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元スレ宗介「765プロ…?」
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千早「高校生がプロデューサーなんてできるのかしら。」
宗介「問題ない。プロデューサーとして必要な情報は全て頭に叩き込んである。俺も出来る限りのことはするが、トップアイドルになれるかどうかはお前たちのがんばり次第だ。」
律子「ちょ、ちょっと待って。17歳ってことは車の免許持ってないんじゃないの?!」
宗介「その点は心配無用です、秋月殿。(ミスリルから)支給された免許があるため普通自動車から大型バスまで運転できます。」
律子「そ、そう…(免許の支給ってなに?訊きたいけど怖いから訊かない方がいいわね。)」
宗介「問題ない。プロデューサーとして必要な情報は全て頭に叩き込んである。俺も出来る限りのことはするが、トップアイドルになれるかどうかはお前たちのがんばり次第だ。」
律子「ちょ、ちょっと待って。17歳ってことは車の免許持ってないんじゃないの?!」
宗介「その点は心配無用です、秋月殿。(ミスリルから)支給された免許があるため普通自動車から大型バスまで運転できます。」
律子「そ、そう…(免許の支給ってなに?訊きたいけど怖いから訊かない方がいいわね。)」
亜美「ね→兄ちゃん、さっきの銃亜美に貸して→」
真美「あっ、ずるいよ亜美。兄ちゃん、真美にも貸して→」
宗介「いいだろう。だが危険だからセーフティーは解除するなよ。」
亜美・真美「やった→!!」
キャッキャ ウフフ
雪歩「な、なんでモデルガンを持ち歩いているんですかぁ?」
宗介「資料によると芸能界というところは、いつなにが起こるかわからない非常に危険な戦場だとあったからな。備えあれば憂いなしというわけだ。」
と宗介はドヤ顔で説明する。
真美「あっ、ずるいよ亜美。兄ちゃん、真美にも貸して→」
宗介「いいだろう。だが危険だからセーフティーは解除するなよ。」
亜美・真美「やった→!!」
キャッキャ ウフフ
雪歩「な、なんでモデルガンを持ち歩いているんですかぁ?」
宗介「資料によると芸能界というところは、いつなにが起こるかわからない非常に危険な戦場だとあったからな。備えあれば憂いなしというわけだ。」
と宗介はドヤ顔で説明する。
律子「あの~、念のため聞いておきますけど、あの銃ってもちろん偽物ですよね。」
宗介「………もちろんであります。」
律子「亜美、真美!今すぐ銃をこっちn
律子の声を遮って銃声が響き、次いでガラスの割れる音が765プロ内にけたたましく響いた。
宗介「伏せろ!!!」
宗介の声に反応しその場にいた者は頭をかばい必死に伏せる。
一同「キャアアアア!!!」
悲鳴が消え、一転して静かになる事務所。銃声のした方に行くと亜美と真美が呆然と立っていた。
宗介「………もちろんであります。」
律子「亜美、真美!今すぐ銃をこっちn
律子の声を遮って銃声が響き、次いでガラスの割れる音が765プロ内にけたたましく響いた。
宗介「伏せろ!!!」
宗介の声に反応しその場にいた者は頭をかばい必死に伏せる。
一同「キャアアアア!!!」
悲鳴が消え、一転して静かになる事務所。銃声のした方に行くと亜美と真美が呆然と立っていた。
亜美・真美「に、兄ちゃん…」
宗介「怪我はないか?」
亜美・真美「う、うん…でも事務所の窓が…」
宗介「心配することはない。お前たちが無事なら大丈夫だ。さあ、銃をこちらに渡すんだ。」
亜美・真美「兄ちゃん…はい、返すね。」
宗介「よし、これにて一件落着だ。もうこんな危険なことはするんじゃないぞ。」
律子「そもそもあんたがそんな物騒なものを持ち込んだのが悪いんだろうが!!!」
スパーン!!!!
ハリセンの快音が事務所に響いた。
宗介「怪我はないか?」
亜美・真美「う、うん…でも事務所の窓が…」
宗介「心配することはない。お前たちが無事なら大丈夫だ。さあ、銃をこちらに渡すんだ。」
亜美・真美「兄ちゃん…はい、返すね。」
宗介「よし、これにて一件落着だ。もうこんな危険なことはするんじゃないぞ。」
律子「そもそもあんたがそんな物騒なものを持ち込んだのが悪いんだろうが!!!」
スパーン!!!!
ハリセンの快音が事務所に響いた。
数時間後 ーオーディション会場ー
宗介「ここがオーディション会場とやらか。」
―回想―
律子「私は『竜宮小町』の取材があってそちらに顔を出さなければいけないので今日は面倒を見られません。他の子達はレッスンなんですけど、雪歩だけオーディションがあるので連れて行ってもらえますか?」
宗介「了解であります!秋月殿!」
律子「もし何かわからないことがあったらすぐに連絡してください。それと、絶対にトラブルは起こさないでくださいね?」
宗介「はっ、お任せ下さい!」
―回想終わり―
宗介「ここがオーディション会場とやらか。」
―回想―
律子「私は『竜宮小町』の取材があってそちらに顔を出さなければいけないので今日は面倒を見られません。他の子達はレッスンなんですけど、雪歩だけオーディションがあるので連れて行ってもらえますか?」
宗介「了解であります!秋月殿!」
律子「もし何かわからないことがあったらすぐに連絡してください。それと、絶対にトラブルは起こさないでくださいね?」
宗介「はっ、お任せ下さい!」
―回想終わり―
雪歩「………」
宗介「(萩原雪歩。資料によると極度の男性恐怖症とあったな。プロデューサーとしてはオーディションの時は話しかけて緊張をほぐしてやると良い、とマニュアルにはあったが、男性恐怖症の女に話しかけてもいいものだろうか。)」
雪歩「(うう、こ、怖いよぅ。なんで数時間前に銃口向けた人と一緒に行動しなきゃいけないの…?それにこの人ずっと無言だし…何考えてるかわからないよぅ。真ちゃん助けて!!)」
気まずい空気がいつまでも続くかと思われたとき、二人の前に立ちふさがる人物が来た。
宗介「(萩原雪歩。資料によると極度の男性恐怖症とあったな。プロデューサーとしてはオーディションの時は話しかけて緊張をほぐしてやると良い、とマニュアルにはあったが、男性恐怖症の女に話しかけてもいいものだろうか。)」
雪歩「(うう、こ、怖いよぅ。なんで数時間前に銃口向けた人と一緒に行動しなきゃいけないの…?それにこの人ずっと無言だし…何考えてるかわからないよぅ。真ちゃん助けて!!)」
気まずい空気がいつまでも続くかと思われたとき、二人の前に立ちふさがる人物が来た。
ひかり「あら、あんた765プロのやつじゃない。」
今人気急上昇中のアイドルグループ『新刊少女』のひかりが現れた。
ひかり「あんたも受けるの?オーディション。」
雪歩「は、はいぃ…」
強気なひかりに対し、雪歩はおどおどと弱気な姿勢を見せる。
ひかり「ぷっ、あはははは。あんたみたいなちんちくりんなのが受けるんだ。マジでウケるね。時間の無駄だから帰ってレッスンしていたほうがいいんじゃないの~?」
雪歩「………」
今人気急上昇中のアイドルグループ『新刊少女』のひかりが現れた。
ひかり「あんたも受けるの?オーディション。」
雪歩「は、はいぃ…」
強気なひかりに対し、雪歩はおどおどと弱気な姿勢を見せる。
ひかり「ぷっ、あはははは。あんたみたいなちんちくりんなのが受けるんだ。マジでウケるね。時間の無駄だから帰ってレッスンしていたほうがいいんじゃないの~?」
雪歩「………」
ひかりの罵倒に雪歩は何も言い返せず、ただ拳を強く握り締めるしかできなかった。
宗介「(この女、確か『新刊少女』のひかりだったな。映像で見た性格とは全く違って醜悪な性格のようだな…使い分けが手慣れているとこから見るに、スパイの訓練でも受けているのだろうか?)」
などと考える宗介をよそに、ひかりの罵倒はなおも続いている。
宗介「(ふむ、マニュアルによるとここらへんで止めるとパーフェクトコミュニケーションになるらしいな。では、この女がアクションを起こしたら止めてみるか。)」
と宗介が決めたその時、ひかりがアクションを起こした。
宗介「(この女、確か『新刊少女』のひかりだったな。映像で見た性格とは全く違って醜悪な性格のようだな…使い分けが手慣れているとこから見るに、スパイの訓練でも受けているのだろうか?)」
などと考える宗介をよそに、ひかりの罵倒はなおも続いている。
宗介「(ふむ、マニュアルによるとここらへんで止めるとパーフェクトコミュニケーションになるらしいな。では、この女がアクションを起こしたら止めてみるか。)」
と宗介が決めたその時、ひかりがアクションを起こした。
ひかり「おい、黙ってないでなんか言えって。」
ひかりが雪歩を突き飛ばそうとして手を伸ばす。しかし、もう少しで雪歩の肩に手が届く寸前で宗介に腕を掴まれた。掴まれたと思った瞬間には腕を捻られ、そのまま肩を極められしまい、気がつくと身動きが取れない状態で壁に押し付けられていた。
宗介「我が社のアイドルに何をするつもりだ。」
宗介の質問には答えず、ひかりは身を捩ってなんとか拘束から逃れようとしている。
ひかり「うるさい!離せ!!」
ひかりが雪歩を突き飛ばそうとして手を伸ばす。しかし、もう少しで雪歩の肩に手が届く寸前で宗介に腕を掴まれた。掴まれたと思った瞬間には腕を捻られ、そのまま肩を極められしまい、気がつくと身動きが取れない状態で壁に押し付けられていた。
宗介「我が社のアイドルに何をするつもりだ。」
宗介の質問には答えず、ひかりは身を捩ってなんとか拘束から逃れようとしている。
ひかり「うるさい!離せ!!」
宗介「…もう一度訊こう。貴様、我が社のアイドルに何をするつもりだ。」
ゴリッ
ひかり「ッ!!!!!」
ひかりは背中に突きつけられる重く冷たい感触を察し、全身から血の気が引くのを感じた。
ひかり「た、助けて…」
異常を感じたギャラリーが集まりだし事態が大事になりつつあった。
雪歩「ぷ、プロデューサー!私なら大丈夫ですから、は、離してあげてくださいぃ!」
宗介は雪歩を一瞥すると、ひかりの拘束を解き、何事もなかったかのように雪歩の後ろに付いた。
ゴリッ
ひかり「ッ!!!!!」
ひかりは背中に突きつけられる重く冷たい感触を察し、全身から血の気が引くのを感じた。
ひかり「た、助けて…」
異常を感じたギャラリーが集まりだし事態が大事になりつつあった。
雪歩「ぷ、プロデューサー!私なら大丈夫ですから、は、離してあげてくださいぃ!」
宗介は雪歩を一瞥すると、ひかりの拘束を解き、何事もなかったかのように雪歩の後ろに付いた。
拘束を解かれたひかりは、その場にぺたんと座りこむと泣き出してしまった。
事態を見守っていたギャラリーは散っていったが、代わりにどたどたと走る足声が近づいてきた。
新刊P「おい、大丈夫かひかり!!!」
ひかり「ぁ…ぷろ…っく…デューサー…」
新刊Pはこちらを睨みつけるとそのままこちらに向かって近づいてきた。鬼のような形相に恐れをなした雪歩はすかさず宗介の後ろに隠れる。
新刊P「おいお前!一体どこの事務所だ?!うちのアイドルに手をあげやがって、許さねえぞ!」
今にも宗介に掴みかからんばかりの勢いで詰め寄る新刊P。だが、一方の宗介は全く動じず冷静である。
事態を見守っていたギャラリーは散っていったが、代わりにどたどたと走る足声が近づいてきた。
新刊P「おい、大丈夫かひかり!!!」
ひかり「ぁ…ぷろ…っく…デューサー…」
新刊Pはこちらを睨みつけるとそのままこちらに向かって近づいてきた。鬼のような形相に恐れをなした雪歩はすかさず宗介の後ろに隠れる。
新刊P「おいお前!一体どこの事務所だ?!うちのアイドルに手をあげやがって、許さねえぞ!」
今にも宗介に掴みかからんばかりの勢いで詰め寄る新刊P。だが、一方の宗介は全く動じず冷静である。
宗介「何を言っている?先に手を出したのはそちらだ。こちらは正当防衛として対処しただけだ。」
新刊P「何言ってやがる!現にこうしてうちのアイドルが泣いてるじゃねえか!被害者はこっちだろ!来い!オーディション失格にしてやる!!」
新刊Pの脅しに反応した宗介は、ほんの少しだけ眉をひそめる。
宗介「それは困る。彼女たちをトップアイドルにするのが俺の任務だ。それを邪魔しようとするのなら、仕方がない…」
そう言うと宗介はおもむろに胸ポケットから一枚の写真を取り出し新刊Pに突きつけた。新刊Pはその写真を見ると、真っ赤な顔を真っ青に変える。
新刊P「何言ってやがる!現にこうしてうちのアイドルが泣いてるじゃねえか!被害者はこっちだろ!来い!オーディション失格にしてやる!!」
新刊Pの脅しに反応した宗介は、ほんの少しだけ眉をひそめる。
宗介「それは困る。彼女たちをトップアイドルにするのが俺の任務だ。それを邪魔しようとするのなら、仕方がない…」
そう言うと宗介はおもむろに胸ポケットから一枚の写真を取り出し新刊Pに突きつけた。新刊Pはその写真を見ると、真っ赤な顔を真っ青に変える。
新刊P「い、一体どこでこれを?!」
宗介「機密事項だ。俺はこのことを口外する気はない。が、もし貴様がこれ以上俺の任務の邪魔をするというのなら、うっかり週刊誌などに流出してしまうかもしれない。」
新刊Pは悔しそうに顔を歪ませると壁を殴りつけた。その音に反応し、後ろの雪歩が身を震わす。
新刊P「ぐぬぬ…貴様、覚えておけよ!!ほら立てひかり、行くぞ!!」
新刊Pはひかりの手を掴み無理やり立たせて連れて行った。
宗介「機密事項だ。俺はこのことを口外する気はない。が、もし貴様がこれ以上俺の任務の邪魔をするというのなら、うっかり週刊誌などに流出してしまうかもしれない。」
新刊Pは悔しそうに顔を歪ませると壁を殴りつけた。その音に反応し、後ろの雪歩が身を震わす。
新刊P「ぐぬぬ…貴様、覚えておけよ!!ほら立てひかり、行くぞ!!」
新刊Pはひかりの手を掴み無理やり立たせて連れて行った。
宗介「赤くなったり青くなったり忙しいやつだ。」
雪歩「あ、あのぅ…プロデューサー」
すごすごと後ろから雪歩が顔を出す。
宗介「なんだ?」
雪歩「あ、あの、ありがとうございますぅ!私のこと助けてくれて…私、プロデューサーのこと怖い人だと思ってましたけど、本当はいい人なんですね!!今日のオーディションはプロデューサーのために頑張りますぅ!」
宗介「そうか、頑張ってくれ。」
雪歩「は、はい!!」
テッテレーテレテレッテレー
パーフェクトコミュニケーション
宗介「(よし、パーフェクトだ。)」
雪歩「あ、あのぅ…プロデューサー」
すごすごと後ろから雪歩が顔を出す。
宗介「なんだ?」
雪歩「あ、あの、ありがとうございますぅ!私のこと助けてくれて…私、プロデューサーのこと怖い人だと思ってましたけど、本当はいい人なんですね!!今日のオーディションはプロデューサーのために頑張りますぅ!」
宗介「そうか、頑張ってくれ。」
雪歩「は、はい!!」
テッテレーテレテレッテレー
パーフェクトコミュニケーション
宗介「(よし、パーフェクトだ。)」
数十分後 ―控え室―
宗介「(さて、では俺もそろそろ動き出すか)雪歩、俺は少し席を外す。その間イメージトレーニングや調整をしておくんだぞ。」
雪歩「は、はい!」
―会場内男子トイレ―
男子トイレに一人の男が入ってきた。それは、今回のオーディションの審査員だった。
審査員「~♪」
審査員が鼻歌交じりで陽気に用を足していると、個室トイレのドアが静かに開いた。
宗介「(さて、では俺もそろそろ動き出すか)雪歩、俺は少し席を外す。その間イメージトレーニングや調整をしておくんだぞ。」
雪歩「は、はい!」
―会場内男子トイレ―
男子トイレに一人の男が入ってきた。それは、今回のオーディションの審査員だった。
審査員「~♪」
審査員が鼻歌交じりで陽気に用を足していると、個室トイレのドアが静かに開いた。
宗介「…」
宗介は音も無く審査員の背後に忍び寄ると、審査員の首筋に抜き身のナイフを添えた。
宗介「動くな。」
審査員「ひぃっ!?」
宗介「声をあげず、顔はそのままで、ゆっくりと後ろに下がるんだ。」
審査員を個室に誘導すると、宗介は審査員に手錠をし、アイマスクをつけ、ガムテープで口を塞いだ。その動作は一切の無駄がなく手馴れた手口である。
審査員「ん゛ー!ん゛ー?!」
宗介「安心しろ、殺しはしない。俺はあんたと交渉しに来ただけだ。」
審査員「ん゛ー?!」
宗介は音も無く審査員の背後に忍び寄ると、審査員の首筋に抜き身のナイフを添えた。
宗介「動くな。」
審査員「ひぃっ!?」
宗介「声をあげず、顔はそのままで、ゆっくりと後ろに下がるんだ。」
審査員を個室に誘導すると、宗介は審査員に手錠をし、アイマスクをつけ、ガムテープで口を塞いだ。その動作は一切の無駄がなく手馴れた手口である。
審査員「ん゛ー!ん゛ー?!」
宗介「安心しろ、殺しはしない。俺はあんたと交渉しに来ただけだ。」
審査員「ん゛ー?!」
宗介「なに簡単なことだ。今人気の『新刊少女』のひかりを、今回のオーディションで落とすだけだ。あとは普通に審査してくれればいい。どうだ、簡単だろう?」
審査員「ん゛ー!」コクコク
宗介「よし、交渉は成立だ。ただ、もし貴様が気の迷いを起こし、俺との交渉を反故にした場合は…どうしようか。ああ、そうだ、お前には確か妊娠中の嫁がいたな。」
「嫁」という言葉が出た瞬間、審査員は今までで一番の反応を示した。
審査員「!」
審査員「ん゛ー!」コクコク
宗介「よし、交渉は成立だ。ただ、もし貴様が気の迷いを起こし、俺との交渉を反故にした場合は…どうしようか。ああ、そうだ、お前には確か妊娠中の嫁がいたな。」
「嫁」という言葉が出た瞬間、審査員は今までで一番の反応を示した。
審査員「!」
宗介「確か、先月から育児休暇を取っており、今の時間帯は自宅で安静にしているはずだな。」
審査員は顔面を蒼白にしブルブルと震えている。
宗介「そういえば、あそこは最近強盗事件が多発している地域だったな。もし、今こうしている間に自宅が襲われでもしたら…。ああ、すまん、話が逸れたな。さて、保護にされたらどうしようか?」
宗介は審査員のガムテープを剥がす。
審査員「わかった!ひかりを落とす!だから、だから嫁にだけには…手を出さないでくれぇ…!」
審査員はそう言うとしくしくと泣き出してしまった。
宗介「その言葉が聞きたかった。」
テッテレーテレテレッテレー
パーフェクトコミュニケーション
宗介「(よし。)」グッ
審査員は顔面を蒼白にしブルブルと震えている。
宗介「そういえば、あそこは最近強盗事件が多発している地域だったな。もし、今こうしている間に自宅が襲われでもしたら…。ああ、すまん、話が逸れたな。さて、保護にされたらどうしようか?」
宗介は審査員のガムテープを剥がす。
審査員「わかった!ひかりを落とす!だから、だから嫁にだけには…手を出さないでくれぇ…!」
審査員はそう言うとしくしくと泣き出してしまった。
宗介「その言葉が聞きたかった。」
テッテレーテレテレッテレー
パーフェクトコミュニケーション
宗介「(よし。)」グッ
審査員の!で何故かメタルギアソリッドの敵に見つかった音が再生された俺
―控え室―
雪歩「あ、お、おかえりなさいプロデューサー。」
宗介の姿を見た雪歩は表情を柔らかくして宗介に近寄る。
宗介「どうだ、準備は出来たか?」
雪歩「はい、大丈夫です!」
宗介「そうか。普段通りにやればうまくいくだろう。緊張せずに臨むんだ。」
雪歩「はい、わかりました!」
控え室のドアが開き、スタッフからオーディションの開始が告げられた。
宗介「よし、行って来い!」
雪歩「あ、お、おかえりなさいプロデューサー。」
宗介の姿を見た雪歩は表情を柔らかくして宗介に近寄る。
宗介「どうだ、準備は出来たか?」
雪歩「はい、大丈夫です!」
宗介「そうか。普段通りにやればうまくいくだろう。緊張せずに臨むんだ。」
雪歩「はい、わかりました!」
控え室のドアが開き、スタッフからオーディションの開始が告げられた。
宗介「よし、行って来い!」
―オーディション終了後―
雪歩「プロデューサー!オーディション受かりましたー!」
走ってくるなり雪歩は宗介に報告をした。その表情は今日一番の輝きである。それにつられてか宗介も柔らかな笑を浮かべている。
宗介「それは何よりだ。」
雪歩「私みたいなちんちくりんがドラマの主演になれるなんて夢にも思ってませんでした…これはプロデューサーのおかげですぅ!」
宗介「何をいっている?俺は何もしていない。これは雪歩の実力で掴んだ結果だ。(確かマニュアルだとここで頭を撫でてやれば良いと書いてあったな…よし。)」
宗介は雪歩に近づき、頭を撫でた。雪歩は一瞬びくりと体を震わせたが、それ以降は顔を真っ赤にしながらもおとなしく撫でられていた。
雪歩「プロデューサー!オーディション受かりましたー!」
走ってくるなり雪歩は宗介に報告をした。その表情は今日一番の輝きである。それにつられてか宗介も柔らかな笑を浮かべている。
宗介「それは何よりだ。」
雪歩「私みたいなちんちくりんがドラマの主演になれるなんて夢にも思ってませんでした…これはプロデューサーのおかげですぅ!」
宗介「何をいっている?俺は何もしていない。これは雪歩の実力で掴んだ結果だ。(確かマニュアルだとここで頭を撫でてやれば良いと書いてあったな…よし。)」
宗介は雪歩に近づき、頭を撫でた。雪歩は一瞬びくりと体を震わせたが、それ以降は顔を真っ赤にしながらもおとなしく撫でられていた。
宗介「(もうそろそろ手を離すか…)よし、それでは事務所へ帰投して音無殿と秋月殿に報告をしよう。」
雪歩「は、はいぃ…」プシュー
宗介「?どうした、顔が真っ赤だぞ。熱でもあるのか?」
顔を近づけようとする宗介だったが、雪歩は慌てて手を顔の前に出してそれを防いだ。
雪歩「だ、だだだ大丈夫ですぅ!早く事務所に戻りましょう?!」
宗介「?そうか。ならいいが…(しまった、頭を撫でるのは失敗だったか?これではバッドコミュニケーションに…!)」
テッテレーテレテレッテレー
パーフェクトコミュニケーション
宗介「(マニュアル…やはり本物だったか…!!)」
雪歩「は、はいぃ…」プシュー
宗介「?どうした、顔が真っ赤だぞ。熱でもあるのか?」
顔を近づけようとする宗介だったが、雪歩は慌てて手を顔の前に出してそれを防いだ。
雪歩「だ、だだだ大丈夫ですぅ!早く事務所に戻りましょう?!」
宗介「?そうか。ならいいが…(しまった、頭を撫でるのは失敗だったか?これではバッドコミュニケーションに…!)」
テッテレーテレテレッテレー
パーフェクトコミュニケーション
宗介「(マニュアル…やはり本物だったか…!!)」
>>88
かなめの場合は攻略本無いからな
かなめの場合は攻略本無いからな
宗介は翌日から、支給されたプロデュースマニュアルと、権力者たちの表に出るとまずい情報を駆使し、今まででは考えられないほどの量の仕事とオーディションの合格をアイドルたちに提供した。
アイドルたちは、表向きは敏腕プロデューサーの宗介の頑張りに答えようと、与えられた仕事にひたむきに取り組んだ。もともとの実力があった彼女たちは世間に出るきっかけを得ると、瞬く間に世間に認知され始めていった。
アイドルたちは、表向きは敏腕プロデューサーの宗介の頑張りに答えようと、与えられた仕事にひたむきに取り組んだ。もともとの実力があった彼女たちは世間に出るきっかけを得ると、瞬く間に世間に認知され始めていった。
2週間後 ―765プロ―
宗介「みんな、集まってくれ!」
宗介が一声かけると竜宮小町を除いたアイドルたちが宗介のもとに集まった。
この2週間の内にアイドルたちは宗介に対して絶大なる信頼をおくようになっていた。
春香「どうしたんですか、プロデューサーさん?」
宗介「今日はお前たちにいい報告がある。」
「いい報告」という言葉に彼女たちは瞳を輝かせ宗介の言葉を待つ。
宗介「3日後に行われるロック・フェスティバル、通称『夏フェス』とやらに我々765プロが参加することが急遽決まった。」
宗介「みんな、集まってくれ!」
宗介が一声かけると竜宮小町を除いたアイドルたちが宗介のもとに集まった。
この2週間の内にアイドルたちは宗介に対して絶大なる信頼をおくようになっていた。
春香「どうしたんですか、プロデューサーさん?」
宗介「今日はお前たちにいい報告がある。」
「いい報告」という言葉に彼女たちは瞳を輝かせ宗介の言葉を待つ。
宗介「3日後に行われるロック・フェスティバル、通称『夏フェス』とやらに我々765プロが参加することが急遽決まった。」
宗介の「いい報告」を聞いた彼女たちは、数秒の間をおいて騒ぎ始めた。
真「な、夏フェスってあの夏フェスですか?!」
真が興奮した様子で宗介に尋ねる。宗介は冷静に答えを返す。
宗介「『あの』と言われてもわからないが、夏フェスというものに出ることは間違いない。」
千早「も、もちろん歌えるんですよね?」
宗介「ああ。だが、歌えるのは全員で一曲だけだ。そこで、何を歌いたいかお前たちに聞きたいのだが…」
やよい「あの、その前にちょっと訊いてもいいですか?」
宗介「なんだ?言ってみろ。」
真「な、夏フェスってあの夏フェスですか?!」
真が興奮した様子で宗介に尋ねる。宗介は冷静に答えを返す。
宗介「『あの』と言われてもわからないが、夏フェスというものに出ることは間違いない。」
千早「も、もちろん歌えるんですよね?」
宗介「ああ。だが、歌えるのは全員で一曲だけだ。そこで、何を歌いたいかお前たちに聞きたいのだが…」
やよい「あの、その前にちょっと訊いてもいいですか?」
宗介「なんだ?言ってみろ。」
やよい「なんで急に私たちが参加できるようになったんですか?」
騒いでいた彼女たちだったが、やよいの疑問に同調したのか問いに対する宗介の回答に耳を傾けることにした。
宗介「…音無殿から聞いた話だと、参加予定のグループがなんらかのことが原因で解散してしまったようだ。そのため1グループ分の空きができたから、今勢いのある765プロにオファーが来た。という理由だそうだ。」
やよい「なるほど納得ですー!」
雪歩「あの、竜宮小町じゃなくて私たちでいいんですか?」
宗介「ああ、ちょうどライブの日とブッキングしてしまっているからな。だが、これは竜宮小町を出し抜くチャンスでもあることは確かだ。」
騒いでいた彼女たちだったが、やよいの疑問に同調したのか問いに対する宗介の回答に耳を傾けることにした。
宗介「…音無殿から聞いた話だと、参加予定のグループがなんらかのことが原因で解散してしまったようだ。そのため1グループ分の空きができたから、今勢いのある765プロにオファーが来た。という理由だそうだ。」
やよい「なるほど納得ですー!」
雪歩「あの、竜宮小町じゃなくて私たちでいいんですか?」
宗介「ああ、ちょうどライブの日とブッキングしてしまっているからな。だが、これは竜宮小町を出し抜くチャンスでもあることは確かだ。」
宗介「…他に何か質問がある者はいるか?」
宗介の問いかけにアイドルたちは首を横に振る。
宗介「よし、質問がないようなら今からみんなで早急に歌う曲を決めてくれ。ただし、仕事が入っている者は仕事に遅れないように行動しろ。解散!」
宗介が手を叩くとアイドルたちは曲決め作業に没頭した。宗介はその様子を見つつ、何かに思案を巡らせていた。
宗介「(確かにオファーが急すぎるな。理由としては納得できるが、なにか嫌な胸騒ぎがする…念のためミスリルに情報を回してもらうか。)」
宗介の問いかけにアイドルたちは首を横に振る。
宗介「よし、質問がないようなら今からみんなで早急に歌う曲を決めてくれ。ただし、仕事が入っている者は仕事に遅れないように行動しろ。解散!」
宗介が手を叩くとアイドルたちは曲決め作業に没頭した。宗介はその様子を見つつ、何かに思案を巡らせていた。
宗介「(確かにオファーが急すぎるな。理由としては納得できるが、なにか嫌な胸騒ぎがする…念のためミスリルに情報を回してもらうか。)」
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