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元スレ勇者「僕がサトラレだって……?」
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―――王城
戦士「サトラレの少年を勇者にするですって?」
王様「ああ、魔族による人間への被害は増すばかりじゃ……ここで何とかせねばならぬ」
戦士「しかしどうしてサトラレを……」
王様「サトラレ……周りに自分の心の声が漏れてしまう人間のことじゃが……彼らはそれだけではない」
王様「彼らの特徴としてもう一つ、特殊能力に秀でていることがある……特に今回、勇者にする少年は戦闘技術がずば抜けておる」
王様「勇者として魔王を討伐してもらうことに決まった。そこでお主に頼みたいのじゃが……」
戦士「頼みですって?」
王様「ああ……知ってのとおりサトラレはめったにいない希少な人間だ。だから国を挙げて保護し、絶対に本人にサトラレであることを告げてはならんことになっておる」
戦士「ええ、知っています」
戦士「サトラレの少年を勇者にするですって?」
王様「ああ、魔族による人間への被害は増すばかりじゃ……ここで何とかせねばならぬ」
戦士「しかしどうしてサトラレを……」
王様「サトラレ……周りに自分の心の声が漏れてしまう人間のことじゃが……彼らはそれだけではない」
王様「彼らの特徴としてもう一つ、特殊能力に秀でていることがある……特に今回、勇者にする少年は戦闘技術がずば抜けておる」
王様「勇者として魔王を討伐してもらうことに決まった。そこでお主に頼みたいのじゃが……」
戦士「頼みですって?」
王様「ああ……知ってのとおりサトラレはめったにいない希少な人間だ。だから国を挙げて保護し、絶対に本人にサトラレであることを告げてはならんことになっておる」
戦士「ええ、知っています」
王様「この国におる間はそれでもよかったが、魔王の城までの旅の間……周りに声が漏れ、バレてしまう危険があるやもしれぬ」
王様「そのようなことがあっては勇者の精神は事実に耐えられんだろう……」
戦士「ですね……自分の心が全て漏れていたなど深い心の傷となりましょう」
王様「だから戦士、お前がフォローしてやってくれ、勇者が魔王を倒すその時までな」
戦士「はっ!お任せください」
王様「ともに旅をする仲間にもその旨は伝えてある。では行くがよい、戦士よ」
戦士「はっ!」
ザッ
王様「そのようなことがあっては勇者の精神は事実に耐えられんだろう……」
戦士「ですね……自分の心が全て漏れていたなど深い心の傷となりましょう」
王様「だから戦士、お前がフォローしてやってくれ、勇者が魔王を倒すその時までな」
戦士「はっ!お任せください」
王様「ともに旅をする仲間にもその旨は伝えてある。では行くがよい、戦士よ」
戦士「はっ!」
ザッ
大臣「大丈夫でしょうか?」
王様「何がだ?」
大臣「いえ、サトラレは希少な存在です。もしものことがあれば……」
王様「ふふっ、心配はいらん……もしバレたらその時はその時……」
大臣「え……」
王様「いや、もしバレなくても……な。考えはある」
大臣「それならよろしいのですが……」
王様「何がだ?」
大臣「いえ、サトラレは希少な存在です。もしものことがあれば……」
王様「ふふっ、心配はいらん……もしバレたらその時はその時……」
大臣「え……」
王様「いや、もしバレなくても……な。考えはある」
大臣「それならよろしいのですが……」
―――酒場
戦士♂「っと言うわけだ。頼むぞ、みんな」
魔法使い♀「おっけー。大丈夫!絶対バレないように協力するから」
僧侶♀「最初から教えてあげたほうが本人のためなんじゃないですか?」
戦士「いや、僧侶。考えてみろ、食事の時もトイレの時も風呂に入ってる時も心の中が全部聞こえてしまうんだぞ?つらいと思わないか?」
僧侶「それはそうですが……知らない人から突然言われることもあるでしょう?その時のほうがショックじゃないかと……」
魔法使い「あはは、大丈夫だって!その時のためにあたしたちがフォローするでしょ?」
戦士「魔法使いの言う通りだ、俺は絶対に勇者から目を離さないように気を付ける。頼んだぞ」
僧侶「わかりました……」
勇者(どきどきするなぁ……一緒に冒険する人ってどんな人たちかなぁ)
魔法使い「あ、何か聞こえてきたわね」
戦士「来たみたいだな」
僧侶「不思議ですね……しゃべってないのに声が聞こえます……」
ギィ
戦士♂「っと言うわけだ。頼むぞ、みんな」
魔法使い♀「おっけー。大丈夫!絶対バレないように協力するから」
僧侶♀「最初から教えてあげたほうが本人のためなんじゃないですか?」
戦士「いや、僧侶。考えてみろ、食事の時もトイレの時も風呂に入ってる時も心の中が全部聞こえてしまうんだぞ?つらいと思わないか?」
僧侶「それはそうですが……知らない人から突然言われることもあるでしょう?その時のほうがショックじゃないかと……」
魔法使い「あはは、大丈夫だって!その時のためにあたしたちがフォローするでしょ?」
戦士「魔法使いの言う通りだ、俺は絶対に勇者から目を離さないように気を付ける。頼んだぞ」
僧侶「わかりました……」
勇者(どきどきするなぁ……一緒に冒険する人ってどんな人たちかなぁ)
魔法使い「あ、何か聞こえてきたわね」
戦士「来たみたいだな」
僧侶「不思議ですね……しゃべってないのに声が聞こえます……」
ギィ
勇者♂「あの……王様から紹介されてきた勇者だけど……」
戦士「おい!こっちだこっち!」
勇者(うわっ大きい人だな……それにちょっと怖そう……大丈夫かな……)
勇者「あ……あの……僕……」
戦士「そんな緊張するなよ!お前が勇者だな、なっ」ニッ
勇者「は、はい!」
戦士「俺は戦士、よろしくな」
勇者「は、はい。戦士さん、よろしくおねがいします」
戦士「敬語なんて使わなくていい、戦士でいいから、なっ」
勇者(よかった……いい人そうだ……仲良くなれたらいいな……)
戦士「おい!こっちだこっち!」
勇者(うわっ大きい人だな……それにちょっと怖そう……大丈夫かな……)
勇者「あ……あの……僕……」
戦士「そんな緊張するなよ!お前が勇者だな、なっ」ニッ
勇者「は、はい!」
戦士「俺は戦士、よろしくな」
勇者「は、はい。戦士さん、よろしくおねがいします」
戦士「敬語なんて使わなくていい、戦士でいいから、なっ」
勇者(よかった……いい人そうだ……仲良くなれたらいいな……)
戦士「それからこっちが僧侶と魔法使い、一緒に旅をする仲間だ」
僧侶「僧侶です……」ペコッ
勇者「よろしく」ペコッ
勇者(女の人だ……美人だなぁ……それにおっぱい大きい……柔らかそう……)
僧侶「なっ……!」キッ
勇者(あ、あれ?なんで睨むんだろ……こわっ……)
僧侶「……」ビキッ
僧侶「僧侶です……」ペコッ
勇者「よろしく」ペコッ
勇者(女の人だ……美人だなぁ……それにおっぱい大きい……柔らかそう……)
僧侶「なっ……!」キッ
勇者(あ、あれ?なんで睨むんだろ……こわっ……)
僧侶「……」ビキッ
戦士「そ、それから最後に魔法使いだ!」
魔法使い「魔法使いよ、攻撃魔法は任せて!困ったことがあったらお姉さんに任せなさいよ」
勇者「う、うん。よろしく」
勇者(可愛いけど……おっぱいちっさ!まるで地平線のようだ……)
魔法使い「誰のおっぱいが地平線よ!」パーン
勇者「いたっ!?え……え……なんで考えてることが……」
魔法使い「はっ……しまった……つい……え、えっと……そう!あたしは超能力者でもあるの!」
勇者「超能力?」
魔法使い「ええ、相手の考えてることがわかるテレパスの力があるのよ。だから考えてることが分かったの」
僧侶「あっ!ずるい!」
戦士「その手があったか!?でも……二人目は……ないな……」
魔法使い「魔法使いよ、攻撃魔法は任せて!困ったことがあったらお姉さんに任せなさいよ」
勇者「う、うん。よろしく」
勇者(可愛いけど……おっぱいちっさ!まるで地平線のようだ……)
魔法使い「誰のおっぱいが地平線よ!」パーン
勇者「いたっ!?え……え……なんで考えてることが……」
魔法使い「はっ……しまった……つい……え、えっと……そう!あたしは超能力者でもあるの!」
勇者「超能力?」
魔法使い「ええ、相手の考えてることがわかるテレパスの力があるのよ。だから考えてることが分かったの」
僧侶「あっ!ずるい!」
戦士「その手があったか!?でも……二人目は……ないな……」
僧侶「ずるいですよ!魔法使いさんだけ楽して!」
勇者「すごい!超能力まで使えるんだ!」
魔法使い「まぁね!あたし万能だし?あはははは」
勇者「じゃあ魔物が次どう動くとかも分かるんだね!」
魔法使い「え……」
勇者(すごい人だ!この人がいて指示してくれれば魔物も怖くないぞ)
魔法使い「いや、あの……魔物は人間と精神パターンが違うからわからないのよ……あはっ……あはははは」
勇者「そうなんだ……」
勇者(あまり役に立たない能力だなぁ……おっぱいは地平線だし)
魔法使い「だから誰が地平線か!」バシーン
勇者「すごい!超能力まで使えるんだ!」
魔法使い「まぁね!あたし万能だし?あはははは」
勇者「じゃあ魔物が次どう動くとかも分かるんだね!」
魔法使い「え……」
勇者(すごい人だ!この人がいて指示してくれれば魔物も怖くないぞ)
魔法使い「いや、あの……魔物は人間と精神パターンが違うからわからないのよ……あはっ……あはははは」
勇者「そうなんだ……」
勇者(あまり役に立たない能力だなぁ……おっぱいは地平線だし)
魔法使い「だから誰が地平線か!」バシーン
―――草原
勇者(あー、お腹すいたなぁ)ズバッ
勇者(今日の晩御飯なにかなー、携帯食はもう飽きたよ)ゴゥ
勇者(あ、僧侶のパンツ見えそう……)ドガッ
僧侶「ちょっと勇者!もうちょっと真面目に戦ったらどうなんですか!?」
勇者「え?もう全部倒したけど……」
僧侶「……」
戦士「おー、さすが強いな、勇者」ナデナデ
勇者「ちょっと、撫でないでよ」
戦士「ガキによくやったって撫でてやるのは大人の役目なんだよ」ガシガシ
魔法使い「ちなみに今日の僧侶のパンツの色は黒よ」
勇者(あー、お腹すいたなぁ)ズバッ
勇者(今日の晩御飯なにかなー、携帯食はもう飽きたよ)ゴゥ
勇者(あ、僧侶のパンツ見えそう……)ドガッ
僧侶「ちょっと勇者!もうちょっと真面目に戦ったらどうなんですか!?」
勇者「え?もう全部倒したけど……」
僧侶「……」
戦士「おー、さすが強いな、勇者」ナデナデ
勇者「ちょっと、撫でないでよ」
戦士「ガキによくやったって撫でてやるのは大人の役目なんだよ」ガシガシ
魔法使い「ちなみに今日の僧侶のパンツの色は黒よ」
勇者「本当!?」
勇者(なんということでしょう……魔法使いは神様です……)
僧侶「何いってるんですか!魔法使いさん!」
魔法使い「あはは、いいじゃない減るもんじゃないし。でも仲間をそんな目で見るのは感心しないなぁ」
勇者「ご、ごめんなさい……」
勇者(怒られちゃった……そうだよね……不謹慎だったよね……)
魔法使い「ちなみにお姉さんの今日のパンツは……」
勇者(別に魔法使いのは知りたくないし……あの胸でブラとか必要なのかな……)
魔法使い「火炎魔法!」ゴゥ
勇者「ぎゃああああ!」
勇者(なんということでしょう……魔法使いは神様です……)
僧侶「何いってるんですか!魔法使いさん!」
魔法使い「あはは、いいじゃない減るもんじゃないし。でも仲間をそんな目で見るのは感心しないなぁ」
勇者「ご、ごめんなさい……」
勇者(怒られちゃった……そうだよね……不謹慎だったよね……)
魔法使い「ちなみにお姉さんの今日のパンツは……」
勇者(別に魔法使いのは知りたくないし……あの胸でブラとか必要なのかな……)
魔法使い「火炎魔法!」ゴゥ
勇者「ぎゃああああ!」
―――港町
戦士「おい、勇者。ちょっとお前の剣見せてみろ」
勇者「ん?どうしたの?」スッ
戦士「お前……こんなボロボロの剣で戦ってたのか?」
勇者「まだ斬れるよ」
戦士「いや、買い換えろよ。ほらっ、あそこの武器屋で買ってやるから」
勇者「本当!?やった」
勇者(わーい、やったー!新品だ!)
僧侶「ただの子供ですね……」
魔法使い「そうよ、だから僧侶もそんな目くじら立てないでさ、ねっ」
武器屋「いらっしゃい」
戦士「おい、勇者。ちょっとお前の剣見せてみろ」
勇者「ん?どうしたの?」スッ
戦士「お前……こんなボロボロの剣で戦ってたのか?」
勇者「まだ斬れるよ」
戦士「いや、買い換えろよ。ほらっ、あそこの武器屋で買ってやるから」
勇者「本当!?やった」
勇者(わーい、やったー!新品だ!)
僧侶「ただの子供ですね……」
魔法使い「そうよ、だから僧侶もそんな目くじら立てないでさ、ねっ」
武器屋「いらっしゃい」
戦士「勇者、どれにする?」
勇者「どれでもいいの!?えっと……どうしようかなぁ……」
勇者(棍棒……銅の剣……ろくなものが置いてないなぁ……これならうちの田舎の村のほうがいいもの売ってるよ……)
武器屋「なんだと、てめぇ!うちの店に馬鹿にしてんのは誰だ!」ガタッ
勇者「え……」
魔法使い「まずいわ!」
戦士「俺だ!こんな棍棒や銅の剣くらいしか売ってないボロっちい店田舎でも見かけないってな!」
僧侶「戦士!」
戦士「あー、こんな店誰も寄り付かないだろうなー!」
勇者「どれでもいいの!?えっと……どうしようかなぁ……」
勇者(棍棒……銅の剣……ろくなものが置いてないなぁ……これならうちの田舎の村のほうがいいもの売ってるよ……)
武器屋「なんだと、てめぇ!うちの店に馬鹿にしてんのは誰だ!」ガタッ
勇者「え……」
魔法使い「まずいわ!」
戦士「俺だ!こんな棍棒や銅の剣くらいしか売ってないボロっちい店田舎でも見かけないってな!」
僧侶「戦士!」
戦士「あー、こんな店誰も寄り付かないだろうなー!」
武器屋「てめぇ表に出やがれ!おらぁ!」ドガッ
戦士「……」
武器屋「うらぁ!おらおらぁ!」バキッ ガッ
戦士「……」
武器屋「二度とうちの店くんなよ!この野郎!」ペッ
戦士「悪い、勇者。武器はまた今度になりそうだ」
勇者「戦士、いくら本当のことでもあんなこと直接言っちゃいけないよ」
僧侶「ちょっと!勇者、あなたねぇ!誰のせいで戦士が……」
戦士「待て、僧侶。ははは、悪かったな、俺はつい口がすべっちまうからな、許してくれ」
僧侶「……戦士」
魔法使い「まぁまぁ、剣はあたしが後で買っておいてあげるからさ、もう今日は休みましょ」
戦士「……」
武器屋「うらぁ!おらおらぁ!」バキッ ガッ
戦士「……」
武器屋「二度とうちの店くんなよ!この野郎!」ペッ
戦士「悪い、勇者。武器はまた今度になりそうだ」
勇者「戦士、いくら本当のことでもあんなこと直接言っちゃいけないよ」
僧侶「ちょっと!勇者、あなたねぇ!誰のせいで戦士が……」
戦士「待て、僧侶。ははは、悪かったな、俺はつい口がすべっちまうからな、許してくれ」
僧侶「……戦士」
魔法使い「まぁまぁ、剣はあたしが後で買っておいてあげるからさ、もう今日は休みましょ」
―――宿屋
勇者「ここに今日泊まるの?」
勇者(ボロっちい宿だな……)
戦士「ボロっちい宿だな!なぁ主人!だがなかなか趣がある!」
魔法使い「戦士ナイスフォロー!」
宿屋「ボロくて悪かったね」ニコッ
戦士「こういう宿は飯がうまいって相場が決まってるんだ。頼むよ、主人」
宿屋「ええ、お任せ下さい」
魔法使い「勇者、あんたも同じこと思ってたでしょ」
勇者「えっ、いや、ははは」
魔法使い「あまり失礼なこと考えちゃだめよ、あたしが許さん!」クワッ
勇者「ご、ごめん!火炎魔法は勘弁して!」
僧侶「……」
勇者「ここに今日泊まるの?」
勇者(ボロっちい宿だな……)
戦士「ボロっちい宿だな!なぁ主人!だがなかなか趣がある!」
魔法使い「戦士ナイスフォロー!」
宿屋「ボロくて悪かったね」ニコッ
戦士「こういう宿は飯がうまいって相場が決まってるんだ。頼むよ、主人」
宿屋「ええ、お任せ下さい」
魔法使い「勇者、あんたも同じこと思ってたでしょ」
勇者「えっ、いや、ははは」
魔法使い「あまり失礼なこと考えちゃだめよ、あたしが許さん!」クワッ
勇者「ご、ごめん!火炎魔法は勘弁して!」
僧侶「……」
―――僧侶の部屋
コンコンッ
戦士「いるか?」
僧侶「どうぞ」
戦士「ちょっと話したいことがあってな」
僧侶「それより、戦士、ひどい傷……こんなに殴られて……」
戦士「いや、大丈夫だ」
僧侶「大丈夫じゃありません!今治療しますから……」パァァ
僧侶「それもこれも……あの子のせいです……なんで戦士がこんなに殴られないといけないんですか!」
戦士「そういうな、あいつだって好きでサトラレになったわけじゃないだろ?」
僧侶「でも……このままじゃ戦士が見てられなくて……」
コンコンッ
戦士「いるか?」
僧侶「どうぞ」
戦士「ちょっと話したいことがあってな」
僧侶「それより、戦士、ひどい傷……こんなに殴られて……」
戦士「いや、大丈夫だ」
僧侶「大丈夫じゃありません!今治療しますから……」パァァ
僧侶「それもこれも……あの子のせいです……なんで戦士がこんなに殴られないといけないんですか!」
戦士「そういうな、あいつだって好きでサトラレになったわけじゃないだろ?」
僧侶「でも……このままじゃ戦士が見てられなくて……」
戦士「それにあいつの心の声……俺にはただ純粋なだけに思えるがな……」
僧侶「そうですか?」
戦士「俺だって心に暗いことを思い浮かべるようなこともある……でもあいつは思ったことを素直に出してるだけだ」
僧侶「ちょっとスケベなのは嫌なんですけど……」
戦士「そんなことを言えば俺だってお前の……」
僧侶「え?」
僧侶「な、なんでもない」ゲフンゲフンッ
僧侶「ちょっ、ちょっと今のは聞き捨てなりませんよっ///」カーッ
僧侶「そうですか?」
戦士「俺だって心に暗いことを思い浮かべるようなこともある……でもあいつは思ったことを素直に出してるだけだ」
僧侶「ちょっとスケベなのは嫌なんですけど……」
戦士「そんなことを言えば俺だってお前の……」
僧侶「え?」
僧侶「な、なんでもない」ゲフンゲフンッ
僧侶「ちょっ、ちょっと今のは聞き捨てなりませんよっ///」カーッ
―――魔法使いの部屋
魔法使い「今日の夕食が物足りなかった」ビシッ
勇者「当たり!」
魔法使い「超能力が使いたい」
勇者「また当たり!」
勇者「すごいなぁ、よく僕の考えてることが分かるなぁ、いいなぁ、魔法使い」
勇者(僕も超能力使いたいなぁ)
魔法使い「そんなに使いたいの?なんで?」
勇者「だって人の心が読めるなんてすごいよ!想いを伝えられるんでしょ?」
魔法使い「想いって……自分の心が読まれて嫌とかないわけ?勇者?」
勇者「だって、僕の心を知ってるのは魔法使いだけでしょ?魔法使いならいいよ。僕の全部を知られても」
魔法使い「今日の夕食が物足りなかった」ビシッ
勇者「当たり!」
魔法使い「超能力が使いたい」
勇者「また当たり!」
勇者「すごいなぁ、よく僕の考えてることが分かるなぁ、いいなぁ、魔法使い」
勇者(僕も超能力使いたいなぁ)
魔法使い「そんなに使いたいの?なんで?」
勇者「だって人の心が読めるなんてすごいよ!想いを伝えられるんでしょ?」
魔法使い「想いって……自分の心が読まれて嫌とかないわけ?勇者?」
勇者「だって、僕の心を知ってるのは魔法使いだけでしょ?魔法使いならいいよ。僕の全部を知られても」
魔法使い「そう……でも超能力なんて覚えて何をする気?」
勇者「世界平和に使う!」
勇者(可愛いあの子の気持ちが分かっちゃうなんて最高だよね!)
魔法使い「全部聞こえてるっての!」パンッ
勇者「あいたっ!でも、女の子の気持ちじゃなくても人の気持ちが知りたいよ」
魔法使い「人の気持ち?」
勇者「うん……なんか今日みんな変だったし……僧侶は僕になんか怒ってるみたいだったし……」
勇者「僕何か悪いことしたのかな……」
勇者(だったら謝らないと……)
勇者「世界平和に使う!」
勇者(可愛いあの子の気持ちが分かっちゃうなんて最高だよね!)
魔法使い「全部聞こえてるっての!」パンッ
勇者「あいたっ!でも、女の子の気持ちじゃなくても人の気持ちが知りたいよ」
魔法使い「人の気持ち?」
勇者「うん……なんか今日みんな変だったし……僧侶は僕になんか怒ってるみたいだったし……」
勇者「僕何か悪いことしたのかな……」
勇者(だったら謝らないと……)
魔法使い「……じゃああたしが聞いてあげよっか?」
勇者「え?」
魔法使い「あたしに任せなさい!このテレパシーでビビビっとね!あはは」
勇者「……いや、いいよ」
魔法使い「え?なんで?」
勇者「よく考えたら……僧侶は知られたくないことかもしれないし……」
勇者「あっ、魔法使いはいいよ!僕の心読んでくれても。全部知っててもらいたいし」
魔法使い「勇者!」ギュッ
勇者「え?」
魔法使い「あたしに任せなさい!このテレパシーでビビビっとね!あはは」
勇者「……いや、いいよ」
魔法使い「え?なんで?」
勇者「よく考えたら……僧侶は知られたくないことかもしれないし……」
勇者「あっ、魔法使いはいいよ!僕の心読んでくれても。全部知っててもらいたいし」
魔法使い「勇者!」ギュッ
勇者「ちょっ、ど、どうしたの?」
魔法使い「あなたはほんっといい子ね……」
勇者(魔法使い暖かい……それにいい匂い……)
魔法使い「よしっ!じゃあこうしましょう!とりあえず僧侶に謝ること!」
勇者「え?なにそれ?」
魔法使い「いいから、やってみなさい。きっと僧侶もあなたのこと睨んだりしなくなるわ」
勇者「う、うん……」
魔法使い「あなたはほんっといい子ね……」
勇者(魔法使い暖かい……それにいい匂い……)
魔法使い「よしっ!じゃあこうしましょう!とりあえず僧侶に謝ること!」
勇者「え?なにそれ?」
魔法使い「いいから、やってみなさい。きっと僧侶もあなたのこと睨んだりしなくなるわ」
勇者「う、うん……」
―――翌朝
僧侶「あ、おはようございます」スタスタッ
勇者「ちょ、ちょっと僧侶待って……」
僧侶「なんですか?もう朝ごはん食べて出発しますよ」
勇者「あの……あの……ごめんなさい!」ペコッ
僧侶「はぁ?なんのごめんなさいですか?」
勇者「いや、あの……よくわからないけど……きっと僕が悪いんだと思うから……」
僧侶「……」
勇者「あの……」
僧侶「はぁーもういいですよ……何の事だかわかりませんが……」
僧侶「あ、おはようございます」スタスタッ
勇者「ちょ、ちょっと僧侶待って……」
僧侶「なんですか?もう朝ごはん食べて出発しますよ」
勇者「あの……あの……ごめんなさい!」ペコッ
僧侶「はぁ?なんのごめんなさいですか?」
勇者「いや、あの……よくわからないけど……きっと僕が悪いんだと思うから……」
僧侶「……」
勇者「あの……」
僧侶「はぁーもういいですよ……何の事だかわかりませんが……」
勇者「許してくれるの?」
僧侶「でも勇者がちゃんと周りのことを見てるってことは分かりました」ニコッ
勇者(あ……笑顔可愛い……)
僧侶「……」
勇者(それにやっぱりおっぱい大きいなぁ……触りたい……)
僧侶「……」バシーンッ
勇者「あたっ!なんで叩くの!?」
僧侶「こ、これは仲直りの握手のかわりです!」
勇者「なにそれ!?」
僧侶「ほらっ!朝食が冷めてしまいますよ!行きましょう!」グイッ
勇者「あっ……うん」
僧侶「でも勇者がちゃんと周りのことを見てるってことは分かりました」ニコッ
勇者(あ……笑顔可愛い……)
僧侶「……」
勇者(それにやっぱりおっぱい大きいなぁ……触りたい……)
僧侶「……」バシーンッ
勇者「あたっ!なんで叩くの!?」
僧侶「こ、これは仲直りの握手のかわりです!」
勇者「なにそれ!?」
僧侶「ほらっ!朝食が冷めてしまいますよ!行きましょう!」グイッ
勇者「あっ……うん」
―――山里の町
戦士「魔王の城までもうすこしか……」
勇者「でね、でねっ、僧侶……」
僧侶「へぇーそうなんですか」
戦士「あいつらもすっかり仲良くなったな」
魔法使い「あははは!でもたまに僧侶のビンタが飛んでるみたいだけど」
戦士「勇者のやつ最近それも喜んじゃってるからなぁ……」
魔法使い「それは将来心配かも……」
戦士「魔王の城までもうすこしか……」
勇者「でね、でねっ、僧侶……」
僧侶「へぇーそうなんですか」
戦士「あいつらもすっかり仲良くなったな」
魔法使い「あははは!でもたまに僧侶のビンタが飛んでるみたいだけど」
戦士「勇者のやつ最近それも喜んじゃってるからなぁ……」
魔法使い「それは将来心配かも……」
戦士「でも、まぁ勇者もうれしそうだからいいか、ん?なんだ?勇者たちが止まってるぞ」
浮浪者「お恵みを……」
勇者「お恵み?」
勇者(汚い人だなぁ……顔が真っ黒だよ……)
僧侶「ちょっ、ちょっと勇者!」
勇者「え?」
浮浪者「……」
勇者(見たところ若いし体も悪くなさそうなのに、なんでこんなことしてるんだろう……)
勇者(働けばいいのに……恥ずかしくないのかな……)
戦士「は、恥ずかしくないのか!ほれっ!お恵みやるからさっさと消えろ!浮浪者!」チャリンッ
浮浪者(いらねぇよ……)
戦士「なっ……こいつ……心の声が……」
浮浪者「お恵みを……」
勇者「お恵み?」
勇者(汚い人だなぁ……顔が真っ黒だよ……)
僧侶「ちょっ、ちょっと勇者!」
勇者「え?」
浮浪者「……」
勇者(見たところ若いし体も悪くなさそうなのに、なんでこんなことしてるんだろう……)
勇者(働けばいいのに……恥ずかしくないのかな……)
戦士「は、恥ずかしくないのか!ほれっ!お恵みやるからさっさと消えろ!浮浪者!」チャリンッ
浮浪者(いらねぇよ……)
戦士「なっ……こいつ……心の声が……」
浮浪者(……そこまで言われてこんなものいるかよ!くそっ!くそくそくそおおおおおおおお!)
浮浪者(……誰が好き好んでこんなことを……うううう)
浮浪者(しかも俺と同じサト……)
僧侶「ゆ、勇者!今日は早めに宿に行きましょう!早く!」
戦士「お、おう!勇者!俺と競争だ!先についたほうが夕飯おごりな!行くぞ!」ダッ
勇者「あ……ま、待ってよ」タタッ
浮浪者(……誰が好き好んでこんなことを……うううう)
浮浪者(しかも俺と同じサト……)
僧侶「ゆ、勇者!今日は早めに宿に行きましょう!早く!」
戦士「お、おう!勇者!俺と競争だ!先についたほうが夕飯おごりな!行くぞ!」ダッ
勇者「あ……ま、待ってよ」タタッ
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