私的良スレ書庫
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元スレあかり「\アッカリーン/」あかり「はーい!ゆるゆり、はっじまっるよー」
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時が進むと不幸な結果になる運命なのでサザエさん時空になったのだと考えてみる
恐る恐るといった風に、お姉ちゃんが話しかけてきた。
今日学校はどうだったかみたいな、他愛もない話だった。
返事を返すと、泣かれた。
…
朝起きて、おはよう。
朝ご飯を前に、いただきます。
食べ終わって、ごちそうさま。
いつもは何気なくやっていることが、こんなに大事なことだとは。
離れて初めて理解できる大切さもあるんだとしみじみ感じる。
お姉ちゃんを見送って、
服を着替えて、歯を磨いてお団子をセットした。
ドアを開けて、待っている人がいないことに少しの違和感が私をくるむ。
首を横に振ってそれを振り払う。
玄関の方を向いた。
「いってきます!」
お母さんの「いってらっしゃい」が聞こえてくるのを確かめて、私は駆けだした。
秋風が頬を撫ぜ、木の葉を揺すった。
スカートを靡かせ、一路、学校へ。
今日学校はどうだったかみたいな、他愛もない話だった。
返事を返すと、泣かれた。
…
朝起きて、おはよう。
朝ご飯を前に、いただきます。
食べ終わって、ごちそうさま。
いつもは何気なくやっていることが、こんなに大事なことだとは。
離れて初めて理解できる大切さもあるんだとしみじみ感じる。
お姉ちゃんを見送って、
服を着替えて、歯を磨いてお団子をセットした。
ドアを開けて、待っている人がいないことに少しの違和感が私をくるむ。
首を横に振ってそれを振り払う。
玄関の方を向いた。
「いってきます!」
お母さんの「いってらっしゃい」が聞こえてくるのを確かめて、私は駆けだした。
秋風が頬を撫ぜ、木の葉を揺すった。
スカートを靡かせ、一路、学校へ。
教室の前に着いた。
深呼吸して、ドアを開く。
向日葵ちゃんと櫻子ちゃんは先に来ていた。
一歩一歩、足の裏から来る感触を確認するみたいに、踏みしめて歩く。
…大丈夫かな?あかり、ちゃんと普通に笑えてるよね?
二人の横に立った。
櫻子ちゃんが気付いて、こっちを見た。
目を合わすのも久しぶりだったからか、「…あ」と変な声を出して櫻子ちゃんが目をそらした。
…勇気出して、わたし!
あかり「…おはよう!」
俯いて本を読んでいた向日葵ちゃんが、顔を上げた。
二人とも、私の方を向いたまま固まっていた。
やっぱり不自然だったかな、しばらくぶりだし、と不安になりだしたところで、櫻子ちゃんと向日葵ちゃんがほぼ同時に机を揺らしながら立ちあがった。
櫻子「あっ、あかりちゃん!?」
向日葵「赤座さん!?」
…そして、大声で私の名前を叫んだ。
深呼吸して、ドアを開く。
向日葵ちゃんと櫻子ちゃんは先に来ていた。
一歩一歩、足の裏から来る感触を確認するみたいに、踏みしめて歩く。
…大丈夫かな?あかり、ちゃんと普通に笑えてるよね?
二人の横に立った。
櫻子ちゃんが気付いて、こっちを見た。
目を合わすのも久しぶりだったからか、「…あ」と変な声を出して櫻子ちゃんが目をそらした。
…勇気出して、わたし!
あかり「…おはよう!」
俯いて本を読んでいた向日葵ちゃんが、顔を上げた。
二人とも、私の方を向いたまま固まっていた。
やっぱり不自然だったかな、しばらくぶりだし、と不安になりだしたところで、櫻子ちゃんと向日葵ちゃんがほぼ同時に机を揺らしながら立ちあがった。
櫻子「あっ、あかりちゃん!?」
向日葵「赤座さん!?」
…そして、大声で私の名前を叫んだ。
教室中の生徒が、目をパチクリさせて何事かとこっちを見た。
あかり「ちょ、ちょっとぉ…」
慌てて両手で二人を制した。
しかし、二人には通じなかったらしく、勢いもそのままに私に詰め寄ってきた。
櫻子「あかりちゃん…!」
向日葵「赤座さん…!」
あかり「え…っと…」
私は、ひたすらおろおろするしかなかった。
向日葵「…えー…」
櫻子「…あのさ…あのー」
向日葵「…」
櫻子「…」
詰め寄ったはいいが、何を言うか決まってなかったのか、もじっとして急に静かになる二人。
あかり「ちょ、ちょっとぉ…」
慌てて両手で二人を制した。
しかし、二人には通じなかったらしく、勢いもそのままに私に詰め寄ってきた。
櫻子「あかりちゃん…!」
向日葵「赤座さん…!」
あかり「え…っと…」
私は、ひたすらおろおろするしかなかった。
向日葵「…えー…」
櫻子「…あのさ…あのー」
向日葵「…」
櫻子「…」
詰め寄ったはいいが、何を言うか決まってなかったのか、もじっとして急に静かになる二人。
お互い目配せして、何かが通じ合ったのか、向日葵ちゃんだけ一歩前に出てきた。
向日葵「…」
一拍あり、唾を飲みこむ向日葵ちゃん。
向日葵「…もう、大丈夫、ですの?」
そして、言った。
向日葵「…」
一拍あり、唾を飲みこむ向日葵ちゃん。
向日葵「…もう、大丈夫、ですの?」
そして、言った。
少し考える。
あかり「…大丈夫かは…ちょっと、まだ分からないけど…」
考えはまとまらない。
ただ、思った事を言うことにした。
あかり「…向日葵ちゃんも、櫻子ちゃんも、私と同じ様に苦しかったはずなのに」
あかり「一人だけ勝手に塞ぎ込んで、心配させて…」
あかり「皆で、一緒に悲しんで、乗り越えなきゃいけなかったのに…その…」
あかり「…気、使わせちゃって…ごめんね」
頭を下げた。
あかり「…大丈夫かは…ちょっと、まだ分からないけど…」
考えはまとまらない。
ただ、思った事を言うことにした。
あかり「…向日葵ちゃんも、櫻子ちゃんも、私と同じ様に苦しかったはずなのに」
あかり「一人だけ勝手に塞ぎ込んで、心配させて…」
あかり「皆で、一緒に悲しんで、乗り越えなきゃいけなかったのに…その…」
あかり「…気、使わせちゃって…ごめんね」
頭を下げた。
向日葵「…」
櫻子「…」
沈黙が耳に痛い。
何か言ってほしい…と、思った矢先、
櫻子「…あっ、あっあっ」
あかり「え?」
櫻子「あ、あがりぢゃああああぁーんっ!!」
ガンッ
あかり「ひぶっ!?」
櫻子「ぶへええええん…!うええええ」
飛び付かれた。
頭が顎に当たって、痛かった。
櫻子「…」
沈黙が耳に痛い。
何か言ってほしい…と、思った矢先、
櫻子「…あっ、あっあっ」
あかり「え?」
櫻子「あ、あがりぢゃああああぁーんっ!!」
ガンッ
あかり「ひぶっ!?」
櫻子「ぶへええええん…!うええええ」
飛び付かれた。
頭が顎に当たって、痛かった。
あかりは一人だけ遊びに誘われなくてそれで事故回避したってクチか…
向日葵「ちょっと櫻子…!」
櫻子「ひいいん…バカ、あかりちゃんのバカあ!どんだけ心配したと思ってるんだよう」
あかり「さ、櫻子ちゃん…」
櫻子「毎日怖かったんだぞ…笑う時も変なお面みたいな笑顔だし、うう、死んだ魚みたいな目で時々ぼけっと遠く眺めてるし…」
そんなに酷かったかな?
櫻子「…あかりちゃんが…っ!あかりちゃんまで、どっか遠くに…自殺とかするんじゃないかってえ…!」
向日葵「ちょ…っと!いい加減離れなさい!こら!櫻子!」
櫻子「あうううう…」
ぐずる櫻子ちゃんを向日葵ちゃんが引き剥がした。
櫻子「ひいいん…バカ、あかりちゃんのバカあ!どんだけ心配したと思ってるんだよう」
あかり「さ、櫻子ちゃん…」
櫻子「毎日怖かったんだぞ…笑う時も変なお面みたいな笑顔だし、うう、死んだ魚みたいな目で時々ぼけっと遠く眺めてるし…」
そんなに酷かったかな?
櫻子「…あかりちゃんが…っ!あかりちゃんまで、どっか遠くに…自殺とかするんじゃないかってえ…!」
向日葵「ちょ…っと!いい加減離れなさい!こら!櫻子!」
櫻子「あうううう…」
ぐずる櫻子ちゃんを向日葵ちゃんが引き剥がした。
櫻子「うう…離せよう向日葵いい…ばかりちゃんにもっど言わなきゃいけないこどあるんだよう…」
あかり「ば、ばかりって…」
向日葵「赤座さん?」
あかり「…あ、なあに向日葵ちゃん?」
向日葵「櫻子じゃないですけど…」
櫻子「どういう意味だそれええ…うえええ…」
向日葵「…帰ってきてくれて、嬉しいですわ」
あかり「…うん」
向日葵「積もる話もあるでしょうし、とりあえず…」
櫻子「今日!昼ごはん一緒にたべるよね!ねぇ!?あがりちゃんん」
向日葵「…お昼時、また櫻子が落ち着いてから話しましょうか」
あかり「あはは…うん、そうだね」
あかり「ば、ばかりって…」
向日葵「赤座さん?」
あかり「…あ、なあに向日葵ちゃん?」
向日葵「櫻子じゃないですけど…」
櫻子「どういう意味だそれええ…うえええ…」
向日葵「…帰ってきてくれて、嬉しいですわ」
あかり「…うん」
向日葵「積もる話もあるでしょうし、とりあえず…」
櫻子「今日!昼ごはん一緒にたべるよね!ねぇ!?あがりちゃんん」
向日葵「…お昼時、また櫻子が落ち着いてから話しましょうか」
あかり「あはは…うん、そうだね」
>>96
よく見ろあかりのお団子を……ドラゴンボールだぜ
よく見ろあかりのお団子を……ドラゴンボールだぜ
櫻子ちゃんを机に戻すのに難儀していると、遠巻きに様子を窺っていたクラスの皆が近づいてきた。
生徒A「…あかりちゃん?だよね」
あかり「う、うえ?うん、確かにあかりだけど…」
いくらなんでもそこまで影、薄くなってたかな?
不登校ってわけじゃなかったんだけど…ちょっとショックだよ…
生徒A「…あかりちゃん?だよね」
あかり「う、うえ?うん、確かにあかりだけど…」
いくらなんでもそこまで影、薄くなってたかな?
不登校ってわけじゃなかったんだけど…ちょっとショックだよ…
生徒A「あ、いや顔を忘れたってんじゃなくて…」
生徒B「昨日までとは別人っていうか…もう大丈夫なのー?」
生徒C「不気味だったもんねえ、癒し系じゃない笑顔のあかりちゃん」
生徒D「バカ、何言ってんの」
生徒E「あかりちゃん復活なの?」
生徒F「本当に?ふっきれた?」
生徒C「あの嫌な方向の存在感なくなってるもんねー。よかったよかった」
あかり「…みんなぁ…」
知らないうちに、いろんな人に迷惑かけていたんだ。心配かけてたんだ。
気付かなかったとはいえ、申し訳なくて…
そして、嬉しい。
あかり「ありがどみんなああぁ…」
「「「泣いたー!?」」」
結衣ちゃん、京子ちゃん、ちなつちゃん。
あかり、今、幸せです。
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