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元スレ響「ぼっちは辛いぞ…」P「響…」
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揺れる車内では、弟達と妹達が互いに寄り添い合う様にして寝ています
私は眠れませんでした……何故なら
父「ぶわっははははwwww」
父の耳障りな声、酒を呑んでまだ30分と経っていない筈なのに
父は車を運転しています
やよい「…」グシャッ
利き手で缶を握りしめ、父に投げます
ふわりと宙を舞う缶は…
父の頭を直撃、しかし酔っ払っている父には効く訳も無く
父「あははははwwww金金w金www」
父を調子づかせるだけでした
まだ貴音の出番まだあるよな?
復活の卑猥女王貴音!ご期待してるぜ…
復活の卑猥女王貴音!ご期待してるぜ…
>>503
は?
は?
やよい「…長介」
焼肉屋では、プロデューサーと響さんに心配をかけたくなかったので
無理に明るく振舞ってました…けど
やよい「ぅ……ぅっう…」
最愛の弟、私が事務所に…アイドルのお仕事の時には何時だって長介が
長介「やよい姉ちゃんは心配しなくていいって」
長介「俺に任せてよ!」
まだあどけなさが残る弟の背中は
小さくて…とても大きく見えてました
やよい「ぅっぅー…」
父「なははははwwwもうすぐ着くぞww」
車内に響き渡る騒音、私の胸は怒りで満ち溢れていました…
今すぐこいつを殺したい、四肢を引きちぎり、海にでも流してしまいたい
やよい「え?どこにですかー?」
どこでも良かった、早くこいつと離れたい
それだけがこの言葉を放った理由なのかもしれない
父「んっふっふ~wwww内緒www」
亜美ちゃんと、真美ちゃんの真似ですか?
ふざけんなです…
やよい「う、ぅっぅー…教えてほしいですぅ」
思い切り甘えた声で父に問いかけてみる
まぁ…どこでもいいんですけど
次の瞬間…父の口からとんでもない一言が耳を貫いた
父「ラブホwwwww」
やよい「えっ」
まぁ需要の無いキャラは汚れ役させられるわな
今回はやよいってことで^^
今回はやよいってことで^^
ラブホ?ラブホテルの事ですか?
一瞬記憶が飛んで訳が分からなくなってしまいました
やよい「ら、ラブホって…な、なんですかぁ?」
父「パコパコする所だよwwww」
嘘じゃなかったんだ……私の聴き間違いじゃなかった
わ、私達はまだ未成年、まだ入れる訳が無い
やよい「うっうー、でもまだ入れないんじゃあ」
父「だいじょうVwwwww」
思い切りブレーキを踏みたくなりました
でも、弟と妹が居る…
それだけが今の私を押さえつけていてくれる…
弟と妹に感謝です…
やよい「うっうー…」
車を走らせて30分、私達は父の言うラブホテルに着きました
父「おら!起きろお前ら!!」
父は気持ち良さそうに寝ている弟妹をまるで汚物を触るかの様に雑で
手荒に引っ叩いていました
やよい「…」プルプル
我慢の限界…だけど父が死ねば宿の確保が困難になってしまう
弟妹達の為……我慢します
やよい「は、早くはいりましょー」
父「わかったヨン様wwww」
私は足元の石を拾い上げ
父の目を目掛けて投げつけました
父「ひぎゃあぁあああ!」
やよい「うっうー!」
父は右目を抑えながらゆっくりとホテルへ足を運んで行きます
やよい「…ざまぁみろ」
つい零れた私の本音、父には気づかれませんでした
けど、妹の耳に入り、父を観て爆笑
かすみ「ぷっwwwあははは」
笑い声に気づいた父は、妹のかすみを持ち上げて
とんでもない行動に移りました
父「おいおっさん」
汚っさん「ん?」
父「こいつ、俺の娘だ、5万でどうだ?」
目を疑いました、どんなに屑な父親でも娘は娘
何を言ってるのか理解が出来ず、ただその場に立ちすくんでしまいました
かすみ「お、お父さん!?」
父「うっせーよ!ミリゴ打ちにいきたいんだよ!」
ミリゴ?その言葉に聞き覚えがあります
父がそう言って家を出た日には、決まってお財布が空になっていました
汚っさん「うひひ、5万でいいんだな」
かすみ「や、やだ!嫌だよ!お父さん、助けて!!」
父「へへ、毎度」
やよい「あっ…」
やっと我に返りましたが……もう妹は目の前に居ませんでした
初めて見る衝撃の光景に目の当たりにしてしまった私は
やよい「か…かすみ」
もう会えないであろう妹の名前を
ひたすら呼び続けていました
やよい「かすみ!かすみ!かすみー!」
父「おい、父さんパチスロ行くから、後は頼んだぞ」
後は頼んだぞ?えっ、わ、私
お金持ってませんよ?
やよい「あ、あの」
父「じゃあねwwww」
騒がしい笑い声が、私の脳を揺らしました
妹が居なくなったこの場所で
一文無しの状態で……弟達を任されました
後先考えずに減速しないあなたたちのほうがゆるせないですぅ><
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_, -‐ト、_ _,! .)=-― = '__ ゙L,
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やよい「あっ…」
一番最初に私を襲ったのは、恐怖
見ず知らずの地に、弟達を任され
一文無しの状態で……私に何をどうすれと?
幸いさっきの焼肉で、満腹になってはいましたが
胃が痛み、吐き気に襲われ
その場で……
やよい「ゔっぶ」
床に全て吐き出してしまいました、受け付けに充満する異臭
弟達は苦しそうに私を見つめていました
ごめんっね…こんなお姉ちゃんでごめんね
弟(名前わかんねww)「やよいお姉ちゃん、大丈夫?」
弟が私の元に駆けつけてくれ、私にティッシュを渡してくれました
恥ずかしい……護ってあげなきゃいけない存在に、私は護られて
私が勇気づけなきゃいけないのに、逆に勇気づけられて
やよい「ぁっ…ぅっぐ…」
自分の無力さを痛感させられ、私は自分が吐いたゲロに顔を埋めて
泣き崩れました
やよい「ぁっ…あぁ…ぐうぃ…」
かすみ(次女)、長介(長男)、浩太郎(次男)、浩司(三男)
wikiより
wikiより
数分後、受け付けのお婆ちゃんが私の元に駆けつけてくれました
泣き崩れている私をよそに、お婆ちゃんは雑巾を持ってきてくれました
やよい「ぁっ、りがどげっざい」
お礼を言うつもりだった、だけど口から出るのはゲロと、言葉になっていない言葉
お婆ちゃん「…あんた」
私に寄りかかり背中をさすってくれました
気休め程度にしかなりませんが、何より私の為にしてくれた
その事に対して嬉しくて嬉しくて
私は顔をあげ、ちゃんとお礼を言おうと思ったやさき
べちゃ……
お婆ちゃん「きったないねぇ、早くお拭き!」
雑巾を顔面に投げつけられました
やよい「すっ、すみません」
お婆「あらやだもーくっさーい」
先ほどまでの好意が嘘の様な豹変っぷりを目の当たりにし、私はまた泣きそうになりました
お婆ちゃん?わ、私の為にさすってくれたんじゃなかったんですか?
な、なんで…
お婆「早く拭いてもらわないと客から苦情がくるんだよ!!」
お婆ちゃんの言ってる事は正しいと思います、いきなり床にゲロを吐かれたら誰だって嫌になります
けど……だ、だけど
困ってる人には、優しくするのが…
お婆「ほらっ!拭きな!」
やよい「ゔっ…」
お婆ちゃんの足が私のお腹に深く突き刺さり、胃の中に残っていた食べ物全てを
やよい「ゔっぶぅおえっ」
床に吐き出しました
お婆「あー臭い臭い」
床に倒れこむ私に浴びせる罵声、な、なんでそんな事言うんですかぁ?
な、なんで私を蹴るんですか?
やよい「ゔっゔ…」
鈍い痛みに耐え切れず、身体が悲鳴をあげました
息が出来ず、床にのたうち回る私…弟達にはどう映るのだろう
やよい「ぅ…ぅー…」
考えたくもありません、きっと幻滅してる、だから私は顔を隠す様に蹲りました
やよい「ぁ……ぐぅ」
もういっその事、このまま目を瞑って終わりにしたい
全部夢、そう…全部夢なんです
私はこの痛みに身を任せ、静かに瞳を閉じました
痛みが和らぐ気がして…先ほどは分からなかった冷たい床の感触
やよい「……」
このまま、瞳を開ければ、何時ものように皆でご飯を食べているんだ…
長介も、かすみも……だから、これでお終い
やよい「うっ!」
頭に伝わる冷たい感触、顔を上げるとそこにはコップに水を注いで立ち尽くす弟達が居ました
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