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元スレ美也「にぃにー! あっさだよー!!」
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数十分後
純一「へーそうなんだ……じゃあサーちゃんは何時もここに?」
サー「そうなんですよ~……で、色々と本を探してるんですっ。
で、今日も仲間たちと一緒に割り当てして本を探すんですよ…!」
純一「へぇ~。そしたらサーちゃんは、ゆっくりしててもいいの?
……僕がいうのもなんだけどさ」
サー「え、ええ……いいんです。もう多分、売り切れてると思いますし……それに…」ちらっ
純一「それに?」
サー「……えっと、その……こうやって橘さんとお話してるのも……
た、楽しいのでいいんです……っ」
純一「そ、そうかな? いやぁ、そう言ってもらえると僕も嬉しいかな…」
サー「っ…っ……」テレテレ
純一(可愛い人だなぁ。サーちゃん……意外と会話も弾んでるし、良い感じだ。
なんだろう、僕ってばこの人と会ったことあったかなぁ)
純一「えっと──サーちゃん、ちょっと聞きたいんだけどさ」
サー「は、はい…!なんでしょうか……っ」
純一「へーそうなんだ……じゃあサーちゃんは何時もここに?」
サー「そうなんですよ~……で、色々と本を探してるんですっ。
で、今日も仲間たちと一緒に割り当てして本を探すんですよ…!」
純一「へぇ~。そしたらサーちゃんは、ゆっくりしててもいいの?
……僕がいうのもなんだけどさ」
サー「え、ええ……いいんです。もう多分、売り切れてると思いますし……それに…」ちらっ
純一「それに?」
サー「……えっと、その……こうやって橘さんとお話してるのも……
た、楽しいのでいいんです……っ」
純一「そ、そうかな? いやぁ、そう言ってもらえると僕も嬉しいかな…」
サー「っ…っ……」テレテレ
純一(可愛い人だなぁ。サーちゃん……意外と会話も弾んでるし、良い感じだ。
なんだろう、僕ってばこの人と会ったことあったかなぁ)
純一「えっと──サーちゃん、ちょっと聞きたいんだけどさ」
サー「は、はい…!なんでしょうか……っ」
純一「えーと、その……」
純一(どうしよう、この流れで何処かで会った事ありますかって言いにくいなぁ……
そしたら、あれかな…ちょっと容姿からなにか言っていって、それとなく聞いてみるか…)
純一「──その……サーちゃんの髪型は、何処で切ってもらったの?」
サー「これですか? これは近くの行きつけの美容師に切ってもらいました……」
純一「へぇ、じゃあいつもそこでその髪型に?」
サー「いえ──実はもっと前は長かったんです。ちょうど肩に垂れるぐらいはありました……」
純一「ふぅん。そしたら大分、イメージチェンジしたんだね」
サー「ええ、そうですね……この髪型の方が、色々とコスプレ用のカツラとか合わせやすいので…その、
切っちゃったんです…」
純一「そうなんだ……でも、ここから見てもサーちゃんの髪って綺麗だよね」
サー「ふぇっ!? そ、そうですか……?」
純一「うん、とっても。なんだかさらさらしてそうで……触ったら気持ちよさそうだよ」
サー「そ、そうですか……気持ち良さそう……」
純一(どうしよう、この流れで何処かで会った事ありますかって言いにくいなぁ……
そしたら、あれかな…ちょっと容姿からなにか言っていって、それとなく聞いてみるか…)
純一「──その……サーちゃんの髪型は、何処で切ってもらったの?」
サー「これですか? これは近くの行きつけの美容師に切ってもらいました……」
純一「へぇ、じゃあいつもそこでその髪型に?」
サー「いえ──実はもっと前は長かったんです。ちょうど肩に垂れるぐらいはありました……」
純一「ふぅん。そしたら大分、イメージチェンジしたんだね」
サー「ええ、そうですね……この髪型の方が、色々とコスプレ用のカツラとか合わせやすいので…その、
切っちゃったんです…」
純一「そうなんだ……でも、ここから見てもサーちゃんの髪って綺麗だよね」
サー「ふぇっ!? そ、そうですか……?」
純一「うん、とっても。なんだかさらさらしてそうで……触ったら気持ちよさそうだよ」
サー「そ、そうですか……気持ち良さそう……」
サー「───えっと、それじゃあ……その…橘さん…」
純一「うん? どうしたの?」
サー「少し、その……触ってみますか…?」
純一「え、えええ!? ど、どこを!?」
サー「か、髪の毛です!」
純一「あ、髪の毛か……でも、いいの?女の子って髪の毛触れるのって嫌じゃない?」
サー「た、確かに苦手な人もいますけど……その、私は先輩になら…」
純一「え?なに?」
サー「い、いえっ! と、とにかく私は大丈夫なので……どうぞ、触ってください…!」ひょい
純一(頭を差し出された……い、いいのかな触って。
こうやって触ってくださいって言われたのはじめてかも──)
純一(──っ……また、来た。このもやもやだ……また何かを思い出しそうになってるか…?)
サー「た、橘さん……?出来れば早くお願いします…
ちょっとこの体制は、恥ずかしくて…」
純一「あっ、うん! そ、そしたら触るね……」さわさわ
純一「うん? どうしたの?」
サー「少し、その……触ってみますか…?」
純一「え、えええ!? ど、どこを!?」
サー「か、髪の毛です!」
純一「あ、髪の毛か……でも、いいの?女の子って髪の毛触れるのって嫌じゃない?」
サー「た、確かに苦手な人もいますけど……その、私は先輩になら…」
純一「え?なに?」
サー「い、いえっ! と、とにかく私は大丈夫なので……どうぞ、触ってください…!」ひょい
純一(頭を差し出された……い、いいのかな触って。
こうやって触ってくださいって言われたのはじめてかも──)
純一(──っ……また、来た。このもやもやだ……また何かを思い出しそうになってるか…?)
サー「た、橘さん……?出来れば早くお願いします…
ちょっとこの体制は、恥ずかしくて…」
純一「あっ、うん! そ、そしたら触るね……」さわさわ
純一「…………」さわさわ…
サー「ふわぁ──……」
純一「…………」さわさわ…
サー「た、橘さん──頭なでるのうまい、です……」
純一(───なん、だこれ……!
凄い、なにかを思い出しそうになってる……!今までのもやもやの比じゃない!)
純一(今まで色んな人たちと会ってきて、色んなもやもやが起こってきたけど……)
純一(これは、今起きてるもやもやは……比べ物にならないぐらいに大きい…!!)
純一(──なんだ、この子……サーちゃん。この子は一体何なんだ…!)
サー「ふふ……ふふっ…」
純一「──あれ、ああ! ごめんサーちゃん!なんかずっと撫でてたよ…!」
サー「ふふ──あ、いいですよぉ……その、気持ちよかったですから…」
サー「……はっ!? あ、あああのののすみません…!なんか私おかしくなってませんでした…っ?」
純一「え、ああ、大丈夫だったかな…?うん」
サー「ふわぁ──……」
純一「…………」さわさわ…
サー「た、橘さん──頭なでるのうまい、です……」
純一(───なん、だこれ……!
凄い、なにかを思い出しそうになってる……!今までのもやもやの比じゃない!)
純一(今まで色んな人たちと会ってきて、色んなもやもやが起こってきたけど……)
純一(これは、今起きてるもやもやは……比べ物にならないぐらいに大きい…!!)
純一(──なんだ、この子……サーちゃん。この子は一体何なんだ…!)
サー「ふふ……ふふっ…」
純一「──あれ、ああ! ごめんサーちゃん!なんかずっと撫でてたよ…!」
サー「ふふ──あ、いいですよぉ……その、気持ちよかったですから…」
サー「……はっ!? あ、あああのののすみません…!なんか私おかしくなってませんでした…っ?」
純一「え、ああ、大丈夫だったかな…?うん」
>>1、うんこをする
申し訳ありません
とても眠いので寝ます
明日の午後には来れると思いますので
保守のほうよろしくお願いします
残ってたら読みますので
とても眠いので寝ます
明日の午後には来れると思いますので
保守のほうよろしくお願いします
残ってたら読みますので
サー「す、すみません……本当に、ごめんなさい…!」
純一「い、いや僕の方こそずっと撫でて……」
サー「いや、その……私こそ…あのその……き、ききき…気持ちよくてその……はい…」
純一「………」
サー「っ……っ……っ……」
純一「──ねぇ、サーちゃん。聞いていいかな?」
サー「え、はい……なんでしょうか…?」
純一「……僕たちって、どっかであったこと────」
「──あー!いたでござるよ!」
「はあく!こっちにボスをかくにしますた!」
純一「───え…?」
サー「あ………」
「ぼ、ぼぼぼぼす!なにやってんっすすすかっ…?」
「ボスからの命令がなくて、獲物をいくつか逃してしまってっ!!」
純一「ぼ、ぼす? 獲物……?」
サー「あの……その────」
純一「い、いや僕の方こそずっと撫でて……」
サー「いや、その……私こそ…あのその……き、ききき…気持ちよくてその……はい…」
純一「………」
サー「っ……っ……っ……」
純一「──ねぇ、サーちゃん。聞いていいかな?」
サー「え、はい……なんでしょうか…?」
純一「……僕たちって、どっかであったこと────」
「──あー!いたでござるよ!」
「はあく!こっちにボスをかくにしますた!」
純一「───え…?」
サー「あ………」
「ぼ、ぼぼぼぼす!なにやってんっすすすかっ…?」
「ボスからの命令がなくて、獲物をいくつか逃してしまってっ!!」
純一「ぼ、ぼす? 獲物……?」
サー「あの……その────」
純一「えっとこの人たちは────」
サー「──しゃぁきっとしなさい!くよくよする場合じゃないです!」
「「「は、はい!」」」
サー「そんな風に慌てちゃ、手に入れられるものも手に入れられなくなります!
──ここは踏ん張りどきです、なにも諦めることはありません!」
「「「はい!!!!」」」
サー「──この地域一帯は、わたしが責任を取ります……ですから、貴方達は各持ち場に
素早くつきなさい!さぁ、はやく!」
「「「サー、いえっさー!」」」
サー「声が小さいです!!」
「「「サー!!!いえっさー!!!!」」」
サー「よろしいです! では、解散っ!!!」
ばばっ!!!!
サー「──……ふぅ。これだからあの人たちは……」
純一「……!?……!?」
サー「──しゃぁきっとしなさい!くよくよする場合じゃないです!」
「「「は、はい!」」」
サー「そんな風に慌てちゃ、手に入れられるものも手に入れられなくなります!
──ここは踏ん張りどきです、なにも諦めることはありません!」
「「「はい!!!!」」」
サー「──この地域一帯は、わたしが責任を取ります……ですから、貴方達は各持ち場に
素早くつきなさい!さぁ、はやく!」
「「「サー、いえっさー!」」」
サー「声が小さいです!!」
「「「サー!!!いえっさー!!!!」」」
サー「よろしいです! では、解散っ!!!」
ばばっ!!!!
サー「──……ふぅ。これだからあの人たちは……」
純一「……!?……!?」
サー「……あ、すみません……お見苦しい所を見せてしまって……っ」
純一「あ、いや……その…サーちゃん凄かったね、うん。かっこよかったよ」
サー「い、いえっ!そ、そんなことないですよ……えへへ…」
純一(なんだか嬉しそうだなサーちゃん……うん、まぁ凄いって思ったのは本当だしな)
純一「えっと……それじゃあこれから忙しくなるのかな?」
サー「あ、えっとそうですね……仲間たちにも激昂しちゃいましたし…」
純一「そっか。そしたら……その、サーちゃん」
サー「はい、なんでしょうか……?」
純一(──やっぱり、このもやもやだ……サーちゃんの顔…いや、主に髪の毛を見ていると…
すっごい頭がざわざわするんだ……これは、一番って良いほどに…)
純一(ここで──ここで、今彼女と別れて言いべきなのか……?
このもやもやを、ほっといても良いものか……?)
サー「…っ……?」
純一(……だめだ、もうこんな風に考えてる暇もないっていうのに────)
純一「───……黒い、りぼん…?」
純一「あ、いや……その…サーちゃん凄かったね、うん。かっこよかったよ」
サー「い、いえっ!そ、そんなことないですよ……えへへ…」
純一(なんだか嬉しそうだなサーちゃん……うん、まぁ凄いって思ったのは本当だしな)
純一「えっと……それじゃあこれから忙しくなるのかな?」
サー「あ、えっとそうですね……仲間たちにも激昂しちゃいましたし…」
純一「そっか。そしたら……その、サーちゃん」
サー「はい、なんでしょうか……?」
純一(──やっぱり、このもやもやだ……サーちゃんの顔…いや、主に髪の毛を見ていると…
すっごい頭がざわざわするんだ……これは、一番って良いほどに…)
純一(ここで──ここで、今彼女と別れて言いべきなのか……?
このもやもやを、ほっといても良いものか……?)
サー「…っ……?」
純一(……だめだ、もうこんな風に考えてる暇もないっていうのに────)
純一「───……黒い、りぼん…?」
サー「え、どうしました……?」
純一「──サーちゃん、その手首に巻いてるりぼん……それ、なに…?」
サー「──えっとその…これは……」
純一「いいから、答えてくれないか」
サー「っ?……えっとその、あの…これはですね──以前に髪が長かった時に付けてたやつでして…」
純一「………………」
サー「髪を切ってしまったので、その……あの…橘さん…?」
純一「……ねぇ、サーちゃん。お願いがあるんだけど……そのりぼん、少し借りていい?」
サー「え……? あ、はいっ……どうぞ!」しゅるしゅる……
純一「………ありがとう。すこし、見るだけだからね───」すっ
純一(────────いあうぇjrがwhでおpfじゃwpdgfじゃおpwqdjふぉいwさjd)
純一「──っ!!?……っはぁ!っはぁ!っはぁ!……!!」
サー「た、橘さん…!? ど、どうかなされました……!?」
純一「──サーちゃん、その手首に巻いてるりぼん……それ、なに…?」
サー「──えっとその…これは……」
純一「いいから、答えてくれないか」
サー「っ?……えっとその、あの…これはですね──以前に髪が長かった時に付けてたやつでして…」
純一「………………」
サー「髪を切ってしまったので、その……あの…橘さん…?」
純一「……ねぇ、サーちゃん。お願いがあるんだけど……そのりぼん、少し借りていい?」
サー「え……? あ、はいっ……どうぞ!」しゅるしゅる……
純一「………ありがとう。すこし、見るだけだからね───」すっ
純一(────────いあうぇjrがwhでおpfじゃwpdgfじゃおpwqdjふぉいwさjd)
純一「──っ!!?……っはぁ!っはぁ!っはぁ!……!!」
サー「た、橘さん…!? ど、どうかなされました……!?」
純一「な、なんだよコレ───」
ジジッ…ザザァー…
『んじゃ紗江ちゃん! 今日も特訓だよ!』
『はいっ!先輩っ!』
純一「この、頭に溢れだすこれって───」
ジザザ…ざざっ……
『…そしたらジャンケンだ、負けたら背負うって感じでね』
『せ、せんぱい……!』
純一「僕の、いままでなかった───」
ジザッ……!ざざ!!
『一緒にプールだなんて、感激だなぁ』
『しぇ、しぇんぱ~い…まってくださ~い…!』
純一「──────……サーちゃん…」
サー「は、はい……?な、なんでしょうか…?」
ジジッ…ザザァー…
『んじゃ紗江ちゃん! 今日も特訓だよ!』
『はいっ!先輩っ!』
純一「この、頭に溢れだすこれって───」
ジザザ…ざざっ……
『…そしたらジャンケンだ、負けたら背負うって感じでね』
『せ、せんぱい……!』
純一「僕の、いままでなかった───」
ジザッ……!ざざ!!
『一緒にプールだなんて、感激だなぁ』
『しぇ、しぇんぱ~い…まってくださ~い…!』
純一「──────……サーちゃん…」
サー「は、はい……?な、なんでしょうか…?」
純一「──いや、違うな。ごめん」
サー「え……?た、橘さん…?」
純一「──やめてよ、僕は君にそんな風に呼ばれたくはないんだ」
サー「え───……あ、その……ごめんなさいっ…その、わたし…」
純一「…………」
サー「……は、い…すみません…………わたし、い、色々と……
失礼でしたよね……わ、わかってたんです……」
純一「…………」
サー「と、とつぜん……はなしかけたり、とか…して…ごめい、わくとか…ぐす…
かんがえずに……ごめんさい……ひっく……」
純一「───違う、違うんだよ」
サー「えっ……ひっく…」
純一「僕が──僕が言いたいのは、そういうことじゃない。そうことじゃないんだよ」
純一「──中多、紗江ちゃん…」
サー「え……?た、橘さん…?」
純一「──やめてよ、僕は君にそんな風に呼ばれたくはないんだ」
サー「え───……あ、その……ごめんなさいっ…その、わたし…」
純一「…………」
サー「……は、い…すみません…………わたし、い、色々と……
失礼でしたよね……わ、わかってたんです……」
純一「…………」
サー「と、とつぜん……はなしかけたり、とか…して…ごめい、わくとか…ぐす…
かんがえずに……ごめんさい……ひっく……」
純一「───違う、違うんだよ」
サー「えっ……ひっく…」
純一「僕が──僕が言いたいのは、そういうことじゃない。そうことじゃないんだよ」
純一「──中多、紗江ちゃん…」
>>177
キラーパンサーとか言うなワロタwwwwww
キラーパンサーとか言うなワロタwwwwww
「───……っ!?」
純一「全然、気付かなかったよ……髪を切るだけで、だいぶ印象が変わるんだね。
それともなんだろう、化粧も少ししてる? だいぶ大人びてる気がするよ」
「───………せん、ぱい…」
純一「うん、そうだよ。僕は先輩だ。君と同じ学校の──二年の橘 純一」
純一「そして君は僕の後輩──美也と同じクラスの中多 紗江ちゃんだ」
中多「……………」
純一「久しぶりだね。元気にしてた?」
中多「……………」
純一「だいぶ学校でもあってないもんなぁ…あ、そうだ。
美也が心配してたよ?最近、ずっと喋ってないってさ」
中多「……先輩…」
純一「うん? どうしたの紗江ちゃん?」
中多「──なんで、怒らないんですか……私を…」
純一「全然、気付かなかったよ……髪を切るだけで、だいぶ印象が変わるんだね。
それともなんだろう、化粧も少ししてる? だいぶ大人びてる気がするよ」
「───………せん、ぱい…」
純一「うん、そうだよ。僕は先輩だ。君と同じ学校の──二年の橘 純一」
純一「そして君は僕の後輩──美也と同じクラスの中多 紗江ちゃんだ」
中多「……………」
純一「久しぶりだね。元気にしてた?」
中多「……………」
純一「だいぶ学校でもあってないもんなぁ…あ、そうだ。
美也が心配してたよ?最近、ずっと喋ってないってさ」
中多「……先輩…」
純一「うん? どうしたの紗江ちゃん?」
中多「──なんで、怒らないんですか……私を…」
中多「わたしは──わたしは、先輩の知ってる通り……学校に行ってません…」
純一「そうだね、確かに」
中多「──……それでいて、仲の良かった美也ちゃんとも、逢ちゃんとも…喋ってません…」
純一「うん。だね」
中多「そんな……そんな変わってしまった私を……先輩は、怒らないんですか…?」
純一「…………」
中多「今日だって……コミケッツで見かけたとき……とても怖かったんです…
先輩がいたって…とうとう、わたしを怒りに来たんだって…」
中多「だ、だからわたし……その……」
純一「──だからずっと、隠れながらとかで見てたの?僕のことを」
中多「…………はい…」
純一「だろうって思った。それだったら見つからないわけだよ」
純一「だって──紗江ちゃんみたいな可愛い子、そうそう見つからないわけないよ」
中多「えっ……か、かわいいですか…?」
純一「そうだよ!──まぁ、さっきまで僕は気付かなかったわけだけどね。説得力無いね。あはは」
中多「…………」
純一「ねぇ──紗江ちゃん、僕はさ。ここに紗江ちゃんに会いに来たんだ」
中多「っ───」
純一「それでね、どうしても紗江ちゃんと喋りたかった。どうなってたんだろうって。
どうして紗江ちゃんは変わってしまったんだろうって」
純一「そればっかり気になってたんだ。わかるかな紗江ちゃん」
中多「……はい、わたしも…先輩とおしゃべりしたかったです…」
純一「ありがとう。そういってくれると、嬉しいよ」
中多「えっ……か、かわいいですか…?」
純一「そうだよ!──まぁ、さっきまで僕は気付かなかったわけだけどね。説得力無いね。あはは」
中多「…………」
純一「ねぇ──紗江ちゃん、僕はさ。ここに紗江ちゃんに会いに来たんだ」
中多「っ───」
純一「それでね、どうしても紗江ちゃんと喋りたかった。どうなってたんだろうって。
どうして紗江ちゃんは変わってしまったんだろうって」
純一「そればっかり気になってたんだ。わかるかな紗江ちゃん」
中多「……はい、わたしも…先輩とおしゃべりしたかったです…」
純一「ありがとう。そういってくれると、嬉しいよ」
純一「──でもさ、紗江ちゃん……出来るなら僕は──学校で会話したい」
中多「っ……先輩……」
純一「みんなでワイワイとおしゃべりしながら、美也がふざけて、七咲がクールにつっこんで、
紗江ちゃんが笑って……そして僕も笑っている」
中多「……………」
純一「これが僕の覚えている──紗江ちゃんの全てだよ。
僕はこの記憶に残ってる紗江ちゃんが、全てで全部なんだ」
中多「…………」
純一「でも、今の君は僕は知らない君だ。
現実には、僕の目の前に……こんな風に変わってしまっていた紗江ちゃんがいま、ここに居るんだ」
中多「わたしは……その…っ!」
純一「……いいよ、言ってみて」
中多「わたしは──わたしは、この自分を……嫌いじゃないです!」
純一「…………」
中多「た、確かにわたしは変わってしまったかもしれない……でも、でも…こうやってかわった私は…!
私は…自分で自分を好きでいられてます……!」
中多「っ……先輩……」
純一「みんなでワイワイとおしゃべりしながら、美也がふざけて、七咲がクールにつっこんで、
紗江ちゃんが笑って……そして僕も笑っている」
中多「……………」
純一「これが僕の覚えている──紗江ちゃんの全てだよ。
僕はこの記憶に残ってる紗江ちゃんが、全てで全部なんだ」
中多「…………」
純一「でも、今の君は僕は知らない君だ。
現実には、僕の目の前に……こんな風に変わってしまっていた紗江ちゃんがいま、ここに居るんだ」
中多「わたしは……その…っ!」
純一「……いいよ、言ってみて」
中多「わたしは──わたしは、この自分を……嫌いじゃないです!」
純一「…………」
中多「た、確かにわたしは変わってしまったかもしれない……でも、でも…こうやってかわった私は…!
私は…自分で自分を好きでいられてます……!」
中多「自分の大好きな趣味で生きられる──……これがどれだけしあわせなこと、なのか…
今、本当に感じてるんです……この感情は誰に邪魔されることはありません…!」
中多「前までの…くよくよしていた自分が馬鹿みたいに思うぐらい…私は充実してる…!
なにごとにも臆病で、怖がってたわたしはもう…いなくて…」
中多「なにもかも自分で決められるこの世界──…これが私の今の、全てなんです…先輩…!」
純一「──そうだね、今の紗江ちゃんは本当にイキイキしてる。
僕が見てきた中で、一番だと思うよ」
中多「…………はい、でも先輩はやっぱり私のこと怒って──」
純一「──ううん、紗江ちゃん。僕は君を怒ったりなんかしないよ」
中多「っ……ど、どうして……!」
純一「──やっぱりそうなんだね。紗江ちゃん、君は怒って──いや、止めてほしかったんだ」
純一「君はこうやって自分の好きな場所を作れた。自分を隠さず、趣味で突っ走れる場所──」
純一「──そうやって得た場所を、周りに認めてほしかった」
純一「そうやって頑張って作り上げた場所だけど……認められることが程遠い世界だとわかっていたから」
今、本当に感じてるんです……この感情は誰に邪魔されることはありません…!」
中多「前までの…くよくよしていた自分が馬鹿みたいに思うぐらい…私は充実してる…!
なにごとにも臆病で、怖がってたわたしはもう…いなくて…」
中多「なにもかも自分で決められるこの世界──…これが私の今の、全てなんです…先輩…!」
純一「──そうだね、今の紗江ちゃんは本当にイキイキしてる。
僕が見てきた中で、一番だと思うよ」
中多「…………はい、でも先輩はやっぱり私のこと怒って──」
純一「──ううん、紗江ちゃん。僕は君を怒ったりなんかしないよ」
中多「っ……ど、どうして……!」
純一「──やっぱりそうなんだね。紗江ちゃん、君は怒って──いや、止めてほしかったんだ」
純一「君はこうやって自分の好きな場所を作れた。自分を隠さず、趣味で突っ走れる場所──」
純一「──そうやって得た場所を、周りに認めてほしかった」
純一「そうやって頑張って作り上げた場所だけど……認められることが程遠い世界だとわかっていたから」
純一「だから──君はひねくれることを、装うしかなかった」
純一「認められることのない趣味だと理解してたから…最後までやるしかなかった。
誰かが自分にいいにくるまで、誰かが自分を止めに来るまで……君は突っ走るしかなかったんだ」
純一「自分だって、おかしいことをしているってわかってる。でも、誰かに止めてもらわなきゃ止められない──」
純一「そうじゃないのかな、紗江ちゃん?」
中多「──なん、で……わかるんですか…? だれにもいったこと……」
純一「うん?……そうだな、確かになんでわかるんだろうね」すっ…
中多「ふぇ……?」なでなで
純一「それは多分、僕は紗江ちゃんのこと──すっごく大切に思ってるからだよ」
中多「せん──ぱい……」
純一「うん、いいんだ。紗江ちゃんは悪くない、むしろいいことなんだよ!
この趣味は悪くないよ、僕が──僕が認めてあげるから」
純一「紗江ちゃん、頑張ったね。君が頑張れることを見つけて、本当によかったね」
中多「……しぇ…しぇんぱぁい…っ」
純一「認められることのない趣味だと理解してたから…最後までやるしかなかった。
誰かが自分にいいにくるまで、誰かが自分を止めに来るまで……君は突っ走るしかなかったんだ」
純一「自分だって、おかしいことをしているってわかってる。でも、誰かに止めてもらわなきゃ止められない──」
純一「そうじゃないのかな、紗江ちゃん?」
中多「──なん、で……わかるんですか…? だれにもいったこと……」
純一「うん?……そうだな、確かになんでわかるんだろうね」すっ…
中多「ふぇ……?」なでなで
純一「それは多分、僕は紗江ちゃんのこと──すっごく大切に思ってるからだよ」
中多「せん──ぱい……」
純一「うん、いいんだ。紗江ちゃんは悪くない、むしろいいことなんだよ!
この趣味は悪くないよ、僕が──僕が認めてあげるから」
純一「紗江ちゃん、頑張ったね。君が頑張れることを見つけて、本当によかったね」
中多「……しぇ…しぇんぱぁい…っ」
前回のさわり見て純一ボッチSSだと勘違いして
見るのやめたんだがそれは失敗だったな。
しえん
見るのやめたんだがそれは失敗だったな。
しえん
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