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    元スレQB「ぼくと契約して、格闘少女になってよッッッ」

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    タグ : - バキ + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    52 :

    ワルプルギスがムエタイって噛ませじゃないですか。

    54 = 1 :

    大会三日前、病室にて──

    上条「うわっ、なんだ君は!?」

    QB「君、手が動かなくてヒマなんだろう? ぼくと契約して、アナウンサーになってよ!」

    上条「………」



    上条(あの時、自暴自棄になったぼくは、さやかにひどいことをいってしまった……。
       せめてこうやって、アナウンサーとして再起している姿を見せたい。
       きっと客席のどこかにいるだろうから……)

    上条『お待たせいたしましたッッッ ただいまより第一試合を開始いたしますッッッ
       青龍の方角! ワルプルギスの夜ッッッ』

    ズンッ!

    「でけェ~ッッッ」「つーか、学校より全然デカイじゃん」「敷地に入りきれてないわ」

    「なんで逆立ちしてんの?」「カポエイラだからだろ」「カポエイラ逆立ちしねェよ」

    上条『白虎の方角! 鹿目まどかッッッ
       なんと、白とピンクの可愛い衣装に身を包んでの登場だッッッ』

    「小さいしカワイイ~」「頑張れッッッ」「いや絶対勝てないだろ」

    「死ぬなよッッッ」「よっ、魔法少女!」「オイオイ、逃げた方がいいって!」

    55 = 1 :

    QB(まどか……。いくら君でも、ワルプルギスの夜には勝てないだろう。
       いきなり当たるなんてクジ運が悪すぎるよ)

    マミ「この戦い、私が紅茶を飲み干す前に決まってしまいそうね」ゴクゴク

    杏子「キュゥべえ、あいつがお前のいってた理想の格闘少女ってやつだろ?
       とはいえデビュー戦の相手がアレじゃなぁ……」

    QB「うん、いくらまどかに才能があるといっても、荷が重すぎる相手だ。
       すぐ終わってしまうだろう」

    ほむら「そうね。この勝負、すぐ終わるわ」

    ほむら「勝つのは──」

    ほむら「まどかよ」

    マミ&杏子&QB「!?」

    57 :

    露骨にマミさんがまみりそうなくみあわせじゃないですかぁ!!

    58 = 1 :

    使い魔「武器の使用以外、全てを認めます!」

    使い魔「開始(はじ)めいッッッ」

    ワルプルギス「キャハハハハハハッッッ」

    まどか「お手柔らかに」ペコッ

    ワルプルギス「……子供の頃からずっといわれてたんだ。全力を出すなってな。
           今日生まれて初めて──全力を出すッッッ」

    まどか(しゃべれるんだ……)

    ズドンッッッ!!!

    上条『ワルプルギス、巨体で鹿目まどかを押し潰したァ~~~~~ッッッ
       もはやカポエイラでもなんでもないが、早くも決着かァッッッ!?』

    詢子「まどかッッッ」

    知久「いや大丈夫だよ、ママ」

    タツヤ「邪ッッッ 邪ッッッ 邪ッッッ」

    59 = 1 :

    鹿目まどかの実父である鹿目知久は、こう述懐している。

    「えぇ……あの時、娘と対戦相手の大きい選手が向き合った瞬間──
     正直申しまして私、娘より相手の心配をしてしまいましてね」
     
    「父親失格ですかね……ハハ」

    「なので娘が潰されてしまった時も大丈夫だという予感があったんです」

    「いや……予感よりも確かなものでしたね」

    「ですから、直後に起こったことについても、さほど驚きはありませんでした」

    60 = 57 :

    なんてスレに迷い込んでしまったんだ…

    61 :

    まどかタイタス出てきたぁー?

    62 = 1 :

    上条『お~~~ッと! 生きていたッッッ
       鹿目まどか、なんとほとんどダメージを受けていないッッッ
       さすが魔法少女、いったいどんな魔法を使用(つか)ったのかッッッ』

    まどか「攻撃がテレフォン(※)になってたから、急所を外しただけだよ」

    ※予備動作が大きく読みやすい攻撃のこと

    上条『急所どころか全身を潰されていたような気もいたしますが──
       とにかく無事なようですッッッ』

    ワルプルギス「~~~~~ッッッ」

    まどか「じゃあ今度はこっちの番だね」

    ギリッ…

    上条『この大きく弓を引くような構えは──』

    上条『アントニオ猪木も得意とした、ナックルアローだッッッ』

    63 = 1 :

    ズドンッ!

    ワルプルギス「キャハハァ……ぶおぇっ!」ゲロッ

    ドズゥゥ……ン

    使い魔「しょっ……勝負ありッッッ」

    上条『な、な、な、なんとォ~~~ワルプルギスの夜、一撃で轟沈ッッッ
       ナックルアローの一撃で沈んでしまいましたッッッ』

    上条『我々は今、魔法を目撃しましたッッッ
       これが素手の魔法だッッ これが素手の魔法少女だッッッ』

    まどか「やったぁ!」

    ワルプルギス「なんか……キモチいいや……」ガクッ

    マミ「いい勝ち方だわ。あの子、華を持ってるわね」
    杏子「スッ……スゲェッッッ」ブルッ
    QB「まどか、君の力がここまでだったとは……ッッ」

    ほむら(すばらしい一撃だったわ……まどか)

    64 = 33 :

    リザーバーに期待してる

    65 = 1 :

    上条『青龍の方角! 巴マミッッッ』
      『白虎の方角! シャルロッテッッッ』

    上条『おお~~~っと、シャルロッテ、ヤシの実を持参しているぞ?』

    シャルロッテ「ガブッ メリッ ムシャッ」

    上条『なんと噛みつきでヤシの実を穴だらけにしてしまいましたッッッ
       これは対戦相手を穴だらけにする、というデモンストレーションか!?』

    QB「あの固く複雑な繊維が密集したヤシの実を……ッッ」
    まどか「……すごい咬合力だね」

    マミ「抵抗しないヤシの実を穴だらけにする──いじめられっ子の発想ね」ザッ

    使い魔「開始(はじ)めいッッッ」

    シャルロッテ「クアアアッッッ」グワッ
    マミ「!?」

    ガブッ!

    上条『マミったァ~~~~~~~~~~ッッッッッ
       巴マミ、首を噛まれたッッッ またしても短期決着かァッッッ』

    66 = 1 :

    仁美「あぁ……」クラッ ドサッ

    使い魔「しょ、勝負あ──」
    マミ「勝手に終わらせないでくれる?」

    シャルロッテ「!?」

    マミ「残念だけど、この程度の牙じゃ私の頸動脈まではとてもとても……」

    シャルロッテ「~~~~~ッッッ」

    マミ「あなたはつまらないわ。ティロ・フィナーレ!」

    ドゴッ!!

    使い魔「勝負ありッッッ」

    上条『これはすごい! またしてもパンチ一発で決着ゥッッッ』

    マミ「………」ギロッ

    上条『しっ、失礼いたしましたァ! ティロ・フィナーレ一発で決着です!』

    マミ「………」ニコッ

    使い魔「うわ、すげェ。陥没してるよ……。おい、タンカ持ってこい!」

    68 = 1 :

    上条『一回戦第三試合、暁美ほむらVSエルザマリアッッッ
       しかしエルザマリア選手、試合場になかなか出てきませんッッッ』

    ほむら「わざと遅れてじらす作戦かしら……姑息ね」

    使い魔「あの~……ゴニョゴニョ」
    QB「えぇっ! エルザマリアが控え室で背骨を砕かれて折りたたまれてた!?
       わけがわからないよッッッ」

    ザッ!

    ???「あんたの相手はこのあたしよ!」

    ほむら「あなたは……!」

    上条『な、なんで君がこんなところに!?』

    上条『失礼いたしました……! 朱雀の方角から美樹さやかが登場だッッッ』
      (君は客席にいるんじゃなかったのか!?)

    さやか「キュゥべえ。この大会は地上最強を決める大会のハズだよね……。
        だったらついさっき控え室で正選手を倒した私に、出場権は移るんじゃない?」

    QB「………」

    69 = 50 :

    魚類だけにさば折りか

    70 = 1 :

    控え室──

    使い魔「しっかりしろッッッ 何があったンだッッッ」

    エルザマリア「に、に……ん……ぎょ……」ガクッ

    使い魔「タ、タンカだ! タンカを早くっ!」

    再び試合場──

    QB「君の要求、受け入れよう」

    ワアアアアアアアッ!

    上条『最大トーナメント最高責任者、キュゥべえ氏のOKが出ました!
       第三試合は、暁美ほむらVS美樹さやか、となりましたッッッ』
      (おいおいさやか、大丈夫なのか……?)

    ほむら「美樹さやか……。あなたが格闘少女になっていたのは知っていた。
        ずいぶん強くなったようね。
        でも二週間やそこらの鍛錬で私に勝てると思っているなら、考えが甘すぎよ」

    さやか「ふん、こっちにだってあんたを倒すための奥の手くらいあるよ。
        一ヶ月前にぶっ飛ばされた借りを今日こそ返す!」

    72 = 1 :

    使い魔「開始(はじ)めいッッッ」

    さやか「ええいっ!」

    ドガッ!

    上条『オープニングヒットッッッ 美樹さやかの右ストレートが命中ゥ!』

    ほむら「前の件があるからわざともらってあげたけど、やはりこんなものね。
        こんな突きじゃ、普通人なら倒せても、私は到底倒せないわよ」

    さやか「相変わらずイヤミなヤツだね。だったら、これならどうッッッ」

    ザシュッ!

    ほむら「!」

    上条『おおっと、鋭い手刀ッッ 暁美ほむらの頬が切れた!』

    さやか「どう、あたしの斬撃拳の味は? 剣よりも鋭いんだから!」

    ほむら「………」

    さやか(これで、アイツは腰が引けるハズ! 一気に攻めるッッッ)ダッ

    ドゴッ!

    73 = 1 :

    上条『カウンター気味のミドルキックが、さやかの脇腹に入ったァッッッ』

    さやか「ぐぅ……ッ」ガクッ

    ほむら「切れ味は鋭いけど、軌道が単純だわ。やはり、あなたはまだ鍛錬不足よ。
        今すぐ棄権しなさい」

    QB「う~ん、さやかの上達ぶりは素晴らしいけど、さすがに修業を始めるのが
       遅すぎたね」

    まどか「さやかちゃん……ほむらちゃん……!」

    QB(しかし……さやかが魔女エルザマリアを倒したんだとしたら……
       彼女の実力はこんなものではないハズ……)

    さやか「あ~あ、やっぱりこのままじゃ勝てないか」

    ほむら「?」

    さやか「あんた、興奮時に分泌される出血を止める物質がなにか知ってる?」

    ほむら「アドレナリンでしょう。格闘少女の常識だわ」

    さやか「あたしはね、あれの一歩先を造り出すのに成功したんだ……ッッ」

    QB「ま、まさか……ッッ アレをこの短期間で会得したのか、美樹さやかッッッ」

    75 :

    邪ッッ

    76 = 1 :

    さやか「フゥ~~……!」

    上条『おおおおっと、美樹さやかの体がどんどん変化していくぞッッッ
       これはいったいなにが起こっているのでしょうか!?』

    メキメキ…

    ほむら「~~~~~ッッッ」

    QB「これは──マジョレナリンッッッ」
    まどか「マジョレナリン!?」

    QB「ストレス時に分泌されるアドレナリンとノルアドレナリンを、
       体内である割合で合成することによってできる物質だよ」

    QB「優れた格闘少女がこれを成し遂げたなら──ごくわずかな時間ではあるが、
       裏社会の格闘少女、魔女になることができる!!
       二週間足らずでよくぞここまで……奇跡と魔法を同時に見た気分だよ」ゴクリ
    まどか「キュゥべえって、なんでも知ってるね」

    上条『こ、これは……ッッッ 美樹さやか、騎士と人魚が合体したような姿に
       変形したァ~~~ッッッ これは強そうだ!』

    オクタヴィア(さっきの魔女を倒した時にもこれになったから……あまり持たない。
           2分以内にケリをつけてやる!)

    ほむら「そそられたわ……ッッ 美樹さやか!」

    77 :

    構わんッッッッ!続けろッッ

    78 = 1 :

    上条『死闘再開ィッッッ』

    ガスッ! バキッ! ドギャアッ! メキッ! ドゴッ!

    ほむら「──くぅっ!」

    上条『先程までと打って変わって、暁美ほむら、防戦一方ッッッ
       変身した美樹さやか、圧倒的なパワーとリーチで攻め立てるッッッ』

    オクタヴィア(さァ……時間を操る技ってのを見せてごらん!)

    ほむら「どうやら戦力を隠して倒せる相手じゃないわね……」

    この絶体絶命の局面で、ほむらが選択したのは──あろうことか全身の脱力!

    筋肉を硬直させるのではなく、あえて弛緩させたのであるッッッ

    ゆる~…… ゆる~…… 筋肉も、骨格も、内臓すらも、液体のように──

    ほむら(今ッッッ)

    ダンッ!

    究極ともいえる脱力から、一気に最高速度へ加速ッッッ

    この時のほむらの初速──なんと時速270キロ!

    79 = 1 :

    ズガァッ!!!

    上条『!? え、え、え!? え、あっ!
       超高速タックルで、美樹さやかの体が校舎まで吹っ飛んだァ~~~~~ッッッ』

    オクタヴィア「──ぐはァッ!」ブハッ
          (なんて速さ……ッッッ まるで時間でも止められてたようなッッッ)

    シュウウウ…

    さやか「ぐっ……!」
    ほむら「はぁ、はぁ……。今の衝撃でマジョレナリンが再び分離したみたいね……。
        これでもう、あなたの勝ちはないわよ」

    さやか「あんたって、ほんとバキ」

    さやか「でも勝ち目がなくったって……奇跡も魔法もあるって証明するため──
        あたしは必ず優勝する!」

    上条(ま、まさかさやかは──! ぼくのために!?)
      『美樹さやか、足元をふらつかせながらも攻め続けるッッッ』

    さやか「たとえ、あんたでもこの技だけは使いたくなかった……ッッ」ヨロッ

    よろめいたと見せかけ、さやかは右手をほむらの左目にくっつけ──

    ほむら「!?」
    さやか「シィッ!」ドスッ!

    くっつけた右手に思いきり左拳を突いた。

    80 = 1 :

    上条『古流殺法、眼底砕きが炸裂ッッッ これは危険な技だ!』

    ほむら「惜しかったわね」
    さやか「!」

    ゴッ!

    上条『ほむら、返しのハイキックがクリーンヒットォッッッ 美樹さやか、ダウンッッッ』

    ほむら「とっくの昔にメガネよ」

    さやかの眼底砕きは、いつの間にか眼鏡をかけていたほむらの左レンズを割っただけだった。

    さやか「(万策尽きた……でも)……まだ、やれる……」ズル…

    ほむら「……なぜそれほどまでに執念を燃やしているのかは知らないけど、いいわ。
        それなら格闘少女として悔いのないよう、この手で殺してあげる」スッ

    ドゴッ!

    ほむら「!?」

    上条『お~~~~っと、ここで乱入者が現れ、トドメの一撃から美樹さやかをかばった!
       この勇敢なる乱入者の正体は──』

    81 :

    ほんとバキwwwwwww

    82 = 1 :

    上条『ぼくだったァ~~~ッッッ いてェ~~~~~ッッッ』
    さやか&ほむら「………」

    さやか「き、恭介……なんで……!」
    上条「もういいんだ、さやか。奇跡も魔法もあるってこと、見せてもらったよ」ゲホッ

    上条「さぁ、ぼくの手につかまって」スッ

    さやか「……? 恭介、手が──!」
    上条「あ」

    わずかではあるが、上条の手が動くようになっていた。

    パチパチパチパチ! ワアアアアアアッ!

    仁美(ふふ。私の完敗ですわ、さやかさん)パチパチ

    ほむら「上条恭介。飽き果てるまで喰らいつつも、“足りぬ”雄でありなさい」

    上条「はっ、はいっ!」ゴフッ

    ほむら「──祝福するわ、二人とも」ザッ

    使い魔「勝負ありッッッ」

    83 = 1 :

    まどか「さやかちゃんも、ほむらちゃんも、かっこよかったぁ!
        ──でも、なんで上条君の手が動くようになったのかなぁ?」

    QB「ぼくにもわけがわからないよ。ただ一つだけいえることは──」

    QB「スゴイね、人体♪」

    QB「……スゴイといえば、あそこにもスゴイのがいるけど」

    ガツガツ モリモリ バリバリ

    QB「バナナにおじやに、梅干し、炭酸抜きコーラ……。
       これから試合なのにそんなに食べて、大丈夫かい?」

    杏子「食うかい?」モグモグ ムシャムシャ

    QB「いや……いいよ」

    杏子「あっそ」メリメリ ゴブゴブ

    杏子「──さて、アタシの出番だね!」

    84 = 1 :

    上条『青龍の方角! 空道 エリーッッッ』
      『白虎の方角! ついに登場! 前大会チャンピオン 佐倉杏子だッッッ』

    さやか「いや~まどかには、かっこ悪いとこ見せちゃったね」

    まどか「そんなことないよ! スゴくいい試合だったよ!」

    QB「あとは君も、ぼくと一緒に解説と応援を頑張るしかないね。あ、始まった」

    エリー「質問をしよう」

    エリー「この地球上で最も強力な毒ガスとはなにかワカるかね」

    杏子「あ? 知らねーよ、んなもん」

    上条『エリーが動いた! 無造作に佐倉杏子に近づいていきますッッッ』

    ふぁさ…

    上条『エリーの髪の毛が、杏子の顔にかぶさっ──』

    ドシャアッ!

    上条『!? ──佐倉杏子、いきなりのダウンッッッ』

    エリー「答えは塩素、ワカったときにはもう遅い」

    85 = 1 :

    エリー「あらかじめ髪に二種類の洗剤を混ぜておいたのだ。卑怯とはいうまいね」

    上条『こ、これは……ッッ 前チャンピオン、佐倉杏子一回戦で敗退かッッッ』

    杏子(同じだ……)

    杏子(釣ったトラフグを自分で調理して食った時と──)

    杏子(だったらイケる!)ガバッ!

    エリー(なぜ毒が効かない!? クソッ、もう一度!)ファサ…

    杏子「アンタの技はタネがワカったら、もうオシマイなんだよッッッ」ヒョイッ

    ガシッ! メキメキッ

    上条『アームロックが決まったァッッッ それ以上いけないッッッ』

    使い魔「勝負ありッッッ」

    上条『これで一回戦は全て終了ッッッ なんとベスト4は全員が格闘少女です!』

    QB「いつも格闘少女は魔女に押され気味なのに(前回も杏子以外は初戦敗退だったし)
       こんな大会は初めてだよ!」

    86 = 1 :

    ドラム缶一杯に入った紅茶を、軽々と飲み干すマミ。

    QB(人間じゃない……ッッッ)

    マミ「鹿目まどかさん、か。相手にとって不足ナシね」

    QB「まさかワルプルギスの夜を一撃で倒すほどとは、ぼくも予想外だったよ」

    マミ「でもね、キュゥべえ。いくら強いといっても、彼女はまだまだ初心者よ。
       そこを突けば──勝つことはそう難しくはないわ」

    一方、さやかに話しかけるほむら。

    ほむら「美樹さやか」

    さやか「わ、びっくりした! なによ!」

    ほむら「さっきの試合、なかなかだったわ。まさかマジョレナリンを操作できるとはね」

    さやか「お世辞はいいって。あんたがまだ手の内全部出してないことくらいワカるし。
        ……で、用はそれだけじゃないでしょ?」

    ほむら「次の試合……。鹿目まどかと巴マミ、どちらが勝つと思う?」

    さやか「あたしにゃワカらんよ。もちろん、まどかを応援するけどさ」

    ほむら「──おそらく、まどかは巴マミに敗けるわ」

    さやか「え!?」

    87 :

    グラップラーマミ

    88 = 1 :

    上条『ただいまより準決勝第一試合を開始いたしますッッッ』

    上条『青龍の方角! 素手で魔法を生み出す少女、鹿目まどかッッッ
       一回戦、規格外の巨体を持つワルプルギスの夜を一撃で轟沈しましたッッッ』

    上条『白虎の方角! 一人暮らしのアンチェイン(地上最自由)、巴マミッッッ
       こちらもシャルロッテをティロ・フィナーレ一発で倒しておりますッッッ』

    使い魔「開始(はじ)めいッッッ」

    上条『オオッッ 鹿目まどか、いきなりダッシュだッッッ』

    マミ(若いわね……)

    まどか(マミさんには悪いけど、一撃で終わらせるッッッ)ブオンッ!

    ガッ!

    上条『巴マミ、両手で円を描くような防御でパンチをサバいたッッッ
       これは……空手道に伝わる防御技“廻し受け”だッッッ』

    まどか「円……ッ!?」
    マミ「究極の防御、“円環の理”よ。 ──そしてこれが、ティロ・フィナーレ!」

    ドギャッ!!

    上条『凄まじいパンチ、じゃなくティロ・フィナーレで鹿目まどか撃沈ッッッ』

    使い魔「──勝負ありッッッ」

    89 = 1 :

    マミ(派手にデビュー戦を飾ったあなたは、必ず私にも一撃狙いでくるとワカってたわ。
       だからそれさえサバいてしまえば、スキだらけになることもね……)

    ムクッ

    まどか「私……敗けちゃったのか……」
    マミ「え……ッッ(ウソ……半日は起き上がれないハズ……)」

    上条『おぉ~~~っと、鹿目まどか起き上がった! しかしもう勝負はついています!』

    マミ「………」
    まどか「マミさん……ありがとうございました」グスッ

    マミ「鹿目さん」
    まどか「はい?」
    マミ「もう一度よ」

    ブオンッ!

    上条『え、え、え!? 勝利したハズの巴マミが、なぜか鹿目まどかに襲いかかったァ!』

    QB(マミ……なんてプライドだ! 試合は文句ナシに君の勝ちだった。
       でも、あっさり起き上がったまどかの姿を見て、決着を許さなかったッッッ)

    90 = 1 :

    上条『巴マミ、ティロ・フィナーレを連打ッッッ しかし、これを鹿目まどか回避ッッッ
       今度はまどかがナックルアローの構えッッッ』

    マミ(無駄よ。円環の理でサバいてみせ──)

    ガゴッ!

    マミ「が……ッッ」ドサッ

    上条『マミの円環の理が発動するよりも速くッッッ ナックルアローが炸裂ゥッッッ』

    使い魔「しょ、勝負ありッッ」

    上条『なんとも奇妙な結末ッッッ 鹿目まどか、一度は逃した勝利を再び手にしました!
       まさに魔法少女の名に恥じない勝利といえましょうッッッ』

    ワアアアアァァァァッ!

    「すっげェ~」「さっすが魔法少女ッッッ」「おめでとうッ」

    まどか「………」

    詢子(まどか……。アンタもあたしの娘なら、これで終わらすハズがないよな?)

    91 :

    そんなのアリかよ

    93 :

    支援せざるを得ないッッッ!!!

    94 = 1 :

    まどかは倒れているマミの手を握り、ささやきかけた。

    まどか「マミさん……。私たちはまだ決着がついていない。
        一度目はマミさんが勝って、二度目は私が勝った」

    まどか「本当の決着をつけましょうッッッ」ザッ

    ガバッ!

    まどかの闘気に呼応するように、マミが立ち上がった。

    マミ「えぇ、鹿目さん……。決着をつけましょう」ザッ

    まどか「はいっ!」

    上条『~~~~~ッッッ なんと準決勝第一試合、鹿目まどかVS巴マミは、
       三本勝負の三本目に突入だァッッッ』

    詢子「それでこそあたしの娘だ!」

    知久「まどかは大人しくて、とても喧嘩なんかできない子……。
       そんなふうに考えていた時期が、ぼくにもありました」

    タツヤ「救命阿ッッッ 救命阿ッッッ 救命阿ッッッ」

    95 = 87 :

    荒ぶるたっくん

    96 = 1 :

    杏子「あ~あ、よくやるよ。二人とも」
    QB(ホントだよ……。乱入したくなっちゃうじゃないか……ッッ)
    さやか「まどかも強いけど、マミさんもかっこいいねぇ」
    ほむら「これで互角……勝負はワカらなくなったわ」

    上条『死闘再開ィッッッ 鹿目まどか、猛ラッシュッッッ』

    ガッ! バゴッ! ドッ!

    まどか(マミさん相手に一撃必殺なんて考えは捨てなきゃ! 多撃必倒で決めるッッ)
    マミ(ぐっ……! 円環の理での防御が間に合わないスピード!)

    マミ「だったら──これよ」マルン

    上条『なんだァ!? きゅッ……球体!? 
       巴マミ、まるでアルマジロのように丸まったッッッ』

    マミ「これでもう、どんな攻撃も怖くない……ッッ」

    まどか「えいっ!」ガキン!

    まどか(硬い……ッッ 拳じゃ歯が立たないッッッ)

    上条『巴マミが鉄球と化したッッッ これはさしずめ──“球環の理”か!!』

    杏子「マミの奴、あんな技を開発してやがったとは……」

    98 = 50 :

    そこは肉のカーテンだろうが…

    99 :

    このタツヤ絶対おかしいだろwwwwwwwwwwwww

    100 = 87 :

    >>98
    イヤミか貴様ッッッッッ


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