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元スレP「学生生活でもするか!」
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有り難う御座います。
良く言えば即興、悪く言えばながらの身では在りますが、
出来得る限りの全力を尽くしたく存じます。
良く言えば即興、悪く言えばながらの身では在りますが、
出来得る限りの全力を尽くしたく存じます。
【4月】
P「うぅん…」
朝。
カーテンの隙間から射し込む陽の光が俺を目覚めさせる。
だけどもう少し眠りたい。
瞼を閉じたまま、手探りではだけた掛け布団を探す。
……見つけた。
けどおかしい。
布団は“なにかを包んでいる”。その熱源は確かに生き物のもので、つまりそれは、俺以外の人間が俺と同じベッドに入っているということになる。
P「うぅん…」
朝。
カーテンの隙間から射し込む陽の光が俺を目覚めさせる。
だけどもう少し眠りたい。
瞼を閉じたまま、手探りではだけた掛け布団を探す。
……見つけた。
けどおかしい。
布団は“なにかを包んでいる”。その熱源は確かに生き物のもので、つまりそれは、俺以外の人間が俺と同じベッドに入っているということになる。
>>1
やるじゃん
やるじゃん
P「(……どうせ響だろう)」
勝手に俺の部屋に入ってきて、あまつさえ掛け布団を奪うとは、いくら可愛い義妹とはいえ許し難い。
お仕置きが必要だな。
半身を起こし、未だ薄暗い部屋で布団にくるまっている存在を視界に捉える。
片手を布団に添え、いつでも剥げる準備をする。
…3、…2、…1!
P「こーら響ぃ! 勝手に部屋に入るなといつ…も…」
フサフサ。
布団を剥ぎ取ると同時に抱きついて、『くすぐり地獄の刑』を執行しようとしたのだが。
わふわふ。
俺が抱きしめた相手は、到底可愛い義妹とは似ても似つかぬ毛の色(茶金)で、
義妹よりも異常なほど毛深くて(ていうか毛むくじゃら)、
全力で照れる義妹と違い、むしろ嬉しそうに息を荒げる。
そんな相手だった。
勝手に俺の部屋に入ってきて、あまつさえ掛け布団を奪うとは、いくら可愛い義妹とはいえ許し難い。
お仕置きが必要だな。
半身を起こし、未だ薄暗い部屋で布団にくるまっている存在を視界に捉える。
片手を布団に添え、いつでも剥げる準備をする。
…3、…2、…1!
P「こーら響ぃ! 勝手に部屋に入るなといつ…も…」
フサフサ。
布団を剥ぎ取ると同時に抱きついて、『くすぐり地獄の刑』を執行しようとしたのだが。
わふわふ。
俺が抱きしめた相手は、到底可愛い義妹とは似ても似つかぬ毛の色(茶金)で、
義妹よりも異常なほど毛深くて(ていうか毛むくじゃら)、
全力で照れる義妹と違い、むしろ嬉しそうに息を荒げる。
そんな相手だった。
つまり。
その。
“彼女”は──
P「いぬ美いぃぃぃぃ!?」
いぬ美「ワンワン!」
ぎゃあ! のしかかられた!
滅茶苦茶しっぽ振ってる。 いまの抱きつきで「遊んでくれるの?」と勘違いしたっぽい。
……重い!!
P「ちょっ…、ギブギブ、いぬ美おりておりてばぶぶぶ」
顔面がペロペロと舐められておる。
いやこれはベロベロといったほうがいいのか?
俺はこんなモーニングサービス頼んでないよ?
P「ばびぶぼばびばびぶぶぼ!!」
まずい息が出来ない。
やだよ!
高校二年になって最初の日に「犬になめられ酸欠で死亡」なんてアホみたいな死に方は!
ヘルプ! だれか助けてくれ…!!
その。
“彼女”は──
P「いぬ美いぃぃぃぃ!?」
いぬ美「ワンワン!」
ぎゃあ! のしかかられた!
滅茶苦茶しっぽ振ってる。 いまの抱きつきで「遊んでくれるの?」と勘違いしたっぽい。
……重い!!
P「ちょっ…、ギブギブ、いぬ美おりておりてばぶぶぶ」
顔面がペロペロと舐められておる。
いやこれはベロベロといったほうがいいのか?
俺はこんなモーニングサービス頼んでないよ?
P「ばびぶぼばびばびぶぶぼ!!」
まずい息が出来ない。
やだよ!
高校二年になって最初の日に「犬になめられ酸欠で死亡」なんてアホみたいな死に方は!
ヘルプ! だれか助けてくれ…!!
曲がり角でぶつかった転校生:春香
別クラスの合唱部の生徒:千早
困っている所を助けた後輩:雪歩
親友の妹の友達:やよい
親友の妹:伊織
腐れ縁の友達:真
委員長:律子
近所のお姉さん:あずさ
田舎に住んでる従妹:亜美
田舎に住んでる従妹:真美
幼馴染み:美希
義理の妹:響
許嫁:貴音
担任の先生:小鳥
校長:高木
別クラスの合唱部の生徒:千早
困っている所を助けた後輩:雪歩
親友の妹の友達:やよい
親友の妹:伊織
腐れ縁の友達:真
委員長:律子
近所のお姉さん:あずさ
田舎に住んでる従妹:亜美
田舎に住んでる従妹:真美
幼馴染み:美希
義理の妹:響
許嫁:貴音
担任の先生:小鳥
校長:高木
貼っていいのか?
曲がり角でぶつかった転校生:春香
別クラスの合唱部の生徒:千早
困っている所を助けた後輩:雪歩
親友の妹の友達:やよい
親友の妹:伊織
腐れ縁の友達:真
委員長:律子
近所のお姉さん:あずさ
田舎に住んでる従妹:亜美
田舎に住んでる従妹:真美
幼馴染み:美希
義理の妹:響
許嫁:貴音
担任の先生:小鳥
校長:高木
曲がり角でぶつかった転校生:春香
別クラスの合唱部の生徒:千早
困っている所を助けた後輩:雪歩
親友の妹の友達:やよい
親友の妹:伊織
腐れ縁の友達:真
委員長:律子
近所のお姉さん:あずさ
田舎に住んでる従妹:亜美
田舎に住んでる従妹:真美
幼馴染み:美希
義理の妹:響
許嫁:貴音
担任の先生:小鳥
校長:高木
響「にぃにー? 朝からドタバタうるさいぞー?」
そう言いながら登場したのは、二つほど歳の離れた義理の妹、響。
響はいぬ美に押し倒されて絶賛呼吸困難中の俺を見て、笑い出した。
響「あはははは、ほんっとにいぬ美はにぃにが大好きなんだなー」
P「笑ってないで助けんがぶぶ」
響「あ、ごめんごめん。…ほらいぬ美、ごはんあるから食べといで」
いぬ美「わふッ!?」
ごはんと聞くや、いぬ美はその巨躯を翻して一目散に部屋から退場してしまった。
残されたのは顔面がヨダレまみれになった俺と、もう制服に着替え終えて身支度の済んだ響だけ。
響「…とりあえず顔あらってくるといいさー」
P「どうせだから朝風呂するわ」
もそもそと、着替えを取り出して廊下へ向かう。
響が居ないことに気が付いて、呼びに戻ると俺の部屋の片付けなんかはじめてやがった。
響「にぃに、ちゃんと掃除しないと汚いぞー」
P「ほっとけ!」
部屋から引きずり出して、2人揃ってリビングへ向かう。
そう言いながら登場したのは、二つほど歳の離れた義理の妹、響。
響はいぬ美に押し倒されて絶賛呼吸困難中の俺を見て、笑い出した。
響「あはははは、ほんっとにいぬ美はにぃにが大好きなんだなー」
P「笑ってないで助けんがぶぶ」
響「あ、ごめんごめん。…ほらいぬ美、ごはんあるから食べといで」
いぬ美「わふッ!?」
ごはんと聞くや、いぬ美はその巨躯を翻して一目散に部屋から退場してしまった。
残されたのは顔面がヨダレまみれになった俺と、もう制服に着替え終えて身支度の済んだ響だけ。
響「…とりあえず顔あらってくるといいさー」
P「どうせだから朝風呂するわ」
もそもそと、着替えを取り出して廊下へ向かう。
響が居ないことに気が付いて、呼びに戻ると俺の部屋の片付けなんかはじめてやがった。
響「にぃに、ちゃんと掃除しないと汚いぞー」
P「ほっとけ!」
部屋から引きずり出して、2人揃ってリビングへ向かう。
P「ふぅ…バッチリだな」
朝風呂を済ませ、制服も纏い、朝食を終えたら、あとは学校に行くだけだ。
玄関にある姿見の前でポーズを決めながら、響が来るのを待つ。
響「にぃになんか変態みたいさー」
もう来てた。
P「毎日鏡で自分を見て、“俺って格好良い!”と思うことで自己暗示をかけてるんだよ。そうしてると、脳が勘違いして具合の良いホルモンを分泌しやすくなるから、いつしか本当にイケメンになってるという寸法だ」
響「にぃに、イケメンになってモテたいのか?」
P「まぁ、男として生を受けた以上はなぁ」
響「………」
P「響?」
響「にぃには今のままでいいよ」
P「なんだと!?」
響「にぃには充分、イケメンさー」
朝風呂を済ませ、制服も纏い、朝食を終えたら、あとは学校に行くだけだ。
玄関にある姿見の前でポーズを決めながら、響が来るのを待つ。
響「にぃになんか変態みたいさー」
もう来てた。
P「毎日鏡で自分を見て、“俺って格好良い!”と思うことで自己暗示をかけてるんだよ。そうしてると、脳が勘違いして具合の良いホルモンを分泌しやすくなるから、いつしか本当にイケメンになってるという寸法だ」
響「にぃに、イケメンになってモテたいのか?」
P「まぁ、男として生を受けた以上はなぁ」
響「………」
P「響?」
響「にぃには今のままでいいよ」
P「なんだと!?」
響「にぃには充分、イケメンさー」
P「…さて、と」
玄関から出て、家の外に向かい、敷地の外へ出たところで一息つく。
春休みが終わって、今日からまた毎朝の日課をしなければいけない。
それは隣り合う家の、寝坊助さんを起こしてあげること。
寝るのが大好きなのはわかるけど、起こしにいかないと学校も行かずにずっと寝てるから、毎朝起こしに行くのが日課になった。
まぁ、お隣さんだし。
ちなみに親御さんは「あの子ってばPくんが来るとすぐに起きてくるのよねぇ」となんか諦め気味。
信頼されているのだろうか。
P「じゃあ今日も美希を──」
美希「おはよハニ─!!」
P「グホァッ…!」
側面からの強襲だと!?
相手はだれだ!
金色の毛むくじゃらです!
また毛むくじゃらか! 朝から連続だぜ!
今日なら毛有毛現に逢えるかもな!
玄関から出て、家の外に向かい、敷地の外へ出たところで一息つく。
春休みが終わって、今日からまた毎朝の日課をしなければいけない。
それは隣り合う家の、寝坊助さんを起こしてあげること。
寝るのが大好きなのはわかるけど、起こしにいかないと学校も行かずにずっと寝てるから、毎朝起こしに行くのが日課になった。
まぁ、お隣さんだし。
ちなみに親御さんは「あの子ってばPくんが来るとすぐに起きてくるのよねぇ」となんか諦め気味。
信頼されているのだろうか。
P「じゃあ今日も美希を──」
美希「おはよハニ─!!」
P「グホァッ…!」
側面からの強襲だと!?
相手はだれだ!
金色の毛むくじゃらです!
また毛むくじゃらか! 朝から連続だぜ!
今日なら毛有毛現に逢えるかもな!
今のままでいい=モテて欲しくない=にぃには自分だけのにぃにさー///
響はかわいいなぁ
響はかわいいなぁ
P「ゴホッ…ゲホッ…!」
響「にぃに大丈夫か?」
美希「ご、ごめんねハニー……痛かった?」
P「い…いや……ちょっと、当たりどころが悪かっただけだから…」
家の前で2分ほど悶絶していたら、次第に回復した。
P「…美希、今日は自力で起きれたんだな」
美希「うん! 美希がんばったの!」
「褒めて褒めて」と頭を差し出してくるので、反射的に撫でてしまう。
すると何故か響も張り合って頭を差し出してくるので、首の下を軽くくすぐってやった。ポニテヘッドって撫でにくいんだよ。
2人とも気持ちよさそうに目を細めている。
通学路 両手に花もち 立ち尽くす。
なんだこの光景。
響「にぃに大丈夫か?」
美希「ご、ごめんねハニー……痛かった?」
P「い…いや……ちょっと、当たりどころが悪かっただけだから…」
家の前で2分ほど悶絶していたら、次第に回復した。
P「…美希、今日は自力で起きれたんだな」
美希「うん! 美希がんばったの!」
「褒めて褒めて」と頭を差し出してくるので、反射的に撫でてしまう。
すると何故か響も張り合って頭を差し出してくるので、首の下を軽くくすぐってやった。ポニテヘッドって撫でにくいんだよ。
2人とも気持ちよさそうに目を細めている。
通学路 両手に花もち 立ち尽くす。
なんだこの光景。
P「じゃあ、明日からも独りで起きられるなっ」
美希「それはヤなの」
なぜぇぇぇ…?
“無理”じゃなくて“嫌”と言った理由はなぜぇぇぇ…?
美希「今日は特別だから、がんばって起きただけなの。毎日がんばってたらミキ死んじゃう」
P「死なれたくはないな」
美希「でしょ!? だからハニー、明日からも起こしにきてねっ!」
満面の笑顔。
俺のことを、信じて疑わない笑顔。
…この期待とお願いを裏切れるほど、俺は人間やめていない。
P「…少しは善処しろよ?」
美希「善処しますなのっ!」
ビシッと、挙手注目の敬礼動作をやってみせる美希をみて、ついまた頭を撫でてしまう。
幼馴染みとはいえ、甘やかしすぎだろうか。
美希「それはヤなの」
なぜぇぇぇ…?
“無理”じゃなくて“嫌”と言った理由はなぜぇぇぇ…?
美希「今日は特別だから、がんばって起きただけなの。毎日がんばってたらミキ死んじゃう」
P「死なれたくはないな」
美希「でしょ!? だからハニー、明日からも起こしにきてねっ!」
満面の笑顔。
俺のことを、信じて疑わない笑顔。
…この期待とお願いを裏切れるほど、俺は人間やめていない。
P「…少しは善処しろよ?」
美希「善処しますなのっ!」
ビシッと、挙手注目の敬礼動作をやってみせる美希をみて、ついまた頭を撫でてしまう。
幼馴染みとはいえ、甘やかしすぎだろうか。
P「で?」
美希「うん?」
P「今日が特別な日って言ったろ」
美希「言ったよ」
P「なんでだ?」
美希「今日から新学期なの」
P「正確には新学年というかなんというか」
美希「春休みあんなにいっしょだったのに、またミキとハニーは離れ離れになっちゃうの!」
P「学校違うからなぁ」
お隣に暮らしている、幼馴染みの美希。
家が近い、しかも部屋まで窓を挟んだ隣同志という条件が合って、昔からよく遊んだりして、気が付いたら懐かれてた。
美希は俺のことを『ハニー』と呼ぶ。
……親愛の表れなんだろうけど、正直こっぱずかしいのが本音。
美希「うん?」
P「今日が特別な日って言ったろ」
美希「言ったよ」
P「なんでだ?」
美希「今日から新学期なの」
P「正確には新学年というかなんというか」
美希「春休みあんなにいっしょだったのに、またミキとハニーは離れ離れになっちゃうの!」
P「学校違うからなぁ」
お隣に暮らしている、幼馴染みの美希。
家が近い、しかも部屋まで窓を挟んだ隣同志という条件が合って、昔からよく遊んだりして、気が付いたら懐かれてた。
美希は俺のことを『ハニー』と呼ぶ。
……親愛の表れなんだろうけど、正直こっぱずかしいのが本音。
それでこの美希さん、非常に「ヤル気」がないことで俺に有名。
才能が有るし、やればどんなことでも標準以上を出せるはずなのに、面倒くさがってやろうとしない。
美希としては、楽しく日々を暮らせればそれで良いみたいだ。
なんという無欲。
仏かこいつ。
…つまるところ、勉学にしても同じ態度なわけで。
美希は頑張ればできるのに、頑張らなかったから受験に落ちた。
本当は俺と同じ学校に行きたかったらしいんだけど、俺が受けたのは進学校。
油断して事前対策もなにもしていなかった美希は、そのまま親に勧められた私立へ。
あの時の美希の
「ハニーがミキを裏切ったぁ~!!」という叫びは、いまも耳の奥にのこってる。
…知らなかったんだよ…お前が俺と一緒の学校行きたかったなんて。
知ってたら、勉強教えてやれたのに…。
才能が有るし、やればどんなことでも標準以上を出せるはずなのに、面倒くさがってやろうとしない。
美希としては、楽しく日々を暮らせればそれで良いみたいだ。
なんという無欲。
仏かこいつ。
…つまるところ、勉学にしても同じ態度なわけで。
美希は頑張ればできるのに、頑張らなかったから受験に落ちた。
本当は俺と同じ学校に行きたかったらしいんだけど、俺が受けたのは進学校。
油断して事前対策もなにもしていなかった美希は、そのまま親に勧められた私立へ。
あの時の美希の
「ハニーがミキを裏切ったぁ~!!」という叫びは、いまも耳の奥にのこってる。
…知らなかったんだよ…お前が俺と一緒の学校行きたかったなんて。
知ってたら、勉強教えてやれたのに…。
美希の入った『私立961女学院』は、知る人ぞ知るお嬢様学校。ハッキリ言って、学校のレベルでなら俺の学校よりも上だ。
美希みたいに外部生も受験などで入れるが、そこは基本幼等部からのエスカレーター式だとかなんとか。
院長がかなりのやり手らしく、著名人の血縁者などにも率先して薦めてくるため、生徒にとってこの女学院の名はかなりの“箔”になる。
そんなところに入学して凄いじゃないか、と言いたいのだが、美希自信はノリ気じゃなかったのでなんか可哀想だ。
ちなみに、義妹の響もここの中等部に通っている。
響は義母の連れ子で、俺が逢う前から女学院にいた様だから、多分エスカレーターに乗っているんだろう。
…っと、美希や響と雑談しながら歩いていたら時間がちょいとヤバい。朝風呂なんて入ったからか?
美希みたいに外部生も受験などで入れるが、そこは基本幼等部からのエスカレーター式だとかなんとか。
院長がかなりのやり手らしく、著名人の血縁者などにも率先して薦めてくるため、生徒にとってこの女学院の名はかなりの“箔”になる。
そんなところに入学して凄いじゃないか、と言いたいのだが、美希自信はノリ気じゃなかったのでなんか可哀想だ。
ちなみに、義妹の響もここの中等部に通っている。
響は義母の連れ子で、俺が逢う前から女学院にいた様だから、多分エスカレーターに乗っているんだろう。
…っと、美希や響と雑談しながら歩いていたら時間がちょいとヤバい。朝風呂なんて入ったからか?
P「響、美希、俺先いくから!」
分岐路近くに差し掛かって、俺は駆け出しながら2人に告げる。
響「にぃに気をつけろよー!」
美希「浮気したら許さないのー!」
美希はなにを言ってるんだ。
ともあれ、駆け出したまま俺は後ろ手に返事を返すと、全力疾走へ移行する。
961のとこは、専用の循環バスが走っているので遅刻にはなりにくい。
だが俺の方はそうもいかなくて、こんな風に遅刻ギリギリになると韋駄天走りを披露せざるを得ない。
フハハハハ、見よこの華麗なフォーム!
まるで足がナルトのように渦を巻いておるわ!
背景もまるで線が流れているだけのようだ!
……いける、いけるぞ!!
このペースのままなら確実に始業式には──
P「──うぉあ!!?」
春香「きゃあっ!!?」
分岐路近くに差し掛かって、俺は駆け出しながら2人に告げる。
響「にぃに気をつけろよー!」
美希「浮気したら許さないのー!」
美希はなにを言ってるんだ。
ともあれ、駆け出したまま俺は後ろ手に返事を返すと、全力疾走へ移行する。
961のとこは、専用の循環バスが走っているので遅刻にはなりにくい。
だが俺の方はそうもいかなくて、こんな風に遅刻ギリギリになると韋駄天走りを披露せざるを得ない。
フハハハハ、見よこの華麗なフォーム!
まるで足がナルトのように渦を巻いておるわ!
背景もまるで線が流れているだけのようだ!
……いける、いけるぞ!!
このペースのままなら確実に始業式には──
P「──うぉあ!!?」
春香「きゃあっ!!?」
P「…うぅ…」
春香「あたたたた……」
「どんがらがっしゃーん」という音とともに、俺の意識はブラックアウト。
一瞬だけ正体不明に陥るも、持ち前の体力ですぐさま回復に入る。
…どうやら俺の不注意で女の子にぶつかってしまったみたいだ…。
P「だ、大丈夫?」
まだ視界がグラつくが、女の子の安否が気にかかる。
無理やり立ち上がって、よろめきながらも女の子に近付く。
春香「は、はい……すみませんぶつかって…」
P「いや、俺の方が走っててぶつかったから……ほら」
平衡感覚が回復したので、女の子に手を差し出した。
一瞬、スカートの中が見えた気がしたが、即座に視線を背ける事でそれを放棄。
女の子は恐る恐るといった感じで手を取って、俺はそれを一気に引き上げた。
春香「あたたたた……」
「どんがらがっしゃーん」という音とともに、俺の意識はブラックアウト。
一瞬だけ正体不明に陥るも、持ち前の体力ですぐさま回復に入る。
…どうやら俺の不注意で女の子にぶつかってしまったみたいだ…。
P「だ、大丈夫?」
まだ視界がグラつくが、女の子の安否が気にかかる。
無理やり立ち上がって、よろめきながらも女の子に近付く。
春香「は、はい……すみませんぶつかって…」
P「いや、俺の方が走っててぶつかったから……ほら」
平衡感覚が回復したので、女の子に手を差し出した。
一瞬、スカートの中が見えた気がしたが、即座に視線を背ける事でそれを放棄。
女の子は恐る恐るといった感じで手を取って、俺はそれを一気に引き上げた。
ゲームのようにそれぞれの√があるに決まっているだろっ
それぞれのPの心の中にメインはあるんやで
それぞれのPの心の中にメインはあるんやで
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