私的良スレ書庫
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元スレ鈴羽「比翼恋理のだーりん?」岡部「やむを得まい」
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?「あら」
岡部「だから本当に知り合いなのだ!! どうしてわかってくれない!!」
看護士「ちょっと、静かにしてください! あんまりうるさいようなら本当に通報しますよ!」
岡部「うぬぬぬぬぬぬ」
?「ねえ、もしかしてまゆりの友達?」
岡部「ああそうだ!! 友達どころか幼馴染だ!! お前のようなセレセブとは違うのだ!!」
紅莉栖「だぁれがセレセブよこの厨二の権化が!! ……って、あれ」
岡部「……!! クリスティーナ、か……?」
紅莉栖「!? 岡部……?」
岡部(な、なんでこいつがここに!? というか、まずい!)
岡部「お、岡部? 人違いだ。俺の名前はジョン・キョーマー。時空の超越者だ」
紅莉栖「……その口調」
岡部「え? く、口調がに、似てるもクソも? 岡部倫太郎は? し、死んでるぞ?」アセアセアセ
紅莉栖「…………でもさっきセレセブって。クリスティーナって」
岡部「ああああああれはついうっかり口がすべってしまったのだ。本心ではない」
紅莉栖「………」
岡部「………」
岡部(や、やばい。鈴羽、ダイバージェンスメーターが変動してしまうかもしれんっ!!)
岡部(というか、こいつが俺を知ってるということは……この世界線の紅莉栖も、俺と面識があるのか?)
紅莉栖「ま、空似ってやつよね」
岡部「そ、そうだ空似だ」
紅莉栖「まゆりに何か用なの?」
岡部「……う、うむ。そういうお前も用事か?」
紅莉栖「ええ。……最近、あんまり顔出せてなかったから。すいません、面会の手続きをお願いします」
看護士「はーい」
岡部「……」
岡部(なんだ? この違和感)
岡部(……助手は確か、この国の中枢に関わっている人間だったといっていたな)
岡部(俺が死んだのは鈴羽の話だと……まだ小学生のとき)
岡部(こいつが知っている俺はいつの俺だ? まさか)
岡部「OMEGA」ボソ
紅莉栖「ッ!?」
紅莉栖「あ、あんた今何て!?」
岡部「ぐおっ!? く、首元を掴むなっ!?」
紅莉栖「あ……ご、ごめんなさい……」
岡部(食いついてきたか。間違いない。こいつはOMEGAと接点を持っている。
しかもそんなに昔の話じゃない。“今の俺を見て、OMEGAと錯覚できる程度には”
近い過去の俺と会っているはずだ)
岡部「……話がしたい。そっちもだろう?」
紅莉栖「……はぁ。仕方ないわね。でも、本当に岡部じゃないの?」
岡部「俺は俺であって、俺ではない」
紅莉栖「その口調……ほんっとイライラするわ」
岡部(今回は本当のことなんだがな……)
紅莉栖「とりあえず、まゆりの病室に行ってからでいい? あの子の様子だけでも確認したいから」
岡部「構わん。だが、俺も連れて行ってもらうぞ」
紅莉栖「……病院だからって、HENTAI行為はしないわよね」
岡部「するかっ!! ダルと一緒にするなっ!!」
紅莉栖「え」
岡部「あ」
岡部「ダ、ダルというのはうちで飼っている犬のことでな。最近さかりがついて大変なんだ、フ、フハハハ」
紅莉栖「……どーも怪しいわね。まぁいいわ。話がしたいのは私も一緒だし。こっちよ」
岡部(ふぅ………)
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1320572051/l50
こっちも見てくれよ・・・
いいSSだと思うのに・・・1人でスレ保守大変なんだ・・・
こっちも見てくれよ・・・
いいSSだと思うのに・・・1人でスレ保守大変なんだ・・・
紅莉栖「それで? ジョン・キョーマーさんは何をしてる人なわけ?」
岡部「特には何も」
紅莉栖「なんだ、ニートか。自宅警備員乙」
岡部(こいつ……相変わらず@ちゃんねらーなのか)
岡部「そういう貴様は何をしているのだ?」
紅莉栖「研究職よ」
岡部「大雑把すぎる! もっとわかりやすくいえないのか」
紅莉栖「機密事項に関わるからこれ以上はいえないわー。素性が知りたいなら助手を通してくれる?」
岡部「じょ……しゅ……?」
紅莉栖「ええ。一応主任だから」
岡部(……しゅ、出世してるだと……!!! なんだこの焦燥感は……!!)
岡部(……おっと。忘れないうちに鈴羽に報告しておくか)
―――――――――
To Suzuha.A
―――――――――
俺だ。
OMEGAの手がかりを
つかんだ。
牧瀬紅莉栖と接触し
たが、問題はないな?
そちらも健闘を祈る。
エル・プサイ・コング
ルゥ。
―――――――――
紅莉栖「ちょっと。病院内で携帯は禁止よ。マナーもしらないの?」
岡部「あ、ああすまん。急用でな」
紅莉栖「……ズボラなところもほんっとそっくりね。不思議なこともあるもんだわ」
岡部「まゆりの容態はどうなんだ」
紅莉栖「ファーストネームで呼ぶのね」
岡部「……ま、まぁ、親しい仲といったら親しい仲だからな?」
紅莉栖「元気よ。たまに発作が起きるみたいだけど」
岡部「発作……?」
紅莉栖「心因性のストレス障害。あんた、何も知らないの?」
岡部「……う、うむ……」
紅莉栖「それさえなかったらこんなところ、すぐにでも出て行けるのに。
日本の医療ってそういうところのケアが遅れてるわよねー」
岡部「い、命に関わるようなことは……」
紅莉栖「変なこと言わないで。まゆりは死なないわ。私が守るもの」
岡部(お前も相当痛々しいぞ、助手よ)
紅莉栖「まゆりに変なことしたら、コロスからな」
岡部「そっちこそ変なことを言うな」
紅莉栖「まあ、見る限りあんた、悪いやつじゃなさそうだけど……っと。ついたわ。ここよ」
紅莉栖「まゆりー? 入るわよー?」コンコン
まゆりっぽい声「はーい。どうぞー」
岡部(さて、バレずに会話できるか……? とりあえずサングラスをっと……)
まゆり「あれーーー? オカリン、どうしたの??」
岡部(っていきなりバレた!!!?!!!)
岡部「お、オカリン? 誰のことだ? 俺の名前は……」
紅莉栖「まゆり、この人は岡部じゃない。ただのニートよ」
岡部「ぐ、お、覚えてろよ貴様……」
紅莉栖「自分で言ったんでしょ」
岡部(ってあれ? まゆりは俺の死をきっかけにこうなったんじゃないのか?)
まゆり「んー? でもまゆしぃにはどうみてもオカリンに見えてしまうのです」
紅莉栖「まあ、確かに似てるけど……ってあんたら知り合いじゃないの?」
まゆり「まゆしぃはオカリンの人質だよ?」
岡部「お、俺はジョン・キョーマーだ。椎名まゆり、ひ、ひさしぶりだな!」
まゆり「……???」
岡部(ぐっ……お、俺は何をやっているんだ!? 通じるわけがなかろうが!!)
紅莉栖「なーんかおかしいわねー。わかってたけど。本当はやっぱり岡部なんじゃないの?」
岡部「ち、ちがっ、俺は……」
まゆり「んー、でもよく考えたらそんなはずはないのです。オカリンはさっき、黒いコートを着てたし……」
岡部「何?」
岡部「ちょっと待て。俺が、いつ?」
まゆり「え? やっぱりオカリンなの?」
岡部「あっ、ち、ちがう。その……岡部倫太郎がいつ、ここに?」
まゆり「ついさっきだよ? えへへー、ひさしぶりにおしゃべりしたのです」
紅莉栖「………」
岡部「そ、それはいつだ!? ついさっきって……」
まゆり「えー? 急に言われても覚えてないのです……」
岡部「思い出してくれ。大事なことなんだ」
紅莉栖「ちょっと。一応患者なのよ? 大きな声ださないで」
岡部「……う……、す、すまん」
まゆり「そうだ! ねーねークリスちゃん。オカリンがね、またみんなで遊びたいねって言ってたよ?」
紅莉栖「そう……」
まゆり「ラボメンのみんなは元気かな? 早く会いたいなぁ……」
紅莉栖「……まゆり」
まゆり「オカリンがね、まゆりはほんと変わらないなーって。えへへ、自分はかっこよくなってたくせにね」
紅莉栖「………」
岡部「つ、つかぬことを聞いていいか?」
まゆり「はい?」
岡部「その……い、言いにくいんだが……。岡部倫太郎は……もう……」
まゆり「生きてるよ」
岡部「う……ん……?」
岡部(何だ? 様子がおかしい……)
まゆり「オカリンは、生きてる」
岡部「……そうなのか? 紅莉栖」
紅莉栖「…………」
まゆり「生きてるよね、クリスちゃん」
紅莉栖「……え、ええ……」
まゆり「ほら、クリスちゃんも言ってる。だからね、まゆしぃはもうちょっとがんばれるのです。
トラさんとウマさんが喧嘩しないように、せんせーの言うこと聞いていたら、オカリンとまた会えるから。
それまでちゃーんと、ビョーキと向き合うって決めたんだよ? えへへ」
岡部「………」
紅莉栖「キョーマーさん。悪いんだけど、外しててもらえる?」
岡部「……ああ」
岡部(…………)
岡部(まゆり……)
岡部(………)
岡部(………だが、これで確定した)
岡部(OMEGAとまゆりは接触していた。ついさっきまで、この部屋にはOMEGAがいた!)
岡部(問題は紅莉栖が知っているという俺が、OMEGAと同一人物かどうかだ)
岡部(………)
岡部(………ふざけるな)
岡部「ふざけるな……!!」
>>693
早く治さないとな…
早く治さないとな…
やはりここでも健気であるな紅莉栖
はやく鈴羽と××したいです
はやく鈴羽と××したいです
岡部(何を冷静に分析しているんだ、俺は……!!)
岡部(まゆりをあんな状態にしたのは、他でもない俺自身だ)
岡部(……どの面下げて客観視していられる……!!!)
岡部(待ってろよ岡部倫太郎。交渉なんて生ぬるいことじゃ終わらせてやるものか。
お前には言いたいことが山ほどある……ッ!!)
ピピピピピピ
岡部「……ん?」
岡部(鈴羽か……?)
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