私的良スレ書庫
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元スレ女「少女を買わないかい?」男「なにそれこわい」
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???「それで妹はどこにいる?」
男「ウチで居候中です」
???「キサマら餌の家に居候などするはずなかろう!!」ゲシッ
男「痛い!?」
女「羨ましい!! 次は私にお願いしたい!!」キリッ
男「お前ちょっと黙れ」
???「こうなれば拷問して聞き出す他あるまい」ピシッ
男「鞭取り出した マジ怖い」
女「あれは痛いぞ」ゴクリ
男「どうかお話を聞いてください姉様」ベチン
姉「……頭を床に擦り付けるとは 聞いてやろう」
男「あ ありがた……ぐっ!」ヒリヒリ
女「頭が痛いんだね 気持ちはわかるけどさ」
男「かくかくしかじかで……」
姉「フンッ そんなことになっていたのか」
姉「我が妹ながら恥ずかしい」
女「少女ちゃんは別に恥ずかしくないが」
男「そうだぞ! 女の方がよっぽど恥ずかしい!!」
女「」
姉「とりあえずキサマの家に案内しろ」
男「少女ちゃんを叱ったりするんですか?」
姉「当たり前だ 私がどれだけ心配したか……」
男「案内しても大丈夫そうだね」
女「凄いツンデレを見た」
姉「とっとと歩け」ゲシッ
男「まずは俺を立たせて この状態じゃあ立てない」モゾモゾ
女「男の亀甲縛り」ハァハァ
姉「なんだこいつら気持ち悪い」ヒキッ
男「女 お前のせいで人間への心象がより悪くなったぞ」モゾモゾ
女「男の亀甲縛りに興奮してなにが悪い」ハァハァ
男「ただいまー」
少女「お帰りーって どうして男も帰って来てるの?」
姉「久しぶりだな少女」スッ
少女「げぇっ!? 姉様!!」
姉「実の姉に酷い態度だな」
少女「えっとそれは……」
姉「聞いたぞ 父上を探しに来たんだってな」
少女「……うん」
姉「相談してくれれば私も手伝ってやったんだぞ」
少女「だって姉様は忙しそうだったから」ショボーン
姉「馬鹿! 少女のためだったら仕事なんて放って来てやるさ」
少女「姉様!!」ダキッ
姉「少女!!」ダキッ
女「イイハナシダナー」
男「シスコンなんだ わかります」
姉「それでこいつらはどう処分する?」
男「ナチュラルに処分という言葉が出た」
少女「姉様駄目!! こいつらは一応 私の友達だから!!」
姉「なに!? まあ人間だが仕方ない」
男「マジ助かりました その勢いで紐もなんとかして」
男「じゃあ俺たちは学校に戻る方向で」
女「嫌だ!!」
男「嫌だじゃないよ 戻るの」グイッ
女「嫌だ嫌だ嫌だ!!」
姉「ところで少女 体が成長しているが……」
少女「うん ちょっと血を吸ったらね」
姉「そうかそうか! それは良かった!!」ポンポン
姉「……それでそいつは誰だ?」
少女「へ?」
姉「いくら血が嫌いな少女が久しぶりに飲んだからとはいえ」
姉「こうも急激に成長するはずがない」
少女「そうなの?」
姉「恐らく名のある魔族なのだろう?」
少女「えっと……私魔族の血より人間の血の方が好きだし」
姉「なに!? だとするとそこらの雑種に!?」
少女「えっと さっきの男なんだけど……」
姉「」
姉「コロスカ」チャキ
少女「落ち着いて姉様!!」ガシッ
姉「大丈夫だ 私は少しお話をしてくるだけだから」バサッ
少女「行っちゃった……ってこんなことしてる場合じゃない!!」
少女「私も行かなくちゃ!!」
先生「えーこうであるからして……」
男「早く写し終わらないと授業が終わっちゃう」
バリンッ!!
姉「」ザッ
男「お姉さん 扉はあちらです そこは窓です」
姉「おい ちょっと来い」グイッ
男「大人しくついて行くから首は掴まないで!!」ジタバタ
◯◯「」
で絶句する表現が入るたびに
嵐世記隈部親永の顔が思い浮かぶ
で絶句する表現が入るたびに
嵐世記隈部親永の顔が思い浮かぶ
姉「キサマ 妹に血を吸わせたというのは本当か?」
男「まあ」
姉「首を出せ」クイッ
男「お姉さんも吸うんですか?」
姉「当たり前だ 不純なものが入ってないか確認しないとな」チラチラ
男「わかりました(頬が緩んでることは言わない方がいいのか)」
姉「(母さんから聞いていたが こちらの人間の血はとても美味だと聞く)」ゴクリ
姉「」カプッ
姉「」チューチュー
男「」
姉「」チューチュー
男「あの……」
姉「」チューチュ-
男「だから長いって」チョップ
姉「いたっ!?」
姉「キサマ……よくも私を殴ってくれたな」ゴゴゴゴ
男「いやだって血を吸いすぎてて」
姉「ゴホン それについてはまあまあの味だった」
男「感想まで少女ちゃんと一緒なんだ」
姉「ついてはだ 私専属の餌にしてもいいぞ」
男「この歳で将来の進路が餌とかマジ怖い」
姉「別に餌といえど そう悪くはない 給金もしっかり出る」
姉「定期的な吸血以外は秘書のようなものだと思ってくれて構わん」
男「嫌です」
姉「なっ!?」
姉「では吸血は一日三回にしてやる」
男「多いよ」
姉「たまになら遊んでやるぞ」
男「女とも遊べるしな」
姉「だったらどんな条件が必要なんだ!!」
男「人間なら他にも一杯いるでしょ」
姉「うぅ……お前の血が美味しかったからだ」ボソ
男「……はい?」
姉「お前の血が美味しかったから独り占めしたいんだ!!」
姉「屈辱だ……うぅ」
姉「ならないなら無理矢理襲うぞ」
男「それは嫌です というよりも我慢してください」
姉「無理だ 血液は我々にとって主食のようなものだからな」
姉「それにより美味い方が魔力も潤う」
男「でもそれって俺も魔界に行かなくちゃいけないんでしょ?」
姉「当たり前だ」
男「だったら無理」
姉「くっ! 無理矢理連れて行くことだって出来るんだぞ」
男「そしたら毎日脱走します 脱走パーティです」
姉「くぅぅぅぅぅぅ!!」
女「ところで君は姉に連れられてどこに行っていたんだい?」
男「ちょっとそこまで」
男「それと今日はバイト中止して帰るから」
男「ただいまー」ガチャン
少女「お帰りー」
姉「」ブスー
男「お姉さん機嫌悪い?」
少女「さっきからずっとああなんだけど 学校でなにかあったの?」
男「まあ少し」
男「お姉さん機嫌直してくださいよ」
姉「」ブスー
男「子供だなまるで」
>>162
ちょっとわかる
ちょっとわかる
少女「まあ私と姉様は双子だからそんなに歳もとってないし」
男「……は? 二人は双子なの?」
少女「言ってなかったっけ?」
男「」チラリ
姉「」ボイン
少女「」ペターン
男「これも神の試練だと思って」ポンポン
少女「なんか同情されてるみたいで腹が立つわね」
男「それでお姉さんの機嫌を直す方法 なにかある?」
少女「あれで結構単純だから 食べ物でも貢げばいいんじゃない」
男「なるほど」
男「お姉さん ハーゲンダーツです」
姉「……食べ物か?」
男「ここをこう開けて スプーンで召し上がってください」
姉「パクパク この程度で機嫌をとろうなんて思うなよ」モシャモシャ
男「あれで機嫌良くなったの?」
少女「ええ あれで結構ご機嫌よ」
男「あんまり表情が変わってるようには見えないけど」
姉「~~~♪」
少女「今日は女は来ないの?」
男「二日続いてこっちでご飯食べたからね 今日はあっちにいるんじゃない」
少女「そう……それで今日もお願いしたいんだけど」モジモジ
男「いいよ」スッ
姉「ちょっと待て」
少女「姉様 私は反対されても吸うつもりだけど」キッ
姉「私が吸う」
少女「はあ!? いきなりなに言ってるの!?」
姉「私だって吸いたいんだ 妹なんだから言うことを聞け」
少女「横暴よ!!」
ギャーギャー!!
姉「二人一緒に吸うことで同意した」
少女「納得のオチね」
男「同時は死んでしまいます」
姉「私の勝ちだな」チョキ
少女「パーを出さなければ……」パー
姉「じゃあ私が吸うぞ」
男「どうぞ」
姉「」チューチュー
男「」
姉「」チューチュー
少女「姉様 ちょっと吸いすぎだ!!」チョップ
姉「なにをするんだ妹よ」
少女「吸いすぎ!! 男が死んじゃうでしょ!!」
男「少女ちゃんも似たようなもんだけどね」
姉「まあ満足出来たからいいか」テカテカ
少女「じゃあ男をお風呂に入れてくるから」
姉「意味が分からない なぜ下賎な生物と一緒に入るんだ」
姉「まさか!? キサマと少女は既に……」アワワ
少女「違う! 血を吸われた後の男はちょっとフラフラしてるから!!」
少女「まあ間違いがあっても……」ゴニョゴニョ
男「いい加減に慣れたし一人でも……」
少女「それは駄目!!」
姉「だがその理論なら私が風呂に入れるべきでは……」
少女「」ジー
男「」ジー
姉「違う! 別に私が一緒に風呂に入りたいわけじゃないからな!!」
男「それで結局お姉さんが一緒に入ることになったと」
姉「妹が入るぐらいなら私が入ったほうがマシだ」
姉「それと勘違いするなよ 私たちは餌に特別な感情は抱かない」
男「わかってますよ 綺麗なお姉さんを好きになるほど自惚れてないですから」
姉「」
男「どうかしました?」
姉「いやなんでもない」
姉「それと良いことを教えてやろう」
姉「私は軍人だ それも生粋のな」
男「まあ軍服っぽいの着てますし」
姉「敵は人間だ」
男「」
姉「あちらでは魔界と人間界で戦争中だからな」
姉「私も将校としてかなり殺している」
姉「だから勘違いするな」
男「でもさ 俺が知ってるお姉さんは妹のことが大好きなお姉さんなんだけど」
姉「」
男「だから勘違いはしないけど 嫌いにはならないよ」
姉「フン 勝手にしろ」ヌギヌギ
男「」
姉「もう一つ言っておくが 吸血鬼の一族は再生能力が高いからな」
姉「いつも前線で戦うことになる 戦場も危険な場所だらけだ」
姉「妹と違ってマトモな皮膚など顔ぐらいしかないぞ」
男「」
男「なぜか俺がお姉さんの背中を洗ってる」ゴシゴシ
姉「黙ってやれ」
男「ところで一つ聞きたいんですけど」ゴシゴシ
姉「……なんだ」
男「お姉さんは戦場に行ってて少女が戦場に行ってないのに理由ってあるんですか?」
姉「……変に鋭いな」
男「やっぱり少女を戦場に送らないように無茶とか」
姉「正直に言うが 少女は昔から成長が遅くてな」
姉「血が苦手だったのもあるが 戦闘ではてんで使えない」
男「だから……」
姉「言っておくが 別に現状に不満はない」
男「……」
男「お姉さんは本当に少女ちゃんが好きなんだね」
姉「当たり前だ たった一人の妹だからな」
男「俺にも幼馴染がいるけど やっぱり同じ境遇になったら同様のことをすると思う」
男「大切な人を守りたいって気持ちは凄い綺麗です だからお姉さんは綺麗です」
姉「意味がわからんな」
男「俺もちょっとそう思いました」
姉「姉だ」
男「……へ?」
姉「お姉さんじゃなくて姉でいい」
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