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    元スレ紅莉栖「未来ガジェットマイナス8号『デレデレンジ(はぁと)』?」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★×5
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    1 :

    岡部(――なんて、クリスティーナがスットンキョーな声を上げていたのがたった二時間前の話……)

    岡部(信じられるか? あのころの俺たちは何て平和だったんだっ)

    岡部(あの時の俺に言ってやりたい。うかつなことはするなと! 軽率なことはするなと!)

    岡部(だが、わかるはずがないだろう? まさかこんなっ、こんなことになるなんて……)

    岡部「……助手よ」

    紅莉栖「…………」

    岡部「知っての通り、このラボにはクーラーがない。しかも今は炎天の時節だ。部屋の中は蒸し風呂なのだ」

    紅莉栖「…………」

    岡部「だから離れてくださいお願いします、もう小一時間この状態じゃないですかぁっ」


    紅莉栖「……やだ。ぜったいに離さないもん。岡部がすきなんだもん」ムギュー
                       

    岡部「」

    3 :

    なるほど続けたまえ

    5 :

    なんという既視感

    6 :

    ほう

    7 = 1 :

    紅莉栖「はぁ、おかべぇ……ずっとこうして、ぎゅーってしたかったんだよ?///」

    岡部「フ、フハーフハー……ハハー……そういう感じかー」

    紅莉栖「岡部の顔見るたびに、キュンキュンしちゃって……がまんするの大変だったんだから……」

    紅莉栖「でも、もう我慢なんてしてあげない。いっぱい甘えちゃうんだから……おかべだいすきっ、えへへ///」

    岡部「いっ! いやぁー……我慢もー……たっ、大切なのではないかぁーっ?」

    紅莉栖「んぅっ、おかべっ、おかべぇ」スリスリ

    岡部「なはぁっふ!! ス、スリスリするのはやめてくれクリスティーナぁ!」

    紅莉栖「えへへ/// じゃあくんくんは?」クンクン

    岡部「のわぁあぁ何をっ、そんなところのにおいをかぐでないぃっ!!」

    紅莉栖「岡部のにおい……頭がぽーっとしちゃうよぅ。あん、逃げないで……」

    岡部「やめっ、クリスティーナ勘弁してくれぇっ!」

    紅莉栖「ふふっ、紅莉栖って呼んでくれないとだぁめ。岡部すきぃ……あったかい///」

    ダル「デレッデレになってるだろ? 牧瀬氏なんだぜこれ」

    ダル「……あ、もしもし、壁殴り代行さんですか? 90分コースでお願いします」

    9 = 1 :

    岡部「ウェイウェイウェイ傍観を決めこむなそこのハカーよ!! 元はと言えばキサマのせいではないかぁっ!」

    ダル「な、なにおぅ!! そりゃマシン作ったのは僕だけど、今回のきっかけはオカリンだろ常考!」

    岡部「なぁっぐ! この鳳凰院凶真に責任をなすりつける気かっ……いいだろう、そっちがその気なら」

    紅莉栖「ねぇ、おかべぇ……紅莉栖って呼んでくれないの?」ウルウル

    岡部「へっ、へぇっ?」

    紅莉栖「よんでほしいな……ふふ、岡部のほっぺた、やわらかくてかわいい///」スリスリ

    岡部「ほぉおおっ! 頬ずりはちょっとぉっ!」

    紅莉栖「ちょっとヒゲがちくちくするけど、でも全然いやじゃないよ……」スリスリ   

    紅莉栖「大好きなおかべのだもん……はぅ、おかべぇ……かっこいいよぉ///」

    岡部(あ、新手の辱めではないのかこれぇっ。かっこいいのかかわいいのか!)

    紅莉栖「ねぇ……紅莉栖って呼んで、おかべぇ」

    岡部「ふぬぅっ!」

    紅莉栖「………おねがい」ウルウル

    岡部(い、言うしかないのかっ……)

    10 :

    見たわー似たようなの一週間くらい前に見たわー

    11 = 1 :

    岡部「…………」

    岡部「く………」

    岡部「……紅莉、栖……」

    紅莉栖「ふわぁっ/// うれしいよぉ岡部ぇっ、すきっ、だいすきぃ……おかべっ、おかべぇ///」ムギューッ

    岡部「だっ、だから抱きつくな暑苦しいっ!! のわあぁスリスリするなあぁっ!!」

    ダル「もしもし壁殴り代行さん? さっきの注文にトッピングでメリケンサックをオナシャス」

    岡部「ダル頼むっ! お前もこのHENTAIを引きはがすのを手伝ってくれぇ、この処女危険すぎる!」

    ダル「あーあー聞こえないーリア充の声なんて僕には聞こえないおー」 

    紅莉栖「へんたいでもいいもん……」

    岡部「……え?」

    紅莉栖「私がこんなになっちゃうのは……あ、あなたの前だけだもん……///」

    岡部「」

    ダル「oh……」

    紅莉栖「やだ、どうしたの岡部……見つめないで……ほんとうに離れられなくなっちゃうから……ね?///」

    岡部(なんという精神攻撃さみだれうちっ、こっちまでこっぱずかしくなるではないかぁああああ)

    12 :

    「私がこんなになっちゃうのは……あ、あなたの前だけだもん……///」 東京都・声優 (34)

    13 :

    まっちょしいフラグを立てろぉおおぉおぉおおおお

    14 :

    お前を見ているぞ

    15 = 1 :

    紅莉栖「あぁ岡部ぇ、すきっ、すきぃ……だめぇ、どうしよう、もうおさえきれないよ……」

    岡部「なっえっ、ちょっ!?」

    紅莉栖「だっておかべが、こんなに近くにいるんだもん……ね、いいよね……?」

    岡部「何がだっ! 何の許可を求めているのだ助手ぅ!」

    紅莉栖「もう一回、『紅莉栖』って呼んで……? もっと私を、とろとろにしちゃっていいんだよ……」スリスリ

    紅莉栖「おかべのものにしちゃっても……いいんだからね……」

    岡部「ダッ、ダッ、ダルやばい! 本格的にヤバい! これ元に戻せないのかっ、戻せるだろ!?」

    ダル「戻せるんなら最初からそうしてるっちゅーに。もうそのままイチャイチャしてればいいっしょ……」

    16 :

    おい誰だよ俺の紅莉栖をこんな淫乱にしやがってキャラ崩壊もいいとこじゃねーかいいぞもっとやれ

    17 :

    まっちょしいいいいいいいいいいいいいいはやくきてくれええええええええええええええ

    18 :

    このデレデレは悪いデレデレ

    ただの痴女やん

    19 = 1 :

    ダル「はぁ~あ、オカリンってひどい奴だよな」

    ダル「一緒に魔法使いだけのパーティ組もうって約束したのにさ……」

    岡部「助手も助手だぞ! いつまでこうしている気なのだっ! いい加減飽きただろう!?」

    紅莉栖「そんなことない……一日中だってこうしてたいよ。岡部ともっとぎゅーってして、べたべたしたいもん」

    紅莉栖「岡部に抱きしめてもらって、すりすりして……たまに見つめあって、とろんってなっちゃって……」

    紅莉栖「夜はお風呂でくっつきあって……寝るときも、岡部のにおいを感じながらぎゅーって……はぅ///」

    岡部「うわ……うわぁ」

    ダル「おいオカリンなんとかしろよ、オカリンの嫁だろぅ!」

    20 :

    なんだこれは。紅莉栖はこんなビッチ娘じゃない……




    支援

    22 = 1 :

    岡部「よっ、嫁ではない! ただの助手だ! た……ただの助手だっ」

    ダル「言い訳イクナイ! 見苦しいぞオカリン、こうなったらもう素直になるべき!」

    岡部「だっ、すっ、素直って……」

    岡部(クソぉっ、なぜだっ……どうしてこうなった、どうしてこうなったぁ!)

    岡部(どうして……)


    ――――――――――――――

    ――――――――――

    ―――


    カタカタ…カタカタ…

    ペラッ


    岡部「…………」

    岡部「……ぬぅー」カタカタ

    ダル「…………」ペラッ

    紅莉栖「…………」

    23 :

    オカリン一筋なんだからビッチとは違うだろ

    24 :

    おいおいキャラ崩壊ひどすぎだろ
    ったく










    さっさと続きください

    25 :

    おい何だこれふざけんなよ?












    早く続きください

    26 = 1 :

    コポコポ

    紅莉栖「…………」

    岡部「……ぬぬ……ぬっ」カタカタッ ターン!

    岡部「小癪なっ、クソぅ……なぜうまくいかんのだぁあっ……」

    紅莉栖「」コトン

    岡部「って、なんだ助手ではないか。……何の用だ? 今俺は忙しい、臀部の蒙古斑の話なら後にしろ」

    紅莉栖「違うわHENTAI! そのネタ引きずりすぎ!」

    紅莉栖「……ほら、コーヒー淹れてあげたの! さっさと飲みなさいよっ、冷めるから」

    岡部「おお、助手にしては気が利くな。ようやく助手っぷりが板についてきたではないか助手ぅー」

    紅莉栖「助手助手言うな。きっ……気が向いたからよ。なんか行き詰まってるみたいだし、それだけ!」

    ダル「それにしてもこの嫁、ツンデレである」

    紅莉栖「嫁でもないしツンデレでもない!! 橋田も堂々とそこでエロ本読むんじゃないHENTAI!」 

    ダル「エロを恥ずかしがってるようじゃ年二回の聖戦は勝ち抜けないのだぜ」

    紅莉栖「自慢げに言うな!」

    岡部「こんなキャンキャンとうるさい嫁は誰も欲しがらんだろう。……ま、コーヒーには感謝しておくがな」

    27 :

    最近の紅莉栖SSのデレ方は異常

    続きマダー??

    28 = 16 :

    >>27
    丁度PSP組がクリスティーナちゃんペロペロに目覚めた頃合いだからな
    かく言う私も大好物でしてね

    29 = 20 :

    早くしてくれ

    30 = 1 :

    紅莉栖「…………」

    岡部「む、どうしたクリスティーナ」

    ダル「あ~あ、オカリンやっちまったな。僕知らね」ペラッ

    紅莉栖「…………」

    紅莉栖「……そうなの?」

    岡部「は?」

    ダル「!?」

    紅莉栖「わ、私みたいな嫁は……だれも、欲しがらないの……?」

    岡部「あ、いや……誰もというか、まっ、まあどこぞの誰かは欲しがるのではないかっ?」

    紅莉栖「……おかべは?」

    岡部「なっ! なん……何を言っているのだお前は」

    紅莉栖「たっ、例えばの話よ! 岡部は、どういう女の人となら結婚するの……?」

    紅莉栖「わ、私みたいなタイプとは……結婚しない……?」

    岡部「それはっ、だな……」

    ダル「……」ペラ

    31 :

    変に真面目なんだからこの子は……

    支援

    32 :

    ぺろぺろしたい

    ぺろぺろぺろぺろ

    33 = 1 :

    岡部「する……かもしれんし、しないかもしれんっ」

    紅莉栖「なっ、なによそれ」

    岡部「俺が決めることではないっ! 全てはっ、運命石の扉の選択なのだっ!! フゥーーッハッハッハッハ!!」

    紅莉栖「……逃げたな」

    ダル「ヘタレ乙」

    岡部「ハハッ……ハッ……お、俺は忙しいと言っただろう! 助手と珍妙な問答をしている暇などないっ!」

    紅莉栖「何よそれ……なによっ」

    岡部「貴様は俺を手伝うがいい! 結婚だの何だの妙なことを言う前にっ、お前は……俺の、助手なのだからなっ」  
    紅莉栖「!」

    紅莉栖「……そ、そう……そんなに言うなら、し、仕方ないから手伝ってあげるわよ……」

    紅莉栖「ホント……私がいないとダメなんだからっ……///」

    ダル「あっつぃ~この部屋あっつぃいお~なんかあの辺りが異常な暑さだお~」パタパタ

    紅莉栖「橋田うっさい! ……で、何を手伝えって?」

    岡部「ああ。これを見てくれ」

    34 :

    35 :

    助手は味覚が残念だからないな
    まゆしぃも料理スキルはないみたいだし…
    フェイリスはどうなん?

    37 = 1 :

    紅莉栖「『未来ガジェット研究所』……?」

    岡部「うむ。久しぶりに我がラボのホームページをのぞいてみたのだが、全くアクセス数がのびていないうえに」

    岡部「ガジェットへの注文もいまだゼロなのだ。どうしたのものかと思ってな」

    紅莉栖「ガジェットへの注文……って、売ってたのアレ!?」

    岡部「当然だ。世界の支配構造を変えるためには、まずラボの名を知らしめねばならんからな、フハッフハッ」

    紅莉栖「へぇー……そうなんだー……その発想はどうかと思うけど」

    ダル「ま、ほとんどガラクタだし。未来ガジェットとはなんだったのか」

    岡部「ダル貴様っ! お前もラボの一員ならラボメンとしての矜持とプライドを持ってだなっ!」

    紅莉栖「矜持とプライドは同じ意味ですぅー。……私も橋田に同意、まともなものがない時点で論外よね」

    岡部「なっ、あっ、あーっ、言ったな、言ったなそこのティーナ、言ってしまったなぁーっ!」

    紅莉栖「ティーナは禁止! なによ、動いても効果を発揮しないならガラクタでしょ?」

    岡部「フン……視えるぞ。この鳳凰院凶真の『魔眼』には……」

    岡部「数分後、地に這いつくばるキサマの姿がなぁっ!」

    紅莉栖「はいはい厨二病厨二びょ……って、どういうこと?」

    ダル「単なる負け惜しみじゃ……いや待てよ」

    38 = 32 :

    >>35
    俺のとなりで寝てるけど?

    39 :

    >>35
    ラボで料理できるのは男含めてフェイリスとルカ子だけ

    40 = 1 :

    ダル「まさかオカリン……あのナンバーを引っ張りだすん?」

    岡部「ククク……フゥーッハッハッハ! 前言を撤回しよう、さすが我が右腕だぁその通りっ!!」

    岡部「『効果を発揮しないならガラクタ』……ククッ、なるほどその論理は一見正しいようにも見える」

    岡部「だが助手よ、貴様はこの大いなる邪神とも呼ぶべきガジェットを目の当たりにしてもなお」

    紅莉栖「いいからさっさと見せろ」

    岡部「ぬぐっ、これだこれ! これがそれだ!」ブワッ

    紅莉栖「わぁっぷ! ホコリだらけじゃないっ、何よこれぇ……ゴホッゴホッ、なんが変なニオイもずるじ……」

    岡部「そこを見ろ」

    紅莉栖「えぇと……未来ガジェットマイナス8号機……『デレデレンジ(はぁと)』!?」

    岡部「どうだ驚いたか」

    紅莉栖「全っ然わからんわ! 少しくらい説明しなさいよ!」

    紅莉栖「というか、ちょぉっと待って………いろいろとツッコミどころが多すぎて頭痛くなってきた……」

    41 = 32 :

    しえーん

    42 = 1 :

    紅莉栖「まず、未来ガジェットのナンバリングって1号からじゃないの?」

    紅莉栖「たしか1号機は……『またつまらぬ物を粒子砲セーバー』とかだったような」

    岡部「全然違う! もっ、全然違う!」

    紅莉栖「まぁいいわ。それでマイナスってどういうこと?」

    岡部「フゥン……確かに正規品にはマイナスなどつかん。だがこのラボのガジェットには極秘ながら」

    岡部「マイナスナンバーが存在するのだ」

    ダル「……いや、だからそれが何でかって牧瀬氏は」

    岡部「つまり、効果がありすぎてヘァンパなく危険なものはマイナスとして封印しているのだ。どうだ驚いたか」

    紅莉栖「そう言われてもピンとこないわけだが」

    岡部「そんなエサには釣られないというわけか……VIPPERは巣に帰れ!」

    紅莉栖「VIPPERじゃない! 効果を教えてよ効果を!」

    岡部「ほぉう……ほぉ~~~~ん? やはり興味があるのだなぁ、実験大好きっ子よぉ」

    紅莉栖「きょっ、興味とかじゃなくてっ、ここまで教えたら全部教えるのが筋ってもんでしょ!?」

    ダル「ス……スジ? ハァハァ」

    紅莉栖「おのれはどこにハァハァしとるんだ! さっきから話が進んでないじゃないHENTAIコンビっ!」

    43 = 1 :

    岡部「よかろう……そこまで望むのなら教えてやろうではないか。ダル、紹介文」

    ダル「へいへい。っと、あーこれか……――この『デレデレンジ(はぁと)』は、愛情解放マシンです」

    紅莉栖「……は?」

    ダル「『デレデレンジ(はぁと)』の波動をお見舞いされた者は、恋愛感情メラメラ。欲望モーリモリ」

    ダル「想い人への欲求をむき出しにします。これで素直になれないあの子のハートをキャッチ!」

    岡部「うむ」

    紅莉栖「…………」

    ダル「えぇとあとは――レンジの発する高周波が大脳に直接働きかけ、脳内モルヒネをゲキ促進」

    ダル「ユニバーサルメルカトル的な作用により、ほとばしる熱きパトスで少年が神話になります」

    紅莉栖「待てぇえい! うさんくさいにもほどがある! どこのいかがわしい通販サイトよ!」

    46 = 36 :

    ティーナの協力なしでよく作ったな…

    支援

    47 = 31 :

    工学的な能力はダルのが上

    48 = 1 :

    岡部「ほぉ~~~~ん助手よぉ、そういうサイトも知っているわけかぁ? スッウィ~~~ツ(暗黒微笑)」

    紅莉栖「ちっ、ちがう! しらないっ、興味なんてない!」

    紅莉栖「別に今好きな人がいてっ、その人の前だと素直になれなくて自分がイヤになって」

    紅莉栖「だから自分を慰めるためにそういうサイトをたまにのぞいてるとか……全然そういうんじゃないんだから!」

    岡部「…………お、おお」

    ダル「ちなみに紹介の最後の文は、『珍世紀イボアンゲリオン』のOPだお。今度新劇場版が公開――」

    紅莉栖「あぁもうダメだコイツら、早く何とかしないと」

    紅莉栖「……で、これはどうして封印されたわけ? だいたい予想はつくけど」 

    岡部「ぬぐっ!!」

    ダル「……うぅ」

    紅莉栖「? どうしたのよ?」

    岡部「それは……語るも涙の、おぞましい過去があってだな」

    49 = 1 :

    岡部「もともとダルはこれを、『フェイリスたんはツンデレに違いない』とかいう謎の意志で作り上げたのだが」

    ダル「僕は悪くない! 僕は悪くないお!」

    岡部「誰かに使う前に自分たちで実験をするべきだろうということになってな」

    ダル「でもその時に……」

    岡部「ああ。レンジが誤作動を起こしたのだ。そして俺たち二人ともが波動を食らってしまった」

    紅莉栖「それで……どうなったの?」

    岡部「狂乱の宴だ」

    紅莉栖「は?」

    ダル「ぼっ、僕たち二人がまるで蜜月の恋人のように睦みあい、抱き合いちゅっちゅちゅっちゅ……オエー!」

    岡部「ぐふっ、俺も吐きたくなってきたぞぉぉっ……!」

    紅莉栖「げぇ~っ……てことはアンタたち普段からお互いをそういう目で……」

    岡部「ちがァァァうっ!! 思い出させるな腐りかけの処女めがっ!」

    紅莉栖「誰が腐りかけか! ……ってそういうことじゃないなら、どういうこと?」

    50 = 1 :

    ダル「あのときはたぶん、二人して近距離で波動を食らっちゃったから、効果がおかしくなったんだと思われ」

    ダル「対象を一人に絞ればちゃんと作動する……はずだお」

    岡部「まぁそんなこんなで気づいたら効果は解けていた。そのあと数時間は吐き続けたがな。どうだ驚いたか」

    紅莉栖「はぁっ……なによ、結局ちゃんとした効果は実証できてないんじゃない」

    岡部「む」

    紅莉栖「それに、本職の私に言わせればそんなの疑似科学より疑わしいわね。うまくいくわけない」

    岡部「おや、おやおやぁ? もしやこの助手は嫉妬しているのかぁ?」

    紅莉栖「なっ! なんで私が嫉妬なんて……」

    岡部「むぁああ確かにぃ……この驚異的なマッスィ~~~ンを認めたくないというその気持ちはよぅくわかるぞ」

    紅莉栖「ち、ちがっ……嫉妬とか以前に、こんな非科学的で論理性皆無のマシンが動くわけないって言ってる!」

    岡部「ならば試してみるかぁ? 動くわけないなら試せるだろう? ククッ、助手よぉ」

    岡部「にしても……まだ起動はするのかコレ。えぇとコードは……これか」

    ダル「ちょっ、オカリン? そんなむやみに動かしたらヤバくね?」

    岡部「だぁいじょうぶだ。起動確認をするだけだ……実際に動かすわけではない」


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