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元スレ杏子「みんな!ついてきな!」

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みんなの評価 : ★★
タグ : - まどあん + - マミあん + - 佐倉杏子 + - 千歳ゆま + - 巴マミ + - 魔法少女まどか☆マギカ + - 鹿目まどか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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403 = 333 :

さやか「そうなの?」

まどか「うん…!」

まどか「色々あったけど、杏子ちゃんはわかってくれたんだ」

まどか「だから私、嬉しくって!」

さやか「そっか…なら良いんだけど…」

さやか「もっと優しい言葉遣いすればいいのに…」

まどか「…それでも杏子ちゃんは優しいよ」

404 = 333 :

杏子「…」

杏子(さっきから何こそこそ話してるんだ?)

ほむら「あの…」

杏子「ん?」

ほむら「リボン…」

杏子「…ああ、んじゃ使わせて貰うよ」シュルッ

ほむら「うん…!」

405 = 333 :

杏子(プレゼントか…)

杏子(そういやプレゼント貰うのなんて相当久しぶりだな)

杏子(助けてくれたお礼…ねぇ)

杏子「…こんなもんかな」ギュッ

ほむら「に、似合ってるよ…!」

杏子「へへっ、サンキュー!」

ほむら「えへへ…」

406 = 333 :

まどか「杏子ちゃん、これからは一緒に頑張ろうね!」

杏子「…ああ」

まどか「てぃひひ!」

さやか「…それにしても、ほんと驚いたわ」

さやか「まさか魔法少女なんてアニメみたいなのが現実にいて…」

さやか「しかもそれが、まどかなんだもんね」

407 = 333 :

まどか「うん…そうだね」

まどか「私も初めて魔法少女を知った時はびっくりしちゃったけど…」

まどか「でも、こんな私でも誰かの役に立つことができるのが嬉しくって」

杏子「…」

さやか「まどか…」

まどか「だからね、私は後悔なんてしてないんだ!」

408 = 333 :

杏子「…それが本当ならそれでいいんだけどさ」

杏子「もう永遠に戦いからは逃げられないんだ、その辺も大丈夫なわけ?」

まどか「…うん、大丈夫だよ」

杏子「…そうか、ならそれでいい」

さやか「魔法少女になったらさ、何でも願い事1つ叶えて貰えるんだよね?」

まどか「うん…」

QB「そうだよ!」

409 = 333 :

ほむら「!?」

さやか「わわ?」

杏子「!」

まどか「キュウべえ…」

QB「やあ、まどか、杏子!」

さやか「な…なにあいつ…?」

杏子「…てめぇ、何しに来やがった?」

QB「そんなに警戒しなくても大丈夫だよ、今日はゆまに用があるわけじゃないからね」

410 = 333 :

杏子「…」

ほむら「??」

まどか「キュウべえ、どうしたの?」

QB「実はね今日はそこの2人に用があって来たんだ」

杏子「!」

QB「美樹さやかと暁美ほむらの2人にね」

ほむら「えっ?」

さやか「なんで…名前を?」

412 = 333 :

杏子「まさかお前…!」

QB「さやか、ほむら、君たちにお願いがあるんだ」

さやか「…なに?」

ほむら「えと…」

QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」

さやか「!」

ほむら「えっ?」

413 = 333 :

さやか「魔法少女って…私が?」

QB「うん、君たちにも素質が十分にあるんだ!」

ほむら「でも…」

QB「その代わりに何でも1つ願い事を叶えてあげる!」

ほむら「…!」

杏子「キュウべえ!」

QB「なんだい?」

杏子「だから言ったじゃねぇか!魔法少女の勧誘はやめろって!」

414 = 333 :

QB「どうしてそんな事を言うんだい?」

QB「それに今回は、ゆまじゃないんだよ?」

杏子「でもな…!」

QB「魔法少女になるかならないかは本人次第なんだ」

QB「君にそれを決める決定権はないよ」

杏子「ちっ…」

杏子「でもな…!」

415 = 333 :

杏子「でも…私は…!」

まどか「杏子ちゃん…」

QB「…」

さやか「…願い事なんて言われてもねぇ」

さやか「特に思い付かないんだよね」

QB「なんたって構わないよ」

さやか「…願い事は後回しにして魔法少女になることはできないわけ?」

杏子「さやか…お前…!」

416 = 333 :

さやか「まどかが頑張って戦ってるのに、私はただそれを見てるのが嫌だからね」

まどか「…さやかちゃん」

さやか「だから私もなるよ、魔法少女に…!」

杏子「お前…私の言ったこと聞いてなかったのかよ?」

さやか「聞いてたよ」

杏子「なら…!」

さやか「それでも私は魔法少女になって構わないって思ったんだ」

417 = 333 :

さやか「まどか達だけに苦しい思いはさせたくないよ」

杏子「だからそんな気持ちで…!」

まどか「…駄目だよ、さやかちゃん」

杏子「!」

さやか「えっ?」

まどか「…そう言ってくれるのは嬉しいんだけどね?」

まどか「さやかちゃんは…魔法少女になっちゃ駄目だよ」

418 :

さやさや

419 = 418 :

あんあん

420 = 333 :

杏子「まどか…」

さやか「なんで?」

まどか「だって…魔法少女になることは…」

さやか「…」

まどか「私が言うのもおかしいかもしれないけど…」

まどか「…私たちが戦ってるって理由だけで魔法少女になるのは…」

まどか「よくないことって…思うんだ」

421 = 418 :

まどまど

425 :

あんあん

426 = 333 :

さやか「…まどか」

まどか「だから…!」

さやか「…まあ、まどかがそう言うなら…」

さやか「うん、わかった、まだならないよ」

まどか「さやかちゃん…ありがとう」

杏子「…」

さやか「ま!ピンチの時にはいつでも言ってよ!」

さやか「それまでには何か願い事も考えとくから!」

427 = 333 :

まどか「なら、さやかちゃんがそうならないように頑張らなくっちゃ!」

さやか「うんうん、頑張ってくれたまえ!」

まどか「てぃひひ!」

さやか「…無理はしないでよね」

まどか「うん…!」

QB「僕はいつでも待ってるからね」

428 = 333 :

さやか「その時は頼むね」

QB「うん」

杏子「…その時はこさせねぇよ」

QB「そうかい」

ほむら「…!」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「あ、あの!」

QB「僕?」

429 = 333 :

ほむら「わ、私…願い事があるの…!」

QB「!」

まどか「えっ?」

杏子「なに…?」

まどか「ほむらちゃん…契約するつもりなの?」

ほむら「うん…!」

さやか「…どんな願い事?」

434 = 333 :

ほむら「私…普通の女の子になりたい…!」

まどか「えっ…」

さやか「普通の女の子?」

QB「それが君の願いかい?」

ほむら「…うん!」

まどか「ほむらちゃん、なんで?」

杏子「ちょっと待て!どういうことだ!」

435 = 333 :

ほむら「…」

杏子「あんたはどう見ても普通の女の子じゃんか!」

杏子「なのになんでだよ?」

ほむら「…」

まどか「ほむらちゃん…?」

杏子「おい…!」

ほむら「…私、体が弱くて…ずっと入院してて…」

ほむら「勉強もついていけないし…運動してもすぐ倒れちゃう…」

436 = 333 :

杏子「…」

ほむら「…何をしても駄目で、みんなに迷惑ばかりかけて…」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「今日も…私が弱くて…駄目だから…その…」

ほむら「ま、魔女に操られて…」

まどか「そんなことないよ!」

ほむら「ううん…私のせいだよ…」

437 = 333 :

ほむら「それに私は…暗くて…くよくよしてて…」

杏子「…」

ほむら「だから私…普通の女の子になりたい!」

ほむら「体も悪くなくて、運動ができて…!」

ほむら「明るい女の子になりたい!」

ほむら「だから契約して…!」

杏子「馬鹿かてめぇは!」

438 = 333 :

まどか「杏子ちゃん…」

ほむら「えっ…」

杏子「お前…契約するってことは…!」

杏子「魔法少女になるってことなんだぞ!」

ほむら「…わかってるよ」

杏子「わかってねぇよ!」

ほむら「っ!」

439 = 335 :

しえん

440 = 333 :

杏子「魔法少女になったらその時点で普通の女の子じゃないんだぞ!」

ほむら「!」

杏子「普通の女の子には永遠に戻れないんだ!」

ほむら「…」

杏子「魔法少女になるってことはな!もう二度と…」

杏子「普通の女の子…普通の人間になることはできないんだよ!」

441 = 333 :

ほむら「うぅ…」

まどか「…」

さやか「…なにもそんなに強く言わなくてもいいじゃん」

杏子「馬鹿!」

さやか「な…!」

杏子「お前は友達がそんな理由で魔法少女になってもいいのかよ?」

さやか「…!」

443 :

さやさや…

444 = 333 :

さやか「それは…そうだけど…」

ほむら「で、でも私…変われるなら…!」

杏子「ほむら!」

ほむら「…」

杏子「契約するしか変われないって言うのかよ?」

ほむら「えっ?」

杏子「契約しないで普通の女の子になろうとは思わないのかよ?」

446 = 333 :

ほむら「…?」

杏子「普通の女の子に…」

杏子「明るい女の子になりたいなら自力でなる努力しろよ!」

ほむら「…でも」

杏子「あんたは一人じゃないんだろ?」

ほむら「えっ?」

杏子「あんたには友達がいるんだ」

ほむら「!」

447 = 333 :

杏子「一人で駄目なら友達に助けてもらえばいいだろ?」

ほむら「友達…」

杏子「そう言うのには魔法でなるもんじゃない」

杏子「自分でなるもんなんだよ!」

ほむら「…」

杏子「だから契約するなんて甘ったれたこと言うんじゃねぇ!」

448 :

あんあん

450 = 333 :

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「…鹿目さん…私…」

まどか「…私も杏子ちゃんと同じ…かな?」

ほむら「…」

まどか「私で良ければ応援するから!」

まどか「一緒に頑張るから!」

ほむら「鹿目さん…!」

まどか「だから…ほむらちゃんも頑張ろう?」


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