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元スレ古畑「ミルキィホームズ……?」
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ネロ「怪盗帝国とは戦ったことがあるって言っただろ。
で、ここからが重要なファクターなんだけどさ」
エリー「爆発が起きた時、私たちはアンリエット生徒会長と一緒にいました……」
ネロ「いい、おじさん?
僕たちは四人ともアンリエット生徒会長と一緒にこの学生寮にいたんだ。
で、爆発は森の奥の農場で起きているの。
だから僕たちにはあの爆発を起こすことはできないってわけ。
わかる?」
古畑「はい、わかります。
んーふふふ、いや、だから私、皆さんのことを疑っているわけでは」
エリー「……」
で、ここからが重要なファクターなんだけどさ」
エリー「爆発が起きた時、私たちはアンリエット生徒会長と一緒にいました……」
ネロ「いい、おじさん?
僕たちは四人ともアンリエット生徒会長と一緒にこの学生寮にいたんだ。
で、爆発は森の奥の農場で起きているの。
だから僕たちにはあの爆発を起こすことはできないってわけ。
わかる?」
古畑「はい、わかります。
んーふふふ、いや、だから私、皆さんのことを疑っているわけでは」
エリー「……」
このネロからは少しゲーム版の匂いがするが・・・相手は古畑だからなはてー・・・
古畑「アンリエット生徒会長からも聞いていますよ。
皆さんにはアリバイがあるって」
ネロ「本当に分かってるの~? 怪しいなー」
古畑「いや、分かってますよ。
普段皆さんは部屋に籠って授業にも出ず誰とも顔を合わせないのに、
今日……それも爆発が起きた時間帯に限ってアリバイがあるんですよね?
いや、本当に皆さんラッキーでした。
これは重要なファクターだと思います」
ネロ「……っ」
古畑「そろそろ行こうか、今泉君。
それでは皆さん、長々とお邪魔しました。
ご協力ありがとうございます。
また後で、お会いしましょう」
皆さんにはアリバイがあるって」
ネロ「本当に分かってるの~? 怪しいなー」
古畑「いや、分かってますよ。
普段皆さんは部屋に籠って授業にも出ず誰とも顔を合わせないのに、
今日……それも爆発が起きた時間帯に限ってアリバイがあるんですよね?
いや、本当に皆さんラッキーでした。
これは重要なファクターだと思います」
ネロ「……っ」
古畑「そろそろ行こうか、今泉君。
それでは皆さん、長々とお邪魔しました。
ご協力ありがとうございます。
また後で、お会いしましょう」
~学生寮~
今泉「ちょっと、古畑さん!
本気でミルキィホームズ疑ってるんですか?
だってミルキィホームズですよ、ミルキィホームズ。
あの子たちが犯人なわけないじゃないですか」
古畑「今泉君さ、解剖の結果ってまだ出ないかな。
ちょっと電話して確認してみてくれる?」
今泉「え、流石にまだ結果は出てないと思いますよ。
頼んだのさっきだし」
古畑「んー、爆発が直接の死因かどうかだけでもいいんだよ。
何とかならない?」
今泉「ちょ、そう言われても……
古畑さ~ん!」
今泉「ちょっと、古畑さん!
本気でミルキィホームズ疑ってるんですか?
だってミルキィホームズですよ、ミルキィホームズ。
あの子たちが犯人なわけないじゃないですか」
古畑「今泉君さ、解剖の結果ってまだ出ないかな。
ちょっと電話して確認してみてくれる?」
今泉「え、流石にまだ結果は出てないと思いますよ。
頼んだのさっきだし」
古畑「んー、爆発が直接の死因かどうかだけでもいいんだよ。
何とかならない?」
今泉「ちょ、そう言われても……
古畑さ~ん!」
~屋根裏部屋~
ネロ「あの刑事さんさあ、完全に僕たちのこと疑ってたよね……」
シャロ「え、でも『そんなことはない』って言ってましたよ?」
ネロ「皮肉に決まってるだろ!
絶対の僕たちのこと疑ってたよ」
コーデリア「もうダメよ……おしまいよ……
私たちは逮捕されるんだわ……
そして裁判にかけられて火あぶりにされるのよ……」
ネロ「うるさいなもー! ネガティブなことばっかり言うなよ!
そんな簡単に捕まるもんか!」
エリー「……アリバイ……」
ネロ「そうだよ、僕らにはアリバイもあるんだしさ。
コーデリアは心配しすぎ!」
シャロ「そんなことよりお腹すきました!」
コーデリア「そうね! 腹が減ってはなんとやらだわ!
ご飯食べに行きましょう!」
ネロ「あの刑事さんさあ、完全に僕たちのこと疑ってたよね……」
シャロ「え、でも『そんなことはない』って言ってましたよ?」
ネロ「皮肉に決まってるだろ!
絶対の僕たちのこと疑ってたよ」
コーデリア「もうダメよ……おしまいよ……
私たちは逮捕されるんだわ……
そして裁判にかけられて火あぶりにされるのよ……」
ネロ「うるさいなもー! ネガティブなことばっかり言うなよ!
そんな簡単に捕まるもんか!」
エリー「……アリバイ……」
ネロ「そうだよ、僕らにはアリバイもあるんだしさ。
コーデリアは心配しすぎ!」
シャロ「そんなことよりお腹すきました!」
コーデリア「そうね! 腹が減ってはなんとやらだわ!
ご飯食べに行きましょう!」
殺傷能力の高い武器使ってたんだし、怪盗殺しても正当防衛にならんのかな
~生徒会長室~
――オハヨー♪ オハヨー♪ ここにいるよー♪
古畑「今泉君さあ、何なのこれ?」
今泉「ミルキィホームズのプロモーションビデオですよ。
これだけ人から愛されているミルキィホームズが犯人のわけないじゃないですか」
古畑「あ、G4も映ってる」
今泉「あ、小衣ちゃんだ。
小衣ちゃんってIQ1300もあるらしいですよ。
古畑さんより頭いいんじゃないですか」
古畑「えー? IQ1300とか言ってる時点で頭悪そうだよ」
会長「あの……」
古畑「あ、すまいせんテレビお借りして。
うちの今泉があのビデオをどうしても見せたいと言うもんですから」
――オハヨー♪ オハヨー♪ ここにいるよー♪
古畑「今泉君さあ、何なのこれ?」
今泉「ミルキィホームズのプロモーションビデオですよ。
これだけ人から愛されているミルキィホームズが犯人のわけないじゃないですか」
古畑「あ、G4も映ってる」
今泉「あ、小衣ちゃんだ。
小衣ちゃんってIQ1300もあるらしいですよ。
古畑さんより頭いいんじゃないですか」
古畑「えー? IQ1300とか言ってる時点で頭悪そうだよ」
会長「あの……」
古畑「あ、すまいせんテレビお借りして。
うちの今泉があのビデオをどうしても見せたいと言うもんですから」
会長「いえ……
それよりも、ミルキィホームズを疑ってらっしゃる?」
古畑「いえいえ、んーふふふ」
会長「確かにミルキィホームズは怪盗帝国と敵対関係にありましたが、
トイズを失ってダメダメダメな今の彼女たちがそんなことをできるとはとても思えません」
古畑「いやーどうでしょう。
私の部下にもダメダメダメダメな奴がいますが、そんな奴でも思いがけず役に立つことがあります。
逆に言うなら、普段ダメダメダメダメダメな人間であっても、思いもかけない犯罪を行うことが……」
会長「それは……」
古畑「んー、失礼しました。余計なことを。
ところで、アンリエット生徒会長にいくつかご確認したいことがあるのですが」
会長「……どうぞ。
私でお答えできることでしたら」
それよりも、ミルキィホームズを疑ってらっしゃる?」
古畑「いえいえ、んーふふふ」
会長「確かにミルキィホームズは怪盗帝国と敵対関係にありましたが、
トイズを失ってダメダメダメな今の彼女たちがそんなことをできるとはとても思えません」
古畑「いやーどうでしょう。
私の部下にもダメダメダメダメな奴がいますが、そんな奴でも思いがけず役に立つことがあります。
逆に言うなら、普段ダメダメダメダメダメな人間であっても、思いもかけない犯罪を行うことが……」
会長「それは……」
古畑「んー、失礼しました。余計なことを。
ところで、アンリエット生徒会長にいくつかご確認したいことがあるのですが」
会長「……どうぞ。
私でお答えできることでしたら」
古畑「怪盗の持っていた爆弾について
着火装置も時限装置もついていないという話を聞いたのですが、
これ、間違いありませんか?」
会長「はい。炎のトイズを使って起爆するので、そういうシンプルな構造のものだったと記憶しています」
古畑「なるほど、ありがとうございます。
それと、貴女が聞いた爆発音なんですが、
それ本当に農場で爆発が起きた音だったんでしょうか?」
会長「と言いますと?」
古畑「えー、例えばですね。
録音された爆発音をスピーカーで流したものだったとか、
別の場所で起きた爆発の音だったとか」
着火装置も時限装置もついていないという話を聞いたのですが、
これ、間違いありませんか?」
会長「はい。炎のトイズを使って起爆するので、そういうシンプルな構造のものだったと記憶しています」
古畑「なるほど、ありがとうございます。
それと、貴女が聞いた爆発音なんですが、
それ本当に農場で爆発が起きた音だったんでしょうか?」
会長「と言いますと?」
古畑「えー、例えばですね。
録音された爆発音をスピーカーで流したものだったとか、
別の場所で起きた爆発の音だったとか」
会長「ありえません。
スピーカーで再生した音なら気づくと思いますし、
それに農場に駆け付けた時、辺りには熱気が漂っていました」
古畑「んー……そうですか。
あ、ご協力ありがとうございました」
会長「いえ……」
今泉「古畑さん! こっちきてビデオ見ましょうよ」
古畑「もういいよ、さっき見たよ」
今泉「今度は別のビデオなんですよ。ささ、古畑さんもどうぞ」
スピーカーで再生した音なら気づくと思いますし、
それに農場に駆け付けた時、辺りには熱気が漂っていました」
古畑「んー……そうですか。
あ、ご協力ありがとうございました」
会長「いえ……」
今泉「古畑さん! こっちきてビデオ見ましょうよ」
古畑「もういいよ、さっき見たよ」
今泉「今度は別のビデオなんですよ。ささ、古畑さんもどうぞ」
――ナゾ、ナゾ、ナゾ、ナゾ♪ ナゾ、ナゾ、うーいぇいぇい♪
今泉「やっぱり小衣ちゃんはかわいいな~」
古畑「……!」
今泉「ねえ古畑さん、小衣ちゃんかわいいですよね」
古畑「今泉君! これもう一回最初から再生して」
今泉「え? はい」
古畑「……ありがと。そのまま見てていいよ。私はちょっと失礼」
今泉「やっぱり小衣ちゃんはかわいいな~」
古畑「……!」
今泉「ねえ古畑さん、小衣ちゃんかわいいですよね」
古畑「今泉君! これもう一回最初から再生して」
今泉「え? はい」
古畑「……ありがと。そのまま見てていいよ。私はちょっと失礼」
~スポットライト~
古畑「えー、今回の事件の犯人がミルキィホームズであることは疑いありません。
今のところ具体的な証拠はないのですが、それはなんとかするとしましょう。
ここで私から問題です。
彼女たちはどうやって爆弾を爆発させたのか?
ヒントは、今泉君が見ているビデオ。
もうお分かりですね?
古畑任三郎でした」
古畑「えー、今回の事件の犯人がミルキィホームズであることは疑いありません。
今のところ具体的な証拠はないのですが、それはなんとかするとしましょう。
ここで私から問題です。
彼女たちはどうやって爆弾を爆発させたのか?
ヒントは、今泉君が見ているビデオ。
もうお分かりですね?
古畑任三郎でした」
>>125
おおwww
おおwww
逮捕されたら小衣ちゃん泣くだろうな…
会長も今の所は事故だと思ってるんだよな?
会長も今の所は事故だと思ってるんだよな?
>>131
そこに気づくとはやはり天才か・・・
そこに気づくとはやはり天才か・・・
>>93は早漏過ぎ、このタイミングで貼るべきだろ!
~屋根裏部屋~
古畑「えー、マッチ、ライター、チャッカマン、虫眼鏡……こんなもんでいいかな」
ガチャ
シャロ「あ、古畑さん!」
ネロ「ちょっとちょっと、何でおじさんが僕たちの部屋にいるのさ?」
古畑「ん~ふふふ。申し訳ありません。
アンリエット生徒会長にお願いして入れて頂きました」
エリー「何の用……ですか?」
古畑「えー、皆さんにご報告したいことが。
死因だけ取り急ぎ調べてもらったんですが、
例の怪盗の三人組、やはり爆発で死亡したわけではありませんでした。
つまり、爆発が起きる前に死亡していたということになります」
ネロ「へー、それで?」
古畑「えー、実際の死亡推定時刻は日の出前から朝にかけてとなります。
ちなみに、皆さんその時間は何をしていらっしゃいました?」
シャロ「寝てましたー」
古畑「えー、マッチ、ライター、チャッカマン、虫眼鏡……こんなもんでいいかな」
ガチャ
シャロ「あ、古畑さん!」
ネロ「ちょっとちょっと、何でおじさんが僕たちの部屋にいるのさ?」
古畑「ん~ふふふ。申し訳ありません。
アンリエット生徒会長にお願いして入れて頂きました」
エリー「何の用……ですか?」
古畑「えー、皆さんにご報告したいことが。
死因だけ取り急ぎ調べてもらったんですが、
例の怪盗の三人組、やはり爆発で死亡したわけではありませんでした。
つまり、爆発が起きる前に死亡していたということになります」
ネロ「へー、それで?」
古畑「えー、実際の死亡推定時刻は日の出前から朝にかけてとなります。
ちなみに、皆さんその時間は何をしていらっしゃいました?」
シャロ「寝てましたー」
古畑「アンリエット生徒会長からは
皆さんいつも早朝は農場で農作業をされていると聞きました。
今朝はどうして行かなかったんですか?」
ネロ「寝坊したんだよ。悪い?」
古畑「えー、先ほども言った通り、農場は爆発前に荒らされていました。
犯人は……犯人たちはですね、朝、農場に行ったら畑を荒らす怪盗たちと出くわしたんでしょう。
そこで争いになり、勢い余って殺してしまった」
コーデリア「想像だわ」
古畑「犯人は……皆さんですね?」
シャロ「って、なんでですかー」
古畑「死体には爆発で負ったもの以外の傷も複数確認されています。
凶器はおそらく農作業用具ですね?
調べれば殺害に使われた痕跡が見つかるはずです」
ネロ「はいはい。
じゃあ百歩譲ってそうだったとしてさ、
僕らがやったって言う証拠はあるの?」
皆さんいつも早朝は農場で農作業をされていると聞きました。
今朝はどうして行かなかったんですか?」
ネロ「寝坊したんだよ。悪い?」
古畑「えー、先ほども言った通り、農場は爆発前に荒らされていました。
犯人は……犯人たちはですね、朝、農場に行ったら畑を荒らす怪盗たちと出くわしたんでしょう。
そこで争いになり、勢い余って殺してしまった」
コーデリア「想像だわ」
古畑「犯人は……皆さんですね?」
シャロ「って、なんでですかー」
古畑「死体には爆発で負ったもの以外の傷も複数確認されています。
凶器はおそらく農作業用具ですね?
調べれば殺害に使われた痕跡が見つかるはずです」
ネロ「はいはい。
じゃあ百歩譲ってそうだったとしてさ、
僕らがやったって言う証拠はあるの?」
古畑「あると思いますよー?
指紋が出るでしょう」
ネロ「それが何? 僕らの農具に僕らの指紋が付いていたからって何がおかしいわけ?
それにさ、おじさん大切なこと忘れてるよね」
エリー「アリバイ……」
ネロ「さっきも言っただろ。
爆発が起きた時、僕ら四人は会長と一緒にいたんだ」
古畑「四人? いえ、二人でしょう。
アンリエット生徒会長に確認を取りました。
爆発が起きた時、一緒にいたのはエルキュールさんとコーデリアさんの二人だったと。
ネロさんとシャーロックさんは爆発が起きた後に会長の前に来たそうじゃないですか」
ネロ「もう、細かいなあ。
後から来たって言ってもすぐだよ、10秒も経ってなかった」
エリー「農場で爆発を起こして戻ってくるのは無理です……」
指紋が出るでしょう」
ネロ「それが何? 僕らの農具に僕らの指紋が付いていたからって何がおかしいわけ?
それにさ、おじさん大切なこと忘れてるよね」
エリー「アリバイ……」
ネロ「さっきも言っただろ。
爆発が起きた時、僕ら四人は会長と一緒にいたんだ」
古畑「四人? いえ、二人でしょう。
アンリエット生徒会長に確認を取りました。
爆発が起きた時、一緒にいたのはエルキュールさんとコーデリアさんの二人だったと。
ネロさんとシャーロックさんは爆発が起きた後に会長の前に来たそうじゃないですか」
ネロ「もう、細かいなあ。
後から来たって言ってもすぐだよ、10秒も経ってなかった」
エリー「農場で爆発を起こして戻ってくるのは無理です……」
古畑「しかしですね、実は現場に行く必要はなかったんです。
爆発が起きる直前、離れた場所から爆弾に火をつけたんですよ」
ネロ「そんなのどうやったって言うのさ」
古畑「はい。えー、窓を開けます。あちらをご覧いただけますか?
農場が見えます。皆さんにも見えますね?
どうですか、シャーロックさん」
シャロ「はい、見えますー」
古畑「はい、どうも。
ところで、シャーロックさんのトイズは念動力。
見える範囲にあるものを動かせる……そうでしたね?」
シャロ「はい……あ、でも動かせるのはほんの軽いものだけで」
古畑「えー、ほんの軽いものだけ。それで充分なんです。
重いものを動かす必要はありません。
農場に火を付けるための道具を置いておいて、ここから念動力で動かせばいいんです。
それを使ってここから爆弾に着火したんです」
爆発が起きる直前、離れた場所から爆弾に火をつけたんですよ」
ネロ「そんなのどうやったって言うのさ」
古畑「はい。えー、窓を開けます。あちらをご覧いただけますか?
農場が見えます。皆さんにも見えますね?
どうですか、シャーロックさん」
シャロ「はい、見えますー」
古畑「はい、どうも。
ところで、シャーロックさんのトイズは念動力。
見える範囲にあるものを動かせる……そうでしたね?」
シャロ「はい……あ、でも動かせるのはほんの軽いものだけで」
古畑「えー、ほんの軽いものだけ。それで充分なんです。
重いものを動かす必要はありません。
農場に火を付けるための道具を置いておいて、ここから念動力で動かせばいいんです。
それを使ってここから爆弾に着火したんです」
//{{ _;へ、─--.、 \\
// >ヘ彡/: : : `: ̄:>ミュ_ ヽヽ
// /: : : : : /: : : : : : : : : : : : : : ヽ ヽヽ
〃 /: : : : : : : :{ : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ ヾ
〃 /: : : : : : : : :l : : : : : : : :、: : : : : 、: : ハ ll
/ /: : :/: : : /: ハ:l : : : : l: :ハ: : : : :!: : :ハ ll ぼ、ぼく、そんなことしてないよ!!!
|| /{ : :/: l、_/l / V、: : : : l: :! ヽ:レ´:l: : : ハ ||
||/ { : { : : : lヽL_VV: : : !V_∠:ハ: : !: : : :!:} ∥
ll l: :{: :l : : :彡ニミ` \: :l'"r示ヽ: ノ: : /:ハ}〃
ヽ l:ハ: :l: :〃{っ ハ ヽl んっ}ヾl: : イレ /
\l' V:l: ヘ V>′ <ソ ,'レ:イ /
`ヽV: : l /l/l/ ` /l/l/ ノ: ://
∧: :|ゝ ⌒ ィ |: /:.ヽ
/:.∧:| Vv>- -‐<V ヒハ:.:.ヽ
r´ヘ:./ヒ|-‐'´ } {i `j´j V`_ヽ
/ | |V、 l/:\/ V| ̄ ヽ
/ | |:|V V⌒∨ /:ll l
/ ! |:| 〈⌒/ /:/ ヽ
/ ヽ| |:L‐ニニヘ:/`:ー- ./:/l / \
〈 レ-─ T⌒>‐- ヽ:/ /´ 〉
\ | >T〈 \l ノ
∧\.< | / ( ヘ /_>─‐ヘ
く\二 ─ハ ,′ } 八二二二ノ
/ `ヽ、ソ l l l ,′`T ̄ ̄ヽ
古畑「証拠があるんです!
爆弾に火を着けた道具が農場で発見されたんですよ!
はい、こちらです。
爆発のせいか少し土に埋もれていました。現場から回収できなかったのは致命的でしたね。
普通ならこんなものが農場に落ちているはずがない!
つまり、さきほど説明したトリックが実際に使われたということです。
いかがでしょうか?」
ネロ「あのさーおじさん、大事なこと忘れてない?」
古畑「はい?」
エリー「私たちは……トイズが……」
コーデリア「そうよ! 私たちはトイズが使えないのよ!」
古畑「え、何? トイズが使えない?」
ネロ「そうだよ。さっきの僕たちの話聞いてなかったの?」
爆弾に火を着けた道具が農場で発見されたんですよ!
はい、こちらです。
爆発のせいか少し土に埋もれていました。現場から回収できなかったのは致命的でしたね。
普通ならこんなものが農場に落ちているはずがない!
つまり、さきほど説明したトリックが実際に使われたということです。
いかがでしょうか?」
ネロ「あのさーおじさん、大事なこと忘れてない?」
古畑「はい?」
エリー「私たちは……トイズが……」
コーデリア「そうよ! 私たちはトイズが使えないのよ!」
古畑「え、何? トイズが使えない?」
ネロ「そうだよ。さっきの僕たちの話聞いてなかったの?」
古畑「いや、でもですね、現場から証拠が発見されているんです。
シャーロックさんのトイズを使えば、遠くから爆弾に火を着けることができたんですよ?」
ネロ「だからさー、そんなもの何の証拠にもならないんだよ。わかる?
トイズが使えないんだからシャロがその虫眼鏡を動かすこともできないの。
僕らがトイズが使えないって言うのが嘘だと思うなら、会長に確認して貰っても――」
古畑「何? 何を動かせないですって?」
ネロ「だからその虫眼鏡を――」
エリー「……ネロ!」
古畑「はい、エルキュールさんは気付かれましたね。
もう結構です、ありがとうございました。
皆さんがトイズを使えないことはアンリエット生徒会長に確認済みです。
今さら確認する必要はありません。んーふふふ。
それよりもネロさん」
ネロ「……何」
古畑「今あなた虫眼鏡とおっしゃいましたね?
私は火をつける道具としか言っていないんですよ。
それなのになぜあなた、それが虫眼鏡だと思ったんですか?」
シャーロックさんのトイズを使えば、遠くから爆弾に火を着けることができたんですよ?」
ネロ「だからさー、そんなもの何の証拠にもならないんだよ。わかる?
トイズが使えないんだからシャロがその虫眼鏡を動かすこともできないの。
僕らがトイズが使えないって言うのが嘘だと思うなら、会長に確認して貰っても――」
古畑「何? 何を動かせないですって?」
ネロ「だからその虫眼鏡を――」
エリー「……ネロ!」
古畑「はい、エルキュールさんは気付かれましたね。
もう結構です、ありがとうございました。
皆さんがトイズを使えないことはアンリエット生徒会長に確認済みです。
今さら確認する必要はありません。んーふふふ。
それよりもネロさん」
ネロ「……何」
古畑「今あなた虫眼鏡とおっしゃいましたね?
私は火をつける道具としか言っていないんですよ。
それなのになぜあなた、それが虫眼鏡だと思ったんですか?」
ネロ「それは……だって」
古畑「皆さんがトイズを使えないのは確かです。
ですからシャーロックさんが遠くから道具を動かすという手は使えません。
となると予め現場にセットしておけて、時間が経つと火がつくような道具を使う必要があります。
今日は日差しが強い。木の枝か何かに虫眼鏡を固定しておいて、
爆弾の導火線に焦点が合うようにしておけば、時間差で火をつけることができたでしょう。
実際、虫眼鏡も現場から発見されています。
しかしですね、私は現場から発見されたのは虫眼鏡だとは一言も口にしていないんですよ」
ネロ「ちょっと待ってよ、ペテンだよこんなの!
だって、これみよがしにそこに置いてあったじゃないか!」
古畑「はい、確かにここには虫眼鏡が置いてありました。
しかし、隣に置いてあるこれは何でしょうか?
そう、ライターです」
ネロ「……」
古畑「さらにその隣にはマッチもあります。反対側にはチャッカマンも。
私の言いたいことお分かりですか?
ここには火をつける道具がいくつも置いてあるのに、あなたは私が見つけた証拠品をはっきり虫眼鏡と言ったんです。
マッチやライターと違い、普通は虫眼鏡を火をつける道具とは言いません。
なぜ、虫眼鏡だと思ったのか――納得の行く説明をして頂けるとありがたいのですが」
ネロ「……それは」
古畑「皆さんがトイズを使えないのは確かです。
ですからシャーロックさんが遠くから道具を動かすという手は使えません。
となると予め現場にセットしておけて、時間が経つと火がつくような道具を使う必要があります。
今日は日差しが強い。木の枝か何かに虫眼鏡を固定しておいて、
爆弾の導火線に焦点が合うようにしておけば、時間差で火をつけることができたでしょう。
実際、虫眼鏡も現場から発見されています。
しかしですね、私は現場から発見されたのは虫眼鏡だとは一言も口にしていないんですよ」
ネロ「ちょっと待ってよ、ペテンだよこんなの!
だって、これみよがしにそこに置いてあったじゃないか!」
古畑「はい、確かにここには虫眼鏡が置いてありました。
しかし、隣に置いてあるこれは何でしょうか?
そう、ライターです」
ネロ「……」
古畑「さらにその隣にはマッチもあります。反対側にはチャッカマンも。
私の言いたいことお分かりですか?
ここには火をつける道具がいくつも置いてあるのに、あなたは私が見つけた証拠品をはっきり虫眼鏡と言ったんです。
マッチやライターと違い、普通は虫眼鏡を火をつける道具とは言いません。
なぜ、虫眼鏡だと思ったのか――納得の行く説明をして頂けるとありがたいのですが」
ネロ「……それは」
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