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元スレ男「ここで人生を終えようか」少女「やめたほうがいいかと」
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少女「今日はなにをしましょうか?」
男「そうだなぁ……」
友「おっはよー!!!!」
少女「あ、おはようです!」
男「お、なんだ?」
友「よっ!トカイ!」
男「なんだそれ?」
友「アンタのことだ」
男「トカイって……」
少女「どうしたの?」
友「いやぁ、トカイともっと話がしたくてさぁ。邪魔だった?」
少女「ううん。全然」
友「んじゃ、おじゃましまーす!」
男「トカイはやめろ」
友「なんでぇ?かっこいいじゃん、トカイ!いいよな、トカイ!」
男「そうだなぁ……」
友「おっはよー!!!!」
少女「あ、おはようです!」
男「お、なんだ?」
友「よっ!トカイ!」
男「なんだそれ?」
友「アンタのことだ」
男「トカイって……」
少女「どうしたの?」
友「いやぁ、トカイともっと話がしたくてさぁ。邪魔だった?」
少女「ううん。全然」
友「んじゃ、おじゃましまーす!」
男「トカイはやめろ」
友「なんでぇ?かっこいいじゃん、トカイ!いいよな、トカイ!」
巫女さんがカレンにしか見えない。
巫女さんに罵られながら「あなた、ロックスターみたい」って言われたい
巫女さんに罵られながら「あなた、ロックスターみたい」って言われたい
少女「お茶、淹れてきます」
男「ああ」
友「トカイー」
男「やめろって」
友「聞いた話なんだけど、なんでも一瞬で知りたいことがわかる箱もあるんだろ?」
男「なんだそれ……」
友「姉御から聞いた事があるんだ」
男「パソコンのことか?」
友「確かそんな名前だった気がする!それってどんな箱なんだよ?」
男「説明するのは難しいな」
友「ええー、いじわるすんなよぉー!」
男「意地悪じゃないけど」
友「おしえろー!!」ユサユサ
男「うぜ……」
少女「お茶です。お待たせしました」
男「ああ」
友「トカイー」
男「やめろって」
友「聞いた話なんだけど、なんでも一瞬で知りたいことがわかる箱もあるんだろ?」
男「なんだそれ……」
友「姉御から聞いた事があるんだ」
男「パソコンのことか?」
友「確かそんな名前だった気がする!それってどんな箱なんだよ?」
男「説明するのは難しいな」
友「ええー、いじわるすんなよぉー!」
男「意地悪じゃないけど」
友「おしえろー!!」ユサユサ
男「うぜ……」
少女「お茶です。お待たせしました」
男「そんなの知ってどうするんだ?」
友「ほら、いつ都会に出てもいいように予備知識っているでしょ?」
男「まぁ、そうかな」
友「だから、なんでも知っておきたいんだ」
男「……」
少女「私もそのぱそこんについては興味がありますね。どのような箱なのでしょうか?」
男「えーとだなぁ……」
友「うんうん」
男「パソコンっていうのは、その演算機器で……」
友「えんざん?」
少女「どういう意味でしょうか?」
男「あー……えー……」
友「バカにしてんのかぁー!」ユサユサ
男「違うけど……説明するのが難しいんだってば」
少女「えんざん……お塩の山ですか……??」
友「ほら、いつ都会に出てもいいように予備知識っているでしょ?」
男「まぁ、そうかな」
友「だから、なんでも知っておきたいんだ」
男「……」
少女「私もそのぱそこんについては興味がありますね。どのような箱なのでしょうか?」
男「えーとだなぁ……」
友「うんうん」
男「パソコンっていうのは、その演算機器で……」
友「えんざん?」
少女「どういう意味でしょうか?」
男「あー……えー……」
友「バカにしてんのかぁー!」ユサユサ
男「違うけど……説明するのが難しいんだってば」
少女「えんざん……お塩の山ですか……??」
男「とにかく、大抵のことはなんでもしてくれる機械だ」
友「ほんと?!食べ物もくれるの!?」
男「ああ、できるな」
友「都会すげー!!なんでもアリじゃん!!」
少女「服もくれるのですか?」
男「できるな」
少女「一台、欲しいですね」
友「私もぱそこんほしー!!トカイ、くれ!」
男「ここにあっても意味ないな。あれは都会にあるからなんでもできるんだ」
少女「残念です」シュン
友「そうかー」シュン
男「そんなに落ち込まなくても……」
友「じゃあさ、都会での遊びってなんだ?」
男「遊び?」
友「なんかいっぱいあるんだろ?私たちに都会での遊びを教えてよ!」
友「ほんと?!食べ物もくれるの!?」
男「ああ、できるな」
友「都会すげー!!なんでもアリじゃん!!」
少女「服もくれるのですか?」
男「できるな」
少女「一台、欲しいですね」
友「私もぱそこんほしー!!トカイ、くれ!」
男「ここにあっても意味ないな。あれは都会にあるからなんでもできるんだ」
少女「残念です」シュン
友「そうかー」シュン
男「そんなに落ち込まなくても……」
友「じゃあさ、都会での遊びってなんだ?」
男「遊び?」
友「なんかいっぱいあるんだろ?私たちに都会での遊びを教えてよ!」
男「うーん……遊びか……」
男(テレビゲームとか言ったら絶対に深くつっこんでくるな……)
男「鬼ごっことかか」
友「な、なんだそれ……!!」
少女「鬼ごっこ……?」
男「一人が鬼になって、みんなを追いかける遊びだけど……知らないのか?」
友「鬼ごっここえー!!!」
少女「鬼になるって……一体、どんな儀式が……!!」
男「いや、本当に鬼になるわけじゃない」
少女「どういうことですか?」
男「ただの役だ。鬼の役になったやつは逃げる人を追いかけて、こうして触れる」ポンッ
友「んで?」
男「触れられたらその人が鬼にかわって、逃げる人を追いかける。それを繰り返すんだ」
友「なんだそれ、楽しいの?」
男「どうだろう……。やってみるか?」
男(テレビゲームとか言ったら絶対に深くつっこんでくるな……)
男「鬼ごっことかか」
友「な、なんだそれ……!!」
少女「鬼ごっこ……?」
男「一人が鬼になって、みんなを追いかける遊びだけど……知らないのか?」
友「鬼ごっここえー!!!」
少女「鬼になるって……一体、どんな儀式が……!!」
男「いや、本当に鬼になるわけじゃない」
少女「どういうことですか?」
男「ただの役だ。鬼の役になったやつは逃げる人を追いかけて、こうして触れる」ポンッ
友「んで?」
男「触れられたらその人が鬼にかわって、逃げる人を追いかける。それを繰り返すんだ」
友「なんだそれ、楽しいの?」
男「どうだろう……。やってみるか?」
―――神社
巫女「……鬼ごっこ?」
友「やろーぜ」
巫女「……」
少女「いやです?」
巫女「いえ」
男「そうか」
巫女「ですが、それは追いかけっこのことでしょう?」
男「え?」
友「鬼ごっこは追いかけっことは違うよ。だって鬼の役になるんだから」
巫女「名前が違うだけでは?」
男「まぁ、そうだな。そういう遊びは普通あるよな」
巫女「まぁ、都会では鬼ごっこと称しているのでしたらそれでいいでしょう。呼称に地域差があるのはよくあることです」
男「……」
男(まるで外のことを知ってるみたいな言い方だな……)
巫女「……鬼ごっこ?」
友「やろーぜ」
巫女「……」
少女「いやです?」
巫女「いえ」
男「そうか」
巫女「ですが、それは追いかけっこのことでしょう?」
男「え?」
友「鬼ごっこは追いかけっことは違うよ。だって鬼の役になるんだから」
巫女「名前が違うだけでは?」
男「まぁ、そうだな。そういう遊びは普通あるよな」
巫女「まぁ、都会では鬼ごっこと称しているのでしたらそれでいいでしょう。呼称に地域差があるのはよくあることです」
男「……」
男(まるで外のことを知ってるみたいな言い方だな……)
巫女「では、鬼の役は誰が?」
少女「えっと……」
友「トカイでいいじゃん!」
男「俺か?」
巫女「ふっ。腑抜けた面の鬼など全く怖くないですけどね」
男「怒るぞ」
少女「まぁまぁ」
友「よーし!!にげろー!!」
少女「あ、まって!!」
男「……」
巫女「……きゃー、さらわれるー」
男「待って」
巫女「はい?」
男「君、もしかして都会にいったことあるのか?」
巫女「……いいえ。では、逃げますので追いかけてくださいね、鬼さん」
少女「えっと……」
友「トカイでいいじゃん!」
男「俺か?」
巫女「ふっ。腑抜けた面の鬼など全く怖くないですけどね」
男「怒るぞ」
少女「まぁまぁ」
友「よーし!!にげろー!!」
少女「あ、まって!!」
男「……」
巫女「……きゃー、さらわれるー」
男「待って」
巫女「はい?」
男「君、もしかして都会にいったことあるのか?」
巫女「……いいえ。では、逃げますので追いかけてくださいね、鬼さん」
男「……」
男(あの子だけはやっぱり雰囲気が違うな……)
男(大人びて見えるのはもしかして外を知ってるからか……?)
男「まぁいいか」
男「さてと……追いかけるか」
男「といっても、土地勘のない俺に追いつけるのか……?」
男「……」
男「よし。とりあえず逃げたほうへ行ってみるか」
男「向こうだな」ダダッ
男(あの子だけはやっぱり雰囲気が違うな……)
男(大人びて見えるのはもしかして外を知ってるからか……?)
男「まぁいいか」
男「さてと……追いかけるか」
男「といっても、土地勘のない俺に追いつけるのか……?」
男「……」
男「よし。とりあえず逃げたほうへ行ってみるか」
男「向こうだな」ダダッ
友「こっちだ、こっち!」
少女「まって……はぁ……はぁ……」
友「普通の追いかけっこと違って、掴まったら鬼にされるからね。気合入れないと!!」
少女「うん、そうだね」
友「でも、いいなぁ。今はトカイが一緒にすんでるんでしょ?」
少女「うん」
友「私も一緒にすみたいなー。トカイの話聞き放題じゃん」
少女「でも、あの人も色々と向こうであったみたいだから、なんでも聞くのはどうかと思うよ?」
友「そうなの?」
少女「だって……あの人は山の中で―――」
巫女「見つけた」
友「きゃぁ!?」
巫女「二人とも私を置いていくとはいい度胸ですね」
友「姉御かぁ……脅かさないでよ」
少女「では、3人で協力して逃げましょう!」
少女「まって……はぁ……はぁ……」
友「普通の追いかけっこと違って、掴まったら鬼にされるからね。気合入れないと!!」
少女「うん、そうだね」
友「でも、いいなぁ。今はトカイが一緒にすんでるんでしょ?」
少女「うん」
友「私も一緒にすみたいなー。トカイの話聞き放題じゃん」
少女「でも、あの人も色々と向こうであったみたいだから、なんでも聞くのはどうかと思うよ?」
友「そうなの?」
少女「だって……あの人は山の中で―――」
巫女「見つけた」
友「きゃぁ!?」
巫女「二人とも私を置いていくとはいい度胸ですね」
友「姉御かぁ……脅かさないでよ」
少女「では、3人で協力して逃げましょう!」
男「どこだ……くそ……」キョロキョロ
巫女「おにさんこちらー、てのなるほうへー」
男「?!」
友「姉御?!なんでそんなことするの!?」
巫女「このままではこちらが圧倒的有利ですから」
友「それもそうか」
少女「そうやって鬼を呼ぶんですか?」
巫女「そう」
男(やっぱりあの子……この村の出身じゃないな……)
男(詳しい話を聞いてみたい気もするけど)
巫女「あ。今、あの巫女さんと結婚したいなぁって思いましたね?」
少女「え!?いつのまに?!」
男「思ってないから」
巫女「神は全ても見透かしています」
男「決めた。絶対に君を捕まえる」
巫女「おにさんこちらー、てのなるほうへー」
男「?!」
友「姉御?!なんでそんなことするの!?」
巫女「このままではこちらが圧倒的有利ですから」
友「それもそうか」
少女「そうやって鬼を呼ぶんですか?」
巫女「そう」
男(やっぱりあの子……この村の出身じゃないな……)
男(詳しい話を聞いてみたい気もするけど)
巫女「あ。今、あの巫女さんと結婚したいなぁって思いましたね?」
少女「え!?いつのまに?!」
男「思ってないから」
巫女「神は全ても見透かしています」
男「決めた。絶対に君を捕まえる」
男「まて!!」ダダッ
友「にげろー!!!」
少女「はぃぃ!!」
男「はぁ……はぁ……!!」
巫女「まるで盛りの犬ですね。そんなに鼻息荒くして女児を追いかけて」
男「おまえは……!!」
友「きゃははは―――」
ガッ!
友「ぁ―――!」
ズサァァ!
少女「あ?!」
友「……」
巫女「大丈夫!?」
男「躓いたのか?!」
友「……ぃぁぃ……」ウルウル
友「にげろー!!!」
少女「はぃぃ!!」
男「はぁ……はぁ……!!」
巫女「まるで盛りの犬ですね。そんなに鼻息荒くして女児を追いかけて」
男「おまえは……!!」
友「きゃははは―――」
ガッ!
友「ぁ―――!」
ズサァァ!
少女「あ?!」
友「……」
巫女「大丈夫!?」
男「躓いたのか?!」
友「……ぃぁぃ……」ウルウル
巫女「見せて!」
友「いたぃ……」ポロポロ
巫女「膝と腕を擦りむいているわね」
友「あねごぉ……いたいぃ……」
巫女「そうね。痛いね。血も出てるし」
友「ぅぅ……」ポロポロ
少女「大丈夫?」
男「えっと……」
巫女「とりあえず、水で傷口を洗いましょう。トカイさん、手伝ってください」
男「あ、ああ」
巫女「大丈夫よ。すぐに治るから」
友「うぅ……ぐすっ……」ポロポロ
少女「あわわ……痛そうです……」オロオロ
男「えっと、どうすればいい?」
巫女「この子をおんぶしてください。神社まで戻りましょう」
友「いたぃ……」ポロポロ
巫女「膝と腕を擦りむいているわね」
友「あねごぉ……いたいぃ……」
巫女「そうね。痛いね。血も出てるし」
友「ぅぅ……」ポロポロ
少女「大丈夫?」
男「えっと……」
巫女「とりあえず、水で傷口を洗いましょう。トカイさん、手伝ってください」
男「あ、ああ」
巫女「大丈夫よ。すぐに治るから」
友「うぅ……ぐすっ……」ポロポロ
少女「あわわ……痛そうです……」オロオロ
男「えっと、どうすればいい?」
巫女「この子をおんぶしてください。神社まで戻りましょう」
―――神社
巫女「トカイさん、そこに水がありますから」
男「分かった」
友「うぅ……」
少女「痛そうです……」
男「よし、水をかけるぞ?」
友「―――つめたいぃ!!」
男「我慢してくれ」
少女「はぁ……こういうとき何もできない自分が悔しいですね……」
男「……」
巫女「お待たせしました」
男「え?それ……救急箱?」
巫女「さて、傷口を見せてください」
友「ん……」
巫女「この程度なら絆創膏で十分ですね。貼っておきましょう。確か……」ゴソゴソ
巫女「トカイさん、そこに水がありますから」
男「分かった」
友「うぅ……」
少女「痛そうです……」
男「よし、水をかけるぞ?」
友「―――つめたいぃ!!」
男「我慢してくれ」
少女「はぁ……こういうとき何もできない自分が悔しいですね……」
男「……」
巫女「お待たせしました」
男「え?それ……救急箱?」
巫女「さて、傷口を見せてください」
友「ん……」
巫女「この程度なら絆創膏で十分ですね。貼っておきましょう。確か……」ゴソゴソ
友「ありがとう、姉御」
巫女「いえいえ。神の御心のままに」
男「なあ」
巫女「はい?」
男「その救急箱は?」
巫女「神の供物です」
男「おかしいだろ」
巫女「何がでしょうか?」
男「いや……だって……」
少女「あの、いつも怪我をしたときはこの箱を使ってくれるんです」
男「……」
友「風邪をひいたときもだな!」
少女「それが……変なのですか?」
男「君たちの家にも同じのがあるのか?」
少女「いえ。これはこの神社に祀られたものとかなんとか……」
巫女「いえいえ。神の御心のままに」
男「なあ」
巫女「はい?」
男「その救急箱は?」
巫女「神の供物です」
男「おかしいだろ」
巫女「何がでしょうか?」
男「いや……だって……」
少女「あの、いつも怪我をしたときはこの箱を使ってくれるんです」
男「……」
友「風邪をひいたときもだな!」
少女「それが……変なのですか?」
男「君たちの家にも同じのがあるのか?」
少女「いえ。これはこの神社に祀られたものとかなんとか……」
男「……」
巫女「何かおかしなところでも?」
男「いや。いい」
巫女「深く考えなくてもいいでしょう。貴方の想像通りです」
男「そうか」
少女「えっと……これからどうしましょうか?」
男「怪我人も出ちゃったし、とりあえず戻ろうか」
少女「ですね」
友「トカイー!おぶってー!!」
男「はいはい」
友「へへ……」
少女「いいなぁ……」
男「わざと怪我とかはしないでくれ」
少女「な、なんで……考えていることがわかったんですか……!?」
男「なんとなく」
巫女「何かおかしなところでも?」
男「いや。いい」
巫女「深く考えなくてもいいでしょう。貴方の想像通りです」
男「そうか」
少女「えっと……これからどうしましょうか?」
男「怪我人も出ちゃったし、とりあえず戻ろうか」
少女「ですね」
友「トカイー!おぶってー!!」
男「はいはい」
友「へへ……」
少女「いいなぁ……」
男「わざと怪我とかはしないでくれ」
少女「な、なんで……考えていることがわかったんですか……!?」
男「なんとなく」
―――友宅
男「大丈夫か?」
友「ありがと、トカイ!優しいな!」
男「そんなこと。俺が怪我させたようなものだし」
友「好きだ!」
男「え?!」
友「私、トカイのこと好きだ!また、会いにいってもいいかな?」
男「あ、ああ……いつでも」
友「ありがとう!!またね!!」
少女「うん」
男「……」
少女「あはは、告白されてしまいましたね」
男「あれは、そういう好きじゃないだろ」
少女「そういう好きって……どういう好きですか?」
男「なんだろう……。野菜が好きとか、そういうの」
男「大丈夫か?」
友「ありがと、トカイ!優しいな!」
男「そんなこと。俺が怪我させたようなものだし」
友「好きだ!」
男「え?!」
友「私、トカイのこと好きだ!また、会いにいってもいいかな?」
男「あ、ああ……いつでも」
友「ありがとう!!またね!!」
少女「うん」
男「……」
少女「あはは、告白されてしまいましたね」
男「あれは、そういう好きじゃないだろ」
少女「そういう好きって……どういう好きですか?」
男「なんだろう……。野菜が好きとか、そういうの」
―――少女宅
少女「おばあちゃん!ただいまです!!」
婆「おかえり」
男「……ただいま、戻りました」
婆「おお。じいさんが生き返ったみたいですわ」
男「え……」
婆「抱いてもよくてよ?」
男「ごめんなさい」
婆「ははは。やはり孫のほうが好みですか」
男「そういうことじゃあ……!!」
婆「では孫の友人のほう?」
男「あの子は小さすぎるでしょう……」
婆「では、神社の巫女様か?」
男「……訊きたいんですけど、あの神社に神主っているんですか?」
婆「あの巫女様しかいませんが?」
少女「おばあちゃん!ただいまです!!」
婆「おかえり」
男「……ただいま、戻りました」
婆「おお。じいさんが生き返ったみたいですわ」
男「え……」
婆「抱いてもよくてよ?」
男「ごめんなさい」
婆「ははは。やはり孫のほうが好みですか」
男「そういうことじゃあ……!!」
婆「では孫の友人のほう?」
男「あの子は小さすぎるでしょう……」
婆「では、神社の巫女様か?」
男「……訊きたいんですけど、あの神社に神主っているんですか?」
婆「あの巫女様しかいませんが?」
>>135
お前も犬娘のSS見てたのかwwwwww
お前も犬娘のSS見てたのかwwwwww
男「じゃあ……」
婆「あの巫女様はこの村で外との繋がりを持っているのですよ」
男「繋がり?」
婆「この時代、こうした村は淘汰されていく。それを防ぐためにもそうした役割を持つ者もいりますので」
男「村長みたいな存在ですか」
婆「まあ、そう思ってもらっても構いません。無論、あの子だけが外と繋がっているわけではないですが」
男「限られた人だけが?」
婆「ええ。まあ、私もその一人なのですけどね」
男「じゃあ、部外者って……」
婆「いえいえ。繋がりを持つ者はこの村で外界に関することを漏らしてはいけない決まりがあります」
男「どうして?」
婆「ある朝、村民の殆どがいなくなっているなど避けたいですからな」
男「……」
男(え……それ、なんかおかしくないか……だって……)
婆「余計な知識はこの村にはいりません。ただでさえどこからか外の情報が流れ込んでいるというのに」
婆「あの巫女様はこの村で外との繋がりを持っているのですよ」
男「繋がり?」
婆「この時代、こうした村は淘汰されていく。それを防ぐためにもそうした役割を持つ者もいりますので」
男「村長みたいな存在ですか」
婆「まあ、そう思ってもらっても構いません。無論、あの子だけが外と繋がっているわけではないですが」
男「限られた人だけが?」
婆「ええ。まあ、私もその一人なのですけどね」
男「じゃあ、部外者って……」
婆「いえいえ。繋がりを持つ者はこの村で外界に関することを漏らしてはいけない決まりがあります」
男「どうして?」
婆「ある朝、村民の殆どがいなくなっているなど避けたいですからな」
男「……」
男(え……それ、なんかおかしくないか……だって……)
婆「余計な知識はこの村にはいりません。ただでさえどこからか外の情報が流れ込んでいるというのに」
巫女
外との繋がり
アンニュイキャラ
もうそういう展開しか想像できないんだが
外との繋がり
アンニュイキャラ
もうそういう展開しか想像できないんだが
男「でも、俺結構話してますけど……いいんですか?」
婆「貴方の口を縛る規則はないですからな」
男「ふーん」
男(飽く迄も外との繋がりをもつ女だけってことか)
婆「なにか?」
男「いえ。なにも」
婆「でも、まあ、あまり過激なことは教えないでほしいですね」
男「過激って?」
婆「ほら……まぁ……夜のこととか?」
男「……」
婆「ノーマルでいいですからね」
男「別に俺、変態じゃないですけど」
婆「ははは。それはよかったです」
男「……」
男(でも……外の情報を入れないようにするなら……俺のことを自由にさせるか……?)
婆「貴方の口を縛る規則はないですからな」
男「ふーん」
男(飽く迄も外との繋がりをもつ女だけってことか)
婆「なにか?」
男「いえ。なにも」
婆「でも、まあ、あまり過激なことは教えないでほしいですね」
男「過激って?」
婆「ほら……まぁ……夜のこととか?」
男「……」
婆「ノーマルでいいですからね」
男「別に俺、変態じゃないですけど」
婆「ははは。それはよかったです」
男「……」
男(でも……外の情報を入れないようにするなら……俺のことを自由にさせるか……?)
>>137
あれはなかなか良かった
あれはなかなか良かった
―――神社
巫女「……あら?」
男「……」
巫女「なんでしょう?」
男「訊きたいことがあるんだけど」
巫女「なんなりと」
男「君たちは村を捨てたいのか?」
巫女「……君たち、とは?」
男「徐々に外の情報を流して、興味を持たせて村民を逃がそうとしているのかなって」
巫女「ふっ。いきなり何の話でしょうか」
男「現に都会に興味を持っている子はいるし……」
巫女「妄想もそこまで来ると哀れですね。我々は常に村を守るために動いています」
男「……」
巫女「村から人を排そうなど微塵も考えていません」
男「本当か?」
巫女「……あら?」
男「……」
巫女「なんでしょう?」
男「訊きたいことがあるんだけど」
巫女「なんなりと」
男「君たちは村を捨てたいのか?」
巫女「……君たち、とは?」
男「徐々に外の情報を流して、興味を持たせて村民を逃がそうとしているのかなって」
巫女「ふっ。いきなり何の話でしょうか」
男「現に都会に興味を持っている子はいるし……」
巫女「妄想もそこまで来ると哀れですね。我々は常に村を守るために動いています」
男「……」
巫女「村から人を排そうなど微塵も考えていません」
男「本当か?」
巫女「ええ」
男「……」
巫女「それにもしそうだとして、貴方に不利益などないはずですが」
男「そうだけど」
巫女「まあ、この村に住もうと考えているのなら、気になることなのでしょうね」
男「それは……」
巫女「お婆様に言われたのではありませんか?」
男「なにを?」
巫女「ここに残り、種を残せと」
男「……言われた」
巫女「それが全てです。村を守る為に私たちは生きている。―――あ、私を抱きますか?外では勘弁ですが」
男「な……!?」
巫女「ジョークです。さてと、そろそろ落陽の刻。帰路についたほうがいいでしょう」
男「あ、ああ……。じゃあ、またな」
巫女「さようなら」
男「……」
巫女「それにもしそうだとして、貴方に不利益などないはずですが」
男「そうだけど」
巫女「まあ、この村に住もうと考えているのなら、気になることなのでしょうね」
男「それは……」
巫女「お婆様に言われたのではありませんか?」
男「なにを?」
巫女「ここに残り、種を残せと」
男「……言われた」
巫女「それが全てです。村を守る為に私たちは生きている。―――あ、私を抱きますか?外では勘弁ですが」
男「な……!?」
巫女「ジョークです。さてと、そろそろ落陽の刻。帰路についたほうがいいでしょう」
男「あ、ああ……。じゃあ、またな」
巫女「さようなら」
―――夜 自室
男「……」
男(村を守るためか……)
男(でも……本当に……?)
男(なんか釈然としないなぁ……)
男「って、俺が気にすることでもないか」
男「……」
男(種を残して……この村で住むなら……)
男「あーもう!!」
男「寝るか」
男「俺には関係ないよな……うん」
男「……関係……」
男「もしかして……」
男「訊いてみよう、おばあちゃんに」
男「……」
男(村を守るためか……)
男(でも……本当に……?)
男(なんか釈然としないなぁ……)
男「って、俺が気にすることでもないか」
男「……」
男(種を残して……この村で住むなら……)
男「あーもう!!」
男「寝るか」
男「俺には関係ないよな……うん」
男「……関係……」
男「もしかして……」
男「訊いてみよう、おばあちゃんに」
婆「夜這いですかな?」
男「違います」
婆「では、どうして?」
男「俺がこのまま村を去ったら……この村はどうなるのか気になって」
婆「……簡単です。村を捨てるまで」
男「?!」
婆「貴方が来ていなければそうする予定でした。この村は既に終焉を迎えるばかりだった」
男「じゃあ……」
婆「一ヶ月ほど前に決めたのです。外界の情報を少しずつ拡散させて、いつでも村を出てもいいように皆に知識をつけさせようと」
婆「勝手に出て行くのもよし。連れ出してもよし。とにかく混乱しない程度に外のことを広めようと思いました」
男「そんなとき、俺が……」
婆「ええ。勿論、今までにも部外者が訪れたは本当です。ただ、貴方ほど自由にさせたことなどはなかった」
婆「それでも好奇心旺盛な者が部外者に心酔し、村を捨てていくことが幾度となくありましたが」
男「もしかして貴女の娘さんもその一人?」
婆「ええ、そうです」
男「違います」
婆「では、どうして?」
男「俺がこのまま村を去ったら……この村はどうなるのか気になって」
婆「……簡単です。村を捨てるまで」
男「?!」
婆「貴方が来ていなければそうする予定でした。この村は既に終焉を迎えるばかりだった」
男「じゃあ……」
婆「一ヶ月ほど前に決めたのです。外界の情報を少しずつ拡散させて、いつでも村を出てもいいように皆に知識をつけさせようと」
婆「勝手に出て行くのもよし。連れ出してもよし。とにかく混乱しない程度に外のことを広めようと思いました」
男「そんなとき、俺が……」
婆「ええ。勿論、今までにも部外者が訪れたは本当です。ただ、貴方ほど自由にさせたことなどはなかった」
婆「それでも好奇心旺盛な者が部外者に心酔し、村を捨てていくことが幾度となくありましたが」
男「もしかして貴女の娘さんもその一人?」
婆「ええ、そうです」
婆「部外者は皆、ここに留まることを恐れた。ただ立ち寄っただけの村に永住などできるはずもない、と」
男「でも、女だけは連れ出した……」
婆「はい」
男「……」
婆「ですが。貴方は違う。ここに残ってくれる可能性もある」
男「それは……」
婆「最後の望みなのです。腐ってもここは故郷。失くしたくはないのです」
男「……」
婆「どうか……」
男「そんなこと……言われても……」
婆「自決するぐらいなら、この村の救世主になってほしい。そう思います」
男「……」
婆「駄目ですか……?」
男「ただの自殺志願者が救世主って……」
婆「村を繁栄させろとはいいません、ただ生き残る希望が欲しいのですよ」
男「でも、女だけは連れ出した……」
婆「はい」
男「……」
婆「ですが。貴方は違う。ここに残ってくれる可能性もある」
男「それは……」
婆「最後の望みなのです。腐ってもここは故郷。失くしたくはないのです」
男「……」
婆「どうか……」
男「そんなこと……言われても……」
婆「自決するぐらいなら、この村の救世主になってほしい。そう思います」
男「……」
婆「駄目ですか……?」
男「ただの自殺志願者が救世主って……」
婆「村を繁栄させろとはいいません、ただ生き残る希望が欲しいのですよ」
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