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元スレ岡部 「紅莉栖とまゆりに告白された!」
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まだスレタイの出来事が起こってないから
必ず戻ってきてもらわねば
必ず戻ってきてもらわねば
紅莉栖「もう……」
フェイリス「ニャふふ……」
紅莉栖「私って、友達居なかったから……」
紅莉栖「こうやって騒いでハシャイで……うん、凄く楽しい……かな」
紅莉栖「あっちのラボとこっちのラボとじゃ雲泥の差なんだけど」
フェイリス「ニャんだけど?」
紅莉栖「えっと……全く別物と言うか……」
紅莉栖「まっ、まぁそもそもココは研究所とか言っておいてただのお遊びサークルだった訳だが」アセアセ
まゆり「紅莉栖ちゃん」ギュッ
まゆり「まゆしぃ達は、ずっとずーっと、紅莉栖ちゃんのお友達で」
まゆり「ラボメンだからね?」
紅莉栖「まゆり……」
紅莉栖「ありがと」
フェイリス「ニャふふー♪」
フェイリス「(きょーまも罪な男だニャ~)」
AD 2010.10.08 22:01:01:21
岡部「ふぅ……」
岡部「良い湯だ」
岡部「まったく、ルカ子のやつめ……風呂位付き合えば良いものを」
岡部「っく……っくっく」
岡部「まるで、リア充じゃないか」
岡部「思い描いていた以上に破壊力あるな、こう言った生活は」
岡部「リア充が遊び狂うのも頷ける」
岡部「楽しいではないか……」
岡部「灰色の脳細胞を持ったこの俺にこのような感覚を味合わせるとは……」
岡部「……頑張った甲斐があった」
─ルーム1─
AD 2010.10.08 22:31:08:10
ダル「んごごごご……んががががっ」
ルカ子「すーすー……」
岡部「む。なんだ、二人とももう眠って……」
岡部「今日は遊びつかれた……か」
岡部「まぁ良い、一人でぶらぶらするか」
誰かスレ立てお願いします
タイトル:ニビル彗星がくるけどみんな死ぬ準備してる?
本文:今日ニビル彗星が地球に近づくよー
当たるかもよー
タイトル:ニビル彗星がくるけどみんな死ぬ準備してる?
本文:今日ニビル彗星が地球に近づくよー
当たるかもよー
─ラウンジ─
岡部「ドクペドクペ……んないっ!?」
岡部「ええい、ここの自販機担当は何を考えているのだ」
岡部「くそっ……この風呂で乾いた喉を潤す清涼飲料水はドクペと相場決まっているのに」
岡部「仕方ない……マウンテンヂューで手を打つか」ガコン
岡部「どっこいしういち……」
岡部「……ぷはー」
岡部「しかし、ここのスパはかなり良いトコなんじゃないか?」
岡部「学生が遊びに泊まりにくるレベルでは無い気がするが……」
紅莉栖「その通り。結構高いわよ、ここ」
岡部「くっ! 紅莉……スティーナではないか」
紅莉栖「よっす」
岡部「お、おう……」ゴクゴク
紅莉栖「マウンテンヂュー? 珍しいの飲んでるわね」
岡部「どどドクペをが置いてないのっだ。ここの自販機は」
紅莉栖「ふぅん……ふぅ、私も喉渇いちゃった」
岡部「風呂か?」
紅莉栖「えぇ、みんな眠っちゃったから一人で」
紅莉栖「あんたも?」
岡部「そのようなところだ」
紅莉栖「そ」
紅莉栖「喉、渇いちゃった」
岡部「む?」
紅莉栖「のーど、乾いたな」ジト
岡部「だ、だからなんだと言うのだ」
岡部「そこに自販機の群があるからいくらでも買えば良いではないか」
紅莉栖「気の利かない男……」
紅莉栖「貰うわよ」パシッ
岡部「あっ」
紅莉栖「……ぷぁッ」
紅莉栖「ふむん。これも結構美味しいわね」
岡部「お、おまっ……」
紅莉栖「なによ、しけた面して」
紅莉栖「なに? もしかして怒ってるの? 岡部ってケチ?」
岡部「ちがっ、違……お前、それ、関節……」
紅莉栖「……あぁ」
紅莉栖「そう……ね」
岡部「う、うむ……」
紅莉栖「──ね、ねぇ」
岡部「はぇ? なななんだ?」
紅莉栖「なっ、何を動揺してるのよ」
岡部「べっ、べべべつに動揺なぞしてはおらん」
紅莉栖「どうだか」
岡部「っで、ででで、なんだ。助手よ」
紅莉栖「二人きりになったら聞きたいことがあったの」
岡部「む?」
紅莉栖「何だかんだ、ラボで二人きりになることって無かったし……」
紅莉栖「それ……でね? 聞きたいんだけど……」
岡部「……」
紅莉栖「……」モジモジ
紅莉栖「わっ、私とあんたって……」
紅莉栖「キッ……Kissとか……したことある関係だったり……した?」
岡部「っぶ!」
岡部「……」ダラダラ
紅莉栖「っちょ! 黙るな!」
紅莉栖「聞いてるこっちだって、凄く恥しいんだぞ!」
岡部「……」
紅莉栖「だから黙らないでよぉ……」
紅莉栖「もっと恥しくなるでしょうが」
岡部「す、すまん……」
>>173
お前別スレで死んだかと思ったらこんなとこにいたのか…
お前別スレで死んだかと思ったらこんなとこにいたのか…
紅莉栖「で、どうなの?」
紅莉栖「し……てた?」
紅莉栖「ちゅ、ちゅっちゅちゅっちゅしてたの?」
岡部「表現が、いささかおかしい気がするが……」
岡部「あぁ……」
紅莉栖「マイガッ……やっぱり」
岡部「すまん……」
紅莉栖「はぁ? どうして謝るのよ
岡部「えっ」
紅莉栖「同意の上でしたんだろ?」
岡部「あぁ、勿論だ」
岡部「むしろ紅莉栖から奪って来た位だからな」
紅莉栖「oh……」
紅莉栖「はぁ」
岡部「すまん」
紅莉栖「だから、謝らないでよ」
紅莉栖「私が気にしてるのは……多分、あんたが考えてるとこと違うとこ」
岡部「?」
紅莉栖「記憶として、キッキスしたのは何となく思い出してた」
紅莉栖「だけど私が経験した訳じゃない」
紅莉栖「だからなんか……なんか悔しいってだけ」
紅莉栖「言わせんな恥しい」
岡部「紅……莉栖……」
紅莉栖「この世界線で岡部と私はキスしてない」
紅莉栖「なのに、岡部も私自身もキスしたことを覚えている」
紅莉栖「記憶だけ残ってて、事実が消えちゃうのってなんか……寂しいじゃない」
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「あー待て! 何も言うな言わないで」
岡部「……」
紅莉栖「最近、色々なことがフラッシュバックしてくる」
紅莉栖「ラボでの思い出、皆との会話……岡部と過ごした自分」
紅莉栖「正直言って受け入れがたいものだけど」
紅莉栖「この思い出していくたびに、心の何かが埋まっていく感じがある」
紅莉栖「私は……」
紅莉栖「岡部が──好きだった」
紅莉栖「今も……好き……かも」ボソッ
岡部「……」
紅莉栖「いっ、いいい今は返事良いから!!」アセアセ
紅莉栖「勢いで言っちゃったったったけどもも」
紅莉栖「返事が直ぐに欲しいとかじゃないから勘違いするなよ!!」
紅莉栖「明日も皆で遊ぶ訳だし、ダメ! 絶対」
紅莉栖「10日! 10日に……返事聞かせて欲しい」
岡部「……」
紅莉栖「ダメ……かな……」
岡部「い、いや」
紅莉栖「ありがと……」
紅莉栖「そ、それと!」
紅莉栖「流されてOk出さないでね」
紅莉栖「岡部が──好きだった」
紅莉栖「今も……好き……かも」ボソッ
岡部「……」
紅莉栖「いっ、いいい今は返事良いから!!」アセアセ
紅莉栖「勢いで言っちゃったったったけどもも」
紅莉栖「返事が直ぐに欲しいとかじゃないから勘違いするなよ!!」
紅莉栖「明日も皆で遊ぶ訳だし、ダメ! 絶対」
紅莉栖「10日! 10日に……返事聞かせて欲しい」
岡部「……」
紅莉栖「ダメ……かな……」
岡部「い、いや」
紅莉栖「ありがと……」
紅莉栖「そ、それと!」
紅莉栖「流されてOk出さないでね」
岡部「えっ……」
紅莉栖「自分で理解してないんでしょうけど」
紅莉栖「岡部って……」
紅莉栖「……いいや、なんでもない」
紅莉栖「じゃね」
紅莉栖「明日、普通に接してよね」トテチテー
岡部「あっ……行ってしまった」
え。
なんだこの展開。
これが、シュタインズゲートの世界だと言うのか。
まるで少女漫画の様では無いか。
この鳳凰院凶真、いや。
岡部倫太郎が告白される日が来るなどと。
そうだ、返事。
返事をしなければ……。
直ぐにでもしたい、二日と待てない。
だが何か引っかかる。
最後の、紅莉栖が言おうとした台詞。
あれは一体……。
あぁダメだ。口角が釣り上がる。
ラウンジに居てはダメだ、気味悪がられてしまう。
部屋に戻って、考え……もとい、告白の余韻に浸るとするか。
AD 2010.10.08 23:10:27:56
ダル「んゴゴゴゴ……んガガガガッ」
ルカ子「すーすー……」
岡部「……」
岡部「(眠れん)」
ヴー ヴー
岡部「メール……」
岡部「こんな時間に……」
ッピ
差出人:まゆり
件名:寝てたらごめんね?
オカリン、起きてるかなぁって思って
もし起きてたらラウンジに来て欲しいの……
23:30まで待ってるから
まゆしぃ
ダル「んゴゴゴゴ……んガガガガッ」
ルカ子「すーすー……」
岡部「……」
岡部「(眠れん)」
ヴー ヴー
岡部「メール……」
岡部「こんな時間に……」
ッピ
差出人:まゆり
件名:寝てたらごめんね?
オカリン、起きてるかなぁって思って
もし起きてたらラウンジに来て欲しいの……
23:30まで待ってるから
まゆしぃ
岡部「まゆり……」
岡部「まゆりがこんな時間まで起きてるとは珍しいな」
岡部「何時もなら真っ先に疲れて寝てしまってるだろうに」
岡部「……どうせ眠くないんだ」
岡部「今、行く。と」カチカチ
─ラウンジ─
まゆり「あっ、オカリンだぁ」
岡部「待たせたな」
まゆり「んーん」フルフル
まゆり「まゆしぃが勝手に待ってただけだから」
まゆり「はいこれ!」
岡部「ドクペ……」
岡部「どうしたんだ、これ」
岡部「この施設にある自販機では無かったはずだ」
まゆり「えへへ、ちょっと外に行ったらあったんだぁ」
まゆり「ここドクペ売ってないから、オカリン飲みたがってるかなぁって」
岡部「まゆり……」
岡部「ありがとう、丁度飲みたかったんだ」
まゆり「うんっ♪ 良かったぁ」
岡部「まゆりは本当に優しいな……」カシュッ
まゆり「……」ピクッ
まゆり「違うよ、オカリン」
岡部「……ん?」グビ
まゆり「まゆしぃは優しい訳じゃないのです」
岡部「え?」グビ
まゆり「まゆしぃは、ただ……オカリンに置いて行かれたくないだけなの」
岡部「ん?」グビ
まゆり「まゆしぃはねっ、まゆしぃはねっ」
まゆり「オカリンの事が──好き、なの」
岡部「……」ゴクン
まゆり「紅莉栖ちゃんがね、最近オカリンを見る目がね」
まゆり「とっても綺麗なの」
まゆり「あぁ、オカリンのことが好きなんだなぁって解るの」
まゆり「まゆしぃ嫌な子だよね、だからって急にオカリンに告白だなんて」
岡部「……」グビリ
まゆり「オカリンはね、まゆしぃにとっての」
まゆり「彦星様で、手を伸ばしても届きそうで届かない、空のアークライトで……」
岡部「まゆ……り?」
まゆり「ねぇオカリン。おばあちゃんを亡くして、立ち直れなくなった時……」
まゆり「まゆしぃの世界は真っ暗闇になって……無限の影に怯えてて」
まゆり「目を閉じて、諦めちゃって……」
まゆり「でもそんな時に、鳳凰院凶真がやってきて」
まゆり「人質に……んーん。助けてくれた時から」
まゆり「鳳凰院凶真は私の日常になったの」
岡部「……」
まゆり「まゆしぃは織姫様になれないけど……」ポロポロ
まゆり「優しいオカリンが好き。強引な鳳凰院凶真が好き。全部好き」
まゆり「オカリンも、鳳凰院凶真もどっちも私の大好きな、岡部倫太郎」
岡部「……」
まゆり「ごめんね? 急にこんなこと言っちゃて」コシコシ
まゆり「でも、今日言わないと……もう二度と言えない」
まゆり「そんな気がして……」
岡部「まゆり……お前」
岡部「(なんだ、何が起きてる)」
岡部「(超展開すぎて、頭が付いて行かない……)」
岡部「(なぜ、今日なんだ、今なんだ……なぁまゆり……)」
まゆり「あっ、あわわ! いいい今は返事しないで!」アセアセ
まゆり「明日も皆で遊ぶから、もしダメだったらまゆしぃ、元気出せなくて」
まゆり「迷惑かけちゃうかもだから、そんなのはダメなのです」
まゆり「勝手言ってごめんね、オカリン……」
まゆり「10日。10日に……返事聞かせて欲しいな……」
まゆり「では! まゆしぃはお部屋に戻って眠るのです!」キリッ
まゆり「おやすみ、オカリン」ヨチヨチー
岡部「まっ……まゆ……り……」
思いをぶつけたまゆりは振り返ることなく、行ってしまった。
先ほどまで紅莉栖に告白されて有頂天だった俺はもう消えていて。
頭の中は自分でも驚くほど冷え切っていて。
紅莉栖の言葉がリフレインする。
紅莉栖「流されてOk出さないでね」
これは……こういうことなのか?
解っていたのか?
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