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    元スレ美也「にぃにー! あっさだよー!!」

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    151 : 以下、名無しにか - 2011/11/14(月) 23:48:03.35 ID:xLQ5+8mS0 (+35,+30,-197)
    数十分後

    「へーそうなんだ……じゃあサーちゃんは何時もここに?」

    サー「そうなんですよ~……で、色々と本を探してるんですっ。
       で、今日も仲間たちと一緒に割り当てして本を探すんですよ…!」

    「へぇ~。そしたらサーちゃんは、ゆっくりしててもいいの?
       ……僕がいうのもなんだけどさ」

    サー「え、ええ……いいんです。もう多分、売り切れてると思いますし……それに…」ちらっ

    「それに?」

    サー「……えっと、その……こうやって橘さんとお話してるのも……
       た、楽しいのでいいんです……っ」

    「そ、そうかな? いやぁ、そう言ってもらえると僕も嬉しいかな…」

    サー「っ…っ……」テレテレ

    (可愛い人だなぁ。サーちゃん……意外と会話も弾んでるし、良い感じだ。
       なんだろう、僕ってばこの人と会ったことあったかなぁ)

    「えっと──サーちゃん、ちょっと聞きたいんだけどさ」

    サー「は、はい…!なんでしょうか……っ」
    152 : 忍法帖【Lv= - 2011/11/14(月) 23:53:19.57 ID:EYSuvJdP0 (+28,+30,-21)
    積極的になればこんなに喋れるのに紗江ちゃんはホントに勿体無い
    153 : 以下、名無しにか - 2011/11/14(月) 23:54:48.01 ID:xLQ5+8mS0 (+35,+30,-214)
    「えーと、その……」

    (どうしよう、この流れで何処かで会った事ありますかって言いにくいなぁ……
       そしたら、あれかな…ちょっと容姿からなにか言っていって、それとなく聞いてみるか…)

    「──その……サーちゃんの髪型は、何処で切ってもらったの?」

    サー「これですか? これは近くの行きつけの美容師に切ってもらいました……」

    「へぇ、じゃあいつもそこでその髪型に?」

    サー「いえ──実はもっと前は長かったんです。ちょうど肩に垂れるぐらいはありました……」

    「ふぅん。そしたら大分、イメージチェンジしたんだね」

    サー「ええ、そうですね……この髪型の方が、色々とコスプレ用のカツラとか合わせやすいので…その、
       切っちゃったんです…」

    「そうなんだ……でも、ここから見てもサーちゃんの髪って綺麗だよね」

    サー「ふぇっ!? そ、そうですか……?」

    「うん、とっても。なんだかさらさらしてそうで……触ったら気持ちよさそうだよ」

    サー「そ、そうですか……気持ち良さそう……」
    154 : 以下、名無しにか - 2011/11/14(月) 23:57:36.01 ID:Sf8hNmNx0 (+14,+29,-13)
    ふかしえん
    155 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:02:25.35 ID:SaTDiKxy0 (+35,+30,-250)
    サー「───えっと、それじゃあ……その…橘さん…」

    「うん? どうしたの?」

    サー「少し、その……触ってみますか…?」

    「え、えええ!? ど、どこを!?」

    サー「か、髪の毛です!」

    「あ、髪の毛か……でも、いいの?女の子って髪の毛触れるのって嫌じゃない?」

    サー「た、確かに苦手な人もいますけど……その、私は先輩になら…」

    「え?なに?」

    サー「い、いえっ! と、とにかく私は大丈夫なので……どうぞ、触ってください…!」ひょい

    (頭を差し出された……い、いいのかな触って。
       こうやって触ってくださいって言われたのはじめてかも──)

    (──っ……また、来た。このもやもやだ……また何かを思い出しそうになってるか…?)

    サー「た、橘さん……?出来れば早くお願いします…
       ちょっとこの体制は、恥ずかしくて…」

    「あっ、うん! そ、そしたら触るね……」さわさわ
    156 : 忍法帖【Lv= - 2011/11/15(火) 00:05:18.88 ID:ce+wI5oN0 (+0,+15,+0)
    ペロペロ
    157 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:06:19.69 ID:0U2Bamh90 (+13,+28,-13)
    ふひひ
    158 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:06:59.71 ID:MO2usFtg0 (+22,+29,-21)
    え?中多さん可愛くない?
    159 : 忍法帖【Lv= - 2011/11/15(火) 00:07:56.37 ID:mbVEWke50 (+19,+29,-3)
    元からだろ何言ってんだ
    160 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:14:27.38 ID:fuIMfPf+0 (+23,+30,-17)
    中多さんはペロペロしがいがあるなあ
    161 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:17:26.01 ID:SaTDiKxy0 (+35,+30,-175)
    「…………」さわさわ…

    サー「ふわぁ──……」

    「…………」さわさわ…

    サー「た、橘さん──頭なでるのうまい、です……」

    (───なん、だこれ……!
       凄い、なにかを思い出しそうになってる……!今までのもやもやの比じゃない!)

    (今まで色んな人たちと会ってきて、色んなもやもやが起こってきたけど……)

    (これは、今起きてるもやもやは……比べ物にならないぐらいに大きい…!!)

    (──なんだ、この子……サーちゃん。この子は一体何なんだ…!)

    サー「ふふ……ふふっ…」

    「──あれ、ああ! ごめんサーちゃん!なんかずっと撫でてたよ…!」

    サー「ふふ──あ、いいですよぉ……その、気持ちよかったですから…」

    サー「……はっ!? あ、あああのののすみません…!なんか私おかしくなってませんでした…っ?」

    「え、ああ、大丈夫だったかな…?うん」
    162 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:22:03.69 ID:SaTDiKxy0 (+29,+29,-4)
    ちょと休憩
    三十分ぐらいうんこしてきます
    163 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:22:37.05 ID:2iyS/EpP0 (+14,+24,+1)
    >>1、うんこをする
    164 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:30:18.29 ID:YDSR8PF00 (-24,-12,-3)
    保守
    165 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:30:40.14 ID:hIshLEYS0 (+1,+16,-1)
    ほほす
    166 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:35:00.39 ID:R8nyRP4Y0 (+19,+26,+0)
    誰かうんこ代行呼んでこいよ
    167 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:42:23.75 ID:+6A7wNQc0 (-20,+29,-29)
    申し訳ありません
    とても眠いので寝ます
    明日の午後には来れると思いますので
    保守のほうよろしくお願いします
    残ってたら読みますので
    168 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:48:42.75 ID:2og2O1RBi (+9,+16,-4)
    ウンコなげぇwww
    169 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:52:12.06 ID:SaTDiKxy0 (+20,+25,-1)
    おk
    今から書く
    170 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:56:40.87 ID:fuIMfPf+0 (+0,+11,-1)
    171 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 00:57:31.41 ID:SaTDiKxy0 (+35,+30,-199)
    サー「す、すみません……本当に、ごめんなさい…!」

    「い、いや僕の方こそずっと撫でて……」

    サー「いや、その……私こそ…あのその……き、ききき…気持ちよくてその……はい…」

    「………」

    サー「っ……っ……っ……」

    「──ねぇ、サーちゃん。聞いていいかな?」

    サー「え、はい……なんでしょうか…?」

    「……僕たちって、どっかであったこと────」

    「──あー!いたでござるよ!」
    「はあく!こっちにボスをかくにしますた!」

    「───え…?」

    サー「あ………」

    「ぼ、ぼぼぼぼす!なにやってんっすすすかっ…?」
    「ボスからの命令がなくて、獲物をいくつか逃してしまってっ!!」

    「ぼ、ぼす? 獲物……?」

    サー「あの……その────」 
    172 : 忍法帖【Lv= - 2011/11/15(火) 01:01:46.70 ID:zcv2qrnA0 (+19,+29,-1)
    姫じゃなくてボスだった
    173 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:04:18.24 ID:SaTDiKxy0 (+35,+30,-162)
    「えっとこの人たちは────」

    サー「──しゃぁきっとしなさい!くよくよする場合じゃないです!」

    「「「は、はい!」」」

    サー「そんな風に慌てちゃ、手に入れられるものも手に入れられなくなります!
       ──ここは踏ん張りどきです、なにも諦めることはありません!」

    「「「はい!!!!」」」

    サー「──この地域一帯は、わたしが責任を取ります……ですから、貴方達は各持ち場に
       素早くつきなさい!さぁ、はやく!」

    「「「サー、いえっさー!」」」

    サー「声が小さいです!!」

    「「「サー!!!いえっさー!!!!」」」

    サー「よろしいです! では、解散っ!!!」

    ばばっ!!!!

    サー「──……ふぅ。これだからあの人たちは……」

    「……!?……!?」
    174 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:09:47.59 ID:Akv2Ml+i0 (+20,+30,+0)
     
    175 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:15:54.43 ID:Z+3Q+AiL0 (+35,+30,-205)
    サー「……あ、すみません……お見苦しい所を見せてしまって……っ」

    「あ、いや……その…サーちゃん凄かったね、うん。かっこよかったよ」

    サー「い、いえっ!そ、そんなことないですよ……えへへ…」

    (なんだか嬉しそうだなサーちゃん……うん、まぁ凄いって思ったのは本当だしな)

    「えっと……それじゃあこれから忙しくなるのかな?」

    サー「あ、えっとそうですね……仲間たちにも激昂しちゃいましたし…」

    「そっか。そしたら……その、サーちゃん」

    サー「はい、なんでしょうか……?」

    (──やっぱり、このもやもやだ……サーちゃんの顔…いや、主に髪の毛を見ていると…
       すっごい頭がざわざわするんだ……これは、一番って良いほどに…)

    (ここで──ここで、今彼女と別れて言いべきなのか……?
       このもやもやを、ほっといても良いものか……?)

    サー「…っ……?」

    (……だめだ、もうこんな風に考えてる暇もないっていうのに────)

    「───……黒い、りぼん…?」
    176 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:22:08.18 ID:Z+3Q+AiL0 (+35,+30,-214)
    サー「え、どうしました……?」

    「──サーちゃん、その手首に巻いてるりぼん……それ、なに…?」

    サー「──えっとその…これは……」

    「いいから、答えてくれないか」

    サー「っ?……えっとその、あの…これはですね──以前に髪が長かった時に付けてたやつでして…」

    「………………」

    サー「髪を切ってしまったので、その……あの…橘さん…?」

    「……ねぇ、サーちゃん。お願いがあるんだけど……そのりぼん、少し借りていい?」

    サー「え……? あ、はいっ……どうぞ!」しゅるしゅる……

    「………ありがとう。すこし、見るだけだからね───」すっ

    (────────いあうぇjrがwhでおpfじゃwpdgfじゃおpwqdjふぉいwさjd)

    「──っ!!?……っはぁ!っはぁ!っはぁ!……!!」

    サー「た、橘さん…!? ど、どうかなされました……!?」
    177 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:24:02.62 ID:QLQDVruw0 (+30,+29,-21)
    この橘さんはキラーパンサーなのか?www
    178 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:25:04.02 ID:Akv2Ml+i0 (+24,+29,-1)
    早く幼馴染に会いたい
    179 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:29:00.47 ID:Z+3Q+AiL0 (+35,+30,-231)
    「な、なんだよコレ───」

    ジジッ…ザザァー…

    『んじゃ紗江ちゃん! 今日も特訓だよ!』
    『はいっ!先輩っ!』

    「この、頭に溢れだすこれって───」

    ジザザ…ざざっ……

    『…そしたらジャンケンだ、負けたら背負うって感じでね』
    『せ、せんぱい……!』

    「僕の、いままでなかった───」

    ジザッ……!ざざ!!

    『一緒にプールだなんて、感激だなぁ』
    『しぇ、しぇんぱ~い…まってくださ~い…!』


    「──────……サーちゃん…」

    サー「は、はい……?な、なんでしょうか…?」
    180 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:30:51.34 ID:gXzoVk8I0 (+19,+29,+0)
    みゃーかわいいよみゃー
    181 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:34:49.78 ID:Z+3Q+AiL0 (+35,+30,-213)
    「──いや、違うな。ごめん」

    サー「え……?た、橘さん…?」

    「──やめてよ、僕は君にそんな風に呼ばれたくはないんだ」

    サー「え───……あ、その……ごめんなさいっ…その、わたし…」

    「…………」

    サー「……は、い…すみません…………わたし、い、色々と……
       失礼でしたよね……わ、わかってたんです……」

    「…………」

    サー「と、とつぜん……はなしかけたり、とか…して…ごめい、わくとか…ぐす…
       かんがえずに……ごめんさい……ひっく……」

    「───違う、違うんだよ」

    サー「えっ……ひっく…」

    「僕が──僕が言いたいのは、そういうことじゃない。そうことじゃないんだよ」

    「──中多、紗江ちゃん…」
    182 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:39:03.65 ID:2og2O1RBi (+31,+29,-2)
    >>177
    キラーパンサーとか言うなワロタwwwwww
    183 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:40:59.22 ID:LATyKucH0 (+2,+14,-13)
    しえん
    184 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:42:49.50 ID:Z+3Q+AiL0 (+35,+30,-286)
    「───……っ!?」

    「全然、気付かなかったよ……髪を切るだけで、だいぶ印象が変わるんだね。
       それともなんだろう、化粧も少ししてる? だいぶ大人びてる気がするよ」

    「───………せん、ぱい…」

    「うん、そうだよ。僕は先輩だ。君と同じ学校の──二年の橘 純一」

    「そして君は僕の後輩──美也と同じクラスの中多 紗江ちゃんだ」

    中多「……………」

    「久しぶりだね。元気にしてた?」

    中多「……………」

    「だいぶ学校でもあってないもんなぁ…あ、そうだ。
       美也が心配してたよ?最近、ずっと喋ってないってさ」

    中多「……先輩…」

    「うん? どうしたの紗江ちゃん?」

    中多「──なんで、怒らないんですか……私を…」
    185 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:45:26.89 ID:Akv2Ml+i0 (+20,+30,+0)
     
    186 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:49:12.66 ID:Z+3Q+AiL0 (+35,+30,-252)

    中多「わたしは──わたしは、先輩の知ってる通り……学校に行ってません…」

    「そうだね、確かに」

    中多「──……それでいて、仲の良かった美也ちゃんとも、逢ちゃんとも…喋ってません…」

    「うん。だね」

    中多「そんな……そんな変わってしまった私を……先輩は、怒らないんですか…?」

    「…………」

    中多「今日だって……コミケッツで見かけたとき……とても怖かったんです…
       先輩がいたって…とうとう、わたしを怒りに来たんだって…」

    中多「だ、だからわたし……その……」

    「──だからずっと、隠れながらとかで見てたの?僕のことを」

    中多「…………はい…」

    「だろうって思った。それだったら見つからないわけだよ」
    187 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:54:07.91 ID:Z+3Q+AiL0 (+35,+30,-256)
    「だって──紗江ちゃんみたいな可愛い子、そうそう見つからないわけないよ」

    中多「えっ……か、かわいいですか…?」

    「そうだよ!──まぁ、さっきまで僕は気付かなかったわけだけどね。説得力無いね。あはは」

    中多「…………」

    「ねぇ──紗江ちゃん、僕はさ。ここに紗江ちゃんに会いに来たんだ」

    中多「っ───」

    「それでね、どうしても紗江ちゃんと喋りたかった。どうなってたんだろうって。
       どうして紗江ちゃんは変わってしまったんだろうって」

    「そればっかり気になってたんだ。わかるかな紗江ちゃん」

    中多「……はい、わたしも…先輩とおしゃべりしたかったです…」

    「ありがとう。そういってくれると、嬉しいよ」
    188 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 01:56:42.83 ID:Akv2Ml+i0 (+20,+30,+0)
     
    189 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:03:27.98 ID:Z+3Q+AiL0 (+35,+30,+0)
    「──でもさ、紗江ちゃん……出来るなら僕は──学校で会話したい」

    中多「っ……先輩……」

    「みんなでワイワイとおしゃべりしながら、美也がふざけて、七咲がクールにつっこんで、
       紗江ちゃんが笑って……そして僕も笑っている」

    中多「……………」

    「これが僕の覚えている──紗江ちゃんの全てだよ。
       僕はこの記憶に残ってる紗江ちゃんが、全てで全部なんだ」

    中多「…………」

    「でも、今の君は僕は知らない君だ。
       現実には、僕の目の前に……こんな風に変わってしまっていた紗江ちゃんがいま、ここに居るんだ」

    中多「わたしは……その…っ!」

    「……いいよ、言ってみて」

    中多「わたしは──わたしは、この自分を……嫌いじゃないです!」

    「…………」

    中多「た、確かにわたしは変わってしまったかもしれない……でも、でも…こうやってかわった私は…!
       私は…自分で自分を好きでいられてます……!」
    190 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:14:11.38 ID:Z+3Q+AiL0 (+33,+30,+0)
    中多「自分の大好きな趣味で生きられる──……これがどれだけしあわせなこと、なのか…
       今、本当に感じてるんです……この感情は誰に邪魔されることはありません…!」

    中多「前までの…くよくよしていた自分が馬鹿みたいに思うぐらい…私は充実してる…!
       なにごとにも臆病で、怖がってたわたしはもう…いなくて…」

    中多「なにもかも自分で決められるこの世界──…これが私の今の、全てなんです…先輩…!」

    「──そうだね、今の紗江ちゃんは本当にイキイキしてる。
       僕が見てきた中で、一番だと思うよ」

    中多「…………はい、でも先輩はやっぱり私のこと怒って──」

    「──ううん、紗江ちゃん。僕は君を怒ったりなんかしないよ」

    中多「っ……ど、どうして……!」

    「──やっぱりそうなんだね。紗江ちゃん、君は怒って──いや、止めてほしかったんだ」

    「君はこうやって自分の好きな場所を作れた。自分を隠さず、趣味で突っ走れる場所──」

    「──そうやって得た場所を、周りに認めてほしかった」

    「そうやって頑張って作り上げた場所だけど……認められることが程遠い世界だとわかっていたから」
    191 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:14:17.44 ID:CKg9imZK0 (+19,+29,-12)
    紗江ちゃん可愛いじゃないか
    192 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:14:59.20 ID:Akv2Ml+i0 (+20,+30,+0)
     
    193 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:19:02.82 ID:IJ/AZ5OO0 (+27,+29,-22)
    これはふかふかの評価を改めねばならないかもしれん
    194 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:19:49.31 ID:ASd7qNqb0 (+16,+28,-13)
    紳士スキル高杉
    195 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:20:24.51 ID:wGchWZGY0 (+14,+29,-1)
    ふかふかわいい
    196 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:21:20.30 ID:86mKYstY0 (+28,+30,-30)
    うまい具合にキャラクターを掘り下げて、昇華してるな
    197 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:22:04.81 ID:Z+3Q+AiL0 (+35,+30,+0)
    「だから──君はひねくれることを、装うしかなかった」

    「認められることのない趣味だと理解してたから…最後までやるしかなかった。
       誰かが自分にいいにくるまで、誰かが自分を止めに来るまで……君は突っ走るしかなかったんだ」

    「自分だって、おかしいことをしているってわかってる。でも、誰かに止めてもらわなきゃ止められない──」

    「そうじゃないのかな、紗江ちゃん?」

    中多「──なん、で……わかるんですか…? だれにもいったこと……」

    「うん?……そうだな、確かになんでわかるんだろうね」すっ…

    中多「ふぇ……?」なでなで

    「それは多分、僕は紗江ちゃんのこと──すっごく大切に思ってるからだよ」

    中多「せん──ぱい……」

    「うん、いいんだ。紗江ちゃんは悪くない、むしろいいことなんだよ!
       この趣味は悪くないよ、僕が──僕が認めてあげるから」

    「紗江ちゃん、頑張ったね。君が頑張れることを見つけて、本当によかったね」

    中多「……しぇ…しぇんぱぁい…っ」
    198 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:28:59.16 ID:m3l+eSHhO (+19,+29,-27)
    しぇんぱい頂きましたァーッ!!!
    199 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:29:38.58 ID:2K80SYps0 (+24,+29,-37)
    前回のさわり見て純一ボッチSSだと勘違いして
    見るのやめたんだがそれは失敗だったな。
    しえん
    200 : 以下、名無しにか - 2011/11/15(火) 02:31:14.66 ID:0ZUZ6h3E0 (+24,+29,-17)
    面白いけど傍線多すぎワロタww
    奈須病か
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