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元スレ杏子「みんな!ついてきな!」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★
タグ : - まどあん + - マミあん + - 佐倉杏子 + - 千歳ゆま + - 巴マミ + - 魔法少女まどか☆マギカ + - 鹿目まどか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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551 = 544 :

あんあん

552 = 543 :

杏子「…」

まどか「明日…マミさんと会おうよ」

まどか「そして…」

杏子「…考えとくよ」

まどか「…うん」

杏子「…で、まどかの用は何なんだ?」

まどか「えっ?」

杏子「わざわざ私を泊めたんだ、何か理由があるんだろ?」

553 = 542 :

まどまど

554 = 543 :

まどか「それは…」

杏子「もうここまで来ちまったんだ」

杏子「最後まで付き合ってやるよ」

まどか「杏子ちゃん…」

まどか「…うん、実はね…その…」

まどか「…怖くって」

杏子「…さっき泣いてたもんな」

555 = 543 :

まどか「うん…」

まどか「泣いちゃ駄目だって…弱気になったら駄目だって…」

まどか「わかってるのに…なのに…」

杏子「…」

まどか「パパやママには相談できないし…」

まどか「マミさんの前では泣いちゃ駄目だって…」

まどか「私なんなよりもマミさんの方がずっと辛いと思うから…」

556 = 543 :

まどか「それに…さやかちゃん達は巻き込みたくないから…」

杏子「なるほどねぇ、だから私ってわけか」

まどか「うん…でも…杏子ちゃんも私より…」

杏子「んなこと気にすんなって」

まどか「…」

杏子「私はただの自業自得なんだ、マミとは訳が違う」

まどか「でも…っ」

557 = 545 :

まどまど

558 = 543 :

杏子「…でも、まどかの気持ちはわかるよ」

まどか「杏子ちゃん…」

杏子「どっかで言ったけどさ、私だって怖いし辛い」

まどか「…」

杏子「でも逃げることはできないんだ」

杏子「だったら強くなるしかない…そうだろ?」

まどか「うん…」

559 = 543 :

杏子「まあ…なんつーの?」

杏子「同じ魔法少女なんだしさ」

杏子「えー…そうだな…」

まどか「?」

杏子「その…うん、辛いときは私が側にいてやるよ!」

まどか「杏子ちゃん…ほんと?」

杏子「ああ、ほんとだよ」

560 :

これは死亡フラグ

561 = 543 :

まどか「…ありがとう!」

杏子「へへっ!」

杏子(ったく…まさか私の口からこんな言葉がでるなんてさ)

杏子(でも…まどかの気持ちはよくわかるんだ)

杏子(ひとりぼっちは…寂しいもんな)

杏子「…今日は疲れたろ?もう寝なよ」

まどか「…そうだね」

562 = 543 :

まどか「あっ…」

杏子「?」

まどか「そっか…私のベッドしかないんだった…」

杏子「私は床で寝るからまどかはいつも通りに寝なよ」

まどか「そんな、悪いよ…」

まどか「なら私が床で!」

杏子「いいっていいって」

まどか「でも…」

563 :

まどっちは良い子すぎだ

564 = 543 :

杏子「私は慣れてるからさ」

まどか「…そうだ!」

杏子「ん?」

まどか「なら2人で寝れば良いんだよ!」

杏子「えっ?」

まどか「ちょっと狭いかもしれないけど…大丈夫だよ」

杏子「あ…いや…でもな!」

まどか「ほらっ、杏子ちゃんはこっちに来て?」

565 = 544 :

まどまど

566 = 543 :

まどか「杏子ちゃんっ」

杏子「はぁ…わかったよ」

まどか「てぃひひ!」

杏子(つーか大丈夫か…?)

杏子(私臭くないかな?ちゃんと洗ったつもりだけど…)

杏子「…」クンクン

まどか「どうしたの?」

杏子「…なんでもない」

567 = 543 :

まどか「杏子ちゃん、ここだよ」

杏子「そう急かすなっての」シュルッ

まどか「杏子ちゃんって髪長いよね」

杏子「まあ切るのも面倒だからね」

まどか「でも似合ってるよ!」

杏子「おだてても何もでないぞ?」

まどか「てぃひひ、わかってるよ」

568 = 542 :

まどまど

569 = 543 :

杏子「んじゃ…えと…」

杏子「お、お邪魔します…」

まどか「うん!」

杏子「…」

杏子(くそっ…なんか緊張するな…)

まどか「てへへ、ちょっと緊張するね」

杏子「あ、ああ…」

杏子「も…もう寝るぞ!」

570 = 543 :

まどか「うん、おやすみなさい」

杏子「…おやすみ」

杏子「…」

杏子(…眠れないっての)

杏子(普通初めて会ったその日に一緒に寝るなんてありえないだろ?)

杏子(まどかはそう言うの気にしなさすぎ…)

杏子(まあ…それが、まどかの良いところなのかも知れないけどさ)

571 :

うむ

572 = 543 :

杏子「…」チラッ

まどか「すう…すう…」

杏子(もう寝てるし…)

杏子(少々くらい警戒と言うか…緊張しろよな)

杏子(…こいつは幸せな家庭だってのに魔法少女になんかなって)

杏子(…まどかには帰る家と待っててくれる親がいるんだ)

杏子(みすみす死なれちゃ困るぜ…)

573 = 543 :

まどか「ん…うぅ…」

杏子「ん?」

まどか「うぅっ…」

杏子「…泣いてるのか?」

杏子(無理もないか…あの時死んでたかもしれないんだ)

杏子(…キツく言い過ぎちまったかな…?)

杏子(まどかは私やマミと違って、まだ魔法少女に成り立てなんだ…)

杏子(面倒見るのが先輩の役目…マミならそう思うんだろうな)

574 = 543 :

杏子「…」

まどか「ぅ…」

杏子(…さやか達の前では我慢してたんだろうな)

杏子(まだ14歳なんだ…泣くなって言うのは無理だよ)

杏子(魔法は…自分の為じゃなく、誰かを守るために使う…)

杏子(…マミ、あんたの言ってることが間違いじゃないってわかってるよ)

杏子(私はそれを認めたくなかった…自分に嘘をついてただけだ)

575 = 543 :

杏子「…」

まどか「ぅ…」

杏子(…さやか達の前では我慢してたんだろうな)

杏子(まだ14歳なんだ…泣くなって言うのは無理だよ)

杏子(魔法は…自分の為じゃなく、誰かを守るために使う…)

杏子(…マミ、あんたの言ってることが間違いじゃないってわかってるよ)

杏子(私はそれを認めたくなかった…自分に嘘をついてただけだ)

576 = 543 :

杏子(もう私は私から逃げない…!)

杏子(こうなったら…まどかもゆまもあいつらも…)

杏子(みんな私が守ってやるよ!)

杏子(…どの道、戦いからは逃げられないんだ)

杏子(だったら勝って守ってみせる…!)

杏子「…よし」

577 = 544 :

あんあん

578 :

あんこ覚醒

579 = 543 :

杏子「まどか…今日はありがとな」

杏子「いろいろ思い出させてもらったよ」

杏子「愛と勇気が勝つストーリー…信じてみようじゃねぇか」

杏子「私は魔女じゃない…魔法少女だ!」

杏子「夢と希望を叶える…な」

まどか「すう…すう…」

杏子「…私は帰らせてもらうよ」

杏子「じゃあな、また会おうぜ」

581 = 543 :

チュンチュン

まどか「ん…」

まどか「あれ…もう朝だ…」

まどか「杏子ちゃん、朝だよ」

まどか「…杏子ちゃん?」

まどか「あれ?…いない」

まどか「…帰っちゃったのかな?」

まどか「…でもまたすぐに会えるよね!」

582 = 543 :

マミ「ゆまちゃん、朝よ」

ゆま「んん…」

マミ「おはよう!」

ゆま「マミおねーちゃん…おはよ!」

マミ「もう朝食の準備ができてるわ、食べよっか」

ゆま「うん!」

マミ「お姉さんは今日は学校なの、ゆまちゃんはお家で待ってて?」

ゆま「うん…」

583 = 543 :

ピンポーン

マミ「あら?こんな朝から誰かしら?」

マミ「ゆまちゃん、待っててね」

ゆま「うん」

マミ「どちら様ですか?」

ガチャッ

杏子「…よう」

マミ「佐倉さん…?」

584 = 543 :

マミ「佐倉さん…何かあったの?」

杏子「…まあ確かに何かあったな」

マミ「…どうしたの?」

杏子「私の…心境の変化ってやつ?」

マミ「えっ?」

杏子「まあ…あれから色々あってさ」

杏子「まどかの影響受けたのかわかんないけど…変わっちまったよ」

585 = 543 :

マミ「それって…」

ゆま「キョーコ!」

杏子「ゆま…!」

ゆま「キョーコ、ゆまを迎えに来てくれたの?」

杏子「んー、迎えに来た訳じゃないんだけどさ」

ゆま「えー」

杏子「マミは今から学校だろ?」

マミ「ええ…」

587 = 543 :

杏子「私は暇だし、ゆまの遊び相手にでもなってやるよ!」

ゆま「ほんと?」

杏子「ああ!」

マミ「佐倉さん…!」

ゆま「やったぁ!」

杏子「へへっ!」

マミ「…佐倉さん、よかったら私の部屋を使ってもいいわよ」

杏子「えっ?」

588 = 543 :

マミ「…まだあのような生活を続けてるんでしょ?」

杏子「…ああ」

マミ「それなら…私の部屋を使って!」

杏子「でも…」

マミ「私は一人暮らし…ううん、今はゆまちゃんがいるけど」

マミ「佐倉さんになら留守も任せられるわ」

杏子「…私はマミを裏切ったんだぞ?」

589 :

マミ「佐倉さんは私を裏切ったりなんかしてないわ」

杏子「え…」

マミ「だって今こうして、私のもとに帰ってきてくれわ…!」

杏子「!」

マミ「私は信じてたわ、いつか必ず佐倉さんは帰ってきてくれるって!」

杏子「マミ…」

590 :

寝る前保守

591 = 589 :

杏子「私を…許してくれるのか?」

マミ「許すもなにも、初めから怒ってなんかないわ」

杏子「マミ…!」

マミ「佐倉さん、おかえりなさい!」

杏子「!」

マミ「また一緒に頑張りましょう?」

杏子「…へへ、そうだな!」

杏子「…ただいま!」

592 :

>>591
んなこと気づかんでも…支援。

593 = 589 :

マミ「ふふっ」

杏子「へへっ」

ゆま「キョーコとマミおねーちゃん仲直りしたんだ!」

杏子「ああ、そうだな…!」

杏子(なんだよ…まだ私にもいたんだな)

杏子(私の帰りを待っててくれる人が…!)

マミ「佐倉さん、本当にありがとう」

594 :

しえん

595 = 589 :

杏子「いや…礼を言うのは私の方だ」

マミ「…」

杏子「今まで悪かった…あんな態度とっちまって…」

杏子「そして…ありがとう、私なんかに…おかえりって言ってくれてさ」

マミ「…佐倉さん、昔こう言ったのを覚えてる?」

杏子「?」

596 = 589 :

マミ「私と佐倉さんはお友だちだって!」

杏子「…!」

マミ「一緒に頑張ろうって!」

杏子「…マミ」

マミ「私はね、忘れないよ」

マミ「あの時交わした約束を…!」

マミ「目を閉じれば昨日のことのように思い出せるわ」

598 = 589 :

杏子「…」

マミ「佐倉さん、あの時の約束はまだ続いているのよ」

杏子「続いてる…」

マミ「だから、これからまた一緒に頑張りましょう!」

杏子「…ほんと、まどかもマミも優しいな」

杏子「ああ、またよろしく頼むよ、マミ!」

マミ「ええ!」

599 :

あんまみ

600 = 589 :

ゆま「キョーコ、よかったね!」

杏子「へへ!」

マミ「ふふっ」

マミ「…っていけない!このままじゃ遅刻しちゃうわ!」

杏子「悪いね、こんな時間に来ちゃってさ」

マミ「ううん、大丈夫だから!」


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