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    元スレ勇者「魔王様はとても素晴らしいお方です」

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    タグ : - 僧侶 + - 勇者 + - 完結 + - 未完 + - + - 魔王 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    勇者「ううっ……」

    兵士「勇者殿!気がつきましたか!」

    勇者「ううーん……僧侶……僧侶ちゃんのおっぱいが……」ワキワキッ

    兵士「勇者殿、それは自分の胸であります」

    勇者「硬い……です……んっ!?」

    兵士「勇者殿……///」ポッ

    勇者「ぎゃあ!」ゾクッ

    兵士「気づきましたか?」

    勇者「ここは……?いてて」

    兵士「王城です。その怪我ではまだ動くのは……」

    勇者「そうだ!王様に伝えないといけないことが!」ガバッ

    2 = 1 :

    兵士「ちょっ、無理しないでください」

    勇者「大丈夫だ……」ズルズルッ

    勇者「ふぅ……ふぅ……」

    バタンッ

    王様「勇者殿!?」

    勇者「王様……お伝えすることが……」

    王様「伝えたいこと?もしかして魔王のことかの?」

    勇者「魔王……」ビクッ

    王様「?」

    勇者「魔王様はとても素晴らしいお方です」

    3 :

    とんでもないスレに迷い込んだみたいだ

    4 :

    魔王様とセックス!セックス!
    ロリババア足コキ安定甘えんぼセックス!

    5 = 1 :

    勇者(え?俺今なんていった?)

    王様「勇者……殿?」

    勇者「あ、あの……」

    王様「わしの聞き違いかの?やはり怪我の具合がよくないのではないですかな?」

    勇者「いえ、そんなことは……いつつ」ガクッ

    王様「傷だらけで倒れておったときは本当にだめかと思ったぞ。休んだ方がいい」

    勇者「いえ!ここで報告しないといけないことが!」

    王様「その傷、やはり魔王にやられたのか?」

    勇者「……」ビクッ

    勇者「いえ!魔王様と戦うなどとんでもない!魔王様はとても素晴らしいお方です」

    王様「なっ……」

    「勇者殿が……」

    「まさか……まさかだろ?」

    ザワザワ

    勇者(ま、また口が勝手に)

    7 = 1 :

    王様「本気で言っておるのか?勇者殿……」

    勇者「当然です!」

    勇者(また……思ってもないことが)

    王様「魔王軍が人類と敵対し、戦争していると知っておるであろう」

    勇者「魔王様は戦争なんて望んでいません!我々は魔王様に従うべきです」

    王様「……」

    勇者(おかしい……なんでこんな言葉が……)

    勇者(いつっ……この怪我は魔王にやられたはず)

    勇者(えっと……何があったんだったか……)

    勇者(確か、魔王の間の前で死亡フラグについてみんなで話をしていて……)

    8 :

    紫煙

    9 = 1 :

    ―――数日前 魔王の間前

    盗賊「いよいよっすね!勝つっすよ!」

    戦士「おう!俺たちならやれる」

    僧侶「命にかえても魔王を倒しましょう」

    勇者「僧侶……この戦いが終ったら……結婚しよう!」

    僧侶「え」

    戦士「おい!ずりぃぞ、勇者。抜け駆けすんなよ」

    戦士「俺、この戦いが終ったら田舎に帰るんだぜ!」

    盗賊「ちょっ!ちょっと!それ死亡フラグっすから!」

    勇者「は?いいじゃないか。なぁ僧侶」

    僧侶「……」プイッ

    盗賊「こんな時やめてくれっす」

    10 = 1 :

    戦士「で、その死亡フラグってのは具体的にどうなるんだ?」

    盗賊「死ぬんすよ!縁起でもねーっす」

    勇者「そんな迷信信じるなよ。俺たちの力のほうを信じようぜ」

    戦士「がはは、そうだな。もっと言ってやれ」

    勇者「僧侶、俺に何かあったらお前は逃げろ!」

    僧侶「勇者様……///」

    戦士「がはははは」

    盗賊「ちょっ!マジやめて」

    勇者「いいじゃないか、別に」

    盗賊「それにこんな魔王の間の目の前で……」

    勇者「大丈夫だって!魔王って待ってるものだろ。ジーッと一人で寂しく」

    戦士「そうそう、盗賊、お前も言ってやれ言ってやれ」

    12 :

    紫煙

    13 = 1 :

    盗賊「あー、もうしらないっすよ!」

    盗賊「新世界の神に俺はなるっす!」

    勇者「おー、なってやれ、なってやれ」

    戦士「がははははは」

    盗賊「この戦いが終ったら、俺、世界一の盗賊になるっす!」

    戦士「いや、それ犯罪」

    勇者「ないわ、それはないわ」

    僧侶「犯罪はいけないことですよ」

    盗賊「……」


    14 = 1 :

    盗賊「あー、もう早くいくっすよ!」グッ

    勇者「ちょっ、待てよ」

    僧侶「でもいつまでもこうしてられませんし、行きましょうか」

    戦士「がはは、開けるぜ!」

    バタンッ

    魔王「極大爆裂魔法!」

    ドギャアアアアアン

    勇者「」バタッ

    僧侶「」バタッ

    戦士「」バタッ

    盗賊「」バタッ

    魔王「馬鹿が!部屋の中に声が丸聞こえだ!」

    16 = 1 :

    勇者「卑怯……な……」

    僧侶「扉を開けたところを狙い撃ちするなんて……」

    戦士「うぐぐっ……」

    盗賊「だから言ったっすのに……だから……」

    魔王「ふはははは、どうしてくれようか」

    勇者「こ、殺すのか……」

    僧侶「う、動けないです……」

    戦士「お、俺はいいからみんなは助け……」

    盗賊「戦士、そ、そういうのもやめて……」

    魔王「くくくっ、ここでただ殺してしまうのもつまらんな」

    勇者「くっ……」

    魔王「そうだ、いいことを教えてやろう。勇者よ」

    勇者「なん……だ」

    17 = 1 :

    魔王「私は今度人間達の王に会談を持ちかける」

    勇者「突然何を……」

    魔王「和平会談だ」

    勇者「お前が……和平?」

    魔王「その会談の場で……お前たちの王を殺す」

    勇者「なっ……」

    魔王「ふははは、どうする?」

    勇者「なぜ俺にそれを……うぐぐっ……教える」

    魔王「はははは、絶望を味わってもらうためだよ」

    勇者「絶……望」

    魔王「お前たちは生かして返してやろう。その代わり私の呪いを受けてもらおう!」ゴゴゴゴゴゴ

    魔王「お前たちの苦しみ、悲しみ、恨み、絶望。それが私の力となろう」

    魔王「ふはははははははは」

    18 = 1 :

    ―――王城

    勇者(そうか……これが魔王の呪い)

    勇者(魔王に不利なことは言えないのか……)

    勇者(僧侶……戦士……盗賊……あいつらも何か別の呪いを受けたはずだ……)

    勇者(確か僧侶が犬にされたところまでは覚えているが……戦士と盗賊は……)

    勇者(駄目だ、思い出せない)

    王様「勇者殿?」

    勇者「はい」

    王様「本気なのか?」

    勇者「当然です!魔王様に従いましょう!決して悪い話ではありません」

    王様「おい」

    「はっ」

    王様「兵を集めよ」

    「御意!」ダダッ

    19 = 1 :

    勇者「お、王様?」

    王様「残念じゃ……まさか勇者殿が魔王につくとは……」

    勇者「王様も魔王様につきましょう!(違う!)」

    王様「魔王……そして勇者殿、二人に手を組まれてはどうしようもない」

    勇者「だから魔王様と……(違う!)」

    王様「ひっとらえよ!」

    「はっ」

    「動かないでください、勇者殿」グイッ

    勇者「ちょっ、やめ……」

    王様「それとも操られているのか……少し牢で頭を冷やすが良い」

    「さあ、こちらへ」

    20 = 1 :

    勇者「王様!」グイッ

    「あ、こらっ」

    勇者「本当のことを言います!」

    王様「ん?」

    勇者(言え!言うんだ俺!呪いなんて俺の力で……)ゴゴゴゴゴ

    勇者(言うぞ……言ってやる!)

    勇者「魔王様は!」

    王様「……」

    勇者「本当に!!」

    王様「……」

    勇者「素晴らしいお方です!!!」ビシッ

    王様「つれていけ!」

    勇者「あああああああああ」ズルズル

    21 = 1 :

    ―――牢

    勇者(駄目だった……)

    勇者(どうする……どうする俺)

    勇者(王様に真実を伝えないと……そうだ……字で書けば……)

    勇者(この紙に……)サラサラッ

    勇者(……『魔王様はとても素晴らしいお方です』?)

    勇者(字まで魔王を称える言葉に……)

    勇者(一緒に呪いを受けたあいつらなら……分かってくれるかな?)

    勇者(しかし、この牢……しっかり魔力封じまでしてやがる)

    勇者(ちょっと壊せないか……)グッグッ

    キィ……

    勇者「ん!?開いてる?」

    勇者「施錠されていたはずだったけど……」

    勇者「……」キョロキョロ

    勇者「まぁいい!あいつらを探そう」ダッ

    22 = 1 :

    ―――城下町

    勇者「よし、出られた」

    勇者「……んー、あいつらどこに飛ばされたんだ?」

    勇者「待て……あっちも俺を探してるかも知れない」

    勇者「っとするとこの町……確か僧侶もこの町出身のはず」

    勇者「いるかも……確か犬にされてたんだったな」

    勇者「……」キョロキョロ

    23 = 1 :

    勇者「手当たり次第に当たっているか」

    「わんわんっ」

    勇者「よし!あれから!」グイッ

    「ちょっ、ちょっとあんた人の犬に何を……」

    勇者「んー……オスか。違うな」ポイッ

    「わ、私のポッキーがあああああああ!」

    勇者「次はあの犬は……」ダッ

    勇者「んー、違うかな?おい、お前僧侶か?」

    「きゃうんきゃうん」

    「ダニーに何をするだー!」

    勇者「違うか」

    24 :

    ジョナサンwww

    25 = 1 :

    勇者「おーい!僧侶ー!どこだー!」

    勇者「うーん、これは時間がかかる……」

    僧侶「きゅーんきゅーん!」

    「あ、こら、暴れるな」

    僧侶「わんわんおっ!」ダッ

    「逃げるな、おい、追いかけるぞ」

    ダダダッ

    勇者「ん?」

    僧侶「わんわんおっ!わんわんおっ!」フリフリッ

    勇者「このしっぽ振ってる犬は……」

    「あ、すみません。すぐ片付けますんで。ほらっ、こっち来い!」

    僧侶「きゃうん!」

    勇者「えっとあなたは?」

    「保健所の者です。この辺りもノラ犬が増えちゃって……」

    26 = 1 :

    勇者「野良犬?」

    「ええ、こいつ!さっさと来い」グイッ

    勇者「野良犬はその後どうされるんだ?」

    「殺処分ですよ。まったく、犬を飼うなら最後まで面倒見て欲しいですね」

    僧侶「わんわんおっ!?」

    勇者「野良犬か。あの可愛い僧侶が野良なわけないよな」クルッ

    僧侶「わんわんおっ!?」

    「ほらっ、行くぞ」グイグイッ

    僧侶「わんっ」ガブッ

    「いてっ」

    ダダダッ

    ギャブッ

    勇者「ぎゃあああああ!いってえええ!噛みやがった!」

    27 = 8 :

    やべぇ
    想像したら僧侶犬かわええ

    28 = 1 :

    「こらっ、離せ」グイッ

    僧侶「ギャルルルル」ガブガブッ

    勇者「や、やめて。千切れる」

    パッ

    僧侶「わんわんおっ!」

    勇者「んっ、何か持ってるな。お前、もしかして……」

    「どうもすみません。すぐ連れて行きますんで」

    勇者「待て」

    「え?」

    勇者「よく見たらこれ俺の犬だわ」

    「は?」

    勇者「わりぃわりぃ、あー、首輪外れちゃったんだなー」

    「そうなんですか?」

    勇者「そうそう、だから俺が引き取るから」

    「わ、わかりました」スタスタ

    29 = 1 :

    僧侶「わんわんおっ」

    勇者「ちょっとくわえてるそれ見せてみろ」チャランッ

    勇者「これは……俺が僧侶にプレゼントしたロザリオ……」

    僧侶「わんわんおっ!」フリフリッ

    勇者「プレゼントして……そして趣味が悪いとか言われて捨てられたロザリオ……」

    僧侶「わんわんお!?」

    勇者「話しかけるたびに顔真っ赤にして3日ほど口聞いてくれなかったロザリオ……」

    僧侶「……」

    勇者「俺のトラウマロザリオをなんでお前が……」

    勇者「こんなもの……破壊しつくしてくれる!!」ゴゴゴゴゴゴ

    僧侶「がうっ!」ガブッ

    勇者「いてぇ!」

    チャラ

    勇者「なんだよ、お気に入りか?」

    30 = 1 :

    僧侶「わふわふっ」グイグイッ

    勇者「なんだ?引っ張って」

    僧侶「うーっ」グイグイッ

    勇者「わーったよ。行けばいんだろ?なんか僧侶のこと知ってるのか?」

    勇者「ったく、こんな汚い犬よりはやく、僧侶に会いたいぜ」

    スタスタ

    僧侶「わんわんおっ!」

    勇者「ここは……」

    勇者「俺と僧侶が初めて会った場所じゃないか」

    勇者「まさか……」

    僧侶「わんわんおっ!」フリフリッ

    勇者「ちょっ、お前見せてみろ」グイッ

    勇者「これは……メスだ!」

    僧侶「きゃふっ!?///」カー

    31 :

    きゃふーん///

    32 = 24 :

    かわいい

    33 = 15 :


    かわゆす

    34 :

    >>1の兵士はホモなのだろうか

    35 = 1 :

    勇者「お前僧侶か!?」

    ガブリッ

    勇者「ぎゃーー!また噛んだ!」

    僧侶「がぶがぶっ(どこ見てるんですか!変態!)」

    勇者「ほんとにちぎれちゃうからやめて!」

    パッ

    僧侶「わんわんおっ(もう……勇者は……)」

    勇者「ふぅ。なぁ僧侶……だよな?」

    僧侶「わんっ!(はい)」

    勇者「そうか。なぁ、魔王様って……本当に素晴らしい方だよな?」

    僧侶「わふっ!?(え?)」

    36 = 1 :

    勇者「わ、わりぃ。俺もお前と同じでちょっと変なんだ」

    僧侶「わんわんお!?(え?まさか……)」

    勇者「言えないんだけどな。よし!僧侶は見つけた。たぶん!」

    僧侶「わんわんお!(僧侶です!)」

    勇者「次は戦士の村が近いな。行くか!」スタスタ

    僧侶「キャインキャイン」

    「あー、またこんなところに野良犬が……こっち来い。保健所に行くぞ」

    勇者「またか!それ俺の将来のお嫁さんだから!」

    「え?犬がお嫁さん……?え?え?そういうプレイ?」

    勇者「い、いや、あの……」

    「変態だー!」ダダダッ

    37 :

    もっと素直になればよかったのに

    38 = 1 :

    勇者「よし!首輪買って来たぞ」

    僧侶「わんわんおっ」

    勇者「今、着けてやるから。これで保健所に連れてかれたりしないぞ」チャッ

    勇者「……」ドキドキ

    勇者「お、俺今、裸の僧侶に首輪をつけようとしてる……」ドキドキ

    僧侶「わんっ!?」

    勇者「裸で四つんばいの僧侶に首輪を……犬だけど」ドキドキ

    勇者「いや、想像しろ……想像を加速させるんだ……」

    勇者「俺は……裸で四つんばいの僧侶に首輪をつける……」

    勇者「見えた!」

    僧侶「がぶっ!」

    勇者「いてぇ!ちょっ、僧侶!冗談!冗談だって!」

    僧侶「わんわんおっ!///」カー

    勇者「あ、そういえば僧侶、お前お尻の穴丸見え……」

    僧侶「がうっ!」ガブリッ

    39 = 24 :

    犬がおしっこするところをじっと見る勇者

    40 :

    呑気だなおい

    41 = 1 :

    勇者「犬用の服買って来ました」ペコペコッ

    僧侶「わんわんおっ!」

    勇者「ほらっ、履かせてやる」ドキドキ

    勇者「でもこんなんしたらトイレの時どうするんだ?」

    僧侶「わふっ!?」

    勇者「その度に俺が脱がすのか?僧侶の下」

    勇者「それもいいけど……」

    僧侶「……」タタッ

    勇者「あ、いらねーの?服」

    僧侶「わんわんおっ!(もういいです!)」

    42 = 1 :

    ―――町

    勇者「ふぅ、やっと次の町についたぜ」

    勇者「城下町じゃ兵とかに見つかったらやばいしな」

    僧侶「わんわんおっ?」

    勇者「ここで休んでいこうぜ。体も洗いたいだろ?」

    僧侶「わんっ!」フリフリッ

    勇者「お前お風呂好きだったもんなー」

    勇者「よし、あそこの宿にするか」

    ギィ

    宿屋「いらっしゃい。1名様……ですか?」ジロジロ

    勇者「2名でよろしく」

    僧侶「わんわんおっ!」

    宿屋「まさか……その犬?」

    勇者「ああ、そうだけど」

    宿屋「犬はお断りだよ。泊まるんなら犬は外に繋いでおいてくれ」

    43 = 8 :

    日常パート長えなおい
    おもしろいけど

    44 = 24 :

    長編なのかな
    期待してる

    45 = 1 :

    勇者「いや、そんなわけにはいかないんだ。お願い!」

    宿屋「だめだめ!お兄さんだけなら歓迎するから。犬なんてあっちやって。しっしっ」

    僧侶「きゅぅん……」スタスタ

    勇者「待て僧侶」

    僧侶「?」

    勇者「じゃあ俺も泊まらないからいいよ」

    宿屋「え?ちょっと、この辺に犬と一緒に泊まれるような宿はないよ?」

    勇者「いいんだ」

    宿屋「まぁまぁ、お兄さんだけでも泊まっていってよ。サービスするから」

    宿屋「こっちは魔王の手下に町を荒らされて不景気でね。一人でもお客さんは逃したくないんだよ」

    勇者「……魔王様は素晴らしい」

    宿屋「え」

    勇者「魔王様の手下のせい!?魔王様の考えは素晴らしい!従わない町が悪いんだ」

    宿屋「んだと、こらっ」

    46 :

    トーキングヘッドか

    47 = 1 :

    勇者(しまった!俺……僧侶もいるのに)

    僧侶「わんわんお!?」

    宿屋「表に出ろやこらぁ!」ドンッ

    勇者「魔王様に従うのが一番だ!」

    宿屋「まだ言うか!俺は女房を魔物に殺されてんだよ」ボカッ

    勇者「あぐっ……それも魔王様の考えに従わないから……」

    宿屋「てめぇ!殺してやる!」

    ドガッ バキッ ドスッ

    48 = 1 :

    勇者(くっそ、この人殴っちまうわけにもいけねーし……)

    宿屋「まだまだ俺の怒りはおさまらねーぞ!おらぁ!」

    勇者「くっ」ビクッ

    宿屋「ん?誰だ?とめんじゃねーよ」クルッ

    宿屋「誰もいない?」

    宿屋「オラ!続きだ……だからとめんじゃねーって」クルッ

    宿屋「???」

    宿屋「き、気味わりぃな。けっ、このへんにしといてやる。消えうせろ!糞ガキが!」ペッ

    ベチャァ

    勇者「……」

    49 = 1 :

    勇者「はは……悪いな、僧侶。今日は野宿っぽいわ」ボタボタ

    僧侶「きゃうん(勇者……血が……それに私のせいで……)」

    勇者「よっこいせっと。この辺で寝るか……うぅ……寒いな」

    僧侶「……」スタッ

    勇者「おわっ、なんだ、乗ってきて」

    僧侶「……」ペロペロ

    勇者「お前毛皮があるからいいなぁ、暖かい……」ギュッ

    勇者「お休み僧侶」

    僧侶「わんわんおっ(おやすみなさい。勇者様……」

    50 = 1 :

    勇者「んーっ朝かー!」コキコキッ

    勇者「体いてー!はははっ」グッグッ

    勇者「でも僧侶のおかげで凍死せずにすんだな」ギュッ

    僧侶「きゃふっ///」

    勇者「さて……行くか!」

    僧侶「わんわんおっ!」

    勇者「あ、そうそう。俺ちょっと思いついたんだけどさ。呪いって教会で解けないかな?」

    僧侶「わんっ!」

    勇者「だろ?ちょっと行ってみようぜ」

    僧侶「わんわんおっ!」


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