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元スレほむら「まどかに嫌われてみようかしら」
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ほむら「え。ええ、彼女の予知は外れないから」
マミ「でもまさか、小学生の時に来た、フィンランドからの留学生の子が仲間なんてね」
ほむら「(留学生か!?)」
マミ「彼女とは仲良くさせてもらったけど、まさかこんな繋がりがあるなんて」
ほむら「(えええええ、全く予想外よ、そんな繋がりがあるなんて)」
さやか「とにかく、来月にワルプルギスの夜が来ると」
マミ「なら、一刻も早く佐倉さんと接触しなければ」
・
まどホーム
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「何かしら?」
マミ「でもまさか、小学生の時に来た、フィンランドからの留学生の子が仲間なんてね」
ほむら「(留学生か!?)」
マミ「彼女とは仲良くさせてもらったけど、まさかこんな繋がりがあるなんて」
ほむら「(えええええ、全く予想外よ、そんな繋がりがあるなんて)」
さやか「とにかく、来月にワルプルギスの夜が来ると」
マミ「なら、一刻も早く佐倉さんと接触しなければ」
・
まどホーム
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「何かしら?」
まどか「エイラさんって、嘘なんだよね?」
ほむら「な、何を言っているのかしら」
まどか「えへへ、もう一週間一緒にいるんだよ? わたしだってほむらちゃんのことわかるようになるよ」
ほむら「(ほむぅ)」
まどか「でも、ワルプルギスっていうのは本当なんだよね」
ほむら「……ええ」
まどか「わたしが覚醒したら、そいつも倒せるかな?」
ほむら「それには及ばないわ」
まどか「どうして?」
ほむら「佐倉杏子も巴マミも二人とも素晴らしい魔法……メンバーだわ、たとえあいつが相手でも問題ない」
まどか「ほんとうに?」
ほむら「本当に」
ほむら「な、何を言っているのかしら」
まどか「えへへ、もう一週間一緒にいるんだよ? わたしだってほむらちゃんのことわかるようになるよ」
ほむら「(ほむぅ)」
まどか「でも、ワルプルギスっていうのは本当なんだよね」
ほむら「……ええ」
まどか「わたしが覚醒したら、そいつも倒せるかな?」
ほむら「それには及ばないわ」
まどか「どうして?」
ほむら「佐倉杏子も巴マミも二人とも素晴らしい魔法……メンバーだわ、たとえあいつが相手でも問題ない」
まどか「ほんとうに?」
ほむら「本当に」
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まどか「さやかちゃんがいなくても?」
ほむら「覚醒して一月ばかりの彼女の出番はないほうがいいわ」
まどか「……」
ほむら「ほ、本当に、信じて?」
共同生活も一週間が経った。
嫌われるようなことをすると意気込んでみたものの、
まどかを見ているだけでそんなことはできなくなる。
嫌がるようなエッチなこととか、
何度妄想したかわからない行為とかしてみようとしても
まどかの前だと魔法をかけられたように動きが止まってしまう。
まどか「わかった、信じるよ」
ほむら「そ、そう」
まどか「でも、いざとなったら、キュゥべえに覚醒させてもらうから」
ほむら「……」
ほむら「覚醒して一月ばかりの彼女の出番はないほうがいいわ」
まどか「……」
ほむら「ほ、本当に、信じて?」
共同生活も一週間が経った。
嫌われるようなことをすると意気込んでみたものの、
まどかを見ているだけでそんなことはできなくなる。
嫌がるようなエッチなこととか、
何度妄想したかわからない行為とかしてみようとしても
まどかの前だと魔法をかけられたように動きが止まってしまう。
まどか「わかった、信じるよ」
ほむら「そ、そう」
まどか「でも、いざとなったら、キュゥべえに覚醒させてもらうから」
ほむら「……」
面白いぞーッッッッッ!!!!!
エフッエフッエフッエフッ!!!!!
エフッエフッエフッエフッ!!!!!
私が転入してから一週間が経った。
以前のループでは巴マミの宿敵だったお菓子の魔女も、二人で協力すれば相手にもならない。
おかげでマミとの仲はさらに良くなった。
が、やはり問題は美樹さやかだ。
マミと二人で全力で止めているとはいえ、彼女はいつ契約するかわからない。
感情で動いてしまいがちだし。
以前佐倉杏子と接触を図るという話があったが、
マミが前世云々の話をしたところ、強烈にドン引きされた上に
お願いだから二度と近づかないで下さいと言われたらしい。
彼女にそんな弱気なセリフを言わせるとはいったい何があったのだろうか。
仁美「相談とはなんでしょうか」
ほむら「前世では、上条恭介と王女様は恋人同士だった」
さやか「!?」
マミ「!?」
まどか「!?」
以前のループでは巴マミの宿敵だったお菓子の魔女も、二人で協力すれば相手にもならない。
おかげでマミとの仲はさらに良くなった。
が、やはり問題は美樹さやかだ。
マミと二人で全力で止めているとはいえ、彼女はいつ契約するかわからない。
感情で動いてしまいがちだし。
以前佐倉杏子と接触を図るという話があったが、
マミが前世云々の話をしたところ、強烈にドン引きされた上に
お願いだから二度と近づかないで下さいと言われたらしい。
彼女にそんな弱気なセリフを言わせるとはいったい何があったのだろうか。
仁美「相談とはなんでしょうか」
ほむら「前世では、上条恭介と王女様は恋人同士だった」
さやか「!?」
マミ「!?」
まどか「!?」
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志筑仁美をけしかける作戦。
彼女と上条恭介をくっつけて、彼女に腕を治させるという目的を持たせないようにする。
そうすれば少なくとも魔女化の危険性は少なくなる。
ほむら「今世でも、慕っているのね」
さやか「ま、ま、マジ……で?」
仁美「まさかこんな形で恋心がばれてしまうなんて」
さやか「じゃあ、本当に?」
ほむら「待って、確かに恋人同士ではあった、けれど多くの障害があったわ」
マミ「流浪の詩人と一国の王女様じゃ」
まどか「確かに身分差はあるよね」
ほむら「今世では、おそらく彼の腕が障害となっているのよ」
さやか「腕って、でも、まだ治るかもしれないって」
彼女と上条恭介をくっつけて、彼女に腕を治させるという目的を持たせないようにする。
そうすれば少なくとも魔女化の危険性は少なくなる。
ほむら「今世でも、慕っているのね」
さやか「ま、ま、マジ……で?」
仁美「まさかこんな形で恋心がばれてしまうなんて」
さやか「じゃあ、本当に?」
ほむら「待って、確かに恋人同士ではあった、けれど多くの障害があったわ」
マミ「流浪の詩人と一国の王女様じゃ」
まどか「確かに身分差はあるよね」
ほむら「今世では、おそらく彼の腕が障害となっているのよ」
さやか「腕って、でも、まだ治るかもしれないって」
仁美「そのようなこと、障害ではありませんわ」
さやか「仁美……」
仁美「もしも彼のことを腕だけで悪くいうような方がいるのならば、私は戦います」
さやか「……」
仁美「それが、私の務めだと思います」
ほむら「(あれ? なんか結果オーライ?)」
まどか「(きっと、恋人同士の後はノープランだったんだろうなあ……)」
マミ「イイハナシダナー!」
さやか「わかった、あたしからもお願いするよ、恭介のこと守って」
仁美「さやかさん……」
さやか「あたしにはさ、務めがあるから、まだ覚醒してないけど、魔王を倒してまどかを守るって」
さやか「仁美……」
仁美「もしも彼のことを腕だけで悪くいうような方がいるのならば、私は戦います」
さやか「……」
仁美「それが、私の務めだと思います」
ほむら「(あれ? なんか結果オーライ?)」
まどか「(きっと、恋人同士の後はノープランだったんだろうなあ……)」
マミ「イイハナシダナー!」
さやか「わかった、あたしからもお願いするよ、恭介のこと守って」
仁美「さやかさん……」
さやか「あたしにはさ、務めがあるから、まだ覚醒してないけど、魔王を倒してまどかを守るって」
ほむら「……そう、前世のさやかも王女様に言ったわ」
さやか「へへ、恰好よかったでしょ?」
仁美「ええ、きっと、前世では立場も違ってでしょうし、男前だったのでしょうね」
まどか「さやかちゃんカッコイイ!」
マミ「美樹さん最高よ!」
ほむら「……」
さやか「ようし! 今日はばっと騒ぐぞー! 全部ほむらのおごりで!」
ほむら「マジで!?」
まどか「ノープランだった罰だよ」
ほむら「!?」
さやか「へへ、恰好よかったでしょ?」
仁美「ええ、きっと、前世では立場も違ってでしょうし、男前だったのでしょうね」
まどか「さやかちゃんカッコイイ!」
マミ「美樹さん最高よ!」
ほむら「……」
さやか「ようし! 今日はばっと騒ぐぞー! 全部ほむらのおごりで!」
ほむら「マジで!?」
まどか「ノープランだった罰だよ」
ほむら「!?」
なんとか美樹さやかの騒動も乗り越えられたようだ。
結果オーライだったけど、志筑仁美がいい子で助かった。
ついでに美樹さやかも。
もしかしたら今までも、二人で決めさせずにみんなでこんな風で集まればよかったのかもしれない。
まどかや巴マミが助けになれば、二人は喧嘩別れなどせずに、さやかも魔女化しなかったのかもしれない。
ただ、とても面倒なことに。
彼女はいまだに勇者のパーティの一員だと思っている。
どうやって説明しよう……。
が、さらに面倒な人がもう一人。
その巴マミである。
彼女はいまだに佐倉杏子と接触しているらしい。
しかも、マミの話では隣に千歳ゆまの存在も確認されている。
ゆまが隣にいるときの杏子は、頑なだ。
正直マミがどうこうできる話ではないだろう。
杏子がキレて、マミを殺害するとかそういう可能性はないだろうけど……。
今度はみんなで彼女のもとに行ってみるのも手かな。
結果オーライだったけど、志筑仁美がいい子で助かった。
ついでに美樹さやかも。
もしかしたら今までも、二人で決めさせずにみんなでこんな風で集まればよかったのかもしれない。
まどかや巴マミが助けになれば、二人は喧嘩別れなどせずに、さやかも魔女化しなかったのかもしれない。
ただ、とても面倒なことに。
彼女はいまだに勇者のパーティの一員だと思っている。
どうやって説明しよう……。
が、さらに面倒な人がもう一人。
その巴マミである。
彼女はいまだに佐倉杏子と接触しているらしい。
しかも、マミの話では隣に千歳ゆまの存在も確認されている。
ゆまが隣にいるときの杏子は、頑なだ。
正直マミがどうこうできる話ではないだろう。
杏子がキレて、マミを殺害するとかそういう可能性はないだろうけど……。
今度はみんなで彼女のもとに行ってみるのも手かな。
緑は空気読めなかったりタイミング最悪だったりしただけで悪い子じゃないからな
翌日
マミ「どうしたら佐倉さんの心を開けるのかしら?」
ほむら「心?」
さやか「まだ仲間になってくれないんですよね」
マミ「ええ、いくら私が、この町に危機が迫っているといってもどこ吹く風」
さやか「くっそー、記憶が戻ればなー!」
まどか「じゃあじゃあ、わたしたちも佐倉さんとお話ししてみたら」
マミ「できれば私一人で済ませようと思っていたけれど……」
ほむら「いいわ、彼女のことは私も知っているし、むろん、彼女は私のことは知らないでしょうが」
さやか「どんな子か知らないけど、マミさんが一生懸命頼んでるのに、悪い奴め!」
まどか「(きっと、良識がある子なんだろうなあ……)」
マミ「どうしたら佐倉さんの心を開けるのかしら?」
ほむら「心?」
さやか「まだ仲間になってくれないんですよね」
マミ「ええ、いくら私が、この町に危機が迫っているといってもどこ吹く風」
さやか「くっそー、記憶が戻ればなー!」
まどか「じゃあじゃあ、わたしたちも佐倉さんとお話ししてみたら」
マミ「できれば私一人で済ませようと思っていたけれど……」
ほむら「いいわ、彼女のことは私も知っているし、むろん、彼女は私のことは知らないでしょうが」
さやか「どんな子か知らないけど、マミさんが一生懸命頼んでるのに、悪い奴め!」
まどか「(きっと、良識がある子なんだろうなあ……)」
杏子のテリトリー
ほむら「佐倉杏子」
杏子「うげ!? 巴マミ!? くんなって言ったろ!?」
……どんだけ嫌われているのよ。
そして、声をかけたのは私よ。
マミ「お願い佐倉さん、私と一緒に魔王を倒して」
杏子「だから、魔王なんて存在はしらねーって言ってんだろ!」
ほむら「シスター杏子」
杏子「!? いやがらせかテメェ」
さやか「ちょっと、あんた、やっぱり記憶があるんじゃない!」
杏子「誰!?」
ほむら「佐倉杏子」
杏子「うげ!? 巴マミ!? くんなって言ったろ!?」
……どんだけ嫌われているのよ。
そして、声をかけたのは私よ。
マミ「お願い佐倉さん、私と一緒に魔王を倒して」
杏子「だから、魔王なんて存在はしらねーって言ってんだろ!」
ほむら「シスター杏子」
杏子「!? いやがらせかテメェ」
さやか「ちょっと、あんた、やっぱり記憶があるんじゃない!」
杏子「誰!?」
さやか「あたしは! あんたの仲間だった者よ!」
杏子「仲間だあ? アタシは一匹狼だよ、仲間を持った記憶はない!」
さやか「あんた聖女なんでしょ? なんで協力してくれないの?」
杏子「聖女ぉ? あはは! 冗談を言ってんの?」
さやか「ううん、前世のあんたのこと、なんとなく覚えてる、あたしの支えになってくれたって!」
ほむら「(うそぉ!?)」
まどか「(信じられない、みたいなことを考えているんだろうなあ)」
杏子「どこのアタシと会ったのか知らないけど、それは勘違いだよ」
さやか「ううん、早く思い出して! シスター杏子!」
杏子「(そう言われてみれば、このことどこかで会ったような……)」
杏子「へへ、前世か、アタシにもあったのかな……」
ほむら「(あんこちゃんマジ聖女)」
杏子「仲間だあ? アタシは一匹狼だよ、仲間を持った記憶はない!」
さやか「あんた聖女なんでしょ? なんで協力してくれないの?」
杏子「聖女ぉ? あはは! 冗談を言ってんの?」
さやか「ううん、前世のあんたのこと、なんとなく覚えてる、あたしの支えになってくれたって!」
ほむら「(うそぉ!?)」
まどか「(信じられない、みたいなことを考えているんだろうなあ)」
杏子「どこのアタシと会ったのか知らないけど、それは勘違いだよ」
さやか「ううん、早く思い出して! シスター杏子!」
杏子「(そう言われてみれば、このことどこかで会ったような……)」
杏子「へへ、前世か、アタシにもあったのかな……」
ほむら「(あんこちゃんマジ聖女)」
なんでだろう…私ほむらちゃんのこと信じたいのに…
嘘つきだなんて思いたくないのに…
嘘つきだなんて思いたくないのに…
杏子「わかった、アタシもあんたらの仲間になるよ」
さやか「ありがとうシスター!」
杏子「おっと、アタシのことは杏子でいい、シスターなんて柄じゃないし」
さやか「そっか、あたしは美樹さやか、さやかでいいよ」
杏子「よろしく、さやか」
マミ「(私置いてけぼり……)」
まどか「ま、マミさんがきっかけを作らなきゃ二人も一緒にならなかったですよ!」
ほむら「そうよ、マミ、あなたがナンバーワンよ!」
マミ「ふふ、そうよね!」
ほむら「(こういう風に騙されてくれたら、それはとっても嬉しいなって)」
さやか「ありがとうシスター!」
杏子「おっと、アタシのことは杏子でいい、シスターなんて柄じゃないし」
さやか「そっか、あたしは美樹さやか、さやかでいいよ」
杏子「よろしく、さやか」
マミ「(私置いてけぼり……)」
まどか「ま、マミさんがきっかけを作らなきゃ二人も一緒にならなかったですよ!」
ほむら「そうよ、マミ、あなたがナンバーワンよ!」
マミ「ふふ、そうよね!」
ほむら「(こういう風に騙されてくれたら、それはとっても嬉しいなって)」
ついに佐倉杏子まで仲間になった。
これは今までにない流れだ。
そして私はほとんど何もしてないことに気がつく。
……もしや、最初から私が何もしないほうがよかったのか。
だけど、まだ私はまどかとちゅっちゅしていない。
その目的を果たすまでは、たとえワルプルギスの夜を全員生存で倒しても時間を巻き戻す。
そしていまだに動いていないキュゥべえ。
あいつは何を考えているのかは分からない。
さやかやまどかが契約をしていない以上、警戒を解くわけにはいかない。
そして、キーポイントは千歳ゆま。
彼女がいる世界にはあいつらがいる。
あの二人が。
その二人について話すべきだろうか。
それとも、あいつらがまどかに気づいていない以上……
そういえば、呉キリカはマミと同学年だったはず。
藪をつついて蛇を出すか、鬼を出すか。
それとも両方か。
……ただ、なんとなくだけど。
私が何もしなければ問題など通り過ぎてしまいそうではないか?
き、気のせいよね?
これは今までにない流れだ。
そして私はほとんど何もしてないことに気がつく。
……もしや、最初から私が何もしないほうがよかったのか。
だけど、まだ私はまどかとちゅっちゅしていない。
その目的を果たすまでは、たとえワルプルギスの夜を全員生存で倒しても時間を巻き戻す。
そしていまだに動いていないキュゥべえ。
あいつは何を考えているのかは分からない。
さやかやまどかが契約をしていない以上、警戒を解くわけにはいかない。
そして、キーポイントは千歳ゆま。
彼女がいる世界にはあいつらがいる。
あの二人が。
その二人について話すべきだろうか。
それとも、あいつらがまどかに気づいていない以上……
そういえば、呉キリカはマミと同学年だったはず。
藪をつついて蛇を出すか、鬼を出すか。
それとも両方か。
……ただ、なんとなくだけど。
私が何もしなければ問題など通り過ぎてしまいそうではないか?
き、気のせいよね?
ほむら「ねえ、巴マミ」
マミ「なあに?」
ほむら「呉キリカという子を知っている?」
マミ「呉さん? 聞いたことないわね」
ほむら「(名前程度じゃわからないか……)」
ほむら「そうね、黒髪のショートで、目つきが鋭くて、何も考えてなさそうな、ボーっとしているの」
マミ「うーん……それで、彼女は前世からの仲間なの?」
ほむら「いいえ、彼女は魔王オ・リーコの使いよ」
マミ「なんですって!? そんなのが私たちにまぎれて生活をしているの?」
ほむら「そう、魔王も勇者と同じように人にまぎれて生活をしている」
マミ「なんてことなの、魔王が……使いを生み出す魔王が……」
ほむら「(そんな設定あったかしら?)」
マミ「なあに?」
ほむら「呉キリカという子を知っている?」
マミ「呉さん? 聞いたことないわね」
ほむら「(名前程度じゃわからないか……)」
ほむら「そうね、黒髪のショートで、目つきが鋭くて、何も考えてなさそうな、ボーっとしているの」
マミ「うーん……それで、彼女は前世からの仲間なの?」
ほむら「いいえ、彼女は魔王オ・リーコの使いよ」
マミ「なんですって!? そんなのが私たちにまぎれて生活をしているの?」
ほむら「そう、魔王も勇者と同じように人にまぎれて生活をしている」
マミ「なんてことなの、魔王が……使いを生み出す魔王が……」
ほむら「(そんな設定あったかしら?)」
教室 昼休み
マミ「私はどうすればいい?」
ほむら「あいつら……いえ、オ・リーコと呉キリカはまどかを特定はできていない」
マミ「うかつに刺激するのはまずいということ?」
ほむら「ええ、だけど、そいつらを放っておくわけにはいかない」
マミ「どうすればいい?」
ほむら「(どうしよう)」
ほむら「皆で相談をしましょう」
マミ「そうね、私も呉さんという人には覚えが無いし」
ほむら「(忘れてたけど、美国織莉子の父親は有名人なのよね)」
ほむら「じゃあ、また放課後」
マミ「ええ」
マミ「私はどうすればいい?」
ほむら「あいつら……いえ、オ・リーコと呉キリカはまどかを特定はできていない」
マミ「うかつに刺激するのはまずいということ?」
ほむら「ええ、だけど、そいつらを放っておくわけにはいかない」
マミ「どうすればいい?」
ほむら「(どうしよう)」
ほむら「皆で相談をしましょう」
マミ「そうね、私も呉さんという人には覚えが無いし」
ほむら「(忘れてたけど、美国織莉子の父親は有名人なのよね)」
ほむら「じゃあ、また放課後」
マミ「ええ」
さやか「ついに魔王が……」
杏子「へえ、美国織莉子が、オ・リーコか」
まどか「美国さんって、汚職で捕まった人だよね?」
さやか「やっぱり、魔王の身内だけあるわね、悪は成敗しなきゃ!」
ほむら「(ここまで言われるとさすがに罪悪感があるわ)」
まどか「(きっと、テキトーなことまた言ったんだろうなあ……)」
ほむら「おほん、彼女は魔王とはいえ、記憶自体は無くしている可能性があるわ」
マミ「そうね、記憶を有していたら、すぐに鹿目さんに気がつくはず」
さやか「つまり、力はあるけれど、油断がある今がチャンス?」
杏子「魔法少女である以上、隙を突くのは難しいんじゃね?」
ほむら「ええ、できれば穏便に済ませたいわ」
まどか「(きっと、何も考えてないからみんな任せなんだろうなあ)」
杏子「へえ、美国織莉子が、オ・リーコか」
まどか「美国さんって、汚職で捕まった人だよね?」
さやか「やっぱり、魔王の身内だけあるわね、悪は成敗しなきゃ!」
ほむら「(ここまで言われるとさすがに罪悪感があるわ)」
まどか「(きっと、テキトーなことまた言ったんだろうなあ……)」
ほむら「おほん、彼女は魔王とはいえ、記憶自体は無くしている可能性があるわ」
マミ「そうね、記憶を有していたら、すぐに鹿目さんに気がつくはず」
さやか「つまり、力はあるけれど、油断がある今がチャンス?」
杏子「魔法少女である以上、隙を突くのは難しいんじゃね?」
ほむら「ええ、できれば穏便に済ませたいわ」
まどか「(きっと、何も考えてないからみんな任せなんだろうなあ)」
まどか「ねえほむらちゃん、なんで、オ・リーコはわたしを狙うの?」
ほむら「(ここで知らないなんて言ったらブッ飛ばされそうね)」
ほむら「勇者の力を受け継いでいるからよ」
まどか「(ああ、知らないんだ……)」
杏子「問題なのは、アイツの力だろ」
さやか「固有魔法ってやつ?」
杏子「あいつは何故だか、アタシの連れてるガキが魔法少女としての才能があることを知っていた、だが、ガキと接触した様子はない」
マミ「ゆまちゃんね、確かに目に見えて強い力は感じなかったわ、鹿目さんくらいに力があればわかりやすいんだけど」
さやか「てことは、覚醒する人間の力を把握する力?」
ほむら「それは無いでしょうね、それができるなら、もうすでに接触をしているわ」
ほむら「(おそらく何らかの理由で彼女はまどかを殺さなければならないと判断した)」
ほむら「(あれだけ可愛いんですもの、嫉妬しちゃうものね)」
まどか「(きっとほむらちゃん、全然関係ないこと考えてるんだろうな……)」
ほむら「(ここで知らないなんて言ったらブッ飛ばされそうね)」
ほむら「勇者の力を受け継いでいるからよ」
まどか「(ああ、知らないんだ……)」
杏子「問題なのは、アイツの力だろ」
さやか「固有魔法ってやつ?」
杏子「あいつは何故だか、アタシの連れてるガキが魔法少女としての才能があることを知っていた、だが、ガキと接触した様子はない」
マミ「ゆまちゃんね、確かに目に見えて強い力は感じなかったわ、鹿目さんくらいに力があればわかりやすいんだけど」
さやか「てことは、覚醒する人間の力を把握する力?」
ほむら「それは無いでしょうね、それができるなら、もうすでに接触をしているわ」
ほむら「(おそらく何らかの理由で彼女はまどかを殺さなければならないと判断した)」
ほむら「(あれだけ可愛いんですもの、嫉妬しちゃうものね)」
まどか「(きっとほむらちゃん、全然関係ないこと考えてるんだろうな……)」
マミ「ということは、彼女は予知能力を持っているんじゃないかしら」
杏子「予知? そんな能力聞いたことないぞ?」
マミ「私の友達のエイラちゃんは予知の魔法が使えるの!」
ほむら「(ていう設定だったんだけど、いつの間にかマミが彼女から聞いたことになってる不思議)」
さやか「でもなんで、それでまどかを?」
ほむら「まどかは世界を改変するほどの力を持っている、おそらくそれを危険視しているんでしょう」
マミ「遠い未来、その力が発動するということ?」
さやか「!? でも、まずそれには覚醒しないと!」
杏子「だな、前世の記憶も力も持ってない以上、遠い未来に世界が改変されるといっても信じられない」
マミ「ただ、それを理解させるのは難しいでしょうね」
杏子「予知? そんな能力聞いたことないぞ?」
マミ「私の友達のエイラちゃんは予知の魔法が使えるの!」
ほむら「(ていう設定だったんだけど、いつの間にかマミが彼女から聞いたことになってる不思議)」
さやか「でもなんで、それでまどかを?」
ほむら「まどかは世界を改変するほどの力を持っている、おそらくそれを危険視しているんでしょう」
マミ「遠い未来、その力が発動するということ?」
さやか「!? でも、まずそれには覚醒しないと!」
杏子「だな、前世の記憶も力も持ってない以上、遠い未来に世界が改変されるといっても信じられない」
マミ「ただ、それを理解させるのは難しいでしょうね」
ほむら「彼女は世界の終わりを見た、だからまどかを敵視している」
ほむら「(そっか、だからあの子はまどかを……到底許される事ではないけれど)」
まどか「(やっと合点がいったって表情のほむらちゃん可愛い)」
さやか「うーん、こんなにまどかは可愛いのに!」
杏子「このとぼけた顔で世界がうんぬんって言われてもな」
マミ「そうね、こんなに平和主義なのに」
まどか「えへへ」
ほむら「オ・リーコの目的はわかった、次は呉キリカよ」
マミ「うん」
ほむら「彼女はオ・リーコの狂信者よ、説得しようなど到底無理」
ほむら「(そして場合によっては彼女が魔女になり、巴マミが絶望してしまうかもしれない)」
ほむら「(そっか、だからあの子はまどかを……到底許される事ではないけれど)」
まどか「(やっと合点がいったって表情のほむらちゃん可愛い)」
さやか「うーん、こんなにまどかは可愛いのに!」
杏子「このとぼけた顔で世界がうんぬんって言われてもな」
マミ「そうね、こんなに平和主義なのに」
まどか「えへへ」
ほむら「オ・リーコの目的はわかった、次は呉キリカよ」
マミ「うん」
ほむら「彼女はオ・リーコの狂信者よ、説得しようなど到底無理」
ほむら「(そして場合によっては彼女が魔女になり、巴マミが絶望してしまうかもしれない)」
ほむら「できれば彼女たちには、延々と眠っててもらうとかしてて貰いたいんだけど」
杏子「眠るねえ……」
まどか「ねえ、ほむらちゃん、幻術は使えないの?」
ほむら「え?」
まどか「え?」
ほむら「あ、ああ、そ、そういえば、そんな力を使ったこともあったわね」
まどか「忘れてたの?」
ほむら「いえいえいえ、そんなことないわ、えへへ、そんなことないのよ」
マミ「幻術か、そのような力を持っている子はいたわね」
杏子「……へえ、ほむらは幻術を使えるのか」
ほむら「教えてもらったのよ、前世のあなたに」
杏子「眠るねえ……」
まどか「ねえ、ほむらちゃん、幻術は使えないの?」
ほむら「え?」
まどか「え?」
ほむら「あ、ああ、そ、そういえば、そんな力を使ったこともあったわね」
まどか「忘れてたの?」
ほむら「いえいえいえ、そんなことないわ、えへへ、そんなことないのよ」
マミ「幻術か、そのような力を持っている子はいたわね」
杏子「……へえ、ほむらは幻術を使えるのか」
ほむら「教えてもらったのよ、前世のあなたに」
杏子「……!?」
さやか「前世の杏子はそんな力があったの?」
ほむら「ええ、その力の応用で、今も少しばかり使えるわ」
マミ「佐倉さん?」
杏子「……アタシも、昔はちょっとは使ったな」
さやか「じゃあ!」
杏子「でも駄目だ、あれは人を迷わせる悪い力だ、ろくな結果も生みださない」
マミ「相手は人じゃないわ、魔王よ」
杏子「なおのことさ、もし失敗したらどうする? そいつらに気がつかれて襲いかかられたらどうする?」
さやか「杏子のバカ!」
ほむら「(ほむ!?)」
まどか「(予想外と驚くほむらちゃん)」
さやか「前世の杏子はそんな力があったの?」
ほむら「ええ、その力の応用で、今も少しばかり使えるわ」
マミ「佐倉さん?」
杏子「……アタシも、昔はちょっとは使ったな」
さやか「じゃあ!」
杏子「でも駄目だ、あれは人を迷わせる悪い力だ、ろくな結果も生みださない」
マミ「相手は人じゃないわ、魔王よ」
杏子「なおのことさ、もし失敗したらどうする? そいつらに気がつかれて襲いかかられたらどうする?」
さやか「杏子のバカ!」
ほむら「(ほむ!?)」
まどか「(予想外と驚くほむらちゃん)」
>>98
thx おりこ、ほむらの超天敵だな
thx おりこ、ほむらの超天敵だな
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