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元スレあかり「\アッカリーン/」あかり「はーい!ゆるゆり、はっじまっるよー」
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ポピーザぱフォーマーYouTubeで見てきた
なんか懐かしくて涙が出てきた
同時に笑ってしまった
なんか懐かしくて涙が出てきた
同時に笑ってしまった
…ああ。
もう、いっか。
そう思って、全部諦めて委ねようとしたしたその時、先輩の手から力が抜けた。
綾乃「…うっ、うっ…うっ…」
だらんと、肩から力を失った先輩の腕が垂れさがる。
涙が頬に落ちてきて、私のそれと混ざった。
あかり「…」
しばらく経って、すっと先輩は立ち上がった。
私に背を向け、帰って、と涙声で一言残し、座り込んで動かなくなった。
しばらく何も考えられなかった。
さらに間をおいてようやく復帰した私は、ふらふらと立ち上がると、おぼつかない足取りで歩きだした。
解錠してドアを開ける、その作業すら億劫だった。
ここから去りたい。
その一心だった私は、来た時の2倍くらいの時間をかけて階段を下り、廊下を戻り、玄関へ辿りついた。
道中、振り返る事は一度もなかった。
もう、いっか。
そう思って、全部諦めて委ねようとしたしたその時、先輩の手から力が抜けた。
綾乃「…うっ、うっ…うっ…」
だらんと、肩から力を失った先輩の腕が垂れさがる。
涙が頬に落ちてきて、私のそれと混ざった。
あかり「…」
しばらく経って、すっと先輩は立ち上がった。
私に背を向け、帰って、と涙声で一言残し、座り込んで動かなくなった。
しばらく何も考えられなかった。
さらに間をおいてようやく復帰した私は、ふらふらと立ち上がると、おぼつかない足取りで歩きだした。
解錠してドアを開ける、その作業すら億劫だった。
ここから去りたい。
その一心だった私は、来た時の2倍くらいの時間をかけて階段を下り、廊下を戻り、玄関へ辿りついた。
道中、振り返る事は一度もなかった。
ガチャッ
ぱらぱらと雨模様の天気。
門の向こうには池田先輩がいた。
杉浦先輩のお母さんに、背中をさすって貰っているのが見える。
近づくと、向こうもこっちに気付いたらしい。
先輩が凄い勢いで振り向いた。
期待に満ちた、しかし縋るような目。
…ごめんなさい。私は、逃げ出してしまいました。
私は俯いて目を反らした。
情けなさに、死んでしまいそうだった。
ぱらぱらと雨模様の天気。
門の向こうには池田先輩がいた。
杉浦先輩のお母さんに、背中をさすって貰っているのが見える。
近づくと、向こうもこっちに気付いたらしい。
先輩が凄い勢いで振り向いた。
期待に満ちた、しかし縋るような目。
…ごめんなさい。私は、逃げ出してしまいました。
私は俯いて目を反らした。
情けなさに、死んでしまいそうだった。
―――
私の泣き声を聞き付けた綾乃ちゃんのお母さんに連れられ、玄関から外へ出た。
その後もだいぶ長い事、泣いていた。
お母さんは、ずっとそばに居てくれた。…ああ、私は周りに迷惑をかけてばっかりやなあ。
しばらくして、後ろから誰か近づいてくる音がした。
一人分。
…あかりちゃん!
私の、綾乃ちゃんの、恐らく最後の希望。
どうなったんだろう?
勢いよく反転した私の目に、あかりちゃんの顔が映った。
私は、今度こそ絶望した。
私の泣き声を聞き付けた綾乃ちゃんのお母さんに連れられ、玄関から外へ出た。
その後もだいぶ長い事、泣いていた。
お母さんは、ずっとそばに居てくれた。…ああ、私は周りに迷惑をかけてばっかりやなあ。
しばらくして、後ろから誰か近づいてくる音がした。
一人分。
…あかりちゃん!
私の、綾乃ちゃんの、恐らく最後の希望。
どうなったんだろう?
勢いよく反転した私の目に、あかりちゃんの顔が映った。
私は、今度こそ絶望した。
―――
帰ってシャワーを浴びて、晩御飯を食べて、すぐベッドに潜った。
…お父さんお母さんお姉ちゃん、ごめんなさい。
あかりはやっぱり、最低の人間でした。
自責で潰れそうだった。
あそこで、一時の感情なんかに流されずに、説得を続けていれば。あるいは…
だめ!
もしたらればに走りそうになる思考を、頭を振って追い払う。
結果的に、ベッドにおでこが擦れて痛かった。
あかり「…」
…痛い、か。
だが実際、もうあんなチャンスは巡ってこないだろう。
もう一度出向いたとして、彼女の期待に添えなかった私をまた入れてくれるとは思えない。
帰ってシャワーを浴びて、晩御飯を食べて、すぐベッドに潜った。
…お父さんお母さんお姉ちゃん、ごめんなさい。
あかりはやっぱり、最低の人間でした。
自責で潰れそうだった。
あそこで、一時の感情なんかに流されずに、説得を続けていれば。あるいは…
だめ!
もしたらればに走りそうになる思考を、頭を振って追い払う。
結果的に、ベッドにおでこが擦れて痛かった。
あかり「…」
…痛い、か。
だが実際、もうあんなチャンスは巡ってこないだろう。
もう一度出向いたとして、彼女の期待に添えなかった私をまた入れてくれるとは思えない。
ひとつ分かっている事がある。
会ってみて、台詞を聞いて、感情をぶつけられて、確信した。
杉浦先輩には、立ち直る契機が必要なんだ。
私の場合、それは池田先輩との会話だった。
遅かれ早かれの差はあれど、そういうきっかけさえあれば、悲しみを乗り越えて、また空に向かって背を伸ばすことができるんだ。
ヒトっていうのは、そういう風に出来てるんだ。きっと。
しかし、その小さなきっかけを掴むのは、今の彼女では難しい。
私には土壌があった。
気が進まずとも、上っ面ながらも学校へ行って、人と話す機会もたくさんあった。
杉浦先輩にはそれがない。
部屋に引きこもって鍵をかけ、心を閉ざして、人との関わりとは程遠い。
…そうして、恐らく、亡き京子ちゃんの幻に囚われながら、生きている。
あかり「…せんぱい…っ!」
駄目。ほんとうに、それじゃいけないのに。
このままじゃ、あの人は戻れないところまで行ってしまう。
そうして、多分最後には―
会ってみて、台詞を聞いて、感情をぶつけられて、確信した。
杉浦先輩には、立ち直る契機が必要なんだ。
私の場合、それは池田先輩との会話だった。
遅かれ早かれの差はあれど、そういうきっかけさえあれば、悲しみを乗り越えて、また空に向かって背を伸ばすことができるんだ。
ヒトっていうのは、そういう風に出来てるんだ。きっと。
しかし、その小さなきっかけを掴むのは、今の彼女では難しい。
私には土壌があった。
気が進まずとも、上っ面ながらも学校へ行って、人と話す機会もたくさんあった。
杉浦先輩にはそれがない。
部屋に引きこもって鍵をかけ、心を閉ざして、人との関わりとは程遠い。
…そうして、恐らく、亡き京子ちゃんの幻に囚われながら、生きている。
あかり「…せんぱい…っ!」
駄目。ほんとうに、それじゃいけないのに。
このままじゃ、あの人は戻れないところまで行ってしまう。
そうして、多分最後には―
あかり「…っ」
嫌な想像を、もう一度頭を振って追い出す。
考えを、今後の対策の考察に戻す。
あかり「…どうしたら…」
しかし、分からない。
会えないし、会ってどうするかも思いつかない。
あかり「…」
ともかく、もう一度行ってみよう。
駄目かもしれないけど。
…いや、きっと駄目だろう。なんせ…
あかり「…池田先輩」
今なら、あの人の気持ちが分かる。痛いほどに。
ひとまず考えにふけることを止め、私は寝た。
嫌な想像を、もう一度頭を振って追い出す。
考えを、今後の対策の考察に戻す。
あかり「…どうしたら…」
しかし、分からない。
会えないし、会ってどうするかも思いつかない。
あかり「…」
ともかく、もう一度行ってみよう。
駄目かもしれないけど。
…いや、きっと駄目だろう。なんせ…
あかり「…池田先輩」
今なら、あの人の気持ちが分かる。痛いほどに。
ひとまず考えにふけることを止め、私は寝た。
―――
寒い。
透き通って綺麗だったお風呂の水が、すごい勢いで赤に浸食されていく。
命が流れ出てる…ゆう表現。
どうも鼻持ちならんと思ってたけど、成程、こういうことなんか。
しっくりくるなあ。
最初は熱かった両手首も、じわりと温度を下げていって、今では冷たいほどになっている。
…言うて。自分が浸かっるんがお水ゆうせいやろな。
終わりが近いのだろうか。
全身の感覚が混ざり合って、意識も怪しくなってきた。
自分が望んだことだ。仕方ない。
今更怖くなんて、なっちゃいけない。流れる涙は全部ウソ。
…しかし、せめて。
…綾乃、ちゃん。
最期に親友の笑顔を思って逝くくらいは、神様も許してくれるんじゃないかな。
寒い。
透き通って綺麗だったお風呂の水が、すごい勢いで赤に浸食されていく。
命が流れ出てる…ゆう表現。
どうも鼻持ちならんと思ってたけど、成程、こういうことなんか。
しっくりくるなあ。
最初は熱かった両手首も、じわりと温度を下げていって、今では冷たいほどになっている。
…言うて。自分が浸かっるんがお水ゆうせいやろな。
終わりが近いのだろうか。
全身の感覚が混ざり合って、意識も怪しくなってきた。
自分が望んだことだ。仕方ない。
今更怖くなんて、なっちゃいけない。流れる涙は全部ウソ。
…しかし、せめて。
…綾乃、ちゃん。
最期に親友の笑顔を思って逝くくらいは、神様も許してくれるんじゃないかな。
―――
姉さんが、真っ赤な浴槽の中で沈んでいた。
絶叫した。
腰が抜けていたので、電話までたどり着くのに苦労した。
涙と鼻水が止まらなくて、救急の人に、なかなか事情を伝える事が出来なかった。
救急車が来るまでの数分のうちに、私は失神した。
姉さんが、真っ赤な浴槽の中で沈んでいた。
絶叫した。
腰が抜けていたので、電話までたどり着くのに苦労した。
涙と鼻水が止まらなくて、救急の人に、なかなか事情を伝える事が出来なかった。
救急車が来るまでの数分のうちに、私は失神した。
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