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    元スレほむら「ハッピーエンドがあってもいいじゃない」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ほむあん + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 137 :

    まどか「キュゥべえたちの文明では、感情という現象は
        極めて稀な精神疾患でしかなかったんだよね?」

    まどか「だったら、私が感情っていうものを―― 貴方たち皆に教えてあげる」

    QB「うああああああああああああああああああああああああああああ
       ああああああああああああああああああああああああああああああああ」

    QB「ひイいイいいいいいいいがあアっぎゃああああああああああがあああああ」

    QB「あああああああああああ―― ああ―― あ……  ……」

    QB「……」

    QB「―― 」バッ

    さやか「逃げた!」

    まどか「えへへ、私、全部思い出したよ……
        私が魔法少女だったことも、ほむらちゃんが頑張ってきたことも」
        
    まどか「皆と幸せになりたいって願ったら、体が勝手に動いて…… 
        本当に奇跡や魔法って―― あったんだね!」

    まどか「でも、ちょっと疲れちゃったかな
        ちょっと休ませて―― 」バタリ

    マミ「まどかさんっ!」

    ほむら「しっかりして! まどかっ!」

    202 = 137 :

    杏子「おーい、皆ー 一体どうなってるんだ?
        桃色の暖かい光が一瞬でアイツを―― 」

    ほむら「杏子! 無事だったのね!」

    マミ「でも……まどかさんが……」

    まどか「スースー」Zzz

    さやか「なんだ……寝てるだけか……」

    マミ「もうっ、脅かさないでよ―― ってあれっ?」

    杏子「あれ? どうして皆の変身が解けて――」ヨロッ

    さやか「杏子どうしたの? 何もないところで躓いて」

    杏子「おかしいな…… なんかバランスがとりにくいような……」

    ほむら「私も…… なんだか視力が急に――」

    マミ「まさか……これってもしかして?」

    杏子「いやいや、流石にそれは――」

    ほむら「でも…… これってそういうことなの?」

    さやか「魔法少女じゃ―― なくなったってこと!?」

    204 = 137 :

    ◆◇◆◇

    ――――まどか邸――――

    テレビ『先日起きましたスーパーセルの被害情報です――』

    まどか「もー、どうして起こしてくれなかったの!?」バタバタ

    知久「何度も起こしたんだけど―― 」

    まどか「待ち合わせに遅刻しちゃうよー」ドタバタ

    詢子「おい、まどかっ! 飯食っていかないのか?」

    まどか「ごめん、急がなきゃ! 行ってきます!」

    知久「行っちゃったね……」

    詢子「はぁ…… まだまだガキだな……まどかは」

    詢子「私は、あの子がちゃんと母親になれるのか心配だよ……」

    知久「子供はいつのまにか大人になるものなんだよ」

    詢子「あのまどかがねぇ…… それより知久、
       アイツあの嵐の日に友達とで歩いてたって話だけど―― 」

    テレビ『引き続きましてニュースをお伝えします……
        先日、行方不明となっていた少女が――――
        ――――現代の神隠し――――…… …   』

    206 = 137 :

    ――――河川敷――――

    まどか「はぁはぁ…… ごめん、みんなっ!」

    さやか「遅いぞー、まどかー 何やってたのよっ」

    マミ「まぁまぁ、さやかさん……その辺にして―― 」

    ――――
    さやか「本当に奇跡ってあるんだねー」

    まどか「私の魔力は、宇宙の法則が乱れるレベルで
         すごかったんだね!」


    ほむら「本当に全部……終わったのね」

    マミ「そう―― なのかしら」

    杏子「いや…… これからだろ?」

    ほむら「そうね…… 私たちはようやく前に進める―― 」

    さやか「ねぇ、ほむら よかったらさ、私たちにも
        ほむらの見てきた世界のこと……聞かせてくれない?」
        
    ほむら「辛いこととか悲しいことばかりだけれど……」

    さやか「それでもかまないから―― 」

    208 = 137 :

    ――――
      『この泥棒猫っ! またタイヤキを盗みやがって!』

    QB「盗まれるほうが悪いのさ!」

    QB「……畜生! どうして未開の惑星で
       こんな惨めな生活を送らなくちゃいけないんだ!」
       
    QB「どれもこれも鹿目まどかと暁美ほむらのせいだっ!」

    QB「暁美ほむらに時間跳躍を与えたヤツが許せない! クソッ!」

    QB「余計な策を練らずに、普段どおりに契約しておけばああああああ」

    ――――
    さやか「そんなことがあったんだね……」

    ほむら「私は彼女たちの犠牲にの上になりたって―― 」

    マミ「ほむらさん、あまり自分を責めないで」

    ほむら「でも―― 」

    杏子「アタシたちは、ほむらのおかげで生きてるんだ」

    マミ「貴女が私たち皆を救ったのよ……」

    ほむら「……それはまどかが―― 」

    QB「ん!? あれは憎き魔法少女共かっ!?」

    209 = 137 :

    QB「おいテメェら! ちょっとツラかせやぁ!」オラオラ

    ほむら「あなた―― キュゥべえなの!?」

    QB「僕が…… 僕がどれだけ辛い目にあったか!!
       保健所の親父の怖さをっ! 君たちは知らないんだっ!」
       
    QB「母星とも連絡がとれないうえに、力も失って
       体のスペアも機能していないみたいだし…… ちくしょおおおお」

    QB「おい聞いてんのかよ! このあばずれビッチどもがっ! あぁん!?」

    ――――
    さやか「さっきからキューキュー鳴いてるけど……どうしたのかな?」

    QB(は!? てめぇ何言ってんだよ? テメェ脳みそ沸いちまったか!?)キュキュー

    杏子「何コレおもしれ~」グリグリ

    QB(ちょ、やめろって! 痛い、痛い! 引っ張るなよっ!)キュウキュウ

    まどか「痛がってるみたいだからやめなよ―― 」

    杏子「でも、みんなこいつに騙されて……」

    210 = 192 :

    キュゥべえさんまさかの展開だな!

    211 = 137 :

    マミ「でも、私にとっては命の恩人な訳だし……
       かわいそうでしょ? ほらっ、こっちおいで」ヨシヨシ

    QB(巴マミ…… やっぱり君はいい人だ―― )キュウー

    杏子「懐いてるみたいだな……」

    マミ「無害そうだし…… 私の家で飼おうかしら」

    さやか「大丈夫なんですか? やっぱし保健所に」

    QB(あかん! あかんって! 保健所はあかんって!
       思わず関西弁になるくらいありえんへんって!)キュキュー

    マミ「怯えてるみたい…… 大丈夫よ、保健所には連れて行かないから」ナデナデ

    ほむら「人の言葉も話せないみたいだし…… 力も無くなってるのかもね……」

    QB(あ゛あ~、マミの膝の上は落ち着くわ~)キュー

    杏子「なんかコイツの表情むかつく……」

    まどか「まぁまぁ…… 全部丸く収まったんだし、許してあげようよ」

    さやか「まどかは寛大すぎるよ…… いつか誰かに騙されないかお母さん心配!」

    まどか「さやかちゃんはいつから私の保護者になったの?」クスクス

    212 = 137 :

    ――――
    マミ「これから普通の学生として…… 生きていけるのね」

    杏子「私もなんか学校に通えるようになるみたいだしな!」

    さやか「そういえば今朝、杏子のニュースみたわ…… 現代の神隠しだってね!」

    杏子「なんか気がついたら身滝原にいた」キリッ

    ほむら「それでどうにかなるって…… 本当にどうかしてるわ……」

    まどか「それも私がみんな幸せに―― 普通の女の子のようにって、
        願った魔法のせいかな?」

    QB(僕は願いを叶えたつもりもないし、契約したつもりも無いんやで
       まどかのパネェ魔力で宇宙の法則が乱れたんじゃね? 知らんけど)キュウキュウ

    さやか「そこの獣を見てると、案外あいつらの惑星が滅びちゃったのかもね……
        それで私たちも解放されたとかさー」

    マミ「どちらにせよ…… みんなでこうして笑い合うことができる――」

    杏子「全部が全部、いい方向に行ったってことだよな」

    まどか「私も今、すっごく幸せだよ―― 」

    まどか「でも、でもね―― ほむらちゃんは重要なことを
        一つだけ見落としていることがあるんだよ……」

    ほむら「それは、何…… かしら?」

    213 = 137 :

    まどか「それはね…… 私が杏子ちゃんのことが好きだってことを――」

    さやか「な、なんだってえええええええええ!?」

    ほむら「まどか!?」
    杏子「まどか!?」
    マミ「まどかさん!?」

    まどか「杏子ちゃんの優しさに触れたとき、そう思ったの
        皆を助けようとする姿が……格好よくて素敵で――」」

    杏子「あ、あの~ まどか…… 冗談、だよな?」

    まどか「冗談なんかじゃないよっ! 杏子ちゃん住むところないんでしょ?」

    杏子「いや、なんか市の人が施設がどーのこーのって――」

    まどか「パパとママはもう一人ぐらい娘が増えても構わないって!」

    まどか「……私の家に来なよ! 私の家族になってよ!」

    QB(何ぞこれ…… プロポーズかいな?)

    まどか「私は杏子ちゃんのことが大好きだよっ」

    QB(何やこの気持ち…… 彼女たちを見てら、胸がぽかぽかするわ……
       あぁ…… なんか素敵やん―― 感情って案外素晴らしいもんなんやなぁ……)

    214 = 137 :

    杏子「ちょ、ちょっと待ってよ…… 状況が―― 」

    まどか「杏子ちゃんは私のこと…… 嫌いなの?」ウルウル

    杏子「そんな…… 嫌いなわけないだろ
       も、もちろん…… その…… す、好きだよ―― 」


    ――――
    (杏子がいなくなったら―― )

    (またあの部屋で一人になっちゃうのかな……)

    (そんなのって…… 私―― )

    (まどかが杏子と一緒にいたいと言うのなら)

    (私はそれを阻むことなんて――)

    (でも…… 胸が…… )

    (痛いよ――)

    215 = 141 :

    主主

    216 = 137 :

    マミ「だめっ! 杏子さんは私と一緒に住むの!」

    杏子「いっ!? マミまでどうしちまったんだよ」

    マミ「まどかさんは家族がいるでしょ!?
       私はずっと一人ぼっちでさみしかったの…… だから一緒にいてほしいわ!」

    杏子「そんな…… アタシの体はひとつしか―― 」

    さやか「ちょ~っとストップ! 皆はほむらの話を聞いてなかったのかなぁ?」

    さやか「杏子はね…… 私のために命を投げ捨ててるんだよ!
        これはもうね―― 私の嫁になるって決まってるようなもんよ!」
        
    杏子「それは…… その世界のアタシが―― 」

    さやか「杏子は嘘をついたの? 私のことは遊びだったのね!?
        私のこと、好きじゃないの!?」

    杏子「そ、そんなこと言われても……」

    杏子「お、おい…… ほむらもなんとか言ってくれよ……」

    ほむら「……」

    ほむら「私―― 」

    217 = 137 :

    ほむら「私だって! 私だって杏子のことが―― 」

    まどか「私だって?」エヘヘ

    マミ「あらあら、どうしたの? ほむらさん」ニコニコ

    さやか「杏子のことがなんなのかなぁ~」ニヤニヤ

    ほむら「うっ、貴女たち…… 謀ったわね!」カアァ

    さやか「ほれほれ~ どうした~? 言ってみ言ってみ?」ニヨニヨ

    杏子「ほ……ほむら」カアァ



    ほむら「……私は―― 」

    218 = 137 :



            『私は―― 佐倉杏子のことが―― 』



    ――――――――――――――――――――――――――――――――
           大好きだああああああああああああああああ
    ――――――――――――――――――――――――――――――――



       『うわっ ほむらが壊れたっ』


       『大好きっ! 杏子も まどかも さやかも まみさんも みんな大好き!』


       『あらあら ほむらさん…… 大胆ねぇ』


       『えへへ ほむらちゃんは欲張りさんだねっ』


       『ほむら…… ア、アタシも―― 』




    おしまい

    219 = 141 :

    お疲れ様。面白かった。

    220 :


    この杏子可愛い

    221 = 192 :

    ほんとに全員ハッピーエンドにしやがった!
    乙! 超乙!

    223 :

    いいあんさやを見た!
    乙です!!

    224 = 137 :

    最後まで読んでくださった方、支援してくださった方に感謝

    前回代行までして下さったのに、忍法帳の仕組み理解してなくて
    序盤で落としてしまい、本当に申し訳なかった 完成をもって詫びさせて頂きます。

    それではまたどこかで


    補足
    >>179 続きじゃないです。一発モノです

    225 :

    ほむあんENDとはやったな!乙

    226 :

    ちくしょう
    仕事なのにこんな時間じゃねえか…

    おつ
    面白かったです

    227 :

    おつおつ
    これでやっと寝られる

    229 :

    素晴らしかった!乙!

    230 = 155 :

    乙カレー

    231 :

    乙!
    見事な全員ハッピーエンド良かった

    232 :

    すばらしい魔法少女まどか☆マギカ 祭囃し編だった

    234 :

    乙っちまどまど!

    235 :

    乙乙

    236 :

    乙!
    いいモン見せてもらったんだぜ!

    237 :

    QBの力なしに魔法少女になる展開はアニメでも期待してたから主感謝

    238 :

    乙乙
    温暖化さんのネタを出してきたあたり、>>1はできる子と思ったよ
    面白かったー

    239 :


    これをOVA化して欲しい

    240 :

    ほむら&まどか「「いっけぇぇぇ……っ……!!!!!」」

    私とまどかが引き絞った弦から放たれた矢は、パープルとピンクの光の螺旋を描いてワルプルギスの夜を貫いた。







    ワルプルギスの夜が明ける。
    誰も欠けることなく、絶望が這い寄って来ることもなく、青空が広がっている。

    ほむら「まさかあなたが私を励ましてくれるなんてね。キュウべえ。」

    QB 「勘違いだよ。君が時間を繰り返すことを諦めてしまったら、君がいつか生み出すはず膨大なエネルギーが手に入らなくなる。」

    QB 「エネルギーが大事なんだ。エネルギーが生み出せるなら、君のことはどうでもいいんだよ。」

    241 = 240 :

    ごめんなさい。間違えました。マジごめんなさい。
    吊ってきます。

    242 :

    気にするな


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