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元スレ男「一人で喫茶店ってのになんか憧れるんだよな……」
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prrrrrrrrr prrrrrrrrr
老人「き、きたかっ!?」
店主「……」ゴ、ゴクリ
男「は、はやく取らないと!!」
青年「あ、ああ!!」
青年「……も、もしもし!?」
青年「……は、はい……はい……。はい…………はい、はい……はい……はい、では……」
青年「…………」ガチャン
老人「ど、どうじゃ!?」
青年「ふ、副賞……賞金200万だって……」ポロポロ
老人「ようやった!!!!!!!!よくやった!!!!!!!!!」
幼女「やったああああああああああ!!!!!!!!!」
老人「き、きたかっ!?」
店主「……」ゴ、ゴクリ
男「は、はやく取らないと!!」
青年「あ、ああ!!」
青年「……も、もしもし!?」
青年「……は、はい……はい……。はい…………はい、はい……はい……はい、では……」
青年「…………」ガチャン
老人「ど、どうじゃ!?」
青年「ふ、副賞……賞金200万だって……」ポロポロ
老人「ようやった!!!!!!!!よくやった!!!!!!!!!」
幼女「やったああああああああああ!!!!!!!!!」
間違えたあああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああ
あああああああああああああああ
どうしたあああああああああああああああああああ
あああああああああああああああ
あああああああああああああああ
>>363
おいいいいいいいいいいいいい
おいいいいいいいいいいいいい
老人「どうなるんじゃ!?どうなるんじゃ!?もうお主、プロの作家なのか!?」
青年「わからない……なんかもうなにがなんだか……夢をみてるみたいだ……」
老人「おおう!ありがちな比喩表現じゃ!それこそがお主じゃぞ!!」
青年「とにかく……とにかく……やったあああああああ!!!!」バンザーイ
幼女「やったあああああああ!!!」バンザーイ
店主「あっはっはっは!!あっはっはっは!!」バンザイ
少女「ふふっ」ニコニコバンザイ
男「良かったですね!!良かったあああああ!!」
老人「うおおおおおおおお!!!」バンザーイ
ーーーーーーーー
ーーーーー
ー
後日・喫茶店
青年「助けて下さいよお!!」
老人「知らん。知らん」
青年「賞とっても次の作品が勝手に完成しないんですよお!!」
老人「こんな時だけ敬語になるな」
青年「このままだと一発屋ですよお!!!あだ名は三木道三ですよお!!!」
老人「知るか。一発屋の小説家よ、経験しとらんお主が悪い」
青年「お願いですってえええ!!!」
老人「知らんと言っとろうが!!」
店主「それにしたって……客の一つも増えやしないね」
男「あはは……まあ、実名出してませんしね……」
少女「その方がいいです。忙しすぎるのは、あまり好きじゃないですし」
幼女「私もー。宿題する場所無くなるし」
ーーーーー
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後日・喫茶店
青年「助けて下さいよお!!」
老人「知らん。知らん」
青年「賞とっても次の作品が勝手に完成しないんですよお!!」
老人「こんな時だけ敬語になるな」
青年「このままだと一発屋ですよお!!!あだ名は三木道三ですよお!!!」
老人「知るか。一発屋の小説家よ、経験しとらんお主が悪い」
青年「お願いですってえええ!!!」
老人「知らんと言っとろうが!!」
店主「それにしたって……客の一つも増えやしないね」
男「あはは……まあ、実名出してませんしね……」
少女「その方がいいです。忙しすぎるのは、あまり好きじゃないですし」
幼女「私もー。宿題する場所無くなるし」
青年「まただ……また売れない小説家だ……」
老人「絞り出さんか。お主はやればできる時代もあったのじゃ」
青年「僕の人生小説一冊分で終わらせてなるものか……乾いた雑巾を絞って出た埃で物語を書き上げてやるうううう!!!」
店主「新たに経験を積むって考えはないのかよ」
青年「ここから出たくない!!この喫茶店から!!」
店主「はぁ……」グッタリ
幼女「仕方ないよー、あの一冊が奇跡だったんだって!次はないって!ね?」ポンッ
青年「全然慰めになってないよ!!!!むしろ落とし入れてるよ!!!!」
青年「というかこんな子どもに慰められる僕って……」
幼女「むー、オレンヂって案出したの私だよー?」
青年「ははぁー!」ズサーッ
店主「あははっ!ま、いいじゃねえか。変わらないってのは、この店にとっちゃいいことさ」
青年「はぁー……」ドンヨリ
老人「絞り出さんか。お主はやればできる時代もあったのじゃ」
青年「僕の人生小説一冊分で終わらせてなるものか……乾いた雑巾を絞って出た埃で物語を書き上げてやるうううう!!!」
店主「新たに経験を積むって考えはないのかよ」
青年「ここから出たくない!!この喫茶店から!!」
店主「はぁ……」グッタリ
幼女「仕方ないよー、あの一冊が奇跡だったんだって!次はないって!ね?」ポンッ
青年「全然慰めになってないよ!!!!むしろ落とし入れてるよ!!!!」
青年「というかこんな子どもに慰められる僕って……」
幼女「むー、オレンヂって案出したの私だよー?」
青年「ははぁー!」ズサーッ
店主「あははっ!ま、いいじゃねえか。変わらないってのは、この店にとっちゃいいことさ」
青年「はぁー……」ドンヨリ
男「でも俺は一番好きですよ。今までで読んだ本の中で、このオレンヂの日が。
こうしていっつも鞄の中にいれてあるんです」ポスッ
青年「ありがとおおお!!!サインするよ!!」
男「いや、もう4つもしてもらってるんですけど……」
青年「構わないさ!!何重にも書き重ねようじゃないか!!」
老人「ま、まあ……わしも……その。
読んでないことも、ゴホンっ!……ない」
青年「爺さあああんっ!!!」
店主「この店の本棚もそれで埋まってるしな」ニカッ
幼女「私も、読書感想文その本で書いたよー」
少女「私も、疲れた時に読んでますよ」
青年「皆……皆、ありがとう……そうだね。そういう人が居てくれるのは、僕の誇りだよ」
老人「書いて残ったものも埃じゃがな」ドッ
青年「おいいいいいい!!!」
こうしていっつも鞄の中にいれてあるんです」ポスッ
青年「ありがとおおお!!!サインするよ!!」
男「いや、もう4つもしてもらってるんですけど……」
青年「構わないさ!!何重にも書き重ねようじゃないか!!」
老人「ま、まあ……わしも……その。
読んでないことも、ゴホンっ!……ない」
青年「爺さあああんっ!!!」
店主「この店の本棚もそれで埋まってるしな」ニカッ
幼女「私も、読書感想文その本で書いたよー」
少女「私も、疲れた時に読んでますよ」
青年「皆……皆、ありがとう……そうだね。そういう人が居てくれるのは、僕の誇りだよ」
老人「書いて残ったものも埃じゃがな」ドッ
青年「おいいいいいい!!!」
カランコロンカラン
青年「なんだこんな時に!!誰だい!?」
親父「……」
店主「あっ……」
少女「えっ……?」
男「ん?」
老人「誰じゃ……?」
幼女「おじさん誰ー?」
男(あ、もしかして少女ちゃんの……?)
店主「……私の父親だ」
男「えっ!?」
>>387
明かされてないのは少女の過去じゃね?
明かされてないのは少女の過去じゃね?
少女「ど、どうして?」
男(ん? んっ?)
店主「私が、本を送ったんだ。自分でな」
青年「え?ぼ、僕の本を……?」
店主「ああ……」
老人「……何かわけがあるのじゃろう。わしらは席を外すべきかな?」
親父「いえ、おかまいなく。どうかそのままで」
老人「……ふむ」
親父「……」
店主「……」
男(な、なんだこの重い空気は……)
店主「店……場所、知ってたんだな」
親父「当たり前だ。娘の居場所を知らない父親がどこにいる」
店主「っ……」
親父「……話題になっていた」
老人「話題?」
店主「……」
親父「同じ客しか来ず、開いている意味のない店だという話をよく聞く。まるで売る気のない店だと」
店主「……」
店主「その通りだよ」
親父「……ふむ」
店主「うちは、常連さんを大切にする店さ。それをポリシーにやってる。
気に入ってくれた人だけ来てくれればいい。誰かを拒んだりもしてないはずなんだけどね。
どうも新規のお客さんが来てくれない」
老人「じゃからそれは、外から中が見えないからじゃ。わしらは皆受け入れておる」
親父「……本を読んだ」
青年「」ビクッ
親父「……素晴らしかった」
店主「えっ?」
親父「ここの名前はでていないが、お前が送ってきたということは、そういうことなのだろう?」
店主「あ、ああ……あれは、この店のことだ」
親父「……素晴らしいと思ったよ。素直に」
青年「あ、ありがとうございます」
親父「……一言だけ言おう」
男「……」ゴクリ
親父「お父さん寂しい」ポロポロ
店主「はっ!?あ!?はぁぁっ!?」
気に入ってくれた人だけ来てくれればいい。誰かを拒んだりもしてないはずなんだけどね。
どうも新規のお客さんが来てくれない」
老人「じゃからそれは、外から中が見えないからじゃ。わしらは皆受け入れておる」
親父「……本を読んだ」
青年「」ビクッ
親父「……素晴らしかった」
店主「えっ?」
親父「ここの名前はでていないが、お前が送ってきたということは、そういうことなのだろう?」
店主「あ、ああ……あれは、この店のことだ」
親父「……素晴らしいと思ったよ。素直に」
青年「あ、ありがとうございます」
親父「……一言だけ言おう」
男「……」ゴクリ
親父「お父さん寂しい」ポロポロ
店主「はっ!?あ!?はぁぁっ!?」
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