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元スレ男「一人で喫茶店ってのになんか憧れるんだよな……」
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>>299ワロタ
少女「そんな話聞いたら、好きなんて言えるわけないでしょ。そういう意味でのずるい、だよ」
店主「あ、なるほどね」
少女「私も同意見だよ。お客さんが求めてることをするのが店員なら、私達は間違ったことしようとしてる」
店主「おー、店員の鏡だね」
少女「でも店員だってたまにミスするよね」
店主「どっちなのさ!?」
少女「とにかく、スッキリした。言わないのがむず痒かったから。そういうことだったんだね」
店主「そうさ。人の居場所を作るって、大変だよ。こういう店を開いて、初めて気づいた。
皆が居心地良いのと、私一人が気持ち良いの、どっちとるかなんて、一目瞭然だろ?」
少女「なんか、余裕がムカつく」
店主「大人になると余裕が出てくるもんなのさ」フフン
少女「ムカつく」
店主「」フフン
少女「ムカつく」
店主「あ、なるほどね」
少女「私も同意見だよ。お客さんが求めてることをするのが店員なら、私達は間違ったことしようとしてる」
店主「おー、店員の鏡だね」
少女「でも店員だってたまにミスするよね」
店主「どっちなのさ!?」
少女「とにかく、スッキリした。言わないのがむず痒かったから。そういうことだったんだね」
店主「そうさ。人の居場所を作るって、大変だよ。こういう店を開いて、初めて気づいた。
皆が居心地良いのと、私一人が気持ち良いの、どっちとるかなんて、一目瞭然だろ?」
少女「なんか、余裕がムカつく」
店主「大人になると余裕が出てくるもんなのさ」フフン
少女「ムカつく」
店主「」フフン
少女「ムカつく」
ーーーーーー
ーーー
ー
カランコロンカラン
男「どうも」
店主「お、来たか。ちょっときついお知らせがあるよ」
男「えっ!?な、なんですか!?来て早々!?」
店主「ま、テーブルの上見りゃわかるさ」
男「……ん?」
男(うわぁ……大量のシチューが待ち構えてる……)
店主「あっはは!その顔!だよな!昨日の夜もその前の日の夜もシチューって言ってたのに、
少女のやつ男がシチュー好きって言うもんだからさ」
男「が、がんばります……!」
青年「がんばりたまえ。僕は見ているだけだけどね」
男「はい……」
ーーー
ー
カランコロンカラン
男「どうも」
店主「お、来たか。ちょっときついお知らせがあるよ」
男「えっ!?な、なんですか!?来て早々!?」
店主「ま、テーブルの上見りゃわかるさ」
男「……ん?」
男(うわぁ……大量のシチューが待ち構えてる……)
店主「あっはは!その顔!だよな!昨日の夜もその前の日の夜もシチューって言ってたのに、
少女のやつ男がシチュー好きって言うもんだからさ」
男「が、がんばります……!」
青年「がんばりたまえ。僕は見ているだけだけどね」
男「はい……」
少女「どうぞ。お代わりは何杯でもあるので」
男「い、いただきまーす……」ハフッハフッ
男(……ん? う、うまっ!!)
男「お、おいしい!!おいしいですこれ!!」ハフッ!!ハフッ!!
店主「昨日の仕込み、これだからな」
少女「冷まして熱してを繰り返してたから、味はよく染み込んでるはず」
男「お代わりお願いします」
青年「はやっ!!」
カランコロンカラン
老人「なんじゃ、騒がしい」
幼女「やっと着いたー……外雨降ってるよー」
男「い、いただきまーす……」ハフッハフッ
男(……ん? う、うまっ!!)
男「お、おいしい!!おいしいですこれ!!」ハフッ!!ハフッ!!
店主「昨日の仕込み、これだからな」
少女「冷まして熱してを繰り返してたから、味はよく染み込んでるはず」
男「お代わりお願いします」
青年「はやっ!!」
カランコロンカラン
老人「なんじゃ、騒がしい」
幼女「やっと着いたー……外雨降ってるよー」
青年「おっ、全員揃ったね!!」
老人「なんじゃ?何かあるんか?」
青年「聞いて驚かないでくれたまえ!!なんと……!」
幼女「あー!!宿題までびしょ濡れー!!」
青年「……~なのだ!!ってちょっと!!」
老人「ん?耳が遠くて聞こえんわい」
青年「耳の遠さ関係ないよね今の!!ちょっと!!僕が重大な発表をしようとしている時に」
幼女「なにー?うるさいなぁーもう」
男「お代わり」スッ
店主「ろ、6杯目……」ワナワナ
少女「はい」ニコニコ
青年「そこ!!食べるのやめて!!」
老人「なんじゃ?何かあるんか?」
青年「聞いて驚かないでくれたまえ!!なんと……!」
幼女「あー!!宿題までびしょ濡れー!!」
青年「……~なのだ!!ってちょっと!!」
老人「ん?耳が遠くて聞こえんわい」
青年「耳の遠さ関係ないよね今の!!ちょっと!!僕が重大な発表をしようとしている時に」
幼女「なにー?うるさいなぁーもう」
男「お代わり」スッ
店主「ろ、6杯目……」ワナワナ
少女「はい」ニコニコ
青年「そこ!!食べるのやめて!!」
最初は男以外の男キャラ出てきてうわぁ…って思ったが
今はいい感じだね
今はいい感じだね
店主「はいはい。んで、何よ?」
青年「はぁー……はぁ……苦労した」
幼女「はやくしてよー」
青年「うるさいな!!ちょっと待ってくれ!!」
老人「んー?耳が遠くて」
青年「まだ何も言ってないから!!というか聞こえてるでしょ!?絶対!!」
青年「……ふうー。実は……このお店を題材にした小説のタイトルが決まりましたあ!!」
店主「へー」
男「おぉぉ代わりぃぃぃ!!」ズバッ
少女「はい」ニコニコ
青年「ちょっともう!!!!」
青年「はぁー……はぁ……苦労した」
幼女「はやくしてよー」
青年「うるさいな!!ちょっと待ってくれ!!」
老人「んー?耳が遠くて」
青年「まだ何も言ってないから!!というか聞こえてるでしょ!?絶対!!」
青年「……ふうー。実は……このお店を題材にした小説のタイトルが決まりましたあ!!」
店主「へー」
男「おぉぉ代わりぃぃぃ!!」ズバッ
少女「はい」ニコニコ
青年「ちょっともう!!!!」
青年「もういいよもう……もう……」
老人「仕方が無いのう……で、どんなタイトルなんじゃ?」
幼女「薔薇を得た魚ー?」
青年「違うよ!!」
青年「各自これを見てくれ……一応物語も書き上げたから。まだまだ推敲するところだらけだけどね……」バサッ
老人「お主、書くのだけは早いんじゃな」
青年「それが、自分でも驚くぐらい筆が進んじゃって。ははは……やっぱり経験していることだからかな?
君のアドバイスを聞いて良かったよ」
男「そんな、滅相もないです……。オレンヂの日、ですか。すごく良いタイトルだと思いますよ」
青年「そ、そうかい!?そう思うかい!?」
老人「ほぉぉ……どんなふざけたタイトルかと思っんじゃが、中々この店にもあっておる」
男「俺もそう思います」
幼女「やったー!私のが採用されてるー!」
老人「仕方が無いのう……で、どんなタイトルなんじゃ?」
幼女「薔薇を得た魚ー?」
青年「違うよ!!」
青年「各自これを見てくれ……一応物語も書き上げたから。まだまだ推敲するところだらけだけどね……」バサッ
老人「お主、書くのだけは早いんじゃな」
青年「それが、自分でも驚くぐらい筆が進んじゃって。ははは……やっぱり経験していることだからかな?
君のアドバイスを聞いて良かったよ」
男「そんな、滅相もないです……。オレンヂの日、ですか。すごく良いタイトルだと思いますよ」
青年「そ、そうかい!?そう思うかい!?」
老人「ほぉぉ……どんなふざけたタイトルかと思っんじゃが、中々この店にもあっておる」
男「俺もそう思います」
幼女「やったー!私のが採用されてるー!」
青年「よ、読んでみてくれるかい?初披露なんだ……」ドキドキ
老人「ふむ」
店主「ああ」
幼女「少女ちゃん、一緒に読もー?」
少女「うん」
男「……」
青年「……」ドキドキ
老人「……」
店主「……」
幼女「……」
少女「……」
男「……」
青年「ちょ、ちょっと!!なんとか言っておくれよ!!僕の心臓が破裂しちゃうよ!!」バクバク
老人「ふむ」
店主「ああ」
幼女「少女ちゃん、一緒に読もー?」
少女「うん」
男「……」
青年「……」ドキドキ
老人「……」
店主「……」
幼女「……」
少女「……」
男「……」
青年「ちょ、ちょっと!!なんとか言っておくれよ!!僕の心臓が破裂しちゃうよ!!」バクバク
男「良い……」
青年「えっ!?」バックンバックン
老人「ふ、ふむ……」
店主「これ……盗作とかじゃないよな?」
青年「そんなわけないでしょ!!正真正銘僕の経験さ!!というか内容に身に覚えあるでしょ!?」
少女「経験だけ話して他の誰かに書いて貰ったとか……?」
青年「泣くよ!?少女ちゃんまでそんなこと言うなら僕は泣くよ!?」
店主「いや……驚いた」
青年「えっ!?」
男「これ……おもしろいですよ」
青年「ほ、本当かい!?」
老人「いや分からんぞ……身内だからこそそう感じるのかも……しかし……むむむ」
店主「応募する価値は、十分にあると思うけどな、私は」
青年「ぃや、やったああああああああ!!!!!」
青年「えっ!?」バックンバックン
老人「ふ、ふむ……」
店主「これ……盗作とかじゃないよな?」
青年「そんなわけないでしょ!!正真正銘僕の経験さ!!というか内容に身に覚えあるでしょ!?」
少女「経験だけ話して他の誰かに書いて貰ったとか……?」
青年「泣くよ!?少女ちゃんまでそんなこと言うなら僕は泣くよ!?」
店主「いや……驚いた」
青年「えっ!?」
男「これ……おもしろいですよ」
青年「ほ、本当かい!?」
老人「いや分からんぞ……身内だからこそそう感じるのかも……しかし……むむむ」
店主「応募する価値は、十分にあると思うけどな、私は」
青年「ぃや、やったああああああああ!!!!!」
老人「しかし、まだガタガタのところがあるような気もするのう」
青年「あ、ああ!!推敲の余地は無限にあると思ってるけど、とりあえず良かったよ!!」
青年「稚拙な表現は君たちの力を貸して貰えないだろうか!?」
男「確かに……まだ魚と薔薇がチラついてますね」
老人「なに、これだけおるのじゃ。なんとかなるじゃろ!」
青年「ありがとう!!ありがとう!!いやー!!今日はいい日だ!!まるでオレンヂの日だ!!あっはっは!!」
幼女「うるさいよー」
店主「まあ、今だけは喜ばしといてやんな」
青年「やったー!!君、僕もそのシチュー貰ってもいいかな!?
実はさっきまで緊張して喉に何も通らなくてね!!腹ペコなんだ!!」
男「えっ、嫌ですけど」
青年「え゛っ!?」ガビーン
青年「あ、ああ!!推敲の余地は無限にあると思ってるけど、とりあえず良かったよ!!」
青年「稚拙な表現は君たちの力を貸して貰えないだろうか!?」
男「確かに……まだ魚と薔薇がチラついてますね」
老人「なに、これだけおるのじゃ。なんとかなるじゃろ!」
青年「ありがとう!!ありがとう!!いやー!!今日はいい日だ!!まるでオレンヂの日だ!!あっはっは!!」
幼女「うるさいよー」
店主「まあ、今だけは喜ばしといてやんな」
青年「やったー!!君、僕もそのシチュー貰ってもいいかな!?
実はさっきまで緊張して喉に何も通らなくてね!!腹ペコなんだ!!」
男「えっ、嫌ですけど」
青年「え゛っ!?」ガビーン
途中まで高橋留美子なイメージだったけど何か雰囲気違って来たな
いや、好きだよ俺はこういうの
いや、好きだよ俺はこういうの
男「俺の食べさしじゃ勿体無いですよ」
青年「ど、どういうことだい!?」
男「一番新参の俺が言うのも生意気かもしれませんけど、皆で祝福しませんか?青年さんを」
老人「ほう、そりゃいいの」
幼女「え!?パーティ!?」
青年「い、いいのかい?少し気のはやいような……」
老人「いいんじゃよ。今を楽しめ。これも経験じゃ」
店主「……よーしっ!そうと決まれば、今日は私の奢り……」
青年「やったああああああ!!!」
店主「と見せかけてそれぞれの自腹だあああ!!」
青年「えええええっ!?」
青年「ど、どういうことだい!?」
男「一番新参の俺が言うのも生意気かもしれませんけど、皆で祝福しませんか?青年さんを」
老人「ほう、そりゃいいの」
幼女「え!?パーティ!?」
青年「い、いいのかい?少し気のはやいような……」
老人「いいんじゃよ。今を楽しめ。これも経験じゃ」
店主「……よーしっ!そうと決まれば、今日は私の奢り……」
青年「やったああああああ!!!」
店主「と見せかけてそれぞれの自腹だあああ!!」
青年「えええええっ!?」
ーーーーーーーー
ーーー
ー
数ヶ月後
青年「ま、あ、がっ……はぁ……はぁー……」バックンバックン
老人「お、落ち着け、やればできる小説家よ。お主はやればできるのじゃ!き、きっと大丈夫!」
青年「は、はっ……うぐっ……」
店主「まあ、無理もないよな……今日が賞の発表日、すなわち小説家にとっちゃ人生の別れ道なんだ」
男「は、発表は何時頃なんですか……?」
青年「も、もうす、もうすぐ、もうすっ」バックンバックン
幼女「なんか緊張してきたー!」
少女「わ、私も……」
ーーー
ー
数ヶ月後
青年「ま、あ、がっ……はぁ……はぁー……」バックンバックン
老人「お、落ち着け、やればできる小説家よ。お主はやればできるのじゃ!き、きっと大丈夫!」
青年「は、はっ……うぐっ……」
店主「まあ、無理もないよな……今日が賞の発表日、すなわち小説家にとっちゃ人生の別れ道なんだ」
男「は、発表は何時頃なんですか……?」
青年「も、もうす、もうすぐ、もうすっ」バックンバックン
幼女「なんか緊張してきたー!」
少女「わ、私も……」
>>345
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>>345-346
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