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元スレ古畑任三郎「学園都市・・・・・・?」
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>>148
こういうスレでは先読み推理はネタ潰しになるから控えるべき
こういうスレでは先読み推理はネタ潰しになるから控えるべき
佐天「驚きました。あんな状態で動けるわけないのに、どうして鍵がかかってるのって。
チャイムを鳴らしてもドアを叩いても反応がなくって、すごく嫌な予感がしたのを覚えてます」
古畑「それは不安だったでしょう。……お察しします」
佐天「ドアをガンガン叩いてたら、隣の人が出てきたので、管理人さんを呼んでもらいました。
管理人さんはすぐ来てくれて、カードキーで鍵を開けてくれたんですけど……」
古畑「今度はチェーンがかかっていた……」
佐天「そのとき確信したんです。絶対、初春の身に何かあったんだって。
……あの子、チェーンロックなんてかける習慣なかったんです。
それに、元々何かとトラブルに巻きこまれやすいし……私、どうにかしなきゃって……」
古畑「そこでアンチスキルを呼んだのは良い判断でしたね~」
佐天「幸い、マンションにもすぐ来てくれて。
すぐにチェーンロックを切ってもらって中に入ったんです。
そしたら……ベッドで初春が……頭から血を流して……倒れてました」
佐天「アンチスキルの人に、部屋の中に犯人がいるかもしれないから、初春の側から離れるなって言われて……。
私、初春をずっと抱いてました。
それから、他のアンチスキルの人たちが来て、またちょっとしたら救急車も来たので、
一緒に病院に連れて行ってもらったんです」
チャイムを鳴らしてもドアを叩いても反応がなくって、すごく嫌な予感がしたのを覚えてます」
古畑「それは不安だったでしょう。……お察しします」
佐天「ドアをガンガン叩いてたら、隣の人が出てきたので、管理人さんを呼んでもらいました。
管理人さんはすぐ来てくれて、カードキーで鍵を開けてくれたんですけど……」
古畑「今度はチェーンがかかっていた……」
佐天「そのとき確信したんです。絶対、初春の身に何かあったんだって。
……あの子、チェーンロックなんてかける習慣なかったんです。
それに、元々何かとトラブルに巻きこまれやすいし……私、どうにかしなきゃって……」
古畑「そこでアンチスキルを呼んだのは良い判断でしたね~」
佐天「幸い、マンションにもすぐ来てくれて。
すぐにチェーンロックを切ってもらって中に入ったんです。
そしたら……ベッドで初春が……頭から血を流して……倒れてました」
佐天「アンチスキルの人に、部屋の中に犯人がいるかもしれないから、初春の側から離れるなって言われて……。
私、初春をずっと抱いてました。
それから、他のアンチスキルの人たちが来て、またちょっとしたら救急車も来たので、
一緒に病院に連れて行ってもらったんです」
姿を消すってより存在を認知させなくするって能力あったよね
石ころ帽子的な
石ころ帽子的な
古畑「いや~、中学一年生とは思えない対処ですね。この男、今泉って言うんですがね。
こいつよりよほど頼りになりますよ」
今泉「ふ、古畑さんっ!」
佐天「自分で言うのもなんですけど、けっこー修羅場、経験してますから、はは」
古畑「……佐天さん、ひとつ確認したいことが」
佐天「なんでもどうぞ」
古畑「チェーンロックがかかっていたときのことです。最初、チェーンロックが
かかっているのを知ったとき、確かに部屋の灯りは点いていましたか?」
佐天「はい」
古畑「どんな小さなことでも構いません。そのとき、他に何か……気づいたことは」
佐天「これは、これからお話しするつもりだったんですけど」
古畑「はい」
佐天「部屋の中は直接見えなかったんですけど、何かゴソゴソ音が鳴っていました」
古畑「ゴソゴソ……?」
こいつよりよほど頼りになりますよ」
今泉「ふ、古畑さんっ!」
佐天「自分で言うのもなんですけど、けっこー修羅場、経験してますから、はは」
古畑「……佐天さん、ひとつ確認したいことが」
佐天「なんでもどうぞ」
古畑「チェーンロックがかかっていたときのことです。最初、チェーンロックが
かかっているのを知ったとき、確かに部屋の灯りは点いていましたか?」
佐天「はい」
古畑「どんな小さなことでも構いません。そのとき、他に何か……気づいたことは」
佐天「これは、これからお話しするつもりだったんですけど」
古畑「はい」
佐天「部屋の中は直接見えなかったんですけど、何かゴソゴソ音が鳴っていました」
古畑「ゴソゴソ……?」
佐天「犯人が、部屋を荒らす音だったんだと思います。
初春の部屋に入ったとき、大分荒らされてましたから」
古畑「部屋の灯りですが、アンチスキルは、チェーンロックを解錠する直前に消えた、と言っています」
佐天「はい。そのとおりです」
古畑「間違いありませんか?」
佐天「間違いありません」
古畑「……んぅ~……」
今泉「あ、あの、佐天……涙子さん?」
佐天「はい?」
今泉「け、警察とか興味ある?」
佐天「はぁ?」
今泉「ボクと古畑さん、学園都市の外で刑事してるんだ」
佐天「さっき聞きましたけど」
今泉「コ、コレ、警察手帳」キリッ
佐天「はぁ」ポカーン
初春の部屋に入ったとき、大分荒らされてましたから」
古畑「部屋の灯りですが、アンチスキルは、チェーンロックを解錠する直前に消えた、と言っています」
佐天「はい。そのとおりです」
古畑「間違いありませんか?」
佐天「間違いありません」
古畑「……んぅ~……」
今泉「あ、あの、佐天……涙子さん?」
佐天「はい?」
今泉「け、警察とか興味ある?」
佐天「はぁ?」
今泉「ボクと古畑さん、学園都市の外で刑事してるんだ」
佐天「さっき聞きましたけど」
今泉「コ、コレ、警察手帳」キリッ
佐天「はぁ」ポカーン
佐天「古畑さん」
今泉「ちょっ、佐天さん、コレね……」
古畑「はい?」
佐天「単刀直入にうかがいます」
古畑「……はい」
佐天「もしかして……白井さんのこと、疑ってますか?」
佐天「アンチスキルから聞きました。
犯人は、初春の知り合いで、テレポートを使える能力者である可能性が高いって」
佐天「レベル0――何の能力も持たない私でも知ってます。
『空間移動(テレポート)』は特殊なを計算をするから、能力者の数は多くない。
私が知る限り……初春と知り合いのテレポート使いは……」
古畑「……んぅ~……正直、今のところ何とも言えない、といったところです」
佐天「私は、白井さんと初春がすごく強い絆で結ばれてるって知ってます。
だから、白井さんが犯人じゃないって思ってます。でも……」
古畑「……」
佐天「私この前……見ちゃったんです……。
その……白井さんと初春が、凄い剣幕でケンカしてるのを……」
今泉「ちょっ、佐天さん、コレね……」
古畑「はい?」
佐天「単刀直入にうかがいます」
古畑「……はい」
佐天「もしかして……白井さんのこと、疑ってますか?」
佐天「アンチスキルから聞きました。
犯人は、初春の知り合いで、テレポートを使える能力者である可能性が高いって」
佐天「レベル0――何の能力も持たない私でも知ってます。
『空間移動(テレポート)』は特殊なを計算をするから、能力者の数は多くない。
私が知る限り……初春と知り合いのテレポート使いは……」
古畑「……んぅ~……正直、今のところ何とも言えない、といったところです」
佐天「私は、白井さんと初春がすごく強い絆で結ばれてるって知ってます。
だから、白井さんが犯人じゃないって思ってます。でも……」
古畑「……」
佐天「私この前……見ちゃったんです……。
その……白井さんと初春が、凄い剣幕でケンカしてるのを……」
古畑「……ケンカ、といいますと?」
佐天「何であんなに怒鳴りあってたのか……内容まではよく聞き取れませんでした。
でも、二人とも、すごく本気だったと……思います……」
佐天「古畑さん……私、不安なんです……何を信じたらいいのか……。
もし、白井さんが本当に犯人だったらって……」
古畑「……え~……佐天涙子さん」
佐天「……はい」
古畑「『もしかしたら、信じても裏切られるかもしれない』。
その気持ち、とてもよく分かります」
古畑「しかし……たとえ、裏切られるかもしれないとしても……もし、そうだとしてもですよ?
最後まで相手を信じて抜いてあげるのが、本当の友人だと私は思います。
あなたが白井さんの友人でありたいと思うなら……彼女を、最後まで信じてあげて下さい」
佐天「古畑……さん……」
古畑「……」ニコッ
佐天「何であんなに怒鳴りあってたのか……内容まではよく聞き取れませんでした。
でも、二人とも、すごく本気だったと……思います……」
佐天「古畑さん……私、不安なんです……何を信じたらいいのか……。
もし、白井さんが本当に犯人だったらって……」
古畑「……え~……佐天涙子さん」
佐天「……はい」
古畑「『もしかしたら、信じても裏切られるかもしれない』。
その気持ち、とてもよく分かります」
古畑「しかし……たとえ、裏切られるかもしれないとしても……もし、そうだとしてもですよ?
最後まで相手を信じて抜いてあげるのが、本当の友人だと私は思います。
あなたが白井さんの友人でありたいと思うなら……彼女を、最後まで信じてあげて下さい」
佐天「古畑……さん……」
古畑「……」ニコッ
ピピピピピピピ
古畑「あ、これ私だ。え~っと」ゴソゴソ……ピッ
??『古畑さん、ですよね』
古畑「もしもし、はい、古畑です」
??『あの……御坂です……』
古畑「どうしました?」
美琴『実は……少し……折り入ってお話ししたいことが……』
古畑「……分かりました」
美琴『常盤台中学の……私の寮室まで、来てもらえますか……? できれば、なるべく早く……』
古畑「分かりました、ではすぐに参ります。それでは」ピッ
今泉「さ、佐天さんは、かか、彼氏とかいるの?」
佐天「あ、あの、ちょ、ちょっと……!」
ペシィッ!
今泉「痛ぁッ!」
古畑「何やってんだよ。すぐ常盤台中学に行くから。大至急」
古畑「あ、これ私だ。え~っと」ゴソゴソ……ピッ
??『古畑さん、ですよね』
古畑「もしもし、はい、古畑です」
??『あの……御坂です……』
古畑「どうしました?」
美琴『実は……少し……折り入ってお話ししたいことが……』
古畑「……分かりました」
美琴『常盤台中学の……私の寮室まで、来てもらえますか……? できれば、なるべく早く……』
古畑「分かりました、ではすぐに参ります。それでは」ピッ
今泉「さ、佐天さんは、かか、彼氏とかいるの?」
佐天「あ、あの、ちょ、ちょっと……!」
ペシィッ!
今泉「痛ぁッ!」
古畑「何やってんだよ。すぐ常盤台中学に行くから。大至急」
―同日 午後5時02分 常盤台中学校 校舎前―
今泉「まさか、常盤台中学に入れるとはなぁ~」
古畑「……」
今泉「興奮してきませんか? 古畑さん! フヒヒッ!」
寮監「ちょっと、あなたたち!」
今泉「へ?」
寮監「何ですか、あなたたちは」
今泉「あ、ボク実は……この学校の生徒と」ゴキィッ!……ドサッ
寮監「……まったく、ここ最近、変質者が増えたな……」
今泉「」ピクッピクッ
今泉「まさか、常盤台中学に入れるとはなぁ~」
古畑「……」
今泉「興奮してきませんか? 古畑さん! フヒヒッ!」
寮監「ちょっと、あなたたち!」
今泉「へ?」
寮監「何ですか、あなたたちは」
今泉「あ、ボク実は……この学校の生徒と」ゴキィッ!……ドサッ
寮監「……まったく、ここ最近、変質者が増えたな……」
今泉「」ピクッピクッ
古畑「え~、この学校の方でいらっしゃいますか?」
寮監「ええ、女子寮の寮監をしております。それで、あなたは?」
古畑「刑事の古畑と申します」
寮監「刑事……?」
古畑「アンチスキルから権限をもらって、今、ある事件の捜査を。これがIDと、権限委譲の証明書です」
寮監「……我が校の生徒が、この事件に関わっている、と?」
古畑「いいえ。あくまで参考までにお話しをうかがいたいだけです。
話が終われば、すぐに退散します~……フフ。
少しだけ、中に入らせていただいても構いませんでしょうか」
寮監「……アンチスキルから権限が委譲されているとなれば、仕方がありません。
しかし、くれぐれも妙な行動は起こさないようにして下さい。ここは女子寮です」
古畑「はい。しっかり心に留めておきます……フフ」
寮監「ご帰宅されるときは、そこの警備に一言声をかけて下さい。それでは」
古畑「あ、ちょっと」
寮監「はい、なんでしょう」
古畑「御坂美琴さんの部屋まで案内して下さると、大変助かるのですが……」
寮監「ええ、女子寮の寮監をしております。それで、あなたは?」
古畑「刑事の古畑と申します」
寮監「刑事……?」
古畑「アンチスキルから権限をもらって、今、ある事件の捜査を。これがIDと、権限委譲の証明書です」
寮監「……我が校の生徒が、この事件に関わっている、と?」
古畑「いいえ。あくまで参考までにお話しをうかがいたいだけです。
話が終われば、すぐに退散します~……フフ。
少しだけ、中に入らせていただいても構いませんでしょうか」
寮監「……アンチスキルから権限が委譲されているとなれば、仕方がありません。
しかし、くれぐれも妙な行動は起こさないようにして下さい。ここは女子寮です」
古畑「はい。しっかり心に留めておきます……フフ」
寮監「ご帰宅されるときは、そこの警備に一言声をかけて下さい。それでは」
古畑「あ、ちょっと」
寮監「はい、なんでしょう」
古畑「御坂美琴さんの部屋まで案内して下さると、大変助かるのですが……」
―同日同刻 常盤台中学校学生寮 廊下―
古畑「いや~、やっぱり有名校ともなると違うものですね~。
どこもかしこも気品に満ちあふれている……フフ」
寮監「古畑さん」
古畑「はい」
寮監「あまり騒ぎ立てないで下さい」
古畑「あ、これは失礼」
??「あ、ちょっとそこの殿方」
古畑「ん~、あれ? 私? 私ですか?」
??「あ、あの……御名前は、何とおっしゃいますの?」
古畑「……え~、古畑と申します」
??「古畑様とおっしゃいまして……。どうしてこんな場所にいらしたのですか……?」
古畑「ん~……フフ……ちょっとした、ヤボ用です」
古畑「いや~、やっぱり有名校ともなると違うものですね~。
どこもかしこも気品に満ちあふれている……フフ」
寮監「古畑さん」
古畑「はい」
寮監「あまり騒ぎ立てないで下さい」
古畑「あ、これは失礼」
??「あ、ちょっとそこの殿方」
古畑「ん~、あれ? 私? 私ですか?」
??「あ、あの……御名前は、何とおっしゃいますの?」
古畑「……え~、古畑と申します」
??「古畑様とおっしゃいまして……。どうしてこんな場所にいらしたのですか……?」
古畑「ん~……フフ……ちょっとした、ヤボ用です」
寮監「婚后、なぜ貴様がここにいる」
婚后「わたくしも、『ちょっとした、ヤボ用』というやつですわ。それよりも古畑様、
不躾で申し訳ありませんが、是非ご連絡先を教えていただけないでしょうか……?」
古畑「……」ポリポリ
寮監「婚后」
婚后「わたくし、貴方のような素敵な殿方と出会うのを待ち望んでおりました……!」
ガシッ
寮監「古畑さん、御坂と白井の部屋は突き当たりです。それでは私たちはここで」
婚后「ちょっ! な、何をするんですか! わたくしを婚后光子と知っての狼藉ですの!?」
寮監「知ってるに決まってるだろ、馬鹿者」ズルズル
婚后「ふ、古畑様、古畑様ぁ~!」ズルズル
古畑「……」
婚后「わたくしも、『ちょっとした、ヤボ用』というやつですわ。それよりも古畑様、
不躾で申し訳ありませんが、是非ご連絡先を教えていただけないでしょうか……?」
古畑「……」ポリポリ
寮監「婚后」
婚后「わたくし、貴方のような素敵な殿方と出会うのを待ち望んでおりました……!」
ガシッ
寮監「古畑さん、御坂と白井の部屋は突き当たりです。それでは私たちはここで」
婚后「ちょっ! な、何をするんですか! わたくしを婚后光子と知っての狼藉ですの!?」
寮監「知ってるに決まってるだろ、馬鹿者」ズルズル
婚后「ふ、古畑様、古畑様ぁ~!」ズルズル
古畑「……」
―同日同刻 常盤台中学校学生寮 美琴と黒子の部屋―
ガチャッ
美琴「あ、古畑さん」
古畑「どうも」
美琴「聞こえてきましたよ、婚后さんの声」
古畑「フフフ……今のお嬢さんは積極的ですね~」
美琴「悪い人じゃないんですけど、ちょっとクセのある人なんですよ」
古畑「ん~フッフッフ……世の中、色んなタイプの人がいるものです」
美琴「あ、すみません、立たせてしまって……。そこのベッドに腰かけてもらってもいいですか?」
古畑「いいんですか? ……それでは、失礼して」
美琴「寮なもので、接客用の椅子がなくって。ごめんなさい」
古畑「いえいえ、お構いなく」
美琴「……」
古畑「……」
ガチャッ
美琴「あ、古畑さん」
古畑「どうも」
美琴「聞こえてきましたよ、婚后さんの声」
古畑「フフフ……今のお嬢さんは積極的ですね~」
美琴「悪い人じゃないんですけど、ちょっとクセのある人なんですよ」
古畑「ん~フッフッフ……世の中、色んなタイプの人がいるものです」
美琴「あ、すみません、立たせてしまって……。そこのベッドに腰かけてもらってもいいですか?」
古畑「いいんですか? ……それでは、失礼して」
美琴「寮なもので、接客用の椅子がなくって。ごめんなさい」
古畑「いえいえ、お構いなく」
美琴「……」
古畑「……」
美琴「古畑さん……」
古畑「……はい」
美琴「古畑さんは……今回の事件、どうお考えですか……?」
古畑「どう、と言いますと?」
美琴「犯人は初春の知人で、女の人。そして、テレポート能力を持っている。
そう、考えてるんですよね」
古畑「んぅ~……確かに、状況証拠は、すべてその人物を示唆しています」
美琴「黒子以外、その条件が当てはまる能力者、いましたか?」
古畑「……いいえ」
美琴「……古畑さん、私は、黒子は事件に無関係だと思っています」
古畑「……」
美琴「黒子は、私の大切な友だちです。
確かに、人がシャワーを浴びているところにテレポートしてきたり、媚薬を飲ませようとしてきたり、
人の下着を盗んだり、盗撮した写真をアルバムにして持っていたり、
他にも数え切れないくらいの変態行為を、私にしでかしていますけど」
古畑「……はい」
美琴「古畑さんは……今回の事件、どうお考えですか……?」
古畑「どう、と言いますと?」
美琴「犯人は初春の知人で、女の人。そして、テレポート能力を持っている。
そう、考えてるんですよね」
古畑「んぅ~……確かに、状況証拠は、すべてその人物を示唆しています」
美琴「黒子以外、その条件が当てはまる能力者、いましたか?」
古畑「……いいえ」
美琴「……古畑さん、私は、黒子は事件に無関係だと思っています」
古畑「……」
美琴「黒子は、私の大切な友だちです。
確かに、人がシャワーを浴びているところにテレポートしてきたり、媚薬を飲ませようとしてきたり、
人の下着を盗んだり、盗撮した写真をアルバムにして持っていたり、
他にも数え切れないくらいの変態行為を、私にしでかしていますけど」
美琴「――でも、私たち、いくつも、一緒に事件を解決してきました。
だから、黒子は犯人なんかじゃない。
黒子に罪を着せようとしている人間が別にいるんです」
古畑「……」
美琴「そして、あなたなら、必ずその真犯人を見つけ出してくれる」
古畑「……」
美琴「だから、私、本当のことを話そうと思いました。
少しでも、事件の手がかりになるかもしれないから」
古畑「本当のこと、ですか……?」
美琴「実は……事件が起きたあの時間……私、この部屋にいなかったんです」
古畑「……詳しく、お聞かせ願えますか、御坂さん」
美琴「はい。私……ある人にメールで呼び出されて、ここから歩いて15分くらいの河原にいたんです」
だから、黒子は犯人なんかじゃない。
黒子に罪を着せようとしている人間が別にいるんです」
古畑「……」
美琴「そして、あなたなら、必ずその真犯人を見つけ出してくれる」
古畑「……」
美琴「だから、私、本当のことを話そうと思いました。
少しでも、事件の手がかりになるかもしれないから」
古畑「本当のこと、ですか……?」
美琴「実は……事件が起きたあの時間……私、この部屋にいなかったんです」
古畑「……詳しく、お聞かせ願えますか、御坂さん」
美琴「はい。私……ある人にメールで呼び出されて、ここから歩いて15分くらいの河原にいたんです」
―回想:事件当夜 午後11時45分 学園都市某所―
美琴(約束の時間まであと15分……なんだか早く来すぎちゃったかな)
美琴(アイツ、いったいこんな時間に呼び出して、何のつもりなんだろ)
美琴(ついに、完全に決着をつける気になった、とか……)
美琴(アイツの性格から考えて、そんなわけないか……)
美琴(くそっ! なんでこんなことで胸が苦しくなるのよ!)
美琴(とりあえず、飲み物でも飲んで落ち着け、私!
……久しぶりに四ッ矢サイダーでも飲んで、気分を爽やかに)カチャリカチャリカチャリ
美琴(そういえば、アイツに缶ジュース2000円分おごってやったことあったっけ……)ガコンッ
美琴「ハァ……」プシッ! ……ゴクゴクゴク
美琴(約束の時間まであと15分……なんだか早く来すぎちゃったかな)
美琴(アイツ、いったいこんな時間に呼び出して、何のつもりなんだろ)
美琴(ついに、完全に決着をつける気になった、とか……)
美琴(アイツの性格から考えて、そんなわけないか……)
美琴(くそっ! なんでこんなことで胸が苦しくなるのよ!)
美琴(とりあえず、飲み物でも飲んで落ち着け、私!
……久しぶりに四ッ矢サイダーでも飲んで、気分を爽やかに)カチャリカチャリカチャリ
美琴(そういえば、アイツに缶ジュース2000円分おごってやったことあったっけ……)ガコンッ
美琴「ハァ……」プシッ! ……ゴクゴクゴク
―回想:事件当夜 午前0時45分 学園都市某所―
美琴(……)イライライライラ
美琴(……)シュッ ピッピッピッピッピッシャ
美琴(……)イライライライラ
美琴(……)シュッ ピッピッピッピッピッピピシャッ
美琴(……)イライライライラ
美琴(……)シュッ ピッピッピッピッシャッ
美琴「だぁぁぁああああああああああああッッ!!
いつまで待たせる気だあのボケナスーッ!
何が悲しくて深夜にひとり川で水切りしてなきゃいけないのよ私はッ!!」
美琴(……)
美琴(……これってやっぱり)
美琴(……フラれたってことなのかな……)
美琴(……アイツにとって、あたしなんて、どうでもいいのかな……)ゴクゴク
美琴「もう、帰ろう……」コトン
美琴(……)イライライライラ
美琴(……)シュッ ピッピッピッピッピッシャ
美琴(……)イライライライラ
美琴(……)シュッ ピッピッピッピッピッピピシャッ
美琴(……)イライライライラ
美琴(……)シュッ ピッピッピッピッシャッ
美琴「だぁぁぁああああああああああああッッ!!
いつまで待たせる気だあのボケナスーッ!
何が悲しくて深夜にひとり川で水切りしてなきゃいけないのよ私はッ!!」
美琴(……)
美琴(……これってやっぱり)
美琴(……フラれたってことなのかな……)
美琴(……アイツにとって、あたしなんて、どうでもいいのかな……)ゴクゴク
美琴「もう、帰ろう……」コトン
―回想終了―
美琴「――という感じで、ずっと、私、河原にいました」
美琴「だから、事件が起きた11時50分から0時15分頃まで、私、黒子のことを見てないんです」
古畑「なるほど……そうです、か……」
美琴「何の参考にもならないですよね……」
古畑「いいえ」
美琴「え……?」
古畑「確かに、『今は』、まだこのお話にどういった意味があるのかは分かりません。
しかし、正しい情報は、必ず捜査を正しい道へ導いてくれます。
御坂さん、あなたが告白してくれたことは、決して無駄にはなりません」
美琴「古畑さん……」
古畑「真実とは、そういうものです」ニコッ
美琴「――という感じで、ずっと、私、河原にいました」
美琴「だから、事件が起きた11時50分から0時15分頃まで、私、黒子のことを見てないんです」
古畑「なるほど……そうです、か……」
美琴「何の参考にもならないですよね……」
古畑「いいえ」
美琴「え……?」
古畑「確かに、『今は』、まだこのお話にどういった意味があるのかは分かりません。
しかし、正しい情報は、必ず捜査を正しい道へ導いてくれます。
御坂さん、あなたが告白してくれたことは、決して無駄にはなりません」
美琴「古畑さん……」
古畑「真実とは、そういうものです」ニコッ
伏線回収乙
この>>1は出来る子
この>>1は出来る子
バンッ
今泉「古畑さんッ! ひどいじゃないですか! なんでいつもボクばっかりのけ者にするんですかっ!」
美琴「い、今泉さん、どうしてここに!?」
古畑「……騒ぐと、また寮監さんにやられるよ」
今泉「くっ……」
バンッ
婚后「古畑様ッ!」
美琴「こ、婚后さんまで……」
婚后「御坂さん、この私を差しおいて、古畑様と二人きりで一体何をしていらしたのかしら!?」
今泉「うわっ、ここが女子寮……! この部屋で、白井さんと二人で住んでるんですねっ!」
美琴「い、今泉さん、勝手に色々触られちゃ困ります!」
婚后「事と次第によっては貴女と一戦交えることも辞さなくてよ!」バッ!
美琴「ちょ、ふ、古畑さん、何とかして下さい!」
今泉「ふおぉっ! これはっ!」ガチャッ
今泉「古畑さんッ! ひどいじゃないですか! なんでいつもボクばっかりのけ者にするんですかっ!」
美琴「い、今泉さん、どうしてここに!?」
古畑「……騒ぐと、また寮監さんにやられるよ」
今泉「くっ……」
バンッ
婚后「古畑様ッ!」
美琴「こ、婚后さんまで……」
婚后「御坂さん、この私を差しおいて、古畑様と二人きりで一体何をしていらしたのかしら!?」
今泉「うわっ、ここが女子寮……! この部屋で、白井さんと二人で住んでるんですねっ!」
美琴「い、今泉さん、勝手に色々触られちゃ困ります!」
婚后「事と次第によっては貴女と一戦交えることも辞さなくてよ!」バッ!
美琴「ちょ、ふ、古畑さん、何とかして下さい!」
今泉「ふおぉっ! これはっ!」ガチャッ
寮監「――それには及ばん」バゴキィッ!
今泉「ゲフッ!」
婚后「ゴフッ!」
寮監「さて、古畑さん。そろそろお引き取り願いましょうか」
古畑「え~……、また、うちのバカがご迷惑をおかけしてすみませんでした」
寮監「まったく……『外』の刑事さんの品格を疑いますよ」
古畑「こいつは例外中の例外だと思って下さい」
寮監「ともかく、もうお時間です。これ以上の長居は許されません」
古畑「承知しました。すぐ退散します」
寮監「それでは」ズルズル
婚后「」ズルズル
美琴「古畑さん……」
古畑「いや~、すみません、お恥ずかしいところをお見せしてしまって」
今泉「ゲフッ!」
婚后「ゴフッ!」
寮監「さて、古畑さん。そろそろお引き取り願いましょうか」
古畑「え~……、また、うちのバカがご迷惑をおかけしてすみませんでした」
寮監「まったく……『外』の刑事さんの品格を疑いますよ」
古畑「こいつは例外中の例外だと思って下さい」
寮監「ともかく、もうお時間です。これ以上の長居は許されません」
古畑「承知しました。すぐ退散します」
寮監「それでは」ズルズル
婚后「」ズルズル
美琴「古畑さん……」
古畑「いや~、すみません、お恥ずかしいところをお見せしてしまって」
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