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元スレP「学生生活でもするか!」
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小鳥「──以上で、明日からの授業に関するお話は終わりです。何か質問のある人ー」
誰も、答えない。
小鳥「……じゃあ委員長さん」
律子「起立」
ガタガタッ!
律子「礼」
バタバタバタ!
教室中、いや学年中が、本日の授業が終了したと同時に慌ただしく色めき立つ。
小鳥「こ、こらー! 廊下は走っちゃダメですよー!」
小鳥が必死に声をかけるが、聞く耳をもっているのは極少数。
みんな、春休み明けて最後の午後休みを満喫するために必死なんだろう。
遊びにいく予定を話し合っている声がチラホラと聴こえてきているし。
誰も、答えない。
小鳥「……じゃあ委員長さん」
律子「起立」
ガタガタッ!
律子「礼」
バタバタバタ!
教室中、いや学年中が、本日の授業が終了したと同時に慌ただしく色めき立つ。
小鳥「こ、こらー! 廊下は走っちゃダメですよー!」
小鳥が必死に声をかけるが、聞く耳をもっているのは極少数。
みんな、春休み明けて最後の午後休みを満喫するために必死なんだろう。
遊びにいく予定を話し合っている声がチラホラと聴こえてきているし。
律子「まったくもー…」
慌ただしいクラスメイトを見送って、静かになった教室に残った律子が溜め息を吐いた。
春香「みんなヌーの群れみたいだったね」
P「怪我人とか出てないだろうな」
静寂を取り戻した廊下に出ながら、何となく血痕なぞ探してしまう。
小鳥「どうしてみんなあんな盛大に校則を破るのかしら…」
律子「うちの学校に“廊下を走るな”という校則は無いですよ」
小鳥「ピヨッ!?」
P「本当か!?」
律子「校則は学生手帳に書いてありますけど…読んでないんですか?」
あー手帳、手帳か。
確かケツのポケットに……ほらっ!
ジャラジャラ。
律子「……小銭入れですね」
P「小銭入れだな」
あれー? 確かに普段はここに入れてるんだけどなぁ…。
慌ただしいクラスメイトを見送って、静かになった教室に残った律子が溜め息を吐いた。
春香「みんなヌーの群れみたいだったね」
P「怪我人とか出てないだろうな」
静寂を取り戻した廊下に出ながら、何となく血痕なぞ探してしまう。
小鳥「どうしてみんなあんな盛大に校則を破るのかしら…」
律子「うちの学校に“廊下を走るな”という校則は無いですよ」
小鳥「ピヨッ!?」
P「本当か!?」
律子「校則は学生手帳に書いてありますけど…読んでないんですか?」
あー手帳、手帳か。
確かケツのポケットに……ほらっ!
ジャラジャラ。
律子「……小銭入れですね」
P「小銭入れだな」
あれー? 確かに普段はここに入れてるんだけどなぁ…。
小鳥「普通生徒手帳は左胸のポッケに入れるでしょう?」
P「俺、常識に捕らわれない男ですから」
律子「無くすくらいなら捕らわれ続けていて下さい」
すみません…。
春香「でも本当にどこで落としたんだろ」
P「朝着替えた時は確かに有った。小銭入れ突っ込んだときに触ったから」
律子「じゃあ小銭入れを使おうと取り出したときじゃないんですか?」
小銭入れを使ったとき…使ったとき……。
P「ジュース買ったときか」
春香「あっ、確かにポケットから取り出してましたよね」
P「拙いな、すぐに探しにいかないと」
律子「生徒手帳を紛失した場合には、反省文を用紙20枚分提出になりますよ」
P「いますぐ探してきます!!」
春香「わ、私も手伝います!」
P「俺、常識に捕らわれない男ですから」
律子「無くすくらいなら捕らわれ続けていて下さい」
すみません…。
春香「でも本当にどこで落としたんだろ」
P「朝着替えた時は確かに有った。小銭入れ突っ込んだときに触ったから」
律子「じゃあ小銭入れを使おうと取り出したときじゃないんですか?」
小銭入れを使ったとき…使ったとき……。
P「ジュース買ったときか」
春香「あっ、確かにポケットから取り出してましたよね」
P「拙いな、すぐに探しにいかないと」
律子「生徒手帳を紛失した場合には、反省文を用紙20枚分提出になりますよ」
P「いますぐ探してきます!!」
春香「わ、私も手伝います!」
>>405
全く同じ事考えてたwwwww
全く同じ事考えてたwwwww
>>405
アイステでそのネタメールしてた奴いたなw
アイステでそのネタメールしてた奴いたなw
職員室に戻るという小鳥さんと、委員会に出席したら帰るという律子に別れを告げて、俺は春香と教室を出た。
P「わざわざ付き合ってくれなくてもいいから、春香も帰っていいんだぞ?」
春香「きっと2人のほうがすぐ見つかりますよ」
そう言って微笑み返してくる春香。
かわいいなチクショウ。
「うっ…うっ……うぅ…」
どこからかすすり泣くような声が聴こえる。
静かな廊下、俺と春香が立ち止まれば足音ひとつしないのに。
P「…なんだ…?」
ウィッチか?
春香「プロデューサーさん、あっちの非常階段からですよ」
春香が指さしたのは、廊下の突き当たりにあるドア。
それは外に通じていて、非常階段が続いているのだが…。
なるほど、確かにドアが少し開いていて、そこから風にのって声が聴こえているようだ。
P「わざわざ付き合ってくれなくてもいいから、春香も帰っていいんだぞ?」
春香「きっと2人のほうがすぐ見つかりますよ」
そう言って微笑み返してくる春香。
かわいいなチクショウ。
「うっ…うっ……うぅ…」
どこからかすすり泣くような声が聴こえる。
静かな廊下、俺と春香が立ち止まれば足音ひとつしないのに。
P「…なんだ…?」
ウィッチか?
春香「プロデューサーさん、あっちの非常階段からですよ」
春香が指さしたのは、廊下の突き当たりにあるドア。
それは外に通じていて、非常階段が続いているのだが…。
なるほど、確かにドアが少し開いていて、そこから風にのって声が聴こえているようだ。
P「誰か居ますかー…」
ドアを開ける。
とすぐに女の子の姿が見えた。
雪歩「ひっ…!?」
雪歩ちゃんだ。
可哀想に、さっきの大行進に遭遇してしまったのか、新品であろう制服は皺くちゃにになり、髪も乱れ放題になっている。
春香「あれ? 新入生代表の子ですか?」
P「そうだよ。…雪歩ちゃん、俺、昨日会ったやつだけど、覚えてるかな?」
何もかもに怯えきった様子だった雪歩ちゃん。
でも、俺と春香を見据えて幾らか落ち着きを取り戻したようだ。
雪歩「は、はい…覚えてます…」
もたれ掛かっていた手すりから離れ、立ち上がって制服の埃を払ったり髪をなおしたりする。
春香「知り合いだったんですか!?」
P「昨日知り合った子が、偶然同じ学校に入学してきたんだ。俺も朝見て驚いたよ」
雪歩「す、すみません…」
何が申し訳ないのか、恐縮してしまう雪歩ちゃん。
なにも悪くないのだから、謝ることなんてないのに。
ドアを開ける。
とすぐに女の子の姿が見えた。
雪歩「ひっ…!?」
雪歩ちゃんだ。
可哀想に、さっきの大行進に遭遇してしまったのか、新品であろう制服は皺くちゃにになり、髪も乱れ放題になっている。
春香「あれ? 新入生代表の子ですか?」
P「そうだよ。…雪歩ちゃん、俺、昨日会ったやつだけど、覚えてるかな?」
何もかもに怯えきった様子だった雪歩ちゃん。
でも、俺と春香を見据えて幾らか落ち着きを取り戻したようだ。
雪歩「は、はい…覚えてます…」
もたれ掛かっていた手すりから離れ、立ち上がって制服の埃を払ったり髪をなおしたりする。
春香「知り合いだったんですか!?」
P「昨日知り合った子が、偶然同じ学校に入学してきたんだ。俺も朝見て驚いたよ」
雪歩「す、すみません…」
何が申し訳ないのか、恐縮してしまう雪歩ちゃん。
なにも悪くないのだから、謝ることなんてないのに。
春香「私、天海春香。2年生だけど、一昨日に転校してきたばかりだからほとんど新入生と一緒なんだ!」
雪歩「あ……萩原雪歩と申します、よろしくお願いいたします」
礼儀正しく御辞儀をされて、慌て春香も御辞儀を返した。
春香「よかったら仲良くしてねっ!」
雪歩「は、はい、こちらこそ」
朗らかに笑う雪歩ちゃんは、やはり儚い感じがして可愛い。
なんというかこう、守ってあげたくなる。
P「…それで、雪歩ちゃんはなんでここに? 1年生は入学式が終われば今日は殆ど終わりのはずだし、校舎が別棟のはずなんだけど…」
雪歩「あ──あああのっ、これを…!!」
あたふたとポケットから取り出し、渡されたのは……手帳?
春香「あっ、これ、プロデューサーさんの生徒手帳じゃないですか?」
手帳を開く。
…うん、確かに俺の手帳だ。写真に入学年、所属クラスが書いてある。これなら、持ち主の特定は容易いか。
雪歩「あ……萩原雪歩と申します、よろしくお願いいたします」
礼儀正しく御辞儀をされて、慌て春香も御辞儀を返した。
春香「よかったら仲良くしてねっ!」
雪歩「は、はい、こちらこそ」
朗らかに笑う雪歩ちゃんは、やはり儚い感じがして可愛い。
なんというかこう、守ってあげたくなる。
P「…それで、雪歩ちゃんはなんでここに? 1年生は入学式が終われば今日は殆ど終わりのはずだし、校舎が別棟のはずなんだけど…」
雪歩「あ──あああのっ、これを…!!」
あたふたとポケットから取り出し、渡されたのは……手帳?
春香「あっ、これ、プロデューサーさんの生徒手帳じゃないですか?」
手帳を開く。
…うん、確かに俺の手帳だ。写真に入学年、所属クラスが書いてある。これなら、持ち主の特定は容易いか。
P「……これを届けてくれるために、わざわざ?」
男性が苦手なはずなのに。大行進に揉みくちゃにされて泣き出すくらい怖かったはずなのに。
多分、俺のことを覚えていてくれて、それで昨日のお礼かなにかで届けてくれたんだ。
恐怖を、抑えこんでくれてまで。
雪歩「あ、あの…ご迷惑……でしたよね…?」
そんなことあるもんか。
そんなはずがあるもんか。
こんなにいじらしい後輩が頑張ってくれた事が迷惑だなんて、有るはずがない。
P「──ありがとう。怖かったはずなのに、わざわざ届けにきてくれて」
雪歩「ふぁっ…!?」
なにか、感謝の気持ちを表現したくて、何時もの癖で頭を撫でてしまう。
男性恐怖症の子にさすがに無神経だったかとやってから気づいたけど、
雪歩ちゃんは顔を真っ赤にして、口元に握った片手を持ってきてモジモジしてるだけで、特別嫌がったり怖がったりしてる様子はない。
よかった…。
男性が苦手なはずなのに。大行進に揉みくちゃにされて泣き出すくらい怖かったはずなのに。
多分、俺のことを覚えていてくれて、それで昨日のお礼かなにかで届けてくれたんだ。
恐怖を、抑えこんでくれてまで。
雪歩「あ、あの…ご迷惑……でしたよね…?」
そんなことあるもんか。
そんなはずがあるもんか。
こんなにいじらしい後輩が頑張ってくれた事が迷惑だなんて、有るはずがない。
P「──ありがとう。怖かったはずなのに、わざわざ届けにきてくれて」
雪歩「ふぁっ…!?」
なにか、感謝の気持ちを表現したくて、何時もの癖で頭を撫でてしまう。
男性恐怖症の子にさすがに無神経だったかとやってから気づいたけど、
雪歩ちゃんは顔を真っ赤にして、口元に握った片手を持ってきてモジモジしてるだけで、特別嫌がったり怖がったりしてる様子はない。
よかった…。
朝9時まで仕事か
やよい「お茶です、プロデューサー」P「すいません、やよいさん」
を思い出した
やよい「お茶です、プロデューサー」P「すいません、やよいさん」
を思い出した
春香「………」
……な、なんだ?
春香「それ、プロデューサーさんの癖ですか?」
それ?
…この“撫でこ撫でこ”のことかな?
P「ああっと、昔から義妹(いもうと)とかにやってたから…つい」
凝視されているのが恥ずかしくなって、雪歩ちゃんから手を放す。
雪歩ちゃんも顔を染めたまま硬直してしまっている。
春香「じゃあ、昔っから女たらしなんですね」
P「なんでそうなる!?」
春香「髪を触るのって、女の子にとってはすごい愛情表現なんですよ?」
P「…そ、そうなの?」
つい雪歩ちゃんに尋ねる。
雪歩ちゃんは顔をさらに紅潮させて俯いてしまった。
…これはイエスでいいのかな?
……な、なんだ?
春香「それ、プロデューサーさんの癖ですか?」
それ?
…この“撫でこ撫でこ”のことかな?
P「ああっと、昔から義妹(いもうと)とかにやってたから…つい」
凝視されているのが恥ずかしくなって、雪歩ちゃんから手を放す。
雪歩ちゃんも顔を染めたまま硬直してしまっている。
春香「じゃあ、昔っから女たらしなんですね」
P「なんでそうなる!?」
春香「髪を触るのって、女の子にとってはすごい愛情表現なんですよ?」
P「…そ、そうなの?」
つい雪歩ちゃんに尋ねる。
雪歩ちゃんは顔をさらに紅潮させて俯いてしまった。
…これはイエスでいいのかな?
>>445
ただしイケメンに限る
ただしイケメンに限る
春香「──ではプロデューサーさん、どうぞ!」
ずいっと、頭を差し出してくる春香。
…え? 何? どうしろと?
雪歩「……たぶん、春香さんもしてほしいんだとおもいます…」
雪歩ちゃんが耳打ちしてくれる。
そうか、撫でればいいのか。
……なんだと?
P「……よし、よし」
撫でこ撫でこ撫でこ撫でこ。
春香「ふおぉ…!?」
なんか驚嘆してる。
ああ、無意識にやるなら兎も角、「やって」と言われてやると滅茶苦茶恥ずかしい。
P「……もういいかい?」
春香「ん……んん、そうですね…今日のところはこれくらいで勘弁してあげましょう」
いつの間にか俺が許しを乞う立場に立たされている…!!
ずいっと、頭を差し出してくる春香。
…え? 何? どうしろと?
雪歩「……たぶん、春香さんもしてほしいんだとおもいます…」
雪歩ちゃんが耳打ちしてくれる。
そうか、撫でればいいのか。
……なんだと?
P「……よし、よし」
撫でこ撫でこ撫でこ撫でこ。
春香「ふおぉ…!?」
なんか驚嘆してる。
ああ、無意識にやるなら兎も角、「やって」と言われてやると滅茶苦茶恥ずかしい。
P「……もういいかい?」
春香「ん……んん、そうですね…今日のところはこれくらいで勘弁してあげましょう」
いつの間にか俺が許しを乞う立場に立たされている…!!
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