私的良スレ書庫
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元スレ男「お前が好きなんだ!」幼「あんた異常者だったの!?」
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男(今の自分は、空っぽだ… 伝えたい想いは吐き出して、帰る家も、これまで積み上げてきたものも、何もかも失った…)
男は頭上を見上げ、遥か遠くに目を凝らす。
その先にはただ暗闇で覆われた、大地の天蓋があるだけだった。
男(でも…きっとまだ、この何も無い空を見上げて…君を想いだす気がする…)
男は頭上を見上げ、遥か遠くに目を凝らす。
その先にはただ暗闇で覆われた、大地の天蓋があるだけだった。
男(でも…きっとまだ、この何も無い空を見上げて…君を想いだす気がする…)
―数日して とある治安局支部―
局員「では、本日はこれにて終了です。もしかすると後日、お話を窺う事になるかもしれません」
幼「…」
局員「召致に応じるのは国民の義務ですので、その際はまたご協力をお願いいたします」
幼「はい…では、これで」
局員「おつかれさまでした」
聴取室の扉を開き、幼は外に出た。
友「幼っ!」
局員「では、本日はこれにて終了です。もしかすると後日、お話を窺う事になるかもしれません」
幼「…」
局員「召致に応じるのは国民の義務ですので、その際はまたご協力をお願いいたします」
幼「はい…では、これで」
局員「おつかれさまでした」
聴取室の扉を開き、幼は外に出た。
友「幼っ!」
廊下のソファで待っていた友が、幼の姿を見るなり駆け寄って来る。
幼「友…」
友「心配したんだぞ、ばかっ…!」
友は幼を、ひしっと抱きしめた。
幼「泣かないで、友…あたしは大丈夫。大丈夫だから…」
友「大丈夫なもんか…! 私は気が気じゃなかったんだぞ! もう、ばかっ…! ばか、ばかっ…!」
子供のように泣きじゃくる友の姿を見て、幼の憔悴しきった顔に笑顔が戻った。
幼「こら、こんなところで恥ずかしいでしょ…もう…」
幼「友…」
友「心配したんだぞ、ばかっ…!」
友は幼を、ひしっと抱きしめた。
幼「泣かないで、友…あたしは大丈夫。大丈夫だから…」
友「大丈夫なもんか…! 私は気が気じゃなかったんだぞ! もう、ばかっ…! ばか、ばかっ…!」
子供のように泣きじゃくる友の姿を見て、幼の憔悴しきった顔に笑顔が戻った。
幼「こら、こんなところで恥ずかしいでしょ…もう…」
―集団住居ブロック 幼と友の新居―
幼「じゃあ、明かり消すよ?」
友「ああ。おやすみ、幼」
幼「うん、おやすみ…」
幼「じゃあ、明かり消すよ?」
友「ああ。おやすみ、幼」
幼「うん、おやすみ…」
別々の寝床で就寝の挨拶をし、眠りにつく二人。
幼(ふう…やっと、落ち着けた)
あの日…男の唐突な告白から日常が一転し、それから心の休まった日などなかった。
幼(男…一体、どこに行ったんだろう…)
瞳を閉じる。小さい頃からの、ただ一人の幼馴染…かけがえの無い親友。
幼(私は、そう思ってただけだった…)
幼「って、ひゃっ!?」
友「へへっ…」
幼(ふう…やっと、落ち着けた)
あの日…男の唐突な告白から日常が一転し、それから心の休まった日などなかった。
幼(男…一体、どこに行ったんだろう…)
瞳を閉じる。小さい頃からの、ただ一人の幼馴染…かけがえの無い親友。
幼(私は、そう思ってただけだった…)
幼「って、ひゃっ!?」
友「へへっ…」
幼の腹部に突然、ひやっこいものが当たった。
幼「ちょっ…友っ!」
友「にひひ」
幼「あんた冷え症なんだから突然絡んでこないでって、いつも言ってるじゃない! 心臓が止まるかと思ったわよ、もーっ…!」
友「あはは、悪かったって。でも、籍を入れて日の浅いのに別々に寝る事は無いじゃないか」
幼「それは…そうかもしれないけど」
幼「ちょっ…友っ!」
友「にひひ」
幼「あんた冷え症なんだから突然絡んでこないでって、いつも言ってるじゃない! 心臓が止まるかと思ったわよ、もーっ…!」
友「あはは、悪かったって。でも、籍を入れて日の浅いのに別々に寝る事は無いじゃないか」
幼「それは…そうかもしれないけど」
友「ねえ、幼。さっき何か考え込んでたでしょ」
幼「えっ…!?」
友「やっぱり図星だ。考え事してると寝息の調子がすぐ変わるんだもん」
幼「ちょっ、やだ…! そんな癖、気付いてたんだったらすぐに教えてようー! もー!!」
友「ふふ。からかうとすぐにもーもー言うから面白いな、幼は」
幼「も… っー! いいもん! 友の事なんて、知らないからっ!」
友「あはははははっ!」
幼「えっ…!?」
友「やっぱり図星だ。考え事してると寝息の調子がすぐ変わるんだもん」
幼「ちょっ、やだ…! そんな癖、気付いてたんだったらすぐに教えてようー! もー!!」
友「ふふ。からかうとすぐにもーもー言うから面白いな、幼は」
幼「も… っー! いいもん! 友の事なんて、知らないからっ!」
友「あはははははっ!」
そっぽを向いて寝込んでしまう幼。
友はそんな幼をやさしく包み込むように、後ろからそっと抱きしめた。
友「うん、やっぱり暖かいなあ幼は」
幼「あたしは冷やっこいのっ」
友「ふうん。じゃ、やめる?」
幼「やめなくていいっ!」
友「じゃ、このまま寝るね」
幼「…」
友はそんな幼をやさしく包み込むように、後ろからそっと抱きしめた。
友「うん、やっぱり暖かいなあ幼は」
幼「あたしは冷やっこいのっ」
友「ふうん。じゃ、やめる?」
幼「やめなくていいっ!」
友「じゃ、このまま寝るね」
幼「…」
肌を寄せ合っていちゃついているうち、友の方が先に寝ついてしまった。
友「すー…」
友の寝息がつむじに吹きかかって、なんだかこそばい。
幼(もう、普段はそんな素振り見せないくせに。こういう時だけすっごい子供なんだから…)
幼も眠りに意識を委ねようと、瞼を閉じる。
幼「…」
愛する人に背中を預けて、心地よい冷たさの肌に身を委ねても。
やはり、考え込んでしまう。
友「すー…」
友の寝息がつむじに吹きかかって、なんだかこそばい。
幼(もう、普段はそんな素振り見せないくせに。こういう時だけすっごい子供なんだから…)
幼も眠りに意識を委ねようと、瞼を閉じる。
幼「…」
愛する人に背中を預けて、心地よい冷たさの肌に身を委ねても。
やはり、考え込んでしまう。
幼(もしかしたら…男にも、こんな一面があったのかな…)
今までは想像した事も無かった。
友と過ごす毎日。家で待つ家族。次々と結ばれ祝福されていく、友人達。
そして…自分を支えてくれる、男という親友。
この幸せな日常を、今までの幼は微塵も疑った事は無かった。
今までは想像した事も無かった。
友と過ごす毎日。家で待つ家族。次々と結ばれ祝福されていく、友人達。
そして…自分を支えてくれる、男という親友。
この幸せな日常を、今までの幼は微塵も疑った事は無かった。
幼(統一世界…理想郷…私は、この日常のどこかに綻びがあるなんて、全く考えた事はなかった。
でも…もしかしたらこの生活は、何か犠牲の上に成り立っているのかもしれない…)
幼「男…今、どこで何をしているの…?」
受け止め損ねた愛の大きさ。
時が過ぎるにつれ冷静に考えられるようになり、その輪郭がじょじょに見えてくる。
その度に少しずつ、幼の小さな胸が締め付けられる。
幼(男、避けちゃってごめんね…! もう一度逢って、ゆっくり気持ちを聞きたいよ…!)
でも…もしかしたらこの生活は、何か犠牲の上に成り立っているのかもしれない…)
幼「男…今、どこで何をしているの…?」
受け止め損ねた愛の大きさ。
時が過ぎるにつれ冷静に考えられるようになり、その輪郭がじょじょに見えてくる。
その度に少しずつ、幼の小さな胸が締め付けられる。
幼(男、避けちゃってごめんね…! もう一度逢って、ゆっくり気持ちを聞きたいよ…!)
なんかスタローンのデモリションマンだっけ?
あれみたいな感じだな
あれみたいな感じだな
国家。思想。宗教。主義。世間体。立場。
人のエゴと都合。見栄や嫉妬、憎しみや恐れ…
さまざまな要因が、愛を曇らせるこの世界で。
彼等が本当の愛にたどり着くには、まだ遠すぎた…
未完(ゝω・)vキャピ
人のエゴと都合。見栄や嫉妬、憎しみや恐れ…
さまざまな要因が、愛を曇らせるこの世界で。
彼等が本当の愛にたどり着くには、まだ遠すぎた…
未完(ゝω・)vキャピ
スレタイの内容と大きく逸れてきたのと、地下編の構想が何と無くすぎるので一回締めます。
あともう体力もたないです。気付いたら6時じゃねえかおい
このSSは頭の中にあったものをアドリブで出したら以外とうまく纏まった、かな? 程度のものです。
けっこう気に入ってしまったので続きはいつかやりたいと思います。
1時間の保守を要求しておきながら2時間30分スレを空けるカス>>1のために保守してくれた皆さん、
面白いって言ってくれた方々、ここまで読んでくれた人たちみんなありがとでした。では
あともう体力もたないです。気付いたら6時じゃねえかおい
このSSは頭の中にあったものをアドリブで出したら以外とうまく纏まった、かな? 程度のものです。
けっこう気に入ってしまったので続きはいつかやりたいと思います。
1時間の保守を要求しておきながら2時間30分スレを空けるカス>>1のために保守してくれた皆さん、
面白いって言ってくれた方々、ここまで読んでくれた人たちみんなありがとでした。では
しておりますし、同性とはセックスもします
ただお産の知識などはありませぬ
万が一何かの間違いで孕んだら、父母ともに追放されます
避妊改良の技術・体制はとっくに整っていますが、まだ人類にそれをする勇気はないようです
ただお産の知識などはありませぬ
万が一何かの間違いで孕んだら、父母ともに追放されます
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