと……」

    ビリビリッ

    絢辻「…この写真もなかったことにしてあげるわ」

    絢辻「…この勝負、わたしの完敗よ!」

    ワァッ!!

    198 = 1 :

    棚町「あんた、やれば出来るじゃない!このこの!」

    田中「ちょ、ちょっとカッコよかったかも///」

    ケン「…絢辻さん相手に……さすがだぜ!」

    マサ「よくわからないけど、やったな!橘!」

    田口「あの女王さ…絢辻さんに勝つなんて、あなたやるわね!」

    山崎「完敗なんてお言葉、二度は聞けないわ!」

    磯前「うん、うん!」

    マリ「ただの変態じゃなかったんだね!」

    「…みんな、ありがとう!」

    梅原「へへっ、大将、モテモテじゃねぇか!よかったな!………っと、もう全部、終わったんだな?」

    「梅原…ああ、終わったよ。協力してくれてありがとう!」

    梅原「だから水くさいってんだよ、大将!俺は本当になにもしちゃいねぇ。全部お前の力だ!」

    「梅原…」

    ギリッ……

    梅原「……ん?」

    200 = 1 :

    上崎「………」ジーッ

    梅原「…(教室の入り口に……誰だ?)」

    上崎「!?………」タタタッ

    梅原「………」

    「ん?どうした?梅原」

    梅原「…いや、なんでもねぇ…あー、勝利の余韻に浸ってるとこわりぃが、ちょっくら用事思い出したわ……じゃあな」タタタッ

    「う、梅原?……あ…行ったか…」

    絢辻「…あの女か…」

    「あ、絢辻さん…?どういうこと?」

    絢辻「…まぁ、いずれわかるわ。……それより橘くん、わたしがあなたを避けてる間…わたしの裏側を引き出そうとしてたけど…どうして?」

    絢辻「…裏側を知ってるあなたなら、無くなってもよかったんじゃないの?むしろ無いほうがいいでしょ?」

    「…なんだかさ、嘘をつかれてるみたいで嫌だったんだ。それに僕は、裏側の絢辻さんも好きだし」

    絢辻「えっ!?す、好き!?///」


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