元スレほむら「夜が暁けて日常」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
~マミ宅~
ほむら「…………」
ぴんぽ~ん
……カチャカチャ、カタン
ガチャ
ほむら「お邪魔します」
杏子「おう、いらっしゃい」
ほむら「間違えました」パタン
杏子「ぅおーーい! 閉めんなコラ!」
2 = 1 :
ガチャ
ほむら「何であなたがここに居るのよ」
杏子「風に呼ばれてフラ~っとな」
ほむら「……私の主治医を紹介しましょうか?」
杏子「病気じゃねえよ! とっととあがれ!」
ほむら「家主気取りか」
杏子「今日も軽快だなコノヤロー」
3 :
かまわん、続けろ
4 = 1 :
マミ「二人とも玄関先で何やってるのよ」
ほむら「大変よマミ、海賊がいるわ。髪が赤いから間違いない」
杏子「誰がシャンクスだバカヤロー」
マミ「この子、ウチに住まわせることにしたの。その方が面倒が無くていいでしょ?」
ほむら「ああ、海賊じゃなくて自宅警備員ということね」
杏子「ニートじゃねえぞ! バイトはしてるんだからな!」
マミ「はいはい、とにかく二人とも中に入ってちょうだい」
5 = 1 :
マミ「お茶淹れるけど何がいい?」
ほむら「いつもの」キリッ
杏子「毎回違うだろアンタ」
ほむら「まかせるわ」キリッ
杏子「あたし、緑茶おかわり」
ほむら「私も緑茶で」キリッ
杏子「自分の意見ゼロだな」
6 = 1 :
マミ「じゃあ淹れてくるね」
ほむら「黒猫の湯呑みよ?」
マミ「はいはい」パタパタ
杏子「マミ、あたしの湯呑みこっち」
マミ「あっと、そうね。貸して」
杏子「ほれ」
マミ「はい、ちょっと待っててね」パタパタ
ほむら「亭主関白か」
杏子「アイツが良い嫁すぎるのが悪い」
7 :
さるよけ支援
8 = 1 :
マミ「いつの間にか全員分の食器が揃っちゃったわねえ」
<濃いめにねー
<あたしもー
マミ「はーい」
マミ「全く、注文が多いんだから」
マミ「…………」トポポポポ
マミ「~♪」
9 = 1 :
マミ「はいお待たせ~、……あっ」
ほむら「どうしたの?」
マミ「お茶菓子切らしてるの忘れてたわ。買ってくるね」
ほむら「何なら行きましょうか? 杏子が」
杏子「あたしかよ!」
マミ「いいからいいから」
ほむら「……じゃあ私も」
10 :
良スレの予感
11 :
まあマミさんは世話役のが楽しい系の人っぽいよね
12 = 1 :
マミ「ん?」
ほむら「私も一緒に行く」
マミ「……くすっ」
ほむら「む」
マミ「すぐ戻ってくるから、ね?」ナデナデ
ほむら「むぅ」
杏子「お茶うめえ」
13 = 1 :
マミ「そだ、リクエストはある?」
杏子「かもめの玉子」
マミ「あれ結構高いのよ? この近所じゃ12個入りしか無いんだから」
杏子「払う払う」
マミ「もうっ……。暁美さんは?」
ほむら「まかせるわ」キリッ
杏子「いや決めろよ自分で」
15 = 1 :
マミ「じゃあ行ってくるわ」
杏子「んー、気ぃ付けてなー」
ほむら「行ってらっしゃい」
カチャ、……パタン
ほむら「さあ、宝探しの時間だわ」
杏子「アンタといると自宅が無くてよかったと思えるわ」
16 = 10 :
くっ
ググったらなかなか美味そうじゃねぇかかもめの玉子
17 :
ほむマミあんか、素晴らしい
18 = 1 :
杏子「そもそもアンタ何しに来たのよ」
ほむら「何しにって……、別に用は無いけど?」
杏子「無いのかよ」
ほむら「『お誘いしてくれるかな?』ってメールしたら『いいとも!』って返ってきたから」
杏子「アイツ、メールだとすげえノってくるもんなあ」
ほむら「あら、携帯買ったの? 赤外線送って」
杏子「ああ、バイトするんなら持っといた方がいいって言われてさ。ほらよ」
19 = 1 :
ほむら「そういえば、あなたよく面接受かったわね。普通は年齢で弾かれるでしょう?」
杏子「あたしバイト中だけ16歳になる体質だから」
ほむら「マミは許してくれたの?」
杏子「事情が事情だしね……、ってマミはあたしの保護者じゃねーっつーの!」
ほむら「ここに住むことと、交換条件だったりして」
杏子「うお! よく解ったな!」
ほむら「ふふん」ファサッ
20 = 1 :
ほむら「こんなに良い所に住めるなら私もアルバイト始めようかしら」
杏子「最高だぞ? 今なら弁当まで持たせてくれる嫁が付いてくるからな」
ほむら「むしろ嫁だけ持って帰りたいわ。マミ肌恋しいときがあるのよ」
杏子「(マミ肌……?)まあ解らんでもないな。なんかこう抱き締めて欲しくなるよな」
ほむら「ええ、抱かれたくなるわ」
杏子「何かニュアンスが違うんですけど!?」
21 = 7 :
しえん
22 = 1 :
ほむら「マミが他人に抱きつくこと自体がレアなんだけどね」
杏子「マミだけじゃなくて普通そうだろ」
ほむら「間男がいると特にね」
杏子「お邪魔ですぅ?」
ほむら「冗談よ、冗談、ただの冗談、ほんとに冗談」
杏子「シバくぞ」
23 :
これは期待ほむ
24 = 1 :
ほむら「でもまあ、今日の組み合わせもレアと言えばレアだしね」
杏子「確かにこの3人、というかアンタとあたしはカチ合うこと少ないよな」
ほむら「ええ、だから今は貴女とのこの時間を堪能させてもらうわ」
杏子「ほむら……、アンタ……」
ほむら「…………何よ」
杏子「よくそんな恥ずかしいセリフ言えますね」
ほむら「うっさい!!! 自分でもちょっとアレだと思ったわよ!!!」
25 = 1 :
マミ(かもめの玉子、やっぱり12個入りしかないなあ……)
マミ「『お客様の声』に書いていこうかしら、……あら?」
知久「おや? こんにちは、マミちゃん。お買いものかい?」
マミ「はい、お茶菓子を買いに。お父様はお夕飯の材料ですか?」
知久「あー……、うん、そうだね……」
マミ「? どうかしましたか? お父様」
知久「その、『お父様』って呼ばれるのはくすぐったいなって」
26 = 7 :
知久さんとは珍しい
27 = 1 :
マミ「あっ、えっと、すみません、お嫌でしたか?」
知久「嫌ってほどじゃないんだけど、様付けは大げさじゃないかな」
マミ「そっ、それでは何とお呼びしたら……?」
知久「そうだなあ、『おじさん』とかが妥当じゃないかと――ハッ」
マミ「…………」
知久(笑顔のまま固まっている……? 間違いない……!)
知久(この子は極度の気にしぃだ!!!!!)
28 = 1 :
知久(この子は絶対に僕の事を『おじさん』とは呼べない!)
知久(かといって最早『お父様』呼びに戻すことも出来ない!)
知久(そしてこの状況を作り出してしまったのは他ならぬ僕!)
知久(どうする……! 一体どうするのが正解なんだ!)
マミ「…………」
マミ(お父様が笑顔のまま固まってる……! 私、これ知ってる……!)
マミ(お父様は極度の気にしぃだわ!!!!!)
29 = 11 :
っぽいっぽいw
マミさんはそういう気質あるよね、割とガチで本編でも
30 = 1 :
キリカ「ねえ織莉子、笑顔でにらめっこしてる人たちがいるよ」
織莉子「あの人たちはね、キリカ。『気にしぃ』なのよ」
キリカ「きにしー? なんだいそれは」
織莉子「他人を慮るばかりに、自ら泥沼に足を踏み入れてしまう人の事よ」
キリカ「私だってキミの為なら酸の海にも飛びこめるさ」
織莉子「安心しなさい。そんな映画みたいな状況に陥る未来は有り得ないから」
31 = 1 :
織莉子「そうそう、映画と言えば……」
キリカ「ああ、この街を舞台にした映画が製作されるらしいね」
織莉子「見える、見えるわキリカ。未来のスクリーンが見える……!」
キリカ「製作される映画はTVシリーズ総集編の前後篇と完全新作の全3本!!」
織莉子「劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』をどうぞよろしくお願いします!!」
キリカ「……ところで織莉子、スクリーンの中に私達の姿はあるのかい?」
織莉子「それは貴女のその目で確かめなさい。勿論、劇場でね」
32 = 7 :
いい掛け合いだw
33 = 1 :
同時上映、『すっとこホム太郎』もよろしく!
ちょっとコーヒー淹れてきます
34 = 17 :
いてら~
35 = 1 :
マミ「…………」
知久「…………」
さやか「あれ? 二人とも何やってるんスか?」
マミ知「!!!」
さやか「マミさんとパパさんでデートですか~?」
マミ「! ……もう、からかっちゃ駄目よ? ね、パパさん」
知久「! ……そうだよ、さやかちゃん。ね、マミちゃん」
36 = 11 :
さやかちゃんGJ
37 = 1 :
さやか「へへー、ごめんなさーい」
マミ「美樹さんったらー」
知久「さやかちゃんってば―」
ウフフー ヤダモー アハハハ
マミ知(助かったぁ~~~~~!)
38 = 1 :
知久「じゃあ僕はお先に失礼するね」
マミ「はい、パパさん」
さやか「ママさんとたっくんによろしくどうぞ~」
知久「今日はありがとうね、さやかちゃん」
さやか「……ん?」
知久「じゃあね、二人とも気を付けて帰るんだよ?」
マミ「パパさんもお気を付けて」
39 = 1 :
さやか「何で感謝されたのだろうか・・・・・・」
マミ「美樹さん美樹さん」
さやか「はい?」
マミ「私も、ありがとうね」
さやか「何が? ねえ、何が?」
マミ「うふふっ、ナ~イショ」
さやか「……謎は深まるばかりであった」
40 = 7 :
さやかちゃんw
41 = 1 :
ほむら「ねえ、かもめの玉子なんだけど」
杏子「なんだよ、やんねえぞ」
ほむら「ぇ…………」
杏子「わぁかったよ! お前のと交換な!」
ほむら「交換できないタイプのお菓子だったらどうしよう……」
杏子「そん時は普通にあげるよ! いちいち落ち込むな!」
42 = 1 :
ほむら「計画通り」
杏子「涙目だぞ、お前」
ほむら「ウソ!?」
杏子「嘘だけどな」
ほむら「……謀ったわね」
杏子「お菓子で涙目ほむらちゃん~」
ほむら「ぐぬぬぬ」
43 = 1 :
杏子「というかマミ遅くねえ? もう帰ってきてもいい頃なんだけど……」
ほむら「……何のための携帯よ」
杏子「あっ、……慣れてないんだよ、色々とさ」
ほむら「とっとと掛ければ?」
杏子「態度悪いな! ちょっとからかっただけじゃん!」
ほむら「かもめの玉子、プラス1個で手を打つわ」
杏子「ごめん、それは無理だわ」
ほむら「あれっ!!?」
44 = 1 :
マミ「美樹さんは何を買いに来たの? お使い?」
さやか「いやー、ウチのまどか姫がスーパーBIGチョコをご所望で……」
マミ「あらあら、大変ね」
さやか「アイスクライマーに負けるとはなー……、ソロクライマーがなー……」
マミ「DX? X?」
さやか「もちろんDXです」
マミ「分かってるわね」
45 = 7 :
さるよけ支援
46 = 1 :
ぱらりらぴっぽっぴー♪
マミ「あら、電話だわ。……もしもし?」
杏子『遅いぞマミ、どこまで行ってるんだよ?』
マミ「ごめんなさいね? いつものスーパーなんだけど話しこんじゃって」
杏子『まあいいけどさ。……あ、ほむらのお菓子、交換できるヤツにしといて』
マミ「えっ、ああ、はいはい。解りました」
杏子『頼んだぞ? じゃないとほむらが涙目――いだだだ! プッ、ツーツー・・・』
マミ「ふふっ、仲がいいんだから」
47 = 23 :
ほむほむ
48 = 1 :
さやか「誰からですか? 彼氏ですか?」
マミ「残念、杏子でした! 今、暁美さんとウチにいるのよ」
さやか「じゃあ、あたしたちもお誘いしてくれるかな~!?」
マミ「ええ、勿論」
さやか「………………じゃ、まどかに連絡しますわ」
マミ「ちょ、ちょっとどうしたの? 私、変な事言った?」
さやか「いえ……、メールじゃないと駄目なのは解ってましたから……」
マミ「私には全然わからないわ……」
49 = 7 :
メールだと性格変わる人かw
50 = 1 :
杏子「ほむらー、お茶淹れて」
ほむら「もてなされるべきは客だと思うのだけど」
杏子「招いて貰ってるんだから茶ぐらい淹れるべきではないだろうか」
ほむら「仕方ないわね、青汁でいいかしら」
杏子「茶だっつってんだろ」
ほむら「ぐうたらな夫を持ってマミは大変ね。寝取っていい?」
杏子「何でちょくちょく下ネタ入れんの!?」
みんなの評価 : ★★
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