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元スレシャル「幸せになりたい」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★
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1 :

~IS学園:食堂~

一夏「―――でさ、千冬姉が仕事のツテで遊園地のペアチケットをもらったんだ。
    でも生憎外せない仕事があるとかで俺にくれたから、良かったら誰かいかないか?」

箒セシリア鈴ラウラ『!!』ガタッ

シャル「……」

「チ、チケットを見せてくれ! …よしっ、この日なら空いてる! 私と行くぞ一夏!」

セシリア「ちょ、何1人で勝手に行く気になってますの篠ノ之さん! ここは私が同行します!」

「何言ってんの! アンタこの日テニス部の練習試合があるっていってたじゃん! アタシと行くでしょ一夏!」

セシリア「それはどうとでもなりますわ! 私だって行きたいんです!」

ラウラ「お前らさっきから何言ってる。一夏は私の嫁なのだから、私と行くことは確定事項だ。異論は認めん」

一夏「おいおい、お前らどんだけ遊びたいんだよ…。あれ、シャルはいいのか?」

シャル「あ、うん…ボクはいいや」

箒セシリア鈴ラウラ『!?』

2 = 1 :

ちなみにバレンタインデーはまったく関係ない

3 = 1 :

一夏「ん? そうか。何か用事か?」

シャル「ええと…まぁそんなとこ」

「……」

セシリア「……」

「……」

ラウラ「?」

一夏「んー、そういうことなら仕方ないな。じゃあ、誰か行くか?」

「あ、アタシ行きたい!」

「貴様! 私を差し置いて話をすすめるな!」

セシリア「それは貴女にも言える事でしてよ! ここは公平にジャンケンで――」

ラウラ「おい嫁。アトラクションにコーヒーカップはあるだろうな? 私はあれに乗ってみたい」

「だからアンタは一緒に行く前提で話すのやめなさい!」

シャル「……」

一夏「?」

4 :

続けて

5 = 1 :

~そして~

「よッッッし!! 私だな!」

「くぅぅぅ…」

セシリア「な、何故私はあそこでパーを…ぐっ」

ラウラ「ふむ。まぁ仕方ない。ところで嫁。コーヒーカップもいいが、メリーゴーランドという
     擬似乗馬を体験できるアトラクションにも興味があるのだが」

「ま、待て! 何でお前は同行する気でいるのだ!?」

ラウラ「変なことを訊くな。せっかくの夫婦の旅行の段取りを決めて何が悪い?」

「巫山戯るな! 私と一夏の2人きりに決まっているだろ!」

一夏「ま、まぁまぁ…すまんラウラ。チケットは2人分しかないんだ」

ラウラ「それはペアチケットの話だろう。嫁と一緒に入れないのは癪だが、なら私は自費でチケットを購入するまでだ」

「はぁっ!?」

鈴セシリア「「―――!!」」ガタッ

シャル「……」

8 = 1 :

「い、いい加減にしろ! 一夏は私と2人で――」

「いいわね! どうせなら皆で行きましょうよ!」

セシリア「賛成です! その方が楽しいですわ! 一夏さんもそれでいいですわよね!?」

一夏「ん、んん…まぁそうだな。じゃあ皆で行くか」

「なッ!?」

(2人きりにしてアドバンテージを持たせるくらいなら…)

セシリア(条件をイーブンにするまでですわ! ラウラさんナイスです!)

ラウラ「ふむ、2人きりでないのは残念だが、たまにはこういうのもいいだろう。
     シャルロットはどうだ? 本当に行かないのか?」

シャル「へッ…? あ、いや、ボクは…遠慮しておく」

ラウラ「…そうか。残念だが仕方ない。シャルロットの分まで楽しんでいくから安心しろ」

シャル「あはは…ありがと」

箒セシリア鈴「「「……」」」

一夏「…?」

10 = 1 :

~廊下~

一夏「なぁシャル」

シャル「ん? なーに一夏?」

一夏「どこか具合でも悪いのか?」

シャル「え? 何でそう思うの?」

一夏「いや、さっきから元気ないようだし」

シャル「そうかな? すごく元気だけど」フリフリ

一夏「そうか?」

シャル「うん」

一夏「そっか。気のせいだったらいいや。悪いな、シャル」

シャル「変なの。心配してくれてありがとう。じゃあね一夏」



シャル(…露骨過ぎたのかな? 結構難しいな…)

シャル(これからは気をつけなくちゃ。だって…)

シャル(これ以上、一夏に嫌われたくないもん…)

11 :

妾の子マジ肉便器

12 :

>>2
いやいやいや、おかしくね?

13 = 1 :

――別の日――

一夏「シャルー。一緒に昼飯食おうぜ」

シャル「あ、ごめん一夏。今日は料理部の皆と一緒に食べる約束してるんだ」

一夏「ん? そうなのか」

シャル「ごめんね。今度は一緒に行くから」

一夏「うーん、そっか。じゃあ、またな」

シャル「うん!」



~屋上~

「あれ? シャルロットは?」

一夏「何かあいつ、今日は部活の皆と食べるんだってさ」

箒セシリア鈴「「「?」」」

ラウラ「そうか。そういうことなら仕方ないな」

一夏「そうだな。まぁ色々あるんだろ」

15 = 1 :

一夏「というか、皆もここに来ていいのかよ? たまには部活の皆と一緒に食べたらどうだ?」

ラウラ「茶道部は基本的にそういう集まりはないからな」

一夏「ラウラはそっか。確かにそこは緩い感じがするし。他の皆は? あまりこちに来すぎると良くないんじゃないか?」

「うっ…まぁそうかもしれんが…」

「セシリアとかはまずいかもねー。テニス部期待のホープなんだっけー? こんな所で油売ってていいの?」

セシリア「ちょっ! 自分のことを棚上げして私に話を振るのはお止めになってください!
      鈴さんだってラクロス部の方々から一目置かれていると自慢していたではないですか!」

「いやいやアンタには負けるから。遠慮しないで向こう行っていいのよ?」ニヤニヤ

セシリア「きぃぃぃぃぃぃぃぃぃ! やはり貴女とは相容れないようですわね!」ジャキ

「お? やろーっての? いいわよ。そういえばウォーターワールドでのケリ、まだ着けてなかったわね」<IS展開>

セシリア「上等でしてよ! 遂に白黒はっきりさせる時が参りましたようですわね!」

「仲いいなお前ら」

ラウラ「まったくだ」

鈴セシリア「「よくない(ですわ)!!」」

16 = 1 :

一夏「ま、まぁまぁ。お前ら仲良くプール行ってたそうじゃないか。喧嘩するのはよせよ」

「うっさい!」
セシリア「お黙りなさい!」

一夏「え」

鈴セシリア「「元はといえばアンタ(一夏さん)のせいでしょうが(ですわ)!」」

一夏(あー、始まっちゃったよ…やっぱ俺じゃ2人を止めるのは無理か)

一夏(というか、こういう時って大抵シャルがこの場を収めてくれるんだよな)

一夏(はぁ、何であいつがいないんだろう)

ドゥン!
ベチャ!

セシリア「あ」

「え」

「お」

ラウラ「む」

一夏「あは、あははは…(俺の昼飯が…)」ダラダラ

17 = 1 :

――別の日の放課後――

~第3アリーナ~

一夏「じゃあシャル。今日もよろしく頼む」

シャル「うん。よろしくね、一夏」



一夏「うーん、やっぱり射撃の精度をもう少し上げたいよなぁ」

シャル「一夏は基本的に近接格闘が主流だけど、遠距離武器も使いこなせれば戦いの幅が広がるしね」

一夏「やっぱりまだ遠距離武器の特性を理解し切れてないしな。扱いに慣れれば理解も深まるだろうし」

シャル「そうだね。じゃあおさらいしようか。ちょっと待ってて。予備のライフル出すから」

一夏「おう、頼む」



シャル「じゃあ構えてみて」

一夏「ほい」ジャキッ

シャル「あー、違うよ。そうじゃないって」

18 :

糞ビッチ妾

19 :

シャル厨は嫌いだがシャルは好きだよ、頑張れ

あとISのSSスレにしては立て逃げじゃなかった事を素直に評価する

20 = 1 :

一夏「そ、そうか? 腕は真っ直ぐ、視線は射線に合わせるように、だろ?」

シャル「そんな構えじゃ安定しないよ。もっと脇をしめて首を立てなきゃ」

シャル「よく見てて。こう、銃床(ストック)をちゃんと肩のところに押し付けるようにして、しっかりと固定。
     イメージとしては銃を体の一部、骨の延長と思った方がいいかな。じゃあやってみて?」

一夏「え、ええと…こうか?」

シャル「違う違う。もっと銃をこう、胸じゃなくて体全体に引き寄せるように」スッ

ピト

シャル「ッ…」パッ

一夏「? どうした?」

シャル「あ、いや、ごめん…確かにアサルトライフルにこだわる必要はないかもね。
     じゃあ、扱いが簡単なハンドガンにしようか」

一夏「え?」

シャル「どうかした?」

一夏「い、いや。なんでもない」


一夏(気のせい、かな…。何だか距離を置かれてる気がするんだが…)

21 = 1 :

――遊園地旅行の2日前――

~屋上~

一夏「明後日は待ちに待った遊園地だな」

ラウラ「ああ、楽しみだ」

「アタシも! 明後日は全部のアトラクションを制覇する気でいくわよ!」

セシリア「私、当日はお弁当を作ってまいりますわ!」

一夏「え」

「ちょ!」

一夏「え、ええと…そ、それよりさ! 会場で買ったほうがよくないか!? せっかくの遊園地なんだし!」

セシリア「え? うーん、確かに一理ありますわね。色々と考えてましたが、その方が一興でしょう」

一夏「ははは…また別の機会に作ってくれよ」

セシリア「はい! その時は腕を振るいますわ!」

(ぐっ…本当は私と一夏の2人きりのはずだったのに…!)

22 = 1 :

ラウラ「ん? 今日もシャルロットは不在か」

一夏「ああ。今日も部活の皆と食べるんだって」

ラウラ「ふむ、そうか」

一夏「あいつも忙しいんだろうなぁ」

「……」

「……」

セシリア「……」

一夏「あ、そうだ。遊園地のお土産何が言いか、シャルに訊いてこなきゃな」

「ん? 今行くのか? 同じクラスなのだから、後でもいいのではないか?」

一夏「いや、行って来るよ。多分今なら家庭科室だろうから。じゃ、ちょっと席を外すな」スクッ

スタスタスタ

23 = 1 :

遊園地のお土産何が言いか

遊園地のお土産何が良いか

24 = 1 :

「ねぇ」

ラウラ「ん?」

「最近、シャルロット付き合い悪くない?」

「ああ、それは私も思っていた」

セシリア「ええ。特にここ最近は」

ラウラ「本人にも用事があるのだろう。事実、そう言っているではないか」

「そうなんだけど何だか露骨に…一夏を避けてる気がするのよ」

セシリア「妙ですわよね」

「遊園地の件にしても、一番乗り気で行くと思っていたのだがな」

「それだけじゃないわ。皆で一緒に行こうっていうのも、本来ならシャルロットが発案しそうなのに」

「…それをお前が言うのか?」

「あ…あはは…そ、そんな睨まないでよ! アタシだって少しは悪いと思ってるわよ!」

「まったく…そういうのはシャルロットだけかと油断したらこれだ」

ラウラ「…ふむ」

25 :

こいつらうざったいな

26 = 1 :

――その日の夜――

~ラウラとシャルロットの寮室~

シャル「じゃあおやすみラウラ」

ラウラ「シャルロット」

シャル「なに?」

ラウラ「何か隠してないか?」

シャル「ッ…」

シャル「変なこときくね。何で?」

ラウラ「いや。ちょっと気になってな」

シャル「別に隠してることなんかないよ。どうしたの?」

ラウラ「……」

ラウラ「すまない。気のせいだったようだ」

シャル「あはは、変なラウラ」

ラウラ「私も寝よう。おやすみ、シャルロット」

シャル「うん、おやすみ」パチッ

27 = 1 :

ラウラ「…シャルロット」

シャル「んー?」

ラウラ「今はまだ話せないなら無理には訊かない。しかしもし本当に悩んでいるなら…相談して欲しい」

シャル「……」

ラウラ「最初こそああいう悶着があったが、私はこれでもお前の友人のつもりだ」

シャル「…ありがとラウラ。ボクにとっても、ラウラはいい友達だよ」

ラウラ「…そうか」

シャル「でも、本当に大丈夫だから。心配させてゴメンね」

ラウラ「いや、私こそ失礼した。もう寝よう」

シャル「うん、おやすみ」



シャル(別に隠してるわけじゃない…。嘘なんかついてないよね…?)

シャル(これはただ、戻るだけ。やっと普通に戻るだけなんだから)

シャル(…でも)

シャル(やっぱり…寂しいよぉ…)ギュゥ…

28 = 1 :

――遊園地旅行当日――

~遊園地:会場入り口~

一夏「ふぅ、ようやく着いたか」

ラウラ「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! ここが遊園地というものか!」

「何だか結構普通ね」

セシリア「私はこういう場所にはあまり訪れたことはありませんが…随分と面妖ですわね。
      不思議なところに迷い込んだみたいで」

「一夏、行くぞ。時間は限られている」

一夏「あぁ、そうだな。じゃあまずは―――」


~ジェットコースター~

一夏「…何だか結構普通だったな。ここで一番怖い絶叫系のはずなんだが」

「まぁISに乗りなれてるしな」

セシリア「それでも多少は楽しめましたわ」

ラウラ「…私は乗れなかったぞ」←148cm

「き、気にしないで! アタシだってギリギリだったから!」←150cm

29 = 1 :

~IS学園:シャルロットとラウラの寮室~

シャル「……」パチッ

シャル「朝、か…。ラウラはもう行っちゃったみたい」ムクリ

シャル「…とりあえず起きよう」

シャル「ん? 書置き?」ペラッ


『よく寝ていたみたいなので起こさずに行く。
 ちゃんと土産は買ってきてやる。次は一緒に行こうな。
                              ラウラ』


シャル「…ありがと、ラウラ」

シャル「ラウラたちは今頃…」

シャル「……」

シャル「行きたかったなぁ…」

30 = 1 :

~遊園地:メリーゴーランド~

ラウラ「…なんだこれは」

一夏「いや何って…メリーゴーランドだよ。お前、乗りたいって行ってたじゃないか」

ラウラ「想像してたのとまるで違うぞ…。馬に跨りつつ円形のステージを延々と闊歩するモノとクラリッサから聞いたのだが」

「ほんとにアンタどんなのを想像してたのよ…」

ラウラ「まぁ一度乗ってみるのもいいだろう。さぁ行くぞ嫁、皆」

「あ、私はパスだ」

「アタシも…」

セシリア「わ、私も…」

一夏「え…ええと、じゃあ俺も―――」

ラウラ「何だつまらんな。仕方ない、いくぞ一夏」グイッ

一夏「あ、ちょっと! 引っ張るな!」

箒セシリア鈴(((流石にこの歳であれはちょっと…)))

31 = 1 :

ラウラ「意外に楽しいものだな!」

一夏「そ、そうか…(恥ずかしい…ラウラにせがまれて3回も乗っちまった…)」

(何故だろう。一夏と2人きりにさせたのに全然悔しくない)

(むしろ微笑ましすぎて…逆に邪魔しちゃ悪い感じがしたわ)

セシリア「だ、だいぶ時間がおして参りましたわね! 次に行きましょう!」

――――――――――
――――――
――

~IS学園:食堂~

シャル「何だか1人で食べる食事なんて久しぶりだなぁ。いつも一夏たちやラウラと食べてたから」

シャル「さて、どうしよう…今日何して過ごすか、全然考えてないや」

シャル「……」

シャル「ISの自主訓練でもしてよう。ついでに銃の整備もやっておこう」

シャル「…銃、か。そういえば一夏に初めて教えたのって―――」

シャル「……」モグモグ

32 = 1 :

~遊園地:射的場~

「趣深いな。こういうのもあるのか」

「子供だましとにしては結構手が込んでるわね」

一夏「そうだな。このレーザー銃の作りなんか特に。よし、どうせなら誰が一番上手いか競争しようぜ?」

セシリア「フフフ…この名手を差し置いてそのような発言を聴けるとは…甘く見られたものですわね!」



一夏「ラウラすごいな!? パーフェクトかよ!」

ラウラ「ふん、くだらん。軍の訓練に比べればこんなもの朝飯前だ」

「く…せめて弓状の射撃武器ならまだ私に分があるのに…」

「手に持つタイプの遠距離武器って扱ったことがあまりないのよね…」

セシリア「くぅぅ…射撃なら私の独壇場のはずですのにぃぃ…照準が全然合いませんわ! 何ですのコレ!」

セシリア「かくなる上は…全て打ち落としてさしあげますわ!」ジャキッ

「うわ、ちょ! 何ここでブルーティアーズ展開してんのよ! やめなさいよ!」

一夏(…銃、か)

一夏(シャルがやったら…ラウラに負けないくらい上手かったろうな)

33 :

押してダメなら引いてみろか

34 = 1 :

~飲食店街~

「流石に少し疲れたな」←きつねうどん

「そうね。アタシお腹ぺこぺこよ」←チャーシューメン

セシリア「ですわね。混んでましたが、席が取れて良かったですわ」←ミックスサンド

ラウラ「中々面白いところだな。気に入った、また行くぞ嫁」←ランチプレート(ヒレカツセット)

「ちょ、ちょっと! だからそういうのは勝手に決めないでよ!」

一夏「……」←焼きそば

「…一夏?」

一夏「ん?」

「どうかしたのか?」

一夏「え…あ、いや…別に」ズルズル

「?」

36 :

私と戦うつもりか

37 = 1 :

~IS学園:アリーナ~

シャル「ふぅ。こんなもんかな」

シャル「汗かいちゃった。部屋に戻ろう」

シャル「…意外に独り言多いなボク」



~シャルロットとラウラの寮室~

ジャー…

シャル「はぁ。サッパリした」

シャル「シャワー浴びてると思い出すなぁ。一夏と同室だった頃の事」

シャル「一夏ったらいきなり開けるもんだから、本当にビックリしちゃった」

シャル「……」クルッ

シーン…

シャル「……」

シャル「…何やってんだろボク」

38 = 1 :

~遊園地:コーヒーカップ~

一夏「…正直昼飯の後にここってどうなんだろうな」

「同意だ…私はパスだ」

「アタシも…」

セシリア「私も遠慮させていただきますわ…」

ラウラ「なんだまたか軟弱者どもめ。しょうがない、行くぞ一夏」グイッ

一夏「え…いや、ちょっと、俺もヤバイから、だから手を引っ張るな!いてて!捻るなぁぁぁぁ!!」



ラウラ「ははははは! 存外に楽しかったぞ!」

「そ、そうか…」

ラウラ「コーヒーカップとはカップルで微笑ましく乗るものだと聞いたが、中々どうして楽しいものだな!」

「あんたがカップ回しすぎたせいで一夏飛ばされてたわよ…」

セシリア「だ、大丈夫ですか一夏さん…?」

一夏「あ、あぁ大丈夫だ…(むしろ途中で放り出されなかったら確実に吐いてたな…)」

39 = 1 :

ラウラ「おい一夏! もう一回乗ろう!」

一夏「えぇ!? い、いいよ!」

ラウラ「何を言ってる! たかが一回くらいでだらしないぞ! さぁ!」

一夏「た、頼む! マジで勘弁してくれ!」

ラウラ「むぅ。仕方のない奴だ。誰か一緒に乗るか?」

箒セシリア鈴「「「………」」」

ラウラ「…ふん、構わんぞ。1人でも乗ってくるからな!」タッタッタッ

一夏「あー本当に行っちまった……」



ラウラ「怒られてしまった」ションボリ

「コーヒーカップにも警報ってあるんだな…」

「緊急停止するところなんか初めて見たわ…カップの連結部分から煙出てるし…」

一夏(まったくはしゃぎ過ぎだ。限度ってもんを知らないんだから…)

一夏(これでシャルがいてくれたら、きっと上手い具合にラウラを諫めてくれたろうな)

一夏(……)

40 = 1 :

~IS学園:シャルロットとラウラの寮室~

シャル「はぁ。予習してみても全然身に入らないや」

シャル「皆は今頃、どうしているのかな…きっと楽しいんだろうなぁ」

シャル「やっぱり、皆と一緒なら行った方が良かったのかな」

シャル「……」

シャル「ダメだよ。もう決めたんだから」

シャル「普通になるって、決めたんだから」

シャル「……」

シャル「…はぁ」

シャル「もう寝ちゃおう…」

ボスッ…

シャル「…一夏ぁ」

42 = 1 :

~観覧車~

「遊園地の〆めといったらこれだな」

「正直まだ乗りたりないけど、しょうがないわね」

セシリア「ですわね。で、誰が一夏さんと乗るかですが」

一夏「え、何で? 皆で乗ればいいだろ」

「」

「」

セシリア「」

ラウラ「お前ら何を呆けている? 早く乗るぞ」

「あ、ちょっと! 何当たり前に一夏の隣に座ってんのよ!」

係員「リア充死ね(はーい、男性1名、女性3名、お子さん1名ですねー)」

43 = 1 :

「結局こうなってしまったわけだが」←左隣

「まぁ妥当といえば妥当ね」←右隣

セシリア「納得いきませんわ!」←正面

「いやいや。アンタのその位置って、初々しいカップルとかのソレだから」

セシリア「え、えぇ、そう、なんですの…? いやですわ、私ったら…って、何かいいように言いくるめられた気がしますわ!」

ラウラ「一夏一夏! 高いなここは!」←膝の上

一夏「……」

ラウラ「…一夏?」

一夏「ん? あぁ、すまん…何か言ったか?」

ラウラ「?」

44 = 1 :

「…一夏。どうかしたのか?」

一夏「え? 何が?」

「そうよ。何かあったの?」

一夏「何かって」

セシリア「何だか一夏さん、たまにボーっとなされてますわ。心ここにあらず、って感じで…」

一夏「……」

ラウラ「本当にどうした? 何か悩み事か?」

一夏「うーん…悩み事って程でもないんだけどな。なんつーか、物足りないって感じがしてさ」

ラウラ「?」

一夏「…やっぱり、いつものメンバーだったらもっと楽しかっただろうなぁ、って」

45 = 1 :

一夏「俺がいて、箒がいて、セシリアがいて、鈴がいて、ラウラがいて…で、シャルがいる」

一夏「そんなのが当たり前だと思っていたからな。だからこの場にあいつがいないことが、何だかすごく不自然な感じがしてさ」

一夏「…ちょっと寂しいかな、って」

「……」

「ふーん…」

セシリア「ですわね。確かに一人欠けてると違和感がありますね」

ラウラ「仕方ないだろ。本人だって都合があるのだ」

一夏「そうなんだよなー。何であいつ来れないんだろ。一緒に遊びたかったぜ」

「……」

一夏「って、ごめんな。せっかくの遊園地なのに何か辛気臭くなっちまったな」

ラウラ「気にするな。私だって寂しいさ」

「まぁそうねー。ちょっと張り合いがないっていうか」

セシリア「くすっ。愛されてますわね、シャルロットさん」

「……」

46 = 25 :

箒怖w

47 = 1 :

――翌日――

~IS学園:1組教室~

「シャルロット。ちょっといいか?」

シャル「何?」

「聞きたいことがあるんだ」

シャル「? 分かった。今行くよ」ガタッ

「ああ」



シャル「どうかしたの?」

「…お前、何を考えている?」

シャル「へ?」

「今度はそういう手でくるのか?」

シャル「いきなり何のこと? 話が見えないんだけど」

48 = 1 :

「昨日、何をしていた?」

シャル「え…だ、だからちょっと…用事が」

「用事とは何だ?」

シャル「…何でそんなこと聞くの?」

「答えられないのか?」

シャル「…部活だよ、普通に」

「だろうな。断れる用事と言ったらそれくらいしかないからな」

シャル「本当に何なの? 聞きたいことがそれだけなら、もう戻りたいんだけど」

「だがな、おかしいんだシャルロット。料理部の部員に掛け合ってみたが、昨日は部活なんかしてなかったと言っていたぞ」

シャル「――!」

シャル「え、ええと…自主練だよ」

「それも妙だな。家庭科室は個人的な理由で開放はしないはずだ。事実、鍵の管理室と顧問に取り合ってみたが、
   昨日はやはり誰も使ってはいないそうだ」

シャル「やめてよ箒…なんでそんなにボクの事をつけまわすの?」

「…気になっていてな」

50 = 1 :

「…一夏の気を惹こうとしていたのか?」

シャル「なッ…」

「あれだけ積極的に振舞って急に余所余所しくなれば…確かにそうなるかもしれないが」

シャル「そんな…」

「事実、一夏は昨日お前の事を気にかけていたしな」

シャル「えっ…一夏が?」

「…ああ。やはりお前の目論見通りということ――」

シャル「ち、ちがう! そんなつもりじゃない!」

「本当か?」

シャル「本当だよ! 何でそんなこと言うの!?」

「……」

シャル「……」


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