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元スレP「あと二ヶ月…」千早「プロデューサー?」
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>>447
今んとこ細かい描写は一つもない
今んとこ細かい描写は一つもない
彼女の言葉に今度は俺が黙り込む
何時でも行ける…あぁ、確かにな何時でも行けるよ
普通なら……な
俺は眼を閉じて携帯を持っていない方の手で握り拳を作る
俺にはもう……時間が無い、なら…彼女と一緒に
それに……もう約束は破りたく無いかな、例え彼女がアイドルじゃ無くても
俺にとっての大切な人は、765プロに所属する全員なんだから
P「俺は行きたい、あんたと呑みに行きたい」
小鳥『えっ』
P「今日……ダメかな、俺さ…今日呑みに行きたいんだ」
握り拳を解いて瞳を開ける、もう俺には時間が無いから
P「おねがい…します」
小鳥『…本当に良いんですか?』
P「俺の方こそ、本当に良いのか?」
数秒の沈黙の後、彼女が俺の問いかけに答えてくれた
その声は明るく、俺が知ってる何時もの彼女の声だった。
小鳥『だ、だったらもう少し待ってください、すぐに終わらせますから!』
P「良いよ別に、今から事務所に向かうから」
小鳥『ぴよっ!?だだだ、ダメですよ!私、制服なんですよ!』
何気してるんだよこの人は、今更?
別にどんな服装だって変わらないだろ
まぁ……服に臭いが染み付くけど一ちゃくだけとかじゃ無いんだから良いだろ
P「だーめ、今から事務所に行くからそれまでに仕事片付けとけよ」
小鳥『ぷ、プロデューサーさ
彼女の言葉を最後まで聞く前に俺は携帯の電源を落とした
俺からのとびっきりの悪戯、受け取りんしゃい
P「よっしゃ、行きますかぁ」
事務所に向かう途中、コンビニに寄り二本、同じ飲み物を買う。
お酒前の強い味方、居酒屋に行く前には必ず飲んでた飲み物
コンビニを出てすぐに事務所に向かう
不思議と身体が軽く感じた、なんでかな
多分、これからの出来事を楽しみにしてるからだろう。
弾む心を押さえつけ俺はアクセルを強く踏み込む
P「しっかし小鳥と二人で呑むのって何時ぶりだろうな」
P「仕事でスタッフ達と呑む事は多かったけど……」
P「小鳥と……それに二人で呑むって初めてか?」
少しだけ嬉しい、まだ初めてに出会えるんだな。
それだけで満足!……って、呑む前から満足してちゃ楽しめないよな
小鳥さんにまで手を出す気かP
お前には美希にゆきぽがいるだろうが
お前には美希にゆきぽがいるだろうが
P「うーっす、終わったかい」
事務所のドアを開けて彼女を探す
俺の椅子に座りお茶を啜っていた、何故かふてくされるが
彼女に近づくと彼女は湯のみを机の上に起き椅子から立ち上がる
向こうの方から俺に近づいて来た
P「終わった?」
小鳥「…酷いですよプロデューサーさん」
P「はい?」
小鳥「私だって女の子なんですよ!?こんな服で呑みに行きたく無いですよー」
まだ気にしてるんだなこの人は
それに聞こえた謎のワード……女の子?
30近い女性が女の子…?笑わせてくれるよこの人は
P「…ふふ」
小鳥「何がおかしいんですかー!」
彼女の肩をポンと叩き事務所を出ようとする俺に彼女は慌てて着いて来る
小鳥「ちょっ、プロデューサーさん!湯のみ位洗わせてくださいよー」
P「先に駐車場で待ってるぞ~」
車の中で待っていると足音が近づいて来る
ドアを開けようとドアに手を掛けるが空かない…
ガチャガチャと何度もドアを開けようとする音が聞こえる、それに堪えきれず吹き出してしまった
小鳥「ぴ━━━━よ━━━━!」
P「ぷふわははははは!い、今開けるからちょっと待ってろよ」
ドアのロックを解除して彼女を隣に乗せる、顔を真っ赤にして俺に罵声を浴びせる。
小鳥「もう!プロデューサーさんはなんでこう自分勝手なんですかぁ!」
小鳥「いきなり事務所に来たと思ったらこんどは車のドアを閉めて私をからかって……そんなに楽しいんですか!」
P「空いてたよ」
俺の呟きに彼女は言葉を失う
そうだよ…空いてたんだよ、後ろはな
P「後ろ、空いてるんですけど?」
P「閉めてたのは前だけですよ?小鳥さん」
小鳥「ぴ…」
P「そんなに俺の隣に座りたかったんですかい?小鳥さん」
小鳥さん、俺が彼女をからかう時にだけそう呼ぶ。
まぁ最初の頃はちゃんとさん付けで呼んでた
だけど向こうから呼び捨てで呼んで欲しいと言われて以来小鳥と呼んでる
P「ん~?だんまりですか小鳥さぁん」
小鳥「…」
俯く彼女をよそに俺は袋から有る物を取り出す
先ほどコンビニで買った飲み物だ
それを彼女の頬に近づけ、そのままくっつける
小鳥「冷たっ」
P「何時まで下向いてんだよばーか」
突然の出来事に驚いたんだろう、その顔は怒りに満ち溢れてんのかな?とりあえず顔が赤かったからそうなんだろ
P「ほら、今から呑みに行くんだからさ」
俺が差し出した物を彼女は乱暴に受け取り蓋を開け、一気に飲み干す。
P「やっぱ呑む前にはこれだよなぁ」
俺も片手で蓋を開けてソレを飲み干す
不味くは無い、けど甘く無いから俺は好きじゃ無い。
P「マズイよな、さすがウンコの力」
小鳥「うっ!?」
小鳥「ウンコじゃなくてウコンですよ!」
P「あっ、今ウンコって言ったろ」
小鳥「ぴぴ!?」
他愛ないも無いやりとり、コレが普通なんだよな
ただ、今は凄く楽しい。呑みに行くからかな
それともあんたと一緒だからかな?
P「ウン小鳥さぁん」
小鳥「ぴ━━━━よ━━━━!」
居酒屋の近くの有料駐車場に車を停めて俺達は暗い夜の街を歩く
相変わらず彼女はぶつくさ言ってるみたいだ
P「なぁ、そんなに私服に着替えたかったのか?」
小鳥「当たり前ですよー、せっかく呑みに来たのに制服じゃなんか不細工じゃ無いですかぁ」
不細工ねぇ、居酒屋って基本仕事帰りの人が多いから制服が普通なんだけどな
俺達は街をうろつきどの店にするか探す
P「うーん、どこにしようかなぁっと」
小鳥「プロデューサーさん」
P「はい?」
小鳥「だったら私行きつけのお店に行きませんか?ある程度勝手が分かってた方が楽ですよ?」
今の一言で悟ってしまった
こいつ……一人で呑んだ事有るな
それも一度じゃなく何回も…
P「わ、分かった…案内してくれ」
小鳥「任せてください!」
一軒目は彼女行きつけの店、落ち着いた店……と言うか小汚い店だな
小鳥「ママーまた来ちゃいましたよー」
「あらぁ、小鳥ちゃん二日ぶりねぇ」
やっぱりな、しかも二日前にもこの店に来てたのかよ
俺は彼女が最高に可哀想に思えてきた、幾ら出会いが無いからって酒で誤魔化すのかよ…
P「どうも、初めまして」
「あらっ?小鳥ちゃんの彼氏さん?」
小鳥「もーママったらぁ!からかわないでくださいよー」
あぁ、俺こういうノリ好きじゃ無いんだよなぁ。
なんつーか…気まづい、知らない奴にからかわれてる様な感覚に陥る
小鳥「ささっ、座ってくださいよプロデューサーさん!」
P「……あぁ」
俺は心臓辺りを摩り自分に言い聞かせる 大丈夫だ、大丈夫だからな
三十路手前のBBAがチョイスする店なんざ若いPに合うはずねぇだろうがよ
「はい、焼酎のお湯割りよぉ」
小汚いテーブルに出されるお酒、本日一杯目はまさかの焼酎。
彼女にはんば強引に勧められて嫌々頼んだのだが……俺あんまり焼酎好きじゃ無いんだ
小鳥「えへへ、プロデューサーさん、かんぱーい」
P「……乾杯」
コツんとグラス同士がぶつかり合う音が静かな店内に優しく響く
しかし……一つ気になる事が有った
P「あのさ小鳥」
小鳥「はい?どうしました?」
俺が気になった事は小鳥の服装だった
明らかにはだけさせている、ぶっちゃけウザい。
目のやり場に困るし、こいつに遠慮するのも癇に障る
P「服…なおせよ」
小鳥「もぉ…プロデューサーさんのエッチ」
グラスを彼女に投げつけてやろうとさえ思った、だがいきなりそんな事しちまったら彼女は泣きじゃくるだろう。
そう思い彼女を無視して焼酎を一口
喉が焼かれる感じ、久しぶりの感覚だな
紳助司会のバラエティ番組みたい。シチュエーションはすごく好みなのに
何杯呑んだだろうか、少しだけ気が楽になる。
彼女を見ると俺の倍は呑んだであろう酒の臭いが鼻をさす
彼女は軽く酔い潰れて机に顔を伏せている
小鳥「うぅ…な、なんで私には出会いがないんでずがぁ……ま"まぁ…」
「小鳥ちゃんには隣のお兄さんがいるじゃない」
黙れババア、何小鳥に吹き込んでんだよ。
グラス投げて気絶させるぞおい
グラスを強く握り締めグラスの中の焼酎を呑み干す
P「…ゔ」
胃か肺か分からないが痛みに襲われる
吐き気はしない、ただ…痛い
胸を押さえ付け俺も机に伏せる、小鳥は相変わらずママと呼ばれる人と話している
小鳥「無理ですよぉ…彼には若い子が沢山いるんですからぁ……どーせ私なんて眼中に無いんですよ」
「あらぁ?彼も満更じゃないみたいよぉ」
真面目な展開だと地の文がある方が良いな
カブトムシとかは無い方がテンポが良くなるから好き
カブトムシとかは無い方がテンポが良くなるから好き
痛い…確かに強くなってゆく痛みにはち切れそうだった
やっぱ無理が有ったかな……調子良いと思ったんだけどなぁ
誤算だった…苦しい、腹から何かが産まれそうな位痛い
P「…ぐっ…ゔぅ…」
「ほらぁ、彼も嬉しいですよって言ってるわよ?」
小鳥「ぴへへ、本当ですかぁ?」
机に伏せてる俺をよそに二人は好き勝手話してる
今の俺は機嫌が悪いんだ、だから俺をダシに話すんじゃねぇ……ぞ
P「ゔっ…ぎ…」
腹を押さえ歯を食いしばる、正直もう帰りたかった。
もうこの店であがろう……だから今は耐えろ
ゆっくりと深呼吸を繰り返す、何回も、何回もやった。
空気を吸う度に瞳を閉じ、吐く度に瞳を開ける
P「っはぁ……はぁ」
ゆっくりと顔を上げ目の前の魚の開きに箸を伸ばす
身を取り出し、口に運び食べ様とするが突然の手の痙攣に箸ごと床に落とす
小鳥「もぉ、プロデューサーしゃんは子供でしゅねぇ」
彼女が床に落ちた箸を拾い俺の机の上に置く、彼女は俺の額に手をくっつけて一言
小鳥「痛いの痛いの~」
小鳥「飛んでけーっ!!」
その言葉を最後に俺は彼女の胸もと目掛け倒れ込んだ
小鳥「ぷ、プロデューサーさん!?」
薄れゆく意識の中…確かに俺は彼女の声を聞く
悪い……無理だった
楽しみにさせてごめんな、小鳥…
もう少しだけ、あんたと一緒に居たかったかな……
小鳥「ま、ママ!きゅ、救急車!救急車呼んで!」
「え、えぇ、分かったわ!今すぐ呼ぶから彼を奥の私の部屋に連れて行きなさい!」
小鳥「は、はい!」
重い瞼を少しだけ開き彼女……小鳥を見る
あはは…なにそんなに慌ててるんだよ
お前さっきまで酔ってただろ
なんで……泣いてんだよ
残り5X日
はい、癌P編第二話、無事終わりました遺影ッ!
小鳥さんをダシにPを倒れさせて無理矢理終わらせた感が凄まじいですがそんな事は無いですYO!!
今回は千早でしたね、前回みたく誰得なP視点のエロは削除しました
こっちの方が淡い感じが出て良いんじゃ無いですかね…
それではまた会いましょう!!
レッツアイマス!
小鳥さんをダシにPを倒れさせて無理矢理終わらせた感が凄まじいですがそんな事は無いですYO!!
今回は千早でしたね、前回みたく誰得なP視点のエロは削除しました
こっちの方が淡い感じが出て良いんじゃ無いですかね…
それではまた会いましょう!!
レッツアイマス!
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