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    元スレ男「俺と付き合ってください!」女「詭弁だな、それは」

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    みんなの評価 : ★★
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    151 = 1 :

    「……」

    生徒「……(ごく、ごく」

    「……はぁ」

    生徒「……ごめんなさい」

    「え?」

    生徒「やっぱり、私とじゃ楽しくない、ですよね?」

    「ど、どうして?」

    生徒「だって……溜息がもれました」

    「あ、ごめん……そういうんじゃ……」

    生徒「じゃあ、私も溜息はきます……はぁ」

    「……」

    生徒「はい、これでおあいこです」

    「あはは、そうだね」

    152 = 103 :

    絶  賛  支  援  中

    154 = 1 :

    喫茶店

    「今頃、あの二人は何をしているのだろうな……」

    「そういえば、あいつに告白されて意識しなかったのか?」

    「勿論、した。だからこうして友達でいるんだ」

    「そういうんじゃなくて……実はあの人のことが好きだったんだぁ、私……みたいな」

    「いや。全く。彼だって私のことなど恋愛対象としては見ていないだろう」

    「へえ」

    「かなり酷いことを言ったからな。それでこの関係を維持しているのは奇跡だと思う」

    「そっか。なんとも思ってないのか」

    「うむ」

    「……ところでさ」

    「なんだ?」

    「おたくはあの二人のことを応援してんの?」

    「勿論だ」

    「心の底から?」

    155 :

    かわいいなおい

    157 = 1 :

    「何がいいたい?」

    「応援してるって、それ自分に言い聞かせてないか?」

    「おいおい、意味がわからないよ」

    「あんたの話を聞いて、ちょっと見る目変わったわ」

    「……?」

    「捨てられたくないからそうやって一歩引いた場所にいたいだけだろ?」

    「……」

    「あーあー、やだねー、そういう保守的な女は」

    「お前……侮辱か?」

    「侮辱だ?事実に決まってんだろ?」

    「私は真剣に二人のことを応援している」

    「それは詭弁じゃねーの?」

    「……!?」

    「自分の気持ちを出すと嫌な思いをする。だからそんな言い訳で心に蓋してんじゃねーの?」

    「そ、そんなわけ、ない……」

    158 :

    >>132
    パンツ総大将!

    159 = 84 :

    ここで「詭弁」が来るのか・・・

    160 = 1 :

    「まあ、おたくがそういうならそうなんだろうけど。俺からはそう映ったってだけな」

    「……」

    「よし。丁度30分だな。じゃ、帰るわ」

    「待て。どうしてそう映った?」

    「……俺、好きな女のことはわかんねーけど、嫌いな女のことは分かるんだよな」

    「意味が分からんな」

    「嫌いなやつの目を見てると「あ、俺のこと嫌ってんな」ってわかんの」

    「……振られていたくせに」

    「見てたのかよ……まあ、そうだな。俺はアイツのことが好きだったんだ。だから、あんな別れ方されて正直泣きそうだった」

    「……ふ、それでこうして別の女とお茶をするのか?」

    「ああ。嫌いな奴の前で涙はながせねーだろ?」

    「涙を流したくなかったのか?」

    「流したら……負け……だから、な……」

    「……そうか。流したら負けなのか」

    「じゃあな、自分の気持ちには素直にな。絶対、後悔するぞ?」

    161 = 46 :

    論より直感で詭弁を制したな
    友なかなか侮れない

    163 = 97 :

    とりあえず友にごめんなさい

    164 = 84 :

    友ざまぁwwwとか言ってたけど、何か今はスゲェかっこよく見えるわ

    165 :

    友がクラスチェンジしただと・・・

    166 = 1 :

    緑地公園

    「……」

    生徒「……ごちそうさまです」

    「……うん」

    生徒「あの……これからどうしますか?」

    「どうしたい?」

    生徒「……」

    「……」

    生徒「えへへ……交際って難しいですね?」

    「え?」

    生徒「クラスの人も結構、お付き合いしている人がいましたから、もっと簡単だと思ってました」

    「それは……」

    生徒「……だって、こんなに傍にいる貴方のことが……全然、分からないんですから……」

    「どういう、こと?」

    生徒「……残念ながら私のことを考えてないのは分かるんですけどね、えへへ……」

    167 = 74 :

    と、友シ、…ネ………ぁぅ

    168 :

    シリアスな作品のチャラ夫はいいキャラになると相場が決まってる

    169 = 57 :

    リアルのチャラ夫は普通にウザイのにな

    170 = 1 :

    「あ……そ、そんなことは……」

    生徒「嘘です。何もないところに目が行く時、そこに誰かを想像してます」

    「……」

    生徒「……やっぱり、あの告白は私に対してじゃなかったんですか?」

    「それは……あの……」

    生徒「―――私、びっくりしました」

    「え?」

    生徒「入学以来、性格のせいで誰とも話せなくて、友達がいなくて……」

    「……」

    生徒「でも、あの人だけが声をかけてくれたんです」

    「うん」

    生徒「……隣に座ってもいいか、って」

    「……」

    生徒「嬉しかったなぁ……あの人は凄く優しいけど、少しだけ不器用なんだと思います」

    「だろうね」

    171 :

    追い付いた

    172 = 65 :

    鉄壁が軽薄に思われた友にことごとく簡単に打ち崩された!?

    かっこいいな、友

    173 = 46 :

    女生徒・・・

    174 = 42 :

    >>172
    鉄壁でもなんでもなかったってことだな
    弱いとこをつくと一瞬で崩れる

    175 = 1 :

    生徒「みんなに対してわざと壁を作ってる感じです」

    「うん。怖いっていってた。捨てられるのが」

    生徒「そうですか……でも、貴方にだけはその壁を失くしていました」

    「え……」

    生徒「今日のお昼、あの人が貴方を呼んだとき、本当にびっくりしちゃいました」

    「びっくりしたって……そっち?」

    生徒「はい。私以上に気さく話しかけて「友達一号」なんていうから……えへへ」

    「……」

    生徒「こんなこと言ったら驚かれると思うんですけど……あのとき、貴方を憎いって思いました」

    「それって……友達一号が自分じゃなかったから?」

    生徒「はい♪」

    「その笑顔が怖いよ」

    生徒「そのあとすぐに告白されて……そのとき、やったって思ったんです」

    「え?」

    生徒「あの人が友達って言った人の彼女になれることが、すごく嬉しかった。これであの人と貴方を引き離せるなぁって思ったんです」

    176 = 134 :

    これは…

    177 = 1 :

    「……」

    生徒「……はい。これが昨日の答えです」

    「え?」

    生徒「私、大人しいですけど意外と腹黒いんですよね」

    「あ……」

    生徒「このまま別れても構いませんよ

    178 = 65 :

    男許すまじ

    179 = 171 :

    女生徒…

    181 = 1 :

    >>177は投下ミス
    ちょっとまって猫が来た

    182 :

    適度な腹黒はむしろプラス

    183 = 155 :

    ちょっと待て

    ネコうp

    184 = 46 :

    にゅあー

    185 = 171 :

    >>181
    にゅあー

    188 = 1 :

    「……」

    生徒「……はい。これが昨日の答えです」

    「え?」

    生徒「私、大人しいですけど意外と腹黒いんですよね」

    「あ……」

    生徒「このまま別れても構いませんよ?……だって、別に私のことは好きじゃないですよね?」

    「……」

    生徒「私はあの人の他にこうしてお話できる人が作れて嬉しかっただけなんです」

    「でも、このまま別れたら……君とは……」

    生徒「えへ、そうですね。私はきっと貴方を避けます。貴方を避けたらあの人も避けなくてはいけないでしょうね」

    「だったら……」

    生徒「このままでいよう、なんて言わないで……私が虚しくなっちゃいますし」

    「……っ」

    生徒「だから……貴方が決めてください……勿論、私のことを本当に好きじゃないと、このままお付き合いはできませんからね?」

    「……わかった」

    190 :

    191 :

    顔面センターやめろwww

    192 = 84 :

    >>190
    フイタwww
    けど何か和んだわ

    193 = 1 :

    >>183
    悪い飼い猫じゃない
    なんか野良猫がベランダでにゃーにゃー言い出して俺がびびっただけ

    195 = 190 :

    うちのぬこちゃん
    今ご臨終した

    197 = 1 :

    生徒「じゃ、帰りましょうか」

    「ああ」

    生徒「……」

    「……あの、さ」

    生徒「はい?」

    「……明日までには決める」

    生徒「はい」

    「それで……アドレス、教えてくれないか?」

    生徒「あ、私の合否をメールで教えてくれるんですね?」

    「……そういう言い方はあれだけど、まあそうかな」

    生徒「じゃあ、合格のときは私の携帯に貴方の電話番号とアドレスを送ってください」

    「逆だったら?」

    生徒「一日待って来なかったら、諦めます」

    「わかった」

    生徒「じゃあ……はい、これがアドレスです。期待しないで待ってますね?」

    198 = 42 :

    この男www

    199 = 79 :

    友うぜぇ

    200 = 134 :

    >>195
    泣いた


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