私的良スレ書庫
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元スレ小鳥「765プロが倒産してもう一年ね……」
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空見上げ 手をつなごう
この空は輝いている
世界中の手をとり
The world is all one !!
Unity mind.
ねえ、この世界で
ねえ、いくつの出会い
どれだけの人が 笑っているの?
ねえ、泣くも一生
ねえ、笑うも一生
ならば笑って生きようよ 一緒に
顔を上げて みんな笑顔
力あわせて 光目指し
世界には友達
一緒に進む友達がいることを忘れないで!
ひとりでは出来ないこと
仲間となら出来ること
乗り越えられるのは Unity is strength
空見上げ 手をつなごう
この空はつながってる
世界中の手をとり
The world is all one !! The world is all one !!
Unity mind.
この空は輝いている
世界中の手をとり
The world is all one !!
Unity mind.
ねえ、この世界で
ねえ、いくつの出会い
どれだけの人が 笑っているの?
ねえ、泣くも一生
ねえ、笑うも一生
ならば笑って生きようよ 一緒に
顔を上げて みんな笑顔
力あわせて 光目指し
世界には友達
一緒に進む友達がいることを忘れないで!
ひとりでは出来ないこと
仲間となら出来ること
乗り越えられるのは Unity is strength
空見上げ 手をつなごう
この空はつながってる
世界中の手をとり
The world is all one !! The world is all one !!
Unity mind.
お気に入りのリボン うまく結べなくて
何度も解いてやり直し
夢ににてるよ 簡単じゃないんだ
妥協しない 追求したい
頑張るコト探して ねぇ 走るよ
君まで届きたい 裸足のままで
坂道続いても諦めたりしない
手に入れたいものを数え上げて
いつだってピカピカでいたい
私 shiny smile
何度も解いてやり直し
夢ににてるよ 簡単じゃないんだ
妥協しない 追求したい
頑張るコト探して ねぇ 走るよ
君まで届きたい 裸足のままで
坂道続いても諦めたりしない
手に入れたいものを数え上げて
いつだってピカピカでいたい
私 shiny smile
ハッピー ハッピー
幸せはきっと
ひとりではなれないから
ハッピー ハッピー
みんなと分け合って
お腹も胸もいっぱい
幸せはきっと
ひとりではなれないから
ハッピー ハッピー
みんなと分け合って
お腹も胸もいっぱい
「ピヨちゃんさんきゅぅ~!」
「え、えぇ……」
結局、アイスクリームと牛丼の両方を奢りました。
食べている間も亜美ちゃんは必死に笑顔を作っていました。
その間に、私はどうしてこうなったのか考えていましたが……。
悪戯好きだけど、決して人の本当に嫌がるような事はしません。
何より、こんなに明るい子が理由もなくイジめられるわけがありません。
だとしたら……
さっきの男子生徒の一人が言った言葉が引っかかりました。
「亜美ちゃん、ちょっといいかしら」
「んー?どったのー?」
なんだか幼心を無遠慮に傷つけてしまうようで、チクチクと心の奥が痛みます。
「言いにくいことかも知れないけれど……
亜美ちゃん、あの、どうして皆からからかわれてるのかお姉さんに教えてくれないかしら」
「……いじめられてないよ」
そう言うよ、亜美ちゃんは一転して黙ってしまいました。
「ご、ごめんなさい。でも私、出来る限り助けになるから……」
「……真美に聞けばいいよ」
「えっ」
「え、えぇ……」
結局、アイスクリームと牛丼の両方を奢りました。
食べている間も亜美ちゃんは必死に笑顔を作っていました。
その間に、私はどうしてこうなったのか考えていましたが……。
悪戯好きだけど、決して人の本当に嫌がるような事はしません。
何より、こんなに明るい子が理由もなくイジめられるわけがありません。
だとしたら……
さっきの男子生徒の一人が言った言葉が引っかかりました。
「亜美ちゃん、ちょっといいかしら」
「んー?どったのー?」
なんだか幼心を無遠慮に傷つけてしまうようで、チクチクと心の奥が痛みます。
「言いにくいことかも知れないけれど……
亜美ちゃん、あの、どうして皆からからかわれてるのかお姉さんに教えてくれないかしら」
「……いじめられてないよ」
そう言うよ、亜美ちゃんは一転して黙ってしまいました。
「ご、ごめんなさい。でも私、出来る限り助けになるから……」
「……真美に聞けばいいよ」
「えっ」
そう言えばさっきの余りの出来事にすっぽりと抜けてしまっていましたが
真美ちゃんの事を聞くのを忘れていました。
亜美ちゃんが手に持っているアイスクリームが溶け始めています。
「真美は、大体この近くのゲームセンターにいるよ」
「えっ。学校は……」
「しばらく行ってないよ」
「……」
「真美はね、グレちゃった」
……たった1年でここまで変わってしまうものなのでしょうか。
私くらいの年になると、不慮の出来事も心構えがどうにかなるものです。
だけど、多感なこの成長期に信頼するプロデューサーさんの死、そして765プロの倒産
が重なって起こったことはきっと亜美ちゃん真美ちゃんにとって相当ショックなものだったのでしょう。
「ごめん……ピヨちゃんから貰ったアイス全部溶けちゃった……」
「……いいわよ……アイスならいくらでも買ってあげるから……」
このまま亜美ちゃんと別れるのは心残りですが、私は真美ちゃんの元へ向かうことにしました。
有り余る不安を抱えながら。プロデューサーさんがいない今、大人代表として私がなんとかしないと……!
真美ちゃんの事を聞くのを忘れていました。
亜美ちゃんが手に持っているアイスクリームが溶け始めています。
「真美は、大体この近くのゲームセンターにいるよ」
「えっ。学校は……」
「しばらく行ってないよ」
「……」
「真美はね、グレちゃった」
……たった1年でここまで変わってしまうものなのでしょうか。
私くらいの年になると、不慮の出来事も心構えがどうにかなるものです。
だけど、多感なこの成長期に信頼するプロデューサーさんの死、そして765プロの倒産
が重なって起こったことはきっと亜美ちゃん真美ちゃんにとって相当ショックなものだったのでしょう。
「ごめん……ピヨちゃんから貰ったアイス全部溶けちゃった……」
「……いいわよ……アイスならいくらでも買ってあげるから……」
このまま亜美ちゃんと別れるのは心残りですが、私は真美ちゃんの元へ向かうことにしました。
有り余る不安を抱えながら。プロデューサーさんがいない今、大人代表として私がなんとかしないと……!
連投すまん
>>1のIDがなんかいもかわってるんだけど
>>1のIDがなんかいもかわってるんだけど
駅のすぐ近くのゲームセンターに足を踏み入れました。
ここは不良学生がたむろしている、あまり評判のよくない場所です。
見渡すとタバコの吸い殻が床に散乱していたり、壁にスプレーで落書きがいくつもしてありました。
ゲームセンターは私も好きですが、ここではちょっとハマれそうにないです。
学ランを崩してきた子たちが私をジロジロと睨んできます。
「う、うぅ……」
私は、私の好きなアニメの勇敢な主人公では無く、ただの三十路女性ですから当然怖い、とっても怖いです。
これからは護身用のスプレーでも持ち歩こうかしら……。これは被害妄想じゃないですよね……。
店の奥へ入っていくと、パイプ椅子にあぐらをかいて携帯ゲームをいじっている一人の女の子の背中が見えました。
「真美ちゃん」
「……」
ゲームに熱中しているせいか私の声に気付かないようです。
小さく、呼吸をして大声を出しました。
「ま、真美ちゃん!」
「うわわ!誰、後ろからいきなり!……あ」
ここは不良学生がたむろしている、あまり評判のよくない場所です。
見渡すとタバコの吸い殻が床に散乱していたり、壁にスプレーで落書きがいくつもしてありました。
ゲームセンターは私も好きですが、ここではちょっとハマれそうにないです。
学ランを崩してきた子たちが私をジロジロと睨んできます。
「う、うぅ……」
私は、私の好きなアニメの勇敢な主人公では無く、ただの三十路女性ですから当然怖い、とっても怖いです。
これからは護身用のスプレーでも持ち歩こうかしら……。これは被害妄想じゃないですよね……。
店の奥へ入っていくと、パイプ椅子にあぐらをかいて携帯ゲームをいじっている一人の女の子の背中が見えました。
「真美ちゃん」
「……」
ゲームに熱中しているせいか私の声に気付かないようです。
小さく、呼吸をして大声を出しました。
「ま、真美ちゃん!」
「うわわ!誰、後ろからいきなり!……あ」
>>122
おい
おい
>>122
表でろやぁあああああ
表でろやぁあああああ
振り返った真美ちゃんは、やっぱり髪型は変わっていませんでした。
亜美ちゃんより長いサイドテールに、小さな髪留め。
だけど……
「真美ちゃん、大人っぽくなったわね」
真美ちゃんは、先ほどの亜美ちゃんとはうってかわってお化粧が濃くなりました。
そして、服装もまるでゴシックプリンセスのような黒を基調とした格好です。
それが、ちょっと背伸びした印象を与えています。
不良=黒のイメージはいつの時代でも不変のようです。
「……ピヨちゃん。久しぶりだね」
携帯ゲームに目を戻し、気だるそうに、挨拶をされました。
そのままボタンを押す手は緩めずに続けます。
「どうして真美がここにいるってわかったの?グーゼン?」
「亜美ちゃんが教えてくれたの」
「……」
ボタンを動かす指がピタリと止まりました。
「ふふーん。そっか。亜美かぁ……」
昔は全く見分けのつかない双海姉妹でしたが、今では誰が見ても区別できると思います。
亜美ちゃんより長いサイドテールに、小さな髪留め。
だけど……
「真美ちゃん、大人っぽくなったわね」
真美ちゃんは、先ほどの亜美ちゃんとはうってかわってお化粧が濃くなりました。
そして、服装もまるでゴシックプリンセスのような黒を基調とした格好です。
それが、ちょっと背伸びした印象を与えています。
不良=黒のイメージはいつの時代でも不変のようです。
「……ピヨちゃん。久しぶりだね」
携帯ゲームに目を戻し、気だるそうに、挨拶をされました。
そのままボタンを押す手は緩めずに続けます。
「どうして真美がここにいるってわかったの?グーゼン?」
「亜美ちゃんが教えてくれたの」
「……」
ボタンを動かす指がピタリと止まりました。
「ふふーん。そっか。亜美かぁ……」
昔は全く見分けのつかない双海姉妹でしたが、今では誰が見ても区別できると思います。
ちょっぴりオトナな真美がグレてちょっぴりコドモな亜美はまっすぐなまま・・・ 皮肉だな
「亜美は元気なの→?」
「えっ、真美ちゃん……知らないの?」
「うん、ほとんど会ってないもん」
これは喜ぶべきか悲しむべきなのでしょうか。
私は口元に手をあてて、思案を巡らせます。
真美ちゃんは亜美ちゃんがイジめられている事を知らない……。
だったらここで私が勝手にそれを伝えるのは、良くない気がしました。
あの傷の様子だと、イジめられているのは大分前からのようです。
きっと、それまでに相談くらいはしているハズです。
それが無いということは、きっと真美ちゃんには知られたくないのでしょう。
そこで、私は漠然とした質問をすることにしました。
「真美ちゃん、一体何があったの?」
「……」
黙ってしまいました。こういうところは双子なだけあって、そっくりです。
だけど、真美ちゃんの方がちょっぴりお姉さんな分、話を続けてくれました。
「……医療ミスだよ」
「えっ、真美ちゃん……知らないの?」
「うん、ほとんど会ってないもん」
これは喜ぶべきか悲しむべきなのでしょうか。
私は口元に手をあてて、思案を巡らせます。
真美ちゃんは亜美ちゃんがイジめられている事を知らない……。
だったらここで私が勝手にそれを伝えるのは、良くない気がしました。
あの傷の様子だと、イジめられているのは大分前からのようです。
きっと、それまでに相談くらいはしているハズです。
それが無いということは、きっと真美ちゃんには知られたくないのでしょう。
そこで、私は漠然とした質問をすることにしました。
「真美ちゃん、一体何があったの?」
「……」
黙ってしまいました。こういうところは双子なだけあって、そっくりです。
だけど、真美ちゃんの方がちょっぴりお姉さんな分、話を続けてくれました。
「……医療ミスだよ」
寝る
>>1がんばってくれ
>>1がんばってくれ
また携帯ゲームを再開し始めました。まるで気を紛らわすかのように。
「…いよっと……真美のパパがお医者さんなのは知ってるよね?」
「えぇ」
確か、この近くの病院に勤めている主治医ということは、以前に聞いていました。
「そんでね→。兄ちゃんが死んじゃってから真美と亜美は……えぃ!……ちょ~っとだけヤバかったんだよね」
「……」
「だからね→。……うん、そーゆーことだよ。」
あまり言いたくないようです。
要するに、真美ちゃんと亜美ちゃんはプロデューサーさんの死がショックでとても落ち込んでしまって
それで、お父さんはそれを気にかけて医療ミスをしてしまった。
これで繋がりました。亜美ちゃんが犯罪者と言われて、イジめられていた理由が。
それにきっと、プロデューサーさんの事も関係しているのでしょう。
噂は一度広まれば、本当のことじゃなくても事実になってしまうものです……。
「そんでね、そんでね。パパとママが離婚するんだ」
「えっ……」
「真美はパパ、真美はママについていくことに決まったんだよ」
「……」
「あ、ゲームオーバーになっちゃった」
真美ちゃんの顔は、下方の画面を向いていました。
けれど、私には、真っ黒い液晶画面に反射して、唇が小刻みに震えているのが見えてしまいました。
「…いよっと……真美のパパがお医者さんなのは知ってるよね?」
「えぇ」
確か、この近くの病院に勤めている主治医ということは、以前に聞いていました。
「そんでね→。兄ちゃんが死んじゃってから真美と亜美は……えぃ!……ちょ~っとだけヤバかったんだよね」
「……」
「だからね→。……うん、そーゆーことだよ。」
あまり言いたくないようです。
要するに、真美ちゃんと亜美ちゃんはプロデューサーさんの死がショックでとても落ち込んでしまって
それで、お父さんはそれを気にかけて医療ミスをしてしまった。
これで繋がりました。亜美ちゃんが犯罪者と言われて、イジめられていた理由が。
それにきっと、プロデューサーさんの事も関係しているのでしょう。
噂は一度広まれば、本当のことじゃなくても事実になってしまうものです……。
「そんでね、そんでね。パパとママが離婚するんだ」
「えっ……」
「真美はパパ、真美はママについていくことに決まったんだよ」
「……」
「あ、ゲームオーバーになっちゃった」
真美ちゃんの顔は、下方の画面を向いていました。
けれど、私には、真っ黒い液晶画面に反射して、唇が小刻みに震えているのが見えてしまいました。
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