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    元スレあかり「\アッカリーン/」あかり「はーい!ゆるゆり、はっじまっるよー」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
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    1 :

    あかり「…」

    2 :

    おい

    3 :

    京子ちゃん。
    結衣ちゃん。
    ちなつちゃん。

    あの交通事故で皆が亡くなって…早いものだね、もう2ヶ月がたつよ。

    あかり「…」ズズ

    あかり「…」カタン

    皆で集まってお茶を飲んでた頃は、あんなに狭く感じた部室だけど…
    今は、あかり一人には悲しいくらいに広い空間です。


    …皆

    あかり「…寂しいよ…」

    …なんで、死んじゃったの?


    4 :

    おい…

    5 :

    みんな昇天して、ごくらく部ってか

    6 :

    え...?






    おい...

    7 :

    なんであかりちゃんだけ虐めるんですか?
    やめてください

    8 :

    >>5
    不覚にも

    9 :

    おちんちんランド始まるよー

    10 :

    Youtubeであっかりーん と検索したら面白いことになっていた

    11 = 3 :

    ここに来ても、やっぱり虚しいだけみたい。
    皆との思い出が沢山詰まった場所。
    今では思い出す度に、身が切れそう。

    あかり「…」

    帰ろう。

    もう来るまいと思っているのに、なんでだろうなぁ。
    つい足が向いちゃうんだよね。


    ガチャ

    あかり「…鍵」

    生徒会室へ、返しにいかないと。

    13 :

    >>5

    14 = 2 :

    あかりが可哀想だ

    15 = 3 :

    ガララ…

    毎度のことながら、この瞬間は気まずい。

    あかり「…失礼します」

    千歳「あー、あかりちゃんやぁ」

    部屋の奥から、先輩が駆けてきた。
    生徒会室には、今は千歳先輩しか居ない。

    あかり「あの、これ…」

    千歳「部室の鍵な。はい、確かに」

    千歳「あかりちゃん、やっぱりマメやなあ。別に、開けて閉めるくらいこっちでするのに」

    あかり「…いえ」

    先輩はいつも通りだ。私に対しては。
    でも、教室なんかではやっぱり元気がないみたい。風の噂に伝え聞いていた。
    気を使わせてしまっているのが伝わってくる。
    申し訳ないとは思うが、なんでだろう?
    ありがとう、ごめんなさいのたった二言でいいのに、言えない。
    口が動かない。

    16 = 5 :

    えりりん…ちゅっちゅしたいよ

    17 :

    空気じゃなくなったじゃないか

    18 :

    綾乃は京子の後追いか

    19 :

    しえん

    20 :

    櫻子ちゃんが保護するべき

    21 = 3 :

    そういえば。

    あかり「…あ、の…先輩…」

    千歳「んー?どしたん?」

    あかり「せん…あ、綾乃先輩は…」

    …やっぱり来てないんですか?

    千歳「…あ」

    あかり「あぇ、いや、その…」

    急に先輩の表情が暗くなったのを見て、こっちまで慌ててしまった。
    ちょっとした確認のつもりだったから、罪悪感を感じちゃう。

    千歳「…おらへんよ」

    千歳「綾乃ちゃん、もう長い事、学校にも来てへんのよ」

    あかり「…え」

    それは知らなかった。

    22 = 18 :

    うつゆり

    23 :

    赤座さん
    杉浦先輩じゃないの?

    24 = 3 :

    千歳「…綾乃ちゃんは…」

    あかり「…」

    話は続くみたい。
    突然張り詰めた空気に、思わず背筋がしゃんと締まる。
    …綾乃先輩に、もしかして、何か…

    千歳「…」

    あかり「…」

    ちょっとの間、気まずい空白があって、

    千歳「…あはー」

    あかり「へ…?」

    先輩は、ふにゃっと笑った。

    25 = 3 :

    >>23 
    !?

    26 :

    不穏な空気

    28 = 3 :

    千歳「あはは、いやあ…あかりちゃん、畏まってしもうて…あはは」

    あかり「う…」

    何だかわからないけど、あかりバカにされてるのかな?

    千歳「ははは…あー、いやあ、あかりちゃん。あかりちゃんはやっぱりあかりちゃんやなぁ…」

    ふー、と抱えていたお腹を解放して、杉浦先輩は涙をぬぐった。
    目を白黒させている私に、言葉を続ける。

    千歳「ごめんな、変な心配させてしもうて」

    あかり「いえ、そんな…」

    千歳「…大丈夫よー。綾乃ちゃん強い娘やから。…きっと一人で立ち直る」

    あかり「…」

    ズキリと、何かが胸を打った。

    29 = 26 :

    もの巣窟

    30 = 3 :

    千歳「あかりちゃんが心配する事なんてなーんもあらへんよ?」

    あかり「…だから―」

    千歳「せやから、」

    心配なんて…と続けようとした私に被せるように、杉浦先輩は言った。


    千歳「…あかりちゃんは、自分の事だけ考えとっていいんよ」


    私は、二の句が継げなくなった。

    31 :

    うわぁ・・・って思ってたのに>>5のせいで

    32 = 12 :

    >>30
    ×杉浦先輩
    ○池田先輩

    33 :

    名前グダグダ過ぎワロタ

    34 = 3 :

    >>33
    ごめんね
    焦ったら駄目になっちゃうんだごめんね

    35 = 26 :

    待て、千歳が綾乃の旦那になったと考えるんだ

    36 = 18 :

    京子の墓前で千歳「あなたもひっくるめて綾乃ちゃんを貰います」

    37 = 33 :

    あかりは?

    38 :

    あかりちゃんだけ死ななかったんだよね……
    あかりちゃんだけ……そうだね……

    39 = 3 :

    千歳「いっぱいいっぱいなんやろ?見ててこっちまで辛いわあ」

    あかり「あ…」

    千歳「あかりちゃん人一倍優しいし、皆の事、大好きやったし…」

    千歳「忘れろなんて無責任な事は言えんけど…な」

    千歳「ちょっとくらい頼ってくれてもええねんで?」

    あかり「…う…っ!」

    涙目になって、飛び込みたい。
    けど、ぐっとこらえた。

    千歳「あかりちゃん?」

    あかり「…ありがとう、ございます…先輩」

    感謝の言葉は、意外とあっさり自然と口を衝いて出た。

    千歳「いえいえー…でなくて」

    引き留められるわけにはいかない。きっと我慢できなくなってしまう。
    帰ります。と言い残して、私はさっと踵を返した。

    千歳「お、おーい?あかりちゃーん?」

    背中にかかる声にも構わず、私は歩いて逃げる様に立ち去った。

    40 = 3 :

    …頼ってええんよ、と言われても…

    あかり「…あんな泣きそうな笑顔してるのに…」

    はい頼ります、とはいけないよね。
    …杉浦先輩に、本当に何かあったのかも?
    嫌な想像を振り払い、帰り道を急いだ。

    あかり「…」

    頼る、か。
    なんとなく、いがみ合ってる向日葵ちゃんと櫻子ちゃんが浮かんだ。

    ―――

    千歳「…」

    あかりちゃんは、逃げるように去って行った。
    実際逃げられたと見ていいのだろうか。

    …拒絶は辛いなあ。やっぱり。

    千歳「…せや」

    大丈夫。

    千歳「大丈夫や、うん」

    大丈夫、大丈夫…

    41 :

    救いはないんですか

    42 = 18 :

    姉さん・・・

    43 = 5 :

    アッナリーン!

    44 :

    せやな

    45 = 18 :

    救いのルートがあるとすれば

    実は全部どっきりでした
    プラカード持ってごらく部登場、大成功!
    みんなであかりの誕生日を盛大にお祝い

    2期最終回 終

    49 = 26 :

    ほ             も

    50 = 3 :

    ―――

    カチャカチャと食器の擦れる音がする。
    作ってくれたお母さんや、食べ物には悪いけど、黙々と食事を口に運ぶ。

    私が居るとお父さんもお母さんもあんまり喋らないし、
    お姉ちゃんに至っては、ちらちらとこっちを見てはたまに泣きそうになってるのを感じる。

    事故のあの日以来、笑顔で『大丈夫』を繰り返していたのが上っ面だっていうのを悟られたんだろうな、と思う。
    クラスの皆にも先生にも、家族にだってそう。
    半分上の空で、慰めや励ましの言葉もそんな感じで受け流していた。
    お姉ちゃん達家族の中では、そっとしておこう、ということで意見が一致したのか、その内ほとんど話しかけられなくなった。

    …やっぱり、皆気を使ってくれてるのかな。
    優しい人たちに囲まれて育ってきた事に、今更ながら実感が持ててきた。
    一体2か月も、私は何を塞ぎ込んでいたのかな。
    早く立ち直るのが、延いては皆のためになるっていうんなら。

    …無くなった3人の供養になるっていうんなら…

    あかり「…ごちそうさま」

    お箸を置くと同時にそう言うと、皆ぎょっとしたようにこっちを向いて固まった。
    なんだろう?と少し考えて、心当たりに行きついた。

    『ごちそうさま』って久しぶりに言ったなあ。そういえば。


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