元スレ鈴羽「比翼恋理のだーりん?」岡部「やむを得まい」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
652 = 525 :
?「あら」
岡部「だから本当に知り合いなのだ!! どうしてわかってくれない!!」
看護士「ちょっと、静かにしてください! あんまりうるさいようなら本当に通報しますよ!」
岡部「うぬぬぬぬぬぬ」
?「ねえ、もしかしてまゆりの友達?」
岡部「ああそうだ!! 友達どころか幼馴染だ!! お前のようなセレセブとは違うのだ!!」
紅莉栖「だぁれがセレセブよこの厨二の権化が!! ……って、あれ」
岡部「……!! クリスティーナ、か……?」
紅莉栖「!? 岡部……?」
654 = 525 :
岡部(な、なんでこいつがここに!? というか、まずい!)
岡部「お、岡部? 人違いだ。俺の名前はジョン・キョーマー。時空の超越者だ」
紅莉栖「……その口調」
岡部「え? く、口調がに、似てるもクソも? 岡部倫太郎は? し、死んでるぞ?」アセアセアセ
紅莉栖「…………でもさっきセレセブって。クリスティーナって」
岡部「ああああああれはついうっかり口がすべってしまったのだ。本心ではない」
紅莉栖「………」
岡部「………」
岡部(や、やばい。鈴羽、ダイバージェンスメーターが変動してしまうかもしれんっ!!)
岡部(というか、こいつが俺を知ってるということは……この世界線の紅莉栖も、俺と面識があるのか?)
657 = 525 :
紅莉栖「ま、空似ってやつよね」
岡部「そ、そうだ空似だ」
紅莉栖「まゆりに何か用なの?」
岡部「……う、うむ。そういうお前も用事か?」
紅莉栖「ええ。……最近、あんまり顔出せてなかったから。すいません、面会の手続きをお願いします」
看護士「はーい」
岡部「……」
岡部(なんだ? この違和感)
岡部(……助手は確か、この国の中枢に関わっている人間だったといっていたな)
岡部(俺が死んだのは鈴羽の話だと……まだ小学生のとき)
岡部(こいつが知っている俺はいつの俺だ? まさか)
岡部「OMEGA」ボソ
紅莉栖「ッ!?」
658 = 525 :
紅莉栖「あ、あんた今何て!?」
岡部「ぐおっ!? く、首元を掴むなっ!?」
紅莉栖「あ……ご、ごめんなさい……」
岡部(食いついてきたか。間違いない。こいつはOMEGAと接点を持っている。
しかもそんなに昔の話じゃない。“今の俺を見て、OMEGAと錯覚できる程度には”
近い過去の俺と会っているはずだ)
岡部「……話がしたい。そっちもだろう?」
紅莉栖「……はぁ。仕方ないわね。でも、本当に岡部じゃないの?」
岡部「俺は俺であって、俺ではない」
紅莉栖「その口調……ほんっとイライラするわ」
岡部(今回は本当のことなんだがな……)
660 = 525 :
紅莉栖「とりあえず、まゆりの病室に行ってからでいい? あの子の様子だけでも確認したいから」
岡部「構わん。だが、俺も連れて行ってもらうぞ」
紅莉栖「……病院だからって、HENTAI行為はしないわよね」
岡部「するかっ!! ダルと一緒にするなっ!!」
紅莉栖「え」
岡部「あ」
岡部「ダ、ダルというのはうちで飼っている犬のことでな。最近さかりがついて大変なんだ、フ、フハハハ」
紅莉栖「……どーも怪しいわね。まぁいいわ。話がしたいのは私も一緒だし。こっちよ」
岡部(ふぅ………)
661 = 362 :
人がいないな・・・
662 = 513 :
おもろいよ
665 :
投下遅いんだもん
667 = 377 :
あんま人多いとスレ埋まるだろ
668 = 525 :
紅莉栖「それで? ジョン・キョーマーさんは何をしてる人なわけ?」
岡部「特には何も」
紅莉栖「なんだ、ニートか。自宅警備員乙」
岡部(こいつ……相変わらず@ちゃんねらーなのか)
岡部「そういう貴様は何をしているのだ?」
紅莉栖「研究職よ」
岡部「大雑把すぎる! もっとわかりやすくいえないのか」
紅莉栖「機密事項に関わるからこれ以上はいえないわー。素性が知りたいなら助手を通してくれる?」
岡部「じょ……しゅ……?」
紅莉栖「ええ。一応主任だから」
岡部(……しゅ、出世してるだと……!!! なんだこの焦燥感は……!!)
670 = 458 :
どんどん投下してくれ
671 = 525 :
岡部(……おっと。忘れないうちに鈴羽に報告しておくか)
―――――――――
To Suzuha.A
―――――――――
俺だ。
OMEGAの手がかりを
つかんだ。
牧瀬紅莉栖と接触し
たが、問題はないな?
そちらも健闘を祈る。
エル・プサイ・コング
ルゥ。
―――――――――
紅莉栖「ちょっと。病院内で携帯は禁止よ。マナーもしらないの?」
岡部「あ、ああすまん。急用でな」
紅莉栖「……ズボラなところもほんっとそっくりね。不思議なこともあるもんだわ」
674 = 525 :
岡部「まゆりの容態はどうなんだ」
紅莉栖「ファーストネームで呼ぶのね」
岡部「……ま、まぁ、親しい仲といったら親しい仲だからな?」
紅莉栖「元気よ。たまに発作が起きるみたいだけど」
岡部「発作……?」
紅莉栖「心因性のストレス障害。あんた、何も知らないの?」
岡部「……う、うむ……」
紅莉栖「それさえなかったらこんなところ、すぐにでも出て行けるのに。
日本の医療ってそういうところのケアが遅れてるわよねー」
岡部「い、命に関わるようなことは……」
紅莉栖「変なこと言わないで。まゆりは死なないわ。私が守るもの」
岡部(お前も相当痛々しいぞ、助手よ)
675 :
栗栖厨って声だけ大きいよね
小学生?
678 = 525 :
紅莉栖「まゆりに変なことしたら、コロスからな」
岡部「そっちこそ変なことを言うな」
紅莉栖「まあ、見る限りあんた、悪いやつじゃなさそうだけど……っと。ついたわ。ここよ」
紅莉栖「まゆりー? 入るわよー?」コンコン
まゆりっぽい声「はーい。どうぞー」
岡部(さて、バレずに会話できるか……? とりあえずサングラスをっと……)
まゆり「あれーーー? オカリン、どうしたの??」
岡部(っていきなりバレた!!!?!!!)
岡部「お、オカリン? 誰のことだ? 俺の名前は……」
紅莉栖「まゆり、この人は岡部じゃない。ただのニートよ」
岡部「ぐ、お、覚えてろよ貴様……」
紅莉栖「自分で言ったんでしょ」
679 = 362 :
さすがまゆしぃ・・・
680 :
自然にオカリンって名前が出ると言うことは…
682 = 525 :
岡部(ってあれ? まゆりは俺の死をきっかけにこうなったんじゃないのか?)
まゆり「んー? でもまゆしぃにはどうみてもオカリンに見えてしまうのです」
紅莉栖「まあ、確かに似てるけど……ってあんたら知り合いじゃないの?」
まゆり「まゆしぃはオカリンの人質だよ?」
岡部「お、俺はジョン・キョーマーだ。椎名まゆり、ひ、ひさしぶりだな!」
まゆり「……???」
岡部(ぐっ……お、俺は何をやっているんだ!? 通じるわけがなかろうが!!)
紅莉栖「なーんかおかしいわねー。わかってたけど。本当はやっぱり岡部なんじゃないの?」
岡部「ち、ちがっ、俺は……」
まゆり「んー、でもよく考えたらそんなはずはないのです。オカリンはさっき、黒いコートを着てたし……」
岡部「何?」
684 = 525 :
岡部「ちょっと待て。俺が、いつ?」
まゆり「え? やっぱりオカリンなの?」
岡部「あっ、ち、ちがう。その……岡部倫太郎がいつ、ここに?」
まゆり「ついさっきだよ? えへへー、ひさしぶりにおしゃべりしたのです」
紅莉栖「………」
岡部「そ、それはいつだ!? ついさっきって……」
まゆり「えー? 急に言われても覚えてないのです……」
岡部「思い出してくれ。大事なことなんだ」
紅莉栖「ちょっと。一応患者なのよ? 大きな声ださないで」
岡部「……う……、す、すまん」
686 = 525 :
まゆり「そうだ! ねーねークリスちゃん。オカリンがね、またみんなで遊びたいねって言ってたよ?」
紅莉栖「そう……」
まゆり「ラボメンのみんなは元気かな? 早く会いたいなぁ……」
紅莉栖「……まゆり」
まゆり「オカリンがね、まゆりはほんと変わらないなーって。えへへ、自分はかっこよくなってたくせにね」
紅莉栖「………」
岡部「つ、つかぬことを聞いていいか?」
まゆり「はい?」
岡部「その……い、言いにくいんだが……。岡部倫太郎は……もう……」
まゆり「生きてるよ」
岡部「う……ん……?」
岡部(何だ? 様子がおかしい……)
687 = 616 :
時計メーカーさん黒コートなのか
688 = 477 :
TENGA
689 = 508 :
まゆしぃさんちょっと怖いです
690 = 525 :
まゆり「オカリンは、生きてる」
岡部「……そうなのか? 紅莉栖」
紅莉栖「…………」
まゆり「生きてるよね、クリスちゃん」
紅莉栖「……え、ええ……」
まゆり「ほら、クリスちゃんも言ってる。だからね、まゆしぃはもうちょっとがんばれるのです。
トラさんとウマさんが喧嘩しないように、せんせーの言うこと聞いていたら、オカリンとまた会えるから。
それまでちゃーんと、ビョーキと向き合うって決めたんだよ? えへへ」
岡部「………」
紅莉栖「キョーマーさん。悪いんだけど、外しててもらえる?」
岡部「……ああ」
692 = 525 :
岡部(…………)
岡部(まゆり……)
岡部(………)
岡部(………だが、これで確定した)
岡部(OMEGAとまゆりは接触していた。ついさっきまで、この部屋にはOMEGAがいた!)
岡部(問題は紅莉栖が知っているという俺が、OMEGAと同一人物かどうかだ)
岡部(………)
岡部(………ふざけるな)
岡部「ふざけるな……!!」
694 = 616 :
>>693
早く治さないとな…
695 = 501 :
ちょっとまちょしぃネタ控えろ
697 = 550 :
やはりここでも健気であるな紅莉栖
はやく鈴羽と××したいです
699 = 525 :
岡部(何を冷静に分析しているんだ、俺は……!!)
岡部(まゆりをあんな状態にしたのは、他でもない俺自身だ)
岡部(……どの面下げて客観視していられる……!!!)
岡部(待ってろよ岡部倫太郎。交渉なんて生ぬるいことじゃ終わらせてやるものか。
お前には言いたいことが山ほどある……ッ!!)
ピピピピピピ
岡部「……ん?」
岡部(鈴羽か……?)
700 = 536 :
まっちょしぃ貼ってるやつ面白いとでも思ってんのか
みんなの評価 : ★★★
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