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元スレ言峰「では次の人、悩みをどうぞ」士郎「みんなを幸せにしたいです」
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教会
言峰「衛宮士郎。珍しいな」
士郎「ちょっとな」
言峰「ふふふ。いい目だ。迷いを孕んだその双眸は私にとって甘美なるもの」
士郎「悩み、聞いてくれるんだろ?」
言峰「ああ、いいとも。どんなことでも告解したまえ」
士郎「……みんなを幸せにしたいんだ」
言峰「みんな、とは?」
士郎「セイバー、遠坂、桜、イリヤ、ライダー」
言峰「ほぅ」
言峰「衛宮士郎。珍しいな」
士郎「ちょっとな」
言峰「ふふふ。いい目だ。迷いを孕んだその双眸は私にとって甘美なるもの」
士郎「悩み、聞いてくれるんだろ?」
言峰「ああ、いいとも。どんなことでも告解したまえ」
士郎「……みんなを幸せにしたいんだ」
言峰「みんな、とは?」
士郎「セイバー、遠坂、桜、イリヤ、ライダー」
言峰「ほぅ」
>>3
お前きのこの作品読んでないだろ
お前きのこの作品読んでないだろ
士郎「俺はみんなを幸せにしたい。誰か一人を選ぶなんて無理なんだ」
言峰「なるほど。つまり、お前はその5人と交際するということか?」
士郎「違う!!そうじゃない!!」
言峰「では、どういうことだ?」
士郎「みんなが笑ってくれればそれでいいんだよ!!」
言峰「ふむ。誰かと結ばれれば他の4人が泣いてしまうと」
士郎「そうだろう?だって、みんなは俺のことが……」
言峰「はははは!!いいぞ、衛宮士郎。お前は中々に悪人だな」
士郎「なに?!俺は正義の味方だ!!」
言峰「幸福とは他人の不幸の上でしか生まれない。全員を幸せにするというのはそれだけの犠牲が必要だ」
士郎「……」
言峰「果たしてお前にそれだけの覚悟があるのか?」
言峰「なるほど。つまり、お前はその5人と交際するということか?」
士郎「違う!!そうじゃない!!」
言峰「では、どういうことだ?」
士郎「みんなが笑ってくれればそれでいいんだよ!!」
言峰「ふむ。誰かと結ばれれば他の4人が泣いてしまうと」
士郎「そうだろう?だって、みんなは俺のことが……」
言峰「はははは!!いいぞ、衛宮士郎。お前は中々に悪人だな」
士郎「なに?!俺は正義の味方だ!!」
言峰「幸福とは他人の不幸の上でしか生まれない。全員を幸せにするというのはそれだけの犠牲が必要だ」
士郎「……」
言峰「果たしてお前にそれだけの覚悟があるのか?」
士郎「あるさ。俺は本気でみんなを幸せにしたいんだ」
言峰「いいだろう。衛宮士郎。お前の覚悟はよくわかった」
士郎「ほんとか!?」
言峰「では、お前の悩みに答えてやろう」
士郎「頼む」
言峰「カレン」
カレン「はい」
言峰「ホワイトボートを持ってきなさい」
カレン「わかりました」
カレン「犬、ホワイトボードをもってきなさい」
ランサー「なんでだよ!!」
言峰「いいだろう。衛宮士郎。お前の覚悟はよくわかった」
士郎「ほんとか!?」
言峰「では、お前の悩みに答えてやろう」
士郎「頼む」
言峰「カレン」
カレン「はい」
言峰「ホワイトボートを持ってきなさい」
カレン「わかりました」
カレン「犬、ホワイトボードをもってきなさい」
ランサー「なんでだよ!!」
ランサー「ほらよ」ガラガラ
言峰「ご苦労」
士郎「なにをするんだ?」
言峰「まあ、聞きなさい。まずはセイバーから行こうか」
士郎「うん」
言峰「セイバーじゃ基本的に何に幸福を感じている?」
士郎「やっぱり……食べてるときかな?」
言峰「なるほど……」カキカキ
言峰「凛、桜は?」
士郎「遠坂は……宝石を眺めているとき、桜は家事をしているときだと思う」
言峰「ふむ。では、イリヤスフィールとライダーは?」
士郎「イリヤは俺の家にいるときは基本的に上機嫌だし、ライダーは桜と話しているときが一番穏やかな気がする」
言峰「ふむ……」カキカキ
言峰「よし、ここから全員を幸せにするプランを導き出そうか」
士郎「よろしく頼む」
言峰「ご苦労」
士郎「なにをするんだ?」
言峰「まあ、聞きなさい。まずはセイバーから行こうか」
士郎「うん」
言峰「セイバーじゃ基本的に何に幸福を感じている?」
士郎「やっぱり……食べてるときかな?」
言峰「なるほど……」カキカキ
言峰「凛、桜は?」
士郎「遠坂は……宝石を眺めているとき、桜は家事をしているときだと思う」
言峰「ふむ。では、イリヤスフィールとライダーは?」
士郎「イリヤは俺の家にいるときは基本的に上機嫌だし、ライダーは桜と話しているときが一番穏やかな気がする」
言峰「ふむ……」カキカキ
言峰「よし、ここから全員を幸せにするプランを導き出そうか」
士郎「よろしく頼む」
言峰「まずはセイバーだ。セイバーは何か美味しいものを食べさせていればいい」
士郎「でも、それだけでいいのか?」
言峰「不安か?」
士郎「まぁな」
言峰「確かにこれだけでは確固たるものは得られないかもしれな。そこでだ」
士郎「なんだ?」
言峰「セイバーの矜持、あるいは自尊心をボロボロにしてしまえばいい」
士郎「なんでさ!?それだと幸せになれないだろ!?」
言峰「いいから聞け。―――セイバーに家事をさせてみろ」
士郎「セイバーに?」
言峰「恐らくお前のいうことなら従ってくれるだろう」
士郎「それで……?」
言峰「なにも出来ないということを自覚させ、そして瓦解したプライドをお前が優しく包んでやれ」
言峰「そうすることでセイバーは『衛宮士郎なくして生きていけない』と錯覚する」
士郎「……」
士郎「でも、それだけでいいのか?」
言峰「不安か?」
士郎「まぁな」
言峰「確かにこれだけでは確固たるものは得られないかもしれな。そこでだ」
士郎「なんだ?」
言峰「セイバーの矜持、あるいは自尊心をボロボロにしてしまえばいい」
士郎「なんでさ!?それだと幸せになれないだろ!?」
言峰「いいから聞け。―――セイバーに家事をさせてみろ」
士郎「セイバーに?」
言峰「恐らくお前のいうことなら従ってくれるだろう」
士郎「それで……?」
言峰「なにも出来ないということを自覚させ、そして瓦解したプライドをお前が優しく包んでやれ」
言峰「そうすることでセイバーは『衛宮士郎なくして生きていけない』と錯覚する」
士郎「……」
言峰「ふふ、その状態になればセイバーは衛宮士郎が誰と結ばれようとも『傍にいるだけで幸福』だと思う」
士郎「だけど、セイバーを辛い目には……」
言峰「幸福は不幸からしか生まれないのだよ」
士郎「……じゃあ、遠坂は?」
言峰「凛もまた遠坂としてプライドをもち、常に高嶺の花であろうとしている」
言峰「宝石を眺めるのはその心情の表れだ。宝石ほど人を高貴にさせる道具はない」
士郎「つまり、どうしろっていうんだよ」
言峰「セイバーと同じだ。そのプライドを完膚なきまでに破壊しろ」
士郎「な……でも、そんなの俺じゃ……」
言峰「心配はない。カレン」
カレン「はい。ここに」
言峰「これを飲み物に混ぜて、飲ませろ。飲ませるタイミングは就寝直前がいい」
士郎「なんだよ……これ?」
言峰「強烈な利尿剤だ。確実にオネショをする」
士郎「!?」
士郎「だけど、セイバーを辛い目には……」
言峰「幸福は不幸からしか生まれないのだよ」
士郎「……じゃあ、遠坂は?」
言峰「凛もまた遠坂としてプライドをもち、常に高嶺の花であろうとしている」
言峰「宝石を眺めるのはその心情の表れだ。宝石ほど人を高貴にさせる道具はない」
士郎「つまり、どうしろっていうんだよ」
言峰「セイバーと同じだ。そのプライドを完膚なきまでに破壊しろ」
士郎「な……でも、そんなの俺じゃ……」
言峰「心配はない。カレン」
カレン「はい。ここに」
言峰「これを飲み物に混ぜて、飲ませろ。飲ませるタイミングは就寝直前がいい」
士郎「なんだよ……これ?」
言峰「強烈な利尿剤だ。確実にオネショをする」
士郎「!?」
言峰「翌朝、お前は凛の部屋へいき、寝小便をしてしまった彼女に優しい言葉をかけてやれ」
士郎「う、うまくいくのか?」
言峰「凛はそういう弱みを握られると脆い。お前がその事実を伏しているだけで凛は背中を追いかけてくる」
士郎「だけど……それは脅迫じゃあ……」
言峰「違うな。黙っているだけでいい。凛の性格上、そういう貸しを作った相手にはとことん尽くす」
言峰「時が過ぎれば、そんな衛宮士郎からは離れられなくなる」
士郎「……」
言峰「次は桜か」
士郎「一番、難しいと思うんだけど」
言峰「よかろう。では、飛ばしてイリヤスフィールからだな」
士郎「な……」
言峰「こちらは比較的御しやすいだろう。お前のことを殺したいほどに愛でているのだからな」
士郎「ど、どうしたらいいんだ?」
言峰「これを飲ませればいい」
士郎「イリヤにも利尿剤をか!?」
士郎「う、うまくいくのか?」
言峰「凛はそういう弱みを握られると脆い。お前がその事実を伏しているだけで凛は背中を追いかけてくる」
士郎「だけど……それは脅迫じゃあ……」
言峰「違うな。黙っているだけでいい。凛の性格上、そういう貸しを作った相手にはとことん尽くす」
言峰「時が過ぎれば、そんな衛宮士郎からは離れられなくなる」
士郎「……」
言峰「次は桜か」
士郎「一番、難しいと思うんだけど」
言峰「よかろう。では、飛ばしてイリヤスフィールからだな」
士郎「な……」
言峰「こちらは比較的御しやすいだろう。お前のことを殺したいほどに愛でているのだからな」
士郎「ど、どうしたらいいんだ?」
言峰「これを飲ませればいい」
士郎「イリヤにも利尿剤をか!?」
言峰「そうだ。だが、就寝前でなくていい。昼食や複数人が居間にいるときが望ましい」
士郎「そ、それで?」
言峰「イリヤスフィールのことだから数分もしたら催すだろう。そのとき徹底的に邪魔をする」
士郎「邪魔って……」
言峰「理由はなんでもいい。イリヤスフィールをとにかくトイレに行かせないようにしろ」
士郎「そんなことできるか!!」
言峰「では、イリヤスフィールは幸せになれない」
士郎「ぐっ……」
言峰「限界そうだと思ったところでトイレに行くように促せ。まぁ、途中で漏らしてしまうのは確実だろう」
士郎「また優しくするのか?」
言峰「いいや。何も言わずに事後処理をしろ。言葉は不要だ」
士郎「どういうことだよ?」
言峰「彼女はあれでも年上として振舞っている。慰めも罵りもなく淡々と年下に事後処理をされるとどうなると思う?」
言峰「羞恥心は限界をこえ、衛宮士郎の前ではなにも言えなくなる」
士郎「……」
士郎「そ、それで?」
言峰「イリヤスフィールのことだから数分もしたら催すだろう。そのとき徹底的に邪魔をする」
士郎「邪魔って……」
言峰「理由はなんでもいい。イリヤスフィールをとにかくトイレに行かせないようにしろ」
士郎「そんなことできるか!!」
言峰「では、イリヤスフィールは幸せになれない」
士郎「ぐっ……」
言峰「限界そうだと思ったところでトイレに行くように促せ。まぁ、途中で漏らしてしまうのは確実だろう」
士郎「また優しくするのか?」
言峰「いいや。何も言わずに事後処理をしろ。言葉は不要だ」
士郎「どういうことだよ?」
言峰「彼女はあれでも年上として振舞っている。慰めも罵りもなく淡々と年下に事後処理をされるとどうなると思う?」
言峰「羞恥心は限界をこえ、衛宮士郎の前ではなにも言えなくなる」
士郎「……」
言峰「また、その事実を誰にも話す素振りを見せないお前を見て、更に彼女の心は抉られる」
言峰「自身の恥部になんとも思わない衛宮士郎。そのときイリヤスフィールは心を束縛される」
士郎「え?」
言峰「あの人の前なら隠すことはなにもない、という歪んだ信頼感だ」
言峰「それが根付くまで何度か繰り返してもいいだろう」
士郎「何度もしたらばれるだろ?」
言峰「ふっ。二回目はオネショでもいい。下剤も渡しておこう。どう使うかはお前次第だ」
士郎「下剤って……」
言峰「次はライダーか。ライダーは間桐桜と一緒にいるときが幸福なのだった」
士郎「ああ」
言峰「では、簡単だ。桜の幸せが彼女の幸せ。幸も不運も共有するというということは何もしないでいい」
士郎「そ、そうなるのか」
言峰「ああ」
士郎「じゃあ……桜は?」
言峰「そこが問題だな。間桐桜は様々なものを抱えている。あやつを幸せにするのは骨だろう」
言峰「自身の恥部になんとも思わない衛宮士郎。そのときイリヤスフィールは心を束縛される」
士郎「え?」
言峰「あの人の前なら隠すことはなにもない、という歪んだ信頼感だ」
言峰「それが根付くまで何度か繰り返してもいいだろう」
士郎「何度もしたらばれるだろ?」
言峰「ふっ。二回目はオネショでもいい。下剤も渡しておこう。どう使うかはお前次第だ」
士郎「下剤って……」
言峰「次はライダーか。ライダーは間桐桜と一緒にいるときが幸福なのだった」
士郎「ああ」
言峰「では、簡単だ。桜の幸せが彼女の幸せ。幸も不運も共有するというということは何もしないでいい」
士郎「そ、そうなるのか」
言峰「ああ」
士郎「じゃあ……桜は?」
言峰「そこが問題だな。間桐桜は様々なものを抱えている。あやつを幸せにするのは骨だろう」
なるほど確かにこれは文学だ
さらにマインドコントロールも兼ねてる
さらにマインドコントロールも兼ねてる
士郎「無理か?」
言峰「いいや。他の4人に仕掛けたことを思い出せ」
士郎「なに?」
言峰「まず、セイバーに家事をさせる。これは桜にとっては不幸の種でしかない」
言峰「何もできない者に自身のアイデンティティを奪われるようなものだ」
士郎「そうだな……」
言峰「次に凛がオネショ、イリヤスフィールが小便を漏らした事実を桜に伝えろ」
士郎「え?!」
言峰「きちんとこう添えたあとでな。『桜にだけ話す』と」
士郎「それは……」
言峰「自身の立場が危ぶまれている最中に、愛するものから秘密を、それも劣等感を感じている相手の弱みを共有する」
言峰「間桐桜にとってそれ以上の快楽はないだろう。家事という武器を失って尚、戦える兵器を手にするのだからな」
士郎「それで桜は幸せなのか……」
言峰「大事なのは衛宮士郎と間桐桜だけが知っている事柄であるということだ。親密な間柄ならそういう秘密は嬉しいものだよ」
言峰「更にそれを墓場までもっていこうとなれば……。間桐桜はお前と結ばれたと勘違いを起こしても不思議ではない」
言峰「いいや。他の4人に仕掛けたことを思い出せ」
士郎「なに?」
言峰「まず、セイバーに家事をさせる。これは桜にとっては不幸の種でしかない」
言峰「何もできない者に自身のアイデンティティを奪われるようなものだ」
士郎「そうだな……」
言峰「次に凛がオネショ、イリヤスフィールが小便を漏らした事実を桜に伝えろ」
士郎「え?!」
言峰「きちんとこう添えたあとでな。『桜にだけ話す』と」
士郎「それは……」
言峰「自身の立場が危ぶまれている最中に、愛するものから秘密を、それも劣等感を感じている相手の弱みを共有する」
言峰「間桐桜にとってそれ以上の快楽はないだろう。家事という武器を失って尚、戦える兵器を手にするのだからな」
士郎「それで桜は幸せなのか……」
言峰「大事なのは衛宮士郎と間桐桜だけが知っている事柄であるということだ。親密な間柄ならそういう秘密は嬉しいものだよ」
言峰「更にそれを墓場までもっていこうとなれば……。間桐桜はお前と結ばれたと勘違いを起こしても不思議ではない」
士郎「そうか……そうなのか……」
言峰「桜はそれで大満足だろう。そして共に喜ぶライダーもいる」
言峰「これで全員が幸せだ。どうだ、衛宮士郎?」
士郎「そうしないと……駄目なんだな?」
言峰「ああ。誰かを蹴落とさなくては幸福など手にはできない」
言峰「だから、全員が一度不幸になる必要がある」
士郎「……」
言峰「カレン。数日分の利尿剤と下剤を」
カレン「犬。もってきなさい」
ランサー「なんでだよ!!!」
士郎「それで……みんなが……」
言峰「ああ。幸せになる」
士郎「……」
ランサー「ほらよ、坊主。もっていきな」
士郎「ああ……」
言峰「桜はそれで大満足だろう。そして共に喜ぶライダーもいる」
言峰「これで全員が幸せだ。どうだ、衛宮士郎?」
士郎「そうしないと……駄目なんだな?」
言峰「ああ。誰かを蹴落とさなくては幸福など手にはできない」
言峰「だから、全員が一度不幸になる必要がある」
士郎「……」
言峰「カレン。数日分の利尿剤と下剤を」
カレン「犬。もってきなさい」
ランサー「なんでだよ!!!」
士郎「それで……みんなが……」
言峰「ああ。幸せになる」
士郎「……」
ランサー「ほらよ、坊主。もっていきな」
士郎「ああ……」
士郎「じゃあな」
言峰「いい結果を期待している」
ランサー「―――いっちまったか」
カレン「ふふ……」
ランサー「あのよぉ。あんなこと言って大丈夫なのかよ」
言峰「何も問題はない。私は彼の問いに答えただけだ」
カレン「……」
ランサー「そうかよ。どうなってもしらないぜ?」
言峰「真実とは人の思い通りにはいかない。それが世の常」
言峰「私は文字通り……全員を幸せにする方法を開示した」
言峰「そう……全員が……」
カレン「ふふふ……」
言峰「ふふふふ……」
ランサー「……」
言峰「いい結果を期待している」
ランサー「―――いっちまったか」
カレン「ふふ……」
ランサー「あのよぉ。あんなこと言って大丈夫なのかよ」
言峰「何も問題はない。私は彼の問いに答えただけだ」
カレン「……」
ランサー「そうかよ。どうなってもしらないぜ?」
言峰「真実とは人の思い通りにはいかない。それが世の常」
言峰「私は文字通り……全員を幸せにする方法を開示した」
言峰「そう……全員が……」
カレン「ふふふ……」
言峰「ふふふふ……」
ランサー「……」
衛宮邸
セイバー「私が……家事ですか?」
士郎「ああ」
桜「な!?」ガタッ
セイバー「しかし……却ってシロウやサクラにご迷惑をかけるだけでは?」
士郎「いいから。セイバーだって何もしないで家にいるのは退屈だろ?」
セイバー「ですが……」
桜「……」ゴゴゴ
セイバー「や、やはり遠慮します。私には向いていないでしょうし」
士郎「いいからいいから。とりあえず掃除からやってみようか」
セイバー「は、はぁ……そこまで言うのでしたら」
桜「先輩……どうして……セイバーさんに……」
桜「私のほうがうまくできるのに……!!」
ライダー「……」
セイバー「私が……家事ですか?」
士郎「ああ」
桜「な!?」ガタッ
セイバー「しかし……却ってシロウやサクラにご迷惑をかけるだけでは?」
士郎「いいから。セイバーだって何もしないで家にいるのは退屈だろ?」
セイバー「ですが……」
桜「……」ゴゴゴ
セイバー「や、やはり遠慮します。私には向いていないでしょうし」
士郎「いいからいいから。とりあえず掃除からやってみようか」
セイバー「は、はぁ……そこまで言うのでしたら」
桜「先輩……どうして……セイバーさんに……」
桜「私のほうがうまくできるのに……!!」
ライダー「……」
廊下
士郎「廊下からやってみるか」
セイバー「わかりました」
士郎「はい、雑巾」
セイバー「あの……掃除機でいいのでは?」
士郎「掃除機は朝にしたからな」
セイバー「そうですか」
士郎「じゃあ、隅々までお願いできるか?」
セイバー「分かりました。やってみます」
セイバー「……」ゴシゴシ
士郎「……」
士郎(でも、セイバーでも掃除ぐらいできるよな)
セイバー「……」ゴシゴシ
士郎「セイバー、電話機は雑巾で拭くな。汚いだろ?」
セイバー「あ、申し訳ありません。隅々までといわれたので……」
士郎「廊下からやってみるか」
セイバー「わかりました」
士郎「はい、雑巾」
セイバー「あの……掃除機でいいのでは?」
士郎「掃除機は朝にしたからな」
セイバー「そうですか」
士郎「じゃあ、隅々までお願いできるか?」
セイバー「分かりました。やってみます」
セイバー「……」ゴシゴシ
士郎「……」
士郎(でも、セイバーでも掃除ぐらいできるよな)
セイバー「……」ゴシゴシ
士郎「セイバー、電話機は雑巾で拭くな。汚いだろ?」
セイバー「あ、申し訳ありません。隅々までといわれたので……」
セイバー「あ―――」
ガシャーン!!
士郎「あ……」
セイバー「申し訳ありません!!!壷を割ってしまいました!!!」
士郎「あ、ああ。いいよ。こっちで片付けとくから」
セイバー「本当に申し訳ありません」
士郎「いいって。じゃあ、次は和室のほうにいこうか」
セイバー「はい……」
ライダー「士郎」
士郎「ライダー?」
ライダー「セイバーに家事をさせるのはどういう了見でしょうか?」
士郎「え?」
セイバー「な……」
ライダー「士郎と桜がいれば十分です。セイバーにさせることはないはず」
士郎「……」
ガシャーン!!
士郎「あ……」
セイバー「申し訳ありません!!!壷を割ってしまいました!!!」
士郎「あ、ああ。いいよ。こっちで片付けとくから」
セイバー「本当に申し訳ありません」
士郎「いいって。じゃあ、次は和室のほうにいこうか」
セイバー「はい……」
ライダー「士郎」
士郎「ライダー?」
ライダー「セイバーに家事をさせるのはどういう了見でしょうか?」
士郎「え?」
セイバー「な……」
ライダー「士郎と桜がいれば十分です。セイバーにさせることはないはず」
士郎「……」
ライダー「そもそも、廊下も今朝桜が丹念に掃除をしていました。もう一度行う理由がありません」
士郎「それは……」
ライダー「なにかあるのですか?」
士郎「う……」
セイバー「ライダー。指弾されるのは私であってシロウではないはずだ」
ライダー「しかしですね」
セイバー「それに私も家事程度のことはできます」
ライダー「壷を割ったのにですか?」
セイバー「慣れていないからだ」
ライダー「和室にいっても障子を猫のように裂いてしまうだけではないですか?」
セイバー「なんだと……!!」
ライダー「不器用なあなたには家事は向いていません」
セイバー「言いましたね?―――シロウ!!」
士郎「は、はい?」
セイバー「家事を徹底的に叩き込んでください。お願いします」
士郎「それは……」
ライダー「なにかあるのですか?」
士郎「う……」
セイバー「ライダー。指弾されるのは私であってシロウではないはずだ」
ライダー「しかしですね」
セイバー「それに私も家事程度のことはできます」
ライダー「壷を割ったのにですか?」
セイバー「慣れていないからだ」
ライダー「和室にいっても障子を猫のように裂いてしまうだけではないですか?」
セイバー「なんだと……!!」
ライダー「不器用なあなたには家事は向いていません」
セイバー「言いましたね?―――シロウ!!」
士郎「は、はい?」
セイバー「家事を徹底的に叩き込んでください。お願いします」
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士郎「わ、わかった」
ライダー「おやめなさい」
セイバー「見ていろ、ライダー。貴女の予想を大きく裏切ってみせます」
ライダー「……」
セイバー「……」
士郎「セイバー、いこうか」
セイバー「わかりました」
ライダー「ちっ……」
セイバー「ふん……!!」ズンズン
士郎「セイバー、やる気になってくれるのは嬉しいんだけど……ほどほどにな」
セイバー「程ほどでは意味がない。シロウ、この際です。炊事洗濯もお願いします」
士郎「いきなりは無理だって」
セイバー「無理なことはない」
士郎「お、おい……」
セイバー「私は最良のサーヴァント。マスターの求めたことを達成できないわけがない」
ライダー「おやめなさい」
セイバー「見ていろ、ライダー。貴女の予想を大きく裏切ってみせます」
ライダー「……」
セイバー「……」
士郎「セイバー、いこうか」
セイバー「わかりました」
ライダー「ちっ……」
セイバー「ふん……!!」ズンズン
士郎「セイバー、やる気になってくれるのは嬉しいんだけど……ほどほどにな」
セイバー「程ほどでは意味がない。シロウ、この際です。炊事洗濯もお願いします」
士郎「いきなりは無理だって」
セイバー「無理なことはない」
士郎「お、おい……」
セイバー「私は最良のサーヴァント。マスターの求めたことを達成できないわけがない」
士郎の部屋
凛「あら、随分と士郎の部屋の風通しがよくなったのね」
セイバー「……」
凛「障子って張り替えるの手間なのよねー」
士郎「セイバー、この反省を活かせばいいだろ?」
セイバー「……」ウルウル
凛「畳みも痛んでるわね。どうやって掃除したの?」
士郎「遠坂!!」
セイバー「うぅ……」ブワッ
士郎「セイバー……」
セイバー「くそ……どうして……こんなことも満足に……できないのですか……私は……」ポロポロ
凛(ないてる……可愛い……)
セイバー「シロウ!!」
士郎「な、なんだ?」
セイバー「これからもがんばります!!だから、見捨てないでください!!」ポロポロ
凛「あら、随分と士郎の部屋の風通しがよくなったのね」
セイバー「……」
凛「障子って張り替えるの手間なのよねー」
士郎「セイバー、この反省を活かせばいいだろ?」
セイバー「……」ウルウル
凛「畳みも痛んでるわね。どうやって掃除したの?」
士郎「遠坂!!」
セイバー「うぅ……」ブワッ
士郎「セイバー……」
セイバー「くそ……どうして……こんなことも満足に……できないのですか……私は……」ポロポロ
凛(ないてる……可愛い……)
セイバー「シロウ!!」
士郎「な、なんだ?」
セイバー「これからもがんばります!!だから、見捨てないでください!!」ポロポロ
士郎「見捨てるわけないだろ?」
セイバー「ほんとう……ですか?」
士郎「ああ」
セイバー「ぐすっ……ありがとうございます……」
士郎「これからがんばろうな」
セイバー「はい!」
凛「どうかしたの?セイバーに家事をさせるなんて、士郎らしくもない」
士郎「セイバーに自宅警備と家事をさせてば最強だろ
セイバー「ほんとう……ですか?」
士郎「ああ」
セイバー「ぐすっ……ありがとうございます……」
士郎「これからがんばろうな」
セイバー「はい!」
凛「どうかしたの?セイバーに家事をさせるなんて、士郎らしくもない」
士郎「セイバーに自宅警備と家事をさせてば最強だろ
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