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元スレ絢辻「棚町さんは名前で呼ぶのにあたしは詞って呼んでくれないのね」
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橘「それは……」
絢辻「あたしのこと、嫌い?」
橘「そういうわけじゃないけど……絢辻さんだって僕のことを名前で呼んだりしないじゃないか」
絢辻「あなたが詞って呼んでくれるなら、あたしもあなたのことを純一って呼ぶ」
橘「さ、さすがにそれはまずいって……」
絢辻「別にいつも名前で呼べって言ってるわけじゃないのよ?」
橘「じゃあどういうこと?」
絢辻「ふたりでいるときくらい、あなたのことをもっと近くに感じたいの」
絢辻「あたしのこと、嫌い?」
橘「そういうわけじゃないけど……絢辻さんだって僕のことを名前で呼んだりしないじゃないか」
絢辻「あなたが詞って呼んでくれるなら、あたしもあなたのことを純一って呼ぶ」
橘「さ、さすがにそれはまずいって……」
絢辻「別にいつも名前で呼べって言ってるわけじゃないのよ?」
橘「じゃあどういうこと?」
絢辻「ふたりでいるときくらい、あなたのことをもっと近くに感じたいの」
絢辻「ねぇ……ダメ?」
橘「僕は絢辻さんみたいに要領がよくないから、きっとボロが出ちゃうよ」
絢辻「それはそのとき対処すればいいのよ」
橘「で、でも……うわっ?」
ギュッ……
絢辻「お願い、純一。ふたりきりのときだけでも、恋人らしくして」
橘「……わかったよ、詞」
絢辻「ふふ、ありがと。純一のそういう優しいところ、好きよ。愛してる」
橘「僕も詞のこと、好きだよ……」
橘「僕は絢辻さんみたいに要領がよくないから、きっとボロが出ちゃうよ」
絢辻「それはそのとき対処すればいいのよ」
橘「で、でも……うわっ?」
ギュッ……
絢辻「お願い、純一。ふたりきりのときだけでも、恋人らしくして」
橘「……わかったよ、詞」
絢辻「ふふ、ありがと。純一のそういう優しいところ、好きよ。愛してる」
橘「僕も詞のこと、好きだよ……」
絢辻さんの名前おもいだそうとしたら
ひたぎ
って出てきて納得しかけたでござる
ひたぎ
って出てきて納得しかけたでござる
放課後
棚町「じゅーんいち! 今日も一緒に帰ろっ」
橘「うん。今日はどこか寄ってくか?」
棚町「あたしはアンタと一緒だったらどこでもいいわよ」
橘「お前、昨日もそう言って僕に行き先を決めさせて、結局文句言ってたじゃないか」
棚町「だってカップルで神社行ったってしょうがないでしょ。正月でもないんだから」
橘「まわりの目を気にしないでいい貴重な場所なんだぞ」
棚町「そういう下心が丸見えなとこもイヤだったのよ」
橘「とか言いながら、あんな激し――痛っ!」
棚町「バ、バカ! 教室でなに言ってんのよ!」
橘(今さら気にすることか……?)
棚町「じゅーんいち! 今日も一緒に帰ろっ」
橘「うん。今日はどこか寄ってくか?」
棚町「あたしはアンタと一緒だったらどこでもいいわよ」
橘「お前、昨日もそう言って僕に行き先を決めさせて、結局文句言ってたじゃないか」
棚町「だってカップルで神社行ったってしょうがないでしょ。正月でもないんだから」
橘「まわりの目を気にしないでいい貴重な場所なんだぞ」
棚町「そういう下心が丸見えなとこもイヤだったのよ」
橘「とか言いながら、あんな激し――痛っ!」
棚町「バ、バカ! 教室でなに言ってんのよ!」
橘(今さら気にすることか……?)
>>6のパンツが俺のパンツと駆け落ちした
橘「わかったよ。じゃあ今日は丘の上公園でいいな」
棚町「ん、オッケー。アンタも結構良いチョイスできるじゃない」
橘「ゲーセンやビリヤード場がいやだって言うから、毎回悩んでるんだぞ」
棚町「たまにはゲーセンとかもいいけど、やっぱり付き合ってるんだしもっと雰囲気のあるとこに行きたいのよ」
橘「それを毎回考えさせられる僕の身にもなってくれ……」
棚町「わかったわよ。じゃあ明日はあたしが考えたげる」
橘「期待してるよ。さて、そろそろ出るか」
棚町「うん。あ、じゃあねー絢辻さん」
橘「絢辻さん、また明日」
絢辻「バイバイ、ふたりとも」
絢辻「……今は貸しといてあげるわ」ボソッ
棚町「ん、オッケー。アンタも結構良いチョイスできるじゃない」
橘「ゲーセンやビリヤード場がいやだって言うから、毎回悩んでるんだぞ」
棚町「たまにはゲーセンとかもいいけど、やっぱり付き合ってるんだしもっと雰囲気のあるとこに行きたいのよ」
橘「それを毎回考えさせられる僕の身にもなってくれ……」
棚町「わかったわよ。じゃあ明日はあたしが考えたげる」
橘「期待してるよ。さて、そろそろ出るか」
棚町「うん。あ、じゃあねー絢辻さん」
橘「絢辻さん、また明日」
絢辻「バイバイ、ふたりとも」
絢辻「……今は貸しといてあげるわ」ボソッ
丘の上公園
橘「いつ見てもいい景色だな」
棚町「そうね。とりあえずベンチ座んない?」
橘「座ると余計寒く感じるのが辛い……」
棚町「だったらあたしが暖めてあげるわよ」
橘「え!? 薫、それって……」
棚町「は!? ちょっと、なに変な勘違いしてんのよ! ただくっつくだけだっての!」
橘「は、はは……そりゃそうだよな」
棚町「ったく、アンタってやつは……どんだけピンクの頭してんのよ。公園で変なことできるわけないでしょ」
橘「いつ見てもいい景色だな」
棚町「そうね。とりあえずベンチ座んない?」
橘「座ると余計寒く感じるのが辛い……」
棚町「だったらあたしが暖めてあげるわよ」
橘「え!? 薫、それって……」
棚町「は!? ちょっと、なに変な勘違いしてんのよ! ただくっつくだけだっての!」
橘「は、はは……そりゃそうだよな」
棚町「ったく、アンタってやつは……どんだけピンクの頭してんのよ。公園で変なことできるわけないでしょ」
棚町「純一、あったかい?」
橘「あったかいけど、まだ足りないかな」
棚町「じゃあもっと密着しよっか」
橘「それもいいけど……薫、僕の膝の上に座れよ」
棚町「一気にレベル上がったわね。まあそれくらいいいけどさ」スクッ
橘「おいおい、なに後ろ向いてるんだ」
棚町「は?」
橘「向かい合わないと意味ないだろ」
棚町「向かい合うって……ココ、公園ってわかってる? 誰かに見られるかも知れないのよ」
橘「学校でキスしてた僕たちには些細な問題じゃないか」
棚町「昔の話でしょ。アンタは少し恥じらいってものを覚えなさいよ……」
橘「いいから、どっちなんだ? 座るのか? 座らないのか?」
棚町「……座る」
橘「あったかいけど、まだ足りないかな」
棚町「じゃあもっと密着しよっか」
橘「それもいいけど……薫、僕の膝の上に座れよ」
棚町「一気にレベル上がったわね。まあそれくらいいいけどさ」スクッ
橘「おいおい、なに後ろ向いてるんだ」
棚町「は?」
橘「向かい合わないと意味ないだろ」
棚町「向かい合うって……ココ、公園ってわかってる? 誰かに見られるかも知れないのよ」
橘「学校でキスしてた僕たちには些細な問題じゃないか」
棚町「昔の話でしょ。アンタは少し恥じらいってものを覚えなさいよ……」
橘「いいから、どっちなんだ? 座るのか? 座らないのか?」
棚町「……座る」
棚町「やっぱり恥ずかしいわね……後ろからパンツ見えてないかしら」
橘「大丈夫だよ。僕の手で隠しておくから」
棚町「ひゃっ!? ど、どさくさに紛れてお尻触んないでよ!」
橘「いいだろ、これくらい。それよりも薫、もっと僕に体を預けてくれよ。暖まらないじゃないか」
棚町「注文が多いわね、もう……」
ムギュ……
橘(ああ、暖かくて心地良いなぁ……)
棚町「なにマヌケ面してんのよ」
橘「薫の体は最高だなぁって思って」
棚町「や、やらしい言い方するんじゃないわよ、バカ……!」
橘「大丈夫だよ。僕の手で隠しておくから」
棚町「ひゃっ!? ど、どさくさに紛れてお尻触んないでよ!」
橘「いいだろ、これくらい。それよりも薫、もっと僕に体を預けてくれよ。暖まらないじゃないか」
棚町「注文が多いわね、もう……」
ムギュ……
橘(ああ、暖かくて心地良いなぁ……)
棚町「なにマヌケ面してんのよ」
橘「薫の体は最高だなぁって思って」
棚町「や、やらしい言い方するんじゃないわよ、バカ……!」
橘「なぁ、薫」
棚町「ん?」
橘「せっかく向い合ってるんだし、キスしないか?」
棚町「……アンタ、最初からそれを狙ってたんでしょ?」
橘「実を言うとね」
棚町「バレバレなのよ、変態」
橘「でも気づいてるのに座ってきたってことは、薫もキスしたかったんだろ?」
棚町「わかりきってること聞かないでよね……ちゅっ」
棚町「ん?」
橘「せっかく向い合ってるんだし、キスしないか?」
棚町「……アンタ、最初からそれを狙ってたんでしょ?」
橘「実を言うとね」
棚町「バレバレなのよ、変態」
橘「でも気づいてるのに座ってきたってことは、薫もキスしたかったんだろ?」
棚町「わかりきってること聞かないでよね……ちゅっ」
棚町「……最近さ、アンタとキスすることばっか考えてるの」
橘「僕もだよ。いつも薫とキスしたいって思ってる」
棚町「ホント? あたしなんて授業中もアンタのことしか考えてないのよ。そのせいで授業に集中できなくて」
橘「授業に集中してないのは昔からだろ」
棚町「あはは、そういえばそうね。でも前とはその理由が違うのよ。アンタといちゃついて、ハグして、キスしたいってずっと思ってるの」
橘「お前の後ろ姿からはそんなこと考えてるなんて想像もつかないよ」
棚町「アンタの後ろの席に座ってる恵子が羨ましいわ……席替わってくれないかしら」
橘「もし薫が僕の後ろの席だったら、授業中もキスをねだってきそうだな」
棚町「……そしたらキスしてくれる?」
橘「それは……どうだろうね」
棚町「もーイジワル。現在進行形であたしにこんな恥ずかしいことやらせてるくせに」
橘(さすがに授業中にキスは、絢辻さんが怖くてできないよ……)
橘「僕もだよ。いつも薫とキスしたいって思ってる」
棚町「ホント? あたしなんて授業中もアンタのことしか考えてないのよ。そのせいで授業に集中できなくて」
橘「授業に集中してないのは昔からだろ」
棚町「あはは、そういえばそうね。でも前とはその理由が違うのよ。アンタといちゃついて、ハグして、キスしたいってずっと思ってるの」
橘「お前の後ろ姿からはそんなこと考えてるなんて想像もつかないよ」
棚町「アンタの後ろの席に座ってる恵子が羨ましいわ……席替わってくれないかしら」
橘「もし薫が僕の後ろの席だったら、授業中もキスをねだってきそうだな」
棚町「……そしたらキスしてくれる?」
橘「それは……どうだろうね」
棚町「もーイジワル。現在進行形であたしにこんな恥ずかしいことやらせてるくせに」
橘(さすがに授業中にキスは、絢辻さんが怖くてできないよ……)
橘「そろそろ帰ろうか」
棚町「えーもう帰るの? もう少し一緒にいようよぉ」
橘「本格的に冷えてきたし、お前だってさっきから震えっぱなしじゃないか」
棚町「そうだけどさぁ……あ、じゃあアンタんち連れてってよ! それなら暖房もあるし」
橘「ぼ、僕の家? それはちょっと……美也がもう帰ってきてるだろうから」
棚町「まだ家族の目を気にしてんのー? どうせいつかはバレるんだから、別にいいじゃない」
橘「だとしても、いきなりは困るよ」
棚町「ぶぅ……」
橘「今度、ちゃんと紹介するからさ。今日は普通に帰ろう。な?」
棚町「……わかったわよ。そのかわり、手つないでウチまで送ってね」
橘「お安い御用だよ」
棚町「えーもう帰るの? もう少し一緒にいようよぉ」
橘「本格的に冷えてきたし、お前だってさっきから震えっぱなしじゃないか」
棚町「そうだけどさぁ……あ、じゃあアンタんち連れてってよ! それなら暖房もあるし」
橘「ぼ、僕の家? それはちょっと……美也がもう帰ってきてるだろうから」
棚町「まだ家族の目を気にしてんのー? どうせいつかはバレるんだから、別にいいじゃない」
橘「だとしても、いきなりは困るよ」
棚町「ぶぅ……」
橘「今度、ちゃんと紹介するからさ。今日は普通に帰ろう。な?」
棚町「……わかったわよ。そのかわり、手つないでウチまで送ってね」
橘「お安い御用だよ」
橘(はぁ……薫、可愛かったなぁ)
橘(付き合いはじめてからどんどん可愛くなる……僕だけにしか、薫はそういう姿を見せないんだよな)
橘(なのに僕は、薫を……)
絢辻「どうしたの? 考え事?」
橘「あ、ごめん。ボーッとしてた」
絢辻「……棚町さんのこと考えてたんでしょ」
橘「え……い、いや、そんなことは……」
絢辻「嘘つかないでいいわよ。さっきまでデートしてたんだもの、当然だわ。だけど……」
ギュッ……
絢辻「今は……あたしだけを見てほしいな」
橘(付き合いはじめてからどんどん可愛くなる……僕だけにしか、薫はそういう姿を見せないんだよな)
橘(なのに僕は、薫を……)
絢辻「どうしたの? 考え事?」
橘「あ、ごめん。ボーッとしてた」
絢辻「……棚町さんのこと考えてたんでしょ」
橘「え……い、いや、そんなことは……」
絢辻「嘘つかないでいいわよ。さっきまでデートしてたんだもの、当然だわ。だけど……」
ギュッ……
絢辻「今は……あたしだけを見てほしいな」
>>38
二人は幸せなキスをして終了
二人は幸せなキスをして終了
絢辻「今日は棚町さんとどんなことしたの?」
橘「えっと……薫を膝の上に乗せて、キスしたり……」
絢辻「ふぅん……こんな感じ?」ノシッ
橘「うわ……む、胸が……」
絢辻「胸がどうかした?」
橘「そ、その……当たってる、というか」
絢辻「イヤ……?」
橘「い、いえ! 決してそんなことは……!」
絢辻「よかった。じゃあもっと……♪」
ムギューッ
橘「お、おおう……っ!」
橘「えっと……薫を膝の上に乗せて、キスしたり……」
絢辻「ふぅん……こんな感じ?」ノシッ
橘「うわ……む、胸が……」
絢辻「胸がどうかした?」
橘「そ、その……当たってる、というか」
絢辻「イヤ……?」
橘「い、いえ! 決してそんなことは……!」
絢辻「よかった。じゃあもっと……♪」
ムギューッ
橘「お、おおう……っ!」
橘「絢辻さん、今日はやけに積極的だね」
絢辻「詞……」
橘「え?」
絢辻「ふたりきりなんだから、詞って呼んで」
橘「あ、そうだったね……詞」
絢辻「なぁに? 純一」
橘「ううん。ただ今日の詞はすごい積極的だと思って」
絢辻「だって……純一が棚町さんとデートしてたことを考えると、妬けちゃうの」
橘「今はこうして詞といるじゃないか」
絢辻「それでも、ね……あたしは純一を独占したいから」
絢辻「詞……」
橘「え?」
絢辻「ふたりきりなんだから、詞って呼んで」
橘「あ、そうだったね……詞」
絢辻「なぁに? 純一」
橘「ううん。ただ今日の詞はすごい積極的だと思って」
絢辻「だって……純一が棚町さんとデートしてたことを考えると、妬けちゃうの」
橘「今はこうして詞といるじゃないか」
絢辻「それでも、ね……あたしは純一を独占したいから」
と思ったら絢辻彼女公認で棚町薫を道化として遊んでるのか
予想の斜め上を行くぞこの展開は…
予想の斜め上を行くぞこの展開は…
絢辻さん公認・・・
ひょっとして薫と付き合ってるのも絢辻さんの指示だったりして
ひょっとして薫と付き合ってるのも絢辻さんの指示だったりして
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