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元スレ愛「765プロのプロデューサーさんの家にお泊まりです!」

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P「……まあ、次から気をつけてくれればいいから。使いたい時はちゃんと言ってくれよ」
愛「はい……あ、あのっ」
P「ん?」
愛「ホントにごめんなさい! でも、あたし謝りますから!」
愛「プロデューサーさんの言うこと、何でもしますから! だから……」
愛「キライに……ならないで、ください……」
やだな。あたし、泣きそう……すっかりプロデューサーさんに依存してる。
よく言われるんです。あたしは元気な分、逆にへこみやすいって。
P「……なるわけないだろ? これくらいのことでさ」
愛「ホントですか!?」
P「お、おう……」
愛「はい……あ、あのっ」
P「ん?」
愛「ホントにごめんなさい! でも、あたし謝りますから!」
愛「プロデューサーさんの言うこと、何でもしますから! だから……」
愛「キライに……ならないで、ください……」
やだな。あたし、泣きそう……すっかりプロデューサーさんに依存してる。
よく言われるんです。あたしは元気な分、逆にへこみやすいって。
P「……なるわけないだろ? これくらいのことでさ」
愛「ホントですか!?」
P「お、おう……」
P「愛ちゃんってすっごく元気だけど、へこむ時も激しそうだよね」
愛「えっ? なんでわかるんですか!?」
P「……ついでに、復活も早いって言われない?」
愛「あ、はい! 涼さんや絵理さんにも言われました!」
P「だろうねー」
プロデューサーさんが納得したような顔でうなずいてます。
あたしって、そんなにわかりやすい性格かなぁ?
P「まぁ、そこがいいんだけど」
愛「……プロデューサーさん、何か言いましたか?」
P「…………なんでもない」
愛「えっ? なんでわかるんですか!?」
P「……ついでに、復活も早いって言われない?」
愛「あ、はい! 涼さんや絵理さんにも言われました!」
P「だろうねー」
プロデューサーさんが納得したような顔でうなずいてます。
あたしって、そんなにわかりやすい性格かなぁ?
P「まぁ、そこがいいんだけど」
愛「……プロデューサーさん、何か言いましたか?」
P「…………なんでもない」
プロデューサーさんと仲直りした後は、また一緒にテレビを観てました。
時代劇の再放送がやってたのでなんとなく観てたんですけど、あたしって結構こういうの好きなんですよね!
愛「あっ、危ない!」
愛「ダメっ、そっちは……あっ、あっ」
愛「お……おぉー!!」
愛「いけー! てやー!」
その時、『ごん!』っていうすごい音がしました。
なんだろー? って思って横を見たら、プロデューサーさんが顔を押さえてうずくまってました。
なんか夢中で拳を振り回してたら、プロデューサーさんの顔に当たっちゃったみたいです……!?
P「うぐぐ……か、顔が……」
愛「ご、ごめんなさいプロデューサーさん! 濡れたタオル持ってきますね!」
時代劇の再放送がやってたのでなんとなく観てたんですけど、あたしって結構こういうの好きなんですよね!
愛「あっ、危ない!」
愛「ダメっ、そっちは……あっ、あっ」
愛「お……おぉー!!」
愛「いけー! てやー!」
その時、『ごん!』っていうすごい音がしました。
なんだろー? って思って横を見たら、プロデューサーさんが顔を押さえてうずくまってました。
なんか夢中で拳を振り回してたら、プロデューサーさんの顔に当たっちゃったみたいです……!?
P「うぐぐ……か、顔が……」
愛「ご、ごめんなさいプロデューサーさん! 濡れたタオル持ってきますね!」
水で濡らしたタオルをプロデューサーさんに渡しました。
またやっちゃった……もうやだ! なんでこうなっちゃうんだろう……
P「あ、ありがとう。心配ないよ、意外と丈夫だから」
愛「救急車呼ばなくていいですか!?」
P「呼ばなくていいです!」
愛「……そうですか? はぁぁぁ。ごめんなさい、プロデューサーさん……」
P「もういいって。誰だって調子の悪い日くらいある」
愛「それは、そうかもしれませんけど……」
P「もう今日は寝よう。いろいろあって疲れただろ?」
愛「……そう、ですね」
体はぜんぜん疲れてないけど……なんだか精神的に疲れちゃいました。
だから今日はもう、プロデューサーさんの言う通りおやすみすることにします。
またやっちゃった……もうやだ! なんでこうなっちゃうんだろう……
P「あ、ありがとう。心配ないよ、意外と丈夫だから」
愛「救急車呼ばなくていいですか!?」
P「呼ばなくていいです!」
愛「……そうですか? はぁぁぁ。ごめんなさい、プロデューサーさん……」
P「もういいって。誰だって調子の悪い日くらいある」
愛「それは、そうかもしれませんけど……」
P「もう今日は寝よう。いろいろあって疲れただろ?」
愛「……そう、ですね」
体はぜんぜん疲れてないけど……なんだか精神的に疲れちゃいました。
だから今日はもう、プロデューサーさんの言う通りおやすみすることにします。
愛「……あれ? そういえばプロデューサーさん」
P「なんだ?」
愛「あたし、どこで寝ればいいんですか?」
P「そりゃもちろん……あ!?」
プロデューサーさん、なんだかすごくビックリしてます。
あたし、またなにか変なコト言ったかな?
P「しまった……愛ちゃんの分の布団、用意するの忘れてた!」
愛「えっ?」
P「……どうしよう」
P「なんだ?」
愛「あたし、どこで寝ればいいんですか?」
P「そりゃもちろん……あ!?」
プロデューサーさん、なんだかすごくビックリしてます。
あたし、またなにか変なコト言ったかな?
P「しまった……愛ちゃんの分の布団、用意するの忘れてた!」
愛「えっ?」
P「……どうしよう」
愛「あたし、床でいいですよ?」
P「ダメだ! 夜は冷えるんだ、床なんかで寝たら風邪ひくだろ」
愛「じゃあ……」
P「俺が床で寝るよ」
愛「それもダメです! そしたらプロデューサーさんが風邪引いちゃいますよー!」
P「でも、それしかないって。愛ちゃんに風邪なんか引かせたら石川社長に殺されるよ」
愛「うう……」
あたし、幼妻の練習をしてるってことは、一応奥さんってことです。
旦那さんを床で寝かせるなんて、やっていいことじゃないですよね……?
P「ダメだ! 夜は冷えるんだ、床なんかで寝たら風邪ひくだろ」
愛「じゃあ……」
P「俺が床で寝るよ」
愛「それもダメです! そしたらプロデューサーさんが風邪引いちゃいますよー!」
P「でも、それしかないって。愛ちゃんに風邪なんか引かせたら石川社長に殺されるよ」
愛「うう……」
あたし、幼妻の練習をしてるってことは、一応奥さんってことです。
旦那さんを床で寝かせるなんて、やっていいことじゃないですよね……?
愛「……あっ!」
閃きましたー! 1つだけ、2人が風邪をひかなくていい方法がありますっ!
……でも、これってすっごくイケナイことのような気がします。
あたし、ヘンな女の子だって思われないかなあ……
愛「……あの、プロデューサーさん」
P「ん?」
愛「とりあえずお布団は、1つはあるんですよね?」
P「ああ。俺が普段使ってるヤツだけど」
愛「じゃあ……プロデューサーさん」
愛「…………あたしと、寝てくれませんか?」
閃きましたー! 1つだけ、2人が風邪をひかなくていい方法がありますっ!
……でも、これってすっごくイケナイことのような気がします。
あたし、ヘンな女の子だって思われないかなあ……
愛「……あの、プロデューサーさん」
P「ん?」
愛「とりあえずお布団は、1つはあるんですよね?」
P「ああ。俺が普段使ってるヤツだけど」
愛「じゃあ……プロデューサーさん」
愛「…………あたしと、寝てくれませんか?」
P「………………」
あれっ。プロデューサーさん、『はとがまめでっぽーくらった』みたいな顔してる。
もしもーし、プロデューサーさん?
P「……ハッ!?」
愛「プロデューサーさん、大丈夫ですか?」
P「あ、ああ……『寝る』ってそういう意味じゃないよな。愛ちゃんの言うことだし」
愛「あーっ! なんだか分からないけどプロデューサーさん、今バカにしたー!」
P「し、してないしてない! 俺が勝手に勘違いしてただけです、ハイ!」
愛「……勘違いって何ですか? あたし、一緒に寝たいって言っただけですよっ」
P「だよなー、俺はうっかり……」
P「……い、いやぁ!? それもまずいんじゃないのかな!?」
あれっ。プロデューサーさん、『はとがまめでっぽーくらった』みたいな顔してる。
もしもーし、プロデューサーさん?
P「……ハッ!?」
愛「プロデューサーさん、大丈夫ですか?」
P「あ、ああ……『寝る』ってそういう意味じゃないよな。愛ちゃんの言うことだし」
愛「あーっ! なんだか分からないけどプロデューサーさん、今バカにしたー!」
P「し、してないしてない! 俺が勝手に勘違いしてただけです、ハイ!」
愛「……勘違いって何ですか? あたし、一緒に寝たいって言っただけですよっ」
P「だよなー、俺はうっかり……」
P「……い、いやぁ!? それもまずいんじゃないのかな!?」
愛「だいじょーぶですっ! ママだってお風呂は別々ですけど、たまに一緒に寝てますし!」
P「そういう問題じゃなく、倫理的にだな」
愛「リンリテキ?」
P「……あぁ、もう! どう説明すればいいんだ?」
愛「…………なんだかよくわかりませんけど、早く寝ましょう! お布団はここですか?」
P「いや、そこじゃなくてあっちの押入れ。て、なに話進めてんの!?」
愛「こっちかあー! おりゃー!」
押入れからお布団を取り出すと、ぺったんこになった敷き布団と、薄目の掛け布団が出てきました。
きっとこれ、かなり長い間干してないんだろうなあ。明日にでも干しておこうっと!
P「そういう問題じゃなく、倫理的にだな」
愛「リンリテキ?」
P「……あぁ、もう! どう説明すればいいんだ?」
愛「…………なんだかよくわかりませんけど、早く寝ましょう! お布団はここですか?」
P「いや、そこじゃなくてあっちの押入れ。て、なに話進めてんの!?」
愛「こっちかあー! おりゃー!」
押入れからお布団を取り出すと、ぺったんこになった敷き布団と、薄目の掛け布団が出てきました。
きっとこれ、かなり長い間干してないんだろうなあ。明日にでも干しておこうっと!
愛「ふぁぁ……お布団見たら、急に眠くなってきちゃいました」
P「あ、そう。もういいや……俺は床で」
愛「そうはいきませんよっ! えいっ!」
P「おう!?」
あたしはプロデューサーさんの腕を引っ張って、揃ってお布団に倒れこみました。
これなら意固地になってるプロデューサーさんも、あたしと一緒に寝てくれますよね!
P「ヴォアアァァァ!! ち、近い近い近い!」
愛「なにがですか?」
P「な、なにって……!!」
P「あ、そう。もういいや……俺は床で」
愛「そうはいきませんよっ! えいっ!」
P「おう!?」
あたしはプロデューサーさんの腕を引っ張って、揃ってお布団に倒れこみました。
これなら意固地になってるプロデューサーさんも、あたしと一緒に寝てくれますよね!
P「ヴォアアァァァ!! ち、近い近い近い!」
愛「なにがですか?」
P「な、なにって……!!」
P「か、顔とか、体とか! くっつきすぎだろ!?」
愛「かお…………」
そう言われて、改めてプロデューサーさんの顔を見てみると。
確かに、すっごく近くって。まるでドラマのキスシーンみたいな……
愛「…………ふぇっ?」
……あ、あれっ。なんだろうこれ。顔、熱くなってきた!?
おっ、おかしいなー!? あたし、一緒に寝るとか全然平気なはずなのに!?
P「……ほら。愛ちゃん、顔真っ赤になってるし」
愛「ぷ、プロデューサーさんだって真っ赤じゃないですかー」
P「いやいや、愛ちゃんの方が……」
愛「いえいえ、プロデューサーさんの方が……」
愛「かお…………」
そう言われて、改めてプロデューサーさんの顔を見てみると。
確かに、すっごく近くって。まるでドラマのキスシーンみたいな……
愛「…………ふぇっ?」
……あ、あれっ。なんだろうこれ。顔、熱くなってきた!?
おっ、おかしいなー!? あたし、一緒に寝るとか全然平気なはずなのに!?
P「……ほら。愛ちゃん、顔真っ赤になってるし」
愛「ぷ、プロデューサーさんだって真っ赤じゃないですかー」
P「いやいや、愛ちゃんの方が……」
愛「いえいえ、プロデューサーさんの方が……」
P「こ、こんな状態で一緒に寝るのか?」
愛「は、はいっ!」
もうここまで来たら引けません!
あたしだって、ちっぽけだけどプライドくらいありますっ!
P「そ、そうか。そこまで言うなら、俺も腹をくくるよ」
愛「それじゃあ……プロデューサーさん?」
P「……ああ。ほら、布団かけるよ」
愛「あ……は、はいっ」
プロデューサーさんが、優しく布団をかけてくれました。
1つ分のお布団に、2人はちょっと入れないです。だから、あたしは……
愛「ぷ、プロデューサーさん……嫌だったら、言ってくださいね?」
P「え…………うぉ」
プロデューサーさんに、ぎゅっと抱きついてみました。
こうすればお布団にも入れますし。何よりも、プロデューサーさんがあったかいから……
愛「は、はいっ!」
もうここまで来たら引けません!
あたしだって、ちっぽけだけどプライドくらいありますっ!
P「そ、そうか。そこまで言うなら、俺も腹をくくるよ」
愛「それじゃあ……プロデューサーさん?」
P「……ああ。ほら、布団かけるよ」
愛「あ……は、はいっ」
プロデューサーさんが、優しく布団をかけてくれました。
1つ分のお布団に、2人はちょっと入れないです。だから、あたしは……
愛「ぷ、プロデューサーさん……嫌だったら、言ってくださいね?」
P「え…………うぉ」
プロデューサーさんに、ぎゅっと抱きついてみました。
こうすればお布団にも入れますし。何よりも、プロデューサーさんがあったかいから……
P「おいっ、さすがにこれは……」
愛「………………う」
お、落ち着いてみたらすっごい恥ずかしいよー!
なんでいつも勢いでやっちゃうの、あたしのバカぁー!
P「『水平リーベ僕の船』……ぶつぶつ……」
愛「……プロデューサーさん。なにつぶやいてるんですか?」
P「こ、この状態は男にとっちゃ拷問なんだ。煩悩を打ち払うために関係ないことを……」
愛「ぼんのーって……えっ?」
も、もしかしてプロデューサーさん。
あたしに……こんなちんちくりんのあたしなんかに、その…… う、嘘だよね!?
愛「………………う」
お、落ち着いてみたらすっごい恥ずかしいよー!
なんでいつも勢いでやっちゃうの、あたしのバカぁー!
P「『水平リーベ僕の船』……ぶつぶつ……」
愛「……プロデューサーさん。なにつぶやいてるんですか?」
P「こ、この状態は男にとっちゃ拷問なんだ。煩悩を打ち払うために関係ないことを……」
愛「ぼんのーって……えっ?」
も、もしかしてプロデューサーさん。
あたしに……こんなちんちくりんのあたしなんかに、その…… う、嘘だよね!?
愛「プロデューサーさん、あの……」
P「『なんと立派な平城京』……ぶつぶつ……」
愛「……もー、プロデューサーさんったら。いいもんっ。おやすみなさい!」
なんだか相手をしてもらえなさそうだったので、もう寝ちゃいます。
ちょっとくらいお話してから寝たかったのに……
それにしても。プロデューサーさんはもしかしてあたしのこと、少し意識してたのかな……
P「……え、その体勢のまま寝るの? 俺、抱きつかれてると身動きとれないんだけど」
愛「知りませんっ。あたしの抱き枕になってください」
P「…………まったく」
あ……頭、なでなでされてる。気持ちいいです……
……ぜんぜん違いました。意識してるのは、あたしの方……
一緒に寝るくらいなんでもないと思ってたのに、気がついたら真っ赤になって、こんなことして。
あたし……本当に、プロデューサーさんのお嫁さんに、なりたい、な…………zzz……
P「『なんと立派な平城京』……ぶつぶつ……」
愛「……もー、プロデューサーさんったら。いいもんっ。おやすみなさい!」
なんだか相手をしてもらえなさそうだったので、もう寝ちゃいます。
ちょっとくらいお話してから寝たかったのに……
それにしても。プロデューサーさんはもしかしてあたしのこと、少し意識してたのかな……
P「……え、その体勢のまま寝るの? 俺、抱きつかれてると身動きとれないんだけど」
愛「知りませんっ。あたしの抱き枕になってください」
P「…………まったく」
あ……頭、なでなでされてる。気持ちいいです……
……ぜんぜん違いました。意識してるのは、あたしの方……
一緒に寝るくらいなんでもないと思ってたのに、気がついたら真っ赤になって、こんなことして。
あたし……本当に、プロデューサーさんのお嫁さんに、なりたい、な…………zzz……
―――翌朝。
延々と眠り続けていたあたしは、元気な雀たちの鳴き声で目を覚ましました。
愛「…………ん……っ」
愛「ふぁぁ……あれ? ここ、あたしの部屋じゃない……」
知らない天井が、あたしの目に入ってきました。
……昨日、何かあったんだっけ? 寝起きで頭がボーッとしててよく思い出せない。
それよりさっきからあたし、何か抱き抱えてる。なんだろう、抱き枕かな。
P「zzz……」
愛「………………」
……え? 男の人?
あ、あたし男の人と一緒に寝てるの!?
しかもすっごい抱きついちゃってるし! なっ、なんでぇー!?
延々と眠り続けていたあたしは、元気な雀たちの鳴き声で目を覚ましました。
愛「…………ん……っ」
愛「ふぁぁ……あれ? ここ、あたしの部屋じゃない……」
知らない天井が、あたしの目に入ってきました。
……昨日、何かあったんだっけ? 寝起きで頭がボーッとしててよく思い出せない。
それよりさっきからあたし、何か抱き抱えてる。なんだろう、抱き枕かな。
P「zzz……」
愛「………………」
……え? 男の人?
あ、あたし男の人と一緒に寝てるの!?
しかもすっごい抱きついちゃってるし! なっ、なんでぇー!?
P「……ん。あ、おはよ……愛ちゃん」
愛「あ…………」
お、思い出しました!
そういえばあたし、765プロのプロデューサーさんの家にお泊まりに来てたんでした。
しかも一緒に寝ようって言ったのは、あたしだった!
あぁー! 思い出してきた! い、一気に眠気なんか吹っ飛んじゃったよー!
愛「……お、おはようございますっ」
P「いま何時ぃ~?」
愛「え、えーと。10時半ですね」
P「10時半ね~。10時半……」
P「……え。今日って、平日?」
愛「はい。そうですよ?」
愛「あ…………」
お、思い出しました!
そういえばあたし、765プロのプロデューサーさんの家にお泊まりに来てたんでした。
しかも一緒に寝ようって言ったのは、あたしだった!
あぁー! 思い出してきた! い、一気に眠気なんか吹っ飛んじゃったよー!
愛「……お、おはようございますっ」
P「いま何時ぃ~?」
愛「え、えーと。10時半ですね」
P「10時半ね~。10時半……」
P「……え。今日って、平日?」
愛「はい。そうですよ?」
P「うぎゃあああああ!! 遅刻だあああああああ!!」
愛「お、落ち着いてくださいっ!」
P「落ち着いてられないって! 目覚ましかけ忘れてたんだ……早く支度しないと!」
そっか。765プロだとプロデューサーは毎日事務所に行かなきゃいけないんだ。
876プロは結構自由だから、尾崎さんはよく午後から事務所に来てるけど。
P「今からだとどんなに急いでも出社は11時過ぎ……定時の9時から2時間も遅刻だ」
愛「あ、そういえば朝ごはんは……」
P「ごめんいらない! そっちの背広取って!」
愛「はっ、はい!」
壁にかかっていた背広一式を取って、プロデューサーさんに渡しました。
プロデューサーさんは受け取ると同時に寝巻きを脱ぎ始め……
……ちょ、ちょっと! もしかしてプロデューサーさん、ここで着替えるつもりですか!?
愛「お、落ち着いてくださいっ!」
P「落ち着いてられないって! 目覚ましかけ忘れてたんだ……早く支度しないと!」
そっか。765プロだとプロデューサーは毎日事務所に行かなきゃいけないんだ。
876プロは結構自由だから、尾崎さんはよく午後から事務所に来てるけど。
P「今からだとどんなに急いでも出社は11時過ぎ……定時の9時から2時間も遅刻だ」
愛「あ、そういえば朝ごはんは……」
P「ごめんいらない! そっちの背広取って!」
愛「はっ、はい!」
壁にかかっていた背広一式を取って、プロデューサーさんに渡しました。
プロデューサーさんは受け取ると同時に寝巻きを脱ぎ始め……
……ちょ、ちょっと! もしかしてプロデューサーさん、ここで着替えるつもりですか!?
愛「きゃあっ!?」
P「あ……ご、ごめん! でも急ぎなんだって!」
愛「あたし、あっち向いてますっ」
P「……助かります。って、愛ちゃんも急がなくていいの?」
愛「今日のお仕事は夕方からなので!」
後ろのプロデューサーさんに元気よく返事するあたし。
夕方からはCMの撮影があるんです。カップラーメンのCMだったかなあ。
P「そっか。それじゃあ留守番頼むな。訪問販売は居留守でいいから」
愛「はいっ、わかりました!」
ドタバタと慌ただしく着替えるプロデューサーさん。
プロデューサーさんが出かけたらあたしも着替えよっと!
P「あ……ご、ごめん! でも急ぎなんだって!」
愛「あたし、あっち向いてますっ」
P「……助かります。って、愛ちゃんも急がなくていいの?」
愛「今日のお仕事は夕方からなので!」
後ろのプロデューサーさんに元気よく返事するあたし。
夕方からはCMの撮影があるんです。カップラーメンのCMだったかなあ。
P「そっか。それじゃあ留守番頼むな。訪問販売は居留守でいいから」
愛「はいっ、わかりました!」
ドタバタと慌ただしく着替えるプロデューサーさん。
プロデューサーさんが出かけたらあたしも着替えよっと!
P「よし、オッケー! 歯磨きは事務所でいいか……」
愛「忘れ物無いですかっ?」
P「無いと思う……よし、行ってき」
愛「あっ、プロデューサーさん!」
P「なに!? まだ何か……」
急いでるのにごめんなさい、プロデューサーさん。
あたしはプロデューサーさんの首元に手をやり、紺色のネクタイをキュッと締め直しました。
愛「もう、ずれてましたよっ! 気をつけて行ってらっしゃい!」
P「お……い、行ってきます」
愛「はいっ」
愛「忘れ物無いですかっ?」
P「無いと思う……よし、行ってき」
愛「あっ、プロデューサーさん!」
P「なに!? まだ何か……」
急いでるのにごめんなさい、プロデューサーさん。
あたしはプロデューサーさんの首元に手をやり、紺色のネクタイをキュッと締め直しました。
愛「もう、ずれてましたよっ! 気をつけて行ってらっしゃい!」
P「お……い、行ってきます」
愛「はいっ」
愛「プロデューサーさんも出かけたことだし……あたしはお掃除するよー!」
昨日軽くお掃除したけど、実はこの部屋、まだあまり片付いてないんです。
掃除機かけたりお布団干したり、色々やることありそう!
愛「まず窓を開けて、テーブルや棚を拭いて、掃除機かけて……」
愛「それから洗濯もしないと。プロデューサーさんの服、昨日のお掃除で洗濯かごに入れっぱなしだし」
愛「あっ。静かにお掃除しないとお隣りさんに迷惑かかっちゃう……」
あたしは普段、お掃除やお洗濯もママと分担してやってます。
でも一人暮らしだと、お仕事もあるのに一人で全部やらないといけないんですね。
せっかくあたしがいるんだから、ここはあたしが活躍しないと!
愛「この際だからトイレもお風呂もキレイにしちゃいます!」
愛「ごまえー♪ ごまえー♪ がんばーってーゆっきまっしょー♪」
あっ、そういえばお掃除するときって、よくベッドの下に1円玉やなくした本が落ちてるんですよね。
何か見つけたら、分かりやすいようにテーブルの上に置いておこうっと!
昨日軽くお掃除したけど、実はこの部屋、まだあまり片付いてないんです。
掃除機かけたりお布団干したり、色々やることありそう!
愛「まず窓を開けて、テーブルや棚を拭いて、掃除機かけて……」
愛「それから洗濯もしないと。プロデューサーさんの服、昨日のお掃除で洗濯かごに入れっぱなしだし」
愛「あっ。静かにお掃除しないとお隣りさんに迷惑かかっちゃう……」
あたしは普段、お掃除やお洗濯もママと分担してやってます。
でも一人暮らしだと、お仕事もあるのに一人で全部やらないといけないんですね。
せっかくあたしがいるんだから、ここはあたしが活躍しないと!
愛「この際だからトイレもお風呂もキレイにしちゃいます!」
愛「ごまえー♪ ごまえー♪ がんばーってーゆっきまっしょー♪」
あっ、そういえばお掃除するときって、よくベッドの下に1円玉やなくした本が落ちてるんですよね。
何か見つけたら、分かりやすいようにテーブルの上に置いておこうっと!
【876プロ事務所】
愛「おはようございまーす!」
絵理「おはよう。もう夕方だよ?」
愛「あっ、そうでした。涼さんは来てないんですか?」
絵理「涼さんは……さっき夢子さんに呼ばれて、出ていった?」
愛「夢子さんが来てたんですか?」
絵理「うん。涼さんに大事な話があるって」
愛「えっ!?」
桜井夢子さんは、涼さんのモトカノです。
今はフリーのアイドルやってるって聞きましたけど、なんでウチの事務所に……
愛「おはようございまーす!」
絵理「おはよう。もう夕方だよ?」
愛「あっ、そうでした。涼さんは来てないんですか?」
絵理「涼さんは……さっき夢子さんに呼ばれて、出ていった?」
愛「夢子さんが来てたんですか?」
絵理「うん。涼さんに大事な話があるって」
愛「えっ!?」
桜井夢子さんは、涼さんのモトカノです。
今はフリーのアイドルやってるって聞きましたけど、なんでウチの事務所に……
もしかして夢子さん、涼さんとヨリを戻そうとしてるんじゃ!?
愛「絵理さん、落ち着いてる場合じゃないですよ!」
絵理「……どうして?」
愛「だって、このままだと涼さん取られちゃいますよっ!」
絵理「あ……それなら、心配ない?」
愛「ええっ!?」
心配ないわけないよー! 夢子さんが今でも涼さんのこと好きだったらどうするの!?
もうっ、絵理さんはぜんぜん分かってない!
涼さんはさっき出ていったばかりみたいだから、事務所を出たところにいるかも!
急ごう、あたしがなんとかしないと!
愛「絵理さん、落ち着いてる場合じゃないですよ!」
絵理「……どうして?」
愛「だって、このままだと涼さん取られちゃいますよっ!」
絵理「あ……それなら、心配ない?」
愛「ええっ!?」
心配ないわけないよー! 夢子さんが今でも涼さんのこと好きだったらどうするの!?
もうっ、絵理さんはぜんぜん分かってない!
涼さんはさっき出ていったばかりみたいだから、事務所を出たところにいるかも!
急ごう、あたしがなんとかしないと!
夢子「はい、涼」
涼「ありがとう夢子ちゃん。わざわざ届けに来てくれて」
夢子「べ、別にいいわよ。他の用事のついでよ、ついで」
いたー!!
涼さんと……夢子さん!!
愛「ダメぇぇぇぇ!!」
夢子「え、なに……ごふぅっ!?」
あたしは、渾身のタックルを夢子さんにヒットさせました!
が、勢いのついたあたし達は、2人揃ってアスファルトの上に叩きつけられて……
愛「うう……い、痛いよー!」
夢子「つぅ……! い、痛いってあんたね! それはこっちのセリフよ!」
涼「ありがとう夢子ちゃん。わざわざ届けに来てくれて」
夢子「べ、別にいいわよ。他の用事のついでよ、ついで」
いたー!!
涼さんと……夢子さん!!
愛「ダメぇぇぇぇ!!」
夢子「え、なに……ごふぅっ!?」
あたしは、渾身のタックルを夢子さんにヒットさせました!
が、勢いのついたあたし達は、2人揃ってアスファルトの上に叩きつけられて……
愛「うう……い、痛いよー!」
夢子「つぅ……! い、痛いってあんたね! それはこっちのセリフよ!」
涼「愛ちゃん、夢子ちゃん!」
夢子「あたたっ、背中打ってるし……どういうつもりよあんたは!」
愛「うぅ、だって夢子さん! 涼さんを取るなんてダメですよー!」
夢子「……は?」
涼「僕を取るって……何の話?」
愛「……あ、あれ?」
絵理「愛ちゃん。たぶん、誤解してる?」
涼「絵理ちゃん!」
絵理さん。いつの間にか絵理さんも事務所から出てきたみたいです。
あたしが誤解してるって、どういうことだろう?
夢子「あたたっ、背中打ってるし……どういうつもりよあんたは!」
愛「うぅ、だって夢子さん! 涼さんを取るなんてダメですよー!」
夢子「……は?」
涼「僕を取るって……何の話?」
愛「……あ、あれ?」
絵理「愛ちゃん。たぶん、誤解してる?」
涼「絵理ちゃん!」
絵理さん。いつの間にか絵理さんも事務所から出てきたみたいです。
あたしが誤解してるって、どういうことだろう?
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