元スレ火憐「じゃあ処女やる。私の処女あげるから」 暦「それならいいぜ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
352 :
すみません、IDかわりますが>>1です
予定が長引きそうで投下できそうにありません
このスレは適当に落として下さい
また夜にでもスレたてなおしますので、よければまたきて下さい…
353 = 230 :
まだか!?!?!?
354 :
わたしまーつわ
356 = 230 :
夜まで保守だ!
わかってるな!?
357 = 297 :
お前らすげえな
362 :
遅れた
363 :
364 = 362 :
忍「さて……そろそろ儂はお前様の影に戻る、いらぬ面倒事を引き起こしかねんからな」
阿良々木「心配してくれてありがとな、忍」
忍「礼には及ばんよ、別にお前様のためのことではないのじゃからな」
阿良々木「……なあ、忍」
忍「ん?」
阿良々木「お前は……その恋慕狐にやられたりはしないんだよな?」
別に忍のことを疑うわけじゃない、ただ確認しておきたかったのだ。
高位の怪異であるこの麗しい吸血鬼も今はほとんど力が残されていない。
僕の一番近くにいる忍にもその怪異の効果が及んでしまうとするならば……
文字通り、腹をくくるしかないのだ。
365 :
びっくりして、うんこもれた
366 :
続けてください
367 = 365 :
>>366
えっはい、わかりました
それで、急いでトイレに駆け込んだんですが、トイレットペーパーが切れてたんですよ
368 = 363 :
グッドタイミングだわ
内容知らないんで>>1から読んで来ます
369 :
きた!?
370 = 296 :
>>1かどうかなんて問題ない
俺の望んだ展開が来たのだ
371 = 313 :
>>370
お前とは旨いジュースが呑めそうだ
372 = 362 :
忍「怖いか、お前様よ」
阿良々木「……ああ、怖いな」
今まで味方だと思っていた仲間が敵に回る、そんなのは漫画や小説ではありがちな展開で若干古臭いとさえ思う。
それでも現実にそれが起こってほしいなどとは到底思えない。
繰り返すが僕は忍を疑ったわけじゃない。怖かったのだ。
忍「いらぬ心配をする暇があれば何とかこの状況を切り抜ける方法でも考えるんじゃな」
忍「今の儂とはいえ、そんな極東の弱小怪異にやられるほど落ちぶれてはおらぬよ」
阿良々木「そうか……妙なことを聞いて悪かったな」
忍「かかっ、ま……やられても面白かったかもしれんがの」
僕の不安をよそに忍は、この金髪の美少女はにやりと笑い
忍「怪異のせいにしてしまえばお前様に甘えていくらでもドーナッツをねだれるわ」
阿良々木「……無事にこの一件が終わったら腹いっぱい食わせてやるさ」
こうして、近い将来に僕の財布が軽くなることが確定することとなった。
374 = 362 :
・・・
そんなこんなで、今の僕は目的もなくフラフラと街中を歩きまわっている。
一つの所に腰を落ち着けているのもいいと思ったのだが……それはなんとなく嫌だった。
何が嬉しくて夏休みの一日をじっとして延々と過ごさなければならないのか。
暇とは最安であり最大の麻薬であるとはよく言ったものだ。
それならばこうしていつもは気にも留めない日常の風景に目をやるほうがいい。
阿良々木「……で、こういうイベントが発生するわけか」
僕の歩く道の先、そこにはツインテールを揺らしながら大きなカバンを背負って歩く少女。
道に迷った少女、蝸牛の少女。
八九寺真宵の姿があった。
375 = 365 :
んっふ
376 = 362 :
阿良々木「はぁ……」
まったく、どうしてこんなことになってしまったんだ。
先に忍から説明を受けたように今は恋慕狐とやらの怪異の影響が出ている状態である。
そんな時に限ってこうして知り合いである八九寺と遭遇する。
いや、別に八九寺なんて僕はどうだっていいんだけどさ。もう全然気にも止めていない存在だし。
それでもだよ、一応アイツとは顔見知りであって話したことだってある。
だから警戒するに越したことはないと思うんだ。
え、いつもみたいに抱き着こうとするんじゃないかって?ほっぺをスリスリしたりすんじゃないかって?
まったく何を期待しているのやら。紳士たる僕がそんなことを、ましてやこの状況でするはずがないじゃないか。
377 = 363 :
いいなぁ
379 = 230 :
>>375
ナメコ帰れ
380 :
むしろ神原と知り合ったがゆえに、性に開放的な火憐ちゃんオナシャスッ!
381 = 362 :
いや、それでもだ。ちょっと冷静になって考えてみよう。
確かに八九寺なんかにはちっとも興味はない、それは確定的に明らかではあるよ。
でもだ、僕が興味がなくても八九寺という女の子に対して何のレスポンスもしないのは失礼ではないか?
漢文的に言うならば……いずくんぞ、女性の尊厳を傷つける行為をする人間を紳士と呼べるんや。である
だからだ、ほんの少しくらい、頭をちょっとポンポンするくらいのことはすべきだと思うんだ。
どんなときもどんなときも、僕が僕らしくあるために。紳士らしくあるために。
はぁ、溜め息が出るくらいに僕は優しい人間だな。
382 = 362 :
よし、準備は出来た。もう何も言い残すことはない。
十分伝わったと思う、僕がいかに紳士であるか。やましいことなど一ピコグラムも考えていないということが。
無限の彼方へさあ行くぞ。
阿良々木「はっっっちくじぃぃぃぃぃぃ!!」
383 :
ここらへん無駄にうまいなwwwww
385 = 362 :
八九寺「きゃああああああぁぁぁっっ!?」
阿良々木「あーもうコイツめコイツめ!何でそうやってお前は僕を誘うんだこのこの!!」
何だなんだこのロリロリな体は!このプニプニのほっぺは!この艶々の髪は!
キスしてくれと言ってるようにしか見えないじゃないか!この変態さんめ!
八九寺「ひぁやあああああぁぁぁっっ!!?」
阿良々木「ちっとも興味ないなんて思ってごめんな八九寺!お詫びに一杯舐めてやるからな!」
阿良々木「あーもうクマさんパンツも可愛いなコイツ!脱がせて持って帰っちゃうぞこのー!」
八九寺「ぎにゃあああああぁぁぁっっ!!!?」
次の瞬間、僕の指先に電流走る。
阿良々木「痛ってぇぇぇ!何すんだこの!!」
はっきり言って、痛いのも、何すんだこの!!も
全部僕だった。
386 = 366 :
続けてください
387 :
ニートが待たせてんじゃねーよwwwww
388 = 362 :
八九寺「ふしゃぁぁぁぁ!!」
全身の毛を逆立てて僕を威嚇しにかかる、蝸牛っていうかまんま猫だよな……
阿良々木「落ち着け八九寺!僕だ!阿良々木だ!」
八九寺「ふしゃぁぁぁ…………はっ……?」
呼びかけに反応して僕を認識できたらしく
八九寺「何だ、アマガミ暦さんじゃないですか」
阿良々木「八九寺、人のことを先輩、後輩、委員長、同級生、幼馴染、妹と甘々な恋愛をするゲームみたいに呼ぶな」
阿良々木「僕の名前は阿良々木暦だ」
八九寺「失礼、噛みました」
阿良々木「違う、わざとだ」
八九寺「かみまみた!」
阿良々木「わざとじゃない!?」
八九寺「神谷見た」
阿良々木「それは僕とそっくりの声を持つ人のことか!?」
390 :
いいじゃない
391 :
早くしてくれないと死んじゃう
393 = 362 :
八九寺「しかし阿良々木さん、今日は一体どうされたんですか?」
阿良々木「いや、別にどうもしないよ。ちょっとした面倒事があっただけだ」
八九寺「はぁ、面倒事ですか。本当に阿良々木さんはそういったことに事欠かない人ですね」
阿良々木「あんまり嬉しくないな、それ」
八九寺「何に巻き込まれているかは知りませんけど、あまり無理はしないでくださいね」
八九寺「阿良々木さんはすぐ色々なことに首を突っ込みたがるんですから」
阿良々木「大丈夫だ、ありがとな八九寺」
八九寺「できれば私の服の中に首を突っ込んでくるのもやめてほしいんですけど」
阿良々木「それはダメだ、ごめんな八九寺」
八九寺「どれだけ私に対するセクハラ行為に情熱を持ってるんですか!?」
395 = 362 :
一通り八九寺と話してはみたのだが……妙だ、おかしい。
何というかその、普通すぎる。いつも通りすぎて逆におかしい。
あれ?何か僕、変な思考に走ってないか?
阿良々木「なあ八九寺、お前なんともないか?」
八九寺「はい?何がですか?」
阿良々木「いや、何かいつもと違うなーとか。そんなこと感じたりしないか?」
八九寺「……?別に普通ですけど……?」
……なんだ、恋慕狐とやらの効力もそれほどじゃないらしい。
いや、八九寺は怪異そのものだから影響を受けていないだけなのか?
どちらにせよ、八九寺には何の問題もないようでとりあえずは一安心だ。
阿良々木「そうだな、普段通りでいろよ八九寺。それが一番お前らしい」
八九寺「ええ、普段通り……私はちゃんと阿良々木さんを愛してますよ」
そうして八九寺は普段通りの口調で、普段通りの明るさで、普段通りではないことを口走った。
すいません狐さん、僕はあなたを舐めていたようです。
397 = 363 :
捕手
398 = 373 :
ここは守りに徹する!
399 = 362 :
なるほど、はいはい分かった。ああ、こういう感じね。やられちゃってるよな。
愛がファミマで二百九十八円で売ってるとか言ってる八九寺のセリフじゃないよな。
いやそもそも、僕の名前をアマガミさんとか言った時点で気づくべきだったんだ。
……これ以上踏み込むとマズイ気がする。
人としての第六感、吸血鬼としての第六感の両方が警鐘を鳴らしている。
『大至急、ココカラ立チ去レ』
阿良々木「そうか、じゃあ……そろそろ僕は行くよ」
八九寺「そう……ですか、もう……行ってしまうんですか……」
阿良々木「す、すまないな八九寺……またすぐに会えるさ」
八九寺「ですよね……必ずまた、会いましょう……阿良々木さん」
阿良々木「じゃ、じゃあ……僕はこれで……」
八九寺「あ……!」
阿良々木「…………」
そんな親を愛しむ子供のような目で僕を見るな八九寺ぃぃぃぃぃ!!
400 = 230 :
>>398
刹那かえれ!
みんなの評価 : ★★★
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