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元スレP「あと二ヶ月…」千早「プロデューサー?」
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言葉を失った、何言ってるのか分からなかった。
でも、それでもジュピターって…961プロの仕業と決まった訳じゃ無いだろ
疑うのは良くない、いくら961が悪い噂を抱えてたとしてもだ…他事務所の妨害まではしないだろ
P「…」
小鳥「決まった訳じゃ無いんですけど…やっぱり…」
P「そんな訳無いっすよ……運が悪かっただけ…じゃないの?」
軽く受け流し気持ちを落ち着かせる
なんで俺に言ってくれなかったんだよ馬鹿律子
そんなに頼りにならないのか俺?
苛立ちと不安が胸を締め付ける
その時だった…喉元から込み上げる何かを感じ……
P「お"ほっごほっ、っごっほ!!」
小鳥「だ、大丈夫ですか?」
慌てて口を塞ぎそのまま咳き込む、やめろ
朝、家を出る前に頼んだばっかだろ……
P「……」
小鳥「プロデューサーさん」
やっくりと手を口から離す
……あはは、やっぱり
昨日、俺を地獄に叩き落とした物が手の平を染めていた
P「…トイレ」
小鳥「プロデューサーさん?!」
席を立ちトイレへと駆け込む、蛇口を捻り水を出す
……なんでだよ、まだ二ヶ月も有るのによ
なんでこんなにも早く症状が出るんだよ!!
癌と宣告されてまだ三日目だぞ!
今まで……医者に宣告されるまでこんな事起きなかっただろ?!
瞬間…止めど無い吐き気に襲われその場で吐いた
朝飲んだお茶しか出なかった…あとは胃液
でも吐き気が治まらず数分間その場で悶え苦しんだ
P「…ぅ…っはぁ……くっそ…」
書くたびに話が重くなっとるな…
>>1頑張って
>>1頑張って
握り拳を作り思い切り腹を殴る
何度も……何度も
P「くっそ!!…出てけよっ!出てけよっ!!」
P「なんでなんだよ!なんで俺だけこんなに苦しまなきゃなんないんだよ!!」
もう…嫌だ、こんないつ死ぬか分からない恐怖と戦うのは……嫌だ
入院、そうすれば少しは楽になるかな
ベッドの上でずっと休んでいられる、こんな苦しい思いしなくてすむかも知れない
P「……はっ…なに考えてんだよ」
そうだ…あの時決めただろ、鞭打ってでも俺は働くって。
それが俺の出来る恩返し…
社長に対する、彼女達に対する
……765プロに対する
P「…恩返し」
頭から水を被り髪を洗う、荒く手を動かしゴシゴシと音を立てて
あははは……そうだよ、先ずは落ち着かなきゃダメだろ
手の動きを止め顔を上げる、鏡が水しぶきを受け水滴の粒が無数に散らばっていた
自分の顔を確認して笑顔を作る、作り笑い
P「……気持ち悪り」
Pかっこよすぎて泣けてきた
トイレから出て辺りを見渡す、千早が心配そうな表情で俺を見つめる
大丈夫……少なくとも今日は千早の為に頑張るから
……心配すんな
小鳥「ぷ、プロデューサーさん!もー何やってるんですかぁ!」
彼女が俺に駆け寄りタオルを渡してくれる ありがとう…急な対応、悪いな。
タオルを受け取りそのタオルで思い切り頭をかく、水しぶきが彼女の服を濡らしていたがそんなの関係無かった
小鳥「ぴーよー!!」
P「ぷっ…あははは!!わ、悪いっ!」
小鳥「最低ですよ…びしょ濡れです」
俺はタオルを彼女の頭に掛け千早に駆け寄る
スッキリした!モヤモヤが晴れた気分だ、今なら大丈夫!
P「いよっし!行きますか」
千早「は、はい…」
千早を先に駐車場に向かわせ俺は現場に行く為の準備をする
机の引き出しからメモ帳、机の上に置いて有るノートパソコン。
その他もろもろを鞄に詰めて準備完了!
P「……の前に」
先ほどタオルを掛けて放置した彼女に近づく、彼女はタオルを両手で持ち鼻に押し付けていた。
小鳥「…すぅー」
P「なにしてんだよ変態」
小鳥「ぷひゃ!?ま、まだ言ってなかったんですか?!」
慌ててタオルを後ろに隠して俺に言い放つ
正直言って彼女の性癖は理解出来ない、臭いフェチってやつなのか?
まぁ良い、今はただ、お前に言いたい事が有るから
P「あのさ…小鳥」
P「今日の収録終わって、お前が仕事終えたらさ……」
P「呑みに行こう、二人で」
小鳥「えっ」
それだけ……
どうせこの先もっと悪くなるんならさ、良い時に思い出いっぱい作りたいから
P「おまたせいたしましたー」
俺の車の前で彼女……千早が俺を待っていた
まだ心配そうな表情で俺を見つめる彼女に歩み寄り、声をかける
P「なははは、ほらぁ、笑顔笑顔」
千早「…プロデューサー」
P「笑顔は?」
彼女は渋々笑顔を作る、あはは、作り笑顔ってやっぱ気持ち悪いな。
俺は彼女のほっぺを両手で摘み優しく引っ張る
千早「ひゅ、ふひょふゅーひゃ?」
P「……ぷっ」
P「あはははは!千早、ナイス変顔!」
手を離し彼女を指差し笑う、彼女は頬っぺたを両手で摩り俺を睨みつける
うんうん、千早はそうやって積極的に表情を出した方が絶対良い
千早「プロデューサー、急になにするんでしか…」
P「うるへー!…ほらっ、早く現場に行くぞー!」
彼女を車に乗せてエンジンを掛ける
もちろん……彼女の曲も同時にかかる
千早「ぷ、プロデューサー?!」
P「なんだよ?俺が聴きたい曲、聴いたらダメ?」
千早「…私がいる前で私の曲なんてかけないでください」
うひひ、顔真っ赤な千早も可愛いな。
もう少しだけ……もう少しお前を変えてやらなきゃないけないな
千早……あと少しだけどさ、俺は千早と居れる時間を楽しむよ。
P「だからさ……千早も楽しんでくれよ」
千早「えっ?」
P「……何でもない」
アクセルを踏み、車を走らせる
現場に向かう途中、軽い渋滞に巻き込まれる。
幸い時間には余裕が有るし……
そうだな、この際千早に色々聞いて見るか
P「なぁ千早」
千早「なんですか?プロデューサー」
P「お前ってさ……やっぱ居るの?好きな奴」
千早「ん"っ!?」
俺の質問に驚いたのか彼女はむせ返る
あぁ…居るんだなぁやっぱり、おんなじクラスの奴かな
それとも先輩?もしかして後輩?
P「どうなのさ?教えてくれよ」
千早「お、教えません…」
P「んだよけちんぼ!」
千早「……」
俺がそう言うと彼女は俯き横目で俺を見る
んだよ……こ、怖いっつーの
>>91
俺がこんなところに
俺がこんなところに
>>91
俺もだよ
俺もだよ
P「だったらさ」
P「千早は……その……」
千早「はい?」
コレは……聞き辛いな、つーかあんまり聞きたく無いな。
でも、やっぱり聞きたいな…
俺は重い口を開き彼女に問いかけた
P「千早は…や、やっぱり……」
P「大物にっ……な、なりたいのかな」
千早「大物?…ですか」
大物……まぁ、簡単に言うとトップアイドルの事なんだけどさ
言えなかったよ……なんか胸の中がぐるぐるしちまってさ
千早「……それは…もちろんなりたい…です」
P「だ、だよなっ!当たり前だよな!」
P「業界のトップに立ちたいのは誰だって同じだよな!……うん」
千早「あの、プロデューサー?」
苦し紛れの言葉がこれだよ…馬鹿丸出しだよな俺
>>91
同士がいるとは
同士がいるとは
>>91
どけちんぽに見えた俺は後2ヶ月か…
どけちんぽに見えた俺は後2ヶ月か…
>>91
俺こんな書き込みしたっけなぁ・・・
俺こんな書き込みしたっけなぁ・・・
>>91ちんぽに見えた・・・
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