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元スレ岡部 「紅莉栖とまゆりに告白された!」
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解っていたのか?
二人で示し合わせて、からかっているのか……?
いや、それは無い。それだけは絶対に無い。
まゆり「でも、今日言わないと……もう二度と言えない」
まゆり「そんな気がして……」
ココだ。
紅莉栖の告白を知っていた?
いや……そんな馬鹿な。
勘……なのか?
紅莉栖と恋人同士になったら、告白すら出来なくなると思ったのか?
紅莉栖は俺に告白することをまゆりに報告したのか? していたのか?
……解らない。
二人で示し合わせて、からかっているのか……?
いや、それは無い。それだけは絶対に無い。
まゆり「でも、今日言わないと……もう二度と言えない」
まゆり「そんな気がして……」
ココだ。
紅莉栖の告白を知っていた?
いや……そんな馬鹿な。
勘……なのか?
紅莉栖と恋人同士になったら、告白すら出来なくなると思ったのか?
紅莉栖は俺に告白することをまゆりに報告したのか? していたのか?
……解らない。
紅莉栖も、まゆりも……大事な仲間だ。
大好きな、仲間だ。
まゆりは幼馴染で、人質で、昔からずっと一緒に居る掛け替えの無い存在だ。
紅莉栖だってそうだ。
第三次世界大戦? そんなもののためじゃない。
俺は紅莉栖のために、走ったんだ。走りきったんだ。
岡部「選べってのかよ……」
岡部「スイーツ小説の主人公じゃないんだぞ……」
その日俺は、一睡も出来なかった。
恋愛なんて俺とは関係無い異国の物語だと思っていた。
下らないとさえ、思っていた。
けれどこんなにも、こんなにも苦しくなるものだったなんて。
翌日のことは良く覚えていない。
気付いたら、解散していて俺はラボに一人で居た。
つまり助手が言いたかったことは○○が××で△△ってことですね分かります
AD 2010.10.09 23:55:19:11
岡部「あっ……もう、こんな時間か」
解散してから5時間以上が経過していた。
あれから、俺は一睡もしていない。
ひたすら考えていた。
俺は、紅莉栖もまゆりも好きだ。
最低なのは解ってる。
だが、好きだ。
しかし、紅莉栖への好きとまゆりへの好きは種類が違うとも解っている。
俺は……女性として紅莉栖が好きだ。
ラボで二人して、抱き合いキスを交わした。
決して忘れない海馬に刻み込まれた記憶。
その記憶が紅莉栖にも復活した。
ならば、迷うことなんて無いんだ。
俺は──紅莉栖が好きなんだからな。
腹を決めた。
紅莉栖に──答える。-ドクン-
マニアックスポチったんだけど、読んだ人に質問
内容はどうだった? 特にSSと手紙に期待してんだけど
内容はどうだった? 特にSSと手紙に期待してんだけど
ヴー ヴー
ヴー ヴー
岡部「メール? こんな時間に……」
ッチャ
差出人:hk-kk@jtk93.x29.jp
件名:(件名なし)
紅莉栖とは付き合うな。
岡部「なん──だ、このふざけたメールは!!」
岡部「誰だ……知らんぞ、こんなアドレスは」
岡部「ラボメン……いっ、いや考えられん」
岡部「そんなことをするやつが、ラボメンに居るはずが……」
岡部「だとすると……」
岡部「ははぁ、読めたぞ」
岡部「自作自演か」
岡部「ククク、あいつも可愛いことをする」
岡部「この程度で、俺が不安になり、自分を選ばなくなるとでも思っているのか」
岡部「フゥーハハハハ!」
岡部「明日、10月10日! きっちり、返事をしてやるぞ」
岡部「安心したら眠くなってきた……ずっと寝てなかったから……な」ファー
岡部「おやすみ……紅莉栖……」スカー
AD 2010.10.10 02:20:10:31
???「──て!」
???「──ってば!!」
???「起きろぉ!! 岡部倫太郎!!!」
岡部「……んお?」
???「もう、起きてってばぁ!」
岡部「んむ?」
???「起きた!」
岡部「むむぅ……」
???「ええぇい!!」スパーン
岡部「はぎゃっ! 痛っ、ぬぅわにをす──」
岡部「ずは……」
>>213
1日飛んでたのね気づかんかった
1日飛んでたのね気づかんかった
鈴羽「始めまして、オカリンおじさん」
岡部「鈴羽? 鈴羽!」
岡部「なぜ、お前がここに!?」
岡部「まさか……シュタインズゲートの世界線でもディストピアが!?」
鈴羽「違うよ、そうじゃない」
鈴羽「けど、同じようなもの……かな」
岡部「どういうことだ……よ……」
鈴羽「それを説明しに、私が来た」
鈴羽「結論から言って良い?」
岡部「あっ、あぁ……」
鈴羽「オカリンおじさんは……」
鈴羽「岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖は付き合ってはいけない」
岡部「なん……だと……」
岡部「どういう……ことだよ」
鈴羽「全部説明するからおちつ──」
岡部「落ち着けるかよ!!」
岡部「毎回毎回いきなり着やがって……」
岡部「どういうつもりなんだよ!!」
鈴羽「たははっ、毎回来てるんだ、私……」
鈴羽「でも! 聞いて」
鈴羽「このままだと、第三次世界大戦が勃発する」
岡部「──」
鈴羽の説明は丁寧だった。
混乱気味の俺でも理解出来る程に……。
このまま俺と紅莉栖が付き合うと、そのままゴールイン。結婚するらしい。
そしてAD 2023に一人の子供が生まれる。
岡部倫太郎 旧姓、牧瀬紅莉栖の子供。
鈴羽「稀代の天才少女、岡部クリスティーナ」
なんという……。
ふざけた名前の天才だ。親のネーミングセンスを疑う。
……クリスティーナは天才だった。
彼女は俺と、紅莉栖とダル。三人が開発途中で破棄したタイムマシーン理論の断片を発見してしまう。
タイムマシーンは危険だ。
形だけでも後世に残し、何時の未来かでと思いを託そうとしたが危険の種を撒くだけだと俺が止めたらしい。
そのタイムマシーン理論の断片。
些細な削除し残し。そこから、たった一人でタイムマシーンを開発、完成させてしまった。
ネット社会は今よりも複雑で、信頼度やセキリュティも強く、一般人でも論文を世界に向けて発信することが出来る。
後は雪達磨式。
発表されたタイムマシーンを巡って第三次世界大戦が勃発。
世界は、死に絶えた。
鈴羽「今、世界の総人口は10億人を切っている……」
鈴羽「お願い、オカリンおじさん」
鈴羽「紅莉栖さんと付き合わな──」
岡部「うるさぁい!!」
岡部「なんだよ……頑張って、頑張って……」
岡部「頑張ったのに、結局世界は収束してそうなるのかよ……」
岡部「ふざけるなよ……なにが……何が、シュタインズゲートだ!!!」
鈴羽「おじさん……」
>>220
制作の裏話聞けたりラボメン全員のメール見れたり書き下ろしのイラストがあったりして見る価値は充分にあると思うよ
制作の裏話聞けたりラボメン全員のメール見れたり書き下ろしのイラストがあったりして見る価値は充分にあると思うよ
ヴー ヴー
ヴー ヴー
ヴ- ヴ-
鈴羽「電話、鳴ってるよ」
岡部「いい。こんな時間に電話してくる方が……」
鈴羽「出て!!」
岡部「……」
鈴羽「良いから、出て」
スチャ
岡部「……」
久しぶり、で良いのかな。
岡部倫太郎。
岡部「誰……だ……」
俺だ。
──鳳凰院凶真。
と言えば伝わるな?
岡部「っな……」
ただし、2036年。
世界線、シュタインズゲートのだがな。
岡部「どういう、ことだ」
この電話が繋がったということは、お前、メールを無視したな?
岡部「メール?」
紅莉栖と付き合うなとDメールを送ったはずだ。
岡部「っ! アレは貴様がっ!」
なんだ、アドレスで気付かなかったのか?
鳳凰院のH、凶真のK、そして栗ご飯と──。
岡部「カメハメ波……」
そういうことだ。
岡部「随分と熱々じゃないか……」
はっはっは、よせ。
自分とは言え照れる。
──鳳凰院凶真。
と言えば伝わるな?
岡部「っな……」
ただし、2036年。
世界線、シュタインズゲートのだがな。
岡部「どういう、ことだ」
この電話が繋がったということは、お前、メールを無視したな?
岡部「メール?」
紅莉栖と付き合うなとDメールを送ったはずだ。
岡部「っ! アレは貴様がっ!」
なんだ、アドレスで気付かなかったのか?
鳳凰院のH、凶真のK、そして栗ご飯と──。
岡部「カメハメ波……」
そういうことだ。
岡部「随分と熱々じゃないか……」
はっはっは、よせ。
自分とは言え照れる。
岡部「ふざけてる場合か!!」
……。
解っている。
俺よ、辛い思いをさせる。
俺と、紅莉栖の娘が……な。
説明はもう鈴羽から受けただろ?
頼む……紅莉栖を……振ってくれ。
彼女もそれを望んでいる。
押し付ける形になってすまない。
岡部「ふっ、ふざけるな!!」
岡部「なんだよ、それ」
岡部「タイムマシーンがあるならお前が何とか出来るだろ!?」
岡部「そうだろ? なぁ、なんとか言えよ!!」
岡部「……そうだ! タイムマシーンがあるんだ」
岡部「タイムリープマシンだって簡単に作れるだろ?」
岡部「それを使ってお前がやれば良いじゃないか!」
すまん……俺は、妻と……クリスティーナを置いて翔ぶことは出来ない。
ましてや俺のとろうとする行為は実の娘を殺すのと同義だ。
人の親となった俺が、それを出来ようはずも無い……。
岡部「ふざ……けるなよ、おい、なんだそれ」
岡部「おい! なんどがいえ゛よ!!」
──りん、いえ、岡部……?
岡部「──紅、莉栖」
ごめんなさい……あなたにばかり背負わせてしまって……。
でも、お願い。世界を変えて。
私はあなたと充分に愛しあえた……。
幸せな、日々だった。
岡部「……っぐ」ポロポロ
岡部「卑怯……じゃないかっ」ポロポロ
クリスティーナは、私と岡部、アナタとの愛の証明。
アナタの選択肢でクリスティーナは消えてしまうけれど。
アナタだけは忘れないで。
それで、それだけで私は満足だから。
お願い、私達を消して……。
岡部「なんでだよ……なんで何だよ……」
岡部「Dメールも、この電話も、リープもタイムマシンもあるんだろ……」
岡部「なんで、もっと……足掻かないんだよ……」ボロボロ
──もう、なんども試したわ。
あなたなら解るでしょう、収束する力の強さを。
近年でAD 2010.10.10 以上に強い世界線変動を示す日は無いの。
その日、今アナタが居る時間がターニングポイントになっている。
お願い……。
岡部「……っっ」
岡部「……」
岡部「わかっ……った」
ありがとう。
まゆりを──まゆりをよろしく。
あなたって、まゆりのこと……本当は……。
ううん。ここからは自分で確かめて。
さよなら、愛してる。
ブツン。
ツーツーツーツ-。
岡部「っふっふっふ……ふーふー……」スーハー
岡部「鈴羽」
鈴羽「……」
岡部「今のは、Dテレフォンか何かか?」
鈴羽「そう。ちなみに開発したのはクリスティーナ」
鈴羽「彼女は天才よ」
岡部「フハッ、そうだろうな」
岡部「さすが俺の娘だ」
岡部「もう一つ」
岡部「なぜ、鈴羽が来たんだ?」
岡部「紅莉栖でも俺でも、娘のティーナでも良いではないか」
鈴羽「んー」
鈴羽「えと、パラドックスって知ってる?」
岡部「あぁ」
岡部「前にも鈴羽……違う世界線の鈴羽から聞いた言葉だ」
鈴羽「あっ、そうか」
鈴羽「じゃぁ簡単」
鈴羽「同じ時代に同じ人間が居る」
鈴羽「これだけで重大なタイムパラドックスが発生する」
鈴羽「しかも、本人が本人に会って直接説明~なんてことをしたらどうなるのか想像もつかない」
鈴羽「この世界に未だ居ない人間」
鈴羽「かつ」
鈴羽「岡部倫太郎が信用するに値する発言力がある人間」
岡部「……」
鈴羽「ってのが、私しか居ないらしいんだけどぉ」
鈴羽「実感無いって言うか……」
鈴羽「そうなの?」
岡部「あぁ……そうだよ」
岡部「お前は何時も未来から俺を……俺達を救いに来てくれるんだ」
岡部「頼れる左腕」
岡部「マイフェイバリットレフトアームだ」
鈴羽「クスッ、何それ」ケラケラ
助手とオカリンの子供とか絶対ヤバいだろ
新人類か何かだろうな
新人類か何かだろうな
岡部「っふ」
岡部「やることは解った」
岡部「と言っても、酷く簡単なことだがな」
鈴羽「うん」
鈴羽「押し付けちゃって、ごめんね」
岡部「お前が謝る必要はないさ」
鈴羽「うん……」
鈴羽「じゃぁ、私帰るね」
鈴羽「岡部倫太郎、未来で、会おうね」
岡部「……あぁ」
>>248
人の話を聞けwwwwwwww
人の話を聞けwwwwwwww
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