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元スレ小鳥「765プロが倒産してもう一年ね……」
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比較的安全だと思っていた亜美真美が倒れた…やよい…幸せでいてくれ…
急に、場が静まり返りました。
……音無小鳥、完全に出るチャンスを逃してしまったようです。
というより、私は一体何のために来たのでしょう。
勢いに任せてここまで来たのはいいですが、その先を全く考えていませんでした。
また無責任な励ましをかけてあげるつもりだったのでしょうか。
亜美ちゃんを忘れて3ちゃんねる三昧をしていたことを思い出し、ちょっとだけブルーになってしまいます。
けれど、立場は真ちゃんも同じハズです。だったら、私も……。
『つながるハートに伝わる。鼓動が乗ーり越えーたデジタル……』
と、ドアノブに手をかけようとした時に、携帯電話の着信メロディが鳴りました。
真ちゃんは、渋々といった具合で立ちあがり、ポケットから携帯電話を取り出しました。
「う……」
画面を確認すると眉を八の字にして、小さくうめき声が漏れました。
「ご、ごめん。響、出るね」
「……」
響ちゃんは上半身だけ起き上がって、そのまま小さく丸まってしまいました。
……音無小鳥、完全に出るチャンスを逃してしまったようです。
というより、私は一体何のために来たのでしょう。
勢いに任せてここまで来たのはいいですが、その先を全く考えていませんでした。
また無責任な励ましをかけてあげるつもりだったのでしょうか。
亜美ちゃんを忘れて3ちゃんねる三昧をしていたことを思い出し、ちょっとだけブルーになってしまいます。
けれど、立場は真ちゃんも同じハズです。だったら、私も……。
『つながるハートに伝わる。鼓動が乗ーり越えーたデジタル……』
と、ドアノブに手をかけようとした時に、携帯電話の着信メロディが鳴りました。
真ちゃんは、渋々といった具合で立ちあがり、ポケットから携帯電話を取り出しました。
「う……」
画面を確認すると眉を八の字にして、小さくうめき声が漏れました。
「ご、ごめん。響、出るね」
「……」
響ちゃんは上半身だけ起き上がって、そのまま小さく丸まってしまいました。
「もしもし?あーうん……今、響のとこにいるよ。ちゃんと言っただろ?」
真ちゃんは落ち着きなく、部屋の周りをグルグルと周回しています。
「あと1時間で帰るから……。えっ、う、うん。……わかった。じゃあね。」
真ちゃんはボタンを1つ押すと同時に
「はぁ……」
とため息が一つ漏れました。
それから前髪をかきあげるような仕草をしました。ドキッ。
「ごめん。響、あと1時間以内に帰らないと、ボク、なんだか埋められちゃうらしいから」
……真ちゃん、苦労人の相が出てるとは昔から思っていたけれど。
やっぱり大変なようです。
「心変わりする気はない?」
「……」
響ちゃんは依然として、アルマジロのように丸まったままです。
……。
前髪をあげた手はそのままで、やれやれと言った表情をして真ちゃんは言いました。
「……わかったよ。じゃあ、ボクが一時的に動物たちを全部買い取る」
「えっ……」
響ちゃんが目を丸くして真ちゃんを見上げました。
真ちゃんは落ち着きなく、部屋の周りをグルグルと周回しています。
「あと1時間で帰るから……。えっ、う、うん。……わかった。じゃあね。」
真ちゃんはボタンを1つ押すと同時に
「はぁ……」
とため息が一つ漏れました。
それから前髪をかきあげるような仕草をしました。ドキッ。
「ごめん。響、あと1時間以内に帰らないと、ボク、なんだか埋められちゃうらしいから」
……真ちゃん、苦労人の相が出てるとは昔から思っていたけれど。
やっぱり大変なようです。
「心変わりする気はない?」
「……」
響ちゃんは依然として、アルマジロのように丸まったままです。
……。
前髪をあげた手はそのままで、やれやれと言った表情をして真ちゃんは言いました。
「……わかったよ。じゃあ、ボクが一時的に動物たちを全部買い取る」
「えっ……」
響ちゃんが目を丸くして真ちゃんを見上げました。
「な、何言ってるんだ真。そんなことできるわけ……」
「なんとかするよ」
「どれだけお金がかかるか……」
「なんとかする」
真ちゃんはそう言って、携帯電話をジーンズのポケットに差し込み響ちゃんの肩を優しくポンと叩きました。
「さぁ、あとは響が、自分の力で立ちあがるんだ。」
そのまま帰ろうとする真ちゃん。それを響ちゃんがシャツの裾を掴んで引き留めました。
「何でそこまでするんだ……。真は、真は関係ないだろ!!」
今日初めて響ちゃんの大きな声が聞こえました。
その手を包み込むように握って、真ちゃんは言いました。
「関係あるよ……。だってボクたちは──」
その後、真ちゃんはドアを思い切り開け放ちました。
「?」 キョロキョロと不審そうに辺りを見渡しています。
私は、それを、数歩先の壁から覗きこんでいました。
それからしばらく壁際にもたれかかって、やがてズルズルと滑りおちて、尻もちをつきました。
「なんとかするよ」
「どれだけお金がかかるか……」
「なんとかする」
真ちゃんはそう言って、携帯電話をジーンズのポケットに差し込み響ちゃんの肩を優しくポンと叩きました。
「さぁ、あとは響が、自分の力で立ちあがるんだ。」
そのまま帰ろうとする真ちゃん。それを響ちゃんがシャツの裾を掴んで引き留めました。
「何でそこまでするんだ……。真は、真は関係ないだろ!!」
今日初めて響ちゃんの大きな声が聞こえました。
その手を包み込むように握って、真ちゃんは言いました。
「関係あるよ……。だってボクたちは──」
その後、真ちゃんはドアを思い切り開け放ちました。
「?」 キョロキョロと不審そうに辺りを見渡しています。
私は、それを、数歩先の壁から覗きこんでいました。
それからしばらく壁際にもたれかかって、やがてズルズルと滑りおちて、尻もちをつきました。
>>422
誰だよ君は?
誰だよ君は?
行く宛も無いので、夜の駅前をウロつくことにしました。
道行くカップルの肩にわざとブツかってやります。
「おい、気をつけろ」
そんな言葉が耳元を通り抜けていきますが、無視です。無視。
どうして、あんなことが出来るのでしょうか……。
若いから?それともアイドルだからなのでしょうか。
缶ビールを一息に飲み干し、握りつぶします。
「あずささんにも先を越されちゃったし……もうどうしましょうー……」
段々と酔いが回ってきて、足元がふらついてしまいます。
「うふふ……」
音無小鳥、生き遅れ街道まっしぐらです。
「あお……り……」
「えっ……」
駅の大きく開けた溜まり場の方角から心地よい歌声が聞こえてきました。
もう視界もグルグル回って、意識も曖昧ですが、この歌だけはいくら酔っていても聞き逃すことはないと思います。
「あおいいいとりひいいいいいいい」
歌っているのはやっぱり、千早ちゃんでした。
道行くカップルの肩にわざとブツかってやります。
「おい、気をつけろ」
そんな言葉が耳元を通り抜けていきますが、無視です。無視。
どうして、あんなことが出来るのでしょうか……。
若いから?それともアイドルだからなのでしょうか。
缶ビールを一息に飲み干し、握りつぶします。
「あずささんにも先を越されちゃったし……もうどうしましょうー……」
段々と酔いが回ってきて、足元がふらついてしまいます。
「うふふ……」
音無小鳥、生き遅れ街道まっしぐらです。
「あお……り……」
「えっ……」
駅の大きく開けた溜まり場の方角から心地よい歌声が聞こえてきました。
もう視界もグルグル回って、意識も曖昧ですが、この歌だけはいくら酔っていても聞き逃すことはないと思います。
「あおいいいとりひいいいいいいい」
歌っているのはやっぱり、千早ちゃんでした。
>>424
君だけです
君だけです
>>432
夜の街で歌ってるとこ想像したらわろたwww
夜の街で歌ってるとこ想像したらわろたwww
「千早ちゃん、路上ミュージシャンをやっているのね……。」
らしいといえばらしいです。
歌だけが全ての千早ちゃんが日常に戻って牛丼屋とかでバイトしている姿の方が想像できません。
足を止めているお客さんは一人もいませんでした。
一生懸命歌っているのは遠目からでも伝わります。
だけど無情にも、千早ちゃんをチラっと一瞥した後に、興味が無さそうに皆去っていきます。
「私だあああらはああああ……」
蒼い鳥が終わりました。無言でお辞儀をした後に、いそいそと千早ちゃんはカセットテープのボタンを押して、巻き戻ししています。
キュルキュルと音が聞こえます。やがてそれも止まり、今度は『蒼い鳥』ではないイントロが流れてきました。
「それでは、最期の曲となりました。聴いてください」
千早ちゃんは目を瞑り、咳払いをして喉を鳴らした後に歌い始めました。
「も、もっと遠くへ泳いでーみたいー。光ー満ちるー白いアーイラン……」
私は思わず目を疑いました。最初は受け狙いでやっているのかとも思いました。
けれど千早ちゃんはそんな冗談じみたことをするような子じゃありません。なによりあの真剣な目つき……。
千早ちゃんは「太陽のジェラシー」を振り付け付きで踊り始めたのです。
それを面白がったギャラリーが3人4人と集まってきました。
らしいといえばらしいです。
歌だけが全ての千早ちゃんが日常に戻って牛丼屋とかでバイトしている姿の方が想像できません。
足を止めているお客さんは一人もいませんでした。
一生懸命歌っているのは遠目からでも伝わります。
だけど無情にも、千早ちゃんをチラっと一瞥した後に、興味が無さそうに皆去っていきます。
「私だあああらはああああ……」
蒼い鳥が終わりました。無言でお辞儀をした後に、いそいそと千早ちゃんはカセットテープのボタンを押して、巻き戻ししています。
キュルキュルと音が聞こえます。やがてそれも止まり、今度は『蒼い鳥』ではないイントロが流れてきました。
「それでは、最期の曲となりました。聴いてください」
千早ちゃんは目を瞑り、咳払いをして喉を鳴らした後に歌い始めました。
「も、もっと遠くへ泳いでーみたいー。光ー満ちるー白いアーイラン……」
私は思わず目を疑いました。最初は受け狙いでやっているのかとも思いました。
けれど千早ちゃんはそんな冗談じみたことをするような子じゃありません。なによりあの真剣な目つき……。
千早ちゃんは「太陽のジェラシー」を振り付け付きで踊り始めたのです。
それを面白がったギャラリーが3人4人と集まってきました。
>>436
あれ最高だよな…
あれ最高だよな…
>>436
タイトルkwsk
タイトルkwsk
>「それでは、最期の曲となりました。聴いてください」
縁起でも無い……
縁起でも無い……
>>446
サンクス
サンクス
>>447
アイマススレに誤爆しただろ
アイマススレに誤爆しただろ
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