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元スレあかり「\アッカリーン/」あかり「はーい!ゆるゆり、はっじまっるよー」

みんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
京子ちゃん。
結衣ちゃん。
ちなつちゃん。
あの交通事故で皆が亡くなって…早いものだね、もう2ヶ月がたつよ。
あかり「…」ズズ
あかり「…」カタン
皆で集まってお茶を飲んでた頃は、あんなに狭く感じた部室だけど…
今は、あかり一人には悲しいくらいに広い空間です。
…皆
あかり「…寂しいよ…」
…なんで、死んじゃったの?
結衣ちゃん。
ちなつちゃん。
あの交通事故で皆が亡くなって…早いものだね、もう2ヶ月がたつよ。
あかり「…」ズズ
あかり「…」カタン
皆で集まってお茶を飲んでた頃は、あんなに狭く感じた部室だけど…
今は、あかり一人には悲しいくらいに広い空間です。
…皆
あかり「…寂しいよ…」
…なんで、死んじゃったの?
>>5
不覚にも
不覚にも
Youtubeであっかりーん と検索したら面白いことになっていた
ここに来ても、やっぱり虚しいだけみたい。
皆との思い出が沢山詰まった場所。
今では思い出す度に、身が切れそう。
あかり「…」
帰ろう。
もう来るまいと思っているのに、なんでだろうなぁ。
つい足が向いちゃうんだよね。
ガチャ
あかり「…鍵」
生徒会室へ、返しにいかないと。
皆との思い出が沢山詰まった場所。
今では思い出す度に、身が切れそう。
あかり「…」
帰ろう。
もう来るまいと思っているのに、なんでだろうなぁ。
つい足が向いちゃうんだよね。
ガチャ
あかり「…鍵」
生徒会室へ、返しにいかないと。
ガララ…
毎度のことながら、この瞬間は気まずい。
あかり「…失礼します」
千歳「あー、あかりちゃんやぁ」
部屋の奥から、先輩が駆けてきた。
生徒会室には、今は千歳先輩しか居ない。
あかり「あの、これ…」
千歳「部室の鍵な。はい、確かに」
千歳「あかりちゃん、やっぱりマメやなあ。別に、開けて閉めるくらいこっちでするのに」
あかり「…いえ」
先輩はいつも通りだ。私に対しては。
でも、教室なんかではやっぱり元気がないみたい。風の噂に伝え聞いていた。
気を使わせてしまっているのが伝わってくる。
申し訳ないとは思うが、なんでだろう?
ありがとう、ごめんなさいのたった二言でいいのに、言えない。
口が動かない。
毎度のことながら、この瞬間は気まずい。
あかり「…失礼します」
千歳「あー、あかりちゃんやぁ」
部屋の奥から、先輩が駆けてきた。
生徒会室には、今は千歳先輩しか居ない。
あかり「あの、これ…」
千歳「部室の鍵な。はい、確かに」
千歳「あかりちゃん、やっぱりマメやなあ。別に、開けて閉めるくらいこっちでするのに」
あかり「…いえ」
先輩はいつも通りだ。私に対しては。
でも、教室なんかではやっぱり元気がないみたい。風の噂に伝え聞いていた。
気を使わせてしまっているのが伝わってくる。
申し訳ないとは思うが、なんでだろう?
ありがとう、ごめんなさいのたった二言でいいのに、言えない。
口が動かない。
そういえば。
あかり「…あ、の…先輩…」
千歳「んー?どしたん?」
あかり「せん…あ、綾乃先輩は…」
…やっぱり来てないんですか?
千歳「…あ」
あかり「あぇ、いや、その…」
急に先輩の表情が暗くなったのを見て、こっちまで慌ててしまった。
ちょっとした確認のつもりだったから、罪悪感を感じちゃう。
千歳「…おらへんよ」
千歳「綾乃ちゃん、もう長い事、学校にも来てへんのよ」
あかり「…え」
それは知らなかった。
あかり「…あ、の…先輩…」
千歳「んー?どしたん?」
あかり「せん…あ、綾乃先輩は…」
…やっぱり来てないんですか?
千歳「…あ」
あかり「あぇ、いや、その…」
急に先輩の表情が暗くなったのを見て、こっちまで慌ててしまった。
ちょっとした確認のつもりだったから、罪悪感を感じちゃう。
千歳「…おらへんよ」
千歳「綾乃ちゃん、もう長い事、学校にも来てへんのよ」
あかり「…え」
それは知らなかった。
千歳「…綾乃ちゃんは…」
あかり「…」
話は続くみたい。
突然張り詰めた空気に、思わず背筋がしゃんと締まる。
…綾乃先輩に、もしかして、何か…
千歳「…」
あかり「…」
ちょっとの間、気まずい空白があって、
千歳「…あはー」
あかり「へ…?」
先輩は、ふにゃっと笑った。
あかり「…」
話は続くみたい。
突然張り詰めた空気に、思わず背筋がしゃんと締まる。
…綾乃先輩に、もしかして、何か…
千歳「…」
あかり「…」
ちょっとの間、気まずい空白があって、
千歳「…あはー」
あかり「へ…?」
先輩は、ふにゃっと笑った。
>>23
!?
!?
千歳「あはは、いやあ…あかりちゃん、畏まってしもうて…あはは」
あかり「う…」
何だかわからないけど、あかりバカにされてるのかな?
千歳「ははは…あー、いやあ、あかりちゃん。あかりちゃんはやっぱりあかりちゃんやなぁ…」
ふー、と抱えていたお腹を解放して、杉浦先輩は涙をぬぐった。
目を白黒させている私に、言葉を続ける。
千歳「ごめんな、変な心配させてしもうて」
あかり「いえ、そんな…」
千歳「…大丈夫よー。綾乃ちゃん強い娘やから。…きっと一人で立ち直る」
あかり「…」
ズキリと、何かが胸を打った。
あかり「う…」
何だかわからないけど、あかりバカにされてるのかな?
千歳「ははは…あー、いやあ、あかりちゃん。あかりちゃんはやっぱりあかりちゃんやなぁ…」
ふー、と抱えていたお腹を解放して、杉浦先輩は涙をぬぐった。
目を白黒させている私に、言葉を続ける。
千歳「ごめんな、変な心配させてしもうて」
あかり「いえ、そんな…」
千歳「…大丈夫よー。綾乃ちゃん強い娘やから。…きっと一人で立ち直る」
あかり「…」
ズキリと、何かが胸を打った。
千歳「あかりちゃんが心配する事なんてなーんもあらへんよ?」
あかり「…だから―」
千歳「せやから、」
心配なんて…と続けようとした私に被せるように、杉浦先輩は言った。
千歳「…あかりちゃんは、自分の事だけ考えとっていいんよ」
私は、二の句が継げなくなった。
あかり「…だから―」
千歳「せやから、」
心配なんて…と続けようとした私に被せるように、杉浦先輩は言った。
千歳「…あかりちゃんは、自分の事だけ考えとっていいんよ」
私は、二の句が継げなくなった。
うわぁ・・・って思ってたのに>>5のせいで
あかりちゃんだけ死ななかったんだよね……
あかりちゃんだけ……そうだね……
あかりちゃんだけ……そうだね……
千歳「いっぱいいっぱいなんやろ?見ててこっちまで辛いわあ」
あかり「あ…」
千歳「あかりちゃん人一倍優しいし、皆の事、大好きやったし…」
千歳「忘れろなんて無責任な事は言えんけど…な」
千歳「ちょっとくらい頼ってくれてもええねんで?」
あかり「…う…っ!」
涙目になって、飛び込みたい。
けど、ぐっとこらえた。
千歳「あかりちゃん?」
あかり「…ありがとう、ございます…先輩」
感謝の言葉は、意外とあっさり自然と口を衝いて出た。
千歳「いえいえー…でなくて」
引き留められるわけにはいかない。きっと我慢できなくなってしまう。
帰ります。と言い残して、私はさっと踵を返した。
千歳「お、おーい?あかりちゃーん?」
背中にかかる声にも構わず、私は歩いて逃げる様に立ち去った。
あかり「あ…」
千歳「あかりちゃん人一倍優しいし、皆の事、大好きやったし…」
千歳「忘れろなんて無責任な事は言えんけど…な」
千歳「ちょっとくらい頼ってくれてもええねんで?」
あかり「…う…っ!」
涙目になって、飛び込みたい。
けど、ぐっとこらえた。
千歳「あかりちゃん?」
あかり「…ありがとう、ございます…先輩」
感謝の言葉は、意外とあっさり自然と口を衝いて出た。
千歳「いえいえー…でなくて」
引き留められるわけにはいかない。きっと我慢できなくなってしまう。
帰ります。と言い残して、私はさっと踵を返した。
千歳「お、おーい?あかりちゃーん?」
背中にかかる声にも構わず、私は歩いて逃げる様に立ち去った。
…頼ってええんよ、と言われても…
あかり「…あんな泣きそうな笑顔してるのに…」
はい頼ります、とはいけないよね。
…杉浦先輩に、本当に何かあったのかも?
嫌な想像を振り払い、帰り道を急いだ。
あかり「…」
頼る、か。
なんとなく、いがみ合ってる向日葵ちゃんと櫻子ちゃんが浮かんだ。
―――
千歳「…」
あかりちゃんは、逃げるように去って行った。
実際逃げられたと見ていいのだろうか。
…拒絶は辛いなあ。やっぱり。
千歳「…せや」
大丈夫。
千歳「大丈夫や、うん」
大丈夫、大丈夫…
あかり「…あんな泣きそうな笑顔してるのに…」
はい頼ります、とはいけないよね。
…杉浦先輩に、本当に何かあったのかも?
嫌な想像を振り払い、帰り道を急いだ。
あかり「…」
頼る、か。
なんとなく、いがみ合ってる向日葵ちゃんと櫻子ちゃんが浮かんだ。
―――
千歳「…」
あかりちゃんは、逃げるように去って行った。
実際逃げられたと見ていいのだろうか。
…拒絶は辛いなあ。やっぱり。
千歳「…せや」
大丈夫。
千歳「大丈夫や、うん」
大丈夫、大丈夫…
救いのルートがあるとすれば
実は全部どっきりでした
プラカード持ってごらく部登場、大成功!
みんなであかりの誕生日を盛大にお祝い
2期最終回 終
実は全部どっきりでした
プラカード持ってごらく部登場、大成功!
みんなであかりの誕生日を盛大にお祝い
2期最終回 終
―――
カチャカチャと食器の擦れる音がする。
作ってくれたお母さんや、食べ物には悪いけど、黙々と食事を口に運ぶ。
私が居るとお父さんもお母さんもあんまり喋らないし、
お姉ちゃんに至っては、ちらちらとこっちを見てはたまに泣きそうになってるのを感じる。
事故のあの日以来、笑顔で『大丈夫』を繰り返していたのが上っ面だっていうのを悟られたんだろうな、と思う。
クラスの皆にも先生にも、家族にだってそう。
半分上の空で、慰めや励ましの言葉もそんな感じで受け流していた。
お姉ちゃん達家族の中では、そっとしておこう、ということで意見が一致したのか、その内ほとんど話しかけられなくなった。
…やっぱり、皆気を使ってくれてるのかな。
優しい人たちに囲まれて育ってきた事に、今更ながら実感が持ててきた。
一体2か月も、私は何を塞ぎ込んでいたのかな。
早く立ち直るのが、延いては皆のためになるっていうんなら。
…無くなった3人の供養になるっていうんなら…
あかり「…ごちそうさま」
お箸を置くと同時にそう言うと、皆ぎょっとしたようにこっちを向いて固まった。
なんだろう?と少し考えて、心当たりに行きついた。
…『ごちそうさま』って久しぶりに言ったなあ。そういえば。
カチャカチャと食器の擦れる音がする。
作ってくれたお母さんや、食べ物には悪いけど、黙々と食事を口に運ぶ。
私が居るとお父さんもお母さんもあんまり喋らないし、
お姉ちゃんに至っては、ちらちらとこっちを見てはたまに泣きそうになってるのを感じる。
事故のあの日以来、笑顔で『大丈夫』を繰り返していたのが上っ面だっていうのを悟られたんだろうな、と思う。
クラスの皆にも先生にも、家族にだってそう。
半分上の空で、慰めや励ましの言葉もそんな感じで受け流していた。
お姉ちゃん達家族の中では、そっとしておこう、ということで意見が一致したのか、その内ほとんど話しかけられなくなった。
…やっぱり、皆気を使ってくれてるのかな。
優しい人たちに囲まれて育ってきた事に、今更ながら実感が持ててきた。
一体2か月も、私は何を塞ぎ込んでいたのかな。
早く立ち直るのが、延いては皆のためになるっていうんなら。
…無くなった3人の供養になるっていうんなら…
あかり「…ごちそうさま」
お箸を置くと同時にそう言うと、皆ぎょっとしたようにこっちを向いて固まった。
なんだろう?と少し考えて、心当たりに行きついた。
…『ごちそうさま』って久しぶりに言ったなあ。そういえば。
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